JP2003122071A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003122071A
JP2003122071A JP2001313957A JP2001313957A JP2003122071A JP 2003122071 A JP2003122071 A JP 2003122071A JP 2001313957 A JP2001313957 A JP 2001313957A JP 2001313957 A JP2001313957 A JP 2001313957A JP 2003122071 A JP2003122071 A JP 2003122071A
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JP2001313957A
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Yoji Serizawa
洋司 芹澤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが印字したい各種ジョブと所定の条件
とから、用紙搬送速度切換時のスループットを最適に制
御するプリンタシステムを構築し、ユーザに対するパフ
ォーマンスの向上に大きく貢献することができる画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 エンジン制御部302は、用紙搬送速度
による印字モードを備え、前記印字モードは、少なくと
も、プリンタコントローラから指示された当該紙の印字
形態によって一義的に当該紙の用紙搬送速度が決定する
第一の印字モードと、前記プリンタコントローラから指
示された当該紙の印字形態と、所定の条件とから、当該
紙の用紙搬送速度を決定する第二の印字モードとを有
し、前記第二の印字モードをどの用紙搬送速度で実行す
るかを指示する用紙搬送速度指示手段313、320を
有することを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類の用紙搬
送速度を印字形態に応じて切り換える機能を有する電子
写真プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成装置の一例として、
電子写真プリンタが知られている。
【0003】一般に、電子写真プリンタは、図9および
図10の如き構成をなしている。
【0004】図9は、電子写真プリンタ全体を示す構成
図、図10は、電子写真プリンタを制御する従来のプリ
ンタ制御部のブロック図である。
【0005】ここで1は、静電潜像を形成するための感
光体ドラム、2は、感光体ドラム1を一様に帯電するた
めの帯電ローラ、3は、レーザビーム6により感光ドラ
ム1上に形成された静電潜像を、トナーにて現像するた
めの現像器、4は、感光体ドラム1上のトナー像を、所
定の用紙に転写する転写ローラ帯電器、5は、レーザビ
ーム6を感光ドラム1上で走査するための光学ユニッ
ト、6は、光学ユニット5から発せられたレーザビー
ム、7は、用紙上のトナーを溶融して用紙に定着させる
定着器、8は、印字する用紙を積載しておくための標準
カセット、9は、標準カセット8から用紙をピックアッ
プする標準カセット給紙ローラ、10は手差しトレイ
(MPトレイ)、11は手差しトレイ給紙ローラ、12
は、用紙を機外へ排出するための排出ローラ、13は、
搬送されてきた用紙の印字のための先端レジストをとる
ためのレジストセンサ、14は、用紙が正常に定着器7
を排出終了したかを確認するための排紙センサ、15
は、標準カセット8の紙有無を検出するセンサ、16
は、手差しトレイ(MPトレイ)10の紙有無を検出す
るセンサである。
【0006】100はプリンタ制御部、101は、ホス
トコンピュータ311との間での通信と画像データの受
信、及び受け取った画像データを印字可能な情報に展開
すると共に、後述するエンジン制御部102との間で信
号のやり取り及びシリアル通信を行うプリンタコントロ
ーラ、102は、プリンタコントローラ101との間で
信号のやり取り、シリアル通信を介してプリンタエンジ
ンの各ユニットの制御を行うエンジン制御部、103
は、プリントする用紙を給紙搬送しプリント後の排紙ま
での紙搬送をエンジン制御部の指示に基づき実行する用
紙搬送制御部、104は、スキャナモータの駆動及びレ
ーザのON/OFF制御をエンジン制御部102の指示
に基づき実行する光学系制御部、105は、帯電、現
像、転写等の電子写真プロセスに必要な高圧出力をエン
ジン制御部102の指示に基づき実行する高圧系制御
部、106は、エンジン制御部102の指示に基づき定
着器7の温度制御を行うと共に、定着器7の異常検出等
を行う定着器温度制御部、107は、給紙部及び紙搬送
路内の紙有無を検出するセンサ15、16の情報をエン
ジン制御部102に伝達する紙有無センサ入力部、10
8は、用紙搬送中の搬送不良を検出するジャム検出部、
109は、プリンタ内の機能部の故障を検出する故障検
出部、110は、エンジン制御部102内にあって、プ
リンタコントローラ101からのビデオインタフェース
上の信号を制御し、特にシリアル通信により指定される
様々な情報を解析するビデオインタフェース制御部、1
11は、ビデオインタフェース制御部110からの印字
モード情報を解析し、そのモードに適した用紙搬送速度
の判別を行う印字モード判別部、112は、印字モード
判別部111からの用紙搬送速度情報に基づき、前記用
紙搬送制御部103に対して用紙搬送切換を指示する搬
送速度切換制御部、311はホストコンピュータであ
る。
【0007】このような構成において、エンジン制御部
102は、一般に給紙口や用紙サイズ等の印字形態に基
づき印字モードを定め、印字モードにより一律に用紙搬
送速度を決めている。
【0008】例えば手差しトレイ(MPトレイ)10か
らの印刷は、かなりの厚紙も印字できるように半速モー
ドとし、印刷の用紙搬送速度を標準カセット8からの印
刷の半速とするなどの設定がなされていた。
【0009】このように、MPトレイ10からの印刷は
半速モード、標準カセット8からの印刷は全速モードと
し、半速モードは全速モードの半分の速度で印字する設
定がされていた場合には、プリンタコントローラ101
からのプリント要求が、MPトレイ→標準カセット→M
Pトレイ→標準カセット→・・・・と交互に給紙口が切
り換えられるジョブであっても、印字モードは半速モー
ド→全速モード→半速モード→全速モード→・・・・と
決定される。
【0010】そして、それがエンジン制御部102に指
定されると、半速モードのときは半速で印刷し、全速モ
ードのときは全速で印刷し、そして、再び半速モードの
ときは再び半速で印刷し、と印字モードに対して用紙搬
送速度が一律に決められていた。
【0011】すなわち、MPトレイ10と標準カセット
8とから1枚ずつ交互に給紙されて印字されるようなジ
ョブでは、MPトレイ10からの給紙の際には半速モー
ドにより半速でプリントし、標準カセット8からの給紙
の際には全速モードにより全速でプリントし、印字モー
ドの切り換えに対してその都度用紙搬送速度の変更を繰
り返してプリントを行っていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、1つの給紙口からの給紙および印字を行って
用紙を排出した後に、異なる用紙搬送速度で電子写真プ
ロセスの機構部を立ち上げ直し、それから別の給紙口か
らの給紙および印字を行うので、印字間隔が非常に大き
くなり、プリントジョブの実行時間が長くなるという問
題点があった。
【0013】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたもので、その目的とする処は、少なくとも2つの
異なる印字形態と、各印字形態に応じた少なくとも2つ
の異なる用紙搬送速度での印字モードを有する画像形成
装置において、ユーザが印字したい各種ジョブと所定の
条件とから、用紙搬送速度切換時のスループットを最適
に制御するプリンタシステムを構築し、ユーザに対する
パフォーマンスの向上に大きく貢献することができる画
像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、下記の各項(1)〜(9)のいずれかに示す画像
形成装置を提供することにより、前記目的を達成しよう
とするものである。
【0015】(1)電子写真プリンタの用紙搬送や電子
写真プロセスの機構部を制御するエンジン制御部と、前
記エンジン制御部に対して、プリントの要求やプリント
のための印字形態を指示するプリンタコントローラとを
有する画像形成装置であって、前記エンジン制御部は、
用紙搬送速度による印字モードを備え、少なくとも、こ
の印字モードは、前記プリンタコントローラから指示さ
れた当該紙の印字形態によって一義的に当該紙の用紙搬
送速度を決定する第一の印字モードと、前記プリンタコ
ントローラから指示された当該紙の印字形態と、所定の
条件とによって、当該紙の用紙搬送速度を決定する第二
の印字モードとを有し、前記第二の印字モードをどの用
紙搬送速度で実行するかを指示する用紙搬送速度指示手
段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0016】(2)前記用紙搬送速度指示手段は、前記
第二の印字モードが、前記第一の印字モードの前、ある
いは後に連続的に実行される場合には、前記プリンタコ
ントローラから指示された当該紙の印字形態と、所定の
条件とから用紙搬送速度を決定し、第一の印字モードが
連続的に前後に存在しない場合には、当該紙の印字形態
によって一義的に用紙搬送速度を決定することを特徴と
する前記(1)項に記載の画像形成装置。
【0017】(3)前記用紙搬送速度指示手段は、プリ
ンタコントローラ内に設けられることを特徴とする前記
(2)項に記載の画像形成装置。
【0018】(4)前記印字形態は、給紙口、紙サイ
ズ、紙種、電子写真プロセス条件のいずれかを含むこと
を特徴とする前記(1)項または(2)項に記載の画像
形成装置。
【0019】(5)前記所定の条件は、プリンタコント
ローラがあらかじめ有するプリント枚数であることを特
徴とする前記(1)項または(2)項に記載の画像形成
装置。
【0020】(6)前記所定の条件は、プリンタコント
ローラがあらかじめ有するプリント枚数と、プリンタコ
ントローラが、過去の印字履歴からプリンタのユーザが
どのような印字形態を多用してきたかを、不揮発性メモ
リに記憶させたデータ、から算出したプリント枚数と、
であることを特徴とする前記(1)項または(2)項に
記載の画像形成装置。
【0021】(7)前記所定の条件は、プリンタの操作
パネルから指示されたプリント枚数であることを特徴と
する前記(1)項または(2)項に記載の画像形成装
置。
【0022】(8)前記不揮発性メモリに記憶させたデ
ータは、ユーザが1回の印字動作でプリントした枚数で
あることを特徴とする前記(6)項に記載の画像形成装
置。
【0023】(9)前記用紙搬送速度指示手段は、前記
エンジン制御部内に設けられ、あらかじめプリンタコン
トローラから指定されたプリント枚数に基づき用紙搬送
速度を切り換え、かつその用紙搬送速度の情報をプリン
タコントローラに報知する手段を有することを特徴とす
る前記(2)項に記載の画像形成装置。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を複数
の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0025】(第一の実施例)図1は、第一の実施例に
おけるプリンタ機構部の断面の概略図である。
【0026】ここで201は、静電潜像を形成するため
の感光体ドラム、202は、感光体ドラム1を一様に帯
電するための帯電ローラ、203は、静電潜像をトナー
像化する現像器、204は、トナー像を用紙に転写する
転写ローラ帯電器、205は、レーザビーム206を感
光体ドラム1上で走査するための光学ユニット、206
は、光学ユニット205から発せられたレーザビーム、
207は、用紙上のトナーを溶融して用紙に定着させる
定着器、208は、印字する用紙を積載しておくための
標準カセット、209は、標準カセット208から用紙
をピックアップする標準カセット給紙ローラ、210は
手差しトレイ(MPトレイ)、211は手差しトレイ給
紙ローラ、212は、用紙を機外へ排出するための排出
ローラ、213は、搬送されてきた用紙の印字のための
先端レジストをとるためのレジストセンサ、214は、
用紙が正常に定着器207を排出終了したかを確認する
ための排紙センサ、215は、標準カセット208の紙
有無を検出するセンサ、216は、手差しトレイ210
の紙有無を検出するためのセンサである。
【0027】図2は、第一の実施例におけるプリンタ制
御部のブロック図である。
【0028】300はプリンタ制御部、301は、ホス
トコンピュータ311との間での通信と画像データの受
信、及び受け取った画像データをプリンタが印字可能な
情報に展開すると共に、後述するエンジン制御部302
との間で信号のやり取り及びシリアル通信を行うプリン
タコントローラであって、このプリンタコントローラ3
01は、図示していない表示パネルと接続されておりシ
リアル通信から入手したプリンタエンジンの情報をユー
ザに報知することが可能である。
【0029】302は、プリンタコントローラ301と
の間で信号のやり取りを行い、さらに、シリアル通信を
介してプリンタエンジンの各ユニット303〜309の
制御を行うエンジン制御部であって、用紙搬送速度によ
る印字モードを備えている。
【0030】303は、プリントする用紙を給紙搬送し
プリント後の排紙までの紙搬送をエンジン制御部302
の指示に基づき実行する用紙搬送制御部、304は、ス
キャナモータの駆動及びレーザのON/OFF制御をエ
ンジン制御部302の指示に基づき実行する光学系制御
部、305は、帯電、現像、転写等の電子写真プロセス
に必要な高圧出力をエンジン制御部302の指示に基づ
き実行する高圧系制御部、306は、エンジン制御部3
02の指示に基づき定着器207の温度制御を行うと共
に、定着器207の異常検出等を行う定着器温度制御
部、307は、給紙部及び紙搬送路内の紙有無を検出す
るセンサ215、216の情報をエンジン制御部302
に伝達する紙有無センサ入力部、308は、用紙搬送中
の搬送不良を検出するジャム検出部、309は、プリン
タ内の機能部の故障を検出する故障検出部であって、3
03〜309はプリンタエンジンの各ユニットである。
【0031】エンジン制御部302は、プリンタエンジ
ンの各ユニット303〜309を介して、電子写真プリ
ンタの用紙搬送や電子写真プロセスの機構部を制御す
る。
【0032】311は、プリンタコントローラ301に
画像データを転送したり、ユーザからの要求に応じてプ
リンタコントローラ301にプリンタのプリント条件を
設定したりするホストコンピュータ、312は、プリン
タコントローラ301内にあって、低速搬送速度及び高
速搬送速度を切り換える条件が記憶されているRead
OnlyMemory(ROM)、313は、プリント
ジョブ制御部315からのジョブ情報と、ROM312
内に記憶されている高速搬送速度⇔低速搬送速度の切換
条件と、を比較してユーザから要求されているジョブを
どちらの速度で印字するかを判別しその情報をシリアル
通信制御部に伝える用紙搬送速度指示手段である印字モ
ード判別部、314は、エンジン制御部302とのビデ
オインタフェースのシリアル通信を行うシリアル通信制
御部であって、印字モード判別部313からの情報によ
り高速搬送速度指定のコマンドや低速搬送速度指定のコ
マンドを発行する。
【0033】315は、ホストコンピュータ311から
のプリントジョブのコマンドを解析して印字モード判別
部313にジョブ情報を与えるプリントジョブ制御部で
ある。
【0034】316は、プリンタコントローラ301か
らのシリアル通信を解析するビデオインタフェース制御
部、317は、ビデオインタフェース制御部316から
のコマンド解析結果における搬送速度切換情報を受け、
用紙搬送制御部303に対して速度切換の指示を行う搬
送速度切換制御部である。
【0035】このようなプリンタ制御部300を有する
プリンタシステムにおいて、ホストコンピュータ311
からは、様々なプリントジョブの要求がプリンタコント
ローラ301に対して発行される。
【0036】本発明は、それらのジョブを最適にアウト
プットすることができるものである。
【0037】なお、本実施例では、MPトレイ210か
らの給紙で印字する場合には低速搬送速度での印字が必
要で、標準カセット208からの印字では低速/高速の
いずれの搬送速度での印字も可能なプリンタの場合につ
いて説明する。
【0038】MPトレイ210を低速搬送速度で印字し
ているのは、手差しトレイ210からの印刷が厚紙や特
殊紙、封筒などに印字する場合が多く、そのために定着
性を確保するため低速での搬送が必要になるからであ
る。
【0039】以下、第一の実施例の動作について説明す
る。
【0040】まず、MPトレイ210から封筒を給紙し
て行う印字と、標準カセット208から普通紙を給紙し
て行う印字(封筒に同封するための文書の印字等)と
を、交互に繰り返し実行するようなジョブがホストコン
ピュータ311から指定されたとする。
【0041】このようなジョブでは、まず、MPトレイ
210から給紙しての印字は第一の印字モードである低
速モードとされ、標準カセット208から給紙しての印
字は第二の印字モードである高速/低速モードとされ
る。
【0042】低速モードは、当該紙の印字形態(給紙
口、紙サイズ、紙種、電子写真プロセス条件のいずれか
を含む)によって一義的に低速搬送速度での印字と決定
される。
【0043】高速/低速モードは、当該紙の印字形態
と、所定の条件とから、低速搬送速度または高速搬送速
度の印字と決定される。
【0044】以下、これを詳細に説明する。
【0045】MPトレイ210から給紙して低速搬送速
度で印字した後に、標準カセット208から給紙して高
速搬送速度に切り換えて印字するよりは、むしろ低速搬
送速度のまま印字し、続けてMPトレイ210と標準カ
セット208とから給紙を実行した方がトータルのプリ
ント実行時間が短くなる場合がある。
【0046】この様子を図3に示す。
【0047】図3は、高速搬送速度と低速搬送速度とを
交互に切り換えたときと、低速搬送速度のみのときと
の、印字時間の比較図である。
【0048】Hは高速搬送速度、Lは低速搬送速度、H
aは高速搬送速度前処理、Hbは高速搬送速度後処理、
Laは低速搬送速度前処理、Lbは低速搬送速度後処
理、p1Hは高速搬送速度印字1ページ目、p3Hは高
速搬送速度印字3ページ目、p1Lは低速搬送速度印字
1ページ目、p2Lは低速搬送速度印字2ページ目、p
3Lは低速搬送速度印字3ページ目、p4Lは低速搬送
速度印字4ページ目、Tは印字時間の差である。
【0049】速度を高速搬送速度→低速搬送速度→高速
搬送速度→低速搬送速度・・・と繰り返し切り換える場
合には、プリンタエンジンは一旦高速搬送速度での印字
後、用紙を排出し電子写真プロセスの機構部の駆動系を
停止してから、再度駆動系を低速搬送速度で立ち上げ、
前回転(高圧立ち上げ)を行ってからプリントしなけれ
ばならない。
【0050】これは低速搬送速度→高速搬送速度の場合
も全く同じである。
【0051】このような場合、用紙の排出時間+再度前
回転を行うために、実際の用紙への印字の前後に前処理
と後処理が発生してプリント間隔が開き、ユーザがジョ
ブを終了するのにかかる時間が長くなってしまう。
【0052】そこでプリンタコントローラ301内の印
字モード判別部313は、このようなジョブの場合には
エンジン制御部302に対して用紙搬送速度の切り換え
要求を発行せずに、低速搬送速度のままプリント動作を
実行する。
【0053】この図では低速搬送速度、高速搬送速度、
低速搬送速度、高速搬送速度と、ジョブを交互に実行す
る場合と、全てのジョブを低速搬送速度で実行する場合
とについて描かれており、その結果として低速搬送速度
で4頁印字する方が、交互にプリントした場合より印字
時間の差Tだけ早くジョブを終了できたことを示してい
る。
【0054】この用紙搬送速度を切り換えるか否かの判
断は、印字モード判別部313が、あらかじめROM3
12内に記憶された、高速搬送速度の連続プリント枚数
の閾値を用いて行う。
【0055】すなわち、第一の実施例における所定の条
件は、プリンタコントローラ301があらかじめ有する
プリント枚数(の閾値)である。
【0056】例えば、高速搬送速度の連続プリント枚数
の閾値が5枚であるとすると、MPトレイ210から1
枚、標準カセット208から3枚のジョブが繰り返し指
定された場合には、用紙搬送速度は低速搬送速度のまま
切り換えない。
【0057】またそのジョブが終了し、標準カセット2
08から10枚のジョブが指定された場合には、その時
点で高速搬送速度に切り換えて、10枚のジョブを高速
搬送速度で印字する。
【0058】これらの印字モード判別部313の制御を
図4に示す。
【0059】図4は、第一の実施例の印字モード判別部
の制御を示したフローチャートである。
【0060】まず、ホストコンピュータ311からのプ
リント要求が来るのを待つ(S401)。
【0061】プリント要求があると、印字モード判別部
313は、ホストコンピュータ311から要求されるプ
リントジョブ内容を解析し、低速搬送速度が必須の低速
モードのジョブと高速/低速いずれの搬送速度でも印字
可能な高速/低速モードのジョブとを分析し、低速モー
ドのジョブと高速/低速モードのジョブとを切り分ける
(S402)。
【0062】そして、低速モードのジョブがあるかない
かを判断し(S403)、無い場合には高速搬送速度設
定を行い(S404)、ジョブをシリアル通信へ送る。
【0063】低速モードのジョブがある場合には、ジョ
ブが複数頁あるかないかを判断する(S405)。
【0064】そして、ジョブが複数頁無い場合には、低
速搬送速度設定を行い(S406)、ジョブをシリアル
通信へ送る。
【0065】ジョブが複数頁ある場合には、低速モード
のジョブ間に高速/低速モードのジョブがあるかないか
を判断する(S407)。
【0066】低速モードのジョブ間に高速/低速モード
のジョブが無い場合には、低速搬送速度設定を行い(S
406)、ジョブをシリアル通信へ送る。
【0067】そして低速モードのジョブ間に高速/低速
モードのジョブが入っている場合には、そのプリント枚
数を分析し(S408)、5枚以上のジョブが間に入っ
ている場合には、その5枚のジョブを高速搬送速度で印
字する設定を行い(S409)、ジョブをシリアル通信
へ送る。
【0068】また、5枚未満の場合には、そのジョブを
そのまま低速搬送速度で印字する設定を行い(S41
0)、ジョブをシリアル通信へ送る。
【0069】ここでいう5枚という閾値は、あらかじめ
プリンタコントローラ301内のROM312に記憶さ
れており、このROM312内の情報を読み出すことに
より、印字モード判別部313が判断を行う。
【0070】この閾値の設定は、あらかじめ、低速搬送
速度→高速搬送速度の切換を行うより低速搬送速度のみ
のほうが印字時間が短くなる境界のプリント枚数に設定
されている。
【0071】このように印字指定されるプリント枚数に
よって、用紙搬送速度の切り換えを行うことにより、搬
送速度の切り換えが繰り返されて印字時間が長くなると
きには、低速搬送速度だけで印字し、そうでないときに
は、低速搬送速度と高速搬送速度とを切り換えて印字
し、印字時間が最適になるように電子写真プリンタを制
御することが可能になる。
【0072】なお、プリンタコントローラ301からエ
ンジン制御部302に対する印字モードの指定は、図5
に示すような16ビットコードのコマンドによって行わ
れる。
【0073】図5は、16ビットコードのコマンドの説
明図である。
【0074】このコマンドにより印字モードが指定され
た状態において、ID付きのプリントコマンドを発行し
た時点で、そのIDのプリントコマンドが前述設定され
た用紙搬送速度に確定する仕組みとなっている。
【0075】(第二の実施例)第二の実施例におけるプ
リンタ機構部の構成は、図1に示した構成であって第一
の実施例と同一であるので、同一の箇所には同一の符号
を付し、説明を省略する。
【0076】第二の実施例におけるプリンタモデルは、
第一の実施例と同様にMPトレイ210から給紙すると
きは低速搬送速度で印字をし、標準カセット208から
給紙するときは高速搬送速度/低速搬送速度の両速度で
の印字が可能なものとする。
【0077】図6は、第二の実施例におけるプリンタ制
御部のブロック図である。
【0078】300′はプリンタ制御部、301′は、
ホストコンピュータ311との間での通信と画像データ
の受信、及び受け取った画像データをプリンタが印字可
能な情報に展開すると共に、後述するエンジン制御部3
02との間で信号のやり取り及びシリアル通信を行うプ
リンタコントローラ、302は、プリンタコントローラ
301′との間で信号のやり取りを行い、シリアル通信
を介してプリンタエンジンの各ユニット303〜309
の制御を行うエンジン制御部、303は、プリントする
用紙を給紙搬送しプリント後の排紙までの紙搬送をエン
ジン制御部302の指示に基づき実行する用紙搬送制御
部、304は、スキャナモータの駆動及びレーザのON
/OFF制御をエンジン制御部302の指示に基づき実
行する光学系制御部、305は、帯電、現像、転写等の
電子写真プロセスに必要な高圧出力をエンジン制御部3
02の指示に基づき実行する高圧系制御部、306は、
エンジン制御部302の指示に基づき定着器207の温
度制御を行うと共に、定着器207の異常検出等を行う
定着器温度制御部、307は、給紙部及び紙搬送路内の
紙有無を検出するセンサ215、216の情報をエンジ
ン制御部302に伝達する紙有無センサ入力部、308
は、用紙搬送中の搬送不良を検出するジャム検出部、3
09は、プリンタ内の機能部の故障を検出する故障検出
部であって、303〜309はプリンタエンジンの各ユ
ニットである。
【0079】311は、プリンタコントローラ301′
に画像データを転送したり、ユーザからの要求に応じて
プリンタコントローラ301′にプリンタのプリント条
件を設定したりするホストコンピュータ、314は、エ
ンジン制御部302とのビデオインタフェースのシリア
ル通信を行うシリアル通信制御部であって、印字モード
判別部320からの情報により高速搬送速度指定のコマ
ンドや低速搬送速度指定のコマンドを発行する。
【0080】315は、ホストコンピュータ311から
のプリントジョブのコマンドを解析して印字モード判別
部320にジョブ情報を与えるプリントジョブ制御部で
ある。
【0081】316は、プリンタコントローラ301′
からのシリアル通信を解析するビデオインタフェース制
御部、317は、ビデオインタフェース制御部316か
らのコマンド解析結果における搬送速度切換情報を受
け、用紙搬送制御部303に対して速度切換の指示を行
う搬送速度切換制御部、320は、プリントジョブ制御
部315からのジョブ情報と不揮発性メモリ321内に
記憶されている高速搬送速度⇔低速搬送速度の切換条件
とを比較して、ユーザから要求されているジョブをどち
らの速度で印字するかを判別し、その情報をシリアル通
信制御部314に伝える用紙搬送速度指示手段である印
字モード判別部、321は、プリンタコントローラ30
1′内にあって、ホストコンピュータ311から要求さ
れるプリントジョブの高速搬送速度のジョブ数の平均値
を常に計算して更新データを記憶しておく不揮発性メモ
リである。
【0082】プリンタコントローラ301′は、MPト
レイ210から標準カセット208へ給紙口が切り換っ
た際に、標準カセット208から連続印字される枚数の
平均値を常にデータとして記憶する。
【0083】このデータは、そのプリンタを使用するユ
ーザが、高速搬送速度での連続印字を平均的に何枚くら
い行っているかの情報に相当する。
【0084】この情報に基づき、日ごろから高速搬送速
度での連続印字枚数が多いユーザに使用されているプリ
ンタでは、低速モードから高速/低速モードに切り換っ
た際に、即座に高速搬送速度に切り換る設定とし、逆に
日ごろ高速搬送速度の印字枚数が少ないユーザに使用さ
れているプリンタでは、低速モード後の高速/低速モー
ドのジョブを所定枚数まで低速搬送速度で実行する設定
とする。
【0085】高速搬送速度の平均プリント枚数をN枚、
前述第一の実施例で示した高速搬送速度の連続プリント
枚数の閾値となる枚数をM枚とするとN>Mの場合に
は、低速モードから高速/低速モードに切り換ると即座
に低速搬送速度から高速搬送速度に切り換える設定と
し、N≦Mの場合にはM枚までの高速/低速モードのジ
ョブを低速搬送速度で印字する。
【0086】すなわち、第二の実施例における所定の条
件は、プリンタコントローラがあらかじめ有するプリン
ト枚数と、プリンタコントローラが、過去の印字履歴か
らプリンタのユーザがどのような印字形態を多用してき
たかを、不揮発性メモリに記憶させたデータ、から算出
したプリント枚数と、である。
【0087】これらによる印字モード判別部320の処
理をフローチャートで示したものが図7である。
【0088】図7は、本発明第二の実施例の印字モード
判別部の制御を示したフローチャートである。
【0089】まず、ホストコンピュータ311からのプ
リント要求が来るのを待つ(S701)。
【0090】プリント要求があると、印字モード判別部
320は、ホストコンピュータ311から要求されるプ
リントジョブ内容を解析し(S702)、そのジョブが
低速モードで印字するジョブか否かを判断する。(S7
03)。
【0091】そして、低速モードのジョブである場合に
は、低速搬送速度設定を行い(S704)、ジョブをシ
リアル通信へ送る。
【0092】低速モードのジョブでない場合には、前の
ジョブ(印刷中のジョブを含む)が低速搬送速度で印刷
するジョブであったか否かを判断する(S705)。
【0093】そして、前のジョブが低速搬送速度で印字
するジョブで無かった場合には、高速搬送速度設定を行
い(S706)、ジョブをシリアル通信へ送る。
【0094】前のジョブが低速搬送速度で印刷するジョ
ブであった場合には、プリンタエンジンが現在プリント
中か否かを判断する(S707)。
【0095】そして、プリンタエンジンが現在プリント
中でない場合には、高速搬送速度設定を行い(S70
6)、ジョブをシリアル通信へ送る。
【0096】プリンタエンジンが現在プリント中である
場合には、不揮発性メモリ321内の平均プリント枚数
Nを読み取る(S708)。
【0097】続いて、不揮発性メモリ321内の閾値M
を読み取る(S709)。
【0098】そして、その時点での平均プリント枚数N
と閾値Mとを比較する(S710)。
【0099】N≦Mである場合には、低速搬送速度で印
字する設定を維持して(S711)、ジョブをシリアル
通信へ送る。
【0100】N>Mである場合には、現在プリント中の
低速搬送速度で印字するジョブ終了後、高速搬送速度設
定に切り換えて(S712)、ジョブをシリアル通信へ
送る。
【0101】これにより、例えば、低速搬送速度で印字
するジョブの印字中に次のプリントジョブを受け、か
つ、その新しいジョブが高速/低速モードである場合に
は、まず、不揮発性メモリ321からこれまで算出して
きた平均的な1ジョブにおけるプリント枚数Nと、低速
搬送速度→高速搬送速度と速度の切り換えを繰り返した
際のジョブのアウトプットが最適になる閾値枚数Mとを
読み取る。
【0102】そして、N>Mの場合には、平均プリント
枚数が多いので現在印字中の低速搬送速度のジョブ終了
後に高速搬送速度で立ち上げ直して、新しいジョブを高
速搬送速度で印字する。
【0103】逆にN≦Mの場合には、低速搬送速度のま
まジョブを継続する。
【0104】この低速搬送速度での印字がN枚を超えた
場合には、その時点から高速搬送速度に切り換えて印字
を継続する。
【0105】このように制御することで、ユーザの使用
スタイルに合わせてスループットの最適化が図れる。
【0106】(第三の実施例)第三の実施例におけるプ
リンタ機構部の構成は、図1に示した構成であって第一
の実施例と同一であるので、同一の箇所には同一の符号
を付し、説明を省略する。
【0107】第三の実施例におけるプリンタモデルは、
第一の実施例と同様にMPトレイ210から給紙すると
きは低速搬送速度で印字をし、標準カセット208から
給紙するときは高速搬送速度/低速搬送速度の両速度で
の印字が可能なものとする。
【0108】図8は、第三の実施例におけるプリンタ制
御部のブロック図である。
【0109】300″はプリンタ制御部、301″は、
ホストコンピュータ311との間での通信と画像データ
の受信、及び受け取った画像データをプリンタが印字可
能な情報に展開すると共に、後述するエンジン制御部3
02との間で信号のやり取り及びシリアル通信を行うプ
リンタコントローラ301″、このプリンタコントロー
ラ301″は表示パネルと接続されておりシリアル通信
から入手したプリンタエンジンの情報をユーザに報知す
ることが可能である。
【0110】302は、プリンタコントローラ301″
との間で信号のやり取り、シリアル通信を介してプリン
タエンジンの各ユニット303〜309の制御を行うエ
ンジン制御部、303は、プリントする用紙を給紙搬送
しプリント後の排紙までの紙搬送をエンジン制御部30
2の指示に基づき実行する用紙搬送制御部、304は、
スキャナモータの駆動及びレーザのON/OFF制御を
エンジン制御部302の指示に基づき実行する光学系制
御部、305は、帯電、現像、転写等の電子写真プロセ
スに必要な高圧出力をエンジン制御部302の指示に基
づき実行する高圧系制御部、306は、エンジン制御部
302の指示に基づき定着器207の温度制御を行うと
共に、定着器207の異常検出等を行う定着器温度制御
部、307は、給紙部及び紙搬送路内の紙有無を検出す
るセンサ215、216の情報をエンジン制御部302
に伝達する紙有無センサ入力部、308は、用紙搬送中
の搬送不良を検出するジャム検出部、309は、プリン
タ内の機能部の故障を検出する故障検出部であって、3
03〜309はプリンタエンジンの各ユニットである。
【0111】311は、プリンタコントローラ301″
に画像データを転送したり、ユーザからの要求に応じて
プリンタコントローラ301″にプリンタのプリント条
件を設定したりするホストコンピュータ、314は、エ
ンジン制御部302とのビデオインタフェースのシリア
ル通信を行うシリアル通信制御部であって、印字モード
判別部320からの情報により高速搬送速度指定のコマ
ンドや低速搬送速度指定のコマンドを発行する。
【0112】315は、ホストコンピュータ311から
のプリントジョブのコマンドを解析して印字モード判別
部320にジョブ情報を与えるプリントジョブ制御部で
ある。
【0113】316は、プリンタコントローラ301″
からのシリアル通信を解析するビデオインタフェース制
御部、317は、ビデオインタフェース制御部316か
らのコマンド解析結果における搬送速度切換情報を受
け、用紙搬送制御部303に対して速度切換の指示を行
う搬送速度切換制御部、320は、プリントジョブ制御
部302からのジョブ情報と不揮発性メモリ321内に
記憶されている高速搬送速度⇔低速搬送速度の切換条件
とを比較してユーザから要求されているジョブをどちら
の速度で印字するかを判別しその情報をシリアル通信制
御部に伝える用紙搬送速度指示手段である印字モード判
別部、321は、プリンタコントローラ301″内にあ
って、ホストコンピュータ311から要求されるプリン
トジョブの高速モードのジョブ数の平均値を常に計算し
て更新データを記憶しておく不揮発性メモリ、322
は、オペレーションパネル323からの情報を読み取る
と共に、画面上に情報を表示するなどの処理を行うパネ
ル制御部、323は、ユーザがプリンタに対して様々な
設定を入力するための操作パネルであるオペレーション
パネルである。
【0114】本実施例では、このオペレーションパネル
323上からユーザが用紙搬送速度切り換え枚数の設定
が可能な系について述べる。
【0115】ユーザは、自分が使用する上で、MPトレ
イ210と標準カセット208とから交互に給紙するジ
ョブで標準カセット208側の高速搬送速度の連続プリ
ント枚数の閾値をオペレーションパネル323上に設定
しておくことにより、それ以上の標準カセット208か
らのプリント要求がきた時点で高速の用紙搬送速度に切
り換えることができる。
【0116】すなわち、第三の実施例における所定の条
件は、プリンタの操作パネルから指示されたプリント枚
数である。
【0117】以上のように、低速モードと、高速/低速
モードとを有し、前記高速/低速モードをどの搬送速度
で実行するかを指示する印字モード判別部とを有するこ
とによって、最適なジョブ終了時間を導き出すプリンタ
システムが構築でき、プリンタシステムのユーザに対す
るパフォーマンスの向上に大きく貢献することができ
る。
【0118】なお、第一〜第三の実施例ではいずれも用
紙搬送速度決定の判断は、プリンタコントローラ内の印
字モード判別部で行われているが、本発明の構成はこれ
のみに限定されるものではなく、例えばプリンタコント
ローラがビデオインタフェースのコマンドによりあらか
じめ速度切換のプリント枚数(の閾値)をエンジン制御
部302に指定しておくことで、そのプリント枚数によ
りエンジン制御部302が高速搬送速度と低速搬送速度
との切換を判断するようにしても同様の効果が得られ
る。
【0119】さらに、その用紙搬送速度の情報をプリン
タコントローラに報知する手段を有する構成としてもよ
い。
【0120】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、少なく
とも2つの異なる印字形態と、各印字形態に応じた少な
くとも2つの異なる用紙搬送速度での印字モードを有す
る画像形成装置において、電子写真プロセスを制御する
エンジン制御部と、前記エンジン制御部に対し印字形態
を指示するプリンタコントローラとを有し、前記印字形
態とは別に所定の条件により用紙搬送速度を指示する用
紙搬送速度指示手段を有することによって、ユーザが印
字したい印字形態と所定の条件とから、用紙搬送速度切
換時のスループットを最適に制御するプリンタシステム
を構築し、ユーザに対するパフォーマンスの向上に大き
く貢献することができる画像形成装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施例におけるプリンタ機構部の断面
の概略図
【図2】 第一の実施例におけるプリンタ制御部のブロ
ック図
【図3】 高速搬送速度と低速搬送速度とを交互に切り
換えたときと、低速搬送速度のみのときとの、印字時間
の比較図
【図4】 第一の実施例の印字モード判別部の制御を示
したフローチャート
【図5】 16ビットコードのコマンドの説明図
【図6】 第二の実施例におけるプリンタ制御部のブロ
ック図
【図7】 第二の実施例の印字モード判別部の制御を示
したフローチャート
【図8】 第三の実施例におけるプリンタ制御部のブロ
ック図
【図9】 電子写真プリンタ全体を示す構成図
【図10】 電子写真プリンタを制御する従来のプリン
タ制御部のブロック図
【符号の説明】
208 標準カセット 210 手差しトレイ(MPトレイ) 300 プリンタ制御部 301 プリンタコントローラ 303 用紙搬送制御部 304 光学系制御部 305 高圧系制御部 306 定着温度制御部 307 紙有無センサ入力部 308 ジャム検出部 309 故障検出部 311 ホストコンピュータ 312 ReadOnlyMemory(ROM) 313 印字モード判別部 314 シリアル通信制御部 315 プリントジョブ制御部 316 搬送速度切換制御部 320 印字モード判別部 321 不揮発性メモリ 322 パネル制御部 323 オペレーションパネル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真プリンタの用紙搬送や電子写真
    プロセスの機構部を制御するエンジン制御部と、前記エ
    ンジン制御部に対して、プリントの要求やプリントのた
    めの印字形態を指示するプリンタコントローラとを有す
    る画像形成装置であって、前記エンジン制御部は、用紙
    搬送速度による印字モードを備え、少なくとも、この印
    字モードは、前記プリンタコントローラから指示された
    当該紙の印字形態によって一義的に当該紙の用紙搬送速
    度を決定する第一の印字モードと、前記プリンタコント
    ローラから指示された当該紙の印字形態と、所定の条件
    とによって、当該紙の用紙搬送速度を決定する第二の印
    字モードとを有し、前記第二の印字モードをどの用紙搬
    送速度で実行するかを指示する用紙搬送速度指示手段を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記用紙搬送速度指示手段は、前記第二
    の印字モードが、前記第一の印字モードの前、あるいは
    後に連続的に実行される場合には、前記プリンタコント
    ローラから指示された当該紙の印字形態と、所定の条件
    とから用紙搬送速度を決定し、第一の印字モードが連続
    的に前後に存在しない場合には、当該紙の印字形態によ
    って一義的に用紙搬送速度を決定することを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記用紙搬送速度指示手段は、プリンタ
    コントローラ内に設けられることを特徴とする請求項2
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記印字形態は、給紙口、紙サイズ、紙
    種、電子写真プロセス条件のいずれかを含むことを特徴
    とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の条件は、プリンタコントロー
    ラがあらかじめ有するプリント枚数であることを特徴と
    する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の条件は、プリンタコントロー
    ラがあらかじめ有するプリント枚数と、プリンタコント
    ローラが、過去の印字履歴からプリンタのユーザがどの
    ような印字形態を多用してきたかを、不揮発性メモリに
    記憶させたデータ、から算出したプリント枚数と、であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の条件は、プリンタの操作パネ
    ルから指示されたプリント枚数であることを特徴とする
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記不揮発性メモリに記憶させたデータ
    は、ユーザが1回の印字動作でプリントした枚数である
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記用紙搬送速度指示手段は、前記エン
    ジン制御部内に設けられ、あらかじめプリンタコントロ
    ーラから指定されたプリント枚数に基づき用紙搬送速度
    を切り換え、かつその用紙搬送速度の情報をプリンタコ
    ントローラに報知する手段を有することを特徴とする請
    求項2に記載の画像形成装置。
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