JP2010033035A - 印刷装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

印刷装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 印刷パフォーマンスを向上させることができる印刷装置を提供する。
【解決手段】 ショートエッジフィードの用紙に印刷を行う第1の印刷モード、及び、ロングエッジフィードの用紙に印刷を行う第2の印刷モードの、何れかの印刷モードで印刷を行うプリンタ203と、制御部205とを備える。制御部205は、処理対象の印刷ジョブが予め定められた枚数以上の用紙を利用する印刷ジョブか判断する。また、制御部205は、処理対象の印刷ジョブが予め定められた枚数以上の用紙を利用する印刷ジョブである場合に、第2の印刷モードで印刷を行うようプリンタ203を制御する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、ロングエッジフィード、ショートエッジフィードで印刷を行う印刷装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体に関するものである。
従来から、ロングエッジフィード或いはショートエッジフィードで印刷を行う印刷装置が提案されている(特許文献1参照)。
尚、ロングエッジフィードとは、図6(a)のように、用紙(シート)601の長辺を先頭にして給紙する方法であり、ショートエッジフィードとは、図6(b)のように、用紙602の短辺を先頭にして給紙する方法である。
米国特許第6336011号明細書
1枚当たりの印刷所要時間は、ロングエッジフィードに比べて、ショートエッジフィードの方が長い。これは、用紙に対して行われる印字プロセス(帯電、露光、現像、転写、定着)に必要な時間が、用紙の搬送方向の長さに比例して長くなるからである。
この点に関し、具体例を挙げると、ロングエッジフィードで用紙1枚に対して印刷を行うのに必要な時間(所要時間)を1とすると、ショートエッジフィードで同サイズの用紙1枚に対して印刷を行うのに1.5倍程度の時間を要する。
用紙が数枚から数十枚程度であるならば、出力物(印刷物)を得るまでの時間にそれほど差はない。しかしながら、PODのような印刷システム或いは印刷装置で、大量枚数の印刷ジョブを処理する状況では、印刷パフォーマンスに影響を与えてしまう可能性がある。
本発明の目的は、印刷パフォーマンスを向上させることができる印刷装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の印刷装置は、ショートエッジフィードモード又はロングエッジフィードモードで印刷を行う印刷手段と、印刷ジョブを入力する入力手段と、ショートエッジフィードモードで印刷を行うためのジョブ単位の用紙の利用枚数の上限値を設定する設定手段と、前記入力手段により入力された印刷ジョブがショートエッジフィードモードで実行されるべき印刷ジョブである場合において、前記入力手段により入力された印刷ジョブが前記設定手段により設定された上限値より小さいの用紙を利用する印刷ジョブである場合に、前記入力手段により入力された印刷ジョブに基づいてショートエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御し、前記入力手段により入力された印刷ジョブが前記設定手段により設定された上限値より大きいの用紙を利用する印刷ジョブである場合に、前記入力手段により入力された印刷ジョブに基づいてロングエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の印刷装置によれば、印刷パフォーマンスを向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る印刷システムを含むPODシステムの構成を示す模式図である。 図1における印刷システム1000のブロック図である。 図1における印刷システム1000の構成図である。 図2における操作部204の外観図である。 図4におけるタッチパネル部401に表示される第1の表示画面例を示す図である。 ロングエッジフィード、ショートエッジフィードをそれぞれ選択したときの用紙の搬送方向(フィード方向)を示す図である。 図4におけるタッチパネル部401に表示される第2の表示画面例を示す図である。 図4におけるタッチパネル部401に表示される第3の表示画面例を示す図である。 図4におけるタッチパネル部401に表示される第4の表示画面例を示す図である。 図4におけるタッチパネル部401に表示される第5の表示画面例を示す図である。 図2の印刷装置100によって実行される印刷モード変更処理の第1の実施の形態の手順を示すフローチャートである。 図11のS1102で実行される印刷モード決定処理の第1の例の手順を示すフローチャートである。 図11のS1102で実行される印刷モード決定処理の第2の例の手順を示すフローチャートである。 図11のS1111で実行される印刷モード変更確認処理の手順を示すフローチャートである。 図2の印刷装置100によって実行される印刷モード変更処理の第2の実施の形態の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1の説明をする前に、本実施の形態で着目している点等について以下に記す。
本実施の形態の印刷装置100は、ロングエッジフィードの印刷とショートエッジフィードの印刷に着目した仕組みを持つ(これらが如何なる印刷モードなのか等の詳細説明は図6等を用いて後述する)。
そして、小量枚数の印刷ジョブに対しては適用しない制御を大量印刷枚数の印刷ジョブに対しては適用する仕組みを備えている。これらに関する説明を以下に行う。
例えば、ロングエッジフィードの印刷として、A4縦の用紙を給紙して、この用紙に印刷を行うとする。この場合の印刷所要時間を1秒とする。これに対して、ショートエッジフィードの印刷として、A4横の用紙を給紙して、この用紙に印刷を行うとする。
この場合、どちらも同じサイズの用紙であるが、後者の方が横方向(用紙の搬送方向)に紙が長い分、印刷完了に時間がかかる。上述したように、ロングエッジフィードの印刷が1秒であるのに対し、ショートエッジフィードの印刷は1.5秒(1秒×1.5)となる。
これを踏まえて、印刷ボリュームが小量の印刷ジョブとして用紙を10枚利用するジョブを想定してみる。このジョブをロングエッジフィードの印刷で処理すると、このジョブ全体の印刷所要時間は、10枚×1秒=10秒である。
これに対して、このジョブをショートエッジフィードの印刷で処理すると、このジョブ全体の印刷所要時間は、(10枚×1秒)×1.5=15秒である。
このように、処理対象のジョブが小量の印刷ジョブならば、これらの差は5秒であって、然程生産性に影響はでない。
しかし、本実施の形態の図1のPODシステムのような状況を想定してみると、印刷ボリュームが大量の印刷ジョブとして、例えば、用紙を6000枚利用するジョブも処理対象のジョブとして存在しうる。
このジョブをロングエッジフィードの印刷で処理すると、このジョブ全体の印刷所要時間は、6000枚×1秒=60000秒である。これに対して、このジョブをショートエッジフィードの印刷で処理すると、このジョブ全体の印刷所要時間は、(6000枚×1秒)×1.5=9000秒である。
このように、処理対象のジョブが大量印刷ジョブならば、これらの差は3000秒(50分)もあり、上述の比較例よりは生産性に影響が出てしまう。
そこで、本実施の形態では、このような点に着目し、処理対象のジョブ毎に、ロングエッジフィードの印刷/ショートエッジフィードの印刷に関する適切な制御を行う。
即ち、後述する制御部205は、処理対象の印刷ジョブが予め定められた枚数以上の用紙を利用する印刷ジョブである場合に、ロングエッジフィードの印刷を行う。
また、後述する制御部205は、処理対象の印刷ジョブが予め定められた枚数未満の用紙を利用する印刷ジョブである場合には、当該印刷ジョブのためにユーザが設定した印刷条件に基づいて決定される印刷モードで印刷を行う。
これにより、必要以上の処理を無駄に行うことなく、生産性を向上させる仕組みを提供するものである。これらの制御については、図1〜図3等を説明した後に詳述する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<PODシステムの構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る印刷システムを含むPODシステムの構成を示す模式図である。
このPODシステムは、印刷システム1000、スキャナ102、サーバコンピュータ(PC)103、及びクライアントコンピュータ(PC)104を有し、それらはネットワーク101を介して接続されている。また、このPODシステムは更に、紙折り機107、くるみ製本機108、断裁機109、及び中綴じ製本機110等を有している。
サーバPC103は、ネットワーク101に接続された各種装置とのデータの送受信を管理する。クライアントPC104は、ネットワーク101を介して画像データを印刷システム1000の印刷装置100やサーバPC103に送信する。
紙折り機107は、印刷装置100で印刷された用紙の折り処理を行う。くるみ製本機108は、印刷装置100で印刷された用紙に対するくるみ製本処理を行う。断裁機109は、複数枚の用紙からなる用紙束毎に、印刷装置100で印刷された用紙の断裁処理を行う。中綴じ製本機110は、印刷装置100で印刷された用紙に対する中綴じ製本処理を行う。
本実施の形態では、印刷装置100が製本処理装置として機能しているが、本発明はこれに限定されるものでない。サーバPC103やクライアントPC104が、或いは後処理装置(紙折り機107、くるみ製本機108、断裁機109、及び中綴じ製本機110)の何れかがこの機能を実行しても良い。
紙折り機107、くるみ製本機108、断裁機109、及び中綴じ製本機110を利用する場合、ユーザは印刷装置100で印刷された用紙を印刷システム1000から取り出して利用する装置にセットし、その装置によって処理を実行させる。
また、PODシステムが有する複数の装置のうち、中綴じ製本機110以外の装置は、ネットワーク101に接続されており、互いに他の装置とデータ通信が可能となっている。
尚、紙折り機107、くるみ製本機108、断裁機109、及び中綴じ製本機110は、印刷装置100以外の他の印刷装置で印刷された用紙が供給された場合にも同様に、それら用紙に対して後処理を実行する。
<印刷システムの構成>
図2は、図1における印刷システム1000のブロック図である。
この印刷システム1000は、印刷装置100と用紙処理装置(後処理装置)200とを有する。
尚、本実施の形態では、印刷装置100として、コピー機能及びプリンタ機能等の複数の機能を有する多機能処理装置(MFP:Multi Function Peripheral)を例に説明する。しかしながらこの印刷装置100は、コピー機能のみ、或いは、プリンタ機能のみを有する単一機能型の印刷装置(プリンタ)であっても良い。
尚、ここで、印刷システム1000に含まれる各ユニットのうち、用紙処理装置200以外のユニットは印刷装置100に含まれる。また、印刷装置100には、任意の台数の用紙処理装置200を接続することができる。
図2において、印刷システム1000は、印刷装置100で印刷された用紙に対する用紙処理を、印刷装置100に接続された用紙処理装置200により実行できるように構成されている。但し、用紙処理装置200を接続せずに印刷装置100のみで印刷システム1000を構成することも可能である。
用紙処理装置200は、印刷装置100と通信可能に構成され、印刷装置100からの指示を受け、後述するような用紙処理(用紙後処理)を実行することができる。
印刷装置100において、スキャナ部201は、原稿上の画像を読み取り、これを画像データに変換し、他のユニットに転送する。外部I/F202は、ネットワーク101に接続された他の装置との間でデータの送受信を行う。プリンタ(印刷手段)203は、入力された画像データに基づく画像を用紙上に印刷する。
操作部204は、後述するタッチパネル部(表示手段)401やキー入力部402(図4)を有し、それらを介してユーザからの指示を受け付ける。また操作部204は、操作部204が有するタッチパネル部に各種表示を行う。
制御部(制御手段)205は、CPU205aを有し、印刷システム1000が有する各種ユニットの処理や動作等を統括的に制御する。即ち、印刷装置100及び印刷装置100に接続された用紙処理装置200の動作も制御する。
ROM207は、CPU205aによって実行される各種コンピュータプログラムを記憶する。例えば、ROM207は、後述するフローチャートの各種処理を制御部205に実行させるためのプログラムや、後述する各種設定画面を表示するために必要な表示制御プログラムを記憶する。
また、ROM207は、サーバPC103やクライアントPC104等から受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを制御部205が解釈し、ラスタイメージデータに展開する動作を実行するためのプログラムを記憶する。他にも、ROM207は、ブートシーケンスやフォント情報等を記憶する。
RAM208は、スキャナ部201や外部I/F202から送られてきた画像データや、ROM207からロードされた各種プログラムや設定情報を記憶する。また、RAM208は、用紙処理装置200に関する情報(印刷装置100に接続された用紙処理装置200の台数と各用紙処理装置200の機能に関する情報、また、各用紙処理装置200の接続順序等)を記憶する。尚、このRAM208へのデータの書き込みや、RAM208からのデータの読み出しは、CPU205aの制御の下に実行される。
HDD(ハードディスクドライブ)209は、ハードディスクとハードディスクへのデータの読み書きを行う駆動部等で構成される。HDD209は、スキャナ部201や外部I/F202から入力され、圧縮伸張部210によって圧縮された画像データを記憶する大容量の記憶装置である。また、このHDD209は、後述する各項目のメモリ設定値(推奨設定値)も記憶している。
制御部205は、ユーザからの指示に基づいて、HDD209に格納された画像データをプリンタ203に出力して印刷することができる。また、制御部205は、ユーザからの指示に基づいて、HDD209に格納された画像データを、外部I/F202を介してサーバPC103等の外部装置へ送信することもできる。
圧縮伸張部210は、JBIGやJPEG等といった各種圧縮方式によってRAM208、HDD209に記憶されている画像データ等の圧縮・伸張動作を行う。
図3は、図1における印刷システム1000の構成図である。
以下、その構成を動作と併せて説明する。
図3において、印刷装置100の自動原稿搬送装置(ADF)301は、原稿トレイの積載面にセットされた原稿束を1ページ目の原稿から、ページ順に、順番に分離して、スキャナ部201によって原稿を走査して読み取るために原稿台ガラス上へ搬送する。
スキャナ部201は、その原稿台ガラス上に搬送された原稿の画像を読み取り、CCDによって画像データに変換する。回転多面鏡(ポリゴンミラー等)303は、画像データに応じて変調されたレーザ光を入射し、反射ミラーを介して反射走査光として感光ドラム304を照射する。
こうして感光ドラム304上に形成された潜像はトナーによって現像され、転写ドラム305に貼り付けられた用紙にトナー像が転写される。この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することによりフルカラー画像が用紙に転写される。
このようにして、フルカラーの画像が転写された転写ドラム305上の用紙は、分離爪306によって転写ドラム305から分離され、定着前搬送器307によって定着器308へ搬送される。
定着器308は、ローラやベルトの組み合せによって構成され、ハロゲンヒータ等の熱源を内蔵し、トナー像が転写された用紙上のトナーを熱と圧力によって溶解、定着させる。
排紙フラッパ309は、揺動軸を中心に揺動可能に構成され、用紙の搬送方向を規定する。排紙フラッパ309が図中時計回りの方向に回動しているときには、用紙は真直ぐに搬送され、排紙ローラ310によって機外へ排紙される。
制御部205は、以上のような一連のシーケンスによって、片面印刷を実行するように印刷装置100を制御する。
一方、用紙の両面に画像を形成する場合には、排紙フラッパ309が図中反時計回りの方向に回動し、用紙は下方向に進路を変更され、両面搬送部へと送り込まれる。両面搬送部は、反転フラッパ311、反転ローラ312、反転ガイド313及び両面トレイ314を備える。反転フラッパ311は、回動軸を中心に回動して用紙の搬送方向を規定する。
制御部205は、両面印刷ジョブを処理する場合、プリンタ203で用紙の第1面にプリントし、その用紙を、反転ローラ312を介して反転ガイド313へと送り込むよう制御する。
そして、制御部205は、用紙の後端が反転ローラ312に挟持された状態で反転ローラ312の回転を一旦停止させ、引き続き反転フラッパ311を図中時計回りの方向に回動させて、反転ローラ312を逆方向に回転させる。これにより、制御部205は、用紙をスイッチバックして搬送させ、用紙の後端と先端が入れ換わった状態で、この用紙を両面トレイ314へ導くよう制御する。
両面トレイ314では、用紙を一旦積載し、その後、再給紙ローラ315によって用紙は再びレジストローラ316へと送り込まれる。このとき用紙は、1面目の転写工程とは反対の面が感光ドラム304と対向する側になって搬送されている。
そして、前述したプロセスと同様にして、その用紙の第2面に対して2面目の画像を転写する。そして、用紙の両面に画像が形成され、定着工程を経て排紙ローラ310を介して印刷装置100本体内部から機外へと用紙を排紙させる。
制御部205は、以上のような一連のシーケンスによって、両面印刷を実行するように印刷装置100を制御する。
また、印刷装置100は、印刷処理に要する用紙を収納する給紙部を有する。給紙部には、給紙カセット317、318(例えば、それぞれ500枚の用紙を収納可能)、給紙デッキ319(例えば、5000枚の用紙を収納可能)、手差しトレイ320等がある。
給紙カセット317、318、及び給紙デッキ319は、本実施の形態で使用するタブ紙を含む、サイズや材質の異なる各種用紙を給紙シート等の特殊な用紙を含む各種用紙をセットすることができる。
給紙カセット317、318、給紙デッキ319、手差しトレイ320には、それぞれに給紙ローラが設けられており、この給紙ローラの回転によって、用紙は1枚単位で連続的に給送される。
次に、図3における用紙処理装置200について説明する。
本実施の形態に係る印刷システム1000における用紙処理装置200は、上流の装置から下流の装置に用紙搬送路を介して用紙を搬送できるのであれば、任意の種類の装置を任意の台数だけ連結することができる。
例えば、図3に示すように、印刷装置100に近い順に、大容量スタッカ200−3a、糊付け製本機200−3b、中綴じ製本機200−3cの順序で連結し、これらを印刷システム1000でそれぞれ選択的に利用することができる。
また、用紙処理装置200のそれぞれが用紙排紙部を備え、ユーザは用紙処理がなされた用紙を、それぞれの用紙処理装置の用紙排紙部から取り出すことができる。
制御部205は、印刷装置100に接続された用紙処理装置200で実行可能な種類の用紙処理の候補から、ユーザが所望する種類の用紙処理の実行要求を、操作部204を介して印刷実行要求と共に受け付ける。この際、図5の表示画面が利用される。
そして、操作部204を介して処理対象となるジョブの印刷実行要求をユーザから受け付けたことに応じて、制御部205は、そのジョブにて要する印刷処理をプリンタ203で実行させる。
そして制御部205は、この印刷処理がなされたジョブの用紙を、ユーザが所望する用紙処理を実行可能な用紙処理装置まで用紙搬送路を介して搬送させ、その用紙処理装置で用紙処理を実行させる。
例えば、印刷システム1000が図3に示すシステム構成である場合、ユーザから印刷実行要求を受け付けた処理対象のジョブが、大容量スタッカ200−3aによる大量積載処理を行うように指示されたジョブであるとする。このジョブを「スタッカジョブ」と呼ぶ。
このスタッカジョブを、図3の印刷システムで処理する場合、制御部205は、印刷装置100で印刷されたこのジョブの用紙を、図3のA点を経由して大容量スタッカ200−3aの内部へ搬送させる。その後、制御部205は、このジョブの積載処理を大容量スタッカ200−3aで実行させる。
そして制御部205は、大容量スタッカ200−3aで積載処理がなされたジョブの印刷物を、他の装置(例えば後段の装置)へ搬送せずに、大容量スタッカ200−3a内部の排紙先Xに保持させる。
この図3の排紙先Xに保持された印刷物は、排紙先Xからユーザが直接取り出すことができる。これにより、図3の用紙搬送方向、最下流の排紙先(Z−1、Z−2、Z−3の何れか)まで用紙を搬送して、その排紙先(Z−1、Z−2、Z−3の何れか)から印刷物を取り出すといった作業が不要となる。
尚、本実施の形態では、後述の図5の表示画面のボタン522で大量積載処理が指示された印刷ジョブを当該スタッカジョブとして処理するよう、制御部205により制御する。
また、図3において、ユーザから印刷実行要求を受け付けた処理対象のジョブが、糊付け製本機200−3bによる用紙処理(例えば、くるみ製本処理、或いは天糊製本処理の何れかの糊付け製本処理)を行うように指示されたジョブであるとする。このジョブを「糊付け製本ジョブ」と呼ぶ。
この糊付け製本ジョブを、図3のシステムで処理する場合、制御部205は、印刷装置100で印刷された用紙を、図3のA点及びB点を経由して糊付け製本機200−3bの内部へ搬送させる。その後、制御部205は、このジョブの糊付け製本処理を、糊付け製本機200−3bで実行させる。
そして、制御部205は、糊付け製本機200−3bで糊付け製本処理がなされた印刷物を、他の装置(例えば、後段の装置)へ搬送させずに、そのまま糊付け製本機200−3bの内部の排紙先Yに保持させる。尚、くるみ製本処理を行うに当たり、予め印刷した表紙を利用することもできる。この場合、この表紙となる用紙をトレイYoにセットする。
尚、本実施の形態では、後述の図5の表示画面のボタン517又は518により糊付け製本処理が指示された印刷ジョブを糊付け製本ジョブとして処理するよう制御部205により制御する。
また、図3のシステム構成で、ユーザから印刷実行要求を受け付けた処理対象のジョブが、中綴じ製本機200−3cによる用紙処理を行うように指示されたジョブであるとする。この中綴じ製本機200−3cによる用紙処理には、例えば、中綴じ製本、パンチ処理、断裁処理、シフト排紙処理、折り処理等がある。ここでは、このジョブを「中綴じ製本ジョブ」と呼ぶ。
この中綴じ製本ジョブを、図3のシステムで処理する場合、制御部205は、印刷装置100で印刷された用紙を、A点及びB点及びC点を経由して中綴じ製本機200−3cに搬送させる。その後、制御部205は、このジョブの用紙処理を中綴じ製本機200−3cで実行させる。
そして制御部205は、この中綴じ製本機200−3cによる用紙処理がなされた中綴じ製本ジョブの印刷物を、中綴じ製本機200−3cの排紙先に保持させる。尚、この中綴じ製本機200−3Cは、予め印刷された用紙を供給するためのインサータトレイZoを持つ。
例えば、予め印刷が施されたカバー用紙等がこのインサータトレイZoにセットされる。このインサータトレイZoから供給される用紙は、印刷装置100からの用紙とマージされる。そして、これらの用紙を1束とする後処理がこの中綴じ製本機200−3cにより行われる。
この中綴じ製本機200−3cには、複数の排紙先(Z−1、Z−2、Z−3)がある。これらは、中綴じ製本機200−3cにより実行可能な複数種類の用紙処理毎に排紙先を区別するのに利用される。
例えば、Z−3は、この装置で中綴じ製本処理が行われた印刷物の排紙先(ブックレットホールド部)である。Z−2は、この装置でステイプル処理、パンチ処理、折り処理の何れかが行われた印刷物の排紙先(スタックトレイ)である。Z−1は、このような用紙処理を行わずにそのまま印刷物を排紙する際に利用される排紙先(サンプルトレイ)である。
尚、本実施の形態では、後述の図5の画面のボタン511、512、513、514、515、516の何れかにより、中綴じ製本機200−3cによる用紙処理が指示された印刷ジョブを中綴じ製本ジョブとして処理するよう制御部205により制御する。
また、本実施の形態において、大容量スタッカ200−3aは、外部の排紙先としてエスケープトレイXoを持つ。このエスケープトレイXoは、最終成果物としては採用しない用紙が上流の装置から搬送されてきた場合に、その用紙を排紙するのに利用される。
例えば、搬送中の用紙が詰まる(用紙ジャム)等の印刷中断要因が発生した時点で既に給紙が始まってしまっている用紙(機内に存在する滞留用紙)や、重送した用紙を、このエスケープトレイXoに排紙することができる。これにより、このような用紙を下流の装置へ流すことなく、機外へと排紙できる。
<操作部の外観>
図4は、図2における操作部204の外観図である。
この操作部204は、タッチパネル部(表示手段)401と、キー入力部402とを備える。
タッチパネル部401は、液晶表示部とその上に貼られた透明電極とを備え、ユーザから指示を受け付けるための各種設定画面を表示する。このタッチパネル部401は、各種画面を表示する機能と、ユーザからの指示を受け付ける指示入力機能を兼ね備える。
キー入力部402は、電源キー501、ストップキー502、スタートキー503、ガイドキー504、ユーザモードキー505、テンキー506、クリアキー507を備える。スタートキー503は、コピージョブや、送信ジョブの実行を印刷装置100に開始させる場合に用いられる。テンキー506は、印刷部数等の数値入力の設定を行う場合に用いられる。
制御部205は、このタッチパネル部401に表示される各種画面を介して受け付けたユーザ指示やキー入力部402を介して受け付けたユーザ指示に基づいた各種処理を行うように印刷システム1000を制御する。
タッチパネル部401は、コピー、送信、ボックス、拡張等の各種動作をモード設定するモードボタンや、印刷倍率、用紙設定等を行うための各種指示ボタン、例えば用紙処理設定ボタン609を表示している。これら各種指示ボタンは周知であるため、それらの説明を省略し、用紙処理設定ボタン609が指示(タッチ)された場合について説明する。
<設定画面>
次に、印刷装置100の操作部204のタッチパネル部401に表示される設定画面例について説明する。
図5は、図4におけるタッチパネル部401に表示される第1の表示画面例を示す図である。
具体的には、図5は、用紙処理設定ボタン609が押されたときにタッチパネル部401に表示される画面例を示す表示画面図である。
ユーザは、この表示画面に表示されるボタン(ソフトキー)を選択操作することで、この印刷システム1000で利用可能な用紙処理装置200によって実行させる用紙処理の種類を選択できる。
ボタン511はステイプル処理を施すよう指示する。ボタン512はパンチを行うように指示する。ボタン512は断裁処理を指示する。ボタン514はシフト排紙を指示する。ボタン515は中綴じ製本を指示する。ボタン516は折りを指示する。ボタン517は糊付け製本(くるみ製本)を指示する。
ボタン518は糊付け製本(天糊製本)を指示する。ボタン519は大量積載処理を指示する。キャンセルボタン520は、これら設定を全てキャンセルするためのボタンである。OKボタン521は、これら設定を有効にするボタンである。
図6は、ロングエッジフィードモード、ショートエッジフィードモードをそれぞれ選択したときの用紙の搬送方向(フィード方向)を示す図である。
ロングエッジフィードで印刷するモードのことを、ロングエッジフィードモードと呼ぶ。ショートエッジフィードで印刷するモードのことを、ショートエッジフィードモードと呼ぶ。
図6(a)に示すように、本実施の形態の印刷装置100は、給紙部(317、318、319、320)からロングエッジフィードモードで給送される用紙の印刷を行うことができる。
また、図6(b)に示すように、本実施の形態の印刷装置100は、給紙部からショートエッジフィードモードで給送される用紙の印刷も行うことができる。
制御部205は、これら2種類の印刷モードを印刷装置100により選択的に行えるよう制御する。
本実施の形態の印刷装置100は、ユーザが操作部204のユーザモードキー505を押下することで、パフォーマンスを向上させるための設定を行うことができる。設定の具体例を以下に示す。
図7は、図4におけるタッチパネル部401に表示される第2の表示画面例を示す図である。
まず、ユーザは、操作部204上にて、ユーザモードキー505を押下する。すると、タッチパネル部401が図7の表示画面701に遷移する。
例えば、ジョブ単位の用紙の利用枚数が5000枚以上の場合に、後述する図11のS1104に示すような印刷モードの判断を行いたい場合、次のようにする。即ち、ユーザはテンキー506を押下して、表示エリア702に上限値として「5000」と入力し、OKボタン521を押下して設定を完了する。設定されたデータは、印刷処理が完了するまでRAM208に格納され、必要に応じて参照される。
次に、表示エリア702にて設定した値の使われ方について説明する。印刷装置100に対して印刷ジョブが投入されると、制御部205にてページ数がカウントされる。ページ数カウント終了後、当該印刷ジョブを出力するのに必要な用紙枚数を確定する処理が行われる。
例えば、ページ数が8000枚で、印刷ジョブ中に2UPで片面印刷の指示がされている場合、当該印刷ジョブを出力するのに必要な用紙枚数は、8000÷2=4000枚となる。また、2UPで両面印刷の指示がされている場合、当該印刷ジョブを出力するのに必要な用紙枚数は、8000÷4=2000枚となる。表示エリア702にて設定した値は、この印刷ジョブを出力するのに必要な用紙枚数と比較される。
また、パフォーマンスを向上させるための別の設定例として、最大印刷時間を設定することもできる。設定の具体例を以下に示す。
まず、ユーザは、操作部204上にて、ユーザモードキー505を押下する。すると、タッチパネル部401が図7の表示画面701に遷移する。
例えば、ジョブ単位で印刷装置100に投入される印刷ジョブの完了に60分以上が消費される場合に、上記S1104に示すような印刷モードの判断を行いたい場合、ユーザは、テンキー506を押下して、表示エリア703に上限値として「60」と入力する。そして、OKボタン521を押下して設定を完了する。
次に、表示エリア703にて設定した値の使われ方について説明する。
印刷装置100に対して印刷ジョブが投入されると、制御部205にてページ数がカウントされる。ページ数カウント終了後、当該印刷ジョブを出力するのに必要な印刷時間を確定する処理が行われる。
例えば、印刷時間が60分以上の場合に、上記S1104に示すような印刷モードの判断を行いたい場合、ユーザは、テンキー506を押下して、表示エリア703に「60」と入力し、OKボタン521を押下して設定を完了する。この後、印刷装置100内にて設定された時間内でショートエッジフィード印刷を行った場合に、何枚の用紙を搬送できるかを計算する。
例えば、表示エリア703にて指定された値が60分であり、ショートエッジフィードで1枚搬送するのに0.5秒の時間を要する場合、60×60÷0.5=7200枚の用紙を搬送できる計算となる。この値を、印刷装置100に投入される印刷ジョブに必要な用紙枚数と比較し、上記S1104に示すような印刷モードの判断を行う。
図8は、図4におけるタッチパネル部401に表示される第3の表示画面例を示す図である。
具体的には、図8は、上記S1104にてユーザが予め指定した枚数以上の用紙を必要とする印刷ジョブが投入されたとき、当該印刷を実行するために必要な用紙がショートエッジフィードでしか搬送できない場合に表示する画面である。
例えば、図7の表示エリア702に「6000」が設定されており、印刷装置100に対して8000枚の用紙を使用する印刷ジョブが投入されるときの例を示す。
給紙カセット317、318、給紙デッキ319、手差しトレイ320からなる給紙部にショートエッジフィードでしか搬送できないように用紙がセットされていた場合、タッチパネル部401に、表示画面801を表示させる。
このとき、給紙部にセットされている用紙を使用してショートエッジフィードで印刷したときの印刷所要時間を、印刷に必要な用紙枚数と、1枚の用紙搬送に必要な時間から算出して表示エリア805に表示させる。
更に、給紙部にセットされている用紙をロングエッジフィードで搬送できるように、用紙を置換えて印刷したときの印刷所要時間を印刷に必要な用紙枚数と、1枚の用紙搬送に必要な時間から算出して表示エリア806に表示させる。
ここで、表示エリア805の表示情報は、予め定められた枚数以上の用紙を利用する印刷ジョブに関して、第1の印刷モードで印刷を完了するのに必要な第1の所要時間がユーザにより確認可能な第1の表示情報である。
また、表示エリア806の表示情報は、予め定められた枚数以上の用紙を利用する印刷ジョブに関して、第2の印刷モードで印刷を完了するのに必要な第2の所要時間がユーザにより確認可能な第2の表示情報である。
更に、表示エリア807の表示情報は、予め定められた枚数以上の用紙を利用する印刷ジョブに関して、第1の所要時間よりも第2の所要時間の方が短いことがユーザにより確認可能な第3の表示情報である。
図9は、図4におけるタッチパネル部401に表示される第4の表示画面例を示す図である。
図8の表示画面801が表示されているときに、用紙を置換えて印刷するために、ユーザが「置換えて印刷」ボタン803を押下した場合、図9の表示画面901を表示させる。
この表示画面901が表示されると、ユーザは印刷装置100の給紙部の何れかにセットされている用紙をロングエッジ方向で搬送できるように置換える。用紙の方向を置換えた後、OKボタン521を押下して印刷を実行させる。
図10は、図4におけるタッチパネル部401に表示される第5の表示画面例を示す図である。
具体的には、図10は、後述する図14のS1402にて第2の印刷モードで印刷することが決定したときに示す表示画面である。
用紙のフィード方向が変わると、主走査方向のマージンと副走査方向のマージンが入れ換わる。主走査方向と副走査方向のマージンが異なる特性を持つ印刷装置の場合、印字領域に差異が出てしまう。このため、本表示画面1001ではこれをユーザに喚起し、それでもフィード方向を変更して印刷するか、それともフィード方向を変えずに印刷するかを選択させる。
<本実施の形態に係る処理のフロー>
次に、本実施の形態に係る印刷装置100の処理フローについて、図11〜図15を参照して説明する。
図11は、図2の印刷装置100によって実行される印刷モード変更処理の第1の実施の形態の手順を示すフローチャートである。
尚、この処理を実行するプログラムはROM207に記憶されており、制御部205のCPU205aの制御の下に実行される。
図11において、制御部205は、S1101にて印刷要求を受け付けると、印刷要求データをRAM208に格納する。制御部205は、印刷に必要な用紙枚数を計算した後、状態をS1102に遷移させる。
S1102で、制御部205は、当該印刷ジョブが特定の方向で用紙を搬送する必要のある印刷ジョブであるかどうかを判断する。制御部205は、当該印刷ジョブに対して設定されている印刷条件を、RAM208に予め格納されている印刷モードを決定するための印刷条件と照合する。
当該印刷ジョブに対して設定されている印刷条件が、予め格納されている印刷モードを決定するための印刷条件に一致する場合、制御部205は、印刷条件毎に設定された向きで用紙を搬送するよう制御を行う。
具体例を次に説明する。
図12は、図11のS1102で実行される印刷モード決定処理の第1の例の手順を示すフローチャートである。
具体的には、図12は、S1102において、印刷ジョブに特定のフィニッシング設定がなされているか否かで印刷モードを決定する処理の手順を示すフローチャートである。
例えば、くるみ製本、サドル、ステイプル等のフィニッシング設定は、用紙をショートエッジフィードで搬送する必要がある。また、パンチ等を打つ場合は、用紙をロングエッジフィードで搬送する必要がある。
制御部205は、状態を図11のS1102に遷移させた後、図12のS1201に状態を遷移させ、RAM208に格納されている当該印刷ジョブの印刷条件に、フィニッシング設定がなされているか否かの照合を行う。
照合作業において、当該印刷ジョブにフィニッシング設定がなされていないと判断した場合、図12のフローを終了する。照合作業において、当該印刷ジョブにフィニッシング設定がなされていると判断した場合、制御部205は、状態をS1202に遷移させ、第1、第2のどちらの印刷モードで印刷するかを判断する。
S1202で、制御部205は、くるみ製本、サドル、ステイプル等、第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)で印刷すべきと判断した場合、S1203に状態を遷移させる。S1203では、当該印刷ジョブを第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)で印刷するよう、RAM208の印刷ジョブデータの設定を変更する。
S1202で、制御部205は、パンチ等、第2の印刷モード(ロングエッジフィードモード)で印刷すべきと判断した場合、S1204に状態を遷移させる。S1204では、当該印刷ジョブを第2の印刷モード(ロングエッジフィードモード)で印刷するよう、RAM208の印刷ジョブデータの設定を変更する。
図13は、図11のS1102で実行される印刷モード決定処理の第2の例の手順を示すフローチャートである。
具体的には、図13は、S1102において、印刷ジョブに手動用紙設定がなされているか否かで印刷モードを決定する処理の手順を示すフローチャートである。
図13において、S1301で、制御部205は、印刷ジョブに対して手動用紙設定がなされているかを判断する。手動用紙設定がなされていない場合、本フローを終了する。
制御部205は、S1301で、当該印刷ジョブに対して手動用紙設定がなされていると判断した場合、状態をS1302に遷移させて、当該印刷ジョブを第1、第2のどちらの印刷モードで印刷するかを判断する。
例えば、当該印印刷ジョブの用紙設定が、A4R指定されている場合、制御部205は、状態をS1303に遷移させて、当該印刷ジョブを第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)で印刷するよう、RAM208の印刷ジョブデータの設定を行う。
また、用紙がA4で指定されている場合、制御部205は、状態をS1304に状態を遷移させて、当該印刷ジョブを第2の印刷モード(ロングエッジフィードモード)で印刷するよう、RAM208の印刷ジョブデータの設定を変更する。
再び、図11に戻り、制御部205は、S1102にて印刷モードの判断処理を行った後、状態をS1103に遷移させる。
S1103で、制御部205は、決定した印刷モードが第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)で指定されているか、第2の印刷モード(ロングエッジフィードモード)で指定されているか、それとも特に指定されていないかを判断する。
S1103で、当該印刷ジョブに第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)での印刷が指定されている場合、制御部205は、状態をS1107に遷移させる。
S1103で、当該印刷ジョブに第2の印刷モード(ロングエッジフィードモード)での印刷が指定されている場合、制御部205は、状態をS1113に遷移させる。
S1103で、当該印刷ジョブが必ずしも、第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)または第2の印刷モード(ロングエッジフィードモード)で印刷する必要がないと判断された場合、制御部205は、状態をS1104に遷移させる。
S1104で、制御部205は、図7の表示エリア702にて設定されてRAM208に保存されている最大印刷枚数の値と、先に制御部205にて計算された印刷に必要な用紙枚数の比較を行う。更に、制御部205は、印刷ジョブの用紙がショートエッジフィードとして指定されているかどうかをRAM208にアクセスして判断する。
上記2種類の比較の結果、印刷に必要な用紙枚数が最大印刷枚数よりも小さく、かつショートエッジフィードモードで指定されていた場合、制御部205は、状態をS1107に遷移させる。また、上記2種類の比較の結果、印刷に必要な用紙枚数が最大印刷枚数よりも大きく、かつショートエッジフィードモードで指定されていた場合、制御部205は、状態をS1108に遷移させる。
S1104で、制御部205は、印刷ジョブに必要な印刷時間を、ユーザが図7の表示エリア703にて設定した最大意印刷時間と比較しても良い。
例えば、最大印刷時間が60分で指定された場合、S1104で、制御部205は、RAM208に格納されている印刷ジョブの印刷枚数と用紙1枚に印刷するのに必要な時間から、60分以内に印刷ジョブが終了するかどうかを計算する。
S1104で、制御部205は、印刷処理が60分以内で完了すると計算した場合は、S1107に状態を遷移させる。また、S1104で、制御部205は、60分以内で完了しないと判断した場合は、状態をS1108に遷移させる。
S1107で、制御部205は、第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)で印刷を行うよう、プリンタ203に指示して処理を終了する。
S1108で、制御部205は、給紙部の何れかにロングエッジフィードモードで使用される用紙があると判断した場合、状態をS1111に遷移させる。
S1108で、制御部205は、給紙部の何れにもロングエッジフィードモードで使用される用紙がないと判断した場合、状態をS1109に遷移させる。S1109で、制御部205は、図8の表示画面801を表示させる。
このとき、制御部205は、当該印刷ジョブに必要な用紙枚数を排紙するのに要する時間を、用紙枚数及び1枚搬送するために必要な所要時間から算出して、表示エリア805、及び806に表示させる。
例えば、ユーザが「このまま印刷(ショートエッジフィードモードで印刷)」ボタン802を押下した場合、制御部205は、S1107に状態を遷移させる。
また、ユーザが「置換えて印刷(ロングエッジフィードモードで印刷)」ボタン803を選択した場合、制御部205は、図9の表示画面901を表示させる。ユーザは、表示画面901が表示されると、印刷に使用する用紙の方向をロングエッジフィード印刷モードで搬送できるように用紙を置換えて、OKボタン521を押下する。
ユーザがOKボタン521を押下した後、制御部205は、状態をS1110に遷移させ、ユーザが用紙を置換えるのを待つ。ユーザが用紙を置換えると、制御部205は、状態をS1111に遷移させ、印字モード変更確認処理を行う。
S1111で、制御部205は、印刷マージンが用紙のフィード方向で異なる機種であるかを確認し、用紙のフィード方向で印刷マージンが異なる場合、印字領域に差異が生じても印刷を行うかどうかをユーザに判断させて、状態をS1112に遷移させる。
図14は、図11のS1111で実行される印刷モード変更確認処理の手順を示すフローチャートである。
具体的には、図14は、印刷装置種における用紙の2通りの搬送方向で印刷マージンが異なるかどうかで印刷モードを変更するかどうかをユーザに問い合わせて印刷モードを決定するフローチャートである。
図14において、S1401で、制御部205は、ROM207にアクセスし、当該印刷装置種における搬送方向毎のマージン値を取得する。ロングエッジフィードでの印刷マージンとショートエッジフィードでの印刷マージンが同じ場合、図14のフローを終了する。
S1401で、制御部205は、ロングエッジフィードでの印刷マージンとショートエッジフィードでの印刷マージンが異なると判断した場合、処理をS1402に遷移させる。
S1402で、制御部205は、図10の表示画面1001を表示させて、印字領域に差異が発生することを通知する。ユーザ操作にて、「このまま印刷(ショートエッジフィードモードで印刷)」ボタン802が選択された場合、本フローを終了する。
S1402で、図10の「置換えて印刷(ロングエッジフィードモードで印刷)」ボタン803が選択された場合、制御部205は、状態をS1403に遷移させる。
S1403で、制御部205は、当該印刷ジョブの印刷モードをショートエッジフィードモードからロングエッジフィードモードに変更するように、RAM208の印刷ジョブデータの設定を変更する。
S1112において、制御部205は、RAM208にアクセスし、印刷モードに変更が生じたかどうかを確認する。
印刷モードに変更が生じていないと判断した場合、制御部205は、状態をS1107に遷移させ、第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)で印刷を行うよう、プリンタ203に指示して処理を終了する。
印刷モードに変更が生じていると判断した場合、制御部205は、状態をS1113に遷移させ、第2の印刷モード(ロングエッジフィードモード)で印刷を行うよう、プリンタ203に指示して処理を終了する。
次に、本発明の別の実施の形態として、大量用紙を大容量スタッカ200−3aに排紙するスタッカジョブが投入されたときの処理を説明する。
スタッカジョブが印刷装置100に投入されると、制御部205は、状態を図11のS1101に遷移させて、印刷ジョブデータをRAM208に格納する。制御部205は、印刷に必要な用紙枚数を計算した後、状態をS1102に遷移させる。
S1102で、制御部205は、当該印刷ジョブに対して設定されている印刷条件を、RAM208に予め格納されている印刷モードを決定するための印刷条件と照合する。
例えば、本スタッカジョブがA4Rで指定されていた場合、制御部205は、図13のS1301において、手動用紙設定有と判断して、S1302に状態を遷移させる。S1302で、制御部205は、RAM208に保存されている印刷条件と照合させる。
この場合、制御部205は、用紙設定A4Rがショートエッジフィードでの用紙搬送に適当だと判断し、状態をS1102に遷移させる。S1102では、当該印刷ジョブを第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)で印刷するよう、RAM208の印刷ジョブデータを修正する。
印刷モードを決定させた後、制御部205は、状態をS1102からS1103に遷移させる。本実施の形態では、印刷モードが第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)であるため、制御部205は、S1107に遷移させて、第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)で印刷を行うよう、プリンタ203に指示して終了する。
なお、上記の実施の形態の別の観点として、スタッカジョブの場合には、印刷条件に関わらずロングエッジフィードモードで印刷することとしてもよい。
次に、先行ジョブの有無に応じて印刷モードを決定する処理について説明する。
図15は、図2の印刷装置100によって実行される印刷モード変更処理の第2の実施の形態の手順を示すフローチャートである。
具体的には、図15は、先行ジョブの有無に応じて印刷モードを変更する処理を示すフローチャートである。
図15において、まず、S1501で、制御部205は、印刷ジョブを受け付けると、状態をS1510に遷移させ、RAM208にアクセスして現在実行中の印刷ジョブ、もしくは待ち状態にある印刷ジョブが存在するかを確認する。現在実行中の印刷ジョブ、もしくは待ち状態にある印刷ジョブが存在する場合、制御部205は、状態をS1502に遷移させる。
S1502で、制御部205は、当該印刷ジョブが特定の方向で用紙を搬送する必要のある印刷ジョブであるかどうかを判断して、状態をS1503に遷移させる。
S1503で、制御部205は、S1502にて決定した印刷モードが第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)で指定されているか、第2の印刷モード(ロングエッジフィードモード)で指定されているか、それとも特に指定されていないかを判断する。
例えば、制御部205は、当該印刷ジョブが第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)で用紙を搬送する必要のあるジョブだと判断した場合、制御部205は、処理をS1507に遷移させる。S1507では、第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)で1フィニッシング分印刷を行う。ここでいう1フィニッシング分とは、1つの印刷ジョブ中に複数のフィニッシング設定が含まれる場合の、1つ分のフィニッシング設定単位のことを指す。
例えば、5000枚の印刷ジョブのうち、1〜2500枚の印刷ジョブにサドルの指定がなされており、2501枚〜5000枚のジョブにはパンチの設定がなされている場合を考える。
このとき、当該印刷ジョブには2つ分のフィニッシング設定が含まれていることになる。制御部205は、第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)で印刷を1フィニッシング分だけ実行後、処理をS1508に遷移させる。
S1508で、制御部205は、印刷が終了したかどうかの確認を行う。本実施の形態では、印刷が終了していないため、制御部205は、処理をS1509に遷移させる。
S1509で、制御部205は、次に印刷するフィニッシング単位の用紙枚数が確定しているかどうかを判断する。
用紙枚数が確定していないときは、制御部205は、状態をS1511に遷移させる。用紙枚数が確定している場合は、制御部205は、処理をS1502に遷移させる。
S1502で、制御部205は、印刷モードが指定されているかどうかを判断するが、本実施の形態では、2501枚〜5000枚のジョブにはパンチの設定がなされているので、状態はS1503に遷移し、その後S1517に遷移する。
S1512で、制御部205は、要求されている用紙が給紙部にセットされているかどうかを確認する。
S1512で、制御部205は、給紙部の何れかに用紙があると判断した場合、状態をS1515に遷移させる。
S1512で、制御部205は、給紙部の何れにも用紙がないと判断した場合、状態をS1513に遷移させる。
S1513で、制御部205は、図8の表示画面801を表示させる。このとき、制御部205は、当該印刷ジョブに必要な用紙枚数を排紙するのに要する時間を、用紙枚数及び1枚搬送するために必要な所要時間から算出して表示エリア805、806に表示させる。
例えば、ユーザが「このまま印刷(ショートエッジフィードモードで印刷)」ボタン802を押下した場合、制御部205は、S1507に状態を遷移させて、ショートエッジフィード印刷モード(第1の印刷モード)が行われるよう制御する。また、ユーザが「置換えて印刷(ロングエッジフィードモードで印刷)」ボタン803を押下した場合、制御部205は、図9の表示画面901を表示させる。
ユーザは、表示画面901が表示されると、印刷に使用する用紙を、第2の印刷モード(ロングエッジフィードモード)で搬送できるように置換えてOKボタン521を押下する。ユーザがOKボタン521を押下した後、制御部205は、状態をS1514に遷移させ、ユーザが用紙を置換えるのを待つ。
ユーザが用紙を置換えると、制御部205は、状態をS1515に遷移させ、印刷モード変更確認処理を行う。印刷モード変更確認処理を行った後、制御部205は、状態をS1516に遷移させ、印刷モードに変更があったかをRAM208にアクセスすることで確認する。
S1516で、印刷モードに変更がなかった場合、制御部205は、状態をS1507に遷移させて、第1の印刷モード(ショートエッジフィードモード)で印刷を行うよう、プリンタ203に指示して処理を終了する。
S1516で、印刷モードに変更があった場合、制御部205は、状態をS1517に遷移させて、第2の印刷モード(ロングエッジフィードモード)で印刷を行うよう、プリンタ203に指示して処理を終了する。
本実施の形態では、2501枚〜5000枚まではパンチの設定がなされているため、S1516からS1517へ状態が遷移する。その後、制御部205は、状態をS1518に遷移させる。S1518及びS1519で、本印刷ジョブに関するすべての印刷が終了したと判断されると、処理を終了する。
本発明によれば、予め設定された枚数以上の用紙を利用する印刷ジョブが、ショートエッジフィード指定で投入された場合、ロングエッジフィード指定に切り替えて印刷できるので、印刷パフォーマンスを向上させることができる。
また、本発明によれば、フィード方向を切り替えてしまうと正しい出力が得られないと判断した場合、当該印刷ジョブが予め定められた枚数以上の印刷ジョブであってもユーザ設定に沿った印刷を行うことで、期待する出力を得ることができる。
また、本発明によれば、先行する印刷ジョブがある場合にのみ、予め設定された用紙枚数との比較を行うことにより、先行ジョブがない場合に投入した印刷ジョブの全体枚数が判明するまでジョブ開始が行われないという事態を防ぐことができる。
更に、本発明によれば、処理対象の印刷ジョブを第1の印刷モード、及び第2の印刷モードで印刷した場合、それぞれに要する印刷時間を画面に表示することで、どの程度印刷パフォーマンスが向上するかをユーザに通知することができる。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給すること。また、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施の形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
100 印刷装置
101 ネットワーク
102 スキャナ
103 サーバコンピュータ
104 クライアントコンピュータ
107 紙折り機
108 くるみ製本機
109 断裁機
110 中綴じ製本機
200 用紙処理装置
201 スキャナ部
202 外部I/F
203 プリンタ
204 操作部
205 制御部
205a CPU
207 ROM
208 RAM
209 HDD
210 圧縮伸張部

Claims (12)

  1. ショートエッジフィードモード又はロングエッジフィードモードで印刷を行う印刷手段と、
    印刷ジョブを入力する入力手段と、
    ショートエッジフィードモードで印刷を行うためのジョブ単位の用紙の利用枚数の上限値を設定する設定手段と、
    前記入力手段により入力された印刷ジョブがショートエッジフィードモードで実行されるべき印刷ジョブである場合において、前記入力手段により入力された印刷ジョブが前記設定手段により設定された上限値より少ない枚数の用紙を利用する印刷ジョブである場合に、前記入力手段により入力された印刷ジョブに基づいてショートエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御し、前記入力手段により入力された印刷ジョブが前記設定手段により設定された上限値より多い枚数の用紙を利用する印刷ジョブである場合に、前記入力手段により入力された印刷ジョブに基づいてロングエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷手段は、前記入力手段により入力された印刷ジョブが前記印刷手段で印刷された用紙をスタッカでスタックするスタッカジョブであり、且つ、前記設定手段により設定された上限値より多い枚数の用紙を利用する印刷ジョブである場合に、ロングエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記印刷手段は、前記入力手段により入力された印刷ジョブが前記スタッカジョブとは異なる印刷ジョブである場合には、当該印刷ジョブが前記設定手段により設定された上限値より多い枚数の用紙を利用する印刷ジョブであっても、当該印刷ジョブのためにユーザが設定した印刷条件に基づいて決定される印刷モードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御することを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  4. 前記制御手段は、前記入力手段により入力された印刷ジョブよりも先に印刷が行われる別の印刷ジョブが存在する場合に、前記入力手段により入力された印刷ジョブが前記設定手段により設定された上限値より少ない枚数の用紙を利用する印刷ジョブか判断し、前記入力手段により入力された印刷ジョブよりも先に印刷が行われる別の印刷ジョブが存在しない場合には、当該印刷ジョブのためにユーザが設定した印刷条件に基づいて決定される印刷モードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  5. 前記制御手段は、前記入力手段により入力された印刷ジョブが前記設定手段により設定された上限値より多い枚数の用紙を利用する印刷ジョブである場合に、ロングエッジフィードモードを選択するための画面を表示手段に表示させ、当該画面でロングエッジフィードモードが選択された場合に、ロングエッジフィードモードで印刷を行うよう制御し、当該画面でロングエッジフィードモードが選択されなかった場合に、当該印刷ジョブのためにユーザが設定した印刷条件に基づいて決定される印刷モードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  6. 前記設定手段により設定された上限値より多い枚数の用紙を利用する印刷ジョブに関して、
    ショートエッジフィードモードで印刷を完了するのに必要な第1の所要時間がユーザにより確認可能な第1の表示情報、
    ロングエッジフィードモードで印刷を完了するのに必要な第2の所要時間がユーザにより確認可能な第2の表示情報、
    前記第1の所要時間よりも前記第2の所要時間の方が短いことがユーザにより確認可能な第3の表示情報、
    の少なくとも何れかを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  7. ショートエッジフィードモードとロングエッジフィードモードで印刷する際、主走査方向と副走査方向のマージンが異なる特性を持つ場合において、
    前記制御手段は、前記入力手段により入力された印刷ジョブが前記設定手段により設定された上限値より多い枚数の用紙を利用する印刷ジョブである場合に、ロングエッジフィードモードを選択するための画面を表示手段に表示させ、印字モードを変更することにより印字領域に差異が生じることを表示し、当該画面でロングエッジフィードモードが選択された場合に、ロングエッジフィードモードで印刷を行うよう制御し、当該画面でロングエッジフィードモードが選択されなかった場合に、当該印刷ジョブのためにユーザが設定した印刷条件に基づいて決定される印刷モードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  8. ショートエッジフィードモード又はロングエッジフィードモードで印刷を行う印刷手段と、
    印刷ジョブを入力する入力手段と、
    ショートエッジフィードモードで印刷を行うためのジョブ単位の印刷時間の上限値を設定する設定手段と、
    前記入力手段により入力された印刷ジョブがショートエッジフィードモードで実行されるべき印刷ジョブである場合において、前記入力手段により入力された印刷ジョブが前記設定手段により設定された上限値より短い印刷時間を消費する印刷ジョブである場合に、前記入力手段により入力された印刷ジョブに基づいてショートエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御し、前記入力手段により入力された印刷ジョブが前記設定手段により設定された上限値より長い印刷時間を消費する印刷ジョブである場合に、前記入力手段により入力された印刷ジョブに基づいてロングエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  9. ショートエッジフィードモード又はロングエッジフィードモードで印刷を行う印刷手段を備える印刷装置の制御方法であって、
    印刷ジョブを入力する入力工程と、
    ショートエッジフィードモードで印刷を行うためのジョブ単位の用紙の利用枚数の上限値を設定する設定工程と、
    前記入力工程により入力された印刷ジョブがショートエッジフィードモードで実行されるべき印刷ジョブである場合において、前記入力工程により入力された印刷ジョブが前記設定工程により設定された上限値より少ない枚数の用紙を利用する印刷ジョブである場合に、前記入力工程により入力された印刷ジョブに基づいてショートエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御し、前記入力工程により入力された印刷ジョブが前記設定工程により設定された上限値より多い枚数の用紙を利用する印刷ジョブである場合に、前記入力工程により入力された印刷ジョブに基づいてロングエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  10. ショートエッジフィードモード又はロングエッジフィードモードで印刷を行う印刷手段を備える印刷装置の制御方法であって、
    印刷ジョブを入力する入力工程と、
    ショートエッジフィードモードで印刷を行うためのジョブ単位の印刷時間の上限値を設定する設定工程と、
    前記入力工程により入力された印刷ジョブがショートエッジフィードモードで実行されるべき印刷ジョブである場合において、前記入力工程により入力された印刷ジョブが前記設定工程により設定された上限値より短い印刷時間を消費する印刷ジョブである場合に、前記入力工程により入力された印刷ジョブに基づいてショートエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御し、前記入力工程により入力された印刷ジョブが前記設定工程により設定された上限値より長い印刷時間を消費する印刷ジョブである場合に、前記入力工程により入力された印刷ジョブに基づいてロングエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  11. ショートエッジフィードモード又はロングエッジフィードモードで印刷を行う印刷手段を備える印刷装置に、
    印刷ジョブを入力する入力工程と、
    ショートエッジフィードモードで印刷を行うためのジョブ単位の用紙の利用枚数の上限値を設定する設定工程と、
    前記入力工程により入力された印刷ジョブがショートエッジフィードモードで実行されるべき印刷ジョブである場合において、前記入力工程により入力された印刷ジョブが前記設定工程により設定された上限値より少ない枚数の用紙を利用する印刷ジョブである場合に、前記入力工程により入力された印刷ジョブに基づいてショートエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御し、前記入力工程により入力された印刷ジョブが前記設定工程により設定された上限値より多い枚数の用紙を利用する印刷ジョブである場合に、前記入力工程により入力された印刷ジョブに基づいてロングエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御する制御工程と、
    を実行させるためのプログラム。
  12. ショートエッジフィードモード又はロングエッジフィードモードで印刷を行う印刷手段を備える印刷装置に、
    印刷ジョブを入力する入力工程と、
    ショートエッジフィードモードで印刷を行うためのジョブ単位の印刷時間の上限値を設定する設定工程と、
    前記入力工程により入力された印刷ジョブがショートエッジフィードモードで実行されるべき印刷ジョブである場合において、前記入力工程により入力された印刷ジョブが前記設定工程により設定された上限値より短い印刷時間を消費する印刷ジョブである場合に、前記入力工程により入力された印刷ジョブに基づいてショートエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御し、前記入力工程により入力された印刷ジョブが前記設定工程により設定された上限値より長い印刷時間を消費する印刷ジョブである場合に、前記入力工程により入力された印刷ジョブに基づいてロングエッジフィードモードで印刷を行うよう前記印刷手段を制御する制御工程と、
    を実行させるためのプログラム。
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