JPH069808U - 複数ワークの同時回転傾動装置 - Google Patents
複数ワークの同時回転傾動装置Info
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- JPH069808U JPH069808U JP3887592U JP3887592U JPH069808U JP H069808 U JPH069808 U JP H069808U JP 3887592 U JP3887592 U JP 3887592U JP 3887592 U JP3887592 U JP 3887592U JP H069808 U JPH069808 U JP H069808U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転させながら傾動させて加工を施す必要の
あるワークを同時に複数保持するための装置を提供す
る。 【構成】 ワークの回転傾動装置10は、固定フレーム
13に長手方向の両端が軸承された長尺形状の傾動フレ
ーム14と、この傾動フレーム14の長手方向に配設さ
れ貫通する入力軸41,42,43同士が継手61,6
2によって連結された複数の減速機21,22,23
と、各減速機の出力軸(図参照)に取り付けられワーク
を握持する複数のチャック51,52,53とで構成さ
れている。複数の各チャック51,52,53に同時に
ワークを握持させることができ、装置に対する複数のワ
ークの取り付け及び取り外し作業が一度で済む。入力軸
41,42,43を回転させると、全部のワークが同時
に減速回転させられる。傾動フレーム14を傾動させる
と、全部のワークが同時に傾動させられる。
あるワークを同時に複数保持するための装置を提供す
る。 【構成】 ワークの回転傾動装置10は、固定フレーム
13に長手方向の両端が軸承された長尺形状の傾動フレ
ーム14と、この傾動フレーム14の長手方向に配設さ
れ貫通する入力軸41,42,43同士が継手61,6
2によって連結された複数の減速機21,22,23
と、各減速機の出力軸(図参照)に取り付けられワーク
を握持する複数のチャック51,52,53とで構成さ
れている。複数の各チャック51,52,53に同時に
ワークを握持させることができ、装置に対する複数のワ
ークの取り付け及び取り外し作業が一度で済む。入力軸
41,42,43を回転させると、全部のワークが同時
に減速回転させられる。傾動フレーム14を傾動させる
と、全部のワークが同時に傾動させられる。
Description
【0001】
本考案は、回転させながら傾動させて加工を施す必要のあるワークを同時に複 数保持するための装置に関する。
【0002】
従来、ワークを回転させながら傾動させて、例えば、レーザ加工を施させるワ ーク回転装置(図示省略)は、ワークを握持するチャックを通常1つしか有して いない。
【0003】
このようにチャックを1つしか有していないと、大量のワークを加工する場合 、ワーク1個毎に取り付け取り外し作業を行なわなければならず、全体の生産時 間に対するワークの取り付け取り外しに要する時間の占める割合が大きくなり、 生産性を低下させるという問題点を有している。
【0004】
本考案は、固定フレームに長手方向の両端が軸承された長尺形状の傾動フレー ムと、前記傾動フレームの長手方向に配設され貫通する入力軸同士が継手によっ て連結された複数の減速機と、各前記減速機の出力軸に取り付けられワークを握 持する複数のチャックとを具えた装置により、前記の課題を解決した。
【0005】
各減速機の入力軸は継手によって互いに連結されているため、各減速機は同時 に作動させられる。このため、減速機に連結された各チャックも同時に減速回転 させられる。 さらに、傾動フレームが傾動すると各減速機と各チャックも同時傾動する。 従って、回転傾動装置は、一度に複数のワークを保持し、そのワークを回転さ せながら傾動させて、ワークに例えばレーザ加工を施させることができる装置で ある。
【0006】
以下、本考案の実施例を図1乃至図6に基づいて説明する。 回転傾動装置(回転傾動装置)10(図1、図2参照)は、一度に複数のワー ク(図示省略)を保持し、そのワークを回転させながら傾動させて、ワークに例 えばレーザ加工を施させる所謂多軸の装置である。 回転傾動装置10は、回転支持軸11,12によって両端が固定フレーム13 に回転自在に支持された長尺形状の傾動フレーム14を有している。 傾動フレーム14は互いに平行な上板15と下板16で構成されている。 傾動フレーム14の長手方向には同一構造の3台の減速機21,22,23が 配設されている。
【0007】 各減速機21,22,23は上板15に形成された位置決め孔17に減速機自 身の円形状部31,32,33が係合させられて等間隔に位置決めされている。 減速機21(図3参照)は、減速機21のハウジング24を貫通する入力軸4 1と、減速歯車機構(図示省略)によって入力軸41と直交状態に連結された出 力軸44とを有している。出力軸44もハウジング24を貫通している。 減速機21の出力軸44には公知のチャック51が一体に設けられている。 他の減速機22,23の構造も上記減速機21の構造と同一であるので、他の 減速機22,23の構造の説明は省略する。他の減速機22,23の出力軸(図 示省略)にも同一構造の公知のチャック52,53が設けられている。
【0008】 隣同士の減速機21,22,23の入力軸41,42,43は継手61,62 によって連結されている。従って、3つのチャック51,52,53は同時に矢 印A(図1、図2参照)方向に回転するようになっている。 この継手61,62は減速機21,22,23の設置誤差(ミスアラインメン ト)を許容することができる構造になっている。 図1において右端の減速機21の下部には、ワーク回転原点検出機構25が設 けられている。ワーク回転原点検出機構25は、出力軸44の回転を介してワー クの回転スタート位置を検出する機構である。
【0009】 ワーク回転原点検出機構25(図4参照)は、出力軸44の下端(図1におい て図面の下端側)に設けられた原点検出用ドグ26と、傾動フレーム14の下板 16に設けられ原点検出用ドグ26と対向する近接スイッチ27とで構成されて いる。 近接スイッチ27は、原点検出用ドグ26とで、ワークの回転スタート位置を 設定及び検出し、且つ、ワークが1回転したことを検出するスイッチである。
【0010】 図1において、傾動フレーム14の右端には、チャック回転用モータ34が設 けられている。モータ34はサーボモータであり、回転軸35はタイミングベル ト36によって右端の減速機21の入力軸41に接続されている。
【0011】 図1、図2において、固定フレーム13の左端には、チャック傾動用モータ4 5と一体の減速機46が設けられている。減速機46の出力軸47は、傾動フレ ーム14の回転支持軸12に連結されている。 チェック傾動用モータ45は、減速機46を介して傾動フレーム14と共にチ ャック51,52,53を同時に矢印B(図1参照)方向に傾動させるサーボモ ータである。
【0012】 減速機45の出力軸47の左端にワーク傾動原点検出機構54が設けられてい る。 ワーク傾動原点検出機構54は、減速機46の出力軸47の回転を介してワー クの傾動スタート位置と傾動範囲を設定及び検出する機構である。出力軸47は 減速機46のハウジング58を貫通している。 傾動原点検出機構54(図5参照)は、減速機46の出力軸47に重ねて設け られた1枚の原点検出用ドグ55と2枚のリミットスイッチ用ドグ56,57と 、減速機46のハウジング58に設けられた近接スイッチ59と2段重ねのリミ ットスイッチ64,65とで構成されている。 近接スイッチ59は、原点検出用ドグ55とでワークの傾動原点を設定及び検 出するスイッチである。 2段重ねのリミットスイッチ64,65は、2枚のリミットスイッチ用ドグ5 6,57とで、ワークの傾動範囲を設定及び検出するスイッチである。
【0013】 次に動作を説明する。 先ず、各チャック51,52,53(図1、図2参照)にワークをチャッキン グ(握持)させる。 次に、チャック回転用モータ34を回転させるとともに、チャック傾動用モー タ45を回転させる。 チャック回転用モータ34の回転力は、回転軸35、タイミングベルト36を 経て、減速機21の入力軸41に伝達される。各減速機21,22,23の入力 軸41,42,43は継手61,62によって接続されているため同時に回転す る。入力軸41,42,43の回転によって出力軸は減速回転させられ、チャッ ク51,52,53を同時に矢印A(図1、図2参照)方向に回転させる。 なお、各減速機の減速比を異ならせると、各ワークの回転角が異なり、同時に ワーク毎に異なる加工を施すことができる。
【0014】 一方、チャック傾動用モータ45(図1、図2参照)の回転力は、減速機46 を経て、傾動フレーム14の回転支持軸12に伝達され、傾動フレーム14が矢 印B(図1参照)に減速傾動させられる。傾動フレーム14の傾動に伴って3つ のチャック51,52,53も一体に矢印B方向に傾動させられる。 各モータ34,45の回転は公知のNC制御によってコントロールされる。
【0015】 このようにして、回転傾動装置10は、チャック51,52,53を回転させ ながら傾動させることによって、ワークに複雑なレーザ加工を施すことができる 。 ワークは1つずつ順番に、或いは、全部同時に加工が施される。 従って、1度に3つワークの取り付け取り外し作業を行なうことができるため 、加工作業の能率が向上する。
【0016】 なお、チャック傾動用モータ45と減速機46の替わりに、図6、図7に示す 、公知の手動式ウォームギヤ減速機71によってチャック51,52,53を傾 動させてもよい。 この場合は、作業員が目盛72(図7参照)を見ながらハンドル73を手動回 転して傾動フレーム14とチャック51,52,53を一体に傾動させる。この 手動式ウォームギヤ減速機71には、傾動フレーム14の回転支持軸12(図1 参照)をロックするロックレバー74(図6、図7参照)が設けられている。
【0017】
本考案の回転傾動装置は、複数のチャックを有しているため、複数のワークを 同時に取り付けることができ、ワークの取り付けに取り外し要する手間が1度で すみ、作業性を向上させることができる。 又、温度管理の厳しい部屋で加工を行なうような場合、ワークの取り付け取り 外し作業を行なう度ごとに部屋を出入りする作業員の入出回数が少なくなり、温 度管理が容易になる。
【提出日】平成5年8月13日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【0002】
従来、ワークを回転させながら傾動させて、例えば、レーザ加工を施させるワ ーク回転装置(図示省略)は、ワークを把持するチャックを通常1つしか有して いない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【0004】
本考案は、固定フレームに長手方向の両端が軸承された長尺形状の傾動フレー ムと、前記傾動フレームの長手方向に配設され貫通する入力軸同士が継手によっ て連結された複数の減速機と、各前記減速機の出力軸に取り付けられワークを把 持する複数のチャックとを具えた装置により、前記の課題を解決した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【0013】 次に動作を説明する。 先ず、各チャック51,52,53(図1、図2参照)にワークをチャッキン グ(把持)させる。 次に、チャック回転用モータ34を回転させるとともに、チャック傾動用モー タ45を回転させる。 チャック回転用モータ34の回転力は、回転軸35、タイミングベルト36を 経て、減速機21の入力軸41に伝達される。各減速機21,22,23の入力 軸41,42,43は継手61,62によって接続されているため同時に回転す る。入力軸41,42,43の回転によって出力軸は減速回転させられ、チャッ ク51,52,53を同時に矢印A(図1、図2参照)方向に回転させる。 なお、各減速機の減速比を異ならせると、各ワークの回転角が異なり、同時に ワーク毎に異なる加工を施すことができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【0017】
本考案の回転傾動装置は、複数のチャックを有しているため、複数のワークを 同時に取り付けることができ、ワークの取り付けに取り外し要する手間が1度で すみ、作業性を向上させることができる。 又、複数のワークを同時に取付けることができると、真空チャンバ内でワーク に加工を施すような場合、扉を開閉する回数が減り、段取り時間内に占める真空 になるまでの時間の割合を大幅に減少させることができる。 さらに、温度管理の厳しい部屋で加工を行なうような場合、ワークの取り付け 取り外し作業を行なう度ごとに部屋を出入りする作業員の入出回数が少なくなり 、温度管理が容易になる。
【図1】本考案の回転傾動装置の正面図であり、一部分
断面で表わした図である。
断面で表わした図である。
【図2】図1の平面図であり、一部分断面で表わした図
である。
である。
【図3】チャック(図示省略)を有する減速機の斜視図
である。
である。
【図4】図1中4−4矢視図であり、ワーク回転原点検
出機構を示した図である。
出機構を示した図である。
【図5】図2中5−5矢視図であり、ワーク傾動原点検
出機構を示した図である。
出機構を示した図である。
【図6】他の実施例の回転傾動装置における手動式ウォ
ームギヤ減速機部分を示した正面図である。
ームギヤ減速機部分を示した正面図である。
【図7】図6の平面図である。
10 回転傾動装置 13 固定フレーム 14 傾動フレーム 21,22,23 減速機 41,42,43 入力軸 44 出力軸 51,52,53 チャック 61,62 継手
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (1)
- 【請求項1】 固定フレームに長手方向の両端が軸承さ
れた長尺形状の傾動フレームと、前記傾動フレームの長
手方向に配設され貫通する入力軸同士が継手によって連
結された複数の減速機と、各前記減速機の出力軸に取り
付けられワークを握持する複数のチャックとを具えたこ
とを特徴とする、複数ワークの回転傾動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992038875U JP2545205Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 複数ワークの同時回転傾動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992038875U JP2545205Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 複数ワークの同時回転傾動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069808U true JPH069808U (ja) | 1994-02-08 |
JP2545205Y2 JP2545205Y2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=12537395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992038875U Expired - Lifetime JP2545205Y2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 複数ワークの同時回転傾動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2545205Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101600483B1 (ko) * | 2015-07-17 | 2016-03-08 | (주) 가유 | 엔진로터용 지그장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5084882U (ja) * | 1973-12-05 | 1975-07-19 | ||
JPH03503747A (ja) * | 1989-09-22 | 1991-08-22 | レニショウ パブリック リミテッド カンパニー | 工作機械のモジュラー型マルチ工作物取り付けシステム |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP1992038875U patent/JP2545205Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5084882U (ja) * | 1973-12-05 | 1975-07-19 | ||
JPH03503747A (ja) * | 1989-09-22 | 1991-08-22 | レニショウ パブリック リミテッド カンパニー | 工作機械のモジュラー型マルチ工作物取り付けシステム |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101600483B1 (ko) * | 2015-07-17 | 2016-03-08 | (주) 가유 | 엔진로터용 지그장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2545205Y2 (ja) | 1997-08-25 |
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