JPH0611688Y2 - 多軸ヘッド交換型切削加工装置 - Google Patents

多軸ヘッド交換型切削加工装置

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JPH0611688Y2
JPH0611688Y2 JP1988090519U JP9051988U JPH0611688Y2 JP H0611688 Y2 JPH0611688 Y2 JP H0611688Y2 JP 1988090519 U JP1988090519 U JP 1988090519U JP 9051988 U JP9051988 U JP 9051988U JP H0611688 Y2 JPH0611688 Y2 JP H0611688Y2
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JP
Japan
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head
axis
axis head
jig base
fixed
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JP1988090519U
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JPH0215208U (ja
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浩 川口
義男 橋本
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、フレキシブル生産システムに好適な多軸ヘッ
ド交換型の切削加工装置に関し、さらに詳しくは複数の
多軸ヘッドが収容されたヘッドストッカと加工位置との
間で多軸ヘッドの交換を行うようにした切削加工装置に
関する。
従来の技術 この種の多軸ヘッド交換型の切削加工装置としては、例
えば特開昭50−44576号公報,特開昭59−81
007号公報および実公昭58−52003号公報に示
されているようにタレット型のものが知られている。こ
の従来のタレット型切削加工装置においては、外周に複
数の多軸ヘッドを装着した割り出し回転可能なタレット
を例えば送り装置のテーブル上に設置し、タレットに送
りを与えて機械加工を実施することを基本とした上で、
工作物すなわち加工ワークの多種化に対応するために、
タレットとは別に複数の多軸ヘッドを備えた多軸ヘッド
ストッカと、ヘッド交換装置とを設置し、必要に応じて
タレットと多軸ヘッドストッカとの間で多軸ヘッドの入
れ換えを行うようにしたものである。
考案が解決しようとする課題 上記のような従来の切削加工装置においては、割り出し
回転可能なタレット(または工作物)に送りを与えなが
ら加工するというタレット型切削工作機械本来の構造を
前提としているため、ただでさえ構造が大型かつ複雑に
なりやすいタレットおよび送り装置に加えて、多軸ヘッ
ドストッカとヘッド交換装置を付帯させなければなら
ず、設備全体がきわめて大型かつ複雑化するとともに、
設備費の著しい高騰を招くことになる。
本考案は以上のような点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、タレット型切削工作機械本来の構
造にとらわれることなく、実質的に多軸ヘッド交換装置
に従来の送り装置の機能を具備させることによって、特
に小型化と構造の簡素化を図った多軸ヘッド交換型の切
削加工装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 本考案の多軸ヘッド交換型切削加工装置においては、ス
ピンドル自体に軸方向に送りが与えられる複数のマスタ
ーリードタイプの多軸ヘッドが整列されたヘッドストッ
カと、工作物が位置決め固定されるとともに、その位置
決め固定された工作物と対向するように前記多軸ヘッド
が着脱可能に位置決め固定される治具ベースと、先端の
結合装置で前記多軸ヘッドを着脱可能に支持して、ヘッ
ドストッカと治具ベースとの間で多軸ヘッドの交換を行
う多自由度型のヘッド交換装置とを備えてなり、前記ヘ
ッド交換装置は、該ヘッド交換装置の結合装置で支持し
た多軸ヘッドを治具ベースに位置決め固定した状態で、
その多軸ヘッドの各スピンドルを回転駆動させると同時
にスピンドルに軸方向の送りを与えるヘッド駆動手段を
有していることを特徴としている。
ヘッド交換装置としては、多自由度型のものとして例え
ば関節型その他の産業用ロボットを中心として構成され
たものを使用する。
作用 この構造によると、加工対象となる工作物が治具ベース
に位置決め固定される一方で、その工作物の種別信号を
受けてヘッド交換装置が作動し、ヘッドストッカに整列
されている多軸ヘッドのなかから上記工作物の加工に必
要な多軸ヘッドを先端の結合装置で支持する。そして、
ヘッド交換装置はその支持した多軸ヘッドを治具ベース
に位置決めした上、ヘッド交換装置自体が具備するヘッ
ド駆動手段により多軸ヘッドを駆動する。その結果、多
軸ヘッドの各スピンドルが回転駆動されると同時に各ス
ピンドルに軸方向の送りが与えられ、所定の切削加工が
施される。
実施例 第1図は本考案のより具体的な一実施例を示す図で、2
台の多軸ヘッド交換型切削加工装置1,2が並設された
機械加工ラインの一部を示している。この実施例では工
作物たるワーク(ここでは内燃機関のシリンダブロック
を例示している)Wが予めパレットPに固定されてお
り、切削加工装置1での加工が終了したワークWは、フ
ィードバー4と給送レール5とから構成されるワーク搬
送装置6のはたらきにより次の切削加工装置2に搬送さ
れる。
切削加工装置1は、ベッド7上に設置されたヘッド交換
装置8と、ヘッド交換装置8に隣接して配置された治具
ベース9およびヘッドストッカ10とから構成される。
11は制御盤である。
ヘッド交換装置8は、定置式の関節型産業用ロボット1
2を中心として構成された多自由度型のものであって、
そのアーム13の先端部には第2図に示すように後述す
る多軸ヘッド14と結合されてこれを支持する結合装置
15が設けられている。この結合装置15は第2図に示
すように、ブラケット16と、多軸ヘッド14側の入力
軸17とテーパ結合されるドライブ軸18と、多軸ヘッ
ド14との位置決めを司る位置決めピン19とを含んで
いる。そして、ブラケット16にはドライブ軸18を介
して多軸ヘッド14側の各スピンドル20を回転駆動さ
せるヘッド駆動手段としての駆動モータ21が取り付け
られている。
ヘッドストッカ10には、そのエンドレスなレール22
上に複数の多軸ヘッド14,14…がスピンドル20先
端の工具Tを下向きにして整列されている。そして、ヘ
ッドストッカ10上の各多軸ヘッド14,14…は図示
外の駆動手段のはたらきによりレール22上を周回可能
であって、いずれか一つの多軸ヘッド14を選択してヘ
ッド交換位置に割り出すことができる。
各多軸ヘッド14,14…はいわゆるマスターリードタ
イプのものであって、第2図に示すように入力軸17が
回転駆動されることで図示外の変速歯車列を介して各ス
ピンドル20が回転駆動されると同時に、図示外のマス
タねじによって各スピンドル20に軸方向の送りが与え
られる。多軸ヘッド14には、第2図に示すように結合
装置15側の位置決めピン19と係合するピン穴23の
ほか、後述する治具ベース9側のロケート穴24と係合
するロック機構付きのロケートピン25が設けられてい
る。
治具ベース9は、ワークWをパレットPごとクランプす
るワーククランパ26を備えるほか、第2図に示すよう
に上面には多軸ヘッド14を受容する窓部27とロケー
ト穴28、ならびに多軸ヘッド14をクランプするヘッ
ドクランパ29が設けられている。
一方、切削加工装置2は、レール30に沿って走行可能
ないわゆる天吊型の産業用ロボット42を中心として構
成されたヘッド交換装置38と、ベッド37上に設置さ
れた治具ベース39およびヘッドストッカ40とから構
成される。治具ベース39は切削加工装置1側の治具ベ
ース9と異なり横向きに置かれ、またヘッドストッカ4
0には複数の多軸ヘッド14,14…が2列にわたって
整列されている。
次に上記のように構成された装置の作用について説明す
る。
先ず、治具ベース9にワークWがクランプされるのと相
前後して、そのワークWの種別信号を受けてヘッド交換
装置8およびヘッドストッカ10が作動する。すなわ
ち、ヘッドストッカ10は、治具ベース9にクランプさ
れるワークWの加工に必要ないずれかの多軸ヘッド14
を選択し、その周回送路上のヘッド交換位置に選択した
多軸ヘッド14を割り出す。そして、ヘッド交換装置8
は、結合装置15を選択された多軸ヘッド14に押し当
て、第2図に示すように位置決めピン19とピン穴2
3、およびドライブ軸18と入力軸17とを相互に嵌合
させて、その結合により多軸ヘッド14を支持する。
多軸ヘッド14が結合装置15に結合・支持されると、
ヘッド交換装置8はその支持した多軸ヘッド14を治具
ベース9の真上まで搬送して降下させる。そして、ロケ
ートピン25とロケート穴24とを係合させて治具ベー
ス9に対し多軸ヘッド14を位置決めした上で、ヘッド
クランパ29が多軸ヘッド14をクランプする。これに
より、治具ベース9を母体として位置決め固定されたワ
ークWと多軸ヘッド14とが相互に対向することにな
る。
この状態で駆動モータ21が起動すると、多軸ヘッド1
4のスピンドル20が一斉に回転すると同時に、各スピ
ンドル20に軸方向の送りが与えられてワークWに対す
る切削加工が行われる。
切削加工が終了すると、ヘッド交換装置8は治具ベース
9から多軸ヘッド14を離脱させてヘッドストッカ10
に戻し、以後は上記と同様の動作を繰り返すことにな
る。
切削加工装置1での加工が終了したワークWは、フィー
ドバー4により次工程の切削加工装置2の治具ベース3
9に搬入されてクランプされる。そして、ワークWはヘ
ッド交換装置38による上記と同様のはたらきにより別
の切削加工が行われる。
ここで、それぞれの切削加工においては、ヘッド交換装
置8,38に支持された多軸ヘッド14は治具ベース
9,39に固定されるため、加工に伴う反力はヘッド交
換装置8,38には全く作用せず、したがってヘッド交
換装置8,38は単に多軸ヘッド14を搬送する機能だ
けあれば足りる。
考案の効果 以上のように本考案の多軸ヘッド交換型切削加工装置に
よれば、ヘッド交換装置が、ヘッドストッカと治具ベー
スとの間で多軸ヘッドを交換する機能のほかに、多軸ヘ
ッドを駆動する機能すなわち従来の送り装置に相当する
機能を有しているものであるから、従来の送り装置およ
びタレットに相当する部分が不要になり、設備全体の小
型化と構造の簡素化が図れるほか、設備占有スペースの
縮小化と設備費の低減化を併せて達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の切削加工装置の一実施例を示す構成説
明図、第2図はヘッド交換装置と多軸ヘッドおよび治具
ベースの相互関係を示す説明図である。 1,2……切削加工装置、8,38……ヘッド交換装
置、9,39……治具ベース、10,40……ヘッドス
トッカ、12,42……産業用ロボット、14……多軸
ヘッド、15……結合装置、20……スピンドル、21
……ヘッド駆動手段としての駆動モータ、W……工作物
(ワーク)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピンドル自体に軸方向の送りが与えられ
    る複数のマスターリードタイプの多軸ヘッドが整列され
    たヘッドストッカと、 工作物が位置決め固定されるとともに、その位置決め固
    定された工作物と対向するように前記多軸ヘッドが着脱
    可能に位置決め固定される治具ベースと、 先端の結合装置で前記多軸ヘッドを着脱可能に支持し
    て、ヘッドストッカと治具ベースとの間で多軸ヘッドの
    交換を行う多自由度型のヘッド交換装置とを備えてな
    り、 前記ヘッド交換装置は、該ヘッド交換装置の結合装置で
    支持した多軸ヘッドを治具ベースに位置決め固定した状
    態で、その多軸ヘッドの各スピンドルを回転駆動させる
    と同時にスピンドルに軸方向の送りを与えるヘッド駆動
    手段を有していることを特徴とする多軸ヘッド交換型切
    削加工装置。
JP1988090519U 1988-07-08 1988-07-08 多軸ヘッド交換型切削加工装置 Expired - Lifetime JPH0611688Y2 (ja)

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