JPH0417314Y2 - - Google Patents

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JPH0417314Y2
JPH0417314Y2 JP1988110421U JP11042188U JPH0417314Y2 JP H0417314 Y2 JPH0417314 Y2 JP H0417314Y2 JP 1988110421 U JP1988110421 U JP 1988110421U JP 11042188 U JP11042188 U JP 11042188U JP H0417314 Y2 JPH0417314 Y2 JP H0417314Y2
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workpiece
receiving plate
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reversing
hand
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は工作機械へのワーク供給装置に関す
る。
〔従来の技術〕
例えば旋盤において、チヤツクワーク加工によ
つてデイスク状ワークの表裏両面を加工しようと
すれば、必ず1回はワークを反転してチヤツクへ
装着し直す必要がある。そして上記操作は、扱う
ワークの重量が大になつた場合、あるいは省力を
図る場合にはロボツトによつて代替せしめること
が緊要になつてくるのであるが、1台のロボツト
によつて上記持ち換えを達成せしめることは、ロ
ボツトが通常1本のハンドおよびアームしか有し
ないことから、ロボツト自身による持ち換えをの
み考慮していたのでは容易に実現されない。ま
た、2本のハンドを有するロボツトを用いてロボ
ツト自身に持ち換えを行わせる場合には、該2本
のハンドを用いて一応持ち換えは達成されるであ
ろうが、制御がきわめて複雑となる欠点がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
そこで、この考案は1台のロボツトを設置した
だけで、例えば上記旋盤におけるワークの両面加
工のような加工工程を無人化でき、そのことによ
つて作業者が重量ワークを扱う場合に伴う危険性
をなくし、併せて加工の迅速化を達成できる新規
なワークの供給装置を提供するものである。
〔課題を達成するための手段〕
この考案は、水平に進退自在な水平アームを有
するロボツトと、反転装置からなると共に、上記
反転装置がワーク載置受板と、該受板上のワーク
をクランプする装置と、上記受板をクランプした
ワークごと反転させる駆動源を有し、さらに上記
受板とクランプ装置共にロボツトの水平アームの
進退方向に干渉しない構成となつている装置であ
る。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて実施例を説明する。
第1図は旋盤1、ロボツト2および未加工ワー
クの載置パレツト3、加工済ワークの載置パレツ
ト4の平面配置図であり、旋盤1は主軸チヤツク
5とタレツト刃物台6の進退および回転軸7が平
行に設けられたタイプのもの、ロボツト2は回転
支柱8に沿つて水平アーム9が昇降し、かつ該水
平アーム9が水平に進退する通常の円筒座標型の
ものである。
パレツト3上にはドーナツ状の未加工ワーク
Wpが3列に亘つて多段に積重ねられており、上
記ロボツト2のハンド11によりワークWを内径
を内づかみに把持せしめて旋盤チヤツク5へと供
給し、旋盤1で加工を完了したワークWはロボツ
ト2によつて前記パレツト4上へと搬送して再び
多段に積重ねるようになつているが、未加工ワー
クの載置パレツト3と旋盤1間には次のような反
転装置12を配置して、片面13の加工の終了し
たワークWqを一旦該反転装置12上に載置して
表裏反転せしめ、反転せしめたワークWqを再び
ロボツト2によつて把持して今度は他面14が加
工工具T側へ面するようにして旋盤1へ供給せし
めるようになつている。
すなわち、まず反転装置12の説明に先立つて
ロボツトハンド11の説明をしておくと、この例
のハンド11は第2図に示したようにアーム9端
に揺動モータ15を介して連結され、ローテイト
方向Aに旋回自在になつたフレーム16と、該フ
レーム16内に設けたガイドバー17に沿つて放
射状方向に移動自在な3本の爪18と、回転モー
タ19を含む該爪18の開閉駆動機構21とから
なつており、駆動機構21を構成する120度ずつ
開いた3本のねじ軸22が回転モータ19によ
り、傘歯車23,24を介して回転されると、各
ねじ軸22に螺合した3本の爪18が一勢に放射
状方向に沿つて開閉し、ワークWの内径25を把
持するようになつていて、特に各爪18の高さh
は、後述の反転装置12によりワークWが反転さ
れてハンド11が後述の受板26を隔ててワーク
Wを把持する際にも、ワーク内径25を確実に把
持しうるような充分な高さ寸法になしてある。
反転装置12は第3,4図に示したように、上
記ロボツトハンド11により移送されて来たワー
クWqを受ける受板26と、該受板26上のワー
クWqを固定するクランプ装置27と、ワーク
Wqをクランプした受板26をワークごと反転さ
せる反転駆動装置28とからなつており、夫々次
のように構成されている。
すなわち、受板26は上記反転駆動装置28か
ら片持ち状に水平に突設されており、上面にはワ
ーク内径25よりも若干幅広のU字状切欠き29
を形成してあり、反転した後にハンドの爪18が
該受板26を隔ててワークWを把持しても該切欠
き29を通つて抜き出しうるようになつている。
クランプ装置27は第4図に示したように、先端
にクランプ片31を設けた1対のクランプアーム
32を基端部においてガイドバー33により摺動
自在に支持し、該基端部に左右で方向の異なつた
ねじ軸34を螺入して、該ねじ軸34をモータ3
5でもつて回転することによりクランプおよびク
ランプ解除するものである。36はねじ軸34端
に嵌着固定した歯車、37は中間伝達歯車であ
る。すなわち、受板26、クランプ装置27共に
水平アーム9の進退方向には何ら干渉する部材を
有していない。
反転駆動装置28は上記受板26の基端に連結
した回転支軸38と、該回転支軸38に嵌着固定
した大歯車、39と、該大歯車39に噛合する歯
車41を設けたモータ42とからなつており、モ
ータ42を適宜回転して回転支軸38を回転し、
受板26を180度ごと反転しうるようになつてい
る。43は該反転駆動装置28のハウジングを兼
ねた受板26の支持ポストである。
ロボツトハンド11、反転装置12は以上のよ
うになつていて、上例の加工システムで次のよう
にしてワークWを反転し両面加工が行える。
すなわち、ロボツト2による最初の移送により
未加工ワーク載置パレツト3から旋盤1へと供給
され、旋盤1において予めプログラムされた所定
の加工を施されたワークWqは固定Tに向いた片
面13側のみを加工されているが、この半加工ワ
ークWqを、ロボツト2によつてチヤツク5から
取外し、上記反転装置12の受板26上へと一旦
載置する(第1図および第3図実線)。この際、
ワークWqの内径が前記切欠き29内に位置する
ように載置する(第4図鎖線)。
そして、次に前記クランプ装置27のアーム3
2を閉じれば、ワークWqはクランプ片31によ
つてガイドされてその内径中心が正確に切欠き2
9の中心へと持たらされると共に受板26上に固
定され、ロボツトはんぢ11の把持を解除して上
方へ退避せしめた(第3図1点鎖線)後、前記反
転駆動装置28のモータ42を回転すれば受板2
6がワークWqごと180度反転して、ワークWqは
受板26の下方に位置した第3図2点鎖線の状態
となる。この2点鎖線図示の状態では未加工面1
4が上方へ向いているので再びハンド11を下降
して、爪18を切欠き29を通してワークWq内
径に挿通せしめ、受板26を隔ててワークWqを
把持せしめればワークWqは表裏持ち換えられた
状態でハンド11に保持されることとなり、次に
クランプ装置27を解除した上アーム9を水平に
後退させれば、ワークWqはハンド11によつて
把持されたまま切欠き29に沿つて前方へ抜き出
される。したがつて次に、再びアーム9を旋回し
て持ち換えた半加工ワークWqを旋盤1方向へ移
送し、チヤツク5に受渡せば、旋盤1には未加工
面14が工具T側へ面した状態でセツテイングさ
れるので、旋盤1において、前述の片面側13と
同様に予めプログラムされた所定の加工を加工面
14に施し両面加工を完了した後、再びロボツト
アーム9を旋回して旋盤から該ワークWrをアン
ロードし、加工済ワークWrのパレツト4上へと
積重ねていくのである。
以上の操作を繰返すことによりパレツト3上の
未加工ワークWpを1台のロボツト2により次々
と工作機械1へ供給せしめ、両面加工を施すこと
ができる。
上記実施例ではワークWがドーナツ状のもので
あつたので内づかみ式のロボツトハンド11を用
い、反転装置12としてもその受板26に内づか
み用爪18が通過可能な前方に開いた切欠き29
を形成したものを用いたが、ワークWが中実のデ
イスク状のものの場合には、第5,6図に示した
ような、構造が前述のハンド11とほぼ同様で爪
45が外づかみに適した形状になされた外づかみ
式のロボツトハンド46を用い、反転装置12と
しては、前例の受板26に替えてワークWqの外
径よりも幅狭の受板47を設け、前例のクランプ
装置27に替えてレバー48によつてワークWq
を上下から挟持する型式のクランプ装置49を設
けたものを用いて、前例と同様の操作を行うこと
ができる。
すなわち、片面の加工が完了したワークWqを
ロボツトハンド46でもつて旋盤1から一旦アン
ロードし、反転装置12の受板47上に、前端が
若干受板47から外れた状態で載置する。
そして次に、ハンド46を第5図図示の位置か
ら上方へと一旦退避させた後、クランプ装置49
のシリンダ51を収縮してクランプ軸52を介し
てレバー48を閉じ(第5図1点鎖線)、ワーク
Wqを該レバー48と受板47間で挟持し、該状
態で前例と同様に、反転駆動装置28を作動して
ワークWqを受板ごと反転せしめる(第5図2点
鎖線)。そして、再びハンド46を下降して3本
の爪45をワークWqの外周から接近させてワー
クWqを挟持せしめ(第6図)ワークWqがハン
ド46によつて確実に挟持された後クランプ装置
49のレバー48を僅かに開き、続いてアーム9
を水平に後退させれば、ワークWqはハンド46
によつて把持されたまま受板47に沿つて前方へ
抜き出される。すなわち、本例においても前例と
同じく受板47及びクランプ装置49共に水平ア
ーム9の進退方向に何ら干渉する部材を有してい
ない。
この際ハンド46の爪45は前例と同様にその
高さを充分大になして、反転された後に受板47
を隔てて下位のワークWqを確実に把持しうるよ
うになしておくと共に、把持時に3本の爪45が
受板47に干渉しないように、つまり受板47と
爪45との位置関係が第6図示の状態となるよう
に、予めハンド46の構造および反転装置12の
設置位置を適正になしておく。
つまり、この反転装置12の場合には、レバー
48が実質上内づかみ式のクランプ装置に相当す
るものである。
そして、抜き出したワークWqはすでに表裏反
転されているので、前例と同様に、再び旋盤1の
チヤツク5に受渡し、他面(未加工面14)の加
工を行うのである。
また、上記2例はいずれもワークWqを一旦平
面の受板26,47上に載置し、その後ワーク
Wqを受板26,47上に固定しておいた上で該
ワークWqを受板26,47ごと水平軸まわりで
反転せしめ、次に反転したワークWqを受板2
6,47を隔ててハンド11,46で把持して抜
き出すものであつたのでワークWqの受板26,
47上への最初の載置時の位置ズレがなく受板上
でのワークの安定性が高いとか、前者の例ではク
ランプ装置27によつて、載置されたワークWq
が求心的にガイドされつつクランプされるのでハ
ンド11による2回目の把持ミスが少いとかの
種々の利点がある。
〔考案の効果〕
いずれにしても以上の説明で明らかなように、
この考案に係る工作機械へのワーク供給装置で
は、ワークを反転させるために、ハンドからハン
ドへと受渡すのではなく、一旦ワークを反転装置
の受板に載置し、クランプ装置でクランプした
後、反転されるので複雑な制御も必要なく、さら
に不安定なワークでも広い面積で該ワークを安定
して支承でき、大重量ワークの落下といつた事故
も生じず、また反転完了後水平アームがワークを
抜き出すことで直ちに後工程に移れるので稼動率
が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るワーク供給装置の平面
配置図、第2図はロボツトハンドの縦断面図、第
3図はロボツトによるワークの反転装置上への載
置状態を示した側面図、第4図は受板およびクラ
ンプ装置の平面図、第5図は他の例における反転
装置を示した略側面図、第6図は同じく受板とク
ランプ装置の平面図である。 1……旋盤、2……ロボツト、11……ロボツ
トハンド、12……反転装置、13……片面、1
4……他面、26,47……受板、27,49…
…クランプ装置、42……モータ、W,Wp,
Wq,Wr……ワーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端にロボツトハンドを具えて、垂直軸まわり
    で旋回自在かつ、水平に進退自在な水平アームを
    有しワークを工作機械へと供給する円筒座標型の
    産業用ロボツトと、該ロボツトの旋回円内に設け
    られている反転装置とからなると共に、上記反転
    装置がロボツトにより工作機械から取外した半加
    工ワークを載置しうる受板と該受板に載置された
    ワークをクランプするクランプ装置と、上記受板
    をワークをクランプしたまま反転しうる反転駆動
    源とを有し、さらに上記受板とクランプ装置共に
    ロボツトの水平アームがワークを把持したまま抜
    き出しうるようになつていることを特徴とする工
    作機械へのワーク供給装置。
JP1988110421U 1988-08-23 1988-08-23 Expired JPH0417314Y2 (ja)

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JPS5523822U (ja) * 1978-07-28 1980-02-15

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