JPH069761B2 - 静圧気体軸受装置 - Google Patents

静圧気体軸受装置

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JPH069761B2
JPH069761B2 JP59141519A JP14151984A JPH069761B2 JP H069761 B2 JPH069761 B2 JP H069761B2 JP 59141519 A JP59141519 A JP 59141519A JP 14151984 A JP14151984 A JP 14151984A JP H069761 B2 JPH069761 B2 JP H069761B2
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JP
Japan
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thrust
bearing
tool spindle
radial
thrust bearing
Prior art date
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JP59141519A
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JPS6125740A (ja
Inventor
喬利 小野
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Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/25Movable or adjustable work or tool supports
    • B23Q1/26Movable or adjustable work or tool supports characterised by constructional features relating to the co-operation of relatively movable members; Means for preventing relative movement of such members
    • B23Q1/38Movable or adjustable work or tool supports characterised by constructional features relating to the co-operation of relatively movable members; Means for preventing relative movement of such members using fluid bearings or fluid cushion supports

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、半導体ウエハーのダイシング加工,フエライ
ト製磁気ヘツドの溝付け加工等に用いられるダイサー,
スライサー或は半導体ウエハーの研削加工に用いられる
グラインダー等の精密加工装置の静圧気体軸受装置に関
する。詳細には、前記精密加工装置の工具スピンドルを
圧力空気によつて浮遊支持するラジアル軸受及びスラス
ト軸受から成る静圧気体軸受装置の排気構造を改良した
ものに関する。
(従来技術) ダイサー,スライサー等と称される精密加工装置は、ダ
イヤモンド砥粒,立方晶窒化硼素砥粒等の超砥粒を結合
することによつて形成された極薄の回転ブレードを備
え、該回転ブレードを例えば30,000rpmの高速で
回転駆動し得るよう構成されたものである。回転ブレー
ドをこのような高速で円滑に回転させるために、回転ブ
レードの軸すなわち工具スピンドルは摩擦抵抗の小さい
静圧気体軸受装置で浮遊支持されている。静圧気体軸受
装置は、工具スピンドルを軸受部材との間に形成される
気体の薄膜によつて浮遊支持するものであつて、気体の
薄膜を安定して形成することが必要である。そのため
に、気体を安定して供給することは勿論,気体を安定し
て排出することが必要である。気体を排出する構造とし
て、従来種々のものが開発されている。例えば、精密加
工装置の回転ブレード側にも静圧気体軸受装置の気体を
排出し得るように構成されたものが,特開昭58-68516号
公報に記載されているように既に開発されている。これ
を第7図に基づいて説明すると、精密加工装置におい
て、一端にステーター8とローター9から成る高周波モ
ータMを設け、他端に回転ブレード12を設けた工具ス
ピンドル1をラジアル軸受ノズル32を有するラジアル
軸受部とスラスト軸受ノズル44,72を有するスラス
ト軸受部によつて浮遊支持する静圧気体軸受装置であつ
て、ラジアル軸受ノズル32及びスラスト軸受ノズル4
4,72から夫々の軸受間隙に供給された圧力気体は、
大部分は排気孔33に集められ、高周波モータMの導か
れて該モータを冷却した後に、排気口10より外部へ放
出される。又、一部のものは、工具スピンドル1とスラ
ストプレート5及びカバーベース13の間隙を通過して
回転ブレード側へ矢印Fの如く排出される。なお、2及
び3は、ラジアル軸受部のスリーブ及びハウジングで、
4及び7はスラストベアリングである。
又、既に本出願人も実施しているものであるが、前記の
ものにおいて、回転ブレード側への排気を円滑に行なう
ために、スラストプレートに排気孔を設けた第8図に示
すものが開発されている。
即ち、工具スピンドル1に固定されたスラストプレート
5に軸方向に貫通する第1の排気孔51と該第1の排気
孔51に連通しかつ外周部に連通する半径方向の第2の
排気孔52とを複数個設け、スラストプレート5を両側
で支持する第1及び第2のスラスト軸受部4,7と工具
スピンドル1とに半径方向の間隙を設けた静圧気体軸受
装置である。ラジアル軸受部2,3から排出される気体
は、第1のスラストベアリング4と工具スピンドル1と
の間隙,スラストプレート5の第1の排気孔51,第2の
スラストベアリング7と工具スピンドル1との間隙を順
次介して矢印Fの如く回転ブレード側に排出される。
又、スラスト軸受部4,5,6,7から排出される気体
は,スラストプレート5とスラストカラー6との間隙に
流入するものと、第1及び第2のスラストベアリング
4,7と工具スピンドル1との間隙に流入するものとが
ある。前者は、スラストプレート5の第2の排気孔52
及び第1の排気孔51を介して後者と合流し、更にラジ
アル軸受部2,3から排出される気体と合流して、外部
に排出される。なお、11はシールリング,31は気体
導入孔,32はラジアル軸受ノズル,41は環状の凹
部,43,71は圧力気体供給孔,61はスラストカラ
ー6の貫通孔,72はスラスト軸受部ノズルである。
第8図に示すものは、第7図に示すものに比して、ラジ
アル軸受部及びスラスト軸受部より回転ブレード側に排
出される気体が抵抗が少なく円滑に外部に排出され得る
ので、スラスト方向の動圧剛性を大きくすることがで
き、工具スピンドルをより正確に浮遊支持することがで
きる。
しかし、近年半導体ウエハーのダイシング加工,フエラ
イト製磁気ヘッドの溝付け加工或は半導体ウエハーの研
削加工等に要求される加工精度が高くなり、これらの加
工に用いられる精密加工装置に高い性能が要求されてい
る。特に、工具スピンドルの静圧気体軸受装置には、ス
ラスト方向の動圧剛性が1.0Kgf/μm以上のものが
要求されているが、第8図に示すものにおいてさえ0.
5Kgf/μmが限界であり、前記要求を満すことが困難
であつた。
(発明の目的) 本発明の目的は、ラジアル軸受部及びスラスト軸受部か
ら回転ブレード側への排気を円滑に行ない得るように構
成することによつて、スラスト方向の動圧剛性が1.0
Kgf/μm以上の静圧気体軸受装置を提供することにあ
る。
(発明の構成) 本発明は、特に、スラスト軸受部から排出する気体であ
つて、スラストプレートとスラストカラーとの間隙に流
入したものの排出を円滑に行ない得るように構成したこ
とを特徴とする静圧気体軸受装置であつて、スラスト方
向の動圧剛性が1.0Kgf/μm以上のものまで得るこ
とができた。
即ち、本発明の構成は、工具スピンドルをラジアル方向
に浮遊支持するラジアル軸受部と工具スピンドルをスラ
スト方向に浮遊支持するスラスト軸受部とから成る静圧
気体軸受装置において、スラスト軸受部が、工具スピン
ドルに固定されたスラストプレートと、スラストプレー
トの外周に間隙をもつて配設され、かつ内周部に軸方向
に伸びる凹部を有するスラストカラーと、内周部と一側
面に開口する貫通孔を有し、前記一側面の開口がスラス
トカラーの凹部と連接するようにスラストプレート及び
スラストカラーの前後に設けられると共に工具スピンド
ルと間隙をもつて設けられた第1スラストベアリング及
び第2スラストベアリングとから成り、かつ、前記スラ
スト軸受部と前記ラジアル軸受部とが隣接して設けられ
ていることを特徴とする静圧気体軸受装置である。
(実施例) 本発明を実施例によつて詳細に説明する。
実施例を第1図乃至第5図に基づいて説明する。
第1図は、実施例の要部断面図,第2図は、スラストカ
ラーの平面図,第3図は、第2図のII−II線に沿つた断
面図,第4図は、第1スラストベアリングの平面図,第
5図は、第4図のIV−IV線に沿つ断面図,第6図は、第
5図のスラスト軸受ノズル付近の拡大断面図である。
第1図において、1は、工具スピンドルで、第7図に示
す従来例と同様に一端に回転ブレードを他端に高周波モ
ータを備えたものである。2は、ラジアル軸受部のスリ
ーブで、空気導入孔31によつて供給される圧力空気を
工具スピンドル1との間隙に供給するラジアル軸受ノズ
ル32を有している。3は、ラジアル軸受ハウジングで
ある。5は、スラストプレートで、工具スピンドル1に
固定されている。6は、スラストカラーで、スラストプ
レート5の外周に間隙をもつて配設され、かつ、第2図
及び第3図に示すように内周部に軸方向に伸びる凹部6
2及び軸方向の貫通孔61を夫々複数個有している。4
及び7は、夫々第1及び第2のスラストブアリングで、
第4図及び第5図にも示すようにスラスト軸受ノズル4
4,72を取り付ける圧力空気供給孔43,71及び内
周部と一側面に開口する貫通孔46,74を夫々複数個
有し、夫々の孔43,71,46,74がスラストカラ
ー6の凹部62或は貫通孔61と連接するようにスラス
トプレート5及びスラストカラー6の前後に設けられて
いる。又、第1及び第2のスラストベアリング4,7
は、工具スピンドル1と間隙をもつて設けられている。
なお、第1スラストベアリング4の他側面には、第5図
にも示すように圧力空気供給孔43に連通する貫通孔42
を有する環状の凹部41が設けられ、該凹部41がラジ
アル軸受部に設けられた空気導入孔31と通接するよう
設けられている。なお、11はシールリングである。
本実施例は前記のように構成されているので、工具スピ
ンドル1のラジアル方向の浮遊支持は、次のように行わ
れる。
即ち、圧力空気が空気導入孔31及びラジアル軸受ノズ
ル32を介して工具スピンドル1とスリーブ2との間隙
に供給され、その後、前記間隙からの排気が、矢印の如
く第1スラストベアリング4と工具スピンドル1との間
隙,貫通孔46,凹部62,貫通孔74,第2スラスト
ベアリング7と工具スピンドル1との間隙を順次介して
外部へ円滑に排出されるので、工具スピンドル1はラジ
アル方向に安定して浮遊支持される。
又、工具スピンドル1のスラスト方向の浮遊支持は、次
のように行われる。即ち、圧力空気が空気導入孔31,
環状の凹部41及び圧力空気供給孔43を介して第1ス
ラストベアリング4のスラスト軸受ノズル44に供給さ
れると共に、更に貫通孔61,圧力空気供給孔71を介
して第2スラストベアリング7のスラスト軸受ノズル7
2に供給される。各スラスト軸受ノズル44,72から
供給された圧力空気は、スラストプレート5と第1及び
第2のスラストベアリング4,7の間隙から排気され
る。該排気は、第1及び第2のスラストベアリング4,
7と工具スピンドル1との間隙に排出されるものと、ス
ラストプレート5とスラストカラー6との間隙に排出さ
れるものとがある。後者は、凹部62,貫通孔74を介
し前者に合流し、第2スラストベアリング7と工具スピ
ンドル1との間隙を介して外部へ円滑に排出される。従
つて、スラスト軸受部の排気は円滑に排出されるので、
工具スピンドル1はスラスト方向に安定して浮遊支持さ
れる。
以上のようにラジアル軸受部及びスラスト軸受部から円
滑に排気されるので本実施例の静圧空気軸受装置では、
スラスト方向の動圧剛性を1.0Kgf/μm以上とする
ことができた。
なお、スラスト軸受ノズル44のノズル孔44′が臨
み、かつスラストベアリングの表面に形成された環状溝
の断面形状が、従来は第6B図に示すように矩形状であ
つたが、第6A図に示すように鈍角の頂角θを有する逆
三角形状とすることが好ましく、これによつてスラスト
方向の動圧剛性の改善を図ることができる。
又、本実施例は、精密加工装置に適用された静圧空気軸
受装置であつて、排気が回転ブレード側に排出されるの
で、前記軸受装置に切削屑や加工液が侵入することを防
止することができる。
(発明の効果) 本発明は、スラストカラーの内周部に軸方向に伸びる凹
部を設けると共に、該凹部に連接される貫通孔を各スラ
ストベアリングに設けることによつて、ラジアル軸受部
及びスラスト軸受部からの排気が円滑に排出されるの
で、スラスト方向の動圧剛性を大幅に改善することがで
きた。
又、精密加工装置は、本発明の静圧気体軸受装置を適用
することによつて、性能を大幅に改善することができ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例の要部断面図,第2図は、第
1図のスラストカラーの平面図,第3図は第2図のII−
II線に沿つた断面図,第4図は第1スラストベアリング
の平面図,第5図は第4図のIV−IV線に沿つた断面図,
第6A図は第5図のスラスト軸受ノズル付近の拡大断面
図,第6B図は第6A図に対応した従来例の拡大断面
図,第7図は従来例の断面図,第8図は他の従来例の要
部断面図である。 1…工具スピンドル 2…ラジアル軸受スリーブ 3…ラジアル軸受ハウジング 4…第1スラストベアリング 5…スラストプレート 6…スラストカラー 7…第2スラストベアリング 32…ラジアル軸受ノズル 47,72…スラスト軸受ノズル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具スピンドルをラジアル方向に浮遊支持
    するラジアル軸受部と工具スピンドルをスラスト方向に
    浮遊支持するスラスト軸受部とから成る静圧気体軸受装
    置において、スラスト軸受部が、工具スピンドルに固定
    されたスラストプレートと、スラストプレートの外周に
    間隙をもつて配設され、かつ内周部に軸方向に伸びる凹
    部を有するスラストカラーと、内周部と一側面に開口す
    る貫通孔を有し、前記一側面の開口がスラストカラーの
    凹部と連接するようにスラストプレート及びスラストカ
    ラーの前後に設けられると共に工具スピンドルと間隙を
    もつて設けられた第1スラストベアリング及び第2スラ
    ストベアリングとから成り、かつ、前記スラスト軸受部
    と前記ラジアル軸受部とが隣接して設けられていること
    を特徴とする静圧気体軸受装置。
JP59141519A 1984-07-10 1984-07-10 静圧気体軸受装置 Expired - Lifetime JPH069761B2 (ja)

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JPS6125740A (ja) 1986-02-04

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