JPH0518035Y2 - - Google Patents

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JPH0518035Y2
JPH0518035Y2 JP1987076567U JP7656787U JPH0518035Y2 JP H0518035 Y2 JPH0518035 Y2 JP H0518035Y2 JP 1987076567 U JP1987076567 U JP 1987076567U JP 7656787 U JP7656787 U JP 7656787U JP H0518035 Y2 JPH0518035 Y2 JP H0518035Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鉛直な主軸内を通して下端の加工部
にクーラントを供給する装置に関する。
〔従来技術〕
例えば、第3図に示す如き超精密平面研削盤に
おいては、鉛直に軸承した主軸30に中心孔35
を形成すると共に主軸30の下端に同軸的に砥石
G及び円盤状の底部1を設け、中心孔35の上部
から送り込んだクーラントを重力及び主軸30の
回転に伴う遠心力により底部1に放射状に形成し
た複数の放出孔1aから放出させて砥石Gの研削
面Ga付近に供給するようにしたものがある。こ
のような従来技術においては、外部からの供給管
54と中心孔35を連結するジヨイント装置5
は、主軸30の上端に同軸的に固定された回転側
部材6と、主軸頭12側に固定され回転側部材6
上部の導入管部6aの外側に同軸的に配置された
筒部7aを有する固定側部材7と、導入管部6a
と筒部7aの間に設けられた接触式シール8より
なる接触式のものが使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来技術においては、接触式シール
8を用いているので、接触部に生じる摩擦力の変
動等により主軸30に振動が生じたり、接触部の
発熱により主軸30に僅かながら熱変位が生じた
りし、このため超精密平面研削盤の超精密加工機
においては加工精密が低下するという問題があ
る。
このような問題を解決するためにジヨイント装
置5を多少の隙間を有する非接触式のものとする
ことが考えられる。しかしながら、円盤状部材1
に設ける放出孔1aの径及び数は、研削面Ga付
近に供給されるクーラントに気泡が混入するのを
防ぐために、主軸30が回転して遠心力が作用し
ている状態において適切な量のクーラントを放出
するように定められているので、遠心力が作用し
ない主軸30の停止時には放出孔1aからのクー
ラント流出量が減少し、このため中心孔35内の
クーラント液面が上昇し、遂には非接触式のジヨ
イント装置の隙間から外部にクーラントが洩出す
るという問題がある。本考案はこのような各問題
を解決しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このために、本考案による主軸におけるクーラ
ント供給装置は、第1図及び第2図に例示する如
く、支持部材12により鉛直に軸承した主軸30
の下端に加工部材Tを同軸的に設け、前記主軸3
0の全長にわたり同軸的に形成した中心孔35の
上端部から送り込んだクーラントを前記加工部材
Tの底部40に放射状に形成した複数の放出孔4
2より放出して前記加工部材Tの加工部に供給す
る主軸におけるクーラント供給装置において、前
記支持部材12には前記中心孔35の上端部内に
同軸的かつ非接触的に挿入される筒部50aを有
するジヨイント部材50を固定して同筒部50a
から中心孔35内にクーラントを供給し、前記主
軸30の下端と前記加工部材Tの底部40の間の
中心部には前記中心孔35の下端に連通される閉
鎖空間Rを形成し、前記複数の放出孔42の内端
は前記閉鎖空間R内の下部に開口し、前記加工部
材Tの底部40の中心には下端が同加工部材の下
面に開口し上端が前記閉鎖空間R内の前記下部よ
りも高い位置に開口するオーバフロー孔43を形
成したことを特徴とするものである。
〔作用〕
ジヨイント部材50の筒部50aから中心孔3
5内に送り込まれたクーラントは、重力により中
心孔35の下端に連なる閉鎖隙間R内に入る。主
軸30が回転している状態においては、この回転
に伴う遠心力により、放射状に形成した放出孔4
2から放出されるクーラントの量は多く、従つて
閉鎖空間R内に送り込まれたクーラントの全部ま
たは大部分が放出孔42から加工部材Gの加工部
に供給される。主軸30が停止すれば遠心力がな
くなるので放出孔42から放出されるクーラント
の量は減少する。これにより閉鎖空間R内のクー
ラントの液面は上昇するが、この液面がオーバフ
ロー孔43の閉鎖空間R内への開口位置に達すれ
ばクーラントはオーバフロー孔43からも排出さ
れるようになるのでクーラントの液面がそれより
も大きく上昇することはなくなる。
〔考案の効果〕
上述の如く、本考案によれば主軸の中心孔内に
クーラントを送り込むジヨイント部材は主軸と接
触することがないので、ジヨイント部材と主軸の
接触に伴う振動や発熱がなくなり、従つて主軸の
下端に設けた加工部材による加工精度を向上させ
ることができる。また、主軸が停止して放出孔か
らのクーラント放出量が減少しても、閉鎖空間内
のクーラント液面はオーバフロー孔の閉鎖空間内
への開口位置よりも大きく上昇することはないの
で、ジヨイント部材の筒部と中心孔の間の隙間か
らクーラントが外部に洩出することはない。しか
も、ジヨイント部材の筒部を中心孔の上端部内に
非接触的に挿入し、加工部材の底部に放出孔及び
オーバフロー孔を形成したのみであるので構造は
きわめて簡単であり、製造コストを低下させるこ
とができる。
〔実施例〕
以下に、超精密平面研削盤における実施例を、
第1図及び第2図により説明する。
第2図に示す如く、ベツド10上にはコラム1
1が立設され、同コラム11には主軸頭12が鉛
直方向に摺動可能に案内支持され、第1図に示す
如く、送りナツト13及び送りねじ14を介して
モータ15により送り移動が与えられている。主
軸頭12には鉛直方向軸線回りに回転自在に主軸
30が軸承され(第1図参照)、主軸30の下端
には砥石Gが装着されている。主軸頭12の下方
のベツド10上には、工作物Wを支持する回転テ
ーブル17が、鉛直方向軸線回りに回転自在に軸
承されている。
第1図に示す如く、主軸30は本体部31と、
その上部及び下部にそれぞれ固定された延長部3
2及び砥石取付板33よりなり、本体部31には
スラスト支持のためのフランジ部31aが一体形
成されている。主軸頭12には3個の軸受メタル
20〜22が固定され、軸受メタル20,21の
内周面には本体部31の外周を支承するラジアル
静圧軸受部が形成され、軸受メタル21,22の
間にはフランジ部31aを支承するスラスト軸受
部が形成され、これにより主軸30は主軸頭12
に鉛直軸線回りに回動自在に、かつ軸線方向移動
不能に軸承されている。
主軸30の本体部31は低熱膨張係数の結晶化
ガラスよりなり、その上下端には円周方向に沿つ
て、雌ねじを有する複数の取付駒36,37が接
着等により埋設固定されている。本体部31の上
端には鉄系の素材よりなる延長部32が同軸に設
けられて取付駒36に螺合する複数のボルト38
により固定され、また本体部31の下端には不変
鋼(アンバー)よりなる円形の砥石取付板33が
同軸に設けられて取付駒37に螺合する複数のボ
ルト39により固定されている。主軸30にはそ
の全長にわたり中心孔35が設けられ、この中心
孔35は本体部31内に形成した中間部35a
と、延長部32内に形成した上方部35bと、砥
石取付孔32内に形成した最下部35cの3部分
に分かれている。主軸頭12の上側には主軸駆動
モータ25のステータを支持するハウジング16
が固定され、この主軸駆動モータ25のロータは
延長部32に固定されて主軸30を回転駆動する
ようになつている。
第1図に示す如く、砥石取付板33の下面には
砥石Gと円盤状の底部40よりなる加工部材Tが
ボルト45により同軸的に固定されている。この
加工部材Tには、砥石G下面の凹部Gb内にボル
ト46を介して砥石Gに一体的に固定した底部4
0と砥石取付板33の間の中心部に閉鎖空間Rが
形成されている。砥石Gの本体は不変鋼よりな
り、その外縁に形成した環状突出部の下面にはダ
イヤモンド砥粒を結合した研削部が一体的に設け
られ、その下面により形成される研削面Gaは底
部40の下面よりやや下方に位置している。底部
40には複数の放出孔42が放射状に形成され、
その内端は閉鎖空間Rの下部に開口し、その外端
は研削面Gaに向けて円盤状の底部40の外周面
に開口している。また、底部40の上面の中心部
には閉鎖空間R内に突出する突出部41が形成さ
れ、その中心に形成したオーバフロー孔43は下
端が底部40の下面に開口し、上端は放出孔42
内端の開口位置よりも高い位置において閉鎖空間
R内に開口している。オーバフロー孔43は図示
の如くT字状とし、中心孔35の最下部35cよ
り流入するクーラントがオーバフロー孔43内に
直接流入しないようにしている。
ハウジング16の上面にはジヨイント部材50
がボルト55により固定され、ジヨイント部材5
0と一体的に形成されて下方に突出する筒部50
aは、主軸30の延長部32に形成された中心孔
35の上方部35b内に相当な長さにわたり同軸
的にかつ非接触的に挿入されている。ジヨイント
部材50はL形の継手51及び電磁弁53を設け
た供給管54によりクーラント供給ポンプ52に
連結されている。
次に本実施例の作動につき説明する。供給ポン
プ52が作動し、電磁弁53が開いている状態に
おいては、供給ポンプ52からの所定量のクーラ
ントはジヨイント部材50の筒部50aから中心
孔35の上方部35bに送り込まれ、重力により
中心孔35内を通つて閉鎖空間R内に入る。主軸
30が回転している状態においては、主軸30の
回転に伴う遠心力により、放射状に形成した放出
孔42から放出されるクーラントの量は多く、従
つて閉鎖空間R内に送り込まれたクーラントは全
部または大部分が放出孔42から砥石Gの研削面
Ga付近に供給され、オーバフロー孔43から排
出されるクーラントは殆どない。主軸30が停止
すれば遠心力がなくなるので放出孔42から放出
されるクーラントの量は減少し、閉鎖空間R内の
クーラントの液面は上昇しようとする。しかしな
がらこの液面がオーバフロー孔43上端の開口位
置に達すればクーラントはオーバフロー孔43か
らも排出されるようになるのでクーラントの液面
がそれよりも大きく上昇することはなくなる。従
つて本実施例によれば、主軸30の回転時には遠
心力により適切な量のクーラントが研削面Ga付
近に供給され、回転が停止し遠心力がなくなつて
放出孔42からのクーラント放出量が減少した場
合でもジヨイント部材50の筒部50aと中心孔
35の上方部35bの間からクーラントが外部に
洩出することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案による主軸における
クーラント供給装置の超精密平面研削盤における
一実施例を示し、第1図は主要部の断面図、第2
図は全体側面図、第3図は従来技術の一例の第1
図相当図である。 符号の説明、12……支持部材(主軸頭)、3
0……主軸、35……中心孔、40……底部、4
2……放出孔、43……オーバフロー孔、50…
…ジヨイント部材、50a……筒部、T……加工
部材、R……閉鎖空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持部材により鉛直に軸承した主軸の下端に加
    工部材を同軸的に設け、前記主軸の全長にわたり
    同軸的に形成した中心孔の上端部から送り込んだ
    クーラントを前記加工部材の底部に放射状に形成
    した複数の放出孔より放出して前記加工部材の加
    工部に供給する主軸におけるクーラント供給装置
    において、前記支持部材には前記中心孔の上端部
    内に同軸的かつ非接触的に挿入される筒部を有す
    るジヨイント部材を固定して同筒部から中心孔内
    にクーラントを供給し、前記主軸の下端と前記加
    工部材の底部の間の中心部には前記中心孔の下端
    に連通される閉鎖空間を形成し、前記複数の放出
    孔の内端は前記閉鎖空間内の下部に開口し、前記
    加工部材の底部の中心には下端が同加工部材の下
    面に開口し上端が前記閉鎖空間内の前記下部より
    も高い位置に開口するオーバフロー孔を形成した
    ことを特徴とする主軸におけるクーラント供給装
    置。
JP1987076567U 1987-05-21 1987-05-21 Expired - Lifetime JPH0518035Y2 (ja)

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JP1987076567U JPH0518035Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21

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JPS63186545U JPS63186545U (ja) 1988-11-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010179408A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Olympus Corp 加工装置
JP2011167818A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Disco Corp 加工装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6244349A (ja) * 1985-08-22 1987-02-26 Toyoda Mach Works Ltd ク−ラント供給装置

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