JPH0697342B2 - 殖版焼付機 - Google Patents

殖版焼付機

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JPH0697342B2
JPH0697342B2 JP2075964A JP7596490A JPH0697342B2 JP H0697342 B2 JPH0697342 B2 JP H0697342B2 JP 2075964 A JP2075964 A JP 2075964A JP 7596490 A JP7596490 A JP 7596490A JP H0697342 B2 JPH0697342 B2 JP H0697342B2
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glass plate
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carrier
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英男 佐藤
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株式会社キタムラ
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は原版と感光版との密着性を向上させた殖版焼付
機に関する。
「従来の技術」 従来、郵便切手シートなどの原版フィルムに大きな感光
版フィルムを重ねて焼き付ける場合、水平状態で、感光
版フィルムを固定して原版フィルムを移動させこれらの
上方に設けられた光源を用いて焼付を行うか、原版フィ
ルムを固定して感光版フィルムを移動させこれらの下方
に設けられた光源を用いて焼付を行うか、あるいは垂直
に固定した感光版フィルムに対し原版フィルムを移動さ
せこれらの横方向に設けられた光源を用いて焼付を行う
かして原版フィルムから大きな感光版フィルムのほぼ全
面に焼付けを行う殖版焼付機(多面焼付機)が知られて
いる。
これらの殖版焼付機による焼付においては、原版フィル
ムが小さい場合にはこれを感光版フィルムに密着させ易
く、良好な焼付けを行うことができるが、原版フィルム
が大きい場合には、原版フィルムへの感光版フィルムの
密着性が悪いことから密着むらが生じ焼付不良が発生し
易いという問題があるため、この場合には真空密着焼付
けが行われている。
そして、例えば、水平状態でガラス板の上に原版フィル
ムを固定し、この原版フィルムに重ねられた感光版フィ
ルムを移動させ、これらの下方に設けられた光源を用い
て焼付けを行う殖版機における工程としては、 1.ガラス板面の所定位置に原版フィルムを正確に位置さ
せて接着テープにより固定する。
2.原版フィルムの焼付不要部分及び原版フィルム外のガ
ラス板全面を遮光紙,赤色フィルム等により覆って遮光
する。
3.原版フィルムに対して移動するキャリア(枠状)に感
光版フィルムを取付け、そのスタート位置にキャリアを
セットする。
4.キャリアの上方に設けられた圧着盤が下降し原版フィ
ルムに感光版フィルムを圧着する。
5.露光して焼付けを行う。
6.圧着盤を上昇させ、キャリアを所定方向へ所定距離移
動させ、原版フィルムに感光版フィルムの焼付けを行う
べき部分を重ねる。
7.以下、前記4,5,6を繰り返し感光版フィルムに所要面
数焼付けを行う。
8.所要焼付けが終了するとキャリアを初期位置(原点)
に戻す、といった手段がとられている。
ところが、前記工程においては、ガラス板上の原版フィ
ルムの焼付部外の焼付不要部分を遮光紙,赤色フィルム
等により覆って遮光しなければならないため、これら遮
光紙,赤色フィルムと原版フィルムとの重なり部分が厚
くなるので、これらの部分は原版フィルム,感光版フィ
ルムの圧着時に強圧されるが、重要である原版フィルム
と感光版フィルムの焼付部分の密着が不十分となる。
そこで、この原版フィルムと感光版フィルムとの密着性
を高めるために、感光版フィルムの上をスポンジシート
で覆い、このスポンジシートの上に圧着盤を下降させ
て、原版フィルムに感光版フィルムを密着させるように
している。
また、前記圧着盤による原版フィルムへの感光版フィル
ムの圧着に代えて真空密着方式を採用する場合には、周
辺部にパッキンが設けられかつ真空ポンプに連通する吸
込口を有するゴムシート枠を下降させてガラス板とゴム
シートとの間を前記パッキンによりシールし、前記真空
ポンプを作動させてガラス板に原版フィルム,感光版フ
ィルムを圧接させている。
また、高精度を要求される電子回路等の原版フィルムか
ら感光版フィルムへ焼付けを行う場合には、原版フィル
ムへの感光版フィルムの密着性を良くするために、ガラ
ス板の大きさよりさらに大きい一枚の原版フィルムをつ
くり、前記遮光紙あるいは赤色フィルムによる遮光を省
いて原版フィルムに感光版フィルムが密着するようにす
る場合もある。
「発明が解決しようとする課題」 ところが、原版フィルムに感光版フィルムを前記スポン
ジシートを用いて密着させようとした場合であっても、
また真空密着方式により原版フィルムに感光版フィルム
を密着させようとした場合であっても、前述のように、
遮光紙,赤色フィルムと原版フィルムとの重なり部分が
厚くなるので、原版フィルムと感光版フィルムとの間に
空気が残存し易く、それらの密着性が未だ十分とは言え
ない実状にある。
また、ガラス板の大きさよりさらに大きい一枚の原版フ
ィルムをつくり、前記遮光を省いて原版フィルムに感光
版フィルムを密着させるようにした場合には、原版フィ
ルム,感光版フィルムの不必要な部分まで露光してしま
い不経済であるとの問題があった。
本発明は、前記事情に鑑み、ガラス板上の原版,感光版
にカバーシートを重ね、このカバーシートの上からしご
き装置によりスキージするようにしたもので、これによ
りガラス板,原版,感光版,カバーシート間の空気を追
い出しこれらの密着性を良くすることができる殖版焼付
機を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本発明は、前記目的を達成させるために次のような構成
としている。即ち、上部固定枠にシール部材を介してガ
ラス板が設けられ該ガラス板上に原版が取り付けられる
本体と、前記ガラス板の上部に移動自在に設けられ、か
つ感光版が着脱自在に取り付けられるキャリアと、該キ
ャリアの上面を開閉可能に該キャリアに設けられた開閉
枠と、該開閉枠内に設けられ該開閉枠が前記キャリアの
上面を閉じた状態において前記感光版及びガラス板を覆
う柔軟なカバーシートと、下端全周にシール部材を有し
前記ガラス板の上方に上下動自在に設けられ、下降状態
で前記ガラス板の外周の外側上部を前記カバーシートの
上から該カバーシート及び前記下端全周のシール部材を
介して押圧する圧着枠と、前記キャリアの上方に前記ガ
ラス板と略平行にかつ上下動自在に支持された軸及び互
いに隣接させられそれぞれ自重により前記カバーシート
を押圧し得るように前記軸に遊びをもって嵌合された多
数のリング板からなるしごき装置と、前記ガラス板と前
記カバーシートとの間の空気を吸引するように設けられ
た空気吸引装置とからなるものとしている。
「作用」 前記構成によれば、まず、圧着枠を上昇させ、しごき装
置の軸とともに多数のリング板を上昇させ、開閉枠を上
昇させてキャリア上面を開状態とし、ガラス板上の所定
箇所に原版を固定し、原版の所要部分外のガラス板上全
面を遮光する。
次に、キャリアに感光版を取り付け固定する。
次に、開閉枠でキャリアの上面を閉じ、原版,感光版を
カバーシートにより覆う。
次に、圧着枠を下降させてガラス板の外周の外側上部を
カバーシート,圧着枠のシール部材を介して押圧し、こ
のシール部材内を密封する。
次に、前記軸と共に各リング板を下降させて各リング板
によりそれらの自重でカバーシートを下方へ押圧すると
同時に空気吸引装置によりカバーシート,ガラス板間の
空気を吸い出す。
次に、しごき装置の軸をゆっくりガラス板と略平行に移
動させ、リング板の前記自重落下によりカバーシートを
押圧しつつカバーシートをしごく。
この場合、カバーシートの凸部の上方に位置するリング
板は上昇し、凹部の上方に位置するリング板はその自重
により下降し、各リング板の自重によりカバーシートを
均一な押圧力で押圧し、ガラス板,カバーシート間の空
気を強制的に押し出し、またこのとき真空ポンプ(空気
吸引装置)によりカバーシート,ガラス板間の空気を抜
き去るので、ガラス板に原版及び感光版が確実に密着す
る。
この後、焼き付けを行い、しごき装置の軸と共に各リン
グ板を上昇させ、圧着枠,開閉枠を上昇させてキャリア
の上面を開け、キャリアを所定箇所へ移動し、以降前記
同様の動作をくり返す。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第8図に基づい
て説明する。
第2図中1は上部に固定枠2を有する本体であり、固定
枠2には第1図に示すように段3aを有する方形の段付き
孔3が形成されている。固定枠2には段3aに係止されて
ガラス板4が取り付けられている。段3aとガラス板4と
の間には枠形のシール板4aが介在されている。本体1,固
定枠2,ガラス板4の上面は面一とされている。
また、固定枠2の側壁の所定箇所には吸気孔5が形成さ
れており、この吸気孔5は固定枠2の内壁とガラス板4
の側壁との間に形成された間隙(溝)6に連通させられ
ている。吸気孔5は、この吸気孔5に連通して固定枠2
に取り付けられた継手7及びこの継手7に接続されたホ
ース(図示せず)を介して真空ポンプ(図示せず)に接
続されている。そして、これら間隙6,吸気孔5,継手7,ホ
ース,真空ポンプ等により空気吸引装置が構成されてい
る。
固定枠2の上には第1図に示す矢印A,B方向と直交する
方向の一方側に位置させられてブラケット8が第4図に
示すように設けられ、ブラケット8にボールネジ軸11が
回転のみ許容され移動を阻止されて設けられている。ボ
ールネジ軸11は第1図に示す矢印A,B方向に延びるよう
に配設されている。固定枠2及びガラス板4の上には方
形枠状のキャリア9が第1図において矢印A,B方向に移
動自在に設けられている。キャリア9の移動方向と直交
する方向の一方側には第4図に示すように、ボールネジ
を構成するナットに相当するナット部材10が固定されて
いる。このナット部材10は前記ボールネジ軸11に嵌合さ
れている。即ち、ナット部材10と前記ボールネジ軸11と
によりボールネジが構成されている。
ボールネジ軸11には図示しない回転駆動源(モータ)が
連結されている。
キャリア9の移動方向と直交する方向の両側壁には、本
体1の上面を転動する車輪12,12が第4図に示すように
設けられている。
なお、キャリア9の第1図における左端にはピンバー14
が設けられている。14aはピンである。
また、キャリア9の第3図における左端には図示しない
蝶番により厚さの薄い方形の開閉椀15が回動自在に取り
付けられている。従って開閉枠15はキャリア9と共に移
動可能とされている。開閉枠15内の第1図における左端
には取付バー15aを介して透明で柔軟なカバーシート16
の基端部が取り付けられている。このカバーシート16の
先端は第1図に示す矢印A方向の先方に自由状態に延ば
されている。カバーシート16は、キャリア9が第1図に
示す矢印B方向先方終端から矢印A方向へ若干寄せられ
たとき、ガラス板4の周辺の前記間隙6をすべて覆う大
きさとされている。このカバーシート16は、ガラス板4
に後記するように固定された原版フィルム30,遮光紙も
しくは赤色フィルム31,感光版フィルム32を覆うもので
ある。
また、本体1の中央上部には上下動自在に圧着枠17が設
けられている。圧着枠17は、上面長方形の角筒18と、こ
の角筒18の内側面に取り付けられたモータ19と、しごき
装置20と、角筒18の下部に取り付けられたシール部材21
と角筒18の上部に設けられたカバー18aとからなってい
る。角筒18はガラス板4の外形より大きく形成されお
り、シール部材21は前記ガラス板4の周囲の間隙6の外
側に位置するように設けられている。
しごき装置20は、角筒18に、第1図に示す矢印A,B方向
と直交しかつ互いに離間して回転自在に設けられた一対
のスプロケット軸22と、これら一対のスプロケット軸22
の両端にそれぞれ固定されたスプロケット23と、第1図
における矢印A方向先方側のスプロケット23と矢印B方
向先方側のスプロケット23とに巻回された一対の無端チ
ェン24,24と、これら無端チェン24,24の所定箇所(第1
図においては左右方向の両端)に設けられたT字形のチ
ェン駒24a,24aの各先端に、一対の無端チェン24,24間に
架け渡されて取り付けられた軸24b,24bと、一方のスプ
ロケット軸22にプーリ,ベルトを介して連結されたモー
タ19と、軸24b,24bにそれぞれ大きな遊びをもって嵌め
込まれた多数のリング板24cと、軸24b,24bに嵌合されリ
ング板24cの嵌合範囲を定め、止めねじにより軸24bに固
定されるカラー24dとからなっている。
リング板24cは軸24b,24bの外径より大分大きな内径の座
金状のもので、軸24b,24bに対し各リング板24c,24cがそ
れらの自重によりそれぞれ所定量以下の落下を許容され
るように即ち、リング板24c各自の自重により、カバー
シート16の各リング板24c下部分をそれぞれ単独に押圧
するようになされている。また各リング板24cは無端チ
ェン24の回動軌跡に沿う軸24bの回動に追従して移動す
るようになされている。各リング板24cは同形同大とさ
れかつそれぞれ同じ重量で上下動自在とされている。
スプロケット23は通常第1図において反時計方向に回転
するようになされている。
圧着枠17は、上下方向に向けられて本体1の両側に取り
付けられたシリンダ機構25,25に連結されこれらのシリ
ンダ機構25,25により所定範囲上下動自在とされてい
る。
ガラス板4の下方には、本体1に取り付けられたブラケ
ット(図示せず)を介して光源(ランプ)33が設けられ
ている。
なお、ボールネジ軸11に連結された回転駆動源(モー
タ),圧着枠17に設けられたモータ19,吸気孔5に連結
された真空ポンプ,シリンダ機構25等には制御機構(図
示せず)が電気的に接続されている。
次に前記のように構成された殖版焼付機の作用について
説明する。
まず、圧着枠17を上昇状態とし、開閉枠15を上方へ回動
してキャリア9の上面を開状態とする。そして、ガラス
板4上の所定箇所に郵便切手等の原版フィルム30を接着
テープにより固定する。
次に、大きな感光版フィルム32の未感光面部分を感光さ
せないために原版フィルム30の所要部分外の部分及びこ
の部分を除くガラス板4の上面全面を遮光紙もしくは遮
光用の赤色フィルム31により覆いこれを接着テープを用
いて固定する。
次に、キャリア9に設けられたピンバー14のピン14aに
感光版フィルム32の基端部の孔を嵌合して取り付け、先
端部を自由端として第1図における矢印A方向の先方に
延ばす。この場合ピンバー14部分へ感光版フィルムを接
着テープで固定する必要があれば、接着テープによって
もピンバー14に感光版フィルム32の基端部を固定する。
次に、開閉枠15を下方へ回動してキャリア9の上面を閉
じ、原版フィルム30,遮光紙もしくは赤色フィルム31,感
光版フィルム32をカバーシート16により覆う。
次に、シリンダ機構25を作動させて圧着枠17を下降させ
てカバーシート16をシール部材21を介してガラス板4の
外周の外側部で下方へ押圧する。この場合、カバーシー
ト16のガラス板外周の外側部上部部分を圧着枠17で押圧
しているので、圧着枠17内のカバーシート16,ガラス板
4間は密封される。
このとき同時に真空ポンプを作動させ継手7,吸気孔5,間
隙6を介してカバーシート16,ガラス板4間の空気を吸
い出す。
このとき、モータ19を作動させて無端チェン24をゆっく
り回動させ、リング板24cを自重落下させてこれらリン
グ板24cによりカバーシート16の各リング板24cの下部分
を押圧しつつ第1図における左側から右側(矢印A方
向)へカバーシート16をしごく。
すると、第5図に示すように原版フィルム30,遮光紙も
しくは赤色フィルム31,感光版フィルム32,カバーシート
16に凹凸部があってその結果、カバーシート16の上面が
凹凸状態になっていたとしても、その凸部の上方に位置
するリング板24cは上昇し、凹部の上方に位置するリン
グ板24cはその自重により下降する。このとき、各リン
グ板24cは、それぞれ同形同大とされかつ同じ自重で上
下動自在とされているため、カバーシート16の上面が凹
凸であるにも拘わらずこれら各リング板24cが通過する
範囲内で各リング板24cの自重によりカバーシート16を
均一な押圧力で押圧する。このとき、リング板24cはカ
バーシート16の上面の凸部のごく際(凹凸境界部)まで
押圧することができる。
またこのとき、各リング板24cは、モータ等の動力源に
連結されてこの動力源により直接移動させられるのでは
なく、殆ど回転しない軸24bの移動により引きずられる
ようにカバーシート16上を抵抗をもって従動する。この
ため、各リング板24cによるカバーシート16,ガラス板4
間の空気を押し出すしごき効果は、各リング板24cがカ
バーシート16上を容易に回転しながら移動するのに比べ
段違いに増大する。これにより、ガラス板4,カバーシー
ト16間の空気が確実に外方へ押し出され、ガラス板4に
原版フィルム30及び感光版フィルム32が密着する。
この後、ガラス板4の下方の光源33を点灯して焼付けを
行い、その後真空ポンプの作動を停止する。
次に、圧着枠17を上昇させ、開閉枠15を上げてキャリア
9の上面を開け、感光版フィルムの焼付部に隣接する未
焼付部が原版フィルム30の真上に位置するようにキャリ
ア9を第1図において矢印A方向に移動させる。
次に、再び開閉枠15を閉じて感光版フィルム32をカバー
シート16で覆い、圧着枠17を下降させると共に真空ポン
プを作動させてカバーシート16,ガラス板4間の空気を
吸い出し、しごき装置20のリング板24cにより前述のよ
うにカバーシート16上をしごき、カバーシート16,ガラ
ス板4間の空気を押し出す。この後、光源33を点灯して
焼付けを行う。以下同様の操作を繰り返し、感光版フィ
ルム32に順次焼付けを行う。
この実施例によれば、カバーシート16のしごき時に、カ
バーシート16の凸部の上方に位置するリング板24cは上
昇し、凹部の上方に位置するリング板24cはその自重に
より下降し、各リング板24cの自重によりカバーシート1
6を均一な押圧力で押圧するので、ガラス板4とカバー
シート16との間の空気を自動的に速やかにかつ確実に押
し出すため、またこのとき同時にカバーシート16,ガラ
ス板間の空気を外部へ空気吸引装置により吸引すること
ができるため、真空到達時間が早く、従って原版フィル
ム30と感光版フィルム32とを素早くしかもずれを起こす
ことなく確実に密着させることができ、焼きぼけを防止
することができる。
なお、前記実施例においては、圧着枠17をシリンダ機構
25により上下動させるようにしたが、これに限られるこ
となく、例えば本体1,圧着枠17間に設けられた一般によ
く知られたリンク機構により上下動させるようにしても
よい。
「発明の効果」 本発明によれば、上部固定枠にシール部材を介してガラ
ス板が設けられ該ガラス板上に原版が取り付けられる本
体と、前記ガラス板の上部に移動自在に設けられ、かつ
感光版が着脱自在に取り付けられるキャリアと、該キャ
リアの上面を開閉可能に該キャリアに設けられた開閉枠
と、該開閉枠内に設けられ該開閉枠が前記キャリアの上
面を閉じた状態において前記感光版及びガラス板を覆う
柔軟なカバーシートと、下端全周にシール部材を有し前
記ガラス板の上方に上下動自在に設けられ、下降状態で
前記ガラス板の外周の外側上部を前記カバーシートの上
から該カバーシート及び前記下端全周のシール部材を介
して押圧する圧着枠と、前記キャリアの上方に前記ガラ
ス板と略平行にかつ上下動自在に支持された軸及び互い
に隣接させられそれぞれ自重により前記カバーシートを
押圧し得るように前記軸に遊びをもって嵌合された多数
のリング板からなるしごき装置と、前記ガラス板と前記
カバーシートとの間の空気を吸引するように設けられた
空気吸引装置とからなるものであるから、カバーシート
のしごき時に、カバーシートの凸部の上方に位置するリ
ング板は上昇し、凹部の上方に位置するリング板はその
自重により下降し、各リング板の自重によりカバーシー
トを均一な押圧力で押圧するので、ガラス板とカバーシ
ートとの間の空気を自動的に速やかにかつ確実に押し出
すため、またこのとき同時にカバーシート,ガラス板間
の空気を空気吸引装置により吸引することができるた
め、真空到達時間が早く、従って原版と感光版とを素早
くしかもずれを起こすことなく確実に密着させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は要部の縦断側面図、第2図は概略斜視図、第3
図は概略側面図、第4図は要部の断面図、第5図はしご
き装置の使用状態を示す要部の断面図、第6図はリング
板に軸を貫通させた状態を示す斜視図、第7図は第6図
のVII矢印図、第8図はリング板に軸を挿通させた状態
を示す側面図である。 1……本体、2……固定枠、4……ガラス板、5……吸
気孔、9……キャリア、15……開閉枠、16……カバーシ
ート、17……圧着枠、20……しごき装置、24……無端チ
ェン、24b……軸、24c……リング板、30……原版フィル
ム、31……遮光もしくは赤色フィルム、32……感光版フ
ィルム、33……光源(ランプ)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部固定枠にシール部材を介してガラス板
    が設けられ該ガラス板上に原版が取り付けられる本体
    と、前記ガラス板の上部に移動自在に設けられ、かつ感
    光版が着脱自在に取り付けられるキャリアと、該キャリ
    アの上面を開閉可能に該キャリアに設けられた開閉枠
    と、該開閉枠内に設けられ該開閉枠が前記キャリアの上
    面を閉じた状態において前記感光版及びガラス板を覆う
    柔軟なカバーシートと、下端全周にシール部材を有し前
    記ガラス板の上方に上下動自在に設けられ、下降状態で
    前記ガラス板の外周の外側上部を前記カバーシートの上
    から該カバーシート及び前記下端全周のシール部材を介
    して押圧する圧着枠と、前記キャリアの上方に前記ガラ
    ス板と略平行にかつ上下動自在に支持された軸及び互い
    に隣接させられそれぞれ自重により前記カバーシートを
    押圧し得るように前記軸に遊びをもって嵌合された多数
    のリング板からなるしごき装置と、前記ガラス板と前記
    カバーシートとの間の空気を吸引するように設けられた
    空気吸引装置とからなることを特徴とする殖版焼付機。
JP2075964A 1990-03-26 1990-03-26 殖版焼付機 Expired - Lifetime JPH0697342B2 (ja)

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