JPH0696491A - 光磁気情報再生装置 - Google Patents

光磁気情報再生装置

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JPH0696491A
JPH0696491A JP4269096A JP26909692A JPH0696491A JP H0696491 A JPH0696491 A JP H0696491A JP 4269096 A JP4269096 A JP 4269096A JP 26909692 A JP26909692 A JP 26909692A JP H0696491 A JPH0696491 A JP H0696491A
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light
magneto
objective lens
optical
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Eiji Yamaguchi
英司 山口
Susumu Matsumura
進 松村
Hiroaki Hoshi
宏明 星
Masakuni Yamamoto
昌邦 山本
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピットのエッジ位置を誤差を生じることな
く、正確に検出できるようにする。 【構成】 光磁気記録媒体にトラック方向と平行または
垂直方向の直線偏光の光を入射すると共に、光磁気記録
媒体から反射した光束を入射光の偏光方向と垂直方向に
偏光方向を有する光磁気記録媒体の光磁気効果によって
生じる光と、対物レンズの曲面で回折して生じる光とを
干渉させて、その光の光量分布の変化を検出することに
より、情報を再生する光磁気情報再生装置において、前
記対物レンズが光磁気記録媒体のトラッキング方向に移
動した際に、再生信号に重畳する直流成分を検出するた
めの手段と、この検出手段の出力に基づいて再生信号を
補正し、再生信号に含まれる直流成分を除去するための
補正手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録媒体の記録
情報を再生するための光磁気情報再生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気ディスクを記録媒体として
用いた光磁気情報記録再生装置は、可搬性があること、
記録容量が大きいこと、消去書き換えが可能なことなど
より、大きな期待が寄せられている。図12はその従来
の光磁気情報記録再生装置の光学系を示した構成図であ
る。図12において、100は記録再生用光源であると
ころの半導体レーザである。半導体レーザ100から射
出された発散光束はコリメータレンズ101で平行化さ
れ、ビーム整形プリズム102で断面円形状の平行光束
に修正される。この平行光束は、ここでは紙面に平行方
向に偏光方向を持つ直線偏光(以下、P偏光という)の
光束とする。このP偏光の光束は、偏光ビームスプリッ
タ103に入射する。偏光ビームスプリッタ103の特
性としては例えばP偏光の透過率は60%、反射率は4
0%、P偏光の偏光方向に垂直な方向の偏光方向を持つ
直線偏光(以下、S偏光という)の光の透過率は0%、
反射率は100%である。偏光ビームスプリッタ103
を透過したP偏光の光束は、対物レンズ104により集
光され、光磁気ディスク105の磁性層上に微小光スポ
ットとして結像される。また、この光スポット照射部に
磁気ヘッド106から外部磁界が印加され、磁性層上に
情報ピットが記録される。
【0003】光磁気ディスク105からの反射光は、対
物レンズ104を介して偏光ビームスプリッタ103に
戻され、ここで反射光の一部が分離されて再生光学系1
07へもたらされる。再生光学系107では分離光束を
別に用意した偏光ビームスプリッタ108で更に分離す
る。この偏光ビームスプリッタ108の特性としては例
えばP偏光の透過率は20%、反射率は80%、S偏光
の透過率は0%、反射率は100%である。偏光ビーム
スプリッタ108で分離された一方の光束は、後述する
ように再生光学系107内の光検出器で検出され、その
検出信号に基づいて再生信号が生成される。また、他方
の光束は集光レンズ109を介してハーフプリズム11
0へ導かれ、ここで更に2つに分割されて、一方が光検
出器111に、他方がナイフエッジ112を介して光検
出器113へ導かれる。そして、これらの制御光学系の
光検出器111及び113で検出された信号に基づいて
オートトラッキング制御やオートフォーカシング制御の
ためのサーボエラー信号が生成される。
【0004】再生光学系107は、光束の偏光方向を4
5度回転させるための1/2波長板114、光束を集光
する集光レンズ115、偏光ビームスプリッタ116、
偏光ビームスプリッタ116により分離された光束をそ
れぞれ検出する光検出器117及び118から構成され
ている。偏光ビームスプリッタ116の特性としてはP
偏光の透過率は100%、反射率は0%、S偏光の透過
率は0%、反射率は100%である。光検出器117と
118で検出された信号は、差動アンプ119で差動検
出され、再生信号120が生成される。ここで、光磁気
記録媒体においては、垂直磁化の方向の違いにより情報
を記録するのであるが、記録方式には光変調方式、磁界
変調方式などがある。光変調方式は記録媒体に一定の外
部磁界を印加しながら記録情報に応じて変調されたレー
ザビームを照射する方式である。また、磁界変調方式は
記録媒体に一定強度のレーザビームを照射しながら、記
録情報に応じて変調された外部磁界を印加する方式であ
る。
【0005】ところで、この磁化の方向の違いにより情
報が記録された光磁気媒体に直線偏光の光を照射する
と、その反射光の偏光方向は磁化の方向の違いにより右
回りか左回りかに回転する。例えば、光磁気記録媒体に
入射する直線偏光の偏光方向を図13に示すように、座
標軸P方向とし、下向き磁化に対する反射光は+θK
転したR+ 、上向き磁化に対する反射光は−θK 回転し
たR- とする。そこで、図13に示すような方向に検光
子を置くと、検光子を透過してくる光はR+ に対しA、
- に対しBとなり、これを光検出器で検出すると、光
強度の差として情報を得ることができる。図12の例で
は、偏光ビームスプリッタ116が検光子の役目をして
いて、分離した一方の光束に対し、P軸から+45度、
他方の光束に対し、P軸から−45度の方向の検光子と
なる。つまり、光検出器117と118で得られる信号
成分は逆相となるので、個々の信号を差動検出すること
で、ノイズが軽減された再生信号を得ることができる。
【0006】ここで、情報をピットで記録する場合、ピ
ットのセンターの位置に情報の意味を持たせるピット位
置記録方式と、ピットのエッジの位置に情報の意味を持
たせるピットエッジ記録方式とがある。図14はこの両
者の記録方式を説明するための図で、同図(a)はピッ
ト位置記録のピット列を示す。ピットの大きさは、近傍
のピットでおよそ一定である。図14(b)は同図
(a)のピット列を光学的に再生した検出信号、図14
(c)はピットエッジ記録のピット列、図14(d)は
同図(c)のピット列を光学的に再生した検出信号であ
る。この検出信号からピットのエッジの位置を知るに
は、例えば電気的にスライスレベルを設けて図14
(d)の検出信号がスライスレベルを横切る位置を求め
ればよい。図14(e)はそのエッジ検出信号を示す。
【0007】光磁気記録媒体に光学的手段を用いて情報
を記録する場合、光スポットによる熱に対して、光磁気
記録媒体のピットが書かれる記録感度がなだらかである
ときは、ピットの大きさにばらつきが生じてしまう。し
かし、ピットのセンターの位置は変らない。従来、この
理由により光学的手段を用いる光磁気記録媒体では多く
の場合、ピット位置記録が行なわれている。それに対
し、光スポットによる熱に対して光磁気記録媒体のピッ
トが書かれる記録感度が急峻な場合、ピットの大きさの
ばらつきをある一定量以下にすることができるので、ピ
ットエッジ記録が可能になり、記憶密度を増加させるこ
とができる。そのため、最近ではピットエッジ記録に適
した光磁気記録媒体の開発やピットの記録方式の開発が
行なわれ、ピット位置記録からピットエッジ記録へ移行
しつつある。また、光スポットをより小さくし、記録す
る最小ピットの大きさを光スポットの大きさと同程度
か、それ以下にすることによって、更に情報の高密度化
の研究が進められている。
【0008】しかしながら、以上のような光磁気記録再
生装置では、光磁気記録媒体の偏光回転θK が〜1度と
非常に小さいため、図13で示したS軸方向のみの光を
用いて情報の再生を行なうことが困難であった。そのた
め、従来においては図12で示したような偏光ビームス
プリッタ116を用いてP軸方向の光とS軸方向の光を
干渉させることによって情報の再生を行なっていた。し
たがって、こうした再生方式では光ヘッドの部分点数が
多くなり、構成が複雑かつ大型化するという問題があっ
た。また、マーク長記録方式ではドメインのエッジ部を
検知する必要があるが、上記従来例ではエッジ部の検知
を光学的に直接行なっておらず、そのためにドメインの
大きさが光スポット程度になってくると、エッジ部の検
知位置のシフトが生じ、情報を正確に検出できないとい
う問題があった。
【0009】また、従来の光磁気記録再生装置では、記
録媒体の改善などによりピットエッジ記録が可能となっ
てきたが、更に高密度記録を行なうべく、最小ピットの
大きさが光スポットの大きさと同程度かそれ以下になる
と、光ヘッドなどの伝達特性が劣化するために、図14
に示した検出信号の直流成分に変動が生じ、一定のスラ
イスレベルで検出信号をスライスしてピットのエッジを
検出しようとすると、検出したエッジの位置がシフト
し、情報を正確に検出できないという問題があった。
【0010】そこで、本願出願人は以上の問題点に鑑
み、光ヘッドを小型化すると共に、ドメインと光スポッ
トの大きさに関係なく、ドメインのエッジを検出するこ
とを可能とした光磁気情報再生装置を特願平4−477
89号として出願した。また、本願出願人は記録密度が
高密度化してもピットエッジを正確に検出することを可
能とした光磁気情報再生装置を特願平4−47790号
として出願した。
【0011】以下、上記先願例の光磁気情報再生装置に
ついて説明する。始めに特願平4−47789号に提案
された光磁気情報再生装置の一例を図15に基づいて説
明する。なお、図15では図12に示した従来装置と同
一部分は同一符号を付してある。図15において、対物
レンズ121としてはNAが0.55程度のもので、大
きな曲率面を持つものが使用されている。この対物レン
ズ121の曲率面に半導体レーザ100からの直線偏光
の光束が入射すると、この光に垂直の偏光に対する反射
率が著しく異なるために、偏光面が回転し、入射光の偏
光面と垂直な偏光だけをみると後述するように四つ葉の
クローバーのような回折像が得られる。半導体レーザ1
00の光束は、前記と同様に紙面と平行方向に偏光方向
をもつ直線偏光(P偏光)である。122は偏光ビーム
スプリッタであり、ここではP偏光成分の透過率は10
0%、反射率は0%、S偏光成分の透過率は0%、反射
率は100%のものが使用されている。更に、123は
集光レンズ、124は2分割光検出器、119は差動ア
ンプである。2分割光検出器124はその分割線が光磁
気ディスク105の情報トラックと平行となるように配
置されている。その他の構成は図に示した従来装置と同
じである。
【0012】半導体レーザ100から射出されたP偏光
の入射光束は、対物レンズ121で微小光スポットに絞
られて光磁気ディスク105に照射される。このときの
P偏光の偏光方向は、光磁気ディスク105のトラック
と平行または垂直方向にしてある。光磁気ディスク10
5に光束が入射した場合、そのディスクの光磁気効果
(カー効果やファラデー効果)によって、P偏光と垂直
な成分であるS偏光が生じる。光磁気ディスク105に
入射した光束はその媒体面で反射され、再び対物レンズ
121を通って平行光束になる。この平行光束には、光
磁気ディスク105で生じたS偏光のほかに対物レンズ
121の曲面で生じたS偏光が含まれている。
【0013】この光磁気ディスク105からの反射光束
は偏光ビームスプリッタ103で反射され、偏光ビーム
スプリッタ122に導かれる。偏光ビームスプリッタ1
22の特性は、P偏光の透過率は100%、反射率は0
%、S偏光の透過率は0%、反射率は100%であるた
め、P偏光の光束は偏光ビームスプリッタ122を透過
して制御光学系へ導かれ、S偏光の光束は反射されて再
生光学系の集光レンズ123側へ導かれる。制御光学系
では、オートフォーカス、オートトラッキング制御のた
めの各エラー信号が生成される。また、集光レンズ12
3に導かれたS偏光の光束は、2分割光検出器124の
各光検出片で検出され、更にその各光検出片の検出信号
を差動アンプ119で差動検出することにより、再生信
号125が生成される。2分割光検出器124の分割線
は、前述のように光磁気ディスク105のトラックに平
行に設けてあり、この光検出器124に入射する光は光
磁気効果によって生じるS偏光の光束と、対物レンズ1
21の曲面で生じるS偏光の光束である。光磁気効果に
よって生じるS偏光の光束は、前述したように上向き磁
化に対するS+ の光束と下向き磁化に対するS- の光束
であり、両者の位相差はπである。つまり、再生用の光
スポット内に上向き磁化と下向き磁化の境界(エッジ
部)が入ると、深さλ/4(λは光の波長)のピットと
同様の光の回折が生じる。
【0014】また、対物レンズ121の曲面で生じるS
偏光の光束については、以下の通りとなる。図16にお
いて、124−1、124−2は2分割光検出器124
の各検出片を示し、矢印Aはトラックの方向を示す。ま
た、図16(a)は下向き磁化に対する光磁気効果によ
り生じるS+ の光の分布、図16(b)は対物レンズ1
21の曲面で生じるS偏光の回折光の分布を示してい
る。図16(b)では四つ葉状の分布となり、それぞれ
向い合う葉の光の位相は同じで、隣り合う葉の光の位相
差はπとなる。即ち、検出面124−1と124−2内
で互いに対向する葉の光の位相は同じで、検出面124
−1と124−2内にそれぞれ隣り合う葉の位相差はπ
となる。また、この図16(b)の光の分布は光磁気デ
ィスク105上の磁化の向きに関係なく、2分割光検出
器124上に現われる。図17は図16(b)のB−
B′及びC−C′線における断面での光の振幅を示した
図である。図17(a)はB−B′線での振幅、図17
(b)はC−C′線での振幅を示し、前述した四つ葉状
の各葉の位相関係により、図に示すような振幅となる。
そこで、図16(a)に示した光磁気効果により生じる
光と、図16(b)に示した対物レンズ121の曲面で
生じる光を干渉させ、その結果の光量分布の変化を検出
することにより、情報を再生するものである。
【0015】図18を用いて更に詳しく説明する。図1
8(a)は再生用の光スポットと磁区を示した図で、1
26は情報トラック、127は磁界変調方式で記録され
たドメインである。記録方式は光変調方式であってもよ
い。また、光磁気ディスク105の磁化は全て下向きに
初期化され、従ってドメイン127の磁化は上向きであ
る。光スポット128は、このようにドメイン127が
記録された情報トラック126上を129,130,1
31,132として示すようにA方向に走査する。図1
8(b)は図18(a)の光スポットの各位置における
光磁気効果により生じたS偏光の2分割光検出器124
上の分布を示した図である。124−1及び124−2
は2分割光検出器124の各検出片を示す。光スポット
128及び132の位置では、光スポット内の磁化は全
て下向きであるので、光の回折は生じず、2分割光検出
器124上での分布は円形となる。光スポット129及
び131の位置では、光スポット内にドメイン127の
エッジが位置し、上向き磁化と下向き磁化が混在してい
るために、トラック126に平行方向に光が回折され、
2分割光検出器124上では図に示す如く光が左右に分
布する。このときの左右の光の位相差はπであるが、光
スポット129と131の位置では左右の光の位相差は
逆転している。また、光スポット130の位置では光ス
ポット内の磁化はほとんど上向き磁化であるため、光の
回折は生じず、図に示すような光の分布となる。このと
きの光の位相は、光スポット128や132の位置での
位相に比べπの差がある。
【0016】図18(c)は図18(b)のD−D′線
における断面での光の振幅を各光スポットの位置で表わ
した図である。また、図18(d)及び(e)はそれぞ
れ図18(b)に示した光の分布と図16(b)に示し
た光の分布を2分割光検出器上で干渉させた結果の光の
強度分布を示した図で、図18(d)はB−B′線にお
ける強度分布、図18(e)はC−C′線における強度
分布である。光スポット128,130,132の位置
では、図18(d),(e)の分布でみると、2分割光
検出器124上で左右の分布はそれぞれ非対称となる
が、検出片124−1と124−2上での光量は同じで
ある。また、ドメイン127のエッジが位置する光スポ
ット129及び131の位置では左右の分布は対称とな
るが、検出片124−1と124−2で光量に差が生じ
る。これにより、検出片124−1と124−2の検出
信号を差動アンプ119で差動検出すると、図18
(f)に示すように検出片124−1と124−2で光
量が同じである光スポット128,130,132の位
置では再生信号は現われず、光量に差が生じる光スポッ
ト129,131の位置でのみ正または負の方向にピー
クをもつ再生信号が現われる。従って、この再生信号の
正、負のピーク位置を検出することで、ドメイン127
のエッジを検出することができる。そして、図15に示
した光磁気情報再生装置によれば、光磁気ディスクの光
磁気効果によって生じた光と対物レンズの曲面で回折し
て生じた光を干渉させ、その光量分布の変化を検出する
ことにより、従来P軸、S軸の光を干渉させるために必
要であった偏光ビームスプリッタが不要となり、その分
光ヘッドの構成を簡単化することができる。また、ドメ
インのエッジを光学的に直接検出するために、ドメイン
と光スポットの大きさに関係なく、ドメインのエッジ位
置を正確に検出できるという効果がある。
【0017】次に、特願平4−47790号の光磁気情
報再生装置を図19に基づいて説明する。なお、図19
では図12に示した従来装置と同一部分は同一符号を付
してある。また、図19では要部の再生光学系のみ示し
ているが、それ以外は図12と同じものを用いることが
できる。但し、対物レンズとしてはNAが0.5か、そ
れ以上の大きな曲率の曲面をもつものが使用されてい
る。図において、108は偏光ビームスプリッタ、11
4は1/2波長板、115は集光レンズ、116は検光
子としての偏光ビームスプリッタであり、これらはいず
れも図12のものと同じである。また、133及び13
4は検出面が4つに分割された4分割光検出器である。
図19では、これらの4分割光検出器133,134の
検出面を模式的に示し、また光磁気ディスクに対する配
置関係がわかるように、光磁気ディスクの情報トラック
の方向を矢印で示している。133−1〜133−4は
4分割光検出器133の各検出片、矢印Dは情報トラッ
クの方向である。また、134−1〜134−4は4分
割光検出器134の各検出片、矢印D′は情報トラック
の方向である。4分割光検出器133と134の各検出
片の対応は、検光子としての偏光ビームスプリッタ11
6を介して光を入射するために、左右の位置が逆の対応
となる。即ち、検出片133−1と134−1、検出片
133−2と134−2、検出片133−3と134−
3、検出片133−4と134−4がそれぞれ対応する
位置関係となる。
【0018】4分割光検出器133の対角位置同士の検
出片133−1と133−3の検出信号及び検出片13
3−2と133−4の信号は、それぞれ加算アンプ13
5,136で加算され、得られた和信号は差動アンプ1
37で差動検出される。またトラック方向に隣接する同
士の検出片133−1と133−2及び検出片133−
3と133−4の検出信号は、それぞれ加算アンプ13
8,139で加算され得られた和信号は差動アンプ14
0で差動検出される。一方、4分割光検出器134の対
角位置同士の検出片134−1と134−3及び検出片
134−2と134−4の検出信号は、それぞれ加算ア
ンプ141,142で加算され、その和信号は差動アン
プ143で差動検出される。また、トラック方向に隣接
する同士の検出片134−1と134−2及び検出片1
34−3と134−4の検出信号は、それぞれ加算アン
プ144,145で加算され、その和信号は差動アンプ
146で差動検出される。
【0019】差動アンプ137と差動アンプ143の出
力信号は更に差動アンプ147で差動検出され、ピット
位置記録用の再生信号が生成される。即ち、ドメインの
両端に対応して立上り、あるいは立下るパルス状の信号
となり、ドメインのセンターの位置に情報の意味をもた
せるピット位置記録の情報の再生信号となる。一方、差
動アンプ140と146の出力信号は更に加算アンプ1
48で加算され、ピットエッジ記録用の再生信号が生成
される。この再生信号は下向き磁化と上向き磁化の領域
では各々0レベル、ドメインのエッジでは正または負の
ピークをもつ再生信号となり、このピーク位置を検出す
ることにより、ドメインのエッジを検出でき、ピットエ
ッジ記録で記録された情報を再生することができる。そ
して、以上の光磁気情報再生装置によれば、記録ピット
の大きさが光スポット以下になっても記録情報を正確に
検出でき、記録密度が高密度化しても信号再生を正確に
行なえるという効果がある。
【0020】
【発明が解決しようとしている課題】ところで、図15
に示した光磁気情報再生装置では、目的の情報トラック
をアクセスする場合、シーク動作を高速で行なうために
アクチュエータ(図15では図示せず)を駆動して対物
レンズ121のみを光磁気ディスク105の半径方向に
移動させると、情報再生信号の直流成分が変動してドメ
インのエッジを正確に検出できなくなってしまう。即
ち、対物レンズが光磁気ディスクの半径方向にシフトす
ると、対物レンズに入射するレーザ光の光量分布がガウ
ス分布の中心がずれた非対称な分布となるために、光磁
気効果により生じたS偏光成分の光の分布は図20
(a)に示すように光磁気ディスクの半径方向に非対称
な分布となる。また、対物レンズの曲面で生じたS偏光
の光の分布も図20(b)に示すように光磁気ディスク
の半径方向に非対称な分布となり、その図20(b)の
B−B′線及びC−C′における断面の分布も図21
(a),(b)示す如く異なってしまう。
【0021】従って、2分割光検出器124の検出片1
24−1と124−2の検出信号を差動検出して得られ
る再生信号は、対物レンズ121のシフト量に応じた直
流成分を含んでしまい、ドメインのエッジの検出に支障
をきたす。図22に対物レンズのシフト量に対する再生
信号の変化の様子を示す。図20(a)は図18(a)
と同様に情報トラック126上に記録されたドメイン1
27及びその情報トラック126上を走査する光スポッ
ト128〜132を示した図である。また、図22
(b)は対物レンズが光磁気ディスクの内側にシフトし
たときの再生信号であり、このときはシフト量に応じた
正の直流成分が含まれる。図22(c)は対物レンズが
中心位置にあるときの再生信号で、直流成分は含まれ
ず、正常な信号となる。図22(d)は対物レンズが外
側にシフトしたときの再生信号で、内側にシフトしたと
きとは反対に負の直流成分が含まれる。このように得ら
れた再生信号は直流成分が対物レンズのシフト量に応じ
て変動する信号となり、ドメインのエッジ位置の検出に
誤差を生じるために、更に正確にエッジ位置を検出でき
るよう改善が望まれていた。
【0022】また、図19に示した光磁気情報再生装置
においては、前述の如く光スポットの大きさに関係なく
ドメインのエッジ位置を正確に検出できるのであるが、
更にこれと同様に光スポットの大きさに関係なくドメイ
ンのエッジ位置を正確に検出でき、高い信頼性で情報の
再生を行なうことが可能な光磁気情報再生装置が望まれ
ていた。
【0023】本発明は、以上のような事情に鑑みなされ
たもので、対物レンズがトラッキング方向に移動した際
に再生信号に含まれる直流成分を除去し、ピットのエッ
ジ位置を誤差を生じることなく正確に検出できるように
した光磁気情報再生装置を提供することを目的としたも
のである。
【0024】また、本発明はピットの大きさが光スポッ
トの大きさ以下であっても記録情報を正確に検出でき、
記録密度が高度化しても信号再生を正確に行なえるよう
にした光磁気情報再生装置を提供することを目的とした
ものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、光磁気
記録媒体にトラック方向と平行または垂直方向の直線偏
光の光を入射すると共に、光磁気記録媒体から反射した
光束を入射光の偏光方向と垂直方向に偏光方向を有する
光磁気記録媒体の光磁気効果によって生じる光と、対物
レンズの曲面で回折して生じる光とを干渉させて、その
光の光量分布の変化を検出することにより、情報を再生
する光磁気情報再生装置において、前記対物レンズが光
磁気記録媒体のトラッキング方向に移動した際に、再生
信号に重畳する直流成分を検出するための手段と、この
検出手段の出力に基づいて再生信号を補正し、再生信号
に含まれる直流成分を除去するための補正手段とを設け
たことを特徴とする光磁気情報再生装置によって達成さ
れる。
【0026】また、本発明の目的は、光磁気記録媒体に
光ビームを照射し、その反対光をもとに記録情報を再生
する光磁気情報再生装置において、前記記録媒体からの
反射光を集光レンズで収束すると共に、この光束を検光
子としての偏光ビームスプリッタで2つの光束に分離
し、この分離された一方の光束を前記集光レンズの収束
位置よりも前方に配置された多分割光検出器で、他方の
光束を集光レンズの収束位置よりも後方に配置された多
分割光検出器でそれぞれ検出し、2つの多分割光検出器
上の光量分布の変化を検出することにより、記録情報を
再生することを特徴とする光磁気情報再生装置によって
達成される。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。図1は本発明の光磁気記録再生装
置の一実施例を示した構成図である。なお、図1では本
発明の要部の光学系の構成のみ示している。また、図1
5に示した先願の光磁気情報再生装置と同一部分は同一
符号を付し、本実施例ではその詳しい説明は省略する。
図1において、1は対物レンズ121の側部に設けられ
たレンズポジションセンサであり、対物レンズ121の
光磁気ディスク105の半径方向のシフト量を検出する
ための位置センサである。このレンズポジションセンサ
1は詳しくは後述するが、フォトインタラプラから構成
され、光学的に対物レンズ121のシフト量を検出する
ものである。
【0028】100は記録再生用光源であるところの半
導体レーザ、101はコリメータレンズ、102はビー
ム整形プリズム、103は偏光ビームスプリッタ、12
1は対物レンズ、105は光磁気ディスク、106は磁
気ヘッドである。半導体レーザ100の光束は、紙面に
平行な方向に偏光方向をもつ直線偏光(P偏光)であ
る。また、対物レンズ121としては、NAが0.55
程度のもので、大きな曲率面をもつものが使用されてい
る。光磁気ディスク105に入射するP偏光の光束は、
光磁気ディスク105の情報トラックの方向と平行また
は垂直方向となるようにしてある。
【0029】更に、109は集光レンズ、110はハー
フプリズム、111及び113は光検出器、112はナ
イフエッジである。これらの光学素子は制御光学系を構
成するもので、光検出器111及び113の検出信号を
もとにフォーカシングエラー信号やトラッキングエラー
信号が生成される。制御光学系におけるオートフォーカ
シング制御はナイフエッジ方式、オートトラッキング制
御はプッシュプル方式が採用されている。122は偏光
ビームスプリッタ、123は集光レンズ、124はトラ
ックと平行方向に2つに分割された2分割光検出器であ
る。これらの光学素子により再生光学系が構成され、ま
た再生光学系内の2分割光検出器124の検出片の検出
信号を差動アンプ119で差動検出することにより、記
録情報の再生信号が得られる。
【0030】情報再生動作については、図16〜図18
で説明したので、ここでは詳しい説明は省略するが、先
願の特願平4−47789号に記載されているように、
光磁気ディスクの光磁気効果によって生じる光と、対物
レンズの曲面で回折して生じる光を干渉させ、その光の
光量分布の変化を検出することにより情報が再生され
る。即ち、図18に示したようにドメインのエッジ位置
で正または負の方向にピークを有する再生信号が得ら
れ、この再生信号をもとにピットエッジ記録の情報が再
生される。なお、情報記録方式としては磁界変調方式が
採用されている。
【0031】図2はレンズポジションセンサ1と対物レ
ンズに121の側部を詳細に示した図である。レンズポ
ジションセンサ1は発光ダイオード1aとフォトトラン
ジスタ1bからなり、発光ダイオード1aから反射板2
に光を照射し、その反射光をフォトトランジスタ1bで
受光するように構成されている。反射板2は図示のよう
に光を反射する白色部2aと光を反射しない黒色部2b
から構成され、図3に示すようにレンズポジションセン
サ1と対向して対物レンズ121の側部の鏡筒121a
に貼着されている。図3はレンズポジションセンサ1と
対物レンズ121の位置関係を平面的にみた図であり、
レンズポジションセンサ1は所定位置に固定されている
のに対して、対物レンズ121は図示しないアクチュエ
ータの駆動により光磁気ディスクの内側と外側のトラッ
キング方向に移動する。これにより、フォトトランジス
タ1bから対物レンズ121のトラッキング方向におけ
るシフト量に応じた出力信号を得ることができる。即
ち、フォトトランジスタ1bの受光量は発光ダイオード
1aの照射領域における反射板2の白色部2aと黒色部
2bの面積比で決まるために、フォトトランジスタ1b
の出力は図4に示すように対物レンズ121のシフト位
置が光磁気ディスクの内側になるほど高く、外側になる
ほど低くなり、対物レンズ121のシフト量に応じて増
減する信号となる。この信号は図示しない加減算回路へ
送られる。
【0032】一方、差動アンプ119では2分割光検出
器124の検出片の信号を差動検出して再生信号が再生
される。この再生信号は図22で説明したように対物レ
ンズ121が光磁気ディスク105の半径方向にシフト
した場合には、シフト方向に応じて正または負の直流成
分が重畳し、またその直流成分はシフト量に応じて変化
する。得られた再生信号は前述した加減算回路へ送られ
る。加減算回路では、レンズポジションセンサ1の出力
信号をもとに再生信号の直流成分をシャンセルするよう
に加算あるいは減算動作を行ない、常時直流成分のない
再生信号に補正する。従って、対物レンズ121がシフ
トした場合であっても、再生信号の直流成分は確実に除
去されるために、ドメインのエッジ位置を誤差を生じる
ことなく正確に検出することが可能となり、更に正確に
情報を再生することができる。
【0033】図5は本発明の他の実施例を示した構成図
である。図5において、3は対物レンズ121と偏光ビ
ームスプリッタ103の間に設けられた透明の平行平板
である。この平行平板3は図示しない駆動手段の駆動に
よりその中心を支点として矢印方向に回転するように構
成されている。また、対物レンズ121の側部にはレン
ズポジションセンサ1が設けられ、図1の実施例と同様
に対物レンズ121のトラッキング方向のシフト量を検
出するようになっている。平行平板3は図6に示すよう
に厚みがtに形成され、これを入射光束に対して直交し
た状態から角度θだけ傾けたとすると、入射した平行光
束は平行平板3での2回の屈折により次式の分だけ平行
移動する。
【0034】
【数1】 t{tanθ−tan[sin-1(sinθ/n)]}…(1) 但し、nは平行平板3の屈折率、tは前述のように厚み
である。また、θが小さいときは平行移動量は概略次式
で得ることができる。
【0035】
【数2】t・θ(1−1/n)…(2) そこで、本実施例ではレンズポジションセンサ1の出力
信号に応じて平行平板3の傾斜角度θを制御し、対物レ
ンズ121のトラッキング方向のシフト量と同じだけ平
行平板3を透過する光束をシフトさせるものである。具
体的にはレンズポジションセンサ1の出力は図示しない
平行平板3の駆動部に入力されており、この駆動部では
対物レンズ121のシフト量に応じて平行平板3を傾け
る。これにより、平行平板3の透過光束は対物レンズ1
21のシフト量と同じだけシフトし、対物レンズ121
に入射する光束の中心は常に光軸と一致するようにな
る。従って、対物レンズ121がトラッキング方向にシ
フトしたとしても、対物レンズ121に入射する光束の
中心は常に光軸と一致するように制御されるために、再
生信号に直流成分が重畳されることはなく、ドメインの
エッジ位置を正確に検出することができる。なお、レン
ズポジションセンサ1を用いずに、再生信号の直流成分
を検出してこの値が0となるように平行平板3を傾斜さ
せてもよい。
【0036】図7は本発明の光磁気情報再生装置の更に
他の実施例を示した構成図である。なお、図7では図1
9に示した先願例と同一部分は同一符号を付してある。
また図7では要部の再生光学系のみを示しているが、そ
れ以外は図12に示した従来例のものを用いることがで
きる。図7において、114は1/2波長板、115は
集光レンズ、116は検光子としての偏光ビームスプリ
ッタであり、これらはいずれも図19のものと同じであ
る。なお、対物レンズとしては、NAが0.5か、それ
以上の曲率の曲面を有するものが使用され、半導体レー
ザから射出された光束が紙面に平行方向に偏光方向をも
つ直線偏光(P偏光)とすると、前述のように対物レン
ズの曲面では入射光束と垂直方向に偏光方向を有する直
線偏光(S偏光)の四つ葉のクローバーのような回折像
が得られる。このことについては詳しく後述する。
【0037】5及び6はそれぞれ検出面が十文字状に4
つに分割された4分割光検出器である。4分割光検出器
5は集光レンズ115の収束位置よりもやや前方に配置
され他方の4分割光検出器6は集光レンズ115の収束
位置よりもやや後方に配置されている。また、図7では
4分割光検出器5及び6の光磁気ディスクに対する位置
関係がわかるように、各光検出器5及び6の検出面と情
報トラックの方向を示している。5−1〜5−4は4分
割光検出器5の検出片、矢印Dは情報トラックの方向、
6−1〜6−4は4分割光検出器6の検出片、矢印D′
は情報トラックの方向である。これから明らかなように
4分割光検出器5及び6はそれぞれ1つの分割線が情報
トラックに直交し、もう1つの分割線が平行となるよう
に配置されている。更に、4分割光検出器5と6の各検
出片の対応は検光子としての偏光ビームスプリッタ11
6を介して光が入射するために、左右の位置が逆の対応
となり、検出片5−1と6−1、検出片5−2と6−
2、検出片5−3と6−3、検出片5−4と6−4がそ
れぞれ対応する位置関係となる。
【0038】7〜14は加算アンプ、15〜18は差動
アンプ、19は加算アンプ、20は差動アンプである。
これらの加算アンプや差動アンプは、4分割光検出器5
及び6の各検出片の検出信号をもとにアナログ演算を行
なうための演算回路を構成するもので、その演算の結
果、ピット位置記録用再生信号やピットエッジ記録用再
生信号が生成される。この動作については、詳しく後述
する。
【0039】次に、本実施例の動作を説明する。まず、
半導体レーザから射出される光束を従来同様に紙面に平
行方向に偏光方向のある直線偏光(P偏光)とする。こ
の光束が対物レンズに入射すると、前述のように対物レ
ンズの曲率は大きく、入射光に垂直の偏光に対する反射
率が著しく異なるので、偏光面が回転し、入射光の偏光
面と垂直な偏光だけをみると、四つ葉クローバーのよう
な回折像が得られる。また、4分割光検出器5及び6に
入射する光束は、図13に示したP+ の入射光の偏光方
向と同じ偏光の光と、それに垂直な方向の偏光である。
この中には、光磁気ディスクのカー効果、ファラデー効
果によって生じるS+ 及びS- の光と、前述したような
対物レンズの曲面で生じた光が含まれている。
【0040】図8(a)は検光子としての偏光ビームス
プリッタ116に入射する直前の光の分布のうちP+
光を示した図、図8(b)は同図(a)のA−A′線の
断面におけるP+ の光の振幅を示した図である。なお、
図8(a)に示す4つの四角は4分割光検出器の検出片
で、P+ の光を検出面上に投影して示している。図8
(a)では、P+ の光を斜線で示しており、4つの検出
片に均等に分布し、光の位相も4つの検出片でほぼ同じ
である。A−A′線の断面における光の振幅は、図8
(b)のようになる。図9(a)は検光子としての偏光
ビームスプリッタ116に入射する直前の光の分布のう
ち対物レンズの曲面で生じるS偏光の光を示した図であ
る。なお、ここでも同様に4分割光検出器の検出面に投
影して示してある。図9(a)から明らかなように、光
の分布は四つ葉のクローバのような形状をしており、そ
れぞれの葉の光が4つの検出片に投影されている。ま
た、対角位置の検出片同志の葉の光は位相はそれぞれ同
じで、隣り合う検出片の葉の光の位相差はπである。図
9(b),(c)は同図(a)のB−B′線、C−C′
線の断面における光の振幅を示した図で、前述した四つ
葉の光の位相関係から図のような振幅となる。図8、図
9に示した光は、光磁気ディスク上の磁化方向に関係な
く、一定した分布である。ここでは、これらの2つの光
と光磁気記録媒体上の磁化の状態で変化するS+ ,S-
の光を検光子としての偏光ビームスプリッタ116で分
離し、また2つの4分割光検出器5、6で上記3つの光
の干渉結果生じる光量分布の変化を検出することによ
り、情報を再生するものである。
【0041】図10を用いて更に詳しく説明する。図1
0(a)は記録されたドメインと再生用の光スポットを
示した図で、21は情報トラック、22はそのトラック
上に記録されたドメインである。本実施例では磁界変調
方式が採用され、従ってドメイン22は矢羽根状の形状
である。もちろん、光変調方式でもかまわない。また光
磁気ディスクの磁化は全て下向きに初期化されており、
従ってドメイン22の磁化は上向き磁化である。光スポ
ット23は情報トラック21上を24,25,26,2
7として示すようにA方向に走査する。図中に示す矢印
D,D′は図7に示した情報トラックの方向D,D′に
対応する。図10(b)は同図(a)の各光スポットの
位置で、光磁気効果によって生じるS偏光の光の偏光ビ
ームスプリッタ116に入射する直前での分布を示した
図である。なお、ここでも4分割光検出器の検出面に投
影して示してある。光スポット23及び27の位置で
は、光スポット内は全て下向き磁化であるので、光の回
折は生じず、28、32として示すように円形状の分布
となる。このときの光の位相は図9(a)にEで示した
光の位相と同位相である。つまり、28及び32で示す
光の分布はS+ の光となる。
【0042】光スポット24及び26の位置では、光ス
ポット内に上向き磁化と下向き磁化の境界、即ちドメイ
ン22のエッジが位置しているため、情報トラック21
と平行方向に光が回折され、29及び31で示すように
光の分布は左右に分かれる。左右の光の位相差はπであ
るが、29と31では左右の光の位相は逆転する。ま
た、29と31では左右の光を29aと29b、31a
と31bで示しているが29a及び31bで示す光はS
+ で、29b及び31aで示す光はS- の光であり、光
スポット内にドメイン22のエッジが位置した場合は、
光の分布はS+ とS- の光が混在したものとなる。更
に、光スポット25の位置では、光スポット内はほぼ上
向き磁化であるために、光の回折はほとんどなく、30
で示すようにほぼ円形状の分布となる。このときの光
は、28や32に比べπの位相差のあるS- の光であ
る。図10(c)は同図(b)のA−A′線の断面にお
ける光の振幅を光スポットの各位置で示した図で、光ス
ポットの位置に応じて図のように変化する。
【0043】図10(d)及び(e)は、図9で示した
対物レンズの曲面で生じるS偏光の光と、図10(b)
に示した光磁気効果により生じるS偏光の光を干渉させ
た結果の光の分布を、図10(b)のB−B′線及びC
−C′線の断面における光の振幅として表わした図であ
る。図10(d)はB−B′線における光の振幅、図1
0(e)はC−C′線における光の振幅である。また、
図10(f),(g)は検光子としての偏光ビームスプ
リッタ116の分離面上で、前述の対物レンズの曲面で
生じるS偏光の光、光磁気効果によって生じるS偏光の
光、及び図8で示したP+ の光を合わせて2つに分離
し、これらを4分割光検出器5及び6でそれぞれ検出し
たときの各検出面での検出光量差を示した図である。図
10(f)は4分割光検出器5の検出面、図10(g)
は4分割光検出器6の検出面での検出光量差である。図
10(f),(g)では光量の多い順に大大、大小、小
大、小小として示してある。
【0044】図7で説明したように4分割光検出器6へ
入射する光は偏光ビームスプリッタ116で反射される
ので、その検出片の4分割検出器5の検出片に対する対
応は左右が逆になる。また、4分割光検出器6は集光レ
ンズ115の収束位置よりも後方に配置されているた
め、図19に示した先願例の2分割光検出器134で得
られる光量分布に対して上下左右が逆になる。例えば、
図10(f),(g)の左端に示した光スポット23の
位置における4分割光検出器上の光の分布についてみる
と、4分割光検出器5の検出片5−1と4分割光検出器
6の検出片6−1が対応する。これらの検出面に入射す
る光は図10(d)に示したB−B′線断面における光
の振幅のFで示す左側の大きな上向きの振幅(図13に
示したS+方向成分)と、図8で示した上向きの振幅
(図13に示したP+ 方向成分)が合わされたもので、
+θ側に回転した光である。そして、偏光ビームスプリ
ッタ116の配置として、+45度の検光子として働く
方が図10(f)に示す4分割光検出器5に入射し、−
45度の検光子として働く方が図10(g)に示す4分
割光検出器6に入射するようにしたとすると、検出片5
−1に入射する光量は検出片6−1に入射する光量より
も大きくなり、それを検出片5−1では大大、検出片6
−1では大小として示している(大大>大小)。
【0045】また、検出片5−2は検出片6−2に対応
し、これらの検出面に入射する光は図10(d)に示し
たB−B′線断面における光の振幅のGで示す右側の小
さな下向きの振幅(図13に示したS- 方向成分)と、
図8で示した上向きの振幅(図13に示したP+ 方向成
分)が合わされ、−θ側に回転した光である。この場
合、検出片5−2に入射する光量は検出片6−2に入射
する光量よりも小さくなり、それを検出片5−2では小
小、検出片6−2では小大として示している。(小小<
小大)。検出片5−3は検出片6−3に対応し、ここで
は図10(e)に示したC−C′線断面における光の振
幅のHで示す小さな下向きの振幅と、同様に図8に示し
た上向きの振幅の光が合わされた光である。検出片5−
3の光量は検出片6−3の光量よりも大きくなり、それ
を検出片5−3では大大、検出片6−3では大小として
示している。更に、検出片5−4と6−4では、図10
(e)のC−C′線断面における光の振幅のIで示す大
きな上向きの振幅と図8の上向きの振幅の光が合わされ
た光である。この場合、検出片5−4の光量は検出片6
−4の光量よりも小さくなり、それを検出片5−4では
小小、検出片6−4では小大として示している。同様に
して光スポット24〜27の各位置において、4分割光
検出器5及び6の検出片の光量を表わすと、それぞれ図
10(f),(g)に示すとおりとなる。
【0046】4分割光検出器5及び6の各検出片の検出
信号は、図7で説明したように加算アンプや差動アンプ
で構成されたアナログ演算回路に出力される。4分割光
検出器5の対角位置同士の検出片5−1と5−3の検出
信号及び検出片5−2と5−4の信号は、それぞれ加算
アンプ7,8で加算される。また、トラック方向に隣接
する同士の検出片5−1と5−2及び検出片5−3と5
−4の検出信号は、それぞれ加算アンプ9,10で加算
される。一方、4分割光検出器6の対角位置同士の検出
片6−1と6−3及び検出片6−2と6−4の検出信号
は、それぞれ加算アンプ11,12で加算され、トラッ
ク方向に隣接する同士の検出片6−1と6−2及び検出
片6−3と6−4の検出信号は、それぞれ加算アンプ1
3,14で加算される。
【0047】4分割光検出器5の対角位置同士の検出片
の検出信号を加算した加算アンプ7及び8の加算信号は
差動アンプ16で差動検出され、他方の4分割光検出器
6の対角位置同士の検出片の検出信号を加算した加算ア
ンプ11及び12の加算信号は差動アンプ15で差動検
出される。そして、差動アンプ15及び16で得られた
信号を加算アンプ19で加算することにより、図10
(h)に示すようにピット位置記録用の再生信号が生成
される。得られた再生信号は上向き磁化の領域では低レ
ベル、下向き磁化の領域では高レベルの信号となり、上
向き、下向きの磁化の違いを信号レベルの違いとして検
出することができる。即ち、ドメイン22に対応したパ
ルス状信号として再生でき、ピット位置記録における情
報の再生信号を得ることができる。
【0048】一方、4分割光検出器5及び6のトラック
方向に隣接する検出片同士の検出信号を加算した加算ア
ンプ9と13、及び加算アンプ10と14の加算信号は
それぞれ差動アンプ17,18で差動検出される。そし
て、差動アンプ17及び18で得られた信号は更に差動
アンプ20で差動検出され、図10(i)に示すように
ピットエッジ記録用の再生信号が生成される。得られた
再生信号はドメイン22のエッジで正または負のピーク
を有する信号となり、ピットエッジ記録における情報を
再生することができる。なおアナログ演算を行なう場合
に、検出片の組み合わせを変えることにより、図10
(h),(i)に示した再生信号の極性を反転すること
もできる。
【0049】図7の実施例はピット位置記録及びピット
エッジ記録の再生信号を得るのに両方とも対物レンズの
曲面で生じる回折像を利用したのであるが、ピットエッ
ジ記録のみ対物レンズの曲面で生じる回折像を利用する
こともできる。ピット位置記録の再生については従来方
式を用いるものとする。以下、この実施例を図11に基
づいて説明する。図11において、114は1/2波長
板、115は集光レンズ、116は検光子としての偏光
ビームスプリッタで、それぞれ図7の実施例のものと同
じである。なお、図11では図示しないが、本実施例に
おいても対物レンズはNAが0.5程度か、それ以上の
大きな曲率の曲面をもつものが使用されている。
【0050】33及び34はそれぞれ検出面が2つに分
割された2分割光検出器である。2分割光検出器33は
集光レンズ115の収束位置よりもやや前方に、2分割
光検出器34は集光レンズ115の収束位置よりもやや
後方に配置されている。また2分割光検出器33は、ト
ラック方向Dに対して2つの検出片33−1と33−2
に分割され、他方の2分割光検出器34もトラック方向
D′に対して2つの検出片34−1と34−2に分割さ
れている。なお、ここでは検出片33−1が検出片34
−1に、検出片33−2が検出片34−2にそれぞれ対
応する。
【0051】2分割光検出器33の検出片33−1と3
3−2及び2分割光検出器34の検出片34−1と34
−2の検出信号は加算アンプ36,35でそれぞれ加算
される。そして、得られた信号は差動アンプ37で差動
検出され、ピット位置記録用の再生信号が生成される。
ここで得られる再生信号は2分割光検出器33,34の
差動信号であるため、図12に示した従来装置で得られ
る再生信号と同等の信号となる。一方、2分割光検出器
33及び34の対応する同士の検出片33−1と34−
1及び検出片33−2と34−2の検出信号は差動アン
プ39,38でそれぞれ差動検出される。そして、得ら
れた信号は更に差動アンプ40で差動検出され、ピット
エッジ記録用の再生信号が生成される。この再生信号は
図7の実施例と同様に2つの光検出器の互いに対応する
ところのトラック方向に隣接する検出片の加算信号を差
動検出し、更にこの差動検出信号を差動検出して再生さ
れるために、得られた再生信号は図10(i)に示した
ようにドメインのエッジで正または負のピークを有する
信号となる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、再生信号
の直流成分を検出し、その検出結果に応じて再生信号を
補正することにより、再生信号に重畳する直流成分を除
去することができ、ピットエッジ位置を誤差を生じるこ
となく正確に検出できるという効果がある。
【0053】また、分離された一方の光束を集光レンズ
の収束位置よりも前方に配置された多分割光検出器で、
他方の光束を収束位置よりも後方に配置された多分割光
検出器でそれぞれ検出し、2つの多分割光検出器上の光
量分布の変化を検出することにより、記録ピットの大き
さが光スポット以下の大きさになっても記録情報を正確
に検出でき、記録密度が高度化しても信号再生を正確に
行なえるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光磁気情報再生装置の一実施例を示し
た構成図である。
【図2】図1の実施例に使用されるレンズポジションセ
ンサ及び対物レンズの側部に貼着された反射板を示した
図である。
【図3】図2のレンズポジションセンサ及び対物レンズ
を平面的にみた平面図である。
【図4】対物レンズのシフト量とレンズポジションセン
サの出力の関係を示した図である。
【図5】本発明の他の実施例を示した構成図である。
【図6】図5の実施例に使用される平行平板を示した正
面図である。
【図7】本発明の更に他の実施例を示した構成図であ
る。
【図8】偏光ビームスプリッタ116に入射する直前の
+ の光の分布を4分割光検出器の検出面上に投影して
示した図、及びその検出面のA−A′線の断面における
光の振幅を示した図である。
【図9】偏光ビームスプリッタ116に入射する直前の
対物レンズの曲面で生じるS偏光の光の分布を4分割光
検出器の検出面上に投影して示した図、及びその検出面
のB−B′線とC−C′線の断面での光の振幅を示した
図である。
【図10】図7の実施例の情報再生動作を説明するため
の図である。
【図11】本発明の更に他の実施例を示した図である。
【図12】従来例の光磁気情報記録再生装置の光学系を
示した構成図である。
【図13】光磁気記録における情報再生の原理を説明す
るための図である。
【図14】ピット位置記録とピットエッジ記録の各ピッ
ト列及びそれの検出信号を示した図である。
【図15】先願例の光磁気情報記録再生装置を示した構
成図である。
【図16】図15の先願例の光磁気効果によって生じる
光及び対物レンズの曲面で回折して生じる光の分布を示
した図である。
【図17】図16のB−B′線及びC−C′線における
光の振幅を示した図である。
【図18】図15の先願例の情報再生動作を説明するた
めの図である。
【図19】他の先願例を示した構成図である。
【図20】図19の先願例で対物レンズがトラッキング
方向にシフトした際の光磁気効果により生じるS偏光の
光の分布及び対物レンズの曲面で生じるS偏光の光の分
布を示した図である。
【図21】図20のB−B′線及びC−C′線断面にお
ける光の振幅を示した図である。
【図22】図19の先願例で対物レンズがトラッキング
方向にシフトした際の再生信号にに重畳する直流成分の
変化の様子を示した図である。
【符号の説明】
1 レンズポジションセンサ 2 反射板 3 平行平板 5,6 4分割光検出器 7〜14,19 加算アンプ 15〜18,20 差動アンプ 33,34,124 2分割光検出器 35,36 加算アンプ 37〜40 差動アンプ 100 半導体レーザ 105 光磁気ディスク 114 1/2波長板 115,123 集光レンズ 116 偏光ビームスプリッタ 121 対物レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 昌邦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気記録媒体にトラック方向と平行ま
    たは垂直方向の直線偏光の光を入射すると共に、光磁気
    記録媒体から反射した光束を入射光の偏光方向と垂直方
    向に偏光方向を有する光磁気記録媒体の光磁気効果によ
    って生じる光と、対物レンズの曲面で回折して生じる光
    とを干渉させて、その光の光量分布の変化を検出するこ
    とにより、情報を再生する光磁気情報再生装置におい
    て、前記対物レンズが光磁気記録媒体のトラッキング方
    向に移動した際に、再生信号に重畳する直流成分を検出
    するための手段と、この検出手段の出力に基づいて再生
    信号を補正し、再生信号に含まれる直流成分を除去する
    ための補正手段とを設けたことを特徴とする光磁気情報
    再生装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記対物レンズのトラ
    ッキング方向のシフト量を検出することにより、再生信
    号の直流成分に応じた出力信号を出力する位置センサで
    あることを特徴とする請求項1の光磁気情報再生装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、前記検出手段の出力に
    応じて再生信号に信号を加算または減算することによ
    り、再生信号の直流成分を除去することを特徴とする請
    求項1の光磁気情報再生装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、前記対物レンズの光源
    からの入射光路に設けられた透明平行平板と、この平行
    平板を光軸を中心に傾斜させるための駆動手段からな
    り、前記検出手段の出力に応じて前記駆動手段による平
    行平板の傾斜角度を制御し、対物レンズのシフト量に応
    じて対物レンズへの入射光束をシフトすることにより、
    再生信号への直流成分の重畳を阻止することを特徴とす
    る請求項1の光磁気情報再生装置。
  5. 【請求項5】光磁気記録媒体に光ビームを照射し、その
    反対光をもとに記録情報を再生する光磁気情報再生装置
    において、前記記録媒体からの反射光を集光レンズで収
    束すると共に、この光束を検光子としての偏光ビームス
    プリッタで2つの光束に分離し、この分離された一方の
    光束を前記集光レンズの収束位置よりも前方に配置され
    た多分割光検出器で、他方の光束を集光レンズの収束位
    置よりも後方に配置された多分割光検出器でそれぞれ検
    出し、2つの多分割光検出器上の光量分布の変化を検出
    することにより、記録情報を再生することを特徴とする
    光磁気情報再生装置。
  6. 【請求項6】 前記多分割光検出器で検出される光束に
    は、光磁気記録媒体の光磁気効果によって生じる光と、
    対物レンズの曲面で回折して生じる光が含まれているこ
    とを特徴とする請求項5の光磁気情報再生装置。
JP4269096A 1992-02-05 1992-09-14 光磁気情報再生装置 Pending JPH0696491A (ja)

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AT93300750T ATE172048T1 (de) 1992-02-05 1993-02-02 Magnetooptisches informationsaufzeichnungs- und - wiedergabegerät
DE69321380T DE69321380T2 (de) 1992-02-05 1993-02-02 Magnetooptisches Informationsaufzeichnungs- und -wiedergabegerät
EP93300750A EP0555049B1 (en) 1992-02-05 1993-02-02 Magnetooptical information recording/reproducing apparatus
US08/514,477 US5577017A (en) 1992-02-05 1995-08-11 Magnetooptical information recording/reproducing apparatus
US08/733,918 US5768219A (en) 1992-02-05 1996-10-18 Optical information recording/reproducing apparatus that produces verifying reproduction signals by executing a computation using detection signals of multi-divided detection surfaces of a photo-detector

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