JPH0693156B2 - ラベル - Google Patents
ラベルInfo
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- JPH0693156B2 JPH0693156B2 JP19401388A JP19401388A JPH0693156B2 JP H0693156 B2 JPH0693156 B2 JP H0693156B2 JP 19401388 A JP19401388 A JP 19401388A JP 19401388 A JP19401388 A JP 19401388A JP H0693156 B2 JPH0693156 B2 JP H0693156B2
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- Japan
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- acid
- resin
- group
- glycol
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ラベル、詳しくはポリエステルフィルムを使
用したラベル、特に印刷を施したラベル、更に好ましく
はUV硬化型インキを用いて印刷するラベル、あるいは感
熱発色層を設けたラベルに関するものである。
用したラベル、特に印刷を施したラベル、更に好ましく
はUV硬化型インキを用いて印刷するラベル、あるいは感
熱発色層を設けたラベルに関するものである。
[従来の技術] 従来ポリエステルフィルムを使用したラベルとしては、
ポリエステルフィルム上に各種易印刷層を設けたフィル
ム(例えば、特開昭62-297147号公報)が知られてい
た。
ポリエステルフィルム上に各種易印刷層を設けたフィル
ム(例えば、特開昭62-297147号公報)が知られてい
た。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来のフィルムは、下記の問題点を有して
いる。
いる。
すなわち、高速印刷性に欠ける、易印刷層がブロッ
キングを起こす、表面光沢を変更するため各種表面処
理(ヘアーライン加工、サンドブラスト加工など)を施
すと印刷適性が悪化する、などの問題点を有しているの
である。
キングを起こす、表面光沢を変更するため各種表面処
理(ヘアーライン加工、サンドブラスト加工など)を施
すと印刷適性が悪化する、などの問題点を有しているの
である。
本発明は、かかる問題点を改善し、印刷性、加工適性、
後加工性にすぐれたラベルを提供することを目的とす
る。
後加工性にすぐれたラベルを提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、 (1) 粘着剤層A、ポリエステルフィルムB及び親水
基含有ポリエステル樹脂(a)に不飽和結合を有する化
合物(b)をグラフト化させた共重合体(c)及び架橋
結合剤を主成分とし該共重合体のグラフト化率が0.5〜6
00%である樹脂層Cをこの順に積層してなることを特徴
とするラベル、 (2) 樹脂層Cの中心線粗さが0.2〜0.8μm、光沢度
が60%以下なることを特徴とする請求項1記載のラベル
である。
基含有ポリエステル樹脂(a)に不飽和結合を有する化
合物(b)をグラフト化させた共重合体(c)及び架橋
結合剤を主成分とし該共重合体のグラフト化率が0.5〜6
00%である樹脂層Cをこの順に積層してなることを特徴
とするラベル、 (2) 樹脂層Cの中心線粗さが0.2〜0.8μm、光沢度
が60%以下なることを特徴とする請求項1記載のラベル
である。
本発明においてポリエステルフィルムBを構成するポリ
エステルとは、周知のもの、具体的には例えば、テレフ
タル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ビス
−α,β(2-クロルフェノキシ)エタン‐4,4′‐ジカ
ルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の2官能カルボン
酸の少なくとも1種と、エチレングリコール、トリエチ
レングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメ
チレングリコール、デカメチレングリコール等のグリコ
ールの少なくとも1種とを重縮合して得られるポリエス
テルを挙げることができる。また、該ポリエステルには
本発明の目的を阻害しない範囲内で他種ポリマをブレン
ドしたり共重合してもよいし、酸化防止剤、熱安定剤、
滑剤、顔料、紫外線線吸収剤等が含まれていてもよい。
ポリエステルの固有粘度(25℃オルトクロルフェノール
中で測定)は0.4〜2.0であり、好ましくは0.5〜1.0の範
囲のものが通常用いられる。
エステルとは、周知のもの、具体的には例えば、テレフ
タル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ビス
−α,β(2-クロルフェノキシ)エタン‐4,4′‐ジカ
ルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の2官能カルボン
酸の少なくとも1種と、エチレングリコール、トリエチ
レングリコール、テトラメチレングリコール、ヘキサメ
チレングリコール、デカメチレングリコール等のグリコ
ールの少なくとも1種とを重縮合して得られるポリエス
テルを挙げることができる。また、該ポリエステルには
本発明の目的を阻害しない範囲内で他種ポリマをブレン
ドしたり共重合してもよいし、酸化防止剤、熱安定剤、
滑剤、顔料、紫外線線吸収剤等が含まれていてもよい。
ポリエステルの固有粘度(25℃オルトクロルフェノール
中で測定)は0.4〜2.0であり、好ましくは0.5〜1.0の範
囲のものが通常用いられる。
本発明には、ポリエステルとしてポリエチレンテレフタ
レート、ポリエチレン‐2,6-ナフタレート、ポリエチレ
ン−α,βビス(2-クロルフェノキシ)エタン‐4,4′
‐ジカルボキシレートを用いた場合、特に優れた効果が
得られる。
レート、ポリエチレン‐2,6-ナフタレート、ポリエチレ
ン−α,βビス(2-クロルフェノキシ)エタン‐4,4′
‐ジカルボキシレートを用いた場合、特に優れた効果が
得られる。
本発明でいう親水基含有ポリエステル樹脂(a)(以下
樹脂(a)と略称する)とは、分子中に親水性基或いは
親水性成分、例えば、水酸基、カルボキシル基、カルボ
ニル基、シアノ基、アミノ基、メチルカルボニル基、ポ
リエチレングリコール基、カルボン酸基、リン酸エステ
ル塩、第四級アンモニウム塩、硫酸エステル塩、スルホ
ン酸塩等の少なくとも1種が導入されたポリエステル共
重合体である。中でも、代表的なポリエステル共重合体
としては以下の組成のものが有用である。すなわち、芳
香族ジカルボン酸および/または非芳香族ジカルボン酸
およびエステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物
とグリコールの重縮合物が挙げられる。具体的には、芳
香族ジカルボン酸としては、例えば、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、フタル酸、2,5-ジメチルテレフタル酸、2,
6-ナフタレンジカルボン酸、ビフェニルジカルボン酸、
1,2-ビス(フェノキシ)エタン‐p,p′‐ジカルボン酸
およびそれらのエステル形成性誘導体があり、非芳香族
ジカルボン酸には、例えば修酸、マロン酸、コハク酸、
グルタール酸、アジピン酸、セバシン酸、1,2-シクロヘ
キサンジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン
酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロペン
タンジカルボン酸およびそれらのエステル形成性誘導体
がある。これらのうちで芳香族ジカルボン酸および/ま
たはそのエステル形成性誘導体が全ジカルボン酸成分に
対し40モル%以上占めることが樹脂の耐熱性や皮膜強
度、耐水性の点で好ましく、その範囲内で1種以上のジ
カルボン酸を併用してもよい。
樹脂(a)と略称する)とは、分子中に親水性基或いは
親水性成分、例えば、水酸基、カルボキシル基、カルボ
ニル基、シアノ基、アミノ基、メチルカルボニル基、ポ
リエチレングリコール基、カルボン酸基、リン酸エステ
ル塩、第四級アンモニウム塩、硫酸エステル塩、スルホ
ン酸塩等の少なくとも1種が導入されたポリエステル共
重合体である。中でも、代表的なポリエステル共重合体
としては以下の組成のものが有用である。すなわち、芳
香族ジカルボン酸および/または非芳香族ジカルボン酸
およびエステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物
とグリコールの重縮合物が挙げられる。具体的には、芳
香族ジカルボン酸としては、例えば、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、フタル酸、2,5-ジメチルテレフタル酸、2,
6-ナフタレンジカルボン酸、ビフェニルジカルボン酸、
1,2-ビス(フェノキシ)エタン‐p,p′‐ジカルボン酸
およびそれらのエステル形成性誘導体があり、非芳香族
ジカルボン酸には、例えば修酸、マロン酸、コハク酸、
グルタール酸、アジピン酸、セバシン酸、1,2-シクロヘ
キサンジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン
酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、1,3-シクロペン
タンジカルボン酸およびそれらのエステル形成性誘導体
がある。これらのうちで芳香族ジカルボン酸および/ま
たはそのエステル形成性誘導体が全ジカルボン酸成分に
対し40モル%以上占めることが樹脂の耐熱性や皮膜強
度、耐水性の点で好ましく、その範囲内で1種以上のジ
カルボン酸を併用してもよい。
エステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物として
は、例えば、スルホテレフタル酸、5-スルホイソフタル
酸、4-スルホフタル酸、4-スルホナフタレン‐2,7-ジカ
ルボン酸、スルホ‐p-キシリレングリコール、2-スルホ
‐1,4-ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンなどのアル
カリ金属塩(スルホン酸のアルカリ金属塩)およびこれ
らのエステル形成性誘導体が挙げられ、5-スルホイソフ
タル酸、スルホテレフタル酸のナトリウムおよびこれら
のエステル形成性誘導体がより好ましく使用される。
は、例えば、スルホテレフタル酸、5-スルホイソフタル
酸、4-スルホフタル酸、4-スルホナフタレン‐2,7-ジカ
ルボン酸、スルホ‐p-キシリレングリコール、2-スルホ
‐1,4-ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンなどのアル
カリ金属塩(スルホン酸のアルカリ金属塩)およびこれ
らのエステル形成性誘導体が挙げられ、5-スルホイソフ
タル酸、スルホテレフタル酸のナトリウムおよびこれら
のエステル形成性誘導体がより好ましく使用される。
次に、グリコール成分としては、炭素数2〜8個の脂肪
族または炭素数6〜12個の脂環族グリコールであり、例
えばエチレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-
ブタンジオール、1,2-プロピレングリコール、ネオペン
チルグリコール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、1,
6-ヘキサンジオール、1,3-シクロヘキサンジメタノー
ル、1,2-シクロヘキサンジメタノール、p-キシリレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ールなどが好ましく使用される。
族または炭素数6〜12個の脂環族グリコールであり、例
えばエチレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-
ブタンジオール、1,2-プロピレングリコール、ネオペン
チルグリコール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、1,
6-ヘキサンジオール、1,3-シクロヘキサンジメタノー
ル、1,2-シクロヘキサンジメタノール、p-キシリレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ールなどが好ましく使用される。
場合によっては、ポリエーテルを共重合させてもよい。
ここでいうポリエーテルとはエーテル結合を主要結合鎖
とする親水性高分子のことであり、特に好ましいのは脂
肪族ポリエーテルであり、例えばポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、グリセリンエーテル、
ポリエチレングリコールエーテルなどが好ましく使用さ
れる。
ここでいうポリエーテルとはエーテル結合を主要結合鎖
とする親水性高分子のことであり、特に好ましいのは脂
肪族ポリエーテルであり、例えばポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、グリセリンエーテル、
ポリエチレングリコールエーテルなどが好ましく使用さ
れる。
樹脂(a)は水溶性或いは水分散性であってもよく、そ
の溶解性は共重合組成分の種類、配合比率或いは分散安
定性付与剤として用いられる親水性有機化合物の添加の
有無、その種類、配合量などによって異なるが、親水性
有機化合物は添加するにあたっては分散安定性を損わな
い限り少量であるのが好ましい。尚、親水性有機化合物
とは脂肪族および脂環族のアルコール、エステル、エー
テル、ケトン類であり、例えばアルコール類として、メ
タノール、エタノール、イソプロパノール、n-ブタノー
ル、グリコール類としてエチレングリコール、プロピレ
ングリコールなどがありその誘導体としてメチルセルソ
ルブ、エチルセルソルブ、n-ブチルセルソルブ、エステ
ル類として酢酸エチル、エーテル類としてジオキサン、
テトラヒドロフラン、ケトン類としてメチルエチルケト
ン等が挙げられる。親水性有機化合物は単独または必要
に応じて2種以上併用してもよい。親水性有機化合物の
中では、分散性能、分散安定性および塗布性等がら特に
好ましいのはブチルセルソルブ、エチルセルソルブであ
る。更に、樹脂(a)では共重合組成分のエステル形成
性スルホン酸アルカリ金属塩化合物の様に、特に親水性
に寄与する成分量の増加は塗設した改質層の耐水性を著
しく悪化するので溶解性、分散安定性等を損わない限り
少量であるのが好ましい。
の溶解性は共重合組成分の種類、配合比率或いは分散安
定性付与剤として用いられる親水性有機化合物の添加の
有無、その種類、配合量などによって異なるが、親水性
有機化合物は添加するにあたっては分散安定性を損わな
い限り少量であるのが好ましい。尚、親水性有機化合物
とは脂肪族および脂環族のアルコール、エステル、エー
テル、ケトン類であり、例えばアルコール類として、メ
タノール、エタノール、イソプロパノール、n-ブタノー
ル、グリコール類としてエチレングリコール、プロピレ
ングリコールなどがありその誘導体としてメチルセルソ
ルブ、エチルセルソルブ、n-ブチルセルソルブ、エステ
ル類として酢酸エチル、エーテル類としてジオキサン、
テトラヒドロフラン、ケトン類としてメチルエチルケト
ン等が挙げられる。親水性有機化合物は単独または必要
に応じて2種以上併用してもよい。親水性有機化合物の
中では、分散性能、分散安定性および塗布性等がら特に
好ましいのはブチルセルソルブ、エチルセルソルブであ
る。更に、樹脂(a)では共重合組成分のエステル形成
性スルホン酸アルカリ金属塩化合物の様に、特に親水性
に寄与する成分量の増加は塗設した改質層の耐水性を著
しく悪化するので溶解性、分散安定性等を損わない限り
少量であるのが好ましい。
本発明における樹脂(a)のガラス転移温度(Tg)は特
に限定されないが好ましくは0〜80℃、より好ましくは
30〜75℃の範囲である。これは耐水性、耐アルカリ性、
耐熱性が向上するためである。
に限定されないが好ましくは0〜80℃、より好ましくは
30〜75℃の範囲である。これは耐水性、耐アルカリ性、
耐熱性が向上するためである。
樹脂(a)は、通常、常法のポリエステル製造技術で製
造できる。すなわち、前記した酸成分およびグリコール
成分をエステル化或いはエステル交換触媒、重合触媒等
の反応触媒を用いて溶融重縮合せしめ所望のポリマとし
て得られる。さらには、溶液重縮合も適用できる。この
際、いずれの場合にもグラフト化反応に悪影響を及ぼさ
ない範囲で種々の改質剤、安定剤等を添加してもよい。
また、水溶性に欠ける樹脂(a)の水分散体を得るには
前記親水性有機化合物の存在が必要である。通常樹脂
(a)と親水性有機化合物を混合し、攪拌下、好ましく
は加温攪拌下で水を添加する方法、或いは攪拌下の水に
上記混合物を添加する方法等で製造される。尚、得られ
る水分散体は固形分濃度が高くなると樹脂(a)の微粒
子が再凝集しやすく、均一分散体系が不安定化し、グラ
フト化反応が困難となる。
造できる。すなわち、前記した酸成分およびグリコール
成分をエステル化或いはエステル交換触媒、重合触媒等
の反応触媒を用いて溶融重縮合せしめ所望のポリマとし
て得られる。さらには、溶液重縮合も適用できる。この
際、いずれの場合にもグラフト化反応に悪影響を及ぼさ
ない範囲で種々の改質剤、安定剤等を添加してもよい。
また、水溶性に欠ける樹脂(a)の水分散体を得るには
前記親水性有機化合物の存在が必要である。通常樹脂
(a)と親水性有機化合物を混合し、攪拌下、好ましく
は加温攪拌下で水を添加する方法、或いは攪拌下の水に
上記混合物を添加する方法等で製造される。尚、得られ
る水分散体は固形分濃度が高くなると樹脂(a)の微粒
子が再凝集しやすく、均一分散体系が不安定化し、グラ
フト化反応が困難となる。
本発明でいう不飽和結合を有する化合物(b)(以下、
化合(b)と略称する)とは樹脂(a)にグラフト化す
る化合物であり、具体的には、ビニルエステル類とし
て、例えば、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニ
ル、高級第3級ビニルエステル、塩化ビニル、臭化ビニ
ル、又不飽和カルボン酸エステル類として、例えば、ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸2エチルヘキシル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸ブチル、マレイン酸ブチル、マレイン
酸オクチル、フマル酸ブチル、フマル酸オクチル、アク
リル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、メタクリ
ル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、
メタクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリル酸ヒドロキ
シプロピル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、アク
リル酸ジメチルアミノエチル、エチレングリコールジメ
タクリル酸エステル、エチレングリコールジアクリル酸
エステル、ポリエチレングリコールジメタクリル酸エス
テル、ポリエチレングリコールジアクリル酸エステル、
不飽和カルボン酸アミド類として、例えばアクリルアミ
ド、メタクリルアミド、メチロールアクリルアミド、ブ
トキシメチロールアクリルアミド、不飽和ニトリル類と
して、例えばアクリロニトリル、不飽和カルボン酸類と
して、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、マレイン酸酸性エステル、フマ
ル酸酸性エステル、イタコン酸酸性エステル、アクリル
化合物として、例えば酢酸アリル、アリルグリシジルエ
ーテル、メタクリル酸アリル、アクリル酸アリル、イタ
コン酸ジアリル、含窒素化合物として、ビニルピリジ
ン、ビニルイミダゾール、炭化水素類として、例えばエ
チレン、プロピレン、ヘキセン、オクテン、スチレン、
ビニルトルエン、ブタジエン、ビニルシラン化合物とし
て、例えばジメチルビニルメトキシシラン、ジメチルエ
チルエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、
メチルビニルジエトキシシラン、γ−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピ
ルメチルジメトキシシランなどが挙げられ、これらの中
から選ばれた少なくとも1種が適用されるが特に限定さ
れるものではない。
化合(b)と略称する)とは樹脂(a)にグラフト化す
る化合物であり、具体的には、ビニルエステル類とし
て、例えば、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニ
ル、高級第3級ビニルエステル、塩化ビニル、臭化ビニ
ル、又不飽和カルボン酸エステル類として、例えば、ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸2エチルヘキシル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸ブチル、マレイン酸ブチル、マレイン
酸オクチル、フマル酸ブチル、フマル酸オクチル、アク
リル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、メタクリ
ル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシエチル、
メタクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリル酸ヒドロキ
シプロピル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、アク
リル酸ジメチルアミノエチル、エチレングリコールジメ
タクリル酸エステル、エチレングリコールジアクリル酸
エステル、ポリエチレングリコールジメタクリル酸エス
テル、ポリエチレングリコールジアクリル酸エステル、
不飽和カルボン酸アミド類として、例えばアクリルアミ
ド、メタクリルアミド、メチロールアクリルアミド、ブ
トキシメチロールアクリルアミド、不飽和ニトリル類と
して、例えばアクリロニトリル、不飽和カルボン酸類と
して、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸、マレイン酸酸性エステル、フマ
ル酸酸性エステル、イタコン酸酸性エステル、アクリル
化合物として、例えば酢酸アリル、アリルグリシジルエ
ーテル、メタクリル酸アリル、アクリル酸アリル、イタ
コン酸ジアリル、含窒素化合物として、ビニルピリジ
ン、ビニルイミダゾール、炭化水素類として、例えばエ
チレン、プロピレン、ヘキセン、オクテン、スチレン、
ビニルトルエン、ブタジエン、ビニルシラン化合物とし
て、例えばジメチルビニルメトキシシラン、ジメチルエ
チルエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、
メチルビニルジエトキシシラン、γ−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピ
ルメチルジメトキシシランなどが挙げられ、これらの中
から選ばれた少なくとも1種が適用されるが特に限定さ
れるものではない。
本発明でいうグラフト化させた共重合体(c)(以下、
重合体(c)と略称する)は、前記樹脂(a)に前記化
合物(b)をグラフト化させて得られたものである。
尚、重合体(c)は常法のグラフト重合法によって製造
される。すなわち樹脂(a)の水媒体系下で、水溶性ま
たは水分散性重合開始剤の存在下に化合物(b)を加え
て反応を行なう。重合開始剤としては、例えば硝酸第2
セリウムアンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモ
ニウム、過酸化水素、アゾビスイソブチロニトリル、過
酸化ベンゾイル等が用いられるが化合物(b)の樹脂
(a)へのグラフト重合反応性から過酸化ベンゾイル等
の有機過酸化物を用いた方が好ましい。グラフト重合反
応は通常、冷却下或いは加熱下で行なわれ反応温度は反
応速度、重合系の安定性及び重合体(c)の特性等から
5〜100℃、好ましくは10〜80℃である。
重合体(c)と略称する)は、前記樹脂(a)に前記化
合物(b)をグラフト化させて得られたものである。
尚、重合体(c)は常法のグラフト重合法によって製造
される。すなわち樹脂(a)の水媒体系下で、水溶性ま
たは水分散性重合開始剤の存在下に化合物(b)を加え
て反応を行なう。重合開始剤としては、例えば硝酸第2
セリウムアンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモ
ニウム、過酸化水素、アゾビスイソブチロニトリル、過
酸化ベンゾイル等が用いられるが化合物(b)の樹脂
(a)へのグラフト重合反応性から過酸化ベンゾイル等
の有機過酸化物を用いた方が好ましい。グラフト重合反
応は通常、冷却下或いは加熱下で行なわれ反応温度は反
応速度、重合系の安定性及び重合体(c)の特性等から
5〜100℃、好ましくは10〜80℃である。
本発明においては、樹脂(a)への化合物(b)のグラ
フト化率が0.5〜600%、好ましくは5〜300%、より好
ましくは10〜100%の範囲であることが必要である。グ
ラフト化率が0.5%未満では耐水性が悪化するので好ま
しくない。グラフト化率が600%を越えるのでは塗工性
が悪化したり、改質層と基材ベースとの密着性が低下す
るので好ましくない。
フト化率が0.5〜600%、好ましくは5〜300%、より好
ましくは10〜100%の範囲であることが必要である。グ
ラフト化率が0.5%未満では耐水性が悪化するので好ま
しくない。グラフト化率が600%を越えるのでは塗工性
が悪化したり、改質層と基材ベースとの密着性が低下す
るので好ましくない。
本発明でいう架橋結合剤とは、樹脂(a)或いは重合体
(c)に存在する官能基、例えばヒドロキシル基、カル
ボキシル基、グリシジル基、アミド基などと熱架橋反応
し、最終的には三次元網状構造を有する改質層とするた
めの架橋剤であり特に限定されない。特に架橋結合剤と
してイソシアネート系架橋剤、メラミン系架橋剤、尿素
系架橋剤或いはエポキシ系架橋剤を用いる場合、架橋効
果が大きいので好ましい。エポキシ系架橋剤としては、
具体的にはポリエポキシ化合物、ジエポキシ化合物、モ
ノエポキシ化合物などが挙げられ、ポリエポキシ化合物
としては、例えばソルビトトール、ポリグリシジルエー
テル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ペン
タエリスリトールポリグリシジルエーテル、ジグリセロ
ールポリグリシジルエーテル、トリグリシジルトリス
(2-ヒドロキシエチル)イソシアネート、グリセロール
ポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリ
グリシジルエーテル、ジエポキシ化合物としては、例え
ばネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6-
ヘキサジオールジグリシジルエーテル、レゾルシンジグ
リシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリ
プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリテト
ラメチレングリコールジグリシジルエーテル、モノエポ
キシ化合物としては、例えばアリルグリシジルエーテ
ル、2-エチルヘキシルグリシジルエーテル、フェニルグ
リシジルエーテルなどが挙げられる。尿素系硬化剤とし
ては、例えばジメチロール尿素、ジメチロールエチレン
尿素、ジメチロールプロピレン尿素、テトラメチロール
アセチレン尿素、4-メトキシ‐5-ジメチルプロピレン尿
素ジメチロールなどが挙げられる。メラミン系架橋剤と
しては、メラミンとホルムアルデヒドを縮合して得られ
るメチロールメラミン誘導体に低級アルコールとしてメ
チルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアル
コール等を反応させてエーテル化した化合物およびそれ
らの混合物が好ましい。メチロールメラミン誘導体とし
ては、例えばモノメチロールメラミン、ジメチロールメ
ラミン、トリメチロールメラミン、テトラメチロールメ
ラミン、ペンタメチロールメラミン、ヘキサメチロール
メラミンなどが挙げられる。これらの架橋結合剤は単
独、場合によっては2種以上併用してもよい。架橋結合
剤の添加量は、特に限定されないが通常は樹脂(a)と
重合体(c)の混合体において固形分100重量部に対し
て0.001〜60重量部、好ましくは0.01〜20重量部であ
る。これはこの範囲にある場合、塗布性、塗膜の耐湿性
に優れるため好ましいのである。
(c)に存在する官能基、例えばヒドロキシル基、カル
ボキシル基、グリシジル基、アミド基などと熱架橋反応
し、最終的には三次元網状構造を有する改質層とするた
めの架橋剤であり特に限定されない。特に架橋結合剤と
してイソシアネート系架橋剤、メラミン系架橋剤、尿素
系架橋剤或いはエポキシ系架橋剤を用いる場合、架橋効
果が大きいので好ましい。エポキシ系架橋剤としては、
具体的にはポリエポキシ化合物、ジエポキシ化合物、モ
ノエポキシ化合物などが挙げられ、ポリエポキシ化合物
としては、例えばソルビトトール、ポリグリシジルエー
テル、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル、ペン
タエリスリトールポリグリシジルエーテル、ジグリセロ
ールポリグリシジルエーテル、トリグリシジルトリス
(2-ヒドロキシエチル)イソシアネート、グリセロール
ポリグリシジルエーテル、トリメチロールプロパンポリ
グリシジルエーテル、ジエポキシ化合物としては、例え
ばネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6-
ヘキサジオールジグリシジルエーテル、レゾルシンジグ
リシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリ
プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリテト
ラメチレングリコールジグリシジルエーテル、モノエポ
キシ化合物としては、例えばアリルグリシジルエーテ
ル、2-エチルヘキシルグリシジルエーテル、フェニルグ
リシジルエーテルなどが挙げられる。尿素系硬化剤とし
ては、例えばジメチロール尿素、ジメチロールエチレン
尿素、ジメチロールプロピレン尿素、テトラメチロール
アセチレン尿素、4-メトキシ‐5-ジメチルプロピレン尿
素ジメチロールなどが挙げられる。メラミン系架橋剤と
しては、メラミンとホルムアルデヒドを縮合して得られ
るメチロールメラミン誘導体に低級アルコールとしてメ
チルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアル
コール等を反応させてエーテル化した化合物およびそれ
らの混合物が好ましい。メチロールメラミン誘導体とし
ては、例えばモノメチロールメラミン、ジメチロールメ
ラミン、トリメチロールメラミン、テトラメチロールメ
ラミン、ペンタメチロールメラミン、ヘキサメチロール
メラミンなどが挙げられる。これらの架橋結合剤は単
独、場合によっては2種以上併用してもよい。架橋結合
剤の添加量は、特に限定されないが通常は樹脂(a)と
重合体(c)の混合体において固形分100重量部に対し
て0.001〜60重量部、好ましくは0.01〜20重量部であ
る。これはこの範囲にある場合、塗布性、塗膜の耐湿性
に優れるため好ましいのである。
本発明フィルムを構成するポリエステルフィルムは、常
法により少なくとも一軸配向させたものであるが、機械
的強度や寸法安定性、剛性等の点で少なくとも二軸配向
させたものが望ましい。又、ポリエステルフィルムの厚
みは特に限定されるものではないが2〜500μmが好ま
しく、5〜300μmの範囲がより好ましく基材ベースと
しての実用面での取り扱い性に優れている。
法により少なくとも一軸配向させたものであるが、機械
的強度や寸法安定性、剛性等の点で少なくとも二軸配向
させたものが望ましい。又、ポリエステルフィルムの厚
みは特に限定されるものではないが2〜500μmが好ま
しく、5〜300μmの範囲がより好ましく基材ベースと
しての実用面での取り扱い性に優れている。
本発明フィルムを構成する樹脂層Cの積層厚みは特に限
定されないが通常は、0.005〜5.0μm、好ましくは0.01
〜1.0μmの範囲である。特に樹脂層Cをポリエステル
フィルム上に設けた後少なくとも一軸方向以上延伸した
場合、ポリエステルフィルムとの接着性が更に向上する
ため好ましい。
定されないが通常は、0.005〜5.0μm、好ましくは0.01
〜1.0μmの範囲である。特に樹脂層Cをポリエステル
フィルム上に設けた後少なくとも一軸方向以上延伸した
場合、ポリエステルフィルムとの接着性が更に向上する
ため好ましい。
また、樹脂層Cには公知の架橋触媒、具体的には塩類、
無機物質、有機物質、酸物質、アルカリ物質などや公知
の接着促進剤を含有させることによって後加工での利点
を増すことができる。さらに必要に応じて、本発明の硬
化を損わない量で公知の樹脂成分、添加剤、例えば消泡
剤、塗布性改良剤、増粘剤、帯電防止剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、染料、顔料などを含有せしめてもよい
し、滑剤として無機又は有機化合物からなる微細粒子を
含有せしめてもよい。
無機物質、有機物質、酸物質、アルカリ物質などや公知
の接着促進剤を含有させることによって後加工での利点
を増すことができる。さらに必要に応じて、本発明の硬
化を損わない量で公知の樹脂成分、添加剤、例えば消泡
剤、塗布性改良剤、増粘剤、帯電防止剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、染料、顔料などを含有せしめてもよい
し、滑剤として無機又は有機化合物からなる微細粒子を
含有せしめてもよい。
樹脂層C中に更に、親水基含有ポリエステルかつ、ある
いは水溶性又は水分散性アクリル樹脂を本発明の効果を
損わない範囲で、具体的には50重量%未満、好ましくは
3〜35重量%の範囲で添加した場合易接着層の汎用性が
更に増すため、より好適である。
いは水溶性又は水分散性アクリル樹脂を本発明の効果を
損わない範囲で、具体的には50重量%未満、好ましくは
3〜35重量%の範囲で添加した場合易接着層の汎用性が
更に増すため、より好適である。
ここでいう親水基含有ポリエステル樹脂とは、分子中に
親水性基或いは親水性成分、例えば、水酸基、カルボキ
シル基、カルボニル基、シアノ基、アミノ基、メチルカ
ルボニル基、ポリエチレングリコール、カルボン酸塩、
リン酸エステル塩、第四級アンモニウム塩、硫酸エステ
ル塩、スルホン酸塩等の少なくとも1種が導入されたポ
リエステル共重合体である。中でも、代表的なポリエス
テル共重合体としては以下の組成のものが有用である。
すなわち、芳香族ジカルボン酸および/または非芳香族
ジカルボン酸およびエステル形成性スルホン酸アルカリ
金属塩化合物とグリコールの重縮合物が挙げられる。具
体的には、芳香族ジカルボン酸としては、例えば、テレ
フタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,5-ジメチルテレ
フタル酸、2,6-ナフタレンジカルボン酸、ビフェニルジ
カルボン酸、1,2-ビス(フェノキシ)エタン‐p,p′‐
ジカルボン酸およびそれらのエステル形成性誘導体があ
り、非芳香族ジカルボン酸には、例えば修酸、マロン
酸、コハク酸、グルタール酸、アジピン酸、セバシン
酸、1,2-シクロヘキサンジカルボン酸、1,4-シクロヘキ
サンジカルボン酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、
1,3-シクロペンタンジカルボン酸およびそれらのエステ
ル形成性誘導体がある。これらのうちで芳香族ジカルボ
ン酸および/またはそのエステル形成性誘導体が全ジカ
ルボン酸成分に対し40モル%以上占めることが樹脂の耐
熱性や皮膜強度、耐水性の点で好ましく、その範囲内で
1種以上のジカルボン酸を併用してもよい。
親水性基或いは親水性成分、例えば、水酸基、カルボキ
シル基、カルボニル基、シアノ基、アミノ基、メチルカ
ルボニル基、ポリエチレングリコール、カルボン酸塩、
リン酸エステル塩、第四級アンモニウム塩、硫酸エステ
ル塩、スルホン酸塩等の少なくとも1種が導入されたポ
リエステル共重合体である。中でも、代表的なポリエス
テル共重合体としては以下の組成のものが有用である。
すなわち、芳香族ジカルボン酸および/または非芳香族
ジカルボン酸およびエステル形成性スルホン酸アルカリ
金属塩化合物とグリコールの重縮合物が挙げられる。具
体的には、芳香族ジカルボン酸としては、例えば、テレ
フタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,5-ジメチルテレ
フタル酸、2,6-ナフタレンジカルボン酸、ビフェニルジ
カルボン酸、1,2-ビス(フェノキシ)エタン‐p,p′‐
ジカルボン酸およびそれらのエステル形成性誘導体があ
り、非芳香族ジカルボン酸には、例えば修酸、マロン
酸、コハク酸、グルタール酸、アジピン酸、セバシン
酸、1,2-シクロヘキサンジカルボン酸、1,4-シクロヘキ
サンジカルボン酸、1,3-シクロヘキサンジカルボン酸、
1,3-シクロペンタンジカルボン酸およびそれらのエステ
ル形成性誘導体がある。これらのうちで芳香族ジカルボ
ン酸および/またはそのエステル形成性誘導体が全ジカ
ルボン酸成分に対し40モル%以上占めることが樹脂の耐
熱性や皮膜強度、耐水性の点で好ましく、その範囲内で
1種以上のジカルボン酸を併用してもよい。
エステル形成性スルホン酸アルカリ金属塩化合物として
は、例えば、スルホテレフタル酸、5-スルホイソフタル
酸、4-スルホフタル酸、4-スルホナフタレン‐2,7-ジカ
ルボン酸、スルホ‐p-キシリレングリコール、2-スルホ
‐1,4-ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンなどのアル
カリ金属塩(スルホン酸のアルカリ金属塩)およびこれ
らのエステル形成性誘導体が挙げられ、5-スルホイソフ
タル酸、スルホテレフタル酸のナトリウムおよびこれら
のエステル形成性誘導体がより好ましく使用される。
は、例えば、スルホテレフタル酸、5-スルホイソフタル
酸、4-スルホフタル酸、4-スルホナフタレン‐2,7-ジカ
ルボン酸、スルホ‐p-キシリレングリコール、2-スルホ
‐1,4-ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンなどのアル
カリ金属塩(スルホン酸のアルカリ金属塩)およびこれ
らのエステル形成性誘導体が挙げられ、5-スルホイソフ
タル酸、スルホテレフタル酸のナトリウムおよびこれら
のエステル形成性誘導体がより好ましく使用される。
次に、グリコール成分としては、炭素数2〜8個の脂肪
族または炭素数6〜12個の脂環族グリコールであり、例
えばエチレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-
ブタンジオール、1,2-プロピレングリコール、ネオペン
チルグリコール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、1,
6-ヘキサンジオール、1,3-シクロヘキサンジメタノー
ル、1,2-シクロヘキサンジメタノール、p-キシリレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ールなどが好ましく使用される。
族または炭素数6〜12個の脂環族グリコールであり、例
えばエチレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-
ブタンジオール、1,2-プロピレングリコール、ネオペン
チルグリコール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、1,
6-ヘキサンジオール、1,3-シクロヘキサンジメタノー
ル、1,2-シクロヘキサンジメタノール、p-キシリレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ールなどが好ましく使用される。
場合によっては、ポリエーテルを共重合させてもよい。
ここでいうポリエーテルとはエーテル結合を主要結合鎖
とする親水性高分子のことであり、特に好ましいのは脂
肪族ポリエーテルであり、例えばポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、グリセリンエーテル、
ポリエチレングリコールエーテルなどが好ましく使用さ
れる。
ここでいうポリエーテルとはエーテル結合を主要結合鎖
とする親水性高分子のことであり、特に好ましいのは脂
肪族ポリエーテルであり、例えばポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、グリセリンエーテル、
ポリエチレングリコールエーテルなどが好ましく使用さ
れる。
該樹脂は水溶性或いは水分散性であってもよく、その溶
解性は共重合組成分の種類、配合比率或いは分散安定性
付与剤として用いられる親水性有機化合物の添加の有
無、その種類、配合量などによって異なるが、親水性有
機化合物は添加するにあたっては分散安定性を損わない
限り少量であるのが好ましい。尚、親水性有機化合物と
は脂肪族および脂環族のアルコール、エステル、エーテ
ル、ケトン類であり、例えばアルコール類として、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、n-ブタノー
ル、グリコール類としてエチレングリコール、プロピレ
ングリコールなどがありその誘導体としてメチルセルソ
ルブ、エチルセルソルブ、n-ブチルセルソルブ、エステ
ル類として酢酸エチル、エーテル類としてジオキサン、
テトラヒドロフラン、ケトン類としてメチルエチルケト
ン等が挙げられる。親水性有機化合物は単独または必要
に応じて2種以上併用してもよい。親水性有機化合物の
中では、分散性能、分散安定性および塗布性等から特に
好ましいのはブチルセルソルブ、エチルセルソルブであ
る。更に、該樹脂では共重合組成分のエステル形成性ス
ルホン酸アルカリ金属塩化合物の様に、特に親水性に寄
与する成分量の増加は塗設した改質層の耐水性を著しく
悪化するので溶解性、分散安定性等を損わない限り少量
であるのが好ましい。
解性は共重合組成分の種類、配合比率或いは分散安定性
付与剤として用いられる親水性有機化合物の添加の有
無、その種類、配合量などによって異なるが、親水性有
機化合物は添加するにあたっては分散安定性を損わない
限り少量であるのが好ましい。尚、親水性有機化合物と
は脂肪族および脂環族のアルコール、エステル、エーテ
ル、ケトン類であり、例えばアルコール類として、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、n-ブタノー
ル、グリコール類としてエチレングリコール、プロピレ
ングリコールなどがありその誘導体としてメチルセルソ
ルブ、エチルセルソルブ、n-ブチルセルソルブ、エステ
ル類として酢酸エチル、エーテル類としてジオキサン、
テトラヒドロフラン、ケトン類としてメチルエチルケト
ン等が挙げられる。親水性有機化合物は単独または必要
に応じて2種以上併用してもよい。親水性有機化合物の
中では、分散性能、分散安定性および塗布性等から特に
好ましいのはブチルセルソルブ、エチルセルソルブであ
る。更に、該樹脂では共重合組成分のエステル形成性ス
ルホン酸アルカリ金属塩化合物の様に、特に親水性に寄
与する成分量の増加は塗設した改質層の耐水性を著しく
悪化するので溶解性、分散安定性等を損わない限り少量
であるのが好ましい。
又、ここでいう水分散性あるいは水溶性アクリル系樹脂
(以下アクリル系樹脂と略称する)は、特に限定されな
いが代表的なものとして以下のものを挙げることができ
る。即ちアルキルアクリレートあるいはアルキルメタク
リレートを主要な成分とするものであり、該成分30〜90
モル%と、これらと共重合可能でかつ官能基を有するビ
ニル単量体成分を70〜10モル%を含有する水溶性あるい
は水分散性樹脂である。
(以下アクリル系樹脂と略称する)は、特に限定されな
いが代表的なものとして以下のものを挙げることができ
る。即ちアルキルアクリレートあるいはアルキルメタク
リレートを主要な成分とするものであり、該成分30〜90
モル%と、これらと共重合可能でかつ官能基を有するビ
ニル単量体成分を70〜10モル%を含有する水溶性あるい
は水分散性樹脂である。
アクリルアクリレートあるいはアルキルメタクリレート
と共重合可能でかつ官能基を有するビニル単量体の好ま
しい官能基とは、カルボキシル基またはその塩、酸無水
物基、スルホン酸基、またはその塩、アミド基またはア
ルキロール化されたアミド基、アミノ基、(置換アミノ
基を含む)またはアルキロール化されたアミノ基あるい
はそれらの塩、水酸基、エポキシ基等である。特に好ま
しいものはカルボキシル基またはその塩、酸無水物基、
エポキシ基などである。当然これらの基は、樹脂中に二
種以上含有されていてもよい。
と共重合可能でかつ官能基を有するビニル単量体の好ま
しい官能基とは、カルボキシル基またはその塩、酸無水
物基、スルホン酸基、またはその塩、アミド基またはア
ルキロール化されたアミド基、アミノ基、(置換アミノ
基を含む)またはアルキロール化されたアミノ基あるい
はそれらの塩、水酸基、エポキシ基等である。特に好ま
しいものはカルボキシル基またはその塩、酸無水物基、
エポキシ基などである。当然これらの基は、樹脂中に二
種以上含有されていてもよい。
アクリル系樹脂中のアルキルアクリレートあるいはアル
キルメタクリレートが30モル%以上である場合、塗布形
成性、塗膜の強度、耐ブロッキング性が良好になるため
好ましい。アクリル系樹脂中のアルキルアクリレートあ
るいはアルキルメタクリレートが90モル%以下の場合、
共重合成分として特定の官能基を有する化合物をアクリ
ル系樹脂に導入することにより、水溶化、水分散化しや
すくすると共に、その状態を長期にわたり、安定とな
り、更に塗布層とポリエステルフィルム層との接着性の
改善、塗布層内での反応による塗布層の強度、耐水性、
耐薬品性の改善を図ることができるため好ましい。
キルメタクリレートが30モル%以上である場合、塗布形
成性、塗膜の強度、耐ブロッキング性が良好になるため
好ましい。アクリル系樹脂中のアルキルアクリレートあ
るいはアルキルメタクリレートが90モル%以下の場合、
共重合成分として特定の官能基を有する化合物をアクリ
ル系樹脂に導入することにより、水溶化、水分散化しや
すくすると共に、その状態を長期にわたり、安定とな
り、更に塗布層とポリエステルフィルム層との接着性の
改善、塗布層内での反応による塗布層の強度、耐水性、
耐薬品性の改善を図ることができるため好ましい。
アルキルアクリレートおよびアルキルメタクリレートの
アルキル基の例としては、メチル基、エチル基、n-プロ
ピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、
t-ブチル基、2-エチルヘキシル基、ラウリル基、ステア
リル基、シクロヘキシル基などが挙げられる。
アルキル基の例としては、メチル基、エチル基、n-プロ
ピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、
t-ブチル基、2-エチルヘキシル基、ラウリル基、ステア
リル基、シクロヘキシル基などが挙げられる。
アルキルアクリレートあるいはアルキルメタクリレート
と共重合する官能基を有するビニル系単量体は、反応性
官能基、自己架橋性官能基、親水性基などの官能基を有
する下記の化合物類が使用できる。
と共重合する官能基を有するビニル系単量体は、反応性
官能基、自己架橋性官能基、親水性基などの官能基を有
する下記の化合物類が使用できる。
カルボキシル基またはその塩、あるいは酸無水物基を有
する化合物としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、これらの
カルボン酸のナトリウムなどとの金属塩、アンモニウム
塩、あるいは無水マレイン酸などが挙げられる。
する化合物としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、これらの
カルボン酸のナトリウムなどとの金属塩、アンモニウム
塩、あるいは無水マレイン酸などが挙げられる。
スルホン酸基またはその塩を有する化合物としては、ビ
ニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、これらのスルホ
ン酸のナトリウムなどとの金属塩、アンモニウム塩など
が挙げられる。
ニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、これらのスルホ
ン酸のナトリウムなどとの金属塩、アンモニウム塩など
が挙げられる。
アミド基あるいはアルキロール化されたアミド基を有す
る化合物としては、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、n-メチルメタクリルアミド、メチロール化アクリル
アミド、メチロール化メタクリルアミド、ウレイドビニ
ルエーテル、β−ウレイドイソブチルビニルエーテル、
ウレイドエチルアクリレートなどが挙げられる。
る化合物としては、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、n-メチルメタクリルアミド、メチロール化アクリル
アミド、メチロール化メタクリルアミド、ウレイドビニ
ルエーテル、β−ウレイドイソブチルビニルエーテル、
ウレイドエチルアクリレートなどが挙げられる。
アミノ基またはアルキロール化されたアミノ基あるいは
それらの塩を有する化合物としては、ジエチルアミノエ
チルビニルエーテル、3-アミノプロピルビニルエーテ
ル、2-アミノブチルビニルエーテル、ジメチルアミノエ
チルメタクリレート、ジメチルアミノエチルビニルエー
テル、それらのアミノ基をメチロール化したもの、ハロ
ゲン化アルキル、ジメチル硫酸、サルトンなどにより4
級塩化したものなどが挙げられる。
それらの塩を有する化合物としては、ジエチルアミノエ
チルビニルエーテル、3-アミノプロピルビニルエーテ
ル、2-アミノブチルビニルエーテル、ジメチルアミノエ
チルメタクリレート、ジメチルアミノエチルビニルエー
テル、それらのアミノ基をメチロール化したもの、ハロ
ゲン化アルキル、ジメチル硫酸、サルトンなどにより4
級塩化したものなどが挙げられる。
水酸基を有する化合物としては、β−ヒドロキシエチル
アクリレート、β−ヒドロキシエチルメタクリレート、
β−ヒドロキシプロピルアクリレート、β−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、β−ヒドロキシビニルエーテ
ル、5-ヒドロキシペンチルビニルエーテル、6-ヒドロキ
シヘキシルビニルエーテル、ポリエチレングリコールモ
ノアクリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリ
レート、ポリプロピレングリコールモノアクリレート、
ポリプロピレングリコールモノメタクリレートなどが挙
げられる。
アクリレート、β−ヒドロキシエチルメタクリレート、
β−ヒドロキシプロピルアクリレート、β−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、β−ヒドロキシビニルエーテ
ル、5-ヒドロキシペンチルビニルエーテル、6-ヒドロキ
シヘキシルビニルエーテル、ポリエチレングリコールモ
ノアクリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリ
レート、ポリプロピレングリコールモノアクリレート、
ポリプロピレングリコールモノメタクリレートなどが挙
げられる。
エポキシ基を有する化合物としては、グリシジルアクリ
レート、グリシジルメタクリレートなどが挙げられる。
レート、グリシジルメタクリレートなどが挙げられる。
更に上記以外に次に示すような化合物を併用してもよ
い。すなわち、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、スチレン類、ブチルビニルエーテル、マレイン酸モ
ノあるいはジアルキルエステル、フマル酸モノあるいは
ジアルキルエステル、イタコン酸モノあるいはジアルキ
ルエステル、メチルビニルケトン、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、酢酸ビニル、ビニルピリジン、ビニルピロリ
ドン、ビニルトリメトキシシランなどが挙げられるが、
これらに限定されるものではない。
い。すなわち、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、スチレン類、ブチルビニルエーテル、マレイン酸モ
ノあるいはジアルキルエステル、フマル酸モノあるいは
ジアルキルエステル、イタコン酸モノあるいはジアルキ
ルエステル、メチルビニルケトン、塩化ビニル、塩化ビ
ニリデン、酢酸ビニル、ビニルピリジン、ビニルピロリ
ドン、ビニルトリメトキシシランなどが挙げられるが、
これらに限定されるものではない。
アクリル系樹脂は、界面活性剤を含有していてもよい
が、アクリル系樹脂に含有される低分子量体の界面活性
剤が増膜過程で濃縮され、粒子と粒子の界面に蓄積され
たり、塗布層の界面に移行するなどして、塗布層の機械
的強度、耐水性、積層体との接着層に問題を生じる場合
がある。このような場合には、界面活性剤を含有しない
いわゆるソープフリー重合による重合物を利用できる。
が、アクリル系樹脂に含有される低分子量体の界面活性
剤が増膜過程で濃縮され、粒子と粒子の界面に蓄積され
たり、塗布層の界面に移行するなどして、塗布層の機械
的強度、耐水性、積層体との接着層に問題を生じる場合
がある。このような場合には、界面活性剤を含有しない
いわゆるソープフリー重合による重合物を利用できる。
以上述べた中でもメチルメタクリレートとエチルあるい
はブチルアクリレートの35/65〜65/35(モノ比)の共重
合体を幹ポリマとし、−COOH、−CH2OHを各々0.1〜10重
量%導入した水分散性アクリルが、積層フィルムの易接
着性、透明性において、特に好適である。
はブチルアクリレートの35/65〜65/35(モノ比)の共重
合体を幹ポリマとし、−COOH、−CH2OHを各々0.1〜10重
量%導入した水分散性アクリルが、積層フィルムの易接
着性、透明性において、特に好適である。
本発明における粘着剤層は、粘着特性を有していればよ
いのでありその組成は特に限定されないが、その代表例
としては、高分子をベースに、軟化剤あるいは粘着付与
剤を加え、必要に応じて充填剤、老化防止剤を添加した
ものを挙げることができる。ここで使用する高分子とし
ては再生ゴム、スチレンブタジエンゴム、ポリイソプレ
ンゴム、ブチルゴム等の各種ゴムあるいはポリビニルエ
ーテルあるいはポリアクリレートエステルなどを挙げる
ことができる。又粘着付与剤としては、ポリテルペン樹
脂、ガムロジン、ロジンエステル及びロジン誘導体、油
溶性フェノール樹脂、クマロン・インデン樹脂あるいは
石油系炭化水素樹脂を挙げることが、一方軟化剤として
はミネラル・オイル、液状ポリブテン、液状ポリアクリ
レート、ラノリンを挙げることができる。
いのでありその組成は特に限定されないが、その代表例
としては、高分子をベースに、軟化剤あるいは粘着付与
剤を加え、必要に応じて充填剤、老化防止剤を添加した
ものを挙げることができる。ここで使用する高分子とし
ては再生ゴム、スチレンブタジエンゴム、ポリイソプレ
ンゴム、ブチルゴム等の各種ゴムあるいはポリビニルエ
ーテルあるいはポリアクリレートエステルなどを挙げる
ことができる。又粘着付与剤としては、ポリテルペン樹
脂、ガムロジン、ロジンエステル及びロジン誘導体、油
溶性フェノール樹脂、クマロン・インデン樹脂あるいは
石油系炭化水素樹脂を挙げることが、一方軟化剤として
はミネラル・オイル、液状ポリブテン、液状ポリアクリ
レート、ラノリンを挙げることができる。
必要に応じ添加する充填剤としては、亜鉛華、水和アル
ミニウム、酸化チタン、炭酸カルシウム、クレイ、顔料
などを、又老化防止剤としてはゴム用老化防止剤、ジ・
チオカーバメートあるいは金属キレート剤などを挙げる
ことができる。
ミニウム、酸化チタン、炭酸カルシウム、クレイ、顔料
などを、又老化防止剤としてはゴム用老化防止剤、ジ・
チオカーバメートあるいは金属キレート剤などを挙げる
ことができる。
又樹脂層C表面の中心線粗さ(Ra)が0.2〜0.8μm、光
沢度が60%以下である場合、樹脂層Cの接着性が更に向
上するためより好ましい。又この場合ラベル外観も独特
の艶消し状となるため用途によっては非常に好まれる場
合がある。
沢度が60%以下である場合、樹脂層Cの接着性が更に向
上するためより好ましい。又この場合ラベル外観も独特
の艶消し状となるため用途によっては非常に好まれる場
合がある。
樹脂層Cにこのような特性を付与する方法は特に限定さ
れないが、代表的方法としては、樹脂層Cやポリエステ
ルフィルムに無機粒子を添加するという方法を挙げるこ
とができる。しかしその中でも樹脂層C表面を物理的に
粗面化するという方法(具体的にはヘアライン加工やサ
ンドブラスト加工として知られている方法)を用いた場
合、接着性の向上が顕著でありより好ましい。
れないが、代表的方法としては、樹脂層Cやポリエステ
ルフィルムに無機粒子を添加するという方法を挙げるこ
とができる。しかしその中でも樹脂層C表面を物理的に
粗面化するという方法(具体的にはヘアライン加工やサ
ンドブラスト加工として知られている方法)を用いた場
合、接着性の向上が顕著でありより好ましい。
粘着剤層とポリエステルフィルムの間に、必要に応じ、
蒸着、マット加工、ヘアライン加工などの後加工を施し
てもよい。
蒸着、マット加工、ヘアライン加工などの後加工を施し
てもよい。
次に、本発明の製造方法について説明する。まず、常法
によって重合されたポリエステルのペレットを十分乾燥
した後、公知の押出機に共給し、ペレットが溶融する温
度以上、ポリマが分解する温度以下の温度でスリット状
のダイからシート状に溶融押出し、冷却固化せしめて未
延伸シートを作る。この際、未延伸シートの固有粘度は
フィルム特性から0.5以上であることが望ましい。次
に、該未延伸シート或いは該未延伸シートを70〜140℃
で2.0〜8.0倍延伸したフィルム上に、所定量に調製した
塗材を塗布し、塗膜を乾燥させつつ70〜160℃で、未延
伸フィルムを用いる場合は、縦方向に2.0〜8.0倍、横方
向に2.0〜8.0倍同時延伸を、又一軸延伸フィルムを用い
る場合は2.0〜8.0倍横延伸する。又、このようにして得
られた二軸配向下フィルムを100〜180℃で更に一方向以
上に1.1〜3.0倍延伸してもよい。さらに、二軸配向フィ
ルムは必要に応じて150〜240℃で0〜10%弛緩を与えつ
つ1〜60秒熱処理する。
によって重合されたポリエステルのペレットを十分乾燥
した後、公知の押出機に共給し、ペレットが溶融する温
度以上、ポリマが分解する温度以下の温度でスリット状
のダイからシート状に溶融押出し、冷却固化せしめて未
延伸シートを作る。この際、未延伸シートの固有粘度は
フィルム特性から0.5以上であることが望ましい。次
に、該未延伸シート或いは該未延伸シートを70〜140℃
で2.0〜8.0倍延伸したフィルム上に、所定量に調製した
塗材を塗布し、塗膜を乾燥させつつ70〜160℃で、未延
伸フィルムを用いる場合は、縦方向に2.0〜8.0倍、横方
向に2.0〜8.0倍同時延伸を、又一軸延伸フィルムを用い
る場合は2.0〜8.0倍横延伸する。又、このようにして得
られた二軸配向下フィルムを100〜180℃で更に一方向以
上に1.1〜3.0倍延伸してもよい。さらに、二軸配向フィ
ルムは必要に応じて150〜240℃で0〜10%弛緩を与えつ
つ1〜60秒熱処理する。
塗布方法は、時に限定されず押出ラミネート法、メルト
コーティング法を用いてもよいが、高速で薄膜コートす
ることが可能であるという理由から水溶化又は水分散化
させた塗材のグラビアコート法、リバースコート法、キ
スコート法、ダイコート法、メタリングバーコート法な
ど公知の方法を適用するのが好適である。この際、フィ
ルム上には塗布する前に必要に応じて空気中あるいはそ
の他種々の雰囲気中でのコロナ放電処理など公知の表面
処理を施すことによって、塗布性が良化するのみならず
改質層をより強固にフィルム表面上に形成できる。尚、
塗材濃度、塗膜乾燥条件は特に限定されるものではない
が、塗膜乾燥条件は積層ポリエステルフィルムの諸特性
に悪影響を及ぼさない範囲で行なうのが望ましい。
コーティング法を用いてもよいが、高速で薄膜コートす
ることが可能であるという理由から水溶化又は水分散化
させた塗材のグラビアコート法、リバースコート法、キ
スコート法、ダイコート法、メタリングバーコート法な
ど公知の方法を適用するのが好適である。この際、フィ
ルム上には塗布する前に必要に応じて空気中あるいはそ
の他種々の雰囲気中でのコロナ放電処理など公知の表面
処理を施すことによって、塗布性が良化するのみならず
改質層をより強固にフィルム表面上に形成できる。尚、
塗材濃度、塗膜乾燥条件は特に限定されるものではない
が、塗膜乾燥条件は積層ポリエステルフィルムの諸特性
に悪影響を及ぼさない範囲で行なうのが望ましい。
このようにして得られたフィルムの樹脂層Cの反対面に
ヘアーライン加工蒸着等必要な加工を施した後、粘着剤
層を設ける。この際必要に応じ離型紙、離型フィルムを
粘着面上に設けてもよい。又他面樹脂層C上に必要に応
じサンドマット加工、ヘアーライン加工等の後加工を施
した後、酸化重合型やUV硬化型などのインキ等で印刷を
施したりあるいは感熱発色層を設けてラベルとする。
ヘアーライン加工蒸着等必要な加工を施した後、粘着剤
層を設ける。この際必要に応じ離型紙、離型フィルムを
粘着面上に設けてもよい。又他面樹脂層C上に必要に応
じサンドマット加工、ヘアーライン加工等の後加工を施
した後、酸化重合型やUV硬化型などのインキ等で印刷を
施したりあるいは感熱発色層を設けてラベルとする。
本発明の特性値は、次の測定方法、評価基準による。
(1) グラフト化率(%) グラフト化重合体を、13CNMR法、1HNMR法、INEPT法等の
各種解析手法による分析結果にもとづいて次式より求め
た。
各種解析手法による分析結果にもとづいて次式より求め
た。
(2) 中心線平均粗さ DIN 4768に示されるRaを測定することとする。
(3) 光沢度 ASTM D2457に基づいて測定した。
(4) 易接着性 樹脂層C上に以下に示す3種のインキを乾燥後の厚みで
2μm塗布・硬化させた後、塗膜上にクロスカットを入
れ、該クロスカット面に対し45゜にセロハン粘着テープ
(ニチバン(株)製登録商標“セロテープ"CT−24)を
貼り、ハンドローラーを用いて約5kgの荷重をかけ、10
回往復して圧着させ、セロハン粘着テープを手で引き剥
がして改質層のハク離度を、○:良好(剥離面積20%未
満)、×:不良(剥離面積20%以上)で判定した。
2μm塗布・硬化させた後、塗膜上にクロスカットを入
れ、該クロスカット面に対し45゜にセロハン粘着テープ
(ニチバン(株)製登録商標“セロテープ"CT−24)を
貼り、ハンドローラーを用いて約5kgの荷重をかけ、10
回往復して圧着させ、セロハン粘着テープを手で引き剥
がして改質層のハク離度を、○:良好(剥離面積20%未
満)、×:不良(剥離面積20%以上)で判定した。
久保井インキ(株) UVエース 墨 東華色素(株) 東華161 墨 十条化工(株) 9000 墨 但し、,については80w/cmのUVランプを高さ10cmよ
り、3sec照射し硬化させた。一方については140℃の
熱風オーブン中で2分放置乾燥した後、60℃熱風オーブ
ン中で1日放置硬化させた。
り、3sec照射し硬化させた。一方については140℃の
熱風オーブン中で2分放置乾燥した後、60℃熱風オーブ
ン中で1日放置硬化させた。
(5) 耐ツメ性 (4)と同様にして得られたサンプルを、ツメでひっか
いた場合、容易にキズがつくものを耐ツメ性「×」と、
キズはつくがわずかであるものを「○」として判定し
た。
いた場合、容易にキズがつくものを耐ツメ性「×」と、
キズはつくがわずかであるものを「○」として判定し
た。
[実施例] 本発明を以下の実施例、比較例を用いて説明するが、本
発明は、これらに限定されるものではない。
発明は、これらに限定されるものではない。
実施例 1 (1)グラフト共重合体樹脂Cの製造 テレフタル酸ジメチル100部、イソフタル酸ジメチル100
部、5-ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル7部、エ
チレングリコール95部、ネオペンチルグリコール95部、
酢酸マンガン4水塩0.106部、酢酸カルシウム2水塩0.0
7部を混合し、窒素気流下140〜220℃でメタノールを留
出せしめ、エステル交換反応を行なった後、リン酸トリ
メチル0.09部、二酸化アンチモン0.06部を加え、240℃
から280℃まで1時間30分かけて昇温すると共に圧力を
常圧から徐々に0.5mmHgまで下げ、生成するエチレング
リコールを系外に除去し、さらに、40分間この状態を保
ち重縮合反応を行ない、ガラス転移温度60℃、固有粘度
[η]=0.58のポリエステル共重合体(a)を得た。次
に、このポリエステル共重合体250部とブチルセルソル
ブ110部の混合体を150℃で4時間攪拌し均一溶解液を得
た。得られた溶液に、高速攪拌下で水480部を徐々に滴
下し、均一で乳白色不透明な固形分濃度25%の分散体を
得た。
部、5-ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル7部、エ
チレングリコール95部、ネオペンチルグリコール95部、
酢酸マンガン4水塩0.106部、酢酸カルシウム2水塩0.0
7部を混合し、窒素気流下140〜220℃でメタノールを留
出せしめ、エステル交換反応を行なった後、リン酸トリ
メチル0.09部、二酸化アンチモン0.06部を加え、240℃
から280℃まで1時間30分かけて昇温すると共に圧力を
常圧から徐々に0.5mmHgまで下げ、生成するエチレング
リコールを系外に除去し、さらに、40分間この状態を保
ち重縮合反応を行ない、ガラス転移温度60℃、固有粘度
[η]=0.58のポリエステル共重合体(a)を得た。次
に、このポリエステル共重合体250部とブチルセルソル
ブ110部の混合体を150℃で4時間攪拌し均一溶解液を得
た。得られた溶液に、高速攪拌下で水480部を徐々に滴
下し、均一で乳白色不透明な固形分濃度25%の分散体を
得た。
このようにして得られたポリエステル樹脂分散体700部
に水100部を加え、さらに、水30部、過酸化ベンゾイル
1.5部、メタクリル酸メチル12部、ポリオキシエチレン
アルキルエーテルリン酸エステル2.5部からなる重合開
始剤の分散体を加え、混合体を攪拌下のもとに1時間窒
素ガスを通した後、75℃まで加温した。次に、グラフト
化合物としてメタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル及
びグリシジルメタクリレートを2対1対1で混合攪拌下
の前記調合液に85℃で60分間かけて計280部滴下した
後、窒素気流下、重合温度、時間を種々変更して反応を
行ない、固形分濃度25%の水分散グラフト共重合体Cを
得た。尚、グラフト化合物のグラフト率は40%であっ
た。
に水100部を加え、さらに、水30部、過酸化ベンゾイル
1.5部、メタクリル酸メチル12部、ポリオキシエチレン
アルキルエーテルリン酸エステル2.5部からなる重合開
始剤の分散体を加え、混合体を攪拌下のもとに1時間窒
素ガスを通した後、75℃まで加温した。次に、グラフト
化合物としてメタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル及
びグリシジルメタクリレートを2対1対1で混合攪拌下
の前記調合液に85℃で60分間かけて計280部滴下した
後、窒素気流下、重合温度、時間を種々変更して反応を
行ない、固形分濃度25%の水分散グラフト共重合体Cを
得た。尚、グラフト化合物のグラフト率は40%であっ
た。
(2) 積層ポリエステルフィルムの製造 常法によって製造されたポリエチレンテレフタレートの
ホモポリマーチップ(固有粘度=0.62、融点:259℃)を
180℃で2時間減圧乾燥(3mmHg)した。このチップを28
0℃で押出機に共給しT型口金から溶融押出し、静電印
加法を用いて表面温度20℃の冷却ドラムに巻きつけて冷
却固化せしめ、未延伸フィルムとした後、得られたフィ
ルムを90℃でロール延伸によって縦方向に3.3倍延伸し
た。次に、前記した重合体に、水を加えて稀釈し、架橋
結合剤としてメラミン系架橋剤“ニカラック"MW−12LF
((株)三和ケミカル製)を樹脂固形分100重量部に対
して5重量部添加し、さらに、滑剤として平均粒子径0.
10μmのシリカゾル“キャタロイド”(触媒化成工業
(株)製)を樹脂固形分100重量部に対して0.5重量部添
加し、最終調整濃度を5.0重量%とした塗材を、上記一
軸延伸フィルムの片面にメタリングバー方式で塗布した
後、該塗布層を乾燥しつつ100℃で横方向に3.6倍延伸
し、横方向に2%弛緩しつつ210℃で熱処理して、樹脂
層C0.12μmが積層された厚さ50μmの積層フィルムを
得た。
ホモポリマーチップ(固有粘度=0.62、融点:259℃)を
180℃で2時間減圧乾燥(3mmHg)した。このチップを28
0℃で押出機に共給しT型口金から溶融押出し、静電印
加法を用いて表面温度20℃の冷却ドラムに巻きつけて冷
却固化せしめ、未延伸フィルムとした後、得られたフィ
ルムを90℃でロール延伸によって縦方向に3.3倍延伸し
た。次に、前記した重合体に、水を加えて稀釈し、架橋
結合剤としてメラミン系架橋剤“ニカラック"MW−12LF
((株)三和ケミカル製)を樹脂固形分100重量部に対
して5重量部添加し、さらに、滑剤として平均粒子径0.
10μmのシリカゾル“キャタロイド”(触媒化成工業
(株)製)を樹脂固形分100重量部に対して0.5重量部添
加し、最終調整濃度を5.0重量%とした塗材を、上記一
軸延伸フィルムの片面にメタリングバー方式で塗布した
後、該塗布層を乾燥しつつ100℃で横方向に3.6倍延伸
し、横方向に2%弛緩しつつ210℃で熱処理して、樹脂
層C0.12μmが積層された厚さ50μmの積層フィルムを
得た。
このようにして得られたフィルム非塗布面に、エチレン
−酢酸ビニル共重合体樹脂からなる粘着剤を塗布、乾燥
した後、熱硬化型シリコーンを塗布したポリエチレンを
ラミネートした紙を離型層としてドライラミネートす
る。このようにして得られたラベルについて易接着性お
よび耐ツメ性を評価した。結果を第1表に示す。
−酢酸ビニル共重合体樹脂からなる粘着剤を塗布、乾燥
した後、熱硬化型シリコーンを塗布したポリエチレンを
ラミネートした紙を離型層としてドライラミネートす
る。このようにして得られたラベルについて易接着性お
よび耐ツメ性を評価した。結果を第1表に示す。
実施例 2 滴下するグラフト化合物を700部としグラフト率を40%
に代え100%とした以外は、実施例1と同様に実施し、
結果を第1表に示す。
に代え100%とした以外は、実施例1と同様に実施し、
結果を第1表に示す。
実施例 3 滴下するグラフト化合物を1400部としグラフト率を40%
に代え200%とした以外は、実施例1と同様に実施し、
結果を第1表に示す。
に代え200%とした以外は、実施例1と同様に実施し、
結果を第1表に示す。
実施例 4 滴下するグラフト化合物を2800部としグラフト率を40%
に代え400%とした以外は、実施例1と同様に実施し、
結果を第1表に示す。
に代え400%とした以外は、実施例1と同様に実施し、
結果を第1表に示す。
比較例 1 グラフト化合物のみを重合した後、ポリエステル系樹脂
(a)を混合し、グラフト率を0%とした以外は、実施
例1と同様に実施した。結果を第1表に示す。
(a)を混合し、グラフト率を0%とした以外は、実施
例1と同様に実施した。結果を第1表に示す。
比較例 2 滴下するグラフト化合物を7000部とし、グラフト率を40
%に代え、1000%とした以外は、実施例1と同様に実施
し、結果を第1表に示す。
%に代え、1000%とした以外は、実施例1と同様に実施
し、結果を第1表に示す。
比較例 3 架橋剤添加量を5重量部から0重量部にした以外は、実
施例1と同様に実施し、結果を第1表に示す。
施例1と同様に実施し、結果を第1表に示す。
実施例 5 架橋剤添加量を5重量部から10重量部にした以外は、実
施例1と同様に実施し、結果を第1表に示す。
施例1と同様に実施し、結果を第1表に示す。
実施例 6 グラフト化合物100重量部に対し、更に、メチルメタア
クリレートとブチルアクリレートの1:1の共重合体を15
重量部添加する以外は、実施例1と同様に実施し、結果
を第1表に示す。
クリレートとブチルアクリレートの1:1の共重合体を15
重量部添加する以外は、実施例1と同様に実施し、結果
を第1表に示す。
実施例 7 グラフト化合物100重量部に対し、更にメチルメタアク
リレートとブチルアクリレートの1:1の共重合体を30重
量部添加する以外は、実施例1と同様に実施し、結果を
第1表に示す。
リレートとブチルアクリレートの1:1の共重合体を30重
量部添加する以外は、実施例1と同様に実施し、結果を
第1表に示す。
実施例 8 樹脂層C上にサンドマット加工(砂を高速で当て表面を
粗面化する加工)を施し、中心線平均粗さを0.4μm、
光沢度を35%とした以外は、実施例1と同様に実施し、
結果を第1表に示す。
粗面化する加工)を施し、中心線平均粗さを0.4μm、
光沢度を35%とした以外は、実施例1と同様に実施し、
結果を第1表に示す。
実施例 9 樹脂層C上にヘアーライン加工(金属のツメで引っかく
加工)を施し、中心線平均粗さを0.3μm、光沢度を42
%とした以外は、実施例1と同様に実施し、結果を第1
表に示す。
加工)を施し、中心線平均粗さを0.3μm、光沢度を42
%とした以外は、実施例1と同様に実施し、結果を第1
表に示す。
表に見る如く本発明範囲の場合のみ、すぐれた特性を示
す。又本発明範囲にある場合ブロッキング性なく巻き取
り可能であった。特にアクリル系樹脂を更に添加した場
合、耐ツメ性が更に向上する。
す。又本発明範囲にある場合ブロッキング性なく巻き取
り可能であった。特にアクリル系樹脂を更に添加した場
合、耐ツメ性が更に向上する。
[発明の効果] 本発明は、親水基含有ポリエステル樹脂(a)に不飽和
結合を有する化合物(b)をグラフト化させた共重合体
(c)及び架橋結合剤を主成分とし該共重合体のグラフ
ト化率が0.5〜600%である樹脂層を設けたので、 印刷性、 加工適性、 後加工性、 に優れたラベルとなったのである。
結合を有する化合物(b)をグラフト化させた共重合体
(c)及び架橋結合剤を主成分とし該共重合体のグラフ
ト化率が0.5〜600%である樹脂層を設けたので、 印刷性、 加工適性、 後加工性、 に優れたラベルとなったのである。
Claims (2)
- 【請求項1】粘着剤層A、ポリエステルフィルムB及び
親水基含有ポリエステル樹脂(a)に不飽和結合を有す
る化合物(b)をグラフト化させた共重合体(c)及び
架橋結合剤を主成分とし該共重合体のグラフト化率が0.
5〜600%である樹脂層Cをこの順に積層してなることを
特徴とするラベル。 - 【請求項2】樹脂層Cの中心線粗さが0.2〜0.8μm、光
沢度が60%以下なることを特徴とする請求項1記載のラ
ベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19401388A JPH0693156B2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | ラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19401388A JPH0693156B2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | ラベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0242474A JPH0242474A (ja) | 1990-02-13 |
JPH0693156B2 true JPH0693156B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=16317503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19401388A Expired - Fee Related JPH0693156B2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | ラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0693156B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016538201A (ja) * | 2013-07-22 | 2016-12-08 | ペプシコ, インコーポレイテッドPepsiCo Inc. | 容器へのラベルの固着を改善する方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4857253B2 (ja) * | 2007-12-07 | 2012-01-18 | 株式会社日立製作所 | 画像表示装置 |
-
1988
- 1988-08-02 JP JP19401388A patent/JPH0693156B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016538201A (ja) * | 2013-07-22 | 2016-12-08 | ペプシコ, インコーポレイテッドPepsiCo Inc. | 容器へのラベルの固着を改善する方法 |
JP2018108864A (ja) * | 2013-07-22 | 2018-07-12 | ペプシコ, インコーポレイテッドPepsiCo Inc. | 容器へのラベルの固着を改善する方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0242474A (ja) | 1990-02-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |