JPH069292B2 - 印刷配線板の製法 - Google Patents

印刷配線板の製法

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JPH069292B2
JPH069292B2 JP16066285A JP16066285A JPH069292B2 JP H069292 B2 JPH069292 B2 JP H069292B2 JP 16066285 A JP16066285 A JP 16066285A JP 16066285 A JP16066285 A JP 16066285A JP H069292 B2 JPH069292 B2 JP H069292B2
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JP
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正巳 高木
秀雄 宮城
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、印刷配線板の製法に関する。
〔背景技術〕
印刷配線板は、一般に基板に厚み35μmの銅箔を全面
に貼り付け、この銅箔面の必要な個所を残してエッチン
グすることにより導体回路を形成している。そのため、
パワー回路においては、導体回路の幅を広くすることに
より、大容量の電流に必要な導体回路の断面積を確保し
ていた。また、微少電流回路においては、導体回路の幅
が狭くてもよいのにかかわらず、エッチングにともなう
アンダーカットの問題により、幅を狭くするのにも限度
があり、導体回路の幅が必要以上のものになっていた。
これらのことが原因となって印刷配線板の小型化が妨げ
られていた。
最近、第3図(c)にみるような印刷配線板が開発され
た。この印刷配線板は、第3図(a)〜(c)にみるようにし
て作られる。すなわち、基板11表面を接着剤層12で
覆い、さらに、この接着剤層12の表面を導体回路とな
る部分を除いて有機物からなるフォトレジスト層(厚み
10〜15μm)13で覆い隠すようにする。その後、
無電解銅めっきを行って、導体回路部分にフォトレジス
ト層より薄い薄付銅層14を形成するようにする。この
ようにして、フォトレジスト層13と薄付銅層(導体回
路)14に段差を付けるようにするねらいは、部品端子
を装着する部分において、部品端子の位置決めを容易に
することがあった。ところが、つぎのような問題点があ
った。フォトレジスト層の厚みを10〜15μmより
大きくすることができないため、段差を大きく付けるこ
とができなかった。フォトレジスト層のエッジ部15
が丸かった。フォトレジスト層が有機物からなるた
め、部品端子の実装の際に削れることがあった。これら
のことからわかるように、この印刷配線板は、前述した
ねらいを充分に満足させるものになっていなかった。さ
らに、この製造による印刷配線板の場合、薄付銅層を厚
くできないため、パワー回路において導体回路の幅を広
くする必要があり、エッチングによる製造で得られた印
刷配線板と同じく小型化および高密度実装化することが
できなかった。
〔発明の目的〕
以上の事情に鑑みて、この発明は、小型で、かつ、部品
を実装する際に位置決めが容易となる印刷配線板を得る
ことのできる印刷配線板の製法を提供することを目的と
する。
〔発明の開示〕
前記目的を達成するため、この発明は、基板上に導体回
路を形成する工程を含む印刷配線板の製法において、基
板上に第1の導体層を形成しておき、第1の導体層の導
体回路となる部分以外を第1のレジスト層で覆うととも
に前記導体回路となる部分の特定部分を第2のレジスト
層で覆い、両レジスト層に覆われていない前記第1の導
体層の残部に第2の導体層を形成し、第1のレジスト層
を除去して、表面に露出した第1の導体層を除去した
後、第2のレジスト層を除去して、厚みの異なる導体回
路を形成するようにすることを特徴とする印刷配線板を
製造法をその要旨とする。
以下にこれを、その一実施例をあらわす図面に基づいて
詳しく説明する。
第1図(b)にみるように、紙エポキシ基板1上の片側
のエポキシ系の接着剤層2を介して薄付銅層(第1の導
体層)3を形成しておく。薄付銅層3は、第1図(a)に
みるように、片側表面が接着剤層2で覆われた基板1に
無電解めっきを行って厚み1〜3μmになるように形成
される。第1図(c)にみるように、薄付銅層3の導体
回路となる部分以外をアルカリ可溶性レジスト層(第1
のレジスト層層)4で覆う。第1図(d)にみるよう
に、前記導体回路となる部分の特定部分、すなわち、こ
の後、厚付銅層を形成しようとする部分を除いた部分を
溶剤可溶性レジスト層(第2のレジスト層)5で覆う。
このように第1のレジスト層と第2のレジスト層は、材
質を異ならせておく。そうすれば、レジスト層を除去す
るための溶液を変えるだけで、除去したいレジスト層を
任意に選ぶことができるようになる。第1図(e)にみ
るように、両レジスト層4,5に覆われといない薄付銅
層の上に電気めっきを行って厚み30〜40μmとなる
ように厚付銅層6を形成する。第1図(f)にみるよう
に、水酸化ナトリウム溶液にてアルカリ可溶性レジスト
層4を除去する。第1図(g)にみるように、表面に露
出した薄付銅層を過硫酸アンモニウム溶液にてエッチン
グにより除去する。この際、厚付銅層6も薄付銅層3の
厚みだけ除去される。そのため、厚付銅層6の厚みをこ
のエッチングによる除去分をみて定める必要がある。
第1図(h)にみるように、アセトン溶剤にて溶剤可溶性
レジスト層5も除去して、厚みの異なる導体回路が形成
さた印刷配線板が完成する。
以上のようにすれば、基板上の任意の位置で導体回路の
厚みを異ならせることができるとともに、その厚みも自
由に変えることができるようになる。これらのことを利
用して、パワー回路においては、導体回路を厚くするこ
とにより、導体回路の幅を狭くすることができる。ま
た、微少電流回路においても、従来のエッチングによる
製法では、アンダーカットの問題により幅を一定限度よ
り狭くすることができなかったのに対し、この発明にか
かる製法では、アンダーカットの問題が起こらず、導体
回路の幅をそれ以上に狭くすることができる。パワー回
路および微少電流回路ともに導体回路の幅を狭くするこ
とができるため、小型化および高密度実装化が可能な印
刷配線板を得ることができる。しかも、微少電流回路に
おいては、薄くすることにより導体を節約することもで
きる。
さらに、第2図(a),(b),(c)にみるように、部品の端
子8を装着する部分に応用して、部品端子8が装着され
る導体回路部分9をその周囲の導体回路部分よりへこま
せるようにすれば、第3図(a)〜(c)に示した従来の製法
によって得られた印刷配線板と比べて、つぎのような利
点がある。
厚付銅層の厚みを変えることができるため、部品端子
が装着される導体回路部分9とその周囲の導体回路部分
との段差を大きく付けることが可能になる。フォトレ
ジスト層にあたる部分が銅などの導体からなるため、エ
ッジ部10を尖らして形成することができる。それと
ともに、部品端子の位置決めの際に削れる恐れがなくな
る。このように、従来の問題点を全て解消することがで
きるため、部品を実装する際に部品端子の位置決めを容
易にすることができるようになる。その他、第3図(a)
〜(c)に示した従来の製法によって得られた印刷配線板
では、フォトレジスト層に半田付けができなかったのに
対し、導体に銅などの半田付け性の良いものを選べば、
へこみの壁も半田付けができるようになって半田7の接
合面積が増えるため、部品実装後における部品端子の接
合信頼性を高めることもできるようになる。
この発明にかかる印刷配線板の製法は、前記実施例に限
定されない。第1の導体層は、無電解めっきに限らず、
イオンプレーティングやスパッタリングなどのPVD法
によって形成するようにしてもよい。第2の導体層も電
気めっきに限らず、無電解めっき等の湿式めっき法、イ
オンプレーティングやスパッタリング等の乾式めっき法
などによって形成するようにしてもよいが、厚い導体層
を形成する場合には、電気めっきによる方法が安価であ
るため好ましい。第1のレジスト層と第2のレジスト層
との形成順序は、逆であっても同時であってもよい。導
体回路の材料としては、例えば、銅,ニッケル等の金
属、導電性塗料、カーボンなどがあり、導体であればこ
れも特に限定されない。第1の導体層と第2の導体層と
は、異なる材質の導体によって形成されていてもよい。
例えば、第1の導体層がニッケルで、第2の導体層が銅
であるというようなものであってもよい。基板はガラ
ス,紙などの基板にエポキシ樹脂またはフェノール樹脂
を含浸させたものやセラミックからなるものなどがあ
り、これも特に限定されない。接着剤層は設けられなく
てもよい。その他、基板両面に導体回路を形成するよう
にしてもよい。
〔発明の効果〕
以上に述べてきたように、この発明にかかる印刷配線板
の製法は、基板上に第1の導体層を形成しておき、第1
の導体層の導体回路となる部分以外を第1のレジスト層
で覆うとともに前記導体回路となる部分の特定部分を第
2のレジスト層で覆い、両レジスト層に覆われていない
前記第1の導体層の残部に第2の導体層を形成し、第1
のレジスト層を除去して、表面に露出した第1の導体層
を除去した後、第2のレジスト層を除去して、厚みの異
なる導体回路を形成するようにしている。そのため、導
体回路の厚みを変えることにより、導体回路の幅を狭く
することができ、小型な印刷配線板を得ることができ
る。しかも、部品端子が装着される導体回路部分をその
周囲の導体回路部分よりへこませて形成することも可能
になり、これにより部品端子の位置決めが容易な印刷配
線板も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(h)はそれぞれこの発明にかかる印刷配線板
の製法の一実施例をあらわす説明図、第2図(a)〜(c)は
それぞれ同上の製法によって得られた印刷配線板の一例
をあらわす平面図とA−A′断面とB−B′断面図、第
3図(a)〜(c)はそれぞれ印刷配線板の製法の従来例をあ
らわす説明図である。 1…基板、3…薄付銅層(第1の導体層)、4…アルカ
リ可溶性レジスト層(第1のレジスト層)、5…溶剤可
溶性レジスト層(第2のレジスト層)、6…厚付銅層
(第2のレジスト層)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に導体回路を形成する工程を含む印
    刷配線板の製法において、基板上に第1の導体層を形成
    しておき、第1の導体層の導体回路となる部分以外を第
    1のレジスト層で覆うとともに前記導体回路となる部分
    の特定部分を第2のレジスト層で覆い、両レジスト層に
    覆われていない前記第1の導体層の残部に第2の導体層
    を形成し、第1のレジスト層を除去して、表面に露出し
    た第1の導体層を除去した後、第2のレジスト層を除去
    して、厚みの異なる導体回路を形成するようにすること
    を特徴とする印刷配線板の製法。
  2. 【請求項2】第1のレジスト層と第2のレジスト層の材
    質が異なっている特許請求の範囲第1項記載の印刷配線
    板の製法。
  3. 【請求項3】第2の導体層の形成が電気めっきによって
    なされる特許請求の範囲第1項または第2項記載の印刷
    配線板の製法。
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