JPH0692362A - 再閉鎖可能なパウチとその成形、充填及びシーリング方法 - Google Patents

再閉鎖可能なパウチとその成形、充填及びシーリング方法

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JPH0692362A
JPH0692362A JP4139054A JP13905492A JPH0692362A JP H0692362 A JPH0692362 A JP H0692362A JP 4139054 A JP4139054 A JP 4139054A JP 13905492 A JP13905492 A JP 13905492A JP H0692362 A JPH0692362 A JP H0692362A
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pouch
fastener
seal
wall
sealing
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JP4139054A
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Terrence W Herber
テレンス・ダブリュー・ハーバー
Mark J Yunker
マーク・ジェイ・ユンカー
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Kraft General Foods Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】再閉鎖可能なパウチと、その成形、充填及びシ
ーリング方法を提供すること。 【構成】パウチの１対の壁を画定するための１枚以上の
壁材料ウェブを用意する工程；前記壁が実質的に垂直で
あるように、水平長軸を有するウェブ壁材料を配向させ
る工程；壁の下部縁に隣接して、ウェブに沿って再閉鎖
可能なファスナー材料の相互係合可能なストリップを用
意する工程；垂直側部シールを形成する工程；逆向きに
維持しながら開放底部からパウチに充填する工程；及び
パウチ底部をシーリングする工程からなる再閉鎖可能な
パウチと、その成形、充填及びシーリング方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般に食品の包装に関
し、さらに詳しくは、再閉鎖可能なパウチと、このよう
なパウチの成形、充填及びシーリング方法及び装置とに
関する。
【０００２】
【従来の技術】ある種の食品に関して、製品をパッケー
ジ中に成形／充填／シール（ＦＦＳ）操作で気密にシー
ルすることによって包装有効性と受容される貯蔵寿命と
が得られることが技術上周知である。
【０００３】商業的に有効なパッケージをＦＦＳ操作で
形成するには、幾つかの問題に対処しなければならな
い。１つの問題は、パッケージが消費者によって不当な
困難なく開放されうるものでなければならないことであ
る。もう１つの問題は、パッケージが経済的に製造され
るものでなければならず、比較的高速度で成形、充填、
シールされる必要があることである。パッケージが耐久
性があり、ＦＦＳ操作、続いての輸送及び取り扱いのス
トレスに損傷及び外観の劣化なく耐えうることも望まし
い。
【０００４】最近では、ジッパー又は再閉鎖性を与える
他の手段への需要が増大している。最近、商業的に用い
られている特定のパッケージ形態の１つは、例えば米国
特許第４，５８９，１４５号に述べられているような、
１縁部に沿ったヒダ内に伸びる再閉鎖姓ジッパーを有す
る一般に方形の形状である。パッケージを開くために
は、ヒダ付き縁部に沿ってパッケージ材料を切り開い
て、ジッパーに近づき、次にジッパーを開いて製品に近
づく。パッケージの長縁に沿ったジッパーの配置は短縁
の１つに沿ったジッパーの配置に比べて、パッケージ内
部への接近を改良する。各パッケージがスライス製品の
スタック（ｓｔａｃｋ）又は例えばチーズのブロックの
ような比較的大きい物体である場合には、スタック又は
ブロックを水平に配向したウェブ上に置き、ウェブを物
体に沿ってラップして（ｗｒａｐｐｅｄ）、上記特許第
４，５８９，１４５号に述べられるように、パッケージ
を形成することができる。
【０００５】例えばシュレッデッドチーズ、穀類等のよ
うな無数の小片から成る製品を取り扱う場合には、１端
部においてもしくは１側部に沿って開放したパウチにパ
ッケージを部分的に成形し、開放端部もしくは側部が部
分的成形パウチの頂部にあるようにパウチを配向し、製
品を部分的成形パウチ中に開放頂部もしくは側部から分
配することが一般に望ましい。
【０００６】例えば米国特許第４，８７４，２５７号に
述べられているような垂直ＦＦＳ操作は、無数の小片か
ら成る食品の包装における上記問題に対処する１アプロ
ーチを表す。特許第４，８７４，２５７号の方法では、
ジッパーが形成されるパッケージの１側部に沿って垂直
に配置され、パウチは充填口（ｆｉｌｌｉｎｇ ｓｐｏ
ｕｔ）から下方に製品の重力誘導流によって充填され
る。
【０００７】もう１つのアプローチは特許第４，９４
５，７１４号に説明され、このアプローチではパウチが
成形、充填、シールされるに従って、水平に移動する。
特許第４，９４５，７１４号では、下端のヒダとヒダ内
のジッパーとを有するパウチが単一ウェブから逆向きに
成形される。このアプローチに付随する２つの可能な問
題は、ジッパー内への製品の浸透が生じうることと、パ
ウチの上端に穿孔して、開放を容易にする、又は穴を開
けて、ディスプレイハンガーを受容する場合に気密性喪
失が生ずることである。
【０００８】例えば上記パッケージのようなジッパー付
きパッケージで対処しなければならない１つの問題は、
ジッパーの両端がシール領域に達する場合に、ジッパー
の両端でのシール領域の厚さが増大するために、高いス
ループット速度で気密性を与えることに困難が認められ
ることである。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】上記問題に対処し、上
記先行技術の欠点を回避した、上記種類のパッケージの
改良及びこのようなパッケージのＦＦＳ操作の改良を本
発明の目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、食品を入れる
ための新規なパウチと、逆向きのパウチを成形、充填及
びシーリングする新規方法及び装置とを提供する。この
方法は、パウチの１対の壁を画定するための材料の１個
以上のウェブを用意する工程；水平な長軸を有するウェ
ブを用いて、壁が実質的に垂直であるように壁材料を配
向する工程；壁の下端に隣接するウェブに沿って再閉鎖
可能なファスナー材料の相互係合可能なストリップを供
給する工程；垂直な側部シールを形成する工程；ウェブ
に垂直に切り込みを入れてパウチを相互から部分的に分
離する工程；パウチに、逆向きであるときに、それらの
開放底部から充填する工程；及び逆向きパウチの底部を
シールする工程を含む。再閉鎖可能なファスナー材料の
各ストリップはその上に１個以上のファスナー要素を有
する。
【００１１】本発明の１態様によると、パウチ内部に含
まれる製品と再閉鎖可能なファスナー要素との間に気密
性剥離可能なシールが形成される。剥離可能なシールは
好ましくは、壁材料上ではなくファスナーストリップ材
料上の比較的狭い帯として形成される。これは、剥離可
能なシール形成に適した材料によってパウチ壁の全内面
を被覆することに比べて材料費の節約を可能にする。こ
の剥離可能なシールはパウチノ充填前に封鎖されるの
で、製品が成形、充填、シール操作中又は後にファスナ
ー要素に接触することは起こりえない。
【００１２】剥離可能なシールのシーリングは壁材料へ
のファスナーストリップ材料のシーリング前に又はこれ
と同時に実施される。シーリングは、シール領域に所定
のシーリング圧力を与えて、それに熱を伝達する１対の
往復運動可能なシーリングバーによって行われる。ガス
フラッシュ方法を用いて、成形、充填、シール操作中に
Ｎ2ガスによってパウチをフラッシュすることができ
る。
【００１３】パウチに好ましくはその上端部に隣接して
穿孔ラインを設けて、再閉鎖性ファスナー材料に接近し
易くし、またファスナー要素の上方及び穿孔の下方にデ
ィスプレイハンガーを受容する穴を設ける。直立状態の
完成パウチでは、相互係合可能なファスナー要素がパウ
チ頂部の真下に短い距離をおいて存在する。
【００１４】本発明の他の態様を以下に、添付図面に関
連して説明する。
【００１５】図１は本発明の第１実施態様によるパウチ
の正面図である。
【００１６】図２は図１のパウチの透視図であり、パウ
チの除去可能な部分を引き裂いて、パウチ内部に接近す
ることを示す。
【００１７】図３は図１のライン３−３に実質的に沿っ
た断面図である。
【００１８】図４は図３と同様な断面図であり、開放状
態のパウチを示す。
【００１９】図５は図３と同様な断面図であり、本発明
の第２実施態様によるパウチを示す。
【００２０】図６は本発明によるパウチの成形、充填、
シーリング装置の概略平面図である。
【００２１】図７は図６の装置の正面図である。
【００２２】図８は本発明の代替え実施態様による装置
の部分概略平面図である。
【００２３】本発明は一般に、再閉鎖可能なパウチと、
このパウチの成形、充填、シーリング方法及び装置とに
具体化される。
【００２４】図１〜４は、底部縁１６，１８と側縁２
０，２２に沿って相互にシールされる一般に方形の第１
壁と第２壁１２，１４を有するパウチ１０を含む、本発
明の第１実施態様を説明する。各壁の上部を横切って閉
鎖要素２４，２６が存在する。各閉鎖要素２４，２６は
実質的に平坦な外面２８，３０を有し、それぞれの関連
壁にシールされる。閉鎖要素はそれらの内面に、パウチ
１０に再閉鎖性を与えるためにそれらの全長に沿って水
平に伸びる、相補的なインターロッキングジッパープロ
フィル３２，３４を有する。剥離不能な上部シール３６
は閉鎖要素２４，２６の上部３５，３７の間のパウチ上
部縁に沿って設けられる。複数のグリッパービーズ３８
はジッパープロフィルと上部シール３６との間の各閉鎖
要素２４，２６上にジッパープロフィル３２，３４の上
方に長軸方向に伸びる。図示する実施態様では、各閉鎖
要素はそれらの上に形成された１対のグリッパービーズ
３８を有し、手によるグリップとファスナープロフィル
３２と３４の分離を容易にする。
【００２５】ジッパープロフィルの真下には長軸方向に
これと並行に、剥離可能な気密性シール３９が伸びる。
剥離可能なシールは各閉鎖要素２４と２６上のポリマー
材料３９ａ，３９ｂのストリップから成る。シール３９
の長さは、消費者が閉鎖要素２４と７６に手によって外
方への力を加えると容易にシールが開放するが、ＦＦＳ
操作中の製品充填、その後の輸送、取り扱い、ディスプ
レイに付随する通常のストレスによる偶発的な開放はし
ないような長さである。シールは好ましくは約１．５〜
約６．０ ｌｂ、好ましくは約２．５〜約３．５ ｌｂ
の開放力を有する。剥離可能なシール３９は空気並び
に、パウチ内に存在する液体に対して実質的に不透過性
である。従って、ジッパープロフィル３２と３４の内部
の剥離可能なシールの存在は、パウチ内容のジッパープ
ロフィル中への漏出を阻止し、気密シール領域からジッ
パーのインターロッキング要素を排除する。
【００２６】剥離可能シールを形成するポリマー材料３
９ａ，３９ｂのストリップはこのために適すると技術上
知られたポリマー材料を含み、例えば下記の１種以上で
ある：ＶＡ含量４〜２２％のポリエチレン／ＥＶＡ；ポ
リブチレン；サーリン（Ｓｕｒｌｙｎ）；ビネル（Ｂｙ
ｎｅｌ）；サラン（Ｓａｒａｎ）（ＰＶＤＣ）コポリマ
ー；エチレン／アクリル酸コポリマー；又はメタクリル
酸コポリマー。その開示がここに参考文献として関係す
る米国特許第４，７８２，９５１号に述べられているよ
うに、気密性剥離可能なシールをサランコポリマーラミ
ナとＥＶＡラミナとの間に形成することができる。
【００２７】パウチ壁１２，１４はそれぞれ好ましく
は、ここに述べるようにシールした場合にパウチに気密
性を与える、バリヤー特性を有する適当なラミネート材
料から製造される。 例を挙げると、チーズシュレッド
に適したフィルムはポリエステルもしくはナイロン外層
及びポリエチレンの中間接着層と組み合わせた線状低密
度ポリエチレン内層を含むことができる。ナイロン外層
は、包装中にある程度のＣＯ2透過度が望ましい、スイ
スチーズに関連して特に有用である。閉鎖要素２４．２
６は好ましくは低ＥＶＡ含量ポリエチレンから製造され
る。閉鎖要素は例えばサーリンの薄層によって各閉鎖要
素又は壁に取り付けられる。
【００２８】ディスプレイハンガーへのパウチ１０の支
持を容易にするために、穴８６をパウチ上部に設ける。
穴は壁１２，１４の上部と、閉鎖要素２４，２６とを貫
通し、これらは穴にパウチ重量を支えるために比較的丈
夫で、強い周囲を与える。図１に示すように、１個以上
のリブもしくはビーズ３８が穴上方に及び、パウチが小
売店のディスプレイラックに存在するとき及び／又はそ
れから取り出されるときに粗雑に取り扱われる場合に穴
８６からの引き裂きに耐えるパウチの能力をさらに高め
る。剥離可能なシール３９の上方の穴の配置は気密性の
維持を可能にする。壁１２，１４及び閉鎖要素２４，２
６を通って閉鎖要素の直接下方に形成される弱いライン
８８は、パウチ上部の引き裂きを可能にし、ジッパープ
ロフィル３２，３４の分離のためのグリッパービーズ３
８と、剥離可能なシールストリップ３９ａ，３９ｂへの
手による容易な接近を可能にする。図示する実施態様に
おける弱いライン８８は各壁と閉鎖要素とを通って相互
に対立して形成された穿孔の形状を取る。穴８６上方の
穿孔８８の配置はパウチのディスプレイラックによる支
持を可能にし、パウチの偶発的引き裂きを生ずる恐れの
ある横断引張り応力に穿孔８８をさらすことはない。
【００２９】図５は本発明の第２実施態様によるパウチ
４１を説明する。図５のパウチは、一般に方形の壁対４
０，４２を上部にインターロッキングジッパープロフィ
ル４８，５０を有する閉鎖要素４４，４６と組み合わせ
て含む点で、図１〜４のパウチに一般に類似する。グリ
ッパービーズ５２がジッパープロフィルの上方に設けら
れ、剥離可能なシール５４がその下方に伸びる。壁４
０，４２はそれらの底部縁５６，５８及び側縁に沿って
相互にシールされる。しかし、図５のパウチは、その上
部シール６４が閉鎖要素の間ではなく、パウチの壁４
０，４２の間に直接形成される点で、図１〜４とは異な
る。このために、閉鎖要素４４，４６は壁４０と４２の
上部縁の真下に配置され、各壁の頂部に沿って上部シー
ル４２のための周辺部分を残す。図１〜４の実施態様に
おけるように、パウチの上部を通ってディスプレイハン
ガーを受容するための穴が開けられ、シール領域６４の
直接下方の壁には相互に対立して弱いライン、例えば穿
孔６５が形成される。
【００３０】本発明の第３実施態様（図示せず）による
と、パウチ壁を２枚のウェブからではなく、１枚のウェ
ブから構成する。この実施態様によるパウチは、パウチ
材料がシールによって結合した２枚の壁からなるのでは
なくその上部縁に沿って連続しており、パウチ材料が閉
鎖要素４４，４６の上部縁の周囲に滑り嵌めを形成する
点以外は、図５の実施態様と実質的に同様である。他の
実施態様と同様に、ディスプレイハンガーを受容するた
めの穴が、その下方の穿孔ラインと共に、パウチ頂部に
隣接して配置される。
【００３１】図６と７は本発明の好ましい実施態様によ
るパウチの成形、充填、シーリング方法と装置を説明す
る。以下に述べるように、パウチは逆向きの形状で成
形、充填、シーリングする。方法は、パウチ１０の逆向
きの形状での成形、充填、シーリングに関連する連続工
程を述べることによって、図１〜４に関連して上述した
パウチ１０に関して説明する。
【００３２】図６と７の実施態様では、適当なラミネー
トフィルムから第１ロールと第２ロール６６、６８によ
って壁材料をウェブ形で形成する。 閉鎖要素の材料は
閉鎖ストリップ材料から第１及び第２ロール７０，７２
によって製造する。ロール６６，６８によって供給され
る壁材料はラミネートポリマー材料のウェブ９０，９２
を含む。閉鎖ストリップ材料はその上に雌型ジッパープ
ロフィルを有する第１連続ストリップ９４と、その上に
雄型プロフィルを有する第２連続ストリップ９６を含
む。図６と７の方法における第１工程は相補的ジッパー
プロフィル３２、３４を組み合わせる、すなわちジッパ
ープロフィルを相互にインターロッキング係合させるこ
とである。この工程は相互に対して配向した対立プロフ
ィルを維持し、閉鎖ストリップ９４，９６をそれらがシ
ューを通って前進するにつれてインターロッキング係合
にカムさせる形状である内面を有するシュー７５を含む
ジッパーアセンブリステーション７４において実施され
る。
【００３３】次の工程は、シーリングステーション７８
において閉鎖要素２４，２６の間に剥離可能なシール３
９を形成することである。シーリングステーション７８
では、１対の水平に配向した、往復運動可能な熱シール
バー７９が相互の方向に前進して、剥離可能なシール３
９を形成する閉鎖要素の下部を加圧、加熱する。閉鎖ス
トリップ材料の前進は間欠的であるので、ストリップ材
料は熱シールバー７９が接近すると静止する。
【００３４】次の工程は閉鎖ストリップ９４，９６の外
面をそれらのそれぞれが関連する壁ウェブ９０，９２の
内面にシーリングすることを含む。これはアセンブリ／
シーリングステーション８０において実施され、ここで
は水平熱シーリングバー８２を用いて好ましいシーリン
グを実施する。閉鎖ストリップは、パウチが逆向きに形
成されるので、壁ウェブの下部縁に沿って位置決めさ
れ、直立状態の完成パウチの頂部を横切って伸びる。
【００３５】次に、弱いライン８８を穿孔ステーション
１４０においてライン上に通常のノッチド（ｎｏｔｃｈ
ｅｄ）穿孔ホイールを用いて形成する。次いで、パウチ
の側縁を垂直シーリングバー８２によってシールする。
側部シールの形成では、シーリングバー８２が完成パウ
チの閉鎖要素２４，２６の端部に相当する領域８４にお
いて閉鎖ストリップをクラッシュする。シーリングバー
は形成されるパウチの各側部に、パウチの全垂直サイズ
に沿って、すなわち少なくとも壁底部縁１６，１８から
剥離可能なシール５４までに不透過性縁シール領域を形
成する。垂直シーリングバー８２は壁ウェブ９０，９２
中に、各壁ウェブの底部縁から上方に所定レベルまで伸
びる垂直切り込み１３９を形成し、パウチを相互から部
分的に分離され、壁ウェブの上部縁に沿って無傷の壁材
料のリンク１４１を残すための切断要素を含む。
【００３６】閉鎖要素間に剥離可能なシール３９が形成
されるので、側部シール形成は製品１００の形成される
各パウチへの保持を可能にする。逆向きパウチのまだ閉
鎖されない底部９８は開放維持され、製品受容のための
開口を形成し、ポケットには供給口１０２を通して好ま
しいレベルまで充填され、剥離可能なシール２９は製品
がジッパーに及ぶのを阻止する。次に、逆向きパウチを
Ｎ2又はＣＯ2によってガスフラッシュし、閉鎖し、付加
的な水平配向シーリングバー１０４と１０６によって水
平上部縁と底部縁に沿ってシールする。パウチ１０を先
行パウチと後に続くパウチとから垂直配向ナイフ１０８
によって切断する、このナイフはリンク１４１を分離
し、パウチの側縁をトリムして、ＦＦＳ操作を完成させ
るのに役立つ。
【００３７】パンチ孔８６が望ましい場合には、製造ラ
インの通常の位置にパンチ装置を設けることができる。
図６と７の装置では、穿孔操作がパウチの垂直シールの
シーリング直後、充填前に行われる。本発明の他の実施
態様では、工程の順序を変えることもできる。例えば、
図８の実施態様では、壁材料の第１、第２ウェブ１１
０，１１２は垂直軸を中心として回転するように支持さ
れる第１、第２ロール１１４，１１６によって形成され
る。閉鎖要素の材料は閉鎖ストリップ材料の第１、第２
ロールから供給される。１ロールは雌型プロフィルを有
する閉鎖ストリップ１２２を供給し、他方は雄型プロフ
ィルを有する材料１２４を供給する。
【００３８】図８の実施態様では、閉鎖ストリップ材料
１２２と１２４の長さを結合させて、２つの並行熱シー
リングステーション１２６，１２８において壁材料１１
０と１１２のそれぞれの関連ウェブを形成する。壁とフ
ァスナー材料の１３０，１３２の得られた複合ウェブを
垂直案内ローラー１３４と１３６上を熱シーリングステ
ーション１３８まで前進させ、そこで閉鎖材料のジッパ
ープロフィルをインターロックさせ、図６と７の実施態
様に関連して上述したと同様な方法で剥離可能なシール
が形成される。側部シール形成、充填、頂部シールと底
部シールの形成、完成パウチの分離の残留工程は、図６
と７の実施態様に上述したとおりに実施される。
【００３９】本発明のもう１つの実施態様（図示せず）
では、剥離可能なシールの形成を壁材料のウェブへのフ
ァスナーストリップのシーリング操作と結合させる。こ
の方法は、シーリングステーション７８が省略され、ア
センブリ／シーリングステーション８０が両シーリング
操作を同時に行うための加熱及び加圧に利用される点を
除いて、図６と７の実施態様と同様である。
【００４０】上記から、新規なパウチとその成形、充
填、シーリング方法及び装置を提供するものであること
は明らかであろう。本発明は上記実施態様又は如何なる
特定の実施態様にも限定されない。本発明は特許請求の
範囲において詳しく定義されるものである。
【００４１】
【図面の簡単な説明】
【００４２】
【図１】本発明の第１実施態様によるパウチの正面図で
ある。
【００４３】
【図２】図１のパウチの透視図であり、パウチの除去可
能な部分を引き裂いて、パウチ内部に接近することを示
す。
【００４４】
【図３】図１のライン３−３に実質的に沿った断面図で
ある。
【００４５】
【図４】図３と同様な断面図であり、開放状態のパウチ
を示す。
【００４６】
【図５】図３と同様な断面図であり、本発明の第２実施
態様によるパウチを示す。
【００４７】
【図６】本発明によるパウチの成形、充填、シーリング
装置の概略平面図である。
【００４８】
【図７】図６の装置の正面図である。
【００４９】
【図８】本発明の代替え実施態様による装置の部分概略
平面図である。
【００５０】
【符号の簡単な説明】
１０． パウチ １２．１４． 方形壁 １６．１８． 底部縁 ２０．２２． 側縁 ２４．２６． 閉鎖要素 ３２．３４． ジッパープロフィル ３９． 剥離可能なシール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーク・ジェイ・ユンカー アメリカ合衆国イリノイ州60089，バッフ ァロー・グローブ，インディアン・スプリ ング・レーン 531

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】逆向きの気密パウチの成形、充填及びシー
    リング方法において、次の工程：パウチの１対の壁を画
    定するための壁材料を用意する工程；前記壁が実質的に
    垂直であるように前記壁材料を配向させる工程；第１長
    さと第２長さのファスナーストリップ材料を前記壁の間
    に位置決めする工程；前記長さのファスナーストリップ
    材料はその上に相補的な機械的に相互係合可能なファス
    ナー要素を有し、前記ファスナー要素の上方の、前記フ
    ァスナー要素と同じ広がりのシーリング領域に水平に剥
    離可能な線状シールを有する；前記ファスナー要素を相
    互にインターロッキング係合させる工程；前記シーリン
    グ領域に熱と圧力とを与えて、前記長さのファスナース
    トリップ材料を共に剥離可能にシーリング結合させる工
    程；前記長さのファスナーストリップ材料を前記壁にシ
    ーリングする工程；各長さのファスナーストリップ材料
    は前記壁対のいずれか一方に結合する；前記壁を結合さ
    せる実質的に垂直なシール対を形成して、前記垂直のシ
    ール間の距離によって決定される幅を有するポケットを
    画定する工程；製品を下方の前記ポケットに分配して前
    記ポケットを所定レベルまで充填する工程；前記所定レ
    ベルの上方の前記壁の間に全体的に水平シールを形成す
    る工程；及び前記壁材料から前記パウチを分離する工程
    を含む方法。
  2. 【請求項２】前記シーリング領域に熱と圧力とを与える
    工程を、前記長さのファスナーストリップ材料を前記壁
    にシールする工程と同時に実施する請求項１期歳の方
    法。
  3. 【請求項３】前記シーリング領域に熱と圧力とを与える
    工程と前記長さのファスナーストリップ材料を前記壁に
    シールする工程とを、前記壁と前記ファスナーストリッ
    プ材料とに熱と圧力とを与えるために内方と外方に往復
    運動可能な、１対の水平シーリングバーによって実施す
    る請求項２記載の方法。
  4. 【請求項４】Ｎ2ガスによってパウチをフラッシュする
    工程をさらに含む請求項３記載の方法。
  5. 【請求項５】前記ファスナー要素の下方のファスナース
    トリップ材料を共にシールさせて、前記長さの ファス
    ナーストリップ材料の間に付加的なシールを形成する工
    程；及び前記パウチから前記ファスナー要素を除去する
    ことなく、前記パウチから前記付加的シールの除去を促
    進するために、前記付加的シールと前記ファスナー要素
    との間に１本以上の弱いラインを設ける工程をさらに含
    む請求項１記載の方法。
  6. 【請求項６】前記ファスナー要素の下方に前記パウチを
    貫通する孔を設ける工程をさらに含む請求項５記載の方
    法。
  7. 【請求項７】前記第１長さと第２長さのファスナースト
    リップ材料の下方の前記壁の間に付加的シールを形成
    し、１本以上の弱いラインを設ける工程をさらに含む請
    求項１記載の方法。
  8. 【請求項８】前記ファスナー要素の下方に前記パウチを
    貫通する孔を設ける工程をさらに含む請求項７記載の方
    法。
  9. 【請求項９】逆向きの気密パウチの成形、充填及びシー
    リング装置において、次の工程：パウチの１対の壁を画
    定するための壁材料を供給する手段；前記壁が実質的に
    垂直であるように前記壁材料を配向させる手段；第１長
    さと第２長さのファスナーストリップ材料を前記壁の間
    に位置決めする手段、前記長さのファスナーストリップ
    材料はその上に相補的な機械的に相互係合可能なファス
    ナー要素を有し、前記ファスナー要素の上方の、前記フ
    ァスナー要素と同じ広がりのシーリング領域に水平に剥
    離可能な線状シールを形成する手段を有する；前記ファ
    スナー要素を相互にインターロッキング係合させる手
    段；前記シーリング領域に熱と圧力とを与えて、前記長
    さのファスナーストリップ材料を共に剥離可能にシーリ
    ング結合させる手段；前記長さのファスナーストリップ
    材料を前記壁にシーリングする手段、各長さのファスナ
    ーストリップ材料は前記壁対のいずれか一方に結合す
    る；前記壁を結合させる実質的に垂直なシール対を形成
    して、前記垂直のシール間の距離によって決定される幅
    を有するポケットを画定する手段；製品を下方の前記ポ
    ケットに分配して前記ポケットを所定レベルまで充填す
    る手段；前記所定レベルの上方の前記壁の間に全体的に
    水平シールを形成する手段；及び前記壁材料から前記パ
    ウチを分離する手段を含む装置。
  10. 【請求項１０】前記ファスナー要素の下方のファスナー
    ストリップ材料を共にシールさせて、前記長さの ファ
    スナーストリップ材料の間に付加的なシールを形成する
    手段；及び前記パウチから前記ファスナー要素を除去す
    ることなく、前記パウチから前記付加的シールの除去を
    促進するために、前記付加的シールと前記ファスナー要
    素との間に１本以上の弱いラインを設ける手段をさらに
    含む請求項１記載の装置。
  11. 【請求項１１】前記ファスナー要素の下方に前記パウチ
    を貫通する孔を設ける手段をさらに含む請求項１０記載
    の装置。
  12. 【請求項１２】前記第１長さと第２長さのファスナース
    トリップ材料の下方の前記壁の間に付加的シールを形成
    し、前記付加的シールと前記長さのファスナーストリッ
    プ材料との間に１本以上の弱いラインを設ける手段をさ
    らに含む請求項９記載の装置。
  13. 【請求項１３】前記ファスナー要素の下方に前記パウチ
    を貫通する孔を設ける手段をさらに含む請求項１２記載
    の装置。
  14. 【請求項１４】シレッデッド（ｓｈｒｅｄｄｅｄ）チー
    ズを含む一般に方形のパウチであって、次の要素：それ
    ぞれ頂部縁、底部縁及び１対の側縁を有し、それらの底
    部縁と側縁とに沿った熱シールによって結合する、１対
    の一般に方形の壁；前記壁の上部の内面に向かい合わせ
    に、前記一般に方形の壁の側縁の間のパウチ幅全体にわ
    たって取り付けられた１対のファスナーストリップ；前
    記ファスナーストリップ上の相補的な機械的に相互係合
    可能なファスナー要素；及び前記ファスナー要素の下方
    の前記ファスナーストリップの長さに及ぶ剥離可能なシ
    ールを含み、前記ファスナー要素の上方で前記パウチを
    貫通する孔を画定する手段と、パウチの上部を引き裂く
    ことによるパウチ開放を促進するために前記孔の上方に
    弱いラインを画定する手段とをさらに含むパウチ。
  15. 【請求項１５】前記弱いラインの上方に配置された水平
    頂部シールをさらに含む請求項１４記載のパウチ。
  16. 【請求項１６】前記ファスナーストリップの少なくとも
    １つが前記相補的な機械的相互係合可能なファスナー要
    素の上方及び前記孔の上方で、前記弱いラインの下方に
    おいてそれに沿って伸びる、少なくとも１つの水平ビー
    ズを有する請求項１５記載のパウチ。
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