JPH0692280A - 立体駐輪装置 - Google Patents

立体駐輪装置

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Publication number
JPH0692280A
JPH0692280A JP24454492A JP24454492A JPH0692280A JP H0692280 A JPH0692280 A JP H0692280A JP 24454492 A JP24454492 A JP 24454492A JP 24454492 A JP24454492 A JP 24454492A JP H0692280 A JPH0692280 A JP H0692280A
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JP
Japan
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bicycle
movable
bicycle parking
parking apparatus
lower movable
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JP24454492A
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English (en)
Inventor
Yujiro Kimura
雄次郎 木村
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Toyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Toyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転車を可動台に載置して小さな力で上段へ
駐輪し、この上段下方にも駐輪可能な立体駐輪装置を提
供することを目的とする。 【構成】自転車40の全高より高い後部縦フレーム11
2と、自転車40の全幅より広い幅からなる自転車40
を載置可能な可動台17を有する可動台フレーム171
を、平行リンク14を成す上部及び下部可動アーム14
1,142の先後端をそれぞれ枢着して連結し、平行ク
ランク装置を構成し、前記上部及び下部可動アーム14
1,142を略垂直位置と水平位置において、後部縦フ
レーム112と床面間に往復移動自在に設け、前記可動
台の上下において、上下の自転車が互いに干渉すること
なく駐輪し且つ個別に取り出しが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車を立体的に収
納、あるいは、いわゆる立体的に駐輪する装置に関し、
特に折り畳み自転車を折り畳んだ後の立体的な収納に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種自転車の収納設備ないしは
駐輪装置は、例えば、実公昭61−44944号に開示
されているような、折り畳んだ自転車の間接軸位置に設
けたヒンジブラケットに吊り下げ具を取付け、自転車を
逆さにした状態で、この吊り下げ具を壁などのフックに
掛けるというもので、壁面を利用して簡便な収納を可能
にしようとするものなどがある。
【0003】さらに、従来の立体駐輪装置においては実
公昭60−19241号に開示されているように、床に
立設した支柱の上部に固定ベースを設け、この固定ベー
スに案内され摺動する可動ベースを設ける。この可動ベ
ースを固定ベースの後方側へ引き出すと、可動ベースは
固定ベースの後方端から床面間に傾斜した状態になる。
自転車の前輪を持ち上げて、前記傾斜した可動ベース上
に載せ、自転車の車輪間隔だけ押し上げてから更に後輪
を持ち上げて前記可動ベースに載せる。そして自転車を
載せた可動ベースを持ち上げて水平状態にしてから前記
固定ベースの前方側へ摺動させて押し出すことにより上
端に自転車を収納し、この上段の自転車の下方の床上に
は他の自転車を駐輪して立体的に収納を可能にしようと
するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】叙上の従来技術によっ
ても、収納スペースを少なくすることは出来るが折り畳
み自転車といえども強度上必要とされる部材の材質及び
寸法などで、約10Kg程度の重量があり、自転車を逆
さにし、この状態で、吊り下げ具を壁などのフックに掛
けるという作業は特に女性にとっては決して楽な作業と
はいえず、有効には利用されていないというのが現状で
ある。
【0005】また、従来の立体駐輪装置においては、傾
斜した可動ベース上に自転車を車輪間隔だけ押し上げる
にしても女性にとっては決して楽な作業とはいえず、特
に自転車を載せた可動ベースの後輪側を持ち上げて水平
状態にして前方へ移動するには多大な力を要するので困
難な作業になるという問題点があった。
【0006】本発明は叙上の課題を解決し、自転車を容
易に駐輪可能な立体駐輪装置を提供するために開発され
たもので、主たる目的は折り畳み自転車を可動台に載置
して小さな力で上段へ駐輪し、この上段下方にも駐輪可
能な立体駐輪装置を提供することを目的とする。
【0007】また、一般の自転車にも適用できる立体駐
輪装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の立体駐輪装置10においては、自転車40
の全高より高い後部縦フレーム112と、自転車40の
全幅より広い幅からなる自転車40を載置可能な可動台
17を有する可動台フレーム171を、平行リンク14
を成す上部及び下部可動アーム141,142の先後端
をそれぞれ枢着して連結し、平行クランク装置を構成
し、前記上部及び下部可動アーム141,142を略垂
直位置と水平位置において往復移動自在に設けたもので
ある。
【0009】なお、前記下部可動アーム142の長さ
は、自転車40の全高より長くすることができる。
【0010】さらに、前記上部及び下部可動アーム14
1,142は、上下一対から成るものにすることができ
る。
【0011】また、前記可動台フレーム171の幅方向
両縁に平行リンクを成す上部及び下部可動アーム14
1,141,142,142の先後端をそれぞれ枢着し
て上下2対から構成し、前記下部可動アーム142,1
42間の距離を自転車40の全幅より広く設けることも
できる。
【0012】また、前記上部及び下部可動アーム14
1,142が同一平面上に回動するよう設けられ、前記
下部可動アーム142の長さは、前記上部及び下部可動
アーム141,142の後端をそれぞれ枢着した固定軸
15,15間の距離より長くすることができる。
【0013】そして、本発明の他の立体駐輪装置10に
おいては、昇降機構により前記上部及び下部可動アーム
141,142を略垂直位置と水平位置において往復移
動自在に設けたものである。
【0014】なお、前記昇降機構は、前記下部可動アー
ム142の先端側又は可動台17に紐帯21の一端を連
結し、この紐帯21の連結位置の回動軌跡より上方に位
置して前記後方縦フレーム112に滑車22を設け、該
滑車22に巻掛けた紐帯21の他端にバランスウェイト
19を連結して構成することができる。
【0015】さらに、前記昇降機構は、前記後部縦フレ
ーム112にガイドバー71の上端及び下端を垂直に固
定し、該ガイドバー71にバランスウェイト74を摺動
自在に設け、このバランスウェイト74の上端及び下端
にそれぞれ係合する上部及び下部圧縮スプリング72,
73を前記ガイドバー71に環装することができる。
【0016】また、前記バランスウェイト74は複数個
の分割バランスウェイト74aを積層して構成してもよ
い。
【0017】さらに、前記紐帯21がチェーン211
で、前記滑車22がスプロケット221であってもよ
い。
【0018】また、前記上部可動アーム141及び又は
下部可動アーム142の先端側の側面にガイドピン23
を突設し、該ガイドピン23の先端を嵌挿可能な幅を有
しかつガイドピン23の回動軌跡と同一曲線のガイド溝
24を前記ガイドピン23の回動軌跡と平行に設ける。
そして前記ガイド溝24内に挿嵌したガイドピン23の
先端に前記紐帯21の一端を連結することができる。
【0019】さらに、前記架台11を成す後部縦フレー
ム112と前部縦フレーム111間に前記上部可動アー
ム141及び又は下部可動アーム142の回動軌跡と平
行なガイド側板25を設け、該ガイド側板25に前記ガ
イド溝24を設けるとよい。
【0020】
【作用】自転車40の全高より高い後部縦フレーム11
2に平行クランク装置を構成するよう取り付けられた平
行リンク14を成す上部及び下部可動アーム141,1
42により自転車40の全幅より広い幅からなる自転車
40を載置した可動台17を有する可動台フレーム17
1が前記上部及び下部可動アーム141,142を略垂
直位置と水平位置において後部縦フレーム112と床面
間に往復移動することによって前記可動台の上下におい
て、上下の自転車が互いに干渉することなく駐輪し且つ
取り出しが可能となる。
【0021】また、前記上部及び下部可動アーム14
1,142が同一平面上に回動するよう設けられ、前記
下部可動アーム142の長さは、前記上部及び下部可動
アーム141,142の後端をそれぞれ枢着した固定軸
15,15間の距離より長くすれば、前記上部及び下部
可動アーム141,142の回動軌跡の最上位置が規制
される。
【0022】そして、可動台17に紐帯21を介して連
結されるバランスウェイト19などから成る昇降機構に
より、前記上部及び下部可動アーム141,142は容
易に往復移動自在となる。
【0023】さらに、最上位置の可動台17を下方に回
動するとき、バランスウェイト19(又は74)は下部
圧縮スプリング73により上方へ付勢されているので、
可動台17は軽く容易に移動する。そして可動台17が
最下位置に到達するとき、バランスウェイト19(又は
74)は上部圧縮スプリング72を押圧して停止し、上
部圧縮スプリング72は緩衝部材となる。一方、最下位
置の可動台17を上方に回動するとき、バランスウェイ
ト19(又は74)は上部圧縮スプリング72により下
方へ付勢されているので、可動台17は軽く容易に移動
する。そして可動台17が最上位置に到達するとき、バ
ランスウェイト19(又は74)は下部圧縮スプリング
73を押圧して停止し、この下部圧縮スプリング73は
緩衝部材となる。
【0024】なお、複数個の分割バランスウェイト74
aを積層して構成したバランスウェイト74は、分割バ
ランスウェイト74aを増減して可動台17との重量バ
ランスを調整して可動台17の動作を軽く調整する。
【0025】また、ガイドピン23とガイド溝24によ
り前記可動台17の回動軌跡の最上位置および最下位置
を規制する。
【0026】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は3台の立体駐輪装置10をロッカーボックス形状
に形成した立体駐輪場1全体を示すものである。11は
架台で、断面C字状を成す前部縦フレーム111と後部
縦フレーム112(図5)及び断面矩形状を成す左右幅
方向に延びる底部フレーム113と上部フレーム114
で直方体状に形成されている。この架台11の前部縦フ
レーム111間を除く周囲に外板12を貼着し、前部縦
フレーム111間にはドア13を開閉自在に設けてい
る。この前部縦フレーム111間が自転車搬出入口とな
る。
【0027】なお、図1においては、中央の立体駐輪装
置10にのみドア13を図示し、他は省略している。
【0028】立体駐輪装置10は、図1及び図2におい
て、前記架台11を成す自転車40の全高より高い二の
後部縦フレーム112,112間に自転車の全幅以上の
適当な間隔を設けて立設し、この後部縦フレーム11
2,112のそれぞれに上下に一対で平行リンク14を
成す上部可動アーム141と下部可動アーム142の軸
線方向後端を、それぞれ固定軸15,15で左右に二対
軸着する。
【0029】そして、前記上部及び下部可動アーム14
1,142の軸線方向先端に、自転車の全幅より広い幅
からなる自転車40を載置可能な可動台17を設けた可
動台フレーム171の側面に可動軸16を介して連結
し、平行クランク装置を構成する。
【0030】すなわち、この平行クランク装置は、上部
可動アーム141の固定軸15と可動軸16間の距離と
下部可動アーム142の固定軸15と可動軸16間の距
離が同一長さであり、上部可動アーム141と下部可動
アーム142は平行を成すので、二対の上部及び下部可
動アーム141,142が回動しても後部縦フレーム1
12、上部可動アーム141,141、可動台フレーム
171、下部可動アーム142,142で成る四角形は
常時平行四辺形を形成し、可動台フレーム171は後部
縦フレーム112に対して平行運動する。すなわち図2
の実線で示す可動台フレーム171は図2の二点鎖線で
示す可動台フレーム171の位置に平行運動する。以上
のように、この実施例の立体駐輪装置10は、前記二の
後部縦フレーム112,112に合計2対の平行リンク
14,14から構成している。
【0031】可動台17は前記二の可動台フレーム17
1,171間を上端及び下端で可動台横フレーム17
3,173で連結し、さらに可動台フレーム171,1
71の下端に水平方向に平面で四角形を成す枠体を突設
し、この枠体の底面に可動台底板174を貼着したもの
である。この可動台17の枠体内の可動台底板174上
に自転車40を載置する。
【0032】また、図2において可動台17の左方側の
側面にすなわち立体駐輪装置10内に収納した可動台1
7の自転車搬出入口に面する側面に把手175を設け、
さらに可動台17の枠体の上面の両側にそれぞれコ字状
に接曲したパイプから成る車輪保持具176,176を
設ける。
【0033】さらに、前記可動台フレーム171,17
1の上端間の可動台横フレーム173に自転車40のフ
ォークコラム42を嵌脱可能なフォークコラムホルダ1
8を設ける。フォークコラムホルダ18は、一例として
図6及び図7に示すように、自転車40のフォークコラ
ム42を嵌挿可能な凹部181を設けており、該凹部1
81の開口182の一部を開閉自在な板状のロックバー
183を設けている。開口182の一方の側縁にロック
バー183の一端を開口182の面に沿って回動自在に
設け、ロックバー183の他端は開口182の他方の側
縁に設けた上面開口のロックバー受具184内に挿脱可
能に設けられている。
【0034】すなわち、ロックバー183は図7紙面上
反時計回り方向に回動させて開口182を開放し、開口
182から凹部181内に自転車40のフォークコラム
42を嵌挿し、次いでロックバー183を図7紙面上時
計回り方向にロックバー183内に嵌挿するまで回動さ
せて開口182を閉塞し、図6に示すように、フォーク
コラム42をフォークコラムホルダ18内に保持する。
なお、上記のフォークコラムホルダ18は一例として示
したもので、この例に限定されない。
【0035】なお、前記フォークコラムホルダ18は、
図2に示すように、下段に駐輪する自転車40用に二の
後部縦フレーム112,112間に連結した図示せざる
フレームに設ける。
【0036】また、立体駐輪装置10は、後述する昇降
機構により前記上部及び下部可動アーム141,142
を略垂直位置と水平位置において往復移動自在に設け
る。すなわち昇降機構は、図2に示すように、前記二の
後部縦フレーム112,112に回動自在に設けた二の
下部可動アーム142,142の軸線方向先端側の任意
位置にそれぞれロープやチェーンなどの紐帯、実施例で
はチェーン21,21の一端を連結し、該チェーン2
1,21は架台11の後部縦フレーム112,112に
設けたプーリやここではスプロケットなどの滑車22,
22に巻掛けてチェーン21,21の他端をバランスウ
ェイト19,19の上端面に突設した図示せざるアイボ
ルトに連結する。バランスウェイト19,19は鉛など
の金属で成り、自転車40を載置した可動台17及び上
部及び下部可動アーム141,142などの部材重量を
相殺するより若干大きい重量であり、後部縦フレーム1
12,112内を上下自在に嵌挿されている。
【0037】なお、前記スプロケット22の位置は、前
記チェーン21の一端を下部可動アーム142に連結し
た位置である連結点26の回動軌跡の最上位置より上方
に位置している。すなわち前記連結点26の回動軌跡は
下部可動アーム142が回動して可動台17の可動台フ
レーム171が最上位置に到達したときに最高点に位置
するので、この位置より上方にスプロケット22を設け
ている。
【0038】なお、スプロケット22は下部可動アーム
142を上方に回動させるモーメントが生じるために設
けたものであるので、スプロケット22の位置は高いほ
どよいが厳密に言えば下部可動アーム142の固定軸1
5の位置より上方に位置していれば下部可動アーム14
2を上方に回動させるモーメントは生じる。さらに下部
可動アーム142の連結点26は固定軸15の位置より
離れているほど前記モーメントは大きくなる。
【0039】さらに立体駐輪装置10は前部縦フレーム
111,111間の自転車搬出入口から後部縦フレーム
112,112に向かって両側面にすなわち両側の前部
縦フレーム111と後部縦フレーム112間に2枚の板
でなる二重構造のガイド側板25(図5)を設ける。こ
のガイド側板25に前記下部可動アーム142の連結点
26の回動軌跡と同一曲線を成し、かつ後述するガイド
ピン23が嵌挿可能な一定幅を有するガイド溝24を設
ける。そして下部可動アーム142の側面に前記連結点
26の位置にガイドピン23を突設し、該ガイドピン2
3を前記ガイド側板25に設けたガイド溝24内に嵌挿
し、ガイド溝24から反対側に突出したガイドピン23
の先端にチェーン211の一端を連結する。
【0040】そして、断面C字状を成す後部縦フレーム
112の内面に断面L字状の二のブラケット222,2
22のそれぞれの一片を対向して突設し、該二のブラケ
ット222,222間にスプロケット221を軸承し、
このスプロケット221に前記チェーン211を嵌合し
て半周ほど巻掛けし、該チェーン211の他端にバラン
スウェイト19を図示せざるアイボルトを介して懸吊す
る。
【0041】尚、上述実施例における昇降機構は、前記
二の後部縦フレーム112,112に回動自在に設けた
二の下部可動アーム142,142にチェーン21,2
1の一端を連結し、ガイド側板25に前記下部可動アー
ム142にガイドピン23が嵌挿可能な一定幅を有する
ガイド溝24を設け、ガイド溝24から反対側に突出し
たガイドピン23の先端にチェーン211の一端を連結
したものを採用しているが、昇降機構はこれに限定され
ず、上部可動アーム141,141に同様の部材を設
け、上段に設けたガイド側板25にガイド溝24を設
け、上部可動アーム141,141に突出したガイドピ
ン23の先端にチェーン211の一端を連結し、前記ス
プロケット22を後部縦フレーム112,112の最高
点に設け、前記チェーン21を長くしてバランスウェイ
ト19,19に連結することもできる。
【0042】なお、前記ガイド溝24に沿って移動する
前記ガイドピン23はガイド溝24の両端で停止するの
で、ガイド溝24の両端を任意の位置に設けることによ
り下部可動アーム142、従って可動台17の最上及び
最下位置を任意に設定できる。
【0043】なお、ガイド溝24は前記ガイド側板25
を設けないで例えば二の断面L字状の部材を湾曲形成
し、この二の部材の湾曲面間を前記ガイドピン23が嵌
挿可能な幅に対向して設けてガイド溝24を形成し、該
ガイド溝24の両端を閉塞してストッパ機構を設けるこ
とができる。
【0044】また、前記ガイド側板25及びガイド溝2
4を設けずに、前部縦フレーム111や後部縦フレーム
112に上部可動アーム141又は下部可動アーム14
2の回動を停止するストッパを設けることができる。す
なわち、図2に示すように、前部縦フレーム111の自
転車搬出入口の側面に下部可動アーム142に当接可能
なストッパ27を突設し、上部及び下部可動アーム14
1,142の軸線方向先端に設けた可動台17の最上位
置を設定し、一方、後部縦フレーム112の側面に下部
可動アーム142に当接可能なストッパ28を突設して
可動台17の最上位置を設定することができる。
【0045】なお、図2に示すように、上部及び下部可
動アーム141,142が同一平面上に回動するように
設けられ、かつ下部可動アーム142の長さが上部可動
アーム141と下部可動アーム142の固定軸15,1
5間の距離より長ければ、下部可動アーム142は上方
位置で必ず上部可動アーム141の側縁に当接して停止
する。
【0046】また、前記下部可動アーム142の固定軸
15の最下位置が図2に示すように立体駐輪装置10を
設置した床面より上方に位置している場合は、下部可動
アーム142の長さは自転車40の全高より短くても可
動台17の底面が下方に駐輪した自転車40に衝突しな
いように設けることができるが、下部可動アーム142
の固定軸15の最下位置が床面に接地するほど近づいて
いる場合は、下部可動アーム142の長さは自転車40
の全高より長くし、可動台17の底面が下方の自転車4
0に衝突しないように設ける必要がある。
【0047】図3及び図4は、下段に駐輪する自転車の
ために設けられる台車50を示すもので各立体駐輪装置
の底部フレーム113,113上に敷設された底板11
5上に収納すべき自転車40を各立体駐輪装置の前後方
向に移動自在にするものである。
【0048】この台車50は台車底板52の左右両側縁
を上方に略90゜折曲形成し上向きコ字状とし、この上
端縁を互いに反対方向に略90゜折曲してフランジ部5
3a,53bを形成し、後方端縁を同様に90゜上方に
折曲した後板58を設け、この後板58の後方で台車底
板52上に、支柱60を立設する。この支柱60は、駐
輪する(状態の)自転車の全高に応じて適宜選択する。
そして、この支柱60の上端にハンドルホルダ59を設
けている。ハンドルホルダ59は駐輪する自転車40の
ハンドル41を載置可能な所定の間隔を介して設けた一
対の板片59a,59bから形成され、両板片59a,
59b上部にはハンドル41の断面形状に対応する実施
例では半円状の切欠きが水平位置において対峙して形成
されている。
【0049】そして、この台車50の前記側板52a,
52bの外面には断面コ字状のブラケット57,57が
取付けられ、このブラケット57,57に車軸56,5
6を固定すると共に、ベアリングを介して計4個の車輪
55,55を回転自在に設けている。
【0050】これら計4個の車輪55は底部フレーム1
13上に敷設された底板115上の各立体駐輪装置10
の前後方向に平行に設けた断面C字状チャンネル部材か
ら成るガイドレール51,51内を、このガイドレール
の台車50の走行方向の前後端に設けられ車輪55,5
5に係止する図示せざるストッパーに規制される範囲を
走行する。尚、このガイドレール51,51は底板11
5を設けず底部フレーム113,113間あるいは底部
フレーム113,113上に設けてもよい。
【0051】さらに、前記台車50のフランジ53a,
53b下面にはそれぞれガイドローラ54,54が水平
面で回転自在に取り付けられ、このガイドローラ54,
54は側板52a,52b外面で、前記車輪55,55
の上方折曲部の側面に当接し、該部で案内されて回転す
る。
【0052】台車50を手前に引き出して、ハンドルホ
ルダー59a,59bに自転車40のハンドル41を載
置して台車50を奥へ押入れて簡単に自転車40を各立
体駐輪装置10の下段に駐輪しあるいはここから取りだ
すことができる。
【0053】図8に示す自転車40は走行可能な状態の
折り畳み自転車の全体を示し、フォークコラム42とシ
ートチューブ43間の上方位置を横架して連結するトッ
プチューブ44は各連結部にそれぞれ順に前方回動軸4
41、後方回動軸443を設け、さらにトップチューブ
44の中間に間接軸442を設け、各支点441,44
2,443でシートチューブ43が回動自在に設けられ
ている。さらに、シートチューブ43の下端はチェーン
ステー46の中間位置に回動軸461で回動自在に連結
し、チェーンステー46の前方端とフォークコラム42
の下方位置の間はダウンチューブ45で間接軸452及
び前方回動軸451で連結し、各支点461,451,
452で各部材が回動自在に設けられている。フォーク
コラム42の上端にはハンドル41を設け、フォークコ
ラム42の下端にはフォークエンド62を介して前輪4
7を設けている。そしてチェーンステー46の後方には
後輪48を設けている。61はレバーで、このレバー6
1を手前に引くと間接軸442のロックが外れてトップ
チューブ44が間接軸442で下方へ折れ曲がる。さら
にダウンチューブ45の間接軸452付近を上方へ引っ
張るとダウンチューブ45及びチェーンステー46は間
接軸452で上方へ折れ曲がる。チェーンステー46は
回動軸461でシートチューブ43と略平行位置まで回
動し、図9に示すように、フォークコラム42とシート
チューブ43、チェーンステー46の軸線方向が同方向
になり、かつ互いに近づき、前輪47と後輪48が若干
外れて重なる状態に移動する。そして先端にフックを形
成したバンド63の一端をシートチューブ43に回動自
在に連結し、該バンド63のフックを前記フォークコラ
ム42に掛けることにより自転車40は折り畳まれた状
態を保持される。走行可能な状態の自転車40において
はフォークコラム42とシートチューブ43を結ぶ線と
ハンドル41の軸線方向とは平面で直角を成すが、折り
畳まれた状態の自転車40においては若干傾斜角を形成
するのである。
【0054】次に、上述した実施例の立体駐輪装置10
の作用について上述の折り畳み自転車を使用する場合を
例として説明する。前述した様に折り畳まれた自転車4
0を立体駐輪装置10に駐輪するに際し、図1紙面上中
央の立体駐輪装置10に示すドア13を開放すると、図
1紙面上右方の立体駐輪装置10のように、可動台17
は立体駐輪装置10内に自転車搬出入口の上下方向で略
中央に位置している。そして可動台17の下方すなわち
架台11の底部フレーム113上に自転車40を駐輪す
る。さらに他の自転車40を立体駐輪装置10の上段に
すなわち可動台17の上に駐輪するために可動台17の
把手175をバランスウェイト19,19の重量に抗し
て手前下方に引っ張ると、図1紙面上左方の立体駐輪装
置10に示したように、また図2の実線で示したよう
に、上部可動アーム141,141及び下部可動アーム
142,142は平行運動して下方に回動する。したが
って可動台17の可動台フレーム171,171は後部
縦フレーム112,112に対して常に平行に運動す
る。すなわち可動台17の底面は水平状態を保ちながら
自転車搬出入口の外側下方へ降下し、ガイド溝24内を
移動するガイドピン23がガイド溝24の下端に当接し
て下部可動アーム142の回動動作が停止する。この実
施例においては可動台17の底面は立体駐輪場1を設置
した床面から若干上方に位置する。次いで前述したよう
に折り畳まれた自転車40を持ち上げて前記可動台17
の可動台底板174上に前記自転車40を載置し、フォ
ークコラムホルダ18の凹部181内に自転車40のフ
ォークコラム42を嵌挿し、ロックバー183で開口1
82を閉塞すると自転車40は倒れることなく保持され
る(図4)。この場合、従来の装置のように重さ10k
gほどある自転車をねらいを定めて一点のフックに掛け
るという作業とは異なり、わずかな時間のうちに自転車
40を可動台17の可動台底板174の上に載せてフォ
ークコラム42をフォークコラムホルダ18に装着する
だけであり、女性でも容易に行なえる。
【0055】次いで把手175を把んで可動台17を上
方に押し上げると、自転車40及び可動台17や上部可
動アーム141、下部可動アーム142の総重量を相殺
するより若干大きいバランスウェイト19,19の重量
により、小さい力で可動台17は上方の図2の二点鎖線
の位置まで移動する。すなわち下部可動アーム142が
上部可動アーム141の側縁に当接して停止し、可動台
17はバランスウェイト19,19の重量により立体駐
輪装置10内に収納された状態で保持される。そしてド
ア13を閉めてから自転車40の駐輪は完了する。なお
可動台17上の自転車40を立体駐輪装置から搬出する
には前述の駐輪操作の逆を行なえばよい。
【0056】なお、前述実施例の立体駐輪装置10にお
いては平行リンク14を成す二対の前記上部及び下部可
動アーム141,142は前記可動台フレーム171の
幅方向両縁に設けたもので上下2対から構成するもので
あるが、単に前記可動台フレーム171の幅方向片縁に
平行リンク14を成す上部及び下部可動アーム141,
142の先後端をそれぞれ枢着して上下一対から成るも
のであってもよく、この場合前記可動台17は可動台フ
レーム171の一方に上部及び下部可動アーム141,
142の先端を片持ち状態で枢着する。
【0057】また、前記昇降機構は、前述実施例のバラ
ンスウェイト19に換えて自転車40及び可動台17、
上部可動アーム141、下部可動アーム142の総重量
を相殺するより大きい強さを有する図示せざるスプリン
グで代替できる。すなわちスプリングの一端を前記滑車
22より下方位置に後部縦フレーム112に図示せざる
フックを介して連結し、前記スプリングの他端を前記滑
車22に巻掛けた紐帯21の一端に連結する。
【0058】あるいは、図示せざるエアシリンダの一端
を前記滑車22より下方位置に後部縦フレーム112に
連結し、エアシリンダのロッド先端を前記紐帯21の一
端に連結することもできる。この場合、可動台17が最
上位置にあるときの上部及び下部可動アーム141,1
42は垂直位置より若干傾斜する位置で停止させること
により、可動台17は自重で常時下方に付勢力が生じる
ので、前記エアシリンダを開放すると可動台17は降下
する。
【0059】なお、前述実施例の立体駐輪装置10にお
いて、各部材や各機構を図10〜12に示すように変更
することができるので、その一実施例を図面を参照して
以下に説明する。
【0060】図10は2台の立体駐輪装置10を図示し
たもので、各立体駐輪装置10には前述実施例と同様に
平行リンク14を成す二対の上部および下部可動アーム
141,142に可動台17を設けており、図10の右
方の立体駐輪装置10は前部縦フレーム111,111
間の自転車搬出入口にドアを設けない例を示し、図10
左方の立体駐輪装置10は自転車搬出入口の前部縦フレ
ーム111にヒンジ82,82を介して部分的なドア8
1を設けた例を示している。なお、83はドア81の開
閉用の把手である。
【0061】84は外板で、図11に示すように、安全
のために立体駐輪装置10の側面を特に平行クランク装
置の上部及び下部可動アーム141,142が作動する
範囲だけを部分的に遮蔽している。
【0062】また、図10において、可動台17の可動
台底板174の底面には二のストッパシャフト86,8
6をその軸線方向が可動台底板174の底面に設けたガ
イド体89,89に案内されて可動台17の幅方向に往
復移動可能に設けると共に、可動台17の把手175の
下方位置に設けたハンドレバー85を図10で左右方向
に作動すると図示せざるリンク機構を介して前記二のス
トッパシャフト86,86が互いに反対方向に連動し、
ストッパシャフト86,86の先端が可動台17の幅方
向の両端縁から出没するように設けている。一方、各立
体駐輪装置10の両側面には前記外板84と同形状の内
壁板87,87を前部縦フレーム111と後部縦フレー
ム112間に貼着し、各内壁板87,87には、可動台
17の最上位置で前記ストッパシャフト86,86の先
端を嵌挿可能なストッパ穴88,88(図11)を設け
ている。
【0063】したがって、図11において可動台17を
二点鎖線の最下位置で図示せざる自転車を載せた後、可
動台17を実線の最上位置まで上昇させ、次いで図10
においてハンドレバー85を左方へ移動するとストッパ
シャフト86,86が互いに反対方向へ移動してその先
端が可動台17の幅方向の端縁から突出して内壁板8
7,87のストッパ穴88,88に挿入し、可動台17
はロックされる。逆にハンドレバー85を左方へ移動す
るとストッパシャフト86,86のロックは解除され
る。
【0064】また、図12において二本の棒状のガイド
バー71,71を後部縦フレーム112,112間に位
置して互いに平行に垂直に設け、各ガイドバー71,7
1の先端はそれぞれ上部フレーム114および底部フレ
ーム113に設けたガイドバー支持台77a,77bに
固定する。そして、ボックス形状をなすバランスウェイ
ト保持体75の両側面の上端および下端にL字状のガイ
ドブラケット79,79,79,79を固定し、各上下
端のガイドブラケット79,79,79,79に前記二
のガイドバー71,71を挿通可能な貫通孔を設け、こ
の貫通孔を介してバランスウェイト保持体75をガイド
バー71,71に摺動自在に設けている。なお、バラン
スウェイト保持体75内にはブロック形状をなす分割バ
ランスウェイト74aを複数個、積層して成るバランス
ウェイト74を収納しており、複数個の分割バランスウ
ェイト74aの数量を増減させて可動台17との重量バ
ランスを容易に調整することができる。また、バランス
ウェイト74の上端にはフック78を設けている。
【0065】さらに、ガイドバー71,71にはバラン
スウェイト保持体75のガイドブラケット79,79,
79,79の上端及び下端に係合する上部及び下部圧縮
スプリング72,72,73,73を環装している。さ
らに、上部フレーム114の下面にガイドバー71,7
1間の略中央位置にブラケット76,76を介して滑車
22を軸承する。
【0066】そして前記バランスウェイト74のフック
78に紐帯21の一端を連結し、この紐帯21を滑車2
2に半周ほど巻掛け、紐帯21の他端を可動台17の可
動台横フレーム173に連結する(図11)。
【0067】図11において可動台17が立体駐輪装置
10内の最上位置に収納されているとき、バランスウェ
イト74は図12に示すようにガイドバー71,71の
下方位置でバランスウェイト保持体75の下端のガイド
ブラケット79,79を介して下部圧縮スプリング7
3,73を圧縮した状態で停止している。このとき、可
動台17は前述したようにストッパシャフト86,86
の先端が内壁板87,87のストッパ穴88,88に挿
入しロックされている(図10)。ハンドレバー85を
図10の右方へ移動してストッパシャフト86,86の
ロックを解除したのち、把手175を持って可動台17
を平行リンク14により下方へ回動させる。このとき下
部圧縮スプリング73,73はバランスウェイト74を
上方へ付勢しているので可動台17を軽い力で移動する
ことができ、この可動台17の動作に伴って紐帯21で
連結されているバランスウェイト74はバランスウェイ
ト保持体75のガイドブラケット79,79,79,7
9を介してガイドバー71,71を摺動して上昇し、可
動台17が下方の図11の二点鎖線の位置まですなわち
可動台17の最下位置まで回動する。可動台17が最下
位置に到達すると、バランスウェイト74は上方の上部
フレーム114へ上部圧縮スプリング72,72を圧縮
して停止する。この可動台17に自転車を搬出入した
後、可動台17を再び上方へ回動するとき、前記上部圧
縮スプリング72,72がバランスウェイト74を下方
へ付勢しているので、可動台17を軽い力で動かすこと
ができる。さらに可動台17が最上位置に到達するとき
バランスウェイト74は底部フレーム113へ下部圧縮
スプリング73,73を圧縮しながら停止する。したが
って各上部及び下部圧縮スプリング72,72,73,
73はバランスウェイト74の動作を停止するときの緩
衝部材の働きをするので立体駐輪装置10の各フレーム
113,114に対する衝撃を和らげると共に、各スプ
リングの付勢力により可動台17を作動させる力を軽減
する働きをする。次いで、前述したようにハンドレバー
85を左方へ移動してストッパシャフト86,86をス
トッパ穴88,88へ挿入して可動台17を固定し、ド
ア81を閉じて把手83でロックする。
【0068】以上の立体駐輪装置10は折り畳み自転車
40を駐輪する場合について説明したが、以下に一般の
自転車40を駐輪する例について図13及び図14を参
照して説明する。
【0069】図13及び図14においては、床面に二の
後部縦フレーム112を略垂直に立設する。該二の後部
縦フレーム112,112のそれぞれに、図1及び図2
に示す立体駐輪装置10と同様に上下に一対の平行リン
クを成す上部及び下部可動アーム141,142の後端
をそれぞれ枢着し、かつ前記上部及び下部可動アーム1
41,142の先端に自転車40の全幅より広い幅から
なる可動台17を有する可動台フレーム171をそれぞ
れ枢着して連結して平行クランク装置を構成する。
【0070】さらに図1及び図2に示す前述実施例と同
様に、前記上部及び下部可動アーム141,142を略
垂直位置と水平位置において往復移動する昇降機構を設
けている。
【0071】ただし、前記上部及び下部可動アーム14
1,142の長さは図13においては自転車40の全長
より長く、図14においては自転車40の全長より短
い。さらに上段及び下段に駐輪する自転車40の位置が
図13においては同一平面上にあるが、図14において
は異なる平面上に位置している。すなわち可動台17の
幅が下段に駐輪した自転車40に干渉しない位置に設け
ており、可動台17が上方に移動しても可動台フレーム
171,171間を連結する図示せざるフレームの回動
軌跡は下段の自転車40に衝突しない。したがって図1
4に示す立体駐輪装置10はコンパクトかつ安価に設け
ることができる。
【0072】なお、図13及び図14に示す立体駐輪装
置10は下降した可動台17の底面が床面に接地してい
るので、可動台17に駐輪する自転車40を持ち上げる
必要はない。
【0073】なお、前記立体駐輪装置10の可動台底板
174の上面に自転車40の前輪47及び後輪48の両
側に位置してそれぞれ車輪保持具177,177を設け
ることにより、自転車40はスタンドを立てなくても車
輪保持具177,177間で保持されて倒れることはな
い。また可動台17には図1及び図2に示すような把手
あるいは環状の紐でなる把手を設けることによりこの把
手を引っ張ることにより最上位置の可動台17を下方に
移動することができる。
【0074】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0075】(1) 自転車の全高より高い後部縦フレ
ームと、自転車の全幅より広い幅からなる自転車を載置
可能な可動台を有する可動台フレームを、平行リンクを
成す上部及び下部可動アームの先後端をそれぞれ枢着し
て連結し、平行クランク装置を構成し、前記上部及び下
部可動アームを略垂直位置と水平位置において往復移動
自在に設けたから、可動台の上下に2段以上の自転車を
上下の自転車が互いに干渉することなく駐輪あるいは取
り出すことができると共に駐輪スペースを少なくするこ
とができる。
【0076】(2) 前記下部可動アームの長さは、可
動台が床面より上方に位置している場合は、下部可動ア
ームの長さは自転車の全高より短くても可動台の底面が
下方に駐輪した自転車に衝突しないように設けることが
できる。
【0077】(3) 前記上部及び下部可動アームが同
一平面上に回動するよう設けられ、前記下部可動アーム
の長さは、前記上部及び下部可動アームの後端をそれぞ
れ枢着した固定軸間の距離より長く構成すれば下部可動
アームは最上方位置で必ず上部可動アームの側縁に当接
して停止し、最上位置を規制できる。
【0078】(4) 昇降機構により前記上部及び下部
可動アームを略垂直位置と水平位置において容易に可動
台を往復移動自在に設けることができる。
【0079】(5) 前記下部可動アームの先端側又は
可動台にチェーンの一端を連結し、この紐帯の連結位置
の回動軌跡より上方に位置して前記二の後方縦フレーム
にそれぞれスプロケットを設け、該スプロケットに巻掛
けたチェーンの他端にバランスウェイトを連結して簡単
な昇降機構を製作できる。
【0080】(6) 前記後部縦フレームにガイドバー
の上端及び下端を垂直に固定し、該ガイドバーにバラン
スウェイトを摺動自在に設け、このバランスウェイトの
上端及び下端にそれぞれ係合する上部及び下部圧縮スプ
リングを前記ガイドバーに環装したので、上部及び下部
圧縮スプリングは可動台を最上位置又は最下位置から回
動するときの動作を軽くし、可動台が最上位置又は最下
位置に到達するときの緩衝部材となり、駐輪装置への衝
撃を和らげることができる。
【0081】(7) 前記バランスウェイトが複数個の
分割バランスウェイトを積層して成るので、分割バラン
スウェイトを容易に増減して可動台との重量バランスを
調整でき、可動台の動作をできるかぎり軽く容易に調整
できる。
【0082】(8) 前記上部可動アーム及び又は下部
可動アームの先端側の側面にガイドピンを突設し、前記
架台を成す後部縦フレームと前部縦フレーム間に前記上
部可動アーム及び又は下部可動アームの回動軌跡と平行
なガイド側板を設け、該ガイド側板に該ガイドピンの先
端を嵌挿可能な幅を有しかつガイドピンの回動軌跡と同
一曲線のガイド溝を前記ガイドピンの回動軌跡と平行に
設け、前記ガイド溝内に挿嵌したガイドピンの先端に前
記チェーンの一端を連結し、可動台の回動距離を規制す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例にかかる立体駐輪装置を備
えた駐輪場の全体を示す斜視図;
【図2】 本発明の一実施例にかかる立体駐輪装置の側
面図;
【図3】 本発明の一実施例にかかる台車の正面図;
【図4】 本発明の一実施例にかかる台車の側面図;
【図5】 可動台の往復移動機構の一例を示す部分断面
図;
【図6】 フォークコラムホルダの一例を示す部分平面
図;
【図7】 フォークコラムホルダの一例を示す部分正面
図;
【図8】 折り畳み自転車の使用時の全体を示す斜視
図;
【図9】 折り畳み自転車の折り畳み時の全体を示す斜
視図;
【図10】 本発明の他の実施例にかかる立体駐輪装置
の正面図;
【図11】 本発明の他の実施例にかかる立体駐輪装置
の側面図;
【図12】 本発明の他の実施例にかかる立体駐輪装置
の背面図;
【図13】 一般の自転車に本発明を適用する場合の一
実施例の全体図;
【図14】 一般の自転車に本発明を適用する場合の他
の実施例の全体図;
【符号の説明】
1 立体駐輪場 10 立体駐輪装置 11 架台 12 外板 13 ドア 14 平行リンク 15 固定軸 16 可動軸 17 可動台 18 フォークコラムホルダ 19 バランスウェイト 21 紐帯(チェーン、ロープ) 22 滑車(スプロケット、プーリ) 23 ガイドピン 24 ガイド溝 25 ガイド側板 26 連結点 27,28 ストッパ 40 自転車 42 フォークコラム 43 シートチューブ 44 トップチューブ 45 ダウンチューブ 46 チェーンステー 47 前輪 48 後輪 50 台車 51 ガイドレール 59 ハンドルホルダ 71 ガイドバー 72 上部圧縮スプリング 73 下部圧縮スプリング 74 バランスウェイト 74a 分割バランスウェイト 75 バランスウェイト保持体 76 ブラケット 77a,77b ガイドバー支持台 78 フック 79 ガイドブラケット 81 ドア 82 ヒンジ 83 把手 84 外板 85 ハンドレバー 86 ストッパシャフト 87 内壁板 88 ストッパ穴 89 ガイド体 91 金網 111 前部縦フレーム 112 後部縦フレーム 113 底部フレーム 114 上部フレーム 141 上部可動アーム 142 下部可動アーム 171 可動台フレーム 173 可動台横フレーム 174 可動台底板 175 把手 176,177 車輪保持具 181 凹部 182 開口 183 ロックバー 184 ロックバー受具 211 チェーン 221 スプロケット 222 ブラケット 441 前方回動軸 442 間接軸 443 後方回動軸 451 前方回動軸 452 間接軸 461 回動軸

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車の全高より高い後部縦フレーム
    と、自転車の全幅より広い幅からなる自転車を載置可能
    な可動台を有する可動台フレームを、平行リンクを成す
    上部及び下部可動アームの先後端をそれぞれ枢着して連
    結し、平行クランク装置を構成し、前記上部及び下部可
    動アームを略垂直位置と水平位置において往復移動自在
    に設けたことを特徴とする立体駐輪装置。
  2. 【請求項2】 前記下部可動アームの長さは、自転車の
    全高より長い請求項1記載の立体駐輪装置。
  3. 【請求項3】 前記上部及び下部可動アームは、上下一
    対から成る請求項1記載の立体駐輪装置。
  4. 【請求項4】 前記可動台フレームの幅方向両縁に平行
    リンクを成す上部及び下部可動アームの先後端をそれぞ
    れ枢着して上下2対から構成し、前記下部可動アーム間
    の距離を自転車の全幅より広く設けた請求項1記載の立
    体駐輪装置。
  5. 【請求項5】 前記上部及び下部可動アームが同一平面
    上に回動するよう設けられ、前記下部可動アームの長さ
    は、前記上部及び下部可動アームの後端をそれぞれ枢着
    した固定軸間の距離より長い請求項1記載の立体駐輪装
    置。
  6. 【請求項6】 自転車の全高より高い後部縦フレーム
    と、自転車の全幅より広い幅からなる自転車を載置可能
    な可動台を有する可動台フレームを、平行リンクを成す
    上部及び下部可動アームの先後端をそれぞれ枢着して連
    結し、平行クランク装置を構成し、昇降機構により前記
    上部及び下部可動アームを略垂直位置と水平位置におい
    て往復移動自在に設けたことを特徴とする立体駐輪装
    置。
  7. 【請求項7】 前記昇降機構が、前記下部可動アームの
    先端側又は可動台に紐帯の一端を連結し、この紐帯の連
    結位置の回動軌跡より上方に位置して前記後方縦フレー
    ムに滑車を設け、該滑車に巻掛けた紐帯の他端にバラン
    スウェイトを連結して成る請求項6記載の立体駐輪装
    置。
  8. 【請求項8】 前記後部縦フレームにガイドバーの上端
    及び下端を垂直に固定し、該ガイドバーにバランスウェ
    イトを摺動自在に設け、このバランスウェイトの上端及
    び下端にそれぞれ係合する上部及び下部圧縮スプリング
    を前記ガイドバーに環装した請求項7記載の立体駐輪装
    置。
  9. 【請求項9】 前記バランスウェイトが複数個の分割バ
    ランスウェイトを積層して成る請求項8記載の立体駐輪
    装置。
  10. 【請求項10】 前記紐帯がチェーンで、前記滑車がス
    プロケットである請求項7又は8記載の立体駐輪装置。
  11. 【請求項11】 前記上部可動アーム及び又は下部可動
    アームの先端側の側面にガイドピンを突設し、該ガイド
    ピンの先端を嵌挿可能な幅を有しかつガイドピンの回動
    軌跡と同一曲線のガイド溝を前記ガイドピンの回動軌跡
    と平行に設け、前記ガイド溝内に挿嵌したガイドピンの
    先端に前記紐帯の一端を連結した請求項7記載の立体駐
    輪装置。
  12. 【請求項12】 前記架台を成す後部縦フレームと前部
    縦フレーム間に前記上部可動アーム及び又は下部可動ア
    ームの回動軌跡と平行なガイド側板を設け、該ガイド側
    板に前記ガイド溝を設けた請求項11記載の立体駐輪装
    置。
JP24454492A 1992-09-14 1992-09-14 立体駐輪装置 Pending JPH0692280A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110696949A (zh) * 2019-11-04 2020-01-17 长安大学 一种自行车立体车架及停车库

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