JP3045049B2 - 運搬容器 - Google Patents

運搬容器

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JP3045049B2
JP3045049B2 JP7201906A JP20190695A JP3045049B2 JP 3045049 B2 JP3045049 B2 JP 3045049B2 JP 7201906 A JP7201906 A JP 7201906A JP 20190695 A JP20190695 A JP 20190695A JP 3045049 B2 JP3045049 B2 JP 3045049B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場や倉庫などに
おいて、物品や食品などを吊り上げて運ぶのに使用され
る運搬容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の運搬容器としては例えば
実公昭53−19874号公報が挙げられる。すなわ
ち、運搬容器は、底枠と、この底枠に設けられた相対向
する二組の側枠とにより、上部が開口した箱形状に形成
されている。このうち、一組の相対向する側枠の上部に
は、逆U字形の吊り金具が複数個装着されている。
【0003】これによると、運搬容器を吊り上げる場合
は、各吊り金具にワイヤをかけ、クレーンなどで吊り上
げている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、吊り金具は側枠の上部に装着されている
ため、運搬容器を吊り上げた際、荷重が直接側枠に作用
した。特に、側枠はメッシュ構造になっているため強度
が弱く、これに対応するために、底枠だけではなく、側
枠も大荷重に耐えられるだけの高強度に設計しなければ
ならない。したがって側枠が大型化するとともに重量が
増大し、運搬容器の小型軽量化を困難にしていた。ま
た、吊り金具を使用しない場合、吊り金具が作業の邪魔
になるといった問題もある。
【0005】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、運搬容器の小型軽量化を図り、吊り器具を使用しな
い場合、吊り器具が作業の邪魔にならないことを目的と
したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、底枠
と、この底枠の四側辺に設けられた側枠とから成る箱形
状の運搬容器において、上記各側枠を底枠側に折畳み可
能に設け、相対向する少なくとも一組の側枠の外面に、
下端が底枠側を支持しかつ上端に設けられた吊り器具が
側枠の上端部に位置する吊り帯を設けたことを特徴とし
たものである。
【0007】これによると、ワイヤなどの吊り索体を吊
り器具に係止させ、クレーンなどで吊り上げた場合、底
枠が吊り帯により支持された状態で運搬容器が吊り上げ
られる。したがって、運搬容器を吊り上げた際、荷重は
底枠のみに作用し、側枠には直接作用しないため、側枠
の強度を落とすことが可能となる。したがって、従来と
同じ内容積の運搬容器であっても、側枠を小型軽量化す
ることができ、これによる運搬容器の小型軽量化が図れ
る。また、吊り帯と各側枠とを同時に底枠側に折畳むこ
とができる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、吊り帯を底
枠に連結した状態で吊り帯ごと各側枠を底枠側に折畳み
可能に構成されていることを特徴としたものである。
た、請求項3記載の発明は、吊り帯は、側枠の外面に添
って底枠から側枠の上端部にわたって設けられ、かつ、
吊り器具を介して吊り上げ可能に構成されていることを
特徴としたものである。
【0009】また、請求項4記載の発明は、吊り帯の下
部を屈曲可能な索体で形成するとともに、これら索体の
下端を底枠側に連結し、相対向する少なくとも一組の側
枠の外面に被係止部を設け、吊り帯の上部に、上記被係
止部に係脱自在な係止部を設けたことを特徴としたもの
である。 これによると、係止部を被係止部に係合するこ
とにより、吊り帯を側枠の外面に係合させることができ
る。これにより、運搬容器を吊り上げることができる。
この際、運搬容器は、底枠が吊り帯に支持された状態
で、吊り上げられている。また、係止部を被係止部から
脱抜し、索体を外方に屈曲させることにより、吊り帯を
側枠から取外すことができる。これにより、側枠を底枠
側に折り畳むことができる。
【0010】また、請求項5記載の発明は、被係止部を
孔状に形成するとともに、係止部を 被係止部に挿脱自在
なピン状に形成し、上記被係止部を相対向する少なくと
も一組の側枠の外面に2個ずつ設け、互いに隣接する被
係止部の一部に、傾斜した長孔部を形成し、一方の被係
止部の長孔部の延長線と他方の被係止部の長孔部の延長
線とが交差する頂角を、運搬容器を吊り上げる吊り索体
の頂角の角度に合わせたことを特徴としたものである。
【0011】これによると、係止部を被係止部に挿通し
た後、ワイヤなどの吊り索体を吊り器具に係止させ、ク
レーンなどで吊り上げた場合、吊り帯が上方に引張られ
て係止部が長孔部へ移動する。この際、上記吊り索体と
長孔部とが平行になるため、側枠に負担がかからない。
また、請求項6記載の発明は、被係止部を上下方向に長
い被係止孔とし、係止部を上記被係止孔に係合自在な係
止ピンとし、この係止ピンの先端に拡径された頭部を設
け、上記被係止孔の側方に、頭部が挿脱可能な拡径孔部
を形成し、被係止孔の中間部と拡径孔部とを連通する連
通孔部を形成し、これら被係止孔と連通孔部との幅を係
止ピンの径よりも大きくかつ頭部の径よりも小さく形成
したことを特徴としたものである。
【0012】これによると、係止ピンの頭部を拡径孔部
に挿入し連通孔部に沿って被係止孔へ滑り移動させるこ
とにより、係止ピンが被係止孔に係合し、このため各吊
り帯が一対の側枠の外面に係合する。この際、吊り帯の
自重により索体が屈曲しても、係止ピンは下動して脱抜
することなく被係止孔の下端に保持される。その後、ワ
イヤなどの吊り索体を吊り器具に係止し、クレーンなど
を用いて運搬容器を吊り上げることにより、各吊り帯が
上方に引張られて係止ピンが被係止孔を上方へ滑り移動
する。
【0013】また、運搬容器を床面などに載置した場合
は、吊り帯の自重により索体が屈曲しても、係止ピンは
下動して脱抜することなく被係止孔の下端に保持され
る。このように、一旦、係止ピンを被係止孔に係合させ
ると、運搬容器の使用中に、係止ピンが被係止孔から勝
手に外れることはないため、安全性が向上する。また、
請求項7記載の発明は、吊り帯を上下移動自在に設けた
ことを特徴としたものである。
【0014】これによると、運搬容器を吊り上げる場合
以外は、吊り帯を下方へ移動させることにより吊り器具
も下動するため、側枠の上端からの吊り器具の突出量を
低減することができる。したがって、吊り器具を使用し
ない場合、吊り器具が作業の邪魔にならない。また、請
求項8記載の発明は、側枠に、これら吊り帯を保持する
保持枠を設け、各吊り帯の下端に、吊り帯を上げた際に
底枠に係合し、かつ吊り帯を下げた際に底枠の下方へ離
間する係止部材が設けられたことを特徴としたものであ
る。
【0015】これによると、吊り帯を上方に引き上げて
係止部材を底枠に係合させた後、吊り索体を吊り器具に
係止させ、クレーンなどで吊り上げる。これにより、底
枠が吊り帯により支持された状態で、運搬容器が吊り上
げられる。また、運搬容器を下ろした後、吊り帯を下方
に押し込むことにより、係止部材が底枠の下方へ離間す
るため、側枠を底枠側に折り畳むことができる。
【0016】また、請求項9記載の発明は、吊り帯を屈
曲可能な索体で形成するとともに、これら索体の下端を
底枠側に連結し、相対向する一対の吊り帯間に、これら
両吊り帯の間隔を維持する間隔維持杆を設けたことを特
徴としたものである。 これによると、ワイヤなどの吊り
索体を吊り器具に係止させ、クレーンなどを用いて吊り
上げることにより、運搬容器は、底枠が吊り帯により支
持された状態で、吊り上げられる。この際、一組の両側
枠間で相対向する両吊り帯には、互いに接近する方向へ
力が作用するが、間隔維持杆を設けたため、両吊り帯の
間隔は狭まることなく一定に維持される。したがって、
吊り上げ時、一方の吊り帯が一方の側枠に押し付けられ
たり、他方の吊り帯が他方の側枠に押し付けられること
はなく、これにより側枠が吊り帯に押されて損傷すると
いった不具合を防止することができる。
【0017】また、請求項10記載の発明は、間隔維持
杆の両端部に連結孔を形成し、これら連結孔に吊り帯を
挿通させて、間隔維持杆を吊り帯に対してスライド可能
にしたことを特徴としたものである。 これによると、間
隔維持杆を吊り帯に対してスライドさせることにより、
吊り帯の下端から間隔維持杆までの距離を自由に変える
ことができる。したがって、下端を中心にして吊り帯を
揺動させる際、間隔維持杆が側枠の上面に当接して吊り
帯の揺動範囲を制限してしまうことはなく、下端を中心
にして吊り帯を自由に揺動させることが可能となる。ま
た、間隔維持杆を運搬容器の端部へ移動させておくこと
により、運搬容器の上部開口部の全面を使って荷を運搬
容器に出し入れでき、この際、間隔維持杆が邪魔になる
ことはない。
【0018】また、請求項11記載の発明は、間隔維持
杆は、棒状部材と、この棒状部材の両端に設けられた連
結部材とにより構成され、これら両連結部材は、上記棒
状部材の両端部に連結された縦板部と、これら縦板部の
上端から外側方へ延びる横板部とにより形成され、上記
両縦板部は相対向する一対の側枠の上端部間に上方から
嵌脱自在に形成され、上記両横板部は相対向する一対の
側枠の上端に載置可能に形成されていることを特徴とし
たものである。
【0019】これによると、間隔維持杆の両縦板部は相
対向する一対の両側枠の上端部間に上方から嵌入されて
いるため、棒状部材は、上記両側枠間の内側に位置し、
側枠の上方へ突出しない。これにより、運搬容器の上端
に、別の運搬容器を載置して、複数の運搬容器を上下に
段積みする際、下段の運搬容器の間隔維持杆の棒状部材
が上段の運搬容器に対して邪魔になることはない。
【0020】また、請求項12記載の発明は、間隔維持
杆は左右一対の側枠上を前後方向へ移動自在に構成され
ていることを特徴としたものである。 これによると、間
隔維持杆を左右一対の側枠上の前後端まで移動すること
によって、運搬容器の上部開口部の全面を使って荷を出
し入れすることができ、この際、間隔維持杆が邪魔にな
ることはない。
【0021】また、請求項13記載の発明は、間隔維持
杆は左右一対の側枠上から前後いずれかの外方へ退避可
能に構成されていることを特徴としたものである。
た、請求項14記載の発明は、左右一対の側枠の下方に
複数の脚が設けられ、複数の運搬容器を上下に段積みし
た際、下段の運搬容器の左右一対の側枠上に上段の運搬
容器の各脚が載置されることを特徴としたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の第1の形態
を図1〜図7に基づいて説明する。図1に示すように、
運搬容器1は、底枠2と、この底枠2の四側辺に設けら
れた前側枠3と後側枠4と左側枠5と右側枠6とから、
上部が開口した箱形状に形成されている。上記底枠2
は、四角枠状の枠フレーム7と、この枠フレーム7内に
縦横に設けられた補強フレーム(図示せず)と、これら
枠フレーム7および補強フレームで支持される格子状の
パネル体9とにより構成されている。
【0023】上記前側枠3と後側枠4と左側枠5と右側
枠6とはそれぞれ格子状のパネル体により構成されてい
る。前側枠3の下辺と底枠2の前側辺とは螺旋形のヒン
ジコイル10により連結され、これにより前側枠3は底枠
2に対して回動自在に連結されている。同様に、後側枠
4も、ヒンジコイル11を介して、底枠2に対し回動自在
に連結されている。さらに、上記前側枠3は上部前側枠
3aと下部前側枠3bとに二分割され、上部前側枠3a
は、ヒンジコイル12を介して、下部前側枠3bに回動自
在に連結されている。これにより、前側枠3と後側枠4
はそれぞれ、底枠2の側に横倒して折畳み可能となって
いる。
【0024】上記右側枠6の前側辺は、ヒンジコイル13
を介して、下部前側枠3bの右側辺に回動自在に連結さ
れている。これにより、右側枠6は前側枠3の外面側に
折畳み可能となっている。また、左側枠5の後側辺は、
ヒンジコイル14を介して、後側枠4の左側辺に回動自在
に連結されている。これにより、左側枠5は後側枠4の
外面側に折畳み可能となっている。
【0025】上記前側枠3の左端部には、前側枠3と左
側枠5とを組立てた状態で着脱自在に固定する閂形式の
ロック部材15が設けられており、同様に、前側枠3の右
端部には、前側枠3と右側枠6とを組立てた状態で着脱
自在に固定する閂形式のロック部材16が設けられてい
る。さらに、図3に示すように、後側枠4には、後側枠
4と右側枠6とを着脱自在に固定する閂形式のロック部
材17が設けられている。
【0026】図2,図3に示すように、上記底枠2の左
右両側端には、脚18が前後一対垂設されている。これら
脚18の下面に形成された溝部19を他の運搬容器1の左側
枠5の上辺と右側枠6の上辺に嵌め込むことにより、複
数の運搬容器1を上下に段積みすることが可能である。
図1,図2に示すように、左側枠5の外面および右側枠
6の外面にはそれぞれ、下端が底枠2を支持するととも
に上端にシャックル22(吊り器具の一例)を有する吊り
帯23が前後一対設けられている。図4,図5に示すよう
に、吊り帯23の下部は屈曲可能な索体の一例であるチェ
ン24で形成され、吊り帯23の上部は平板状の帯板部25で
形成されている。これらチェン24の下端には、ボルト26
を介して、ブラケット27が連結されている。これらブラ
ケット27は、底枠2の枠フレーム7の左右両側辺の下面
と上記脚18の側面とに装着されている。上記帯板部25の
上部には、内側へ突出する係止ピン28(係止部の一例)
が設けられ、この係止ピン28の先端には、拡径された頭
部29が形成されている。また、上記シャックル22は、連
結ピン30を介して、帯板部25の上端に回動自在に取付け
られている。
【0027】図2,図4に示すように、左側枠5の外面
および右側枠6の外面にはそれぞれ、上記係止ピン28が
係脱自在な被係止孔32(被係止部の一例)が前後一対設
けられている。すなわち、これら被係止孔32は左側枠5
の外面および右側枠6の外面にそれぞれ取付けられた平
面視門形状のブラケット33に形成されている。上記被係
止孔32は、図6に示すように、前後方向へ斜め下方に傾
斜した長孔部32aと、この長孔部32aの下端から前後方
向へ斜め上方に傾斜した短孔部32bと、この短孔部32b
の上端に形成されかつ上記係止ピン28の頭部29が挿入可
能な拡径孔部32cとにより形成されている。各長孔部32
aは水平軸34に対して60°の角度で傾斜しており、こ
れにより前方の長孔部32aの延長線35と後方の長孔部32
aの延長線36とが交差する頂角αは60°になり、これ
は図2に示すように運搬容器1を吊り上げるワイヤ37
(吊り索体の一例)の最適な頂角(すなわち60°)と
合致する。また、図6に示すように、上記長孔部32aの
上端は、係止ピン28を長孔部32aに挿入した状態で吊り
帯23を上方に引張った際の係止ピン28の最上位置Pより
も上方に延長して形成されている。
【0028】以下、上記構成における作用を説明する。
図1に示すように、係止ピン28の頭部29を被係止孔32の
拡径孔部32cに挿入し短孔部32bの下端へ滑り移動させ
ることにより、係止ピン28が被係止孔32に係合し、この
ため各吊り帯23が左側枠5と右側枠6に係合する。その
後、図2に示すように、ワイヤ37(吊り索体の一例)を
各シャックル22に掛け、ワイヤ37の頂角βが約60°に
なるように調節する。そして、クレーンなどを用いて吊
り上げることにより、各吊り帯23が上方に引張られて係
止ピン28が長孔部32aを上方へ滑り移動する。この際、
図7に示すように、ワイヤ37と長孔部32aとが同じ傾斜
角で平行になり、さらに、吊り帯23が緊張して係止ピン
28が最上位置Pまで変移しても、係止ピン28は長孔部32
aの上端まで到達しないため、左側枠5と右側枠6とに
負担がかからない。
【0029】このようにして運搬容器1を吊り上げた
際、底枠2が各吊り帯23により支持されているため、荷
重は底枠2のみに作用し、各側枠3,4,5,6には直
接作用せず、したがって各側枠3,4,5,6の強度を
落とすことが可能となる。これにより、従来と同じ内容
積の運搬容器1であっても、各側枠3,4,5,6を小
型軽量化することができ、これによる運搬容器1の小型
軽量化が図れる。尚、シャックル22の上部が左側枠5と
右側枠6の上方へ突出しているため、吊り作業が行い易
い。
【0030】また、運搬容器1を吊り上げる場合以外
は、図4の仮想線で示すように、シャックル22を回動自
在させて下向きに倒しておく。これにより、シャックル
22が作業の邪魔にならず、また、シャックル22に干渉す
ることなく、複数の運搬容器1を上下に段積みすること
ができる。さらに、運搬容器1を吊り上げていない場合
は、図6の仮想線で示すように、係止ピン28が自重によ
り下方へ滑り移動し被係止孔32の最下部Qに位置するた
め、吊り帯23が左側枠5と右側枠6から勝手に外れるこ
とはない。
【0031】また、係止ピン28を短孔部32bの上方へ移
動させて頭部29を拡径孔部32cから脱抜することによ
り、図1のAで示すように、チェン24が屈曲して吊り帯
23が左側枠5と右側枠6から取外される。その後、各ロ
ック部材15,16,17を解除し、図1の矢印イの方向へ左
側枠5を回動させて後側枠4の外面側に折畳み、矢印ロ
の方向へ右側枠6を回動させて前側枠3の外面側に折畳
み、さらに、矢印ハの方向へ後側枠4を左側枠5ととも
に回動させて底枠2上に横倒させ、矢印ニの方向へ前側
枠3を右側枠6とともに回動させて底枠2上に横倒させ
る。これにより、運搬容器1を折畳むことができる。
【0032】上記実施例では吊り帯23を左側枠5と右側
枠6に設けているが、前側枠3と後側枠4に設けてもよ
い。さらに、上記実施例では吊り器具の一例としてシャ
ックル22を用いたが、アイボルトやフックなどを用いて
もよい。また、吊り索体の一例としてワイヤ37を使用し
ているが、ベルトやチェンなどを用いてもよい。さら
に、屈曲可能な索体の一例としてチェン24を用いている
が、ワイヤなどを用いてもよい。
【0033】以下、本発明の実施の第2の形態を図8,
図9に基づいて説明する。ここで、第2の形態は第1の
形態のものと比べて被係止孔の形状が異なっている。す
なわち、ブラケット33には、上下方向に長い被係止孔39
(被係止部の一例)が形成されている。また、この被係
止孔39に係合自在な係止ピン28(係止部の一例)の先端
には、拡径された頭部29が形成されている。
【0034】上記被係止孔39の一側方には、頭部29が挿
脱可能な円形状の拡径孔部40が形成されている。この拡
径孔部40と上記被係止孔39の中間部とは連通孔部41を介
して連通している。このうち、被係止孔39の幅Dと連通
孔部41の幅Dは係止ピン28の径よりも大きくかつ頭部29
の径よりも小さく形成されている。尚、上記被係止孔39
のほぼ上半分は前後方向に傾斜しており、上記連通孔部
41は拡径孔部40側を下位にして傾斜している。
【0035】これによると、係止ピン28の頭部29を拡径
孔部40に挿入し連通孔部41に沿って被係止孔39へ滑り移
動させることにより、係止ピン28が被係止孔39に係合
し、このため各吊り帯23が左側枠5と右側枠6に係合す
る。この際、吊り帯23の自重によりチェン24がたわむた
め、係止ピン28は、下動し、図8の仮想線で示すように
脱抜することなく被係止孔39の最下部Qに保持される。
【0036】その後、ワイヤ37(吊り索体の一例)を各
シャックル22に掛け、クレーンなどを用いて運搬容器1
を吊り上げることにより、各吊り帯23が上方に引張られ
て係止ピン28が被係止孔39を上方へ滑り移動する。この
際、吊り帯23が緊張して係止ピン28が最上位置Pまで変
移しても、係止ピン28は被係止孔39の上端まで到達しな
いため、左側枠5と右側枠6とに負担がかからない。
【0037】また、運搬容器1を床面などに載置した場
合は、吊り帯23の自重によりチェン24がたわむため、係
止ピン28は、下動し、図8の仮想線で示すように脱抜す
ることなく被係止孔39の最下部Qに保持される。このよ
うに、一旦、係止ピン28を被係止孔39に係合させると、
運搬容器1の使用中に、係止ピン28が被係止孔39から勝
手に外れることはないため、安全性が向上する。
【0038】尚、係止ピン28を被係止孔39から連通孔部
41を経て拡径孔部40まで移動させ、拡径孔部40から頭部
29を脱抜することにより、チェン24が屈曲して吊り帯23
が左側枠5と右側枠6から取外される。その後、第1実
施例と同様にして運搬容器1を折畳むことができる。以
下、本発明の実施の第3の形態を図10〜図13に基づいて
説明する。
【0039】図10に示すように、運搬容器51は、底枠52
と、この底枠52の四側辺に設けられた前側枠53と後側枠
54と左側枠55と右側枠56とから、上部が開口した箱形状
に形成されている。上記底枠52は、四角枠状の枠フレー
ム57と、この枠フレーム57内に縦横に設けられた補強フ
レーム(図示せず)と、これら枠フレーム57および補強
フレームで支持される格子状のパネル体59とにより構成
されている。
【0040】上記前側枠53と後側枠54と左側枠55と右側
枠56とはそれぞれ格子状のパネル体により構成されてい
る。前側枠53の下辺と底枠52の前側辺とは螺旋形のヒン
ジコイル60により連結され、これにより前側枠53は底枠
52に対して回動自在に連結されている。同様に、後側枠
54も、ヒンジコイル61を介して、底枠52に対し回動自在
に連結されている。これにより、前側枠53と後側枠54は
それぞれ、底枠52の側に横倒して折畳み可能となってい
る。尚、前側枠53と後側枠54はそれぞれ、ヒンジコイル
67を介して、上下に折畳み自在に二分割されている。
【0041】上記右側枠56の下辺は、ヒンジコイル62を
介して、底枠52の右辺から上方へ立ち上がった立ち上り
枠52aの上辺に回動自在に連結されている。これによ
り、右側枠56は底枠52の側に横倒して折畳み可能となっ
ている。また、左側枠55の下辺は、ヒンジコイル63を介
して、底枠52の左辺から上方へ立ち上がった立ち上り枠
52bの上辺に回動自在に連結されている。これにより、
左側枠55は底枠52の側に横倒して折畳み可能となってい
る。
【0042】上記前側枠53の左右両側部および後側枠54
の左右両側部にはそれぞれ、前側枠53と左側枠55と右側
枠56と後側枠54とを組立てた状態で着脱自在に固定する
閂形式のロック部材64が設けられている。上記底枠52の
左右両側端には、脚65が前後一対垂設されている。これ
ら脚65の下面に形成された溝部66を他の運搬容器51の左
側枠55の上辺と右側枠56の上辺に嵌め込むことにより、
複数の運搬容器51を上下に段積みすることが可能であ
る。
【0043】左側枠55の外面および右側枠56の外面には
それぞれ、下端が底枠52を支持するとともに上端にシャ
ックル69(吊り器具の一例)を有する吊り帯70が前後一
対設けられている。図10〜図12に示すように、各吊り帯
70は、平板状に形成され、左側枠55の上端部および右側
枠56の上端部にそれぞれ装着された保持枠71により上下
移動自在に保持されている。上記保持枠71は平面視で門
形状に形成され、右側の吊り帯70はこれら保持枠71と右
側枠56とにより形成された保持孔72に挿通されて保持さ
れ、左側の吊り帯70はこれら保持枠71と左側枠55とによ
り形成された保持孔72に挿通されて保持される。
【0044】右側の各吊り帯70の下端には、これら吊り
帯70を引き上げた際に底枠52の枠フレーム57の右側部下
面に係合し、かつ吊り帯70を押し下げた際に枠フレーム
57の右側部下面の下方へ離間する係止部材73が設けられ
ている。同様に、左側の各吊り帯70の下端には、これら
吊り帯70を引き上げた際に底枠52の枠フレーム57の左側
部下面に係合し、かつ吊り帯70を押し下げた際に枠フレ
ーム57の左側部下面の下方へ離間する係止部材73が設け
られている。これら係止部材73は吊り帯70の下端から水
平方向に連設された平板状の部材である。また、係止部
材73の先端には上向きの折返し部74が形成されている。
【0045】左側枠55の中央部と右側枠56の中央部に
は、ロッド材を平面視で門形状に形成したガイド枠77が
前後一対装着されている。これらガイド枠77は吊り帯70
を上下方向に案内するものであり、右側の吊り帯70はガ
イド枠77と右側枠56とにより形成されたガイド孔78に挿
通され、左側の吊り帯70はガイド枠77と左側枠55とによ
り形成されたガイド孔78に挿通されている。
【0046】吊り帯70の中央部には、上記ガイド枠77に
上方から係脱自在なストッパ体79が装着されている。こ
のストッパ体79は、吊り帯70を下動させた際、吊り帯70
が自重により保持枠71から脱落することを防止するため
のものである。以下、上記構成における作用を説明す
る。図12の実線に示すように、各吊り帯70を上方に引き
上げることにより、ストッパ体79がガイド枠77から上方
へ離間するとともに、係止部材73が底枠52の枠フレーム
57の左右側部下面に係合する。その後、図11に示すよう
に、ワイヤ80を各シャックル69に掛け、クレーンなどを
用いて吊り上げることにより、運搬容器51は、底枠52が
吊り帯70により支持された状態で、吊り上げられる。こ
のため、荷重は底枠52のみに作用し、各側枠53,54,5
5,56には直接作用せず、したがって各側枠53,54,5
5,56の強度を落とすことが可能となる。これにより、
従来と同じ内容積の運搬容器51であっても、各側枠53,
54,55,56を小型軽量化することができ、これによる運
搬容器51の小型軽量化が図れる。尚、図12の実線に示す
ように、係止部材73を枠フレーム57に係合させた際、枠
フレーム57の左右側部が吊り帯70の下端部と折返し部74
との間にはまり込むため、係止部材73はしっかりと枠フ
レーム57に係合され、安全である。また、シャックル69
の上部が左側枠55と右側枠56の上方へ突出しているた
め、吊り作業が行い易い。さらに、係止部材73は吊り帯
70の下部を折り曲げて一体的に形成されているため、製
作が容易で強度的にも強い。
【0047】また、運搬容器51を床に下ろした後、図12
の仮想線に示すように、各吊り帯70を下方に押し込むこ
とにより、ストッパ体79が上方からガイド枠77に係合
し、各吊り帯70が所定寸法だけ下方へ移動する。これに
より、吊り帯70が自重により保持枠71から脱落すること
を防止できる。また、左側枠55の上端からのシャックル
69の突出量および右側枠56の上端からのシャックル69の
突出量がそれぞれ低減されるため、シャックル69が作業
の邪魔にならず、さらに、シャックル69に干渉すること
なく、複数の運搬容器51を上下に段積みすることができ
る。
【0048】また、各吊り帯70を下方に押し込むことに
より、係止部材73が底枠52の枠フレーム57の左右側部下
面から下方へ離間する。その後、各ロック部材64を解除
し、図10の矢印イの方向へ後側枠54を回動させて底枠52
上に横倒させ、次に、矢印ロの方向へ前側枠53を回動さ
せて底枠52上に横倒させ、そして、矢印ハの方向へ左側
枠55と右側枠56とを回動させて底枠52上に横倒させる。
これにより、図13に示すように、各吊り帯70を装着した
ままで、運搬容器51を折畳むことができる。
【0049】上記実施例では吊り帯70を左側枠55と右側
枠56に設けているが、前側枠53と後側枠54に設けてもよ
い。さらに、上記実施例では吊り器具の一例としてシャ
ックル69を用いたが、アイボルトやフックなどを用いて
もよい。また、吊り索体の一例としてワイヤ80を使用し
ているが、ベルトやチェンなどを用いてもよい。以下、
本発明の実施の第4の形態を図14〜図19に基づいて説明
する。
【0050】この第4の形態は最初に述べた第1の形態
のものに比べて吊り帯の構成が異なっている。すなわ
ち、図17,図18に示すように、吊り帯85は屈曲可能な索
体の一例であるチェン86で形成され、チェン86の下端に
は、ボルト26を介して、ブラケット27が連結されてい
る。これらブラケット27は図14〜図16に示すように底枠
2の枠フレーム7の左右両側辺の下面と上記脚18の側面
とに装着されている。また、チェン86の上端には、連結
ピン30を介して、シャックル22(吊り器具の一例)が回
動自在に取付けられている。
【0051】図15,図17に示すように、左側枠5と右側
枠6との間で相対向する両吊り帯85の上部間には、これ
ら吊り帯85の間隔Wを維持する間隔維持杆87が設けられ
ている。これら間隔維持杆87は丸パイプ材であり、間隔
維持杆87の両端は、チェン86に挿通される平面視U形状
の連結具88を介して、チェン86に連結されている。図18
に示すように、各間隔維持杆87の中間部には、上部係止
部89と下部係止部90とを有するフック91が左右一対取付
けられている。
【0052】これによると、ワイヤ37を各シャックル22
に掛け、クレーンなどを用いて吊り上げることにより、
運搬容器92は、底枠2が吊り帯85により支持された状態
で、吊り上げられる。この際、図15,図17に示すよう
に、左側枠5と右側枠6との間で相対向する両吊り帯85
には、互いに接近する方向へ力Fが作用するが、間隔維
持杆87を設けたため、両吊り帯85の間隔Wは狭まること
なく一定に維持される。したがって、吊り上げ時、左側
の吊り帯85が左側枠5に押し付けられたり、右側の吊り
帯85が右側枠6に押し付けられることはなく、左側枠5
が左側の吊り帯85に押されて損傷したり、右側枠6が右
側の吊り帯85に押されて損傷するといった不具合を防止
することができる。
【0053】また、運搬容器92を床面などに載置した場
合、図18の仮想線で示すように、前側の間隔維持杆87の
フック91の上部係止部89を前側枠3に引っ掛けるととも
に、前側のたわんだチェン86を下部係止部90に引っ掛
け、同様に、後側の間隔維持杆87のフック91の上部係止
部89を後側枠4に引っ掛けるとともに、後側のたわんだ
チェン86を下部係止部90に引っ掛ける。これにより、荷
の出し入れ作業時や運搬容器92の段積みに吊り帯85が邪
魔になることはない。
【0054】また、前側一対の吊り帯85を下端を中心に
図16の矢印A方向へ回動させるとともに後側一対の吊り
帯85を下端を中心に図16の矢印B方向へ回動させること
により、前側の間隔維持杆87を前側壁3の前方かつ下方
へ退避させるとともに後側の間隔維持杆87を後側壁4の
後方かつ下方へ退避させ、その後、図14の矢印イの方向
へ左側枠5を回動させて後側枠4の外面側に折畳み、矢
印ロの方向へ右側枠6を回動させて前側枠3の外面側に
折畳み、さらに、各間隔維持杆87を底枠2上に載置さ
せ、矢印ハの方向へ後側枠4を左側枠5とともに回動さ
せて底枠2上に横倒させ、矢印ニの方向へ前側枠3を右
側枠6とともに回動させて底枠2上に横倒させる。これ
により、図19に示すように、吊り帯85とともに運搬容器
1を折畳むことができる。
【0055】以下、本発明の実施の第5の形態を図20〜
図26に基づいて説明する。この実施の第5の形態は、上
記実施の第4の形態の間隔維持杆をチェン86から成る吊
り帯85に対してスライド可能にしたものである。すなわ
ち、図21,図22に示すように、間隔維持杆101 は、丸パ
イプ状の棒状部材102 と、この棒状部材102 の両端に設
けられた連結部材103 とにより構成されている。上記連
結部材103は、棒状部材102 の両端面に固着された縦板
部104 と、これら縦板部104 の上端から外側方へ延びる
横板部105 とにより、アングル状に形成されている。上
記両縦板部104 は左側枠5の上端部と右側枠6の上端部
との間に上方から嵌脱自在に形成され、両横板部105 は
左側枠5の上端面と右側枠6の上端面に載置可能に形成
されている。
【0056】上記横板部105 には連結孔106 が形成され
ており、これら連結孔106 には上記チェン86から成る吊
り帯85が挿通されている。これにより、間隔維持杆101
は、左右両吊り帯85間に、吊り帯85に対してスライド自
在に連結されている。また、上記横板部105 の下面には
断面円形のU形状部材107 が取付けられている。図22に
示すように、これらU形状部材107 の湾曲部 107aが上
記縦板部104 に向けられ、かつ湾曲部 107aの内周部は
連結孔106 の内周面から中心側に突出している。尚、吊
り帯85の上端には、上記連結孔106 よりも径の大きな吊
り輪109 (吊り器具の一例)が設けられている。
【0057】また、図20に示すように、左側枠5の後側
辺は、ヒンジコイル112 を介して、後側枠4の左側辺に
回動自在に連結されている。同様に、右側枠6の後側辺
は、ヒンジコイル113 を介して、後側枠4の右側辺に回
動自在に連結されている。また、図23に示すように、前
側枠3の左端部には、前側枠3と左側枠5とを組立てた
状態で着脱自在に固定する閂形式のロック部材114 が上
下複数設けられている。同様に、前側枠3の右端部に
は、前側枠3と右側枠6とを組立てた状態で着脱自在に
固定する閂形式のロック部材115 が上下複数設けられて
いる。
【0058】これによると、図20に示すように、ワイヤ
37を各吊り輪109 に掛け、クレーンなどを用いて吊り上
げることにより、運搬容器110 は、底枠2が吊り帯85に
より支持された状態で、吊り上げられる。この際、図21
に示すように、間隔維持杆101 を設けたため、両吊り帯
85の間隔Wは狭まることなく一定に維持されるため、吊
り上げ時、左側の吊り帯85が左側枠5に押し付けられた
り、右側の吊り帯85が右側枠6に押し付けられることは
なく、左側枠5が左側の吊り帯85に押されて損傷した
り、右側枠6が右側の吊り帯85に押されて損傷するとい
った不具合を防止することができる。
【0059】また、間隔維持杆101 を吊り帯85に対して
スライドさせることにより、チェン86の下端から間隔維
持杆101 までの距離を自由に変えることができる。した
がって、図24に示すように、下端を中心にして吊り帯85
を前後へ揺動させる際、間隔維持杆101 が左側枠5の上
面や右側枠6の上面に当接して吊り帯85の揺動範囲を制
限してしまうことはなく、下端を中心にして吊り帯85を
自由に揺動させることが可能となる。
【0060】これにより、運搬容器110 を床面などに載
置した場合、図21に示すように、間隔維持杆101 の両横
板部105 が左側枠5の上端面と右側枠6の上端面に載置
された状態で、両縦板部104 が左側枠5の上端部と右側
枠6の上端部との間に上方から嵌入されているため、間
隔維持杆101 を左側枠5と右側枠6との間で前後に移動
することができる。したがって、図24の仮想線A,Bで
示すように、前方の間隔維持杆101 を左側枠5と右側枠
6との間の前端まで移動させるとともに後方の間隔維持
杆101 を左側枠5と右側枠6との間の後端まで移動させ
ることにより、運搬容器110 の上部開口部111 の全面を
使って荷を運搬容器110 に出し入れでき、この際、両間
隔維持杆101 が邪魔になることはない。
【0061】さらに、間隔維持杆101 を左側枠5の上端
と右側枠6の上端とに載置した際、チェン86が自重によ
り連結孔106 を通って下降し、自動的に吊り輪109 が連
結部材103 の横板部105 上に乗る。これにより、ワイヤ
37を容易に吊り輪109 に掛けることができる。また、図
26に示すように、運搬容器110 の左側枠5の上端と右側
枠6の上端に、別の運搬容器110 の脚18を載置すること
によって、複数の運搬容器110 を上下に段積みすること
ができる。この際、図21に示すように、間隔維持杆101
の両縦板部104 は左側枠5の上端部と右側枠6の上端部
との間に上方から嵌入されているため、棒状部材102
は、左側枠5と右側枠6との内側に位置し、左側枠5と
右側枠6の上方へ突出しない。したがって、図26に示す
ように、下段の運搬容器110 の棒状部材102 が上段の運
搬容器110 に対して邪魔にならず、さらに、下段の運搬
容器110 の棒状部材102 と上段の運搬容器110 の底枠2
との間に形成されるフォーク挿入スペース117 を上下に
広く確保することができるため、フォークリフトを使っ
ての運搬容器110 の段積み作業が容易に行える。
【0062】また、前側一対の吊り帯85を下端を中心に
して図24の矢印C方向へ揺動させるとともに後側一対の
吊り帯85を下端を中心に矢印D方向へ揺動させることに
より、図20の仮想線で示すように、前側の間隔維持杆10
1 を前側壁3の前方かつ下方へ退避させるとともに後側
の間隔維持杆101 を後側壁4の後方かつ下方へ退避させ
る。その後、ロック部材115 によるロックを解除して、
図20の矢印イの方向へ右側枠6を回動させて後側枠4の
外面側に折畳み、さらに、ロック部材114 によるロック
を解除して、矢印ロの方向へ左側枠5を回動させて上記
右側枠6に重ねて折畳み、左側枠5と右側枠6とともに
後側枠4を矢印ハの方向へ回動させて底枠2上に横倒さ
せる。このようにして底枠2側へ折り畳まれた左側枠5
の上面後部上に、図25に示すように、横倒させた後側の
間隔維持杆101 と吊り帯85とを載置するとともに、折り
畳まれた後側枠4と左側枠5と右側枠6との前方かつ底
枠2の前部上面に前側の間隔維持杆101 と吊り帯85とを
載置する。その後、図20に示すように、前側枠3を矢印
ニの方向へ回動させて底枠2上に横倒させることによ
り、上記前側の間隔維持杆101 と吊り帯85とを底枠2と
前側枠3との間に収納した状態で、図25に示すように、
運搬容器110 を折畳むことができる。あるいは、前側の
間隔維持杆101 と吊り帯85と共に後側の間隔維持杆101
と吊り帯85とを底枠2と前側枠3との間に収納すること
もできる。
【0063】尚、図22に示すように、間隔維持杆101 を
チェン86に対してスライドさせる際、U形状部材107 の
湾曲部 107aがチェン86に当接することにより、間隔維
持杆101 をチェン86に対してスムーズにスライドさせる
ことができる。また、上記U形状部材107 は連結部材10
3 の補強の役割も兼ねている。上記本発明の実施の各形
態では屈曲可能な索体の一例としてチェン86を用いた
が、これはワイヤやベルトなどであってもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明によると、ワイヤなどの吊り索体を吊り
器具に係止させ、クレーンなどで吊り上げた場合、底枠
が吊り帯により支持された状態で運搬容器が吊り上げら
れる。したがって、運搬容器を吊り上げた際、荷重は底
枠のみに作用し、側枠には直接作用しないため、側枠の
強度を落とすことが可能となる。したがって、従来と同
じ内容積の運搬容器であっても、側枠を小型軽量化する
ことができ、これによる運搬容器の小型軽量化が図れ
る。また、吊り帯と各側枠とを同時に底枠側に折畳むこ
とができる。
【0065】請求項4記載の発明によると、係止部を被
係止部に係合することにより、吊り帯を側枠の外面に係
合させることができる。これにより、運搬容器を吊り上
げることができる。この際、運搬容器は、底枠が吊り帯
に支持された状態で、吊り上げられている。また、係止
部を被係止部から脱抜し、索体を外方に屈曲させること
により、吊り帯を側枠から取外すことができる。これに
より、側枠を底枠側に折り畳むことができる。
【0066】請求項5記載の発明によると、係止部を被
係止部に挿通した後、ワイヤなどの吊り索体を吊り器具
に係止させ、クレーンなどで吊り上げた場合、吊り帯が
上方に引張られて係止部が長孔部へ移動する。この際、
上記吊り索体と長孔部とが平行になるため、側枠に負担
がかからない。請求項6記載の発明によると、係止ピン
の頭部を拡径孔部に挿入し連通孔部に沿って被係止孔へ
滑り移動させることにより、係止ピンが被係止孔に係合
し、このため各吊り帯が一対の側枠の外面に係合する。
この際、吊り帯の自重により索体が屈曲しても、係止ピ
ンは下動して脱抜することなく被係止孔の下端に保持さ
れる。その後、ワイヤなどの吊り索体を吊り器具に係止
し、クレーンなどを用いて運搬容器を吊り上げることに
より、各吊り帯が上方に引張られて係止ピンが被係止孔
を上方へ滑り移動する。
【0067】また、運搬容器を床面などに載置した場合
は、吊り帯の自重により索体が屈曲しても、係止ピンは
下動して脱抜することなく被係止孔の下端に保持され
る。このように、一旦、係止ピンを被係止孔に係合させ
ると、運搬容器の使用中に、係止ピンが被係止孔から勝
手に外れることはないため、安全性が向上する。請求項
7記載の発明によると、運搬容器を吊り上げる場合以外
は、吊り帯を下方へ移動させることにより吊り器具も下
動するため、側枠の上端からの吊り器具の突出量を低減
することができる。したがって、吊り器具を使用しない
場合、吊り器具が作業の邪魔にならない。
【0068】請求項8記載の発明によると、吊り帯を上
方に引き上げて係止部材を底枠に係合させた後、吊り索
体を吊り器具に係止させ、クレーンなどで吊り上げる。
これにより、底枠が吊り帯により支持された状態で、運
搬容器が吊り上げられる。また、運搬容器を下ろした
後、吊り帯を下方に押し込むことにより、係止部材が底
枠の下方へ離間するため、側枠を底枠側に折り畳むこと
ができる。
【0069】請求項9記載の発明によると、ワイヤなど
の吊り索体を吊り器具に係止させ、クレーンなどを用い
て吊り上げることにより、運搬容器は、底枠が吊り帯に
より支持された状態で、吊り上げられる。この際、一組
の両側枠間で相対向する両吊り帯には、互いに接近する
方向へ力が作用するが、間隔維持杆を設けたため、両吊
り帯の間隔は狭まることなく一定に維持される。したが
って、吊り上げ時、一方の吊り帯が一方の側枠に押し付
けられたり、他方の吊り帯が他方の側枠に押し付けられ
ることはなく、これにより側枠が吊り帯に押されて損傷
するといった不具合を防止することができる。
【0070】請求項10記載の発明によると、間隔維持
杆を吊り帯に対してスライドさせることにより、吊り帯
の下端から間隔維持杆までの距離を自由に変えることが
できる。したがって、下端を中心にして吊り帯を揺動さ
せる際、間隔維持杆が側枠の上面に当接して吊り帯の揺
動範囲を制限してしまうことはなく、下端を中心にして
吊り帯を自由に揺動させることが可能となる。また、間
隔維持杆を運搬容器の 端部へ移動させておくことによ
り、運搬容器の上部開口部の全面を使って荷を運搬容器
に出し入れでき、この際、間隔維持杆が邪魔になること
はない。
【0071】請求項11記載の発明によると、間隔維持
杆の両縦板部は相対向する一対の両側枠の上端部間に上
方から嵌入されているため、棒状部材は、上記両側枠間
の内側に位置し、側枠の上方へ突出しない。これによ
り、運搬容器の上端に、別の運搬容器を載置して、複数
の運搬容器を上下に段積みする際、下段の運搬容器の間
隔維持杆の棒状部材が上段の運搬容器に対して邪魔にな
ることはない。
【0072】請求項12記載の発明によると、間隔維持
杆を左右一対の側枠上の前後端まで移動することによっ
て、運搬容器の上部開口部の全面を使って荷を出し入れ
することができ、この際、間隔維持杆が邪魔になること
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態における運搬容器の
斜視図である。
【図2】同運搬容器の側面図である。
【図3】同運搬容器の背面図である。
【図4】同運搬容器に設けられた吊り帯の側面図であ
る。
【図5】同運搬容器に設けられた吊り帯の正面図であ
る。
【図6】同運搬容器に設けられた被係止部の詳細図であ
る。
【図7】同運搬容器を吊り上げた際の、被係止部と係止
部との係合状態を示す図である。
【図8】本発明の実施の第2の形態における運搬容器に
設けられた被係止部の詳細図である。
【図9】同運搬容器を吊り上げた際の、被係止部と係止
部との係合状態を示す図である。
【図10】本発明の実施の第3の形態における運搬容器
の斜視図である。
【図11】同運搬容器の側面図である。
【図12】同運搬容器に設けられた吊り帯の側面図であ
る。
【図13】同運搬容器を折り畳んだ際の正面図である。
【図14】本発明の実施の第4の形態における運搬容器
の斜視図である。
【図15】同運搬容器の正面図である。
【図16】同運搬容器の側面図である。
【図17】同運搬容器に設けられた吊り帯の側面図であ
る。
【図18】同運搬容器に設けられた吊り帯の正面図であ
る。
【図19】同運搬容器を折り畳んだ際の側面図である。
【図20】本発明の実施の第5の形態における運搬容器
の斜視図である。
【図21】同運搬容器に設けられた間隔維持杆の正面図
である。
【図22】同運搬容器に設けられた間隔維持杆の平面図
である。
【図23】同運搬容器の正面図である。
【図24】同運搬容器の側面図である。
【図25】同運搬容器を折り畳んだ際の側面図である。
【図26】同運搬容器を複数台段積みした際の正面図で
ある。
【符号の説明】
1 運搬容器 2 底枠 3 前側枠 4 後側枠 5 左側枠 6 右側枠 22 シャックル(吊り器具) 23 吊り帯 24 チェン(索体) 28 係止ピン(係止部) 32 被係止孔(被係止部) 32a 長孔部 35,36 延長線 37 ワイヤ(吊り索体) 39 被係止孔(被係止部) 40 拡径孔部 41 連通孔部 51 運搬容器 52 底枠 53 前側枠 54 後側枠 55 左側枠 56 右側枠 69 シャックル(吊り器具) 70 吊り帯 71 保持枠 73 係止部材 85 吊り帯 86 チェン(索体) 87 間隔維持杆 92 運搬容器 101 間隔維持杆 102 棒状部材 103 連結部材 104 縦板部 105 横板部 106 連結孔 109 吊り輪(吊り器具) 110 運搬容器 α 頂角 D 幅 W 間隔
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−49628(JP,U) 実開 昭56−156721(JP,U) 実開 平6−44565(JP,U) 実公 昭46−9694(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 6/00 - 13/02 B65D 23/00 - 25/56

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底枠と、この底枠の四側辺に設けられた
    側枠とから成る箱形状の運搬容器において、上記各側枠
    を底枠側に折畳み可能に設け、相対向する少なくとも一
    組の側枠の外面に、下端が底枠側を支持しかつ上端に設
    けられた吊り器具が側枠の上端部に位置する吊り帯を設
    けたことを特徴とする運搬容器。
  2. 【請求項2】 吊り帯を底枠に連結した状態で吊り帯ご
    と各側枠を底枠側に折畳み可能に構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の運搬容器。
  3. 【請求項3】 吊り帯は、側枠の外面に添って底枠から
    側枠の上端部にわたって設けられ、かつ、吊り器具を介
    して吊り上げ可能に構成されていることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の運搬容器。
  4. 【請求項4】 吊り帯の下部を屈曲可能な索体で形成す
    るとともに、これら索体の下端を底枠側に連結し、相対
    向する少なくとも一組の側枠の外面に被係止部を設け、
    吊り帯の上部に、上記被係止部に係脱自在な係止部を設
    けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか
    に記載の運搬容器。
  5. 【請求項5】 被係止部を孔状に形成するとともに、係
    止部を被係止部に挿脱自在なピン状に形成し、上記被係
    止部を相対向する少なくとも一組の側枠の外面に2個ず
    つ設け、互いに隣接する被係止部の一部に、傾斜した長
    孔部を形成し、一方の被係止部の長孔部の延長線と他方
    の被係止部の長孔部の延長線とが交差する頂角を、運搬
    容器を吊り上げる吊り索体の頂角の角度に合わせたこと
    を特徴とする請求項4記載の運搬容器。
  6. 【請求項6】 被係止部を上下方向に長い被係止孔と
    し、係止部を上記被係止孔に係合自在な係止ピンとし、
    この係止ピンの先端に拡径された頭部を設け、上記被係
    止孔の側方に、頭部が挿脱可能な拡径孔部を形成し、被
    係止孔の中間部と拡径孔部とを連通する連通孔部を形成
    し、これら被係止孔と連通孔部との幅を係止ピンの径よ
    りも大きくかつ頭部の径よりも小さく形成したことを特
    徴とする請求項4記載の運搬容器。
  7. 【請求項7】 吊り帯を上下移動自在に設けたことを特
    徴とする請求項1記 載の運搬容器。
  8. 【請求項8】 側枠に、これら吊り帯を保持する保持枠
    を設け、各吊り帯の下端に、吊り帯を上げた際に底枠に
    係合し、かつ吊り帯を下げた際に底枠の下方へ離間する
    係止部材が設けられたことを特徴とする請求項7記載の
    運搬容器。
  9. 【請求項9】 吊り帯を屈曲可能な索体で形成するとと
    もに、これら吊り帯の下端を底枠側に連結し、側枠を挾
    んで相対向する一対の吊り帯間に、これら両吊り帯の間
    隔を維持する間隔維持杆を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の運搬容器。
  10. 【請求項10】 間隔維持杆の両端部に連結孔を形成
    し、これら連結孔に吊り帯を挿通させて、間隔維持杆を
    吊り帯に対してスライド可能にしたことを特徴とする請
    求項9記載の運搬容器。
  11. 【請求項11】 間隔維持杆は、棒状部材と、この棒状
    部材の両端に設けられた連結部材とにより構成され、こ
    れら両連結部材は、上記棒状部材の両端部に連結された
    縦板部と、これら縦板部の上端から外側方へ延びる横板
    部とにより形成され、上記両縦板部は相対向する一対の
    側枠の上端部間に上方から嵌脱自在に形成され、上記両
    横板部は相対向する一対の側枠の上端に載置可能に形成
    されていることを特徴とする請求項9記載の運搬容器。
  12. 【請求項12】 間隔維持杆は左右一対の側枠上を前後
    方向へ移動自在に構成されていることを特徴とする請求
    項9から請求項11のいずれかに記載の運搬容器。
  13. 【請求項13】 間隔維持杆は左右一対の側枠上から前
    後いずれかの外方へ退避可能に構成されていることを特
    徴とする請求項12記載の運搬容器。
  14. 【請求項14】 左右一対の側枠の下方に複数の脚が設
    けられ、 複数の運搬容器を上下に段積みした際、下段の運搬容器
    の左右一対の側枠上に上段の運搬容器の各脚が載置され
    ることを特徴とする請求項12または請求項13に記載
    の運搬容器。
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