JPH0691959A - プリンタ - Google Patents
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- JPH0691959A JPH0691959A JP4243780A JP24378092A JPH0691959A JP H0691959 A JPH0691959 A JP H0691959A JP 4243780 A JP4243780 A JP 4243780A JP 24378092 A JP24378092 A JP 24378092A JP H0691959 A JPH0691959 A JP H0691959A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録紙をプラテンへ均一に押圧して給送状態
を安定させることができ、かつ部品点数も増加しないプ
リンタを提供する。 【構成】 プラテン1Aの回転軸10の外周を、一種類
の弾性部材により一体に成形された被押圧層11で被覆
する。プラテン1Aの周上には、被押圧層11の外周面
と被押圧層11の全長に渡って圧接するピンチローラ3
a,3bを設る。ピンチローラ3a,3bと被押圧層1
1との間で記録紙Pを挟持して、記録紙Pをプラテン1
Aへ押し付ける力を軸方向に均一化する。被押圧層11
の長さを、プラテン1Aに巻き掛けられる記録紙Pの最
大幅よりも長く設定し、記録紙Pが挟持される範囲での
ピンチローラ3a,3bの傾きによる記録紙Pの押圧力
の変動を防止する。被押圧層11の両端の第2の押圧部
111の表面硬度を、中央側の第1の押圧部110の表
面硬度よりも高く設定する。
を安定させることができ、かつ部品点数も増加しないプ
リンタを提供する。 【構成】 プラテン1Aの回転軸10の外周を、一種類
の弾性部材により一体に成形された被押圧層11で被覆
する。プラテン1Aの周上には、被押圧層11の外周面
と被押圧層11の全長に渡って圧接するピンチローラ3
a,3bを設る。ピンチローラ3a,3bと被押圧層1
1との間で記録紙Pを挟持して、記録紙Pをプラテン1
Aへ押し付ける力を軸方向に均一化する。被押圧層11
の長さを、プラテン1Aに巻き掛けられる記録紙Pの最
大幅よりも長く設定し、記録紙Pが挟持される範囲での
ピンチローラ3a,3bの傾きによる記録紙Pの押圧力
の変動を防止する。被押圧層11の両端の第2の押圧部
111の表面硬度を、中央側の第1の押圧部110の表
面硬度よりも高く設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラテンの回転により
記録紙を給送しつつ印刷を行なうプリンタに関する。
記録紙を給送しつつ印刷を行なうプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプリンタとして、例えば実開昭
62−73949号公報、特開昭63−193867号
公報、特開平3−189174号公報に示すように、外
周に弾性部材(例えばゴム)からなる被押圧層が設けら
れたプラテンと、このプラテンの被押圧層の外周面と圧
接可能なサーマルヘッドとを備え、サーマルヘッドとプ
ラテンの被押圧層との間に記録紙とインクフィルムとを
挟み込んだ状態でプラテンを回転させて記録紙とインク
フィルムとを給送しつつ、サーマルヘッドの発熱素子を
選択的に発熱させて所望の画像を形成するいわゆる熱転
写式プリンタが知られている。そして、上記公報記載の
プリンタでは、プラテンの被押圧層の軸方向両外側に硬
質の給送ローラを同軸に配設するとともに、給送ローラ
の周上に一対の紙押えローラを配設し、これら給送ロー
ラと紙押えローラとで記録紙の両端部を挟持しつつ給送
ローラをプラテンに同期して回転させることにより、記
録紙の両端部における給送速度のずれを防止して給送精
度の向上を図っている。
62−73949号公報、特開昭63−193867号
公報、特開平3−189174号公報に示すように、外
周に弾性部材(例えばゴム)からなる被押圧層が設けら
れたプラテンと、このプラテンの被押圧層の外周面と圧
接可能なサーマルヘッドとを備え、サーマルヘッドとプ
ラテンの被押圧層との間に記録紙とインクフィルムとを
挟み込んだ状態でプラテンを回転させて記録紙とインク
フィルムとを給送しつつ、サーマルヘッドの発熱素子を
選択的に発熱させて所望の画像を形成するいわゆる熱転
写式プリンタが知られている。そして、上記公報記載の
プリンタでは、プラテンの被押圧層の軸方向両外側に硬
質の給送ローラを同軸に配設するとともに、給送ローラ
の周上に一対の紙押えローラを配設し、これら給送ロー
ラと紙押えローラとで記録紙の両端部を挟持しつつ給送
ローラをプラテンに同期して回転させることにより、記
録紙の両端部における給送速度のずれを防止して給送精
度の向上を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した公報
記載のプリンタでは、記録紙の両端部のみを給送ローラ
と紙押えローラで挟持するので、かえって給送精度が悪
化することがあった。すなわち、記録紙の給送状態を一
定に維持するには、記録紙をその全幅に渡って等しい圧
力でプラテンに押圧することが最も望ましく、この圧力
に不均一が生じるとプラテンの回転に伴って記録紙に作
用する回転力が記録紙の幅方向で変化して記録紙が曲っ
て給送されてしまう。この点、上述したプリンタでは記
録紙の中央がサーマルヘッドとプラテンの被押圧層との
間に挟持され、記録紙の両端が給送ローラと紙押えロー
ラとの間に挟持されるので、記録紙の押圧力はもとより
不均一であり、記録紙の両端での給送速度を一致させて
記録紙を強制的に真っ直ぐ給送している状態にある。こ
のため、記録紙の両端での紙押えローラによる押圧力に
僅かでもばらつきが生じると、直ちに記録紙が曲って給
送されてしまい、印刷品質が損われる。特に記録紙を複
数回往復させて多色のインクを重ね刷りするカラープリ
ンタでは、記録紙の給送状態が変化すると各色の画像の
印刷位置がずれてしまうので、印刷品質が極めて悪化す
る。さらに、上述した公報記載のプリンタでは、給送用
ローラをプラテンの両端に取り付けているので、部品点
数が増加して組み付け工数が増すという不都合もある。
記載のプリンタでは、記録紙の両端部のみを給送ローラ
と紙押えローラで挟持するので、かえって給送精度が悪
化することがあった。すなわち、記録紙の給送状態を一
定に維持するには、記録紙をその全幅に渡って等しい圧
力でプラテンに押圧することが最も望ましく、この圧力
に不均一が生じるとプラテンの回転に伴って記録紙に作
用する回転力が記録紙の幅方向で変化して記録紙が曲っ
て給送されてしまう。この点、上述したプリンタでは記
録紙の中央がサーマルヘッドとプラテンの被押圧層との
間に挟持され、記録紙の両端が給送ローラと紙押えロー
ラとの間に挟持されるので、記録紙の押圧力はもとより
不均一であり、記録紙の両端での給送速度を一致させて
記録紙を強制的に真っ直ぐ給送している状態にある。こ
のため、記録紙の両端での紙押えローラによる押圧力に
僅かでもばらつきが生じると、直ちに記録紙が曲って給
送されてしまい、印刷品質が損われる。特に記録紙を複
数回往復させて多色のインクを重ね刷りするカラープリ
ンタでは、記録紙の給送状態が変化すると各色の画像の
印刷位置がずれてしまうので、印刷品質が極めて悪化す
る。さらに、上述した公報記載のプリンタでは、給送用
ローラをプラテンの両端に取り付けているので、部品点
数が増加して組み付け工数が増すという不都合もある。
【0004】本発明の目的は、記録紙をプラテンへ均一
に押圧して給送状態を安定させることができ、かつ部品
点数も増加しないプリンタを提供することにある。
に押圧して給送状態を安定させることができ、かつ部品
点数も増加しないプリンタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1〜図
3に対応付けて説明すると、請求項1の発明は、外周に
弾性部材からなる被押圧層11が設けられたプラテン1
Aと、プラテン1Aの被押圧層11の外周面と圧接可能
な印刷手段2とを備え、プラテン1Aをその軸線回りに
回転させてプラテン1Aの外周面に巻き掛けられた記録
紙Pを周方向へ給送しつつ印刷手段2を記録紙Pに圧接
して画像を形成するプリンタに適用される。そして、上
述した目的は、プラテン1Aの周上に、被押圧層11の
外周面と被押圧層11の軸方向全長に渡って圧接可能な
ピンチローラ3a,3bを配設し、被押圧層11の軸方
向の長さを、プラテン1Aの軸方向における記録紙Pの
最大幅Wmaxよりも大きく設定し、この被押圧層11
を、印刷手段2との圧接部分110よりも軸方向両外側
に位置する部分111の表面硬度が、印刷手段2との圧
接部分110の表面硬度よりも高くなるように一体に成
形することにより達成される。請求項2のプリンタで
は、図4および図5に示すように、被押圧層12の印刷
手段2との圧接部分120よりも軸方向両外側に位置す
る部分121の外径D2を、印刷手段2との圧接部分1
20の外径D1に対して0.1〜0.4%小さく設定し
た。
3に対応付けて説明すると、請求項1の発明は、外周に
弾性部材からなる被押圧層11が設けられたプラテン1
Aと、プラテン1Aの被押圧層11の外周面と圧接可能
な印刷手段2とを備え、プラテン1Aをその軸線回りに
回転させてプラテン1Aの外周面に巻き掛けられた記録
紙Pを周方向へ給送しつつ印刷手段2を記録紙Pに圧接
して画像を形成するプリンタに適用される。そして、上
述した目的は、プラテン1Aの周上に、被押圧層11の
外周面と被押圧層11の軸方向全長に渡って圧接可能な
ピンチローラ3a,3bを配設し、被押圧層11の軸方
向の長さを、プラテン1Aの軸方向における記録紙Pの
最大幅Wmaxよりも大きく設定し、この被押圧層11
を、印刷手段2との圧接部分110よりも軸方向両外側
に位置する部分111の表面硬度が、印刷手段2との圧
接部分110の表面硬度よりも高くなるように一体に成
形することにより達成される。請求項2のプリンタで
は、図4および図5に示すように、被押圧層12の印刷
手段2との圧接部分120よりも軸方向両外側に位置す
る部分121の外径D2を、印刷手段2との圧接部分1
20の外径D1に対して0.1〜0.4%小さく設定し
た。
【0006】
【作用】請求項1のプリンタでは、記録紙Pの最大幅W
maxよりも長尺に形成された被押圧層11の外周面にピ
ンチローラ3a,3bが記録紙Pを介して圧接し、記録
紙Pがその全幅に渡って被押圧層11の外周面に押し付
けられる。ピンチローラ3a,3bが被押圧層11によ
って記録紙Pの最大幅Wmaxよりも長い範囲で支持され
るので、ピンチローラ3a,3bがプラテン1Aの軸線
に対して傾いた状態で記録紙Pを押圧するおそれが少な
い。被押圧層11のうち印刷手段2との圧接部分110
よりも軸方向両外側に位置する部分111の表面硬度が
高くなっているので、ピンチローラ3a,3bがその両
端部で確実に支持され、ピンチローラ3a,3bの安定
性が一層高まる。被押圧層11を一体に成形したので、
プラテン1Aの部品点数も増加しない。請求項2のプリ
ンタでは、ピンチローラ3a,3bが、印刷手段2との
圧接部分120に記録紙Pを介して圧接し、このときの
圧接部分120の弾性変形によりピンチローラ3a,3
bの両端部が被押圧層12の両端側の硬度の高い部分1
21に記録紙Pを介して圧接する。硬度の低い圧接部分
120の弾性変形量が大きく、硬度の高い部分121の
弾性変形量が小さいので記録紙Pの押圧力が全体に均一
化される。
maxよりも長尺に形成された被押圧層11の外周面にピ
ンチローラ3a,3bが記録紙Pを介して圧接し、記録
紙Pがその全幅に渡って被押圧層11の外周面に押し付
けられる。ピンチローラ3a,3bが被押圧層11によ
って記録紙Pの最大幅Wmaxよりも長い範囲で支持され
るので、ピンチローラ3a,3bがプラテン1Aの軸線
に対して傾いた状態で記録紙Pを押圧するおそれが少な
い。被押圧層11のうち印刷手段2との圧接部分110
よりも軸方向両外側に位置する部分111の表面硬度が
高くなっているので、ピンチローラ3a,3bがその両
端部で確実に支持され、ピンチローラ3a,3bの安定
性が一層高まる。被押圧層11を一体に成形したので、
プラテン1Aの部品点数も増加しない。請求項2のプリ
ンタでは、ピンチローラ3a,3bが、印刷手段2との
圧接部分120に記録紙Pを介して圧接し、このときの
圧接部分120の弾性変形によりピンチローラ3a,3
bの両端部が被押圧層12の両端側の硬度の高い部分1
21に記録紙Pを介して圧接する。硬度の低い圧接部分
120の弾性変形量が大きく、硬度の高い部分121の
弾性変形量が小さいので記録紙Pの押圧力が全体に均一
化される。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
−第1実施例− 以下、図1〜図3を参照して本発明の第1実施例を説明
する。これらの図において1Aはプラテンである。この
プラテン1Aは、小径かつ長尺の回転軸10の両端部を
除いた一定範囲の外周を被押圧層11で被覆してなるも
ので、回転軸10と連結された不図示の駆動源により、
その軸線回りに回転駆動される。図2および図3に示す
ように、被押圧層11は、一種類の弾性部材を記録紙P
の最大幅Wmaxよりも長尺の円筒状に一体成形してなる
もので、その表面硬度は、軸方向中央に位置する第1の
押圧部110よりも、第1の押圧部110の両端に位置
する第2の押圧部111の方が高くなっている。各押圧
部110,111の長さは後述する。
する。これらの図において1Aはプラテンである。この
プラテン1Aは、小径かつ長尺の回転軸10の両端部を
除いた一定範囲の外周を被押圧層11で被覆してなるも
ので、回転軸10と連結された不図示の駆動源により、
その軸線回りに回転駆動される。図2および図3に示す
ように、被押圧層11は、一種類の弾性部材を記録紙P
の最大幅Wmaxよりも長尺の円筒状に一体成形してなる
もので、その表面硬度は、軸方向中央に位置する第1の
押圧部110よりも、第1の押圧部110の両端に位置
する第2の押圧部111の方が高くなっている。各押圧
部110,111の長さは後述する。
【0009】第1、第2の押圧部110,111の表面
硬度を変化させるには種々の方法を用いて良いが、一例
として被押圧層11を単一の加硫ゴムで形成する場合に
は、第1の押圧部110と第2の押圧部111とで加硫
条件を変化させれば良い。この他にも、回転軸10の直
径を第1の押圧部110に対応する範囲で小径に、第2
の押圧部111に対応する範囲で大径に形成しても良
い。
硬度を変化させるには種々の方法を用いて良いが、一例
として被押圧層11を単一の加硫ゴムで形成する場合に
は、第1の押圧部110と第2の押圧部111とで加硫
条件を変化させれば良い。この他にも、回転軸10の直
径を第1の押圧部110に対応する範囲で小径に、第2
の押圧部111に対応する範囲で大径に形成しても良
い。
【0010】2はライン状またはマトリックス状に整列
する複数の発熱素子を内蔵したサーマルヘッドである。
このサーマルヘッド2は、不図示のヘッド駆動機構によ
り、プラテン1Aの被押圧層11の外周面に圧接する位
置と、被押圧層11から離間した位置との間を往復移動
可能とされる。ここで、プラテン1Aの第1の押圧部1
10の長さLc(図3参照)は、プラテン1Aに対する
サーマルヘッド2の発熱素子の圧接範囲よりも大きくか
つ記録紙Pの最大幅Wmaxよりも小さくなるように定め
られる。そして、被押圧層11の全長Lは、記録紙Pの
最大幅Wmaxよりも大きくなるように設定される。
する複数の発熱素子を内蔵したサーマルヘッドである。
このサーマルヘッド2は、不図示のヘッド駆動機構によ
り、プラテン1Aの被押圧層11の外周面に圧接する位
置と、被押圧層11から離間した位置との間を往復移動
可能とされる。ここで、プラテン1Aの第1の押圧部1
10の長さLc(図3参照)は、プラテン1Aに対する
サーマルヘッド2の発熱素子の圧接範囲よりも大きくか
つ記録紙Pの最大幅Wmaxよりも小さくなるように定め
られる。そして、被押圧層11の全長Lは、記録紙Pの
最大幅Wmaxよりも大きくなるように設定される。
【0011】図1および図2に示すように、プラテン1
Aの周上には、サーマルヘッド2との接触位置を挟んで
一対のピンチローラ3a,3bが配置されている。これ
らピンチローラ3a,3bは、プラテン1の被押圧層1
1よりも十分に長く形成され、それぞれの両端がプラテ
ン1Aの両端に配置したアーム4a〜4dの先端部に嵌
装されてプラテン1Aと平行かつそれぞれの軸線回りに
回転可能に支持されている。
Aの周上には、サーマルヘッド2との接触位置を挟んで
一対のピンチローラ3a,3bが配置されている。これ
らピンチローラ3a,3bは、プラテン1の被押圧層1
1よりも十分に長く形成され、それぞれの両端がプラテ
ン1Aの両端に配置したアーム4a〜4dの先端部に嵌
装されてプラテン1Aと平行かつそれぞれの軸線回りに
回転可能に支持されている。
【0012】アーム4a〜4dは、基端側の孔40a〜
40dと嵌合する不図示の支持軸により孔40a〜40
dの軸線回りに回転可能に支持される。プラテン1Aの
一端側のアーム4a,4bと、プラテン1Aの他端側の
アーム4c,4dは、ばね5a,5bによって互いに引
き寄せられて円形のカム板6a,6bの外周面と圧接す
る。カム板6a,6bは不図示のカム機構によってその
中心位置からずれた偏心軸の回りに回転可能とされる。
これらカム板6a,6bの回転によりアーム4a,4
b、4c,4dの相対距離が変化し、ピンチローラ3
a,3bがプラテン1Aの被押圧層11の外周面と圧接
する位置と被押圧層11から離間する位置との間を往復
する。
40dと嵌合する不図示の支持軸により孔40a〜40
dの軸線回りに回転可能に支持される。プラテン1Aの
一端側のアーム4a,4bと、プラテン1Aの他端側の
アーム4c,4dは、ばね5a,5bによって互いに引
き寄せられて円形のカム板6a,6bの外周面と圧接す
る。カム板6a,6bは不図示のカム機構によってその
中心位置からずれた偏心軸の回りに回転可能とされる。
これらカム板6a,6bの回転によりアーム4a,4
b、4c,4dの相対距離が変化し、ピンチローラ3
a,3bがプラテン1Aの被押圧層11の外周面と圧接
する位置と被押圧層11から離間する位置との間を往復
する。
【0013】図1において7はインクフィルムである。
このインクフィルム7はカラー画像を形成するために必
要な複数色(通常は3色)のインクが長手方向に一定長
さずつ順に塗布されたもので、プラテン1Aと平行に配
置した供給ローラ8aから繰り出されて巻取りローラ8
bに巻取られる。巻取りローラ8bは不図示の駆動源に
よってその軸線回りに回転駆動され、プラテン1Aによ
る記録紙Pの給送速度と同速度でインクフィルム7を搬
送する。巻取りローラ8bの駆動系には定トルクすべり
巻取り機構(不図示)が設けられ、また供給ローラ8a
から繰り出されるインクフィルム7には不図示の定トル
ク機構により一定のトルクが負荷される。これによりイ
ンクフィルム7は一定の張力が負荷された状態で搬送さ
れる。
このインクフィルム7はカラー画像を形成するために必
要な複数色(通常は3色)のインクが長手方向に一定長
さずつ順に塗布されたもので、プラテン1Aと平行に配
置した供給ローラ8aから繰り出されて巻取りローラ8
bに巻取られる。巻取りローラ8bは不図示の駆動源に
よってその軸線回りに回転駆動され、プラテン1Aによ
る記録紙Pの給送速度と同速度でインクフィルム7を搬
送する。巻取りローラ8bの駆動系には定トルクすべり
巻取り機構(不図示)が設けられ、また供給ローラ8a
から繰り出されるインクフィルム7には不図示の定トル
ク機構により一定のトルクが負荷される。これによりイ
ンクフィルム7は一定の張力が負荷された状態で搬送さ
れる。
【0014】次に、以上の構成のプリンタにおけるカラ
ー画像の印刷手順を説明する。印刷開始時には、まずカ
ム板6a,6bが回転してピンチローラ3a,3bがプ
ラテン1Aの被押圧層11の外周面に圧接する。ついで
プラテン1Aが図1の矢印A方向へ回転し、これにより
記録紙Pが下側のピンチローラ3aとプラテン1Aとの
間からプラテン1Aの被押圧層11の外周面に巻き付け
られて上側のピンチローラ3bとプラテン1Aとの間か
ら上方へ排出される。インクフィルム7は、記録紙Pの
給送に先立って巻取りローラ8bにより第1色目のイン
クの始端がサーマルヘッド2とプラテン1Aとの接触位
置に一致するまで搬送され、以降記録紙Pに同期して搬
送される。
ー画像の印刷手順を説明する。印刷開始時には、まずカ
ム板6a,6bが回転してピンチローラ3a,3bがプ
ラテン1Aの被押圧層11の外周面に圧接する。ついで
プラテン1Aが図1の矢印A方向へ回転し、これにより
記録紙Pが下側のピンチローラ3aとプラテン1Aとの
間からプラテン1Aの被押圧層11の外周面に巻き付け
られて上側のピンチローラ3bとプラテン1Aとの間か
ら上方へ排出される。インクフィルム7は、記録紙Pの
給送に先立って巻取りローラ8bにより第1色目のイン
クの始端がサーマルヘッド2とプラテン1Aとの接触位
置に一致するまで搬送され、以降記録紙Pに同期して搬
送される。
【0015】記録紙Pがピンチローラ3aとプラテン1
Aとの間を通過すると、サーマルヘッド2がプラテン1
Aへ向けて移動し、プラテン1Aの被押圧層11とサー
マルヘッド2との間にインクフィルム7と記録紙Pとが
重ねて挟持される。そして、記録紙Pがプリント開始位
置まで移動すると、不図示の制御装置から出力される画
像情報に基づいてサーマルヘッド2の発熱素子が選択的
に発熱し、対応するインクフィルム7上のインクが記録
紙P上に転写される。記録紙Pがプリント終了位置に達
するとサーマルヘッド2の駆動とプラテン1Aの駆動が
停止し、サーマルヘッド2がプラテン1Aから離間す
る。
Aとの間を通過すると、サーマルヘッド2がプラテン1
Aへ向けて移動し、プラテン1Aの被押圧層11とサー
マルヘッド2との間にインクフィルム7と記録紙Pとが
重ねて挟持される。そして、記録紙Pがプリント開始位
置まで移動すると、不図示の制御装置から出力される画
像情報に基づいてサーマルヘッド2の発熱素子が選択的
に発熱し、対応するインクフィルム7上のインクが記録
紙P上に転写される。記録紙Pがプリント終了位置に達
するとサーマルヘッド2の駆動とプラテン1Aの駆動が
停止し、サーマルヘッド2がプラテン1Aから離間す
る。
【0016】以上により第1色目の印刷が終了すると、
インクフィルム7の第2色目のインクの始端がサーマル
ヘッド2との接触位置まで繰り出される。同時に、プラ
テン1Aが矢印Bで示すようにプリント時とは逆方向に
回転し、記録紙Pが逆方向に搬送される。記録紙Pがプ
リント開始位置より多少行き過ぎるとプラテン1Aの回
転が停止し、サーマルヘッド2がプラテン1Aに圧接す
る。そして、再びプラテン1Aが矢印A方向へ回転して
記録紙Pの給送が開始され、以下、第1色目の印刷と同
様にして第2色目の印刷が行なわれる。第2色目の印刷
終了後は全く同様手順で第3色目の印刷が繰り返され、
記録紙P上にフルカラー画像が形成される。
インクフィルム7の第2色目のインクの始端がサーマル
ヘッド2との接触位置まで繰り出される。同時に、プラ
テン1Aが矢印Bで示すようにプリント時とは逆方向に
回転し、記録紙Pが逆方向に搬送される。記録紙Pがプ
リント開始位置より多少行き過ぎるとプラテン1Aの回
転が停止し、サーマルヘッド2がプラテン1Aに圧接す
る。そして、再びプラテン1Aが矢印A方向へ回転して
記録紙Pの給送が開始され、以下、第1色目の印刷と同
様にして第2色目の印刷が行なわれる。第2色目の印刷
終了後は全く同様手順で第3色目の印刷が繰り返され、
記録紙P上にフルカラー画像が形成される。
【0017】本実施例では、ばね5a,5bで相互に引
き寄せられるピンチローラ3a,3bにより、記録紙P
がその全幅に渡ってプラテン1Aの被押圧層11の外周
面に押し付けられるので、記録紙Pの両端部のみを専用
の紙押えローラでプラテン1Aに押し付ける従来例と比
較して、記録紙Pをプラテン1Aに押圧する力がプラテ
ン1Aの軸方向で均一化される。しかも、プラテン1A
の被押圧層11の長さLが記録紙Pの最大幅Wmaxより
も大きく設定されているので、ピンチローラ3a,3b
がプラテン1Aの軸線方向から傾いた状態で記録紙Pに
圧接して記録紙Pに不均一な押圧力が作用するおそれも
少ない。さらに、被押圧層11の両端に位置する第2の
押圧部111の表面硬度が高くなっているので、ピンチ
ローラ3a,3bがその両端部で確実に支持されて安定
性が高まり、これによりピンチローラ3a,3bと第1
の押圧部110との間における記録紙Pの押圧力が一層
均一となる。このため記録紙Pは安定して給送され、こ
れにより各色の画像が精度良く重り合って高品質のカラ
ー画像が得られる。被押圧層11を一種類の弾性部材に
より一体に成形して、その表面硬度を変化させたので、
プラテン1Aの部品点数も増加しない。
き寄せられるピンチローラ3a,3bにより、記録紙P
がその全幅に渡ってプラテン1Aの被押圧層11の外周
面に押し付けられるので、記録紙Pの両端部のみを専用
の紙押えローラでプラテン1Aに押し付ける従来例と比
較して、記録紙Pをプラテン1Aに押圧する力がプラテ
ン1Aの軸方向で均一化される。しかも、プラテン1A
の被押圧層11の長さLが記録紙Pの最大幅Wmaxより
も大きく設定されているので、ピンチローラ3a,3b
がプラテン1Aの軸線方向から傾いた状態で記録紙Pに
圧接して記録紙Pに不均一な押圧力が作用するおそれも
少ない。さらに、被押圧層11の両端に位置する第2の
押圧部111の表面硬度が高くなっているので、ピンチ
ローラ3a,3bがその両端部で確実に支持されて安定
性が高まり、これによりピンチローラ3a,3bと第1
の押圧部110との間における記録紙Pの押圧力が一層
均一となる。このため記録紙Pは安定して給送され、こ
れにより各色の画像が精度良く重り合って高品質のカラ
ー画像が得られる。被押圧層11を一種類の弾性部材に
より一体に成形して、その表面硬度を変化させたので、
プラテン1Aの部品点数も増加しない。
【0018】−第2実施例− 次に、図4および図5を参照して本発明の第2実施例を
説明する。なお、上述した第1実施例と共通する部分に
は同一符号を付し、説明を省略する。これらの図に示す
ように、本実施例のプリンタは、プラテン1Bの被押圧
層12を、一種類の弾性部材により、記録紙Pの最大幅
Wmaxよりも長尺の円筒状に一体に形成し、この被押圧
層12の表面硬度を、軸方向中央に位置する第1の被押
圧部120より、第1の被押圧部120の両端に位置す
る第2の被押圧部121の方が高くなるように変化させ
た点で第1実施例と共通する。そして、本実施例では、
第2の押圧部121の外径D2が、第1の被押圧部12
0の外径D1よりも小さく設定される。第1の被押圧部
120の長さLcはサーマルヘッド2の発熱素子の圧接
範囲よりも大きくかつ記録紙Pの最大幅Wmaxより小さ
く定められる。被押圧層12の全長Lは記録紙Pの最大
幅Wmaxよりも大きく設定される。また、外径D1,D
2の差(D1−D2)は、第1の押圧部120の外径D
1の0.1〜0.4%の範囲とされる。
説明する。なお、上述した第1実施例と共通する部分に
は同一符号を付し、説明を省略する。これらの図に示す
ように、本実施例のプリンタは、プラテン1Bの被押圧
層12を、一種類の弾性部材により、記録紙Pの最大幅
Wmaxよりも長尺の円筒状に一体に形成し、この被押圧
層12の表面硬度を、軸方向中央に位置する第1の被押
圧部120より、第1の被押圧部120の両端に位置す
る第2の被押圧部121の方が高くなるように変化させ
た点で第1実施例と共通する。そして、本実施例では、
第2の押圧部121の外径D2が、第1の被押圧部12
0の外径D1よりも小さく設定される。第1の被押圧部
120の長さLcはサーマルヘッド2の発熱素子の圧接
範囲よりも大きくかつ記録紙Pの最大幅Wmaxより小さ
く定められる。被押圧層12の全長Lは記録紙Pの最大
幅Wmaxよりも大きく設定される。また、外径D1,D
2の差(D1−D2)は、第1の押圧部120の外径D
1の0.1〜0.4%の範囲とされる。
【0019】本実施例では、記録紙Pのうちサーマルヘ
ッド2の発熱素子と圧接する範囲が、ピンチローラ3
a,3bによって被押圧層12の第1の被押圧部120
の外周面に押し付けられる。そして、この押圧力により
第1の被押圧部120が弾性変形してピンチローラ3
a,3bの両端が第2の被押圧部121と記録紙Pを介
して圧接する。このとき、ピンチローラ3a,3bが記
録紙Pを押圧する力は、硬度が低い第1の被押圧部12
0の弾性変形量が大きく、硬度が高い第2の被押圧部1
21の弾性変形量が小さくなるので、全体として均一に
なる。しかもピンチローラ3a,3bの支持長さは第1
実施例と同様に確保され、ピンチローラ3a,3bのプ
ラテン1Dの軸線に対する傾きが阻止される。よって、
記録紙Pは極めて安定して給送される。
ッド2の発熱素子と圧接する範囲が、ピンチローラ3
a,3bによって被押圧層12の第1の被押圧部120
の外周面に押し付けられる。そして、この押圧力により
第1の被押圧部120が弾性変形してピンチローラ3
a,3bの両端が第2の被押圧部121と記録紙Pを介
して圧接する。このとき、ピンチローラ3a,3bが記
録紙Pを押圧する力は、硬度が低い第1の被押圧部12
0の弾性変形量が大きく、硬度が高い第2の被押圧部1
21の弾性変形量が小さくなるので、全体として均一に
なる。しかもピンチローラ3a,3bの支持長さは第1
実施例と同様に確保され、ピンチローラ3a,3bのプ
ラテン1Dの軸線に対する傾きが阻止される。よって、
記録紙Pは極めて安定して給送される。
【0020】以上の各実施例のプラテン1A,1Bを試
作して記録紙Pの給送状態を従来と比較したところ、い
ずれの給送状態も従来より安定することが確認された。
実施例相互の比較では、第1実施例よりも第2実施例の
方が良好な結果を示した。なお、このとき第1、第2の
被押圧部110,120の硬度は60゜、第2の被押圧
部111,121の硬度は80〜90゜に設定した。こ
れらの硬度は、日本工業規格(JIS)K6301のA
スケールに従った値である。記録紙Pには、厚さ190
±10μmの合成紙を用いた。
作して記録紙Pの給送状態を従来と比較したところ、い
ずれの給送状態も従来より安定することが確認された。
実施例相互の比較では、第1実施例よりも第2実施例の
方が良好な結果を示した。なお、このとき第1、第2の
被押圧部110,120の硬度は60゜、第2の被押圧
部111,121の硬度は80〜90゜に設定した。こ
れらの硬度は、日本工業規格(JIS)K6301のA
スケールに従った値である。記録紙Pには、厚さ190
±10μmの合成紙を用いた。
【0021】ここで、第2実施例における外径D1,D
2の差を上記の範囲としたのは、0.1%未満では外径
を等しくした場合と効果に差がなく、0.4%を越えて
大きくするとピンチローラ3a,3bの両端部の支持効
果が減少してピンチローラ3a,3bの安定性が劣化す
るからである。特に上記の試験では、外径D1を21.
50mm、外径D2を21.45mmに設定したときに優れ
た効果が認められた。なお、外径差(D1−D2)の上
記範囲は、記録紙Pの厚さのほぼ1/10〜1/2に相
当する。
2の差を上記の範囲としたのは、0.1%未満では外径
を等しくした場合と効果に差がなく、0.4%を越えて
大きくするとピンチローラ3a,3bの両端部の支持効
果が減少してピンチローラ3a,3bの安定性が劣化す
るからである。特に上記の試験では、外径D1を21.
50mm、外径D2を21.45mmに設定したときに優れ
た効果が認められた。なお、外径差(D1−D2)の上
記範囲は、記録紙Pの厚さのほぼ1/10〜1/2に相
当する。
【0022】以上の実施例では、ピンチローラ3a,3
bをサーマルヘッド2の接触位置の前後に1個ずつ配置
したが、本発明はこれに限るものではなく、サーマルヘ
ッド2の接触位置に対していずれか一方の側にのみピン
チローラを設けて記録紙をプラテンに巻き掛けるものに
も適用される。また、本発明は、記録紙を往復させてカ
ラー画像を形成するものに限らず、単色のプリンタに適
用しても給送精度を向上させて高い印刷品質を得ること
ができる。印刷手段も熱転写用のサーマルヘッド2に限
らず、ワイヤドット式の印刷ヘッドなどプラテンの外周
に巻き掛けた記録紙に圧接して印刷を行なうあらゆる手
段を使用して良い。
bをサーマルヘッド2の接触位置の前後に1個ずつ配置
したが、本発明はこれに限るものではなく、サーマルヘ
ッド2の接触位置に対していずれか一方の側にのみピン
チローラを設けて記録紙をプラテンに巻き掛けるものに
も適用される。また、本発明は、記録紙を往復させてカ
ラー画像を形成するものに限らず、単色のプリンタに適
用しても給送精度を向上させて高い印刷品質を得ること
ができる。印刷手段も熱転写用のサーマルヘッド2に限
らず、ワイヤドット式の印刷ヘッドなどプラテンの外周
に巻き掛けた記録紙に圧接して印刷を行なうあらゆる手
段を使用して良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のプリン
タでは、ピンチローラにより記録紙がその全幅に渡って
被押圧層の外周面に押し付けられるとともに、ピンチロ
ーラが被押圧層により記録紙の最大幅を越える長さで安
定して支持され、かつピンチローラの両端が被押圧層の
表面硬度が高い部分に支持されてピンチローラの傾きに
よる押圧力の変動が防止されるので、記録紙がプラテン
に対して均一に押し付けられて給送状態が従来よりも安
定し、高い印刷品質が得られる。しかも、被押圧層を一
体に成形したので部品点数が増加することもない。請求
項2のプリンタでは、被押圧層の印刷手段との圧接部分
と、この圧接部分よりも外側の部分の表面硬度および弾
性変形量の相違により、記録紙の押圧力が全体に均一化
され、かつピンチローラの両端が表面硬度の高い部分で
確実に支持されてピンチローラの傾きによる押圧力の変
動が防止されるので、記録紙の給送状態が極めて安定す
る。
タでは、ピンチローラにより記録紙がその全幅に渡って
被押圧層の外周面に押し付けられるとともに、ピンチロ
ーラが被押圧層により記録紙の最大幅を越える長さで安
定して支持され、かつピンチローラの両端が被押圧層の
表面硬度が高い部分に支持されてピンチローラの傾きに
よる押圧力の変動が防止されるので、記録紙がプラテン
に対して均一に押し付けられて給送状態が従来よりも安
定し、高い印刷品質が得られる。しかも、被押圧層を一
体に成形したので部品点数が増加することもない。請求
項2のプリンタでは、被押圧層の印刷手段との圧接部分
と、この圧接部分よりも外側の部分の表面硬度および弾
性変形量の相違により、記録紙の押圧力が全体に均一化
され、かつピンチローラの両端が表面硬度の高い部分で
確実に支持されてピンチローラの傾きによる押圧力の変
動が防止されるので、記録紙の給送状態が極めて安定す
る。
【図1】本発明の第1実施例に係るプリンタの主要部の
構成を示す斜視図。
構成を示す斜視図。
【図2】図1のプリンタからサーマルヘッド2とインク
フィルム7の搬送系を除いた状態を示す斜視図。
フィルム7の搬送系を除いた状態を示す斜視図。
【図3】図1のプリンタで用いるプラテンの平面図。
【図4】本発明の第2実施例に係るプリンタの主要部の
構成を、サーマルヘッド2とインクフィルム7の搬送系
を除いた状態で示す斜視図。
構成を、サーマルヘッド2とインクフィルム7の搬送系
を除いた状態で示す斜視図。
【図5】図4のプリンタで用いるプラテンの平面図。
1 プラテン 2 サーマルヘッド 3a,3b ピンチローラ 11,12 被押圧層 110,120 第1の被押圧部 111,121 第2の被押圧部
Claims (2)
- 【請求項1】 外周に弾性部材からなる被押圧層が設け
られたプラテンと、このプラテンの前記被押圧層の外周
面と圧接可能な印刷手段とを備え、前記プラテンをその
軸線回りに回転させて当該プラテンの外周面に巻き掛け
られた記録紙を周方向へ給送しつつ前記印刷手段を当該
記録紙に圧接して画像を形成するプリンタにおいて、 前記プラテンの周上に、前記被押圧層の外周面と当該被
押圧層の軸方向全長に渡って圧接可能なピンチローラを
配設するとともに、 前記プラテンの前記被押圧層の軸方向の長さを、当該プ
ラテンの軸方向における前記記録紙の最大幅よりも大き
く設定し、 前記押圧層を、前記印刷手段との圧接部分よりも軸方向
両外側に位置する部分の表面硬度が、前記印刷手段との
圧接部分の表面硬度よりも高くなるように一体に成形し
たことを特徴とするプリンタ。 - 【請求項2】 前記被押圧層の前記印刷手段との圧接部
分よりも軸方向両外側に位置する部分の外径を、前記印
刷手段との圧接部分の外径に対して0.1〜0.4%小
さく設定したことを特徴とする請求項1記載のプリン
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4243780A JPH0691959A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4243780A JPH0691959A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0691959A true JPH0691959A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17108865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4243780A Pending JPH0691959A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0691959A (ja) |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP4243780A patent/JPH0691959A/ja active Pending
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