JPH0691554A - ベルト荷締機 - Google Patents

ベルト荷締機

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JPH0691554A
JPH0691554A JP5047935A JP4793593A JPH0691554A JP H0691554 A JPH0691554 A JP H0691554A JP 5047935 A JP5047935 A JP 5047935A JP 4793593 A JP4793593 A JP 4793593A JP H0691554 A JPH0691554 A JP H0691554A
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belt
winding shaft
shaft
winding
main body
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勝 藤川
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Elephant Chain Block Co Ltd
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    • F16H7/24Equipment for mounting belts, ropes, or chains
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルト長さを予め調節できながら、荷締め解
除時巻取軸に巻装する第1ベルトが、巻取軸から抜け出
るのを防止し、荷崩れを阻止でき、巻取軸から抜け出た
ベルトをこの巻取軸に挿通する煩雑な作業をなくする。 【構成】 操作レバー10の操作で駆動する巻取軸6に
第1ベルト5を固定する。第2ベルト7を長さ調節可能
で、調節した位置で固定可能とした巻込軸9と固定杆2
とから成るベルト長調節機構8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベルト荷締機、詳しくは
一側に第1ベルトを巻取る巻取軸を回転自由に設けた本
体と、この本体の他側に支持する第2ベルトと、前記巻
取軸に支持され、該巻取軸を駆動する操作レバーとを備
えたベルト荷締機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のベルト荷締機は、例えば実開平2
−150166号公報に示され、また、図16に示した
ように、本体Aの一側に設ける巻取軸Bにベルト挿通用
スリットCを設けて、この巻取軸Bに、一端にフックを
もった調節側ベルトDの遊端側を巻取可能で、かつ、長
さ調節可能に挿通すると共に、前記本体Aの他側に、一
端にフックをもった固定ベルトEの他端を固定軸Rによ
り固定する一方、前記巻取軸Bに操作レバーFを揺動可
能に支持し、このレバーFと巻取軸Bとの間に、前記レ
バーFの揺動による動力を、前記巻取軸Bに伝達するメ
カニカルブレーキGをもった伝動機構Hを設けたものが
提供されている。
【0003】尚、前記メカニカルブレーキGは、前記巻
取軸Bに一体に設ける従動ディスクJと、ねじ軸部Kに
螺合するギヤ部Lをもった駆動部材Mと、この駆動部材
Mと前記従動ディスクJとの間に介装するブレーキ用爪
車Nと、前記本体Aに枢支軸Sを介して揺動可能に支持
され、前記爪車Nに係脱可能に係合する逆転防止爪Pに
より構成するのであり、前記伝動機構Hは、前記メカニ
カルブレーキGと前記レバーFに支持され前記ギヤ部L
に対し係脱可能に係合する伝動爪Qとから構成されてい
る。また、図16においてTはカラーである。
【0004】従って、前記レバーFを揺動運動させるこ
とにより前記伝動爪Qの送り爪を介して前記駆動部材M
を正方向に回転させ該駆動部材Mを、その回転で螺進さ
せて、この駆動部材Mとブレーキ用爪車N及び従動ディ
スクJとを一体化し、前記駆動部材Mに伝わる動力を前
記巻取軸Bに伝えてこの巻取軸Bを駆動回転させ、前記
巻取軸Bに挿通する前記調節ベルトDを巻取り、前記調
節ベルトD及び固定ベルトEとを緊張させ、荷締めを行
うのである。
【0005】所で、以上のように荷締めを行う場合、固
定ベルトE及び調節ベルトDの各フックを例えばトラッ
クの荷台における引掛部に引掛け、そして前記巻取軸B
の前記スリットCに挿通した前記調節ベルトDの遊端側
を手で引張って前記固定ベルトEと調節ベルトDとを予
め予定の緊張状にした状態で前記操作レバーFを揺動さ
せるのであって、このレバーFの揺動による前記巻取軸
Bの回転で前記調節ベルトDが巻取られ、この巻取りに
より前記各ベルトD,Eが緊張し荷締めが行えるのであ
り、また、この荷締めを解除するには前記伝動爪Qの戻
し爪を前記駆動部材Mのギヤ部Lに係合させて前記レバ
ーFを揺動させることにより行うのであって、このレバ
ーFの揺動により前記駆動部材Mが逆転し、この逆転で
前記駆動部材Mを前記従動ディスクJから離れる方向に
螺退させて、この螺退により前記駆動部材Mとブレーキ
用爪車N及び従動ディスクJとの一体化が解除され、こ
の解除で前記巻取軸Bは前記駆動部材Mの螺退量だけ逆
回転することが可能となって、前記巻取軸Bに巻込んだ
調節ベルトDが巻戻され前記ベルトD,Eを緩めること
ができるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上のように前
記巻取軸Bに前記スリットCを設てけ、このスリットC
に調節側ベルトDを挿通し、このベルトDを前記スリッ
トCを通した遊端側とともに重ね合わせて前記巻取軸B
の回転で該巻取軸Bに巻取るようにしているため、巻取
量が制約されると共に、荷締めの解除時、巻取量以上に
巻戻しが行われると前記調節ベルトDの遊端側が前記ス
リットCから抜け出してしまうことがあり、従って、荷
締め解除時、荷崩れがあってもこの荷崩れを阻止できな
い問題があった。
【0007】また、荷崩れがない場合でも巻取量以上に
巻戻し操作が行われたり、逆転防止爪Pの離脱で一挙に
荷締めを解除すると前記調節ベルトDの遊端側が前記ス
リットCから抜け出ることがあり、このため再度使用す
るとき、前記調節ベルトDの遊端側を前記スリットCに
挿通しなければならない煩雑さがあった。
【0008】本発明の目的は、荷締め解除時、巻取量以
上に巻戻しが行われても、ベルトが巻取軸から抜け出た
りすることなく本体に対する各ベルトの保持が行え、荷
崩れを阻止できながら、また、ベルトを巻取軸に装着す
る煩雑な作業もなくし得る荷締機を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するため、一側に第1ベルト5を巻取る巻取軸6を回
転自由に設けた本体1と、該本体1の他側に支持する第
2ベルト7と、前記巻取軸6に支持され、該巻取軸6を
駆動する操作レバー10とを備えたベルト荷締機におい
て、前記第1ベルト5の基端側を前記巻取軸6に固定す
ると共に、前記本体1の他側に、前記第2ベルト7の遊
端側途中を巻込み、かつ、前記本体1の長さ方向前後に
変位可能とした巻込軸9と、この巻込軸9の前方に位置
して該巻込軸9に対向し、この巻込軸9との間で前記第
2ベルト7を挾着固定する固定杆2とから成るベルト長
調節機構8を設けたのである。
【0010】また、以上の構成において、前記巻込軸9
は、前記本体1に回転不能で、かつ、前記本体1の長さ
方向前後に摺動可能に支持し、第2ベルト7の負荷側に
引張力が作用したとき、前記巻込軸9が前記本体1の前
後方向前方に摺動し、固定杆2との間で前記第2ベルト
7を挾着固定するようにしてもよい。
【0011】また、前記本体1には、前記巻込軸9を回
転不能で、かつ、前記本体1の長さ方向前後に摺動可能
に支持する摺動溝38を設け、該摺動溝38を、前記本
体1の前後方向前方に位置し、前記巻込軸9が固定杆2
との間で第2ベルト7を挾着固定する第1溝部38a
と、この第1溝部38aに連続すると共に、この第1溝
部38aに対し前記本体1の前後方向後方に位置し、前
記巻込軸9が前記固定杆2から離反し、前記第2ベルト
7の挾着固定を開放し、かつ、この開放を維持する第2
溝部38bとを備えた構造にするのが好ましい。
【0012】また、前記巻込軸9は、前記本体1に回転
可能に支持すると共に、第2ベルト7の負荷側に引張力
が作用して回転するとき、前記固定杆2との間で第2ベ
ルト7を挾着固定するカム部52を設けてもよい。
【0013】また、前記巻込軸9の前方下方には、前記
巻込軸9に巻込む第2ベルト7の負荷側と係合し、前記
巻込軸9への第2ベルト7の巻込量を補償する巻込補償
ピン41を設けるのが好ましい。
【0014】また、前記巻込軸9には、少なくとも軸方
向一端側に該巻込軸9を操作する操作部9bを設けるの
が好ましい。
【0015】また、前記巻取軸6の軸方向少なくとも一
方には、従動ディスク13とブレーキ用ラチェットホイ
ール14の支持部15及びねじ軸部17とを設け、前記
支持部15に前記ラチェットホイール14を支持し、前
記ねじ軸部17に操作レバー10の伝動爪25と係合す
るギヤ部16aをもった駆動部材16を螺着すると共
に、前記本体1に前記ラチェットホイール14と係合す
る逆転防止爪3を支持してメカニカルブレーキ11を設
けてもよい。
【0016】また、前記巻取軸6の軸方向両側には、1
対の従動ディスク13とブレーキ用ラチェットホイール
14の支持部15及び1対のねじ軸部17とを設けると
共に、操作レバー10を、1対のアーム部10a,10
bとこれらアーム部10a,10bを連結するグリップ
部10cとにより形成し、前記各支持部15にブレーキ
用ラチェットホイール14を支持し、前記各ねじ軸部1
7に前記各アーム部10a,10bの伝動爪25に係合
するギヤ部16aをもった駆動部材16を螺着する一
方、前記本体1に前記各ラチェットホイール14に係合
する1対の逆転防止爪3を支持して前記巻取軸6の軸方
向両側に1対のメカニカルブレーキ11を設けるのが好
ましい。
【0017】
【作用】前記巻取軸6に巻取って荷締めをする前記第1
ベルト5の基端側を前記巻取軸6に固定し、前記本体1
の他側に設ける第2ベルト7を前記ベルト長調節機構8
により調節できるようにしたから、荷締め時、前記第2
ベルト7の長さ調節により前記各ベルト5,7に予め所
望の緊張を与えることができ、従って、前記操作レバー
10により前記巻取軸6を回転させ前記第1ベルト5を
巻取る巻取量を少なく荷締めが行えながら、荷締めを解
除するとき、前記巻取軸6への第1ベルト5の巻取量以
上に巻戻しを行っても、前記第1ベルト5は前記巻取軸
6に固定しているから従来例のように巻取軸のスリット
から抜け出してしまうことはないのであり、また、前記
第2ベルト7はベルト長調節機構8により固定されるか
ら、その段階でそれ以上の荷崩れを阻止できるし、ま
た、荷締め状態からこの荷締めを一挙に解除しても前記
第1ベルト5が巻取軸6から抜け出ることはないし、第
2ベルト7も保持されるから、荷崩れの発生を防止でき
るのである。しかも、前記第1ベルト5は巻取軸6から
抜け出ることがないから、従来のように抜け出たベルト
を再度前記スリットに挿通しなければならない煩雑な作
業も回避できるのである。
【0018】また、前記巻込軸9を、前記本体1に回転
不能で、かつ、前記本体1の長さ方向前後に摺動可能に
支持して、該巻込軸9と固定杆2との間で前記第2ベル
ト7を挾着固定するようにした場合には、第2ベルト7
の負荷側に引張力が作用したとき、前記巻込軸9と固定
杆2との間の間隔を狭めて第2ベルト7を挾着固定する
ことができながら、前記巻込軸9を摺動操作するだけで
該巻込軸9と固定杆2との間の間隔を広げて前記第2ベ
ルト7の挾着固定を解除できるから、この第2ベルト7
の長さ調節を容易にできるのである。
【0019】また、前記巻込軸9を摺動可能に支持する
摺動溝38を、前記第1溝部38aと、第2溝部38b
とで構成した場合には、巻込軸9を第1溝部38aに摺
動させることにより巻込軸9と固定杆2との間の間隔を
狭めて第2ベルト7を挾着固定することができながら、
巻込軸9を第1溝部38aから第2溝部38bに摺動さ
せることにより該巻込軸9と固定杆2との間の間隔を広
げて第2ベルト7の挾着固定を開放できて、しかも、巻
込軸9の摺動操作を釈放しても前記開放状態を維持する
ことができるから、つまり、前記巻込軸9をもって開放
状態を維持する必要がないから、前記第2ベルト7の長
さ調節をより一層容易にできるのである。
【0020】また、前記巻込軸9を本体1に回転可能に
支持し、この巻込軸9にカム部52を設けた場合には、
第2ベルト7の負荷側に引張力が作用すると、この引張
力により巻込軸9を回転させることができ、この回転に
よりカム部52と固定杆2との間の間隔を狭めて第2ベ
ルト7を挾着固定できるから、この第2ベルト7をより
一層強く挾着固定することができるのであり、また、前
記巻込軸9を前記負荷による回転方向と反対方向に回転
操作することにより前記カム部52と固定杆2との間の
間隔を広げて第2ベルト7の挾着固定を解除できるか
ら、この第2ベルト7の長さ調節を容易にできるのであ
る。
【0021】また、前記巻取軸6の前方下方に前記巻込
補償ピン41を設けることにより、前記第2ベルト7の
負荷側7bが第1ベルト5に対し直交する方向に荷締め
される場合、即ち、図6に示したように前記本体1が荷
締めする荷物の上面で、その角部に位置して、前記第2
ベルト7の負荷側が前記した直交方向に荷締めされる場
合でも、前記ピン41により前記巻込軸9と固定杆2と
による第2ベルト7の挾着固定を補償でき、この第2ベ
ルト7の固定が不能になるのを防止でき使用の汎用性を
拡大できるのである。
【0022】更に前記巻込軸9に操作部9bを設けるこ
とにより、前記第2ベルト7の挾着固定を解放して、こ
の第2ベルト7の長さ調節を行う場合、その操作が容易
となり、それだけ作業性を向上できるのである。
【0023】また、前記巻取軸6の軸方向一方側に、従
動ディスク13とブレーキ用ラチェットホイール14と
駆動部材16及び逆転防止爪3を備えたメカニカルブレ
ーキ11を設けて、操作レバー10の操作による動力
を、前記メカニカルブレーキ11を介して前記巻込軸9
に伝達するようにした場合には、操作レバー10の操作
で荷締めを解除するとき、メカニカルブレーキを動作さ
せながら巻取軸6を回転させることができるから、一挙
に荷締めが解除されるのを防止できるのである。
【0024】また、前記巻取軸6の軸方向両側に、従動
ディスク13とブレーキ用ラチェットホイール14と駆
動部材16及び逆転防止爪3を備えたメカニカルブレー
キ11を設けると共に、操作レバー10を、1対のアー
ム部10a,10bとグリップ部10cとにより形成し
た場合には、一挙に荷締めが解除されるのを防止でき
て、しかも、操作レバー10の操作による動力を、グリ
ップ部10cから各アーム部10a,10b及び巻取軸
両端側の各メカニカルブレーキ11を介して前記巻取軸
6に伝達することができるので、荷締め負荷が大きい場
合でも前記操作レバー10を変形させることなく有効に
荷締めすることができるのであり、操作レバー10の剛
性を殊更高める必要がないのである。
【0025】
【実施例】図1〜図3に示した荷締機は、メカニカルブ
レーキを装着したもので、所定間隔を置いて相対向する
一対の側板1a,1bを備え、これら側板1a,1bを
後記する固定杆2と逆転防止爪3の枢支軸を兼用するカ
ラー4aを套嵌した連結軸4とで結合した枠形本体1を
ベースとし、この本体1の長さ方向一側に、第1ベルト
5を巻取る巻取軸6を回転自由に設け、この巻取軸6に
前記第1ベルト5を固定する一方、前記本体1の他側
に、前記固定杆2と共に第2ベルト7を長さ調節可能に
固定するベルト長調節機構8の巻込軸9を設け、そして
前記巻取軸6に、該巻取軸6を駆動する操作レバー10
を支持し、この操作レバー10と巻取軸6との間にメカ
ニカルブレーキ11をもった伝動機構12を設けたもの
である。
【0026】前記巻取軸6は、前記本体1に回転可能に
支持すると共に図2及び図3に示したように、その軸方
向両端が前記本体1の側板1a,1bから外方に突出し
ていて、その突出軸部に前記レバー10を回転可能に支
持するのであり、一方の突出軸部には、メカニカルブレ
ーキ11を構成する従動ディスク13と、ブレーキ用ラ
チェットホイール14の支持部15及び外周にギヤ部1
6aをもった駆動部材16を螺着するねじ軸部17と、
ナット18を螺着する小径ねじ軸部19とを設けてい
る。
【0027】また、前記操作レバー10は、一対のアー
ム部10a,10bとこれらアーム部10a,10bの
遊端側を連結するグリツプ部10cとから成り、前記側
板1bから突出する前記巻取軸9の突出軸部に前記レバ
ー10の一方のアーム部10bを回転可能に支持して止
め輪20により抜止めを行うと共に、前記側板1aから
突出する突出軸部の前記支持部15には、ブレーキ用ラ
チェットホイール14を回転可能に支持し、前記ねじ軸
部17には前記駆動部材16を螺着し、この駆動部材1
6のボス部16bに、前記操作レバー10における他方
のアーム部10aを回転可能に支持し、前記小径ねじ軸
部19への前記ナット18の螺着によりワッシャ21を
介して前記駆動部材16及び前記アーム部10aが抜け
出ないようにしている。
【0028】そして、前記従動ディスク13と前記ラチ
ェットホイール14との間及びこのラチェットホイール
14と前記駆動部材16との間にはライニング板22,
23を介装するのであり、また、前記本体1に結合した
前記連結軸4における一方の軸端部には、前記ラチェッ
トホイール14に係脱可能に係合する前記逆転防止爪3
を設けてスプリング24により常時は前記ラチェットホ
イール14のラチェット歯14aに噛合うように付勢さ
せると共に、前記操作レバー10には、図1に示したよ
うに前記駆動部材16のギヤ部16aに対し係脱可能な
送り爪25aと戻し爪25bとをもち、これら各爪25
a,25bの中間部に中立位置保持部25cをもった伝
動爪25を枢支軸26を介して揺動可能に設けるのであ
る。
【0029】また、前記操作レバー10における一方の
アーム部10aには、前記伝動爪25に係合する押体2
7とスプリング28及びこれら押体27とスプリング2
8とを保持する保持筒29とから成り、前記伝動爪25
の中立位置保持部25cに係合して、前記各爪25a,
25bが何れも前記ギヤ部16aに係合しない中立位置
と、送り爪25aが係合する正転位置と戻し爪25bが
係合する逆転位置との3位置に前記伝動爪25を保持す
る位置保持機構30を設けている。
【0030】しかして以上の構成において、前記従動デ
ィスク13と前記ラチェットホイール14と逆転防止爪
3及び駆動部材16とライニング板22,23とにより
メカニカルブレーキ11を構成すると共に、このメカニ
カルブレーキ11及び前記伝動爪25により前記操作レ
バー10の揺動操作による動力を前記巻取軸6に伝達す
る伝動機構12を構成するのであって、前記伝動爪25
の送り爪25aを前記ギヤ部16aに係合させることに
より前記操作レバー10の操作で前記巻取軸6を、前記
第1ベルト5の巻取方向に正転させられるのであり、ま
た、前記伝動爪25の戻し爪25bを前記ギヤ部16a
に係合させることにより前記操作レバー10の操作で前
記巻取軸6を前記第1ベルト5の巻戻し方向に逆転させ
られるのである。
【0031】尚、以上の構成において前記ナット18を
締込んだ状態で、前記ワッシャ21と駆動部材16との
間には、この駆動部材16が軸方向に一定量の螺進移動
ができるような隙間が設けられており、この隙間による
前記駆動部材16の軸方向移動により前記メカニカルブ
レーキ11が動作したり、その動作を解除できるように
なっている。
【0032】本発明は、以上の如く構成するベルト荷締
機において、前記したように前記第1ベルト5を前記巻
取軸6に固定すると共に、前記第2ベルト7をベルト長
調節機構8によりその長さを調節可能に固定できるよう
にしたのである。
【0033】次に、前記第1ベルト5の巻取軸6への固
定構造及びベルト長調節機構8を説明する。
【0034】先ず前記第1ベルト5の巻取軸6への固定
構造を説明すると、前記巻取軸6は、図2,3に示した
ようにその軸方向中間部で、前記側板1a,1b内に位
置する部位には、図4及び図5に示したように径方向中
心側に及ぶ切欠き部31を形成すると共に、この切欠き
部31に嵌合でき、かつ、前記巻取軸6と同心円状の円
形外周面をもった押え体32を設けて、この押え体32
を前記切欠き部31に嵌合し、前記切欠き部31に設け
るねじ孔33への取付ボルト34の螺着により図4に示
したように前記切欠き部31と押え体32との間に第1
ベルト5を挾み込んで、この第1ベルト5を固定するよ
うに成すのである。
【0035】即ち、前記第1ベルト5はその遊端側に、
図1に示したように例えばトラックの荷台に設ける係合
部に引掛けるフック35を設け、基端側には、長さ方向
に所定間隔を置いて前記ボルト34の挿通孔36,36
を設けて、この基端側を図4のように前記切欠き部31
から前記巻取軸6を巻き込み、前記各挿通孔36を符合
させた状態で前記押え体32を切欠き部31に嵌合し
て、前記挿通孔36から前記ねじ孔33に取付ボルト3
4を挿通することにより前記押え体32を巻取軸6に固
定し、前記第1ベルト5を前記巻取軸6に固定するので
ある。
【0036】次に前記ベルト長調節機構8を説明する。
【0037】この調節機構8は、前記本体1の長さ方向
他側に設ける前記固定杆2と、その内側、即ち、前記巻
取軸側に設けられ、前記第2ベルト7の遊端側を巻込む
巻込軸9とにより構成するのである。
【0038】即ち、前記第2ベルト7は、その先端側に
図1のように前記第1ベルト5と同様フック37を設
け、この第2ベルト7の遊端側途中を前記巻込軸9に巻
込むことにより長さ調節ができて調節位置で固定できる
ようにするのであって、前記巻込軸9は、回転不能で、
かつ、前記本体1の長さ方向前後に摺動可能に設けるの
である。
【0039】即ち、前記巻込軸9は固定杆2に対し図1
のようにその中心が前記本体1の幅方向上方に位置する
ように取付けるのであって、その長さ方向両端には径方
向両側を切欠いた非円形のボス部9aを設けると共に、
前記側板1a,1bには、前記ボス部9aを受入れる長
孔状の摺動孔38を設けて、前記巻込軸9を前記本体1
に対し回転不能で、かつ、前記摺動孔38の範囲内で前
後に摺動自由に支持するのである。
【0040】しかして、前記第2ベルト7は、その遊端
側7aを図1のように前記固定杆2及び巻込軸9の下方
から導入して前記巻込軸9に巻込み、この巻込軸9と固
定杆2との間を通した上、前記固定杆2の下方から引出
すように取付けるのであって、前記第2ベルト7の負荷
側7bに緊張力が作用すると前記巻込軸9は、前記固定
杆2の方向、即ち前方(図1において左方向)へ摺動
し、この摺動により前記巻込軸9と固定杆2との間に介
入した第2ベルト7は挾着固定されるのである。また、
前記巻込軸9を固定杆2に対し離れる方向、即ち、後方
で図1において右側に摺動させることにより前記巻込軸
9と固定杆2との間隔が広がり、前記遊端側7a又はフ
ック37を設けた負荷側7bを引張ることにより前記第
2ベルト7の負荷側長さを長くしたり短かくしたり調節
できるのである。
【0041】尚、前記巻込軸9の摺動は、前記ボス部9
aをつまんで操作することにより行えるが、図2及び図
3に示したようにその長さ方向両側(片側でもよい)に
摺動操作する操作部9bを設けることにより容易に行え
る。
【0042】次に以上のように構成するベルト荷締機の
作用を説明する。
【0043】先ず、使用に際して前記第1ベルト5のフ
ック35及び第2ベルト7のフツク37を、例えば荷物
を積み込んだトラックの荷台における引掛部に引掛け
る。
【0044】この場合、前記第2ベルト7の負荷側7
b、つまり前記フック37を設けている側を引き出して
ベルト全長を長くし、荷物に掛渡した状態で前記フック
37を前記引掛部に引掛けるのであり、この引掛部への
引掛後には、前記巻込軸9を後方に摺動させた状態で前
記第2ベルト7の遊端側7aを引張り、負荷側7bの長
さを調節し、緩んでいる前記各ベルト5,7を、所定の
緊張度に緊張させるのである。このとき、前記第2ベル
ト7の負荷側7bは、所定の緊張度に至るまで、負荷が
殆ど作用しないから、前記遊端側7aの引張りによる長
さ調節作業は容易に行える。
【0045】そして、以上の如く所定の緊張度に緊張さ
せた後は、前記操作レバー10を図1に示した実線位置
と鎖線位置とに繰り返し往復揺動させ、この操作レバー
10による動力を前記伝動爪25から駆動部材16に伝
え、この駆動部材16とラチェットホイール14及び従
動ディスク13を一体化して前記巻取軸6を正方向に回
転させ、この巻取軸6に前記第1ベルト5を巻取り、こ
の第1ベルト5の長さを調節して、荷締めを行うのであ
る。
【0046】即ち、荷締め時には、前記伝動爪25の送
り爪25aを図1に示した中立位置から前記ギヤ部16
aに係合させるのであって、この係合により前記操作レ
バー10の図1における時計方向の揺動で前記駆動部材
16が時計方向に駆動回転させられ、この回転で前記駆
動部材16が前記従動ディスク13の方向に螺進して前
記駆動部材16とラチェットホイール14及び従動ディ
スク13とが一体化し、前記駆動部材16に伝達される
動力が従動ディスク13を介して巻取軸6に伝わり、こ
の巻取軸6を正方向(図1時計方向)に回転させ、前記
第1ベルト5を巻取り、この巻取りで該第1ベルト5を
引張って荷締めを行うのである。
【0047】また、以上のように荷締めを行った状態を
解除するには、前記伝動爪25の戻し爪25bを前記ギ
ヤ部16aに係合させ、前記操作レバー10を繰り返し
往復揺動させることにより行うのである。
【0048】即ち、前記操作レバー10の図1の反時計
方向の揺動により前記駆動部材16が反時計方向に駆動
回転させられ、この回転で該駆動部材16が前記従動デ
ィスク13から離れる方向に螺退するのであり、この螺
退により前記駆動部材16とラチェットホイール14及
び従動ディスク13との一体化が解除され、この結果、
前記巻取軸6が前記駆動部材16のねじ戻し量だけ逆回
転することになり、前記巻取軸6に巻込んだ第1ベルト
5を引出し、各ベルト5,7を緩めるのである。
【0049】従って、この操作を繰り返すことにより荷
締めが解除されることになり、この荷締め解除は、前記
メカニカルブレーキ11の作用により前記レバー10の
操作に応じて徐々に行われるのであって、荷締め時の緊
張が瞬間に解放され、荷崩れが生ずるのを防止できるの
であるが、前記逆転防止爪3には背面側に操作部3aを
設けており、この操作部3aの操作による前記逆転防止
爪3のラチェットホイール14への噛合いを解除するこ
とにより前記メカニカルブレーキ11の作用に関係なく
前記巻取軸6をフリー回転させられるので迅速な荷締め
解除を行えるのである。
【0050】また、以上の如く行う荷締め解除時、前記
巻取軸6による第1ベルト5の巻取量以上に巻戻しが行
われても、前記第1ベルト5は巻取軸6に固定され、ま
た、第2ベルト7は、負荷が作用している状態において
は前記ベルト長調節機構8により固定されるのであるか
ら、従来例のように巻取軸に巻取る調節側ベルトが巻取
軸のスリットから抜け出てしまうことはなく、従って、
その段階で荷崩れがあってもそれ以上の荷崩れを防止で
きるのであり、また、従来例のように抜け出してしまっ
たベルトを再度前記スリットに挿通させる煩わしさも解
消できるのである。
【0051】尚、以上説明した実施例は、前記第1ベル
ト5と第2ベルト7とが前記本体1を挟んで同一平面上
に引張られる使用例について説明したが、図6のように
前記本体1が荷締めされる荷物40の角部に載置され前
記第2ベルト7の負荷側7bが、前記荷物40の側壁に
沿って垂直下方に引張られる場合もある。
【0052】従って、この場合前記第2ベルト7の負荷
側7bは図6に一点鎖線で示したように垂直下方に引張
られるため、前記巻込軸9が前記固定杆2側に引き寄せ
られなくなり、前記第2ベルト7の調節位置での固定が
できなくなることが生ずるのであるが、図1乃至図3に
示したように、前記固定杆2に対する前記本体1の幅方
向下方側即ち、前記巻込軸9の前方下部に前記巻込軸9
に巻込む第2ベルト7の負荷側7bと係合し、この負荷
側7bを前方に案内して前記込軸9への巻込量を補償す
る巻込補償ピン41を設けることにより前記第2ベルト
7が垂直方向、つまり第1ベルト5に対し直交する方向
に引張られる使い方が示されても、前記込軸9と固定杆
2とによる前記第2ベルト7の挾着固定が可能となる。
【0053】また、以上説明した実施例では、第2ベル
ト7を、図1に示すようにその遊端側7aを前記固定杆
2及び巻込軸9の下方から導入して前記巻込軸9に巻込
み、この巻込軸9と固定杆2との間を通した上、前記固
定杆2の下方から引出すように取付けているが、その
他、例えば前記遊端側7aを図1における固定杆2及び
巻込軸9の上方から導入して前記巻込軸9に巻込み、こ
の巻込軸9と固定杆2との間を通した上、更に前記固定
杆2を巻込み、この固定杆2と前記巻込補償ピン41と
の間を通した上、前記巻込補償ピン41を巻込み、該巻
込補償ピン41の下方から引出すように取付けてもよい
し、また、前記遊端側7aを図1における前記巻込補償
ピン41の下方から導入して該巻込補償ピン41に巻込
み、この巻込補償ピン41と前記固定杆2との間を通し
た上、前記固定杆2に巻込み、この固定杆2と前記巻込
軸9との間を通した上、該巻込軸9に巻込み、この巻込
軸9及び前記固定杆2の上方を通って再び前記固定杆2
に巻込み、該固定杆2と前記巻込補償ピン41との間を
通した上、該巻込補償ピン41に巻込み、この巻込補償
ピン41の下方から引出すように取付けてもよいのであ
って、第2ベルト7の取付方は特に制約されないのであ
る。
【0054】また、以上説明した実施例は、巻取軸6の
軸方向一端側にメカニカルブレーキ11を設けたベルト
荷締機について説明したが、その他、図7に示すように
巻取軸6の軸方向両端側に前記メカニカルブレーキ11
を設けてもよい。
【0055】図7に示した実施例は、前記各側板1a,
1bから外方に突出する前記巻取軸6の軸方向一端側突
出軸部と他端側突出軸部とに、前記従動ディスク13
と、前記支持部15と、一方を右ねじとし、他方を左ね
じとした前記ねじ軸部17及び小径ねじ軸部19とを設
けて、前記各支持部15に前記ブレーキ用ラチェットホ
イール14を回転可能に支持し、前記各ねじ軸部17に
前記駆動部材16を螺着し、これら駆動部材16のボス
部16bに前記操作レバー10における各アーム部10
a,10bを回転可能に支持する一方、前記本体1に結
合した前記連結軸4の軸方向両端部に、前記各ラチェッ
トホイール14に係合して該ラチェットホイール14の
逆回転を防止する前記逆転防止爪3を設けると共に、前
記操作レバー10の各アーム部10a,10bに前記伝
動爪25を前記枢支軸26を介して揺動可能に設け、前
記操作レバー10の揺動操作による動力を、前記各伝動
爪25、各駆動部材16、各ラチェットホイール14及
び各従動ディスク13を介して巻取軸両端側から巻取軸
6に伝達するようにしたもので、共通部品については図
1〜図3と同一符号を用いている。
【0056】この実施例によると、グリップ部10cを
把持して操作レバー10を揺動操作することによる動力
を、グリップ部10cから各アーム部10a,10bを
経て巻取軸一端側のメカニカルブレーキ11と他端側の
メカニカルブレーキ11とに伝達でき、これらメカニカ
ルブレーキ11を介して前記巻取軸6を駆動でき、この
巻取軸6に第1ベルト5を巻取ることができるのである
から、図1〜図3のものと同様の効果が期待できなが
ら、操作レバー10の揺動操作で荷締めするとき、前記
操作レバー10の揺動操作による動力を巻取軸6の軸方
向両側から該巻取軸6に伝達することができ、従って、
荷締め負荷が大きい場合でも操作レバー10の前記各ア
ーム部10a,10bを変形させることなく荷締めする
ことができるのであり、操作レバー10の剛性を殊更高
める必要がないのである。
【0057】尚、前記巻込軸9の前記側板1a,1b間
における外周面には、図7のように軸方向に延びる多数
の突条或は図示していないがセレーションから成る滑り
止め突起9cを設けて、前記第2ベルト7の挾着固定
時、該第2ベルト7が巻込軸9に対し滑り難いようにす
るのが好ましいのであり、また、前記各側板1a,1b
には、図8のように幅方向下端部から内方に向かって突
出する折曲片42,42を突設して、荷締め作業時、前
記各折曲片42が荷物と接触するように成すのが好まし
い。斯くすることにより、側板1a,1bの剛性を高め
ることができて、しかも、荷締め作業時、各側板1a,
1bの端縁を荷物に接触させることなく、前記各折曲片
42を接触させることができるので、本体1による荷物
の傷付きを有効に回避することができるのである。ま
た、前記各折曲片42は、その先端側が各側板1a,1
bと直交する面に対し上方側に変位するように設けてい
る。
【0058】また、図1〜図6に示した実施例では、第
1ベルト5を巻取軸6に固定する固定手段として、第1
ベルト5の基端側に、長さ方向に所定間隔を置いて一対
の挿通孔36を設け、該基端側を前記切欠き部31から
巻取軸6を巻き込んで前記各挿通孔36を符合させ、こ
れら挿通孔36から前記ねじ孔33に取付ボルト34を
挿通することにより前記基端側を前記切欠き部31と押
え体32との間に挾着固定するようにしたが、その他、
図9〜図11のような固定構造にしてもよい。
【0059】図9に示したものは、図4に示したものと
同様、巻取軸6に切欠き部31を設けると共に、合成樹
脂製第1ベルト5の基端部を折曲げて重合し、この重合
部5aを溶融させて一体化した上で、前記重合部5a
に、幅方向に所定間隔を置いて前記挿通孔36を設け、
前記重合部5aと前記押え体32とを前記巻取軸6の切
欠き部31に嵌合し、前記取付ボルト34を前記挿通孔
36から前記ねじ孔33に螺着することにより前記切欠
き部31と押え体32との間で挾着固定するようにした
ものである。
【0060】斯く構成することにより、第1ベルト5の
固定部における剛性を高めることができながら、巻取軸
6への固定時、図4のように挿通孔36を位置合わせす
ることなく該挿通孔36に取付ボルト34を挿通できる
ので、第1ベルト5の巻取軸6への固定作業を簡易にで
きるのである。
【0061】また、図10に示したものは、前記巻取軸
6の前記側板1a,1b内に位置する部位に、径方向に
貫通するスリット43と、該スリット43に向かって径
方向内方に凹入する切欠き部44と、この切欠き部44
から前記スリット43に亘って貫通するねじ孔33とを
設けると共に、図9と同様、前記第1ベルト5の基端部
を折曲げて重合し、この重合部5aを溶融させて一体化
した上で、前記重合部5aに、幅方向に所定間隔を置い
て前記挿通孔36を設け、前記第1ベルト5の基端側を
前記スリット43に挿通して前記重合部5aを前記切欠
き部44に嵌合し、取付ビス45を前記挿通孔36から
ねじ孔33に螺着することにより、前記重合部5aを切
欠き部44と押え板46との間で挾着固定するようにし
たものである。
【0062】この実施例においても図9のものと同様の
効果を期待できるのである。
【0063】また、図11に示したものは、図10と同
様、巻取軸6の前記側板1a,1b内に位置する部位
に、径方向に貫通するスリット43と、該スリット43
の一端側からスリット43に対し直交する方向に切欠い
た切欠き部47と、該切欠き部47から前記スリット4
3の他端側に向かって延びる円弧状凹入部48と、前記
切欠き部47から前記スリット43と同方向に延びるね
じ孔33とを設けると共に、前記第1ベルト5の基端部
に一対の挿通孔36を設け、前記第1ベルト5の基端側
を前記スリット43に挿通して前記凹入部48と切欠き
部47とに嵌合し、更にこれら凹入部48と切欠き部4
7とに円弧状の板ばねから成る押え体49を嵌合し、取
付ビス45を前記挿通孔36からねじ孔33に螺着する
ことにより、前記第1ベルト5を切欠き部47と押え体
49との間で挾着固定するようにしたものである。
【0064】この実施例においては、前記押え体49に
より第1ベルト5の固定部における剛性を高めることが
できながら、図9及び図10と同様、第1ベルト5の巻
取軸6への固定作業を簡易にできるのである。
【0065】また、図1〜図6に示した実施例では、第
2ベルト7を長さ調節可能に固定する手段として、本体
1の各側板1a,1bに摺動溝38を設けると共に、巻
込軸9の長さ方向両端部に非円形のボス部9aを設け
て、巻込軸9を、回転不能で、かつ、本体1の長さ方向
前後に摺動可能にしたが、その他、図12及び図13、
又は、図14及び図15のようにしてもよい。
【0066】図12、図13に示したものは、前記摺動
溝38を、前記本体1の前後方向前方に位置し、前記巻
込軸9が固定杆2との間で第2ベルト7を挾着固定する
第1溝部38aと、この第1溝部38aに連続し、か
つ、該第1溝部38aに対し本体1の前後方向後方から
本体1の幅方向下方側に延びる第2溝部38bとにより
形成したもので、共通部品については図1〜図3と同一
符号を用いている。
【0067】前記摺動溝38には、巻込軸9の前記非円
形ボス部9aを本体1に対し回転不能で、かつ、前記第
1溝部38aと第2溝部38bの範囲内で摺動自由に支
持するのであり、また、前記第2溝部38bは、前記ボ
ス部9aの第1溝部38aから第2溝部38bへの摺動
に伴い巻込軸9が図13のように前記固定杆2から離反
して前記第2ベルト7の挾着固定を開放し、かつ、前記
負荷側の引張力で巻込軸9が第1溝部38aに摺動しな
いように前記ボス部9aを保持できるようにしている。
【0068】この実施例の場合、第2ベルト7の負荷側
7bに引張力が作用すると巻込軸9は、図12のように
固定杆2の方向、即ち前方へ摺動し、この摺動により前
記巻込軸9と固定杆2との間に介入した第2ベルト7は
挾着固定されるのであり、また、前記巻込軸9を前記第
1溝部38aから第2溝部38bに摺動させることによ
り、図13のように前記巻込軸9と固定杆2との間隔が
広がり、前記第2ベルト7の挾着固定を開放できると共
に、巻込軸9の摺動操作を釈放しても前記開放状態を維
持することができるのである。従って、巻込軸9の摺動
状態を維持することなく第2ベルト7の長さ調節を行う
ことができるから、この長さ調節をより一層容易にでき
るのである。尚、図12に示した巻込軸9の摺動は、前
記ボス部9aをつまんで操作することにより行えるが、
図1〜図3と同様、少なくとも軸方向一端側に操作部を
設けるのが好ましい。
【0069】また、図14及び図15に示したものは、
前記本体1の各側板1a,1bに、前記摺動溝38に代
えて丸孔50を設け、前記巻込軸9の長さ方向両端部に
偏心軸部51を設けて、これら偏心軸部51を前記丸孔
50に回転自由に支持すると共に、前記巻込軸9の前記
各偏心軸部51間に、第2ベルト7の負荷側7bに引張
力が作用して回転するとき、前記固定杆2との間で前記
第2ベルト7を挾着固定するカム部52を設けたもの
で、共通部品については図1〜図3と同一符号を用いて
いる。
【0070】この実施例の場合、第2ベルト7の負荷側
7bに引張力が作用すると巻込軸9は、偏心軸部50を
中心に図14の時計方向に回転し、前記カム部52に回
転力が作用して前記巻込軸9と固定杆2との間に介入し
た第2ベルト7は一層強く挾着固定されるのであり、ま
た、前記巻込軸9を図14の反時計方向に回転させるこ
とにより、図15のように巻込軸9と固定杆2との間隔
が広がり、前記第2ベルト7の挾着固定を開放でき、第
2ベルト7の長さ調節を容易に行うことができるのであ
る。尚、前記偏心軸部51の少なくとも一方側端部には
図14に示すようにレバー状の操作部53を設けるので
ある。
【0071】尚、図9〜図11に示した第1ベルト5の
固定構造と、図12〜図15に示したベルト長調節機構
8は、図7に示した荷締機に採用してもよいのである。
【0072】また以上説明した実施例はメカニカルブレ
ーキ11を設けたベルト荷締機に適用したが、メカニカ
ルブレーキ11を設けていないベルト荷締機にも適用で
きるし、この場合も前記した効果を期待できる。
【0073】
【発明の効果】本発明は以上のように、一側に第1ベル
ト5を巻取る巻取軸6を回転自由に設けた本体1と、該
本体1の他側に支持する第2ベルト7と、前記巻取軸6
に支持され、該巻取軸6を駆動する操作レバー10とを
備えたベルト荷締機において、前記第1ベルト5の基端
側を前記巻取軸6に固定すると共に、前記本体1の他側
に、前記第2ベルト7の遊端側途中を巻込み、かつ、回
転不能で前記本体1の長さ方向前後に変位可能とした巻
込軸9と、この巻込軸9の前方に位置して該巻込軸9に
対向し、この巻込軸9との間で前記第2ベルト7を挾着
固定する固定杆2とから成るベルト長調節機構8を設け
るのであるから、前記第2ベルト7の長さ調節によりベ
ルト5,7に予め所定の緊張を与えることができ、前記
操作レバー10による前記第1ベルト5の巻取量を少な
く荷締めができながら、しかも、この荷締めを解除する
とき、前記第1ベルト5を巻取量以上に巻戻ししても、
前記第1ベルト5が巻取軸6から抜け出ることはないの
であるから、その段階で荷崩れがあってもそれ以上の荷
崩れを阻止できるし、また、荷締めを一挙に解除する場
合でも荷崩れを惹起することはないのであり、また、従
来例のように抜け出たベルトを再度スリットに挿通しな
ければならない煩雑な作業を回避できるのである。
【0074】また、前記巻込軸9を、前記本体1に回転
不能で、かつ、前記本体1の長さ方向前後に摺動可能に
支持して、該巻込軸9と固定杆2との間で前記第2ベル
ト7を挾着固定するようにした場合には、第2ベルト7
の負荷側に引張力が作用したとき、前記巻込軸9と固定
杆2との間の間隔を狭めて第2ベルト7を挾着固定する
ことができながら、前記巻込軸9を摺動操作することに
より該巻込軸9と固定杆2との間の間隔を広げて前記第
2ベルト7の挾着固定を解除できるから、この第2ベル
ト7の長さ調節を容易にできるのである。
【0075】また、前記巻込軸9を摺動可能に支持する
摺動溝38を、前記第1溝部38aと、第2溝部38b
とで構成した場合には、巻込軸9を第1溝部38aに摺
動させることにより巻込軸9と固定杆2との間の間隔を
狭めて第2ベルト7を挾着固定することができながら、
巻込軸9を第1溝部38aから第2溝部38bに摺動さ
せることにより該巻込軸9と固定杆2との間の間隔を広
げて第2ベルト7の挾着固定を開放できて、しかも、巻
込軸9の摺動操作を釈放しても前記開放状態を維持する
ことができるから、前記第2ベルト7の長さ調節をより
一層容易にできるのである。
【0076】また、前記巻込軸9を本体1に回転可能に
支持し、この巻込軸9にカム部52を設けた場合には、
第2ベルト7の負荷側に引張力が作用すると、この引張
力により巻込軸9を回転させることができ、この回転に
よりカム部52と固定杆2との間の間隔を狭めて第2ベ
ルト7を挾着固定できるから、この第2ベルト7をより
一層強く挾着固定することができるのであり、また、前
記巻込軸9を前記負荷による回転方向と反対方向に回転
操作することにより前記カム部52と固定杆2との間の
間隔を広げて第2ベルト7の挾着固定を解除できるか
ら、この第2ベルト7の長さ調節を容易にできるのであ
る。
【0077】また、前記巻取軸6の前方下方に前記巻込
補償ピン41を設けることにより、前記第2ベルト7の
負荷側7bが第1ベルト5に対し直交する方向に荷締め
される場合、即ち、図6に示したように前記本体1が荷
締めする荷物の上面で、その角部に位置して、前記第2
ベルト7の負荷側が前記した直交方向に荷締めされる場
合でも、前記ピン41により前記巻込軸9と固定杆2と
による第2ベルト7の挾着固定を補償でき、この第2ベ
ルト7の固定が不能になるのを防止でき使用の汎用性を
拡大できるのである。
【0078】更に前記巻込軸9に操作部9bを設けるこ
とにより、前記第2ベルト7の挾着固定を解放して、こ
の第2ベルト7の長さ調節を行う場合、その操作が容易
となり、それだけ作業性を向上できるのである。
【0079】また、前記巻取軸6の軸方向一方側に、従
動ディスク13とブレーキ用ラチェットホイール14と
駆動部材16及び逆転防止爪3を備えたメカニカルブレ
ーキ11を設けて、操作レバー10の操作による動力
を、前記メカニカルブレーキ11を介して前記巻込軸9
に伝達するようにした場合には、操作レバー10の操作
で荷締めを解除するとき、メカニカルブレーキを動作さ
せながら巻取軸6を回転させることができるから、一挙
に荷締めが解除されるのを防止できるのである。
【0080】また、前記巻取軸6の軸方向両側に、従動
ディスク13とブレーキ用ラチェットホイール14と駆
動部材16及び逆転防止爪3を備えたメカニカルブレー
キ11を設けると共に、操作レバー10を、1対のアー
ム部10a,10bとグリップ部10cとにより形成し
た場合には、一挙に荷締めが解除されるのを防止でき
て、しかも、操作レバー10の操作による動力を、グリ
ップ部10cから各アーム部10a,10b及び巻取軸
両端側の各メカニカルブレーキ11を介して前記巻取軸
6に伝達することができるので、荷締め負荷が大きい場
合でも前記操作レバー10を変形させることなく有効に
荷締めすることができるのであり、操作レバー10の剛
性を殊更高める必要がないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ベルト荷締機の一実施例を示す側面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】巻取軸と伝動爪及び位置保持機構の部分を断面
した拡大断面平面図。
【図4】巻取軸に第1ベルトを固定した状態の縦断面
図。
【図5】巻取軸の分解斜視図。
【図6】別の使用例と巻込補償ピンの作用を示す一部省
略側面図。
【図7】別の実施例を示す図3に対応した拡大横断平面
図。
【図8】図7の巻込軸と固定杆との間を断面した縦断面
図。
【図9】巻取軸に固定する第1ベルトの別の固定手段を
示す縦断面図。
【図10】巻取軸に固定する第1ベルトの更に別の固定
手段を示す縦断面図。
【図11】巻取軸に固定する第1ベルトの更に別の固定
手段を示す縦断面図。
【図12】別のベルト長調節機構を設けた一部省略側面
図。
【図13】図12の作動状態を示す説明図。
【図14】更に別のベルト長調節機構を設けた一部省略
側面図。
【図15】図14の作動状態を示す説明図。
【図16】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 本体 2 固定杆 5 第1ベルト 6 巻取軸 7 第2ベルト 8 ベルト長調節機構 9 巻込軸 9b 操作部 10 操作レバー 10a アーム部 10b アーム部 10c グリップ部 11 メカニカルブレーキ 13 従動ディスク 14 ブレーキ用ラチェットホイール 15 支持部 16 駆動部材 16a ギヤ部 17 ねじ軸部 25 伝動爪 38 摺動溝 38a 第1溝部 38b 第2溝部 41 巻込補償ピン 52 カム部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側に第1ベルト(5)を巻取る巻取軸
    (6)を回転自由に設けた本体(1)と、該本体(1)
    の他側に支持する第2ベルト(7)と、前記巻取軸
    (6)に支持され、該巻取軸(6)を駆動する操作レバ
    ー(10)とを備えたベルト荷締機において、前記第1
    ベルト(5)の基端側を前記巻取軸(6)に固定すると
    共に、前記本体(1)の他側に、前記第2ベルト(7)
    の遊端側途中を巻込み、かつ、前記本体(1)の長さ方
    向前後に変位可能とした巻込軸(9)と、この巻込軸
    (9)の前方に位置して該巻込軸(9)に対向し、この
    巻込軸(9)との間で前記第2ベルト(7)を挾着固定
    する固定杆(2)とから成るベルト長調節機構(8)を
    設けたことを特徴とするベルト荷締機。
  2. 【請求項2】 巻込軸(9)が本体(1)に、回転不能
    で、かつ、前記本体(1)の長さ方向前後に摺動可能に
    支持され、第2ベルト(7)の負荷側に引張力が作用し
    たとき、前記巻込軸(9)が前記本体(1)の前後方向
    前方に摺動し、固定杆(2)との間で前記第2ベルト
    (7)を挾着固定するようになっている請求項1記載の
    ベルト荷締機。
  3. 【請求項3】 本体(1)は巻込軸(9)を回転不能
    で、かつ、前記本体(1)の長さ方向前後に摺動可能に
    支持する摺動溝(38)を備え、該摺動溝(38)は、
    前記本体(1)の前後方向前方に位置し、前記巻込軸
    (9)が固定杆(2)との間で第2ベルト(7)を挾着
    固定する第1溝部(38a)と、この第1溝部(38
    a)に連続すると共に、この第1溝部(38a)に対し
    前記本体(1)の前後方向後方に位置し、前記巻込軸
    (9)が前記固定杆(2)から離反し、前記第2ベルト
    (7)の挾着固定を開放し、かつ、この開放を維持する
    第2溝部(38b)とを備えている請求項2記載のベル
    ト荷締機。
  4. 【請求項4】 巻込軸(9)は本体(1)に回転可能に
    支持されると共に、第2ベルト(7)の負荷側に引張力
    が作用して回転するとき、前記固定杆(2)との間で第
    2ベルト(7)を挾着固定するカム部(52)を備えて
    いる請求項1記載のベルト荷締機。
  5. 【請求項5】 巻込軸(9)の前方下方に、前記巻込軸
    (9)に巻込む第2ベルト(7)の負荷側と係合し、前
    記巻込軸(9)への第2ベルト(7)の巻込量を補償す
    る巻込補償ピン(41)を設けている請求項1記載のベ
    ルト荷締機。
  6. 【請求項6】 巻込軸(9)の少なくとも軸方向一端側
    に該巻込軸(9)を操作する操作部(9b)を備えてい
    る請求項1記載のベルト荷締機。
  7. 【請求項7】 巻取軸(6)は、軸方向少なくとも一方
    に、従動ディスク(13)とブレーキ用ラチェットホイ
    ール(14)の支持部(15)及びねじ軸部(17)と
    を備え、前記支持部(15)に前記ブレーキ用ラチェッ
    トホイール(14)を支持し、前記ねじ軸部(17)に
    操作レバー(10)の伝動爪(25)と係合するギヤ部
    (16a)をもった駆動部材(16)を螺着すると共
    に、本体(1)に前記ラチェットホイール(14)と係
    合する逆転防止爪(3)を支持してメカニカルブレーキ
    (11)を設けている請求項1記載のベルト荷締機。
  8. 【請求項8】 巻取軸(6)は、軸方向両側に1対の従
    動ディスク(13)とブレーキ用ラチェットホイール
    (14)の支持部(15)及び1対のねじ軸部(17)
    とを備えると共に、操作レバー(10)は、1対のアー
    ム部(10a),(10b)とこれらアーム部(10
    a),(10b)を連結するグリップ部(10c)とを
    備え、前記各支持部(15)にブレーキ用ラチェットホ
    イール(14)を支持し、前記各ねじ軸部(17)に前
    記各アーム部(10a),(10b)の伝動爪(25)
    に係合するギヤ部(16a)をもった駆動部材(16)
    を螺着する一方、本体(1)に前記各ラチェットホイー
    ル(14)に係合する1対の逆転防止爪(3)を支持し
    て前記巻取軸(6)の軸方向両側に1対のメカニカルブ
    レーキ(11)を設けている請求項1記載のベルト荷締
    機。
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