JP2597048B2 - 押え帯用締付けラチェット - Google Patents
押え帯用締付けラチェットInfo
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- 244000023431 Proboscidea parviflora Species 0.000 claims description 6
- 235000019096 Proboscidea parviflora Nutrition 0.000 claims description 6
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- 230000006835 compression Effects 0.000 description 9
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60P—VEHICLES ADAPTED FOR LOAD TRANSPORTATION OR TO TRANSPORT, TO CARRY, OR TO COMPRISE SPECIAL LOADS OR OBJECTS
- B60P7/00—Securing or covering of load on vehicles
- B60P7/06—Securing of load
- B60P7/08—Securing to the vehicle floor or sides
- B60P7/0823—Straps; Tighteners
- B60P7/083—Tensioning by repetetive movement of an actuating member
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B11/00—Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
- A44B11/02—Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts frictionally engaging surface of straps
- A44B11/06—Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts frictionally engaging surface of straps with clamping devices
- A44B11/065—Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts frictionally engaging surface of straps with clamping devices with strap tightening means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、請求の範囲第1項上位概念に記載の特徴を
有する押え帯用締付けラチェットに関するものである。
この種の締付けラチェットは、たとえばドイツ国特許第
2845227C2号明細書又は特開昭57−163075号公報により
公知である。
有する押え帯用締付けラチェットに関するものである。
この種の締付けラチェットは、たとえばドイツ国特許第
2845227C2号明細書又は特開昭57−163075号公報により
公知である。
この種の締付けラチェットは、押え帯用の締付け兼押
え帯器具として用いられる。その場合、押え帯は、締付
け兼押え手段の有利な実施形式をなしている。これらの
手段はチェーン、鋼索、ザイル等々としても全く同様に
構成できる。この種の押え帯により、輸送補助手段又は
輸送手段上に、たとえばトラックの積載面上に位置固定
するのに必要な押え張力が輸送貨物に加えられる。
え帯器具として用いられる。その場合、押え帯は、締付
け兼押え手段の有利な実施形式をなしている。これらの
手段はチェーン、鋼索、ザイル等々としても全く同様に
構成できる。この種の押え帯により、輸送補助手段又は
輸送手段上に、たとえばトラックの積載面上に位置固定
するのに必要な押え張力が輸送貨物に加えられる。
冒頭に述べた形式の締付けラチェットは、このために
通常はベース体として役立つフレーム・ケーシングを有
している。このケーシングは、積載面と不動に結合され
ている。しかし、大ていの場合、フレーム・ケーシング
は、押え帯の止めアームとして構成され、押え帯は、そ
の固定端部がフレーム・ケーシングの自由端部に、たと
えば止めボルトを介して固定されている。他方、同時
に、フレーム・ケーシングの反対側の自由端部には、ロ
ック機構と連結された軸が設けられている。このロック
機構は一般に公知である(ブロックハウス百科事典第17
巻714ページ参照、1973年ヴィースバーデンのブロック
ハウス社刊、第17版)。
通常はベース体として役立つフレーム・ケーシングを有
している。このケーシングは、積載面と不動に結合され
ている。しかし、大ていの場合、フレーム・ケーシング
は、押え帯の止めアームとして構成され、押え帯は、そ
の固定端部がフレーム・ケーシングの自由端部に、たと
えば止めボルトを介して固定されている。他方、同時
に、フレーム・ケーシングの反対側の自由端部には、ロ
ック機構と連結された軸が設けられている。このロック
機構は一般に公知である(ブロックハウス百科事典第17
巻714ページ参照、1973年ヴィースバーデンのブロック
ハウス社刊、第17版)。
固定すべき貨物の周囲に掛けたのち、押え帯の自由端
部は、通常のように巻上げ軸を軸の全長にわたって直径
方向に貫通するスリットを介して、抵抗なしに可能なか
ぎり引張られる。次いで、巻上げ軸が、ロック機構の外
歯爪車を巻上げ軸の締付け方向へ駆動する締付けレバー
を往復旋回させることにより回転せしめられ、押え帯
が、巻上げドラムの形式で作業する巻上げ軸の周囲に巻
付けられ、それによって押え張力が次第に負荷される。
部は、通常のように巻上げ軸を軸の全長にわたって直径
方向に貫通するスリットを介して、抵抗なしに可能なか
ぎり引張られる。次いで、巻上げ軸が、ロック機構の外
歯爪車を巻上げ軸の締付け方向へ駆動する締付けレバー
を往復旋回させることにより回転せしめられ、押え帯
が、巻上げドラムの形式で作業する巻上げ軸の周囲に巻
付けられ、それによって押え張力が次第に負荷される。
従来の締付けラチェットの構成では、締付けレバー
は、休止状態ないし貨物の最終固定状態では、フレーム
・ケーシングに対して平行姿勢をとるようにされてい
る。押え帯を締付けるには、つまり、巻上げ軸へ伝達す
る必要のあるトルクを調達するには、締付けレバーを、
ケーシングと締付けレバーとがほぼ90°の角度をなすと
ころまでケーシングから旋回させる。押え帯の締付け
は、既述のように締付けレバーを休止位置と90°位置と
の間で往復運動させることにより行なう。このため、爪
車の歯には、次のようになるように互いに非対称的なフ
ランクが設けられ、かつ方向が与えられている。すなわ
ち、旋回アームのところを押しずらし可能の連行体が、
旋回アームの旋回方向にロックしながら歯と噛合い、旋
回することにより、爪車をこれと運動接続された巻上げ
軸と一緒に締付け方向に回転させる(負荷行程)ように
するのである。他方、連行体は、逆の旋回方向では、大
ていは丸くされている、歯の非作業フランクのところを
滑動する(空行程)。旋回レバーの往復運動は、したが
って、常に負荷行程と空行程とから成っている。負荷行
程が、締付けレバー90°位置からフレーム・ケーシング
へ向って、つまり休止位置へ引張り力により旋回運動さ
せることで行なわれるのが、引張りラチェットである。
他方、これに対して、負荷行程が、休止位置から90°位
置へ加圧力によりフレーム・ケーシングから押離す締付
けレバーの運動によって行なわれるのが、加圧ラチェッ
トである。
は、休止状態ないし貨物の最終固定状態では、フレーム
・ケーシングに対して平行姿勢をとるようにされてい
る。押え帯を締付けるには、つまり、巻上げ軸へ伝達す
る必要のあるトルクを調達するには、締付けレバーを、
ケーシングと締付けレバーとがほぼ90°の角度をなすと
ころまでケーシングから旋回させる。押え帯の締付け
は、既述のように締付けレバーを休止位置と90°位置と
の間で往復運動させることにより行なう。このため、爪
車の歯には、次のようになるように互いに非対称的なフ
ランクが設けられ、かつ方向が与えられている。すなわ
ち、旋回アームのところを押しずらし可能の連行体が、
旋回アームの旋回方向にロックしながら歯と噛合い、旋
回することにより、爪車をこれと運動接続された巻上げ
軸と一緒に締付け方向に回転させる(負荷行程)ように
するのである。他方、連行体は、逆の旋回方向では、大
ていは丸くされている、歯の非作業フランクのところを
滑動する(空行程)。旋回レバーの往復運動は、したが
って、常に負荷行程と空行程とから成っている。負荷行
程が、締付けレバー90°位置からフレーム・ケーシング
へ向って、つまり休止位置へ引張り力により旋回運動さ
せることで行なわれるのが、引張りラチェットである。
他方、これに対して、負荷行程が、休止位置から90°位
置へ加圧力によりフレーム・ケーシングから押離す締付
けレバーの運動によって行なわれるのが、加圧ラチェッ
トである。
この種の引張りラチェットと加圧ラチェットは、一方
の方向にしか締付けることができない。これは明らかに
大きな欠点である。加えて、固定取付けされた締付けラ
チェットの場合、人間工学的に言って、右利きの者には
よいが、左利きの者には不便である。
の方向にしか締付けることができない。これは明らかに
大きな欠点である。加えて、固定取付けされた締付けラ
チェットの場合、人間工学的に言って、右利きの者には
よいが、左利きの者には不便である。
この種のラチェット使用の場合、使用者が、ラチェッ
トの締付けレバーにぶら下がりその体重を利用して必要
なトルクを締付けラチェットに伝えるのが効果的であ
る。したがって、締付けラチェットの回転方向が一方向
だけの場合、ラチェットに対する使用者の現在位置によ
っては欠点が生じる場合がある。
トの締付けレバーにぶら下がりその体重を利用して必要
なトルクを締付けラチェットに伝えるのが効果的であ
る。したがって、締付けラチェットの回転方向が一方向
だけの場合、ラチェットに対する使用者の現在位置によ
っては欠点が生じる場合がある。
更に、ラチェットを最初の使用時から既に特定締付け
方向に予め決めておかねばならない点も欠点である。加
えて、固定すべき貨物に押え帯を掛けるさい、ラチェッ
トの最終位置がどこになるかを常に考えねばならない。
方向に予め決めておかねばならない点も欠点である。加
えて、固定すべき貨物に押え帯を掛けるさい、ラチェッ
トの最終位置がどこになるかを常に考えねばならない。
本発明の課題は、したがって、締付けラチェットを次
のように構成することにある。すなわち、押え帯の締付
けに必要な駆動トルク、それも締付けレバーの旋回によ
り生ぜしめられ巻上げ軸に伝えられるトルクを、労働生
理学的に簡単に調達できるように構成することである。
のように構成することにある。すなわち、押え帯の締付
けに必要な駆動トルク、それも締付けレバーの旋回によ
り生ぜしめられ巻上げ軸に伝えられるトルクを、労働生
理学的に簡単に調達できるように構成することである。
この課題は、請求の範囲第1項記載の特徴を有する手
段により解決された。
段により解決された。
本発明の基本は次の点にある。すなわち、2つの可能
な回転方向のうち、どちらの方向へ巻上げ軸を回転させ
ても、つまり押え帯をどちらの方向へ巻上げても、駆動
トルクの調達にはどうでもよく、その選択は使用者に任
されるという点である。これに対して、重要なのは、調
達すべきトルクを、引張りラチェットの形式で調達する
か、加圧ラチェットの形式で調達するかの選択の自由
は、締付けラチェットに対する使用者のその時々の現在
位置に左右される。つまり、使用者にとって労働生理学
的により良い締付けレバー締付け方向が優先される。使
用者は、その時々で所望のロック方向を、ロック機構の
ロック方向を切換えることによって選び出すのが有利で
ある。
な回転方向のうち、どちらの方向へ巻上げ軸を回転させ
ても、つまり押え帯をどちらの方向へ巻上げても、駆動
トルクの調達にはどうでもよく、その選択は使用者に任
されるという点である。これに対して、重要なのは、調
達すべきトルクを、引張りラチェットの形式で調達する
か、加圧ラチェットの形式で調達するかの選択の自由
は、締付けラチェットに対する使用者のその時々の現在
位置に左右される。つまり、使用者にとって労働生理学
的により良い締付けレバー締付け方向が優先される。使
用者は、その時々で所望のロック方向を、ロック機構の
ロック方向を切換えることによって選び出すのが有利で
ある。
本発明による締付けラチェットは、したがって、ロッ
ク方向を切換え可能の係止ロック機構並びに、同じくロ
ック方向を切換え可能の締付けロック機構を有してい
る。請求項2記載の係止ロック機構は、構造面で僅かに
出費が増すだけで実現可能である。
ク方向を切換え可能の係止ロック機構並びに、同じくロ
ック方向を切換え可能の締付けロック機構を有してい
る。請求項2記載の係止ロック機構は、構造面で僅かに
出費が増すだけで実現可能である。
係止ロック機構の場合、互いに独立の、1腕レバーと
して構成された2つの爪部材が、外歯を有する爪車に作
用する。この場合、常に双方の爪部材のうちの一方のみ
が歯と噛合い、その時々の他方の爪部材は非作用位置に
とどまっている。これによって、係止ロック機構のロッ
ク方向の切換え能が実現される。特に有利なのは、双方
の爪部材を単一の爪部材にまとめてしまうことである。
2つのロック位置間を旋回可能の2腕複式爪部材がそれ
である。
して構成された2つの爪部材が、外歯を有する爪車に作
用する。この場合、常に双方の爪部材のうちの一方のみ
が歯と噛合い、その時々の他方の爪部材は非作用位置に
とどまっている。これによって、係止ロック機構のロッ
ク方向の切換え能が実現される。特に有利なのは、双方
の爪部材を単一の爪部材にまとめてしまうことである。
2つのロック位置間を旋回可能の2腕複式爪部材がそれ
である。
請求項3から5に記載の係止ロック機構の実施例は、
V字形スライダ案内切欠き内を案内される押圧スライダ
を介して複式爪部材を簡単かつ容易に切換え可能であ
る。
V字形スライダ案内切欠き内を案内される押圧スライダ
を介して複式爪部材を簡単かつ容易に切換え可能であ
る。
請求項6から7に記載の係止ロック機構の実施例の場
合、複式爪部材が、一方では押圧スライダと、他方で
は、ロック機構に属する爪車と協働するようにするのが
有利である。
合、複式爪部材が、一方では押圧スライダと、他方で
は、ロック機構に属する爪車と協働するようにするのが
有利である。
締付けレバーにおける締付けロック機構の構成は、フ
レーム・ケーシングのところの係止ロック機構の構造に
相応している。このため、一方では、同じ爪車を双方の
ロック機構に利用でき、他方では、同じ部材の利用は製
造技術的に有利である。また、この構造のため、爪車の
歯の歯形を対称にすることができる。
レーム・ケーシングのところの係止ロック機構の構造に
相応している。このため、一方では、同じ爪車を双方の
ロック機構に利用でき、他方では、同じ部材の利用は製
造技術的に有利である。また、この構造のため、爪車の
歯の歯形を対称にすることができる。
請求項8の締付けロック機構の実施例では、ロック機
構は、同じく手動で切換え可能である。
構は、同じく手動で切換え可能である。
締付けロック機構の本発明による構成では、簡単な機
能が保証される。特に切換えが簡単に可能である。特に
有利なのは、連行体を複式連行体として構成した場合で
ある。また、請求項9から14に記載の締付けロック機構
の構成の場合、ロック機構の締付け方向を簡単かつ容易
に切換えることができる。
能が保証される。特に切換えが簡単に可能である。特に
有利なのは、連行体を複式連行体として構成した場合で
ある。また、請求項9から14に記載の締付けロック機構
の構成の場合、ロック機構の締付け方向を簡単かつ容易
に切換えることができる。
請求項15と16に記載の締付けロック機構の形式では、
簡単なハンドグリップを介して切換え、ないし解離が可
能である。
簡単なハンドグリップを介して切換え、ないし解離が可
能である。
請求項17から19に記載の締付けラチェットの構成で
は、押え帯を解くために締付けラチェットを容易に開く
ことができる。
は、押え帯を解くために締付けラチェットを容易に開く
ことができる。
請求項20に記載の締付けラチェットの構成では、係止
ロック機構と締付けロック機構の切換えないしそのつど
有効なロック方向の有利な同期化が実現されている。
ロック機構と締付けロック機構の切換えないしそのつど
有効なロック方向の有利な同期化が実現されている。
請求項21と22に記載の形式は、全体の構造が対称的
に、しかも出来るだけ平らに構成され、製造技術的に有
利である。この場合、それぞれ両側に作用する締付けロ
ック機構と係止ロック機構とにより高い締付けモーメン
トが伝達される。
に、しかも出来るだけ平らに構成され、製造技術的に有
利である。この場合、それぞれ両側に作用する締付けロ
ック機構と係止ロック機構とにより高い締付けモーメン
トが伝達される。
次に本発明のその他の重要な特徴を図示の実施例につ
き説明する。
き説明する。
第1図は、締付けラチェットが中央位置にあるところ
を前方上方から見た斜視図である。締付けラチェットは
図説明では単に“ラチェット”と記すことにする。
を前方上方から見た斜視図である。締付けラチェットは
図説明では単に“ラチェット”と記すことにする。
第2図は、第1図の矢印IIの方向に締付けレバーとフ
レーム・ケーシングを最大に拡開して、上からラチェッ
トを見た平面図。
レーム・ケーシングを最大に拡開して、上からラチェッ
トを見た平面図。
第3図は、第1図の矢印IIIの方向から見た側面図
で、この場合も休止位置と90°位置との中間位置にある
ところを示したものである。
で、この場合も休止位置と90°位置との中間位置にある
ところを示したものである。
第4図は、第1図のIV−IV線断面図で、位置は第3図
同様の中間位置である。
同様の中間位置である。
第5図は、係止ロック機構と締付けロック機構とを、
第3図及び第4図の調節位置で略示した図で、締付けレ
バーがフレーム・ケーシングから遠ざかる締付け方向に
旋回せしめられた状態を示したもの。
第3図及び第4図の調節位置で略示した図で、締付けレ
バーがフレーム・ケーシングから遠ざかる締付け方向に
旋回せしめられた状態を示したもの。
第6図は、第3図同様の断面図だが、ロック機構が、
フレーム・ケーシングに近づく締付け方向に調節されて
いる場合を示した図。
フレーム・ケーシングに近づく締付け方向に調節されて
いる場合を示した図。
第7図は、第6図同様に締付けレバーの締付け方向が
フレーム・ケーシングに近づく方向である場合の係止ロ
ック機構と締付けロック機構を示した図。
フレーム・ケーシングに近づく方向である場合の係止ロ
ック機構と締付けロック機構を示した図。
第8図は、係止ロック機構と締付けロック機構とを自
由回転位置で示した略示図である。
由回転位置で示した略示図である。
フレーム・ケーシング1は、縦方向2で見て、ほぼU
字形の横断面を有し、両端には付加成形されたフォーク
状自由端部3,9を有している。後部自由端部3のところ
には、取付けボルト4が、縦方向2と直角に(横方向
6)フレーム・ケーシング1の側壁5,5′を結合してい
る。取付けボルト4は、押え帯8の固定端部7の固定に
役立っている。この端部は、ループ状に取付けボルト4
の周囲に巻きかけ固定されている。
字形の横断面を有し、両端には付加成形されたフォーク
状自由端部3,9を有している。後部自由端部3のところ
には、取付けボルト4が、縦方向2と直角に(横方向
6)フレーム・ケーシング1の側壁5,5′を結合してい
る。取付けボルト4は、押え帯8の固定端部7の固定に
役立っている。この端部は、ループ状に取付けボルト4
の周囲に巻きかけ固定されている。
縦方向2で後部端部3と反対側の前部自由端部9は、
フレーム・ケーシング1の安定化のため側壁5,5′を貫
通し、横控えの形式で補強する横連結板10を有してい
る。前部と後部との自由端部9,3の中間には、一部分で
側壁5,5′を連結する横連結板60が配置されている。横
連結板60は、側壁5,5′と一体の押抜き曲げ部材として
構成されている。縦方向に横連結板10と並んで巻上げ軸
11が側壁5,5′の間に回転可能に軸受けされている。巻
上げ軸11は、その全長にわたって(横方向6)押え帯を
受容するスリット12が直径方向に形成されている。スリ
ットの長さは、押え帯の幅に合致する。巻上げ軸11は、
側壁5,5′を貫通し、横方向に突出している。この突出
部分には、軸方向位置を固定する軸受けピン13が直径方
向に貫通している。巻上げ軸11は、更に、双方の爪車1
4,14′の中心を形状接続式に貫通し、ケーシング1に対
する爪車の回転軸を形成している。爪車14,14′は、そ
の外周に半径方向で外方へ突出する歯15を有している。
歯15は、横方向6に延びる対称的な台形横断面を有して
いる。これにより、歯15は、平歯歯車の歯の形式で半径
方向16に爪車14,14′の周面から突出する形になる。
フレーム・ケーシング1の安定化のため側壁5,5′を貫
通し、横控えの形式で補強する横連結板10を有してい
る。前部と後部との自由端部9,3の中間には、一部分で
側壁5,5′を連結する横連結板60が配置されている。横
連結板60は、側壁5,5′と一体の押抜き曲げ部材として
構成されている。縦方向に横連結板10と並んで巻上げ軸
11が側壁5,5′の間に回転可能に軸受けされている。巻
上げ軸11は、その全長にわたって(横方向6)押え帯を
受容するスリット12が直径方向に形成されている。スリ
ットの長さは、押え帯の幅に合致する。巻上げ軸11は、
側壁5,5′を貫通し、横方向に突出している。この突出
部分には、軸方向位置を固定する軸受けピン13が直径方
向に貫通している。巻上げ軸11は、更に、双方の爪車1
4,14′の中心を形状接続式に貫通し、ケーシング1に対
する爪車の回転軸を形成している。爪車14,14′は、そ
の外周に半径方向で外方へ突出する歯15を有している。
歯15は、横方向6に延びる対称的な台形横断面を有して
いる。これにより、歯15は、平歯歯車の歯の形式で半径
方向16に爪車14,14′の周面から突出する形になる。
巻上げ軸11は、加えて、締付けレバー17のフォーク状
端部を、同じく軸受け軸の形式で貫通している。各1個
の爪車14,14′は、横方向6に側壁5,5′の外側と締付け
レバー側壁18,18′の内側との間に位置している。軸受
けピン13は、締付けレバー側壁18,18′の両外側に外方
から密接し、ケーシング1と締付けレバー17とに対し巻
上げ軸10の軸方向位置を形状接続式に、固定している。
端部を、同じく軸受け軸の形式で貫通している。各1個
の爪車14,14′は、横方向6に側壁5,5′の外側と締付け
レバー側壁18,18′の内側との間に位置している。軸受
けピン13は、締付けレバー側壁18,18′の両外側に外方
から密接し、ケーシング1と締付けレバー17とに対し巻
上げ軸10の軸方向位置を形状接続式に、固定している。
巻上げ軸11が貫通している自由端部とは反対側の、締
付けレバー17のグリップ端部19は、操作グリップ20とし
て構成され、このグリップ20は、円筒体として締付けレ
バー側壁18,18′を横控えの形式で互いに連結してい
る。
付けレバー17のグリップ端部19は、操作グリップ20とし
て構成され、このグリップ20は、円筒体として締付けレ
バー側壁18,18′を横控えの形式で互いに連結してい
る。
フレーム・ケーシング1には、縦方向2で巻上げ軸11
と取付けボルト4との間に、それも各側部5,5′の外側
に複式爪部材21,21′が取付けられている。双方の複式
爪部材21,21′には、爪部材軸22が貫通し、この軸22を
中心として、爪部材21,21′はケーシング1のところに
旋回可能に軸受けされている。爪部材軸22からは、爪車
14,14′の方向に2つの爪を拡げた形状で上方の係止爪2
3と、下方の係止爪24が、歯状に複式爪部材21,21′から
突出している。爪車14,14′と複式爪部材21,21′とは、
請求項に挙げた係止ロック機構70を形成している。双方
の複式爪部材21,21′の、爪車14,14′とは反対の後側25
には、ほぼV字形の切換え用切欠き26が形成されてい
る。この後側25には、縦方向に、ほぼV字形のスライド
案内スロット27が続いている。このスロット27は、それ
ぞれケーシング1の側壁5,5′に形成されている。横方
向6には、押圧スライダ28が側壁5,5′を貫通してい
る。側壁5,5′の貫通穴はスライダ案内スロット27とし
て構成されている。押圧スライダ28は、横連結板60に付
加形成され、そこからアングル状に突出する舌状部63を
介してスライダ28のスライダ方向とは反対方向に半径方
向で外方へケーシング1のところに、圧縮ばねとして作
用するばね部材29で支えられている。
と取付けボルト4との間に、それも各側部5,5′の外側
に複式爪部材21,21′が取付けられている。双方の複式
爪部材21,21′には、爪部材軸22が貫通し、この軸22を
中心として、爪部材21,21′はケーシング1のところに
旋回可能に軸受けされている。爪部材軸22からは、爪車
14,14′の方向に2つの爪を拡げた形状で上方の係止爪2
3と、下方の係止爪24が、歯状に複式爪部材21,21′から
突出している。爪車14,14′と複式爪部材21,21′とは、
請求項に挙げた係止ロック機構70を形成している。双方
の複式爪部材21,21′の、爪車14,14′とは反対の後側25
には、ほぼV字形の切換え用切欠き26が形成されてい
る。この後側25には、縦方向に、ほぼV字形のスライド
案内スロット27が続いている。このスロット27は、それ
ぞれケーシング1の側壁5,5′に形成されている。横方
向6には、押圧スライダ28が側壁5,5′を貫通してい
る。側壁5,5′の貫通穴はスライダ案内スロット27とし
て構成されている。押圧スライダ28は、横連結板60に付
加形成され、そこからアングル状に突出する舌状部63を
介してスライダ28のスライダ方向とは反対方向に半径方
向で外方へケーシング1のところに、圧縮ばねとして作
用するばね部材29で支えられている。
係止ロック機構70ないし複式爪部材21,21′の機能形
式、次の通りである。すなわち、押圧スライダ28は、選
択的に案内スロット27の双方のV字形脚の一方のなかへ
旋回せしめられ、ばね部材29の負荷を受け、切換え用切
欠き26の双方の側の脚の一方に対して常時押付けられ
る。切欠き26の脚の一方に対する押圧により、複式爪部
材21,21′の上方の係止爪23又は下方の係止爪24が、爪
車14の歯(=歯15,15′)と噛合わされる。
式、次の通りである。すなわち、押圧スライダ28は、選
択的に案内スロット27の双方のV字形脚の一方のなかへ
旋回せしめられ、ばね部材29の負荷を受け、切換え用切
欠き26の双方の側の脚の一方に対して常時押付けられ
る。切欠き26の脚の一方に対する押圧により、複式爪部
材21,21′の上方の係止爪23又は下方の係止爪24が、爪
車14の歯(=歯15,15′)と噛合わされる。
操作用グリップ20と巻上げ軸11とのほぼ中間で、締付
けレバー側壁18,18′が横ヨーク30により互いに不動に
結合されている。横ヨーク30は、縦方向2に外方へ締付
けレバー側壁18,18′と平行に延びる、2つの制御スラ
イダ31,31′の自由端部を貫通している。これら自由端
部は、横方向に延びるハンドグリップ32により相互に連
結されている。制御スライダ31,31′は横方向6に、締
付けレバー側壁18,18′の中間スペース内へ突出する互
いに向き合った固定突起33,33′を有している。これら
の突起33,33′により、横ヨーク30に対しばねパッケー
ジ34,34′を介し巻上げ軸11の方向に負荷が加えられ
る。
けレバー側壁18,18′が横ヨーク30により互いに不動に
結合されている。横ヨーク30は、縦方向2に外方へ締付
けレバー側壁18,18′と平行に延びる、2つの制御スラ
イダ31,31′の自由端部を貫通している。これら自由端
部は、横方向に延びるハンドグリップ32により相互に連
結されている。制御スライダ31,31′は横方向6に、締
付けレバー側壁18,18′の中間スペース内へ突出する互
いに向き合った固定突起33,33′を有している。これら
の突起33,33′により、横ヨーク30に対しばねパッケー
ジ34,34′を介し巻上げ軸11の方向に負荷が加えられ
る。
制御スライダ31,31′は、操作グリップ20側の端部の
ところを、はじめは側壁18,18′の内面に平行に内側に
延びている。側壁18,18′は、先細になる区域35,35′で
内方へ屈折している。この屈折35,35′で、それも大き
な運動の余地を可能にする開口52の区域で、側壁18,1
8′には制御スライダ31,31′が貫通している。スライダ
31,31′は、更に、縦方向2に巻上げ軸11へ向って、側
壁18,18′の外面に平行にその外側を延びている。ハン
ドグリップ32とは反対側の、巻上げ軸11側の自由端部に
は、巻上げ軸11と平行に内方へ突出する制御ピン37,3
7′が付加成形されている。制御ピン37,37′は、突出端
部が、締付けレバー側壁18,18′内に成形されたU字形
制御スロット36を貫通し、端側が側壁18,18′から内方
へ突入している。制御スロット36の双方のU字形脚57
は、そのさい、ほぼ巻上げ軸11の方向、それも締付けレ
バー17の軸側端部の方向に向いている。U字形制御スロ
ット36の区域には、側壁18,18′の内側に複式連行体38,
38′が、巻上げ軸11と平行の軸53を中心として旋回可能
に支承されている。複式連行体38,38′の旋回位置は、
U字形制御スロット36内の制御ピン37,37′の位置によ
り決定される。他方、制御スロット36内での制御ピン3
7,37′の位置は、制御スライダ31,31′により、したが
って最終的には制御用のハンドグリップ32により決定さ
れる。爪車14,14′は、複式連行体38,38′と一緒に請求
項に挙げられた締付けロック機構80を形成している。
ところを、はじめは側壁18,18′の内面に平行に内側に
延びている。側壁18,18′は、先細になる区域35,35′で
内方へ屈折している。この屈折35,35′で、それも大き
な運動の余地を可能にする開口52の区域で、側壁18,1
8′には制御スライダ31,31′が貫通している。スライダ
31,31′は、更に、縦方向2に巻上げ軸11へ向って、側
壁18,18′の外面に平行にその外側を延びている。ハン
ドグリップ32とは反対側の、巻上げ軸11側の自由端部に
は、巻上げ軸11と平行に内方へ突出する制御ピン37,3
7′が付加成形されている。制御ピン37,37′は、突出端
部が、締付けレバー側壁18,18′内に成形されたU字形
制御スロット36を貫通し、端側が側壁18,18′から内方
へ突入している。制御スロット36の双方のU字形脚57
は、そのさい、ほぼ巻上げ軸11の方向、それも締付けレ
バー17の軸側端部の方向に向いている。U字形制御スロ
ット36の区域には、側壁18,18′の内側に複式連行体38,
38′が、巻上げ軸11と平行の軸53を中心として旋回可能
に支承されている。複式連行体38,38′の旋回位置は、
U字形制御スロット36内の制御ピン37,37′の位置によ
り決定される。他方、制御スロット36内での制御ピン3
7,37′の位置は、制御スライダ31,31′により、したが
って最終的には制御用のハンドグリップ32により決定さ
れる。爪車14,14′は、複式連行体38,38′と一緒に請求
項に挙げられた締付けロック機構80を形成している。
複式連行体38,38′は、爪車14,14′に対する作用が複
式爪部材21,21′に類似しており、爪車14,14′側には、
軸53に対して半径方向に延びる爪の形式でそれぞれ1つ
の上部連行爪39と下部連行爪40とを有し、これらの爪が
爪車14,14′の方向に突出している。爪39,40と反対側の
部分41には、ほぼV字形の制御スロット42が形成されて
いる。この制御スロット42のV字形脚58,59は、連絡ス
ロット43により互いに接続されている。
式爪部材21,21′に類似しており、爪車14,14′側には、
軸53に対して半径方向に延びる爪の形式でそれぞれ1つ
の上部連行爪39と下部連行爪40とを有し、これらの爪が
爪車14,14′の方向に突出している。爪39,40と反対側の
部分41には、ほぼV字形の制御スロット42が形成されて
いる。この制御スロット42のV字形脚58,59は、連絡ス
ロット43により互いに接続されている。
締付け方向変換時の複式連行体38,38′の機能形式は
次の通りである: 操作グリップ20の方向へハンドグリップ32を引張るこ
とにより、制御スライダ31,31′を移動させる。これに
より制御ピン37が、制御スロット36内を強制案内され、
複式連行体38に対して、その時々の、脚端部58又は59の
目標制御位置へ位置決めされる。他方の制御ピン37′
も、他方の複式連行体38′に対して同様に位置決めされ
る。これら連行体38,38′に作用する制御機能は、した
がって、制御ピン37,37′からV字形制御スロット42な
いしその横脚55を介して、爪車14,14′に対する連行体3
8,38′の目標回転位置へ変換される。V字形の双方の脚
58,59により、3角形54から形成され、この3角形は、
矢じりに似ており、爪車14,14′の外周に向いている。
次の通りである: 操作グリップ20の方向へハンドグリップ32を引張るこ
とにより、制御スライダ31,31′を移動させる。これに
より制御ピン37が、制御スロット36内を強制案内され、
複式連行体38に対して、その時々の、脚端部58又は59の
目標制御位置へ位置決めされる。他方の制御ピン37′
も、他方の複式連行体38′に対して同様に位置決めされ
る。これら連行体38,38′に作用する制御機能は、した
がって、制御ピン37,37′からV字形制御スロット42な
いしその横脚55を介して、爪車14,14′に対する連行体3
8,38′の目標回転位置へ変換される。V字形の双方の脚
58,59により、3角形54から形成され、この3角形は、
矢じりに似ており、爪車14,14′の外周に向いている。
制御スライダ31,31′の前端に側方から圧力を加える
ことにより、その制御ピン37は、制御スロット36の横脚
55内を、他方のU字形脚58又は59の方向へ移動する。こ
れとともに、制御ピン37,37′も強制的に複式連行体38,
38′の連絡スロット43内を移動し、制御スロット42のそ
れまで不動であったV字形脚内に入り、3角形54の区域
の脚内端部に達する。この運動の経過は、ハンドグリッ
プ32を放すことにより、ばねパッケージ34,34′の永久
圧力に駆動されて行なわれる。すなわち、これにより、
制御ピン37,37′は、制御スロット36の、選択されたU
字形脚内を強制案内されて制御スロット42の配属V字形
脚58,59に入り、その3角形側の端部に至る。これによ
り、複式連行体38,38′は、それまで作業していた連行
爪39,40が、爪車14,14′の歯15,15′との噛合いから外
され、それまで不動であった連行爪39,40が歯15,15′と
の噛合う。これにより締付けレバー側のロック機構の、
すなわち締付けロック機構80の回転方向の変換が原則と
して成就される。
ことにより、その制御ピン37は、制御スロット36の横脚
55内を、他方のU字形脚58又は59の方向へ移動する。こ
れとともに、制御ピン37,37′も強制的に複式連行体38,
38′の連絡スロット43内を移動し、制御スロット42のそ
れまで不動であったV字形脚内に入り、3角形54の区域
の脚内端部に達する。この運動の経過は、ハンドグリッ
プ32を放すことにより、ばねパッケージ34,34′の永久
圧力に駆動されて行なわれる。すなわち、これにより、
制御ピン37,37′は、制御スロット36の、選択されたU
字形脚内を強制案内されて制御スロット42の配属V字形
脚58,59に入り、その3角形側の端部に至る。これによ
り、複式連行体38,38′は、それまで作業していた連行
爪39,40が、爪車14,14′の歯15,15′との噛合いから外
され、それまで不動であった連行爪39,40が歯15,15′と
の噛合う。これにより締付けレバー側のロック機構の、
すなわち締付けロック機構80の回転方向の変換が原則と
して成就される。
制御スライダ31,31′により生じる平面と並んでこれ
とほぼ平行な運動平面内に、制御スライダ31,31′と運
動接続された位置スライダ45が配置されている。この位
置スライダ54は、圧縮ばね44を介して横ヨーク40に支え
られている。圧縮ばね44の圧縮方向は、ばねパッケージ
34,34′の圧縮方向と同様爪車14,14′の方向である。締
付けレバー17が、いま、巻上げ軸11を中心として、フレ
ーム・ケーシング1から離れる方向へ旋回すると、旋回
アーム17とケーシング1との間に約90°の最大開角αが
可能である。この開角の頂点は、ほぼ巻上げ軸11の中心
軸線位置に合致し、この開角の値は、双方のストッパ47
A,47Bにより決定される。この旋回運動の終りに、位置
スライダ45はケーシング1に付加成形されたストッパ47
A,47Bにぶつかるので、スライダ45と結合されている締
付けレバー17のそれ以上の旋回運動は阻止される。目標
張力に達するまで押え帯を締付けるには、いまや締付け
レバー17のこの往復運動を何度も反復する必要がある
が、そのさい操作者は特別な注意を必要としない。位置
スライダ45がストッパ47A,47Bにぶつかるさいに爪車14,
14′から巻上げ軸11に伝えられる回転位置、すなわち、
その時々に到達する締付け終位置は、ケーシング1のと
ころに配置され、冒頭に述べた係止ロック機構により確
保され、自動的に維持される。このためには、予め複式
爪部材21,21′が、押圧スライダ28の側からの前述の制
御により、選択した締付け方向に割振られたロック方向
へ移される。このロック方向を割当てられた係止爪23又
は24は、爪車の歯付部(=歯15,15′)と噛合い、ロッ
クする。
とほぼ平行な運動平面内に、制御スライダ31,31′と運
動接続された位置スライダ45が配置されている。この位
置スライダ54は、圧縮ばね44を介して横ヨーク40に支え
られている。圧縮ばね44の圧縮方向は、ばねパッケージ
34,34′の圧縮方向と同様爪車14,14′の方向である。締
付けレバー17が、いま、巻上げ軸11を中心として、フレ
ーム・ケーシング1から離れる方向へ旋回すると、旋回
アーム17とケーシング1との間に約90°の最大開角αが
可能である。この開角の頂点は、ほぼ巻上げ軸11の中心
軸線位置に合致し、この開角の値は、双方のストッパ47
A,47Bにより決定される。この旋回運動の終りに、位置
スライダ45はケーシング1に付加成形されたストッパ47
A,47Bにぶつかるので、スライダ45と結合されている締
付けレバー17のそれ以上の旋回運動は阻止される。目標
張力に達するまで押え帯を締付けるには、いまや締付け
レバー17のこの往復運動を何度も反復する必要がある
が、そのさい操作者は特別な注意を必要としない。位置
スライダ45がストッパ47A,47Bにぶつかるさいに爪車14,
14′から巻上げ軸11に伝えられる回転位置、すなわち、
その時々に到達する締付け終位置は、ケーシング1のと
ころに配置され、冒頭に述べた係止ロック機構により確
保され、自動的に維持される。このためには、予め複式
爪部材21,21′が、押圧スライダ28の側からの前述の制
御により、選択した締付け方向に割振られたロック方向
へ移される。このロック方向を割当てられた係止爪23又
は24は、爪車の歯付部(=歯15,15′)と噛合い、ロッ
クする。
こうしてロックされた巻上げ軸11の締付け終位置のロ
ックを外すには、次のようにする: ハンドグリップ32を操作グリップ20の方向へ引張るこ
とにより、位置スライダ45がストッパ位置から引き戻さ
れ、ストッパ47Aから引き離される。これにより、締付
けレバー17は、旋回方向46へ更に旋回可能である。その
場合、位置スライダ45は、フレーム・ケーシング1に付
加成形された突起48にぶつかり、係止みぞ62に係止され
るまで、爪車14,14′側の端部が、側壁5,5′のカム状周
面61上を滑動する。締付けレバー17がそこまで旋回する
ことにより、位置スライダ45が複式連行体38,38′をそ
のニュートラル位置(第8図)へ移動させる。そのさ
い、位置スライダ45は、スライダ45をカム状周面61のほ
うへ押付ける圧縮ばね44の圧力を克服し、カム状周面に
形成された係止みぞ48に突入する。位置スライダ45が制
御スライダ31,31′と運動接続されているため、ハンド
グリップ32を引張ると一緒に戻されるので、制御ピン3
7,37′は、U字形脚から締付けレバー17の制御スロット
36の横脚55内へ戻される。これによって、連行爪39,40
と歯付部(=歯15,15′)との噛合いが外される。この
位置では、複式連行体38,38′は爪車14,14′に対し中間
旋回位置をとる。
ックを外すには、次のようにする: ハンドグリップ32を操作グリップ20の方向へ引張るこ
とにより、位置スライダ45がストッパ位置から引き戻さ
れ、ストッパ47Aから引き離される。これにより、締付
けレバー17は、旋回方向46へ更に旋回可能である。その
場合、位置スライダ45は、フレーム・ケーシング1に付
加成形された突起48にぶつかり、係止みぞ62に係止され
るまで、爪車14,14′側の端部が、側壁5,5′のカム状周
面61上を滑動する。締付けレバー17がそこまで旋回する
ことにより、位置スライダ45が複式連行体38,38′をそ
のニュートラル位置(第8図)へ移動させる。そのさ
い、位置スライダ45は、スライダ45をカム状周面61のほ
うへ押付ける圧縮ばね44の圧力を克服し、カム状周面に
形成された係止みぞ48に突入する。位置スライダ45が制
御スライダ31,31′と運動接続されているため、ハンド
グリップ32を引張ると一緒に戻されるので、制御ピン3
7,37′は、U字形脚から締付けレバー17の制御スロット
36の横脚55内へ戻される。これによって、連行爪39,40
と歯付部(=歯15,15′)との噛合いが外される。この
位置では、複式連行体38,38′は爪車14,14′に対し中間
旋回位置をとる。
締付けレバー17の、巻上げ軸11が貫通している自由端
部には、操作グリップ20と反対側のところにカム49が形
成されている。締付けレバー17を回転方向46に旋回スト
ッパ47を超えて旋回させると、カム49は、係止爪23,24
に作用して歯付部(=歯15,15′)との噛合が外れる回
転兼負荷位置に来る。いまや、巻上げ軸11は、押え帯8
を弛めるために自由に回転可能となる。固定方向ロック
機構は、完全に不動となる。
部には、操作グリップ20と反対側のところにカム49が形
成されている。締付けレバー17を回転方向46に旋回スト
ッパ47を超えて旋回させると、カム49は、係止爪23,24
に作用して歯付部(=歯15,15′)との噛合が外れる回
転兼負荷位置に来る。いまや、巻上げ軸11は、押え帯8
を弛めるために自由に回転可能となる。固定方向ロック
機構は、完全に不動となる。
締付けレバー17が旋回方向46,46′に旋回する旋回路
の終りには、係止みぞ51,62がフレーム・ケーシング1
のところに形成されている。
の終りには、係止みぞ51,62がフレーム・ケーシング1
のところに形成されている。
圧縮ばね44とばねパッケージ34,34′の圧縮力に抗し
てハンドグリップ32を引張ると、この方向に制御スライ
ダ31,31′と運動接続されている位置スライダ45が引き
戻され、この結果、スライダ45は、圧縮ばねにより負荷
されて係止切欠き51ないし62に係止される。これにより
締付けレバー17は、その極限開位置にも極限閉位置(休
止位置)にも係止される。
てハンドグリップ32を引張ると、この方向に制御スライ
ダ31,31′と運動接続されている位置スライダ45が引き
戻され、この結果、スライダ45は、圧縮ばねにより負荷
されて係止切欠き51ないし62に係止される。これにより
締付けレバー17は、その極限開位置にも極限閉位置(休
止位置)にも係止される。
理解を深めるために、ラチェットの作用形式を、ここ
でもう一度、重要な機能を果たす部材について説明して
おく: 第5図は、加圧ラチェットとして用いた場合を示した
ものである。この場合、トルクは、旋回方向46でのケー
シング1から離れる旋回運動により生ぜしめられる。し
たがって、締付けは、逆時計回りの締付け方向50で行な
われる。その場合、締付けロック機構の複式連行体38,3
8′の上部連行爪39と、係止ロック機構の複式係止部材2
1,21′の上部係止爪23とが、爪車の歯付部(=歯15,1
5′)と噛合わされる。爪車14,14′の回転は、連行体38
の駆動により行なわれる。この駆動は、第5図には図示
されていない締付けレバー17により締付け方向50で行な
われるが、その場合、上部連行爪39は、締付け方向50で
歯付部(=歯15,15′)と噛合わされる。締付け方向50
と反対の方向、したがって時計回り方向46′での空行程
の場合、上部連行爪39は、歯15,15′の上を妨げられる
ことなしにスリップする。
でもう一度、重要な機能を果たす部材について説明して
おく: 第5図は、加圧ラチェットとして用いた場合を示した
ものである。この場合、トルクは、旋回方向46でのケー
シング1から離れる旋回運動により生ぜしめられる。し
たがって、締付けは、逆時計回りの締付け方向50で行な
われる。その場合、締付けロック機構の複式連行体38,3
8′の上部連行爪39と、係止ロック機構の複式係止部材2
1,21′の上部係止爪23とが、爪車の歯付部(=歯15,1
5′)と噛合わされる。爪車14,14′の回転は、連行体38
の駆動により行なわれる。この駆動は、第5図には図示
されていない締付けレバー17により締付け方向50で行な
われるが、その場合、上部連行爪39は、締付け方向50で
歯付部(=歯15,15′)と噛合わされる。締付け方向50
と反対の方向、したがって時計回り方向46′での空行程
の場合、上部連行爪39は、歯15,15′の上を妨げられる
ことなしにスリップする。
第6図と第7図は、引張りラチェットとして用いられ
る場合を示したもので、この場合、締付けレバー17は、
旋回方向46′の方向でケーシング1に向う旋回運動によ
りトルクを生じさせる。締付け方向56は、時計回り方向
46′である。この締付けの場合、締付けレバー17により
駆動される複式連行体38,38′の下部連行爪40と、フレ
ーム・ケーシング1に回転支承された複式係止部材21,2
1′の下部係止爪24とが、爪車14,14′ないしその歯15,1
5′と噛合される。この噛合い24/14は、爪車14,14′
が、逆回転しないように、言いかえると時計回り方向な
いし締付け方向56とは逆方向に回転しないように阻止す
る(第7図)。締付け方向56での旋回運動のさい、下部
連行爪40が歯15,15′と不動に噛合う。締付け方向とは
反対の旋回方向46での空工程時には、下方の連行爪40は
妨げられずに歯15,15′上をスリップする。
る場合を示したもので、この場合、締付けレバー17は、
旋回方向46′の方向でケーシング1に向う旋回運動によ
りトルクを生じさせる。締付け方向56は、時計回り方向
46′である。この締付けの場合、締付けレバー17により
駆動される複式連行体38,38′の下部連行爪40と、フレ
ーム・ケーシング1に回転支承された複式係止部材21,2
1′の下部係止爪24とが、爪車14,14′ないしその歯15,1
5′と噛合される。この噛合い24/14は、爪車14,14′
が、逆回転しないように、言いかえると時計回り方向な
いし締付け方向56とは逆方向に回転しないように阻止す
る(第7図)。締付け方向56での旋回運動のさい、下部
連行爪40が歯15,15′と不動に噛合う。締付け方向とは
反対の旋回方向46での空工程時には、下方の連行爪40は
妨げられずに歯15,15′上をスリップする。
第8図は、ラチェットのフリーホイール位置を略示し
たものである。この場合、上下の係止爪23,24、上方の
連行爪39,40のいずれもが、爪車ないし歯15,15′と噛合
ってはいない。複式係止部材21,21′の係止爪23,24は、
締付けレバー17のカム49により噛合いを外された状態に
維持されている。複式連行体38,38′の連行爪39,40は、
カム状周面61上に位置スライダ45の端側が密接するが、
又はスライダ45がケーシング1の係止みぞ62内に係止さ
れることで爪車14,14′との噛合いを外された状態に維
持される。このためには、ハンドグリップ32が操作グリ
ップ20の方向に引張られる。既述のように、位置スライ
ダ45は制御スライダ31,31′と運動接続されているの
で、連行爪39,40がフリーホイール位置に達する。
たものである。この場合、上下の係止爪23,24、上方の
連行爪39,40のいずれもが、爪車ないし歯15,15′と噛合
ってはいない。複式係止部材21,21′の係止爪23,24は、
締付けレバー17のカム49により噛合いを外された状態に
維持されている。複式連行体38,38′の連行爪39,40は、
カム状周面61上に位置スライダ45の端側が密接するが、
又はスライダ45がケーシング1の係止みぞ62内に係止さ
れることで爪車14,14′との噛合いを外された状態に維
持される。このためには、ハンドグリップ32が操作グリ
ップ20の方向に引張られる。既述のように、位置スライ
ダ45は制御スライダ31,31′と運動接続されているの
で、連行爪39,40がフリーホイール位置に達する。
もう一度まとめてみれば次の通りである: 請求項に記載の係止ロック機構70は、爪車14,14′と
複式係止部材21,21′とにより、また請求項に記載の締
付けロック機構80は、爪車14,14′と複式連行体38,38′
とにより、それぞれ形成されている。
複式係止部材21,21′とにより、また請求項に記載の締
付けロック機構80は、爪車14,14′と複式連行体38,38′
とにより、それぞれ形成されている。
Claims (22)
- 【請求項1】押え帯(8)用の締付けラチェットであっ
て、 押え帯(8)の固定端部(7)を側壁(5、5′)の間
に固定するフレーム・ケーシング(1)を有し、 押え帯(8)をその自由側の端部から巻上げるための、
フレーム・ケーシング(1)に回転可能に支承され、そ
の側壁(5、5′)間のスペースに亘って延びていて、
かつ少なくとも1つの外歯爪車(14、14′)を支持して
いる軸(11)を有し、 軸(11)の回転位置を固定し逆転を防止するための、フ
レーム・ケーシング(1)と軸(11)との間で作用する
係止ロック機構を有し、 軸(11)の締付駆動のための、軸(11)に旋回可能に支
承された締付けレバー(17)と軸(11)との間で作用す
る締付けロック機構を有する、形式のものにおいて、 爪車(14、14′)の歯(15、15′)が対称形の歯形を有
しており、 係止ロック機構に、該係止ロック機構のロック方向を切
り換え可能にするために、2つのロック位置間で旋回可
能な、2腕の複式爪部材(21、21′)が設けられてい
て、該複式爪部材の係止爪端部がそれぞれ、これらの外
側フランジが爪車歯(15、15′)に対してロックし、内
側フランクが爪車歯(15、15′)に対してスリップする
ように形成されており、 締付けロック機構に、該締付けロック機構の締付け方向
を切り換え可能にするために、2方向位置間で旋回可能
な、2腕の複式連行体(38、38′)が設けられていて、
該連行体の爪がそれぞれ、これらの外側フランクが該外
側フランクに当接する爪車歯(15、15′)を一緒に連行
し、かつ内側フランクが爪車歯(15、15′)に対してス
リップするように形成されている、 ことを特徴とする、押え帯用の締付けラチェット。 - 【請求項2】係止ロック機構が手で切換え可能であるこ
とを特徴とする請求項1記載のラチェット。 - 【請求項3】フレーム・ケーシング(1)に支承され、
選択的に、複式爪部材(21,21′)の係止爪(23,24)の
一方をロック位置へ旋回させ、その位置に保持する切換
え部材を有することを特徴とする請求項2記載のラチェ
ット。 - 【請求項4】前記切換え部材が、ばね負荷された押圧ス
ライダ(28)であることを特徴とする請求項3記載のラ
チェット。 - 【請求項5】ほぼV字形のスライダ案内スロット(27)
がフレーム・ケーシング(1)に形成されており、しか
も、押圧スライダ(28)が選択的にV字の双方の脚の一
方の脚内を案内され、配属されている係止爪(23,24)
に負荷を与えることを特徴とする請求項1から4までの
いずれか1項記載のラチェット。 - 【請求項6】複式爪部材(21,21′)の双方の係止爪(2
3,24)が、爪部材の旋回軸を含む平面に関して対称に配
置されていることを特徴とする請求項5記載のラチェッ
ト。 - 【請求項7】複式爪部材(21,21′)の、爪車(14,1
4′)とは反対側に、ほぼV字形の切換え用切欠き(2
6)が形成されており、この切欠きの双方のフランクの
一方が、切換え部材である押圧スライダ(28)のロック
方向に応じて負荷されることを特徴とする請求項3から
6までのいずれか1項記載のラチェット。 - 【請求項8】締付けロック機構が手により切換え可能で
あることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1
項記載のラチェット。 - 【請求項9】締付けレバー(17)に支承された切換え部
材が、選択的に複式連行体(38,38′)の連行爪(39,4
0)の一方をその連行位置へ旋回させ、その位置に保持
することを特徴とする請求項1から8までのいずれか1
項記載のラチェット。 - 【請求項10】切換え部材が爪車(14,14′)の方向へ
ばね負荷された制御スライダ(31,31′)であることを
特徴とする請求項9記載のラチェット。 - 【請求項11】ほぼU字形の制御スロット(36)が締付
けレバー(17)に形成されており、しかも、制御スライ
ダ(31,31′)が選択的にU字の双方の脚(57)の一方
の脚内を案内され、配属連行爪(39,40)に負荷を与え
ることを特徴とする請求項1から10までのいずれか1項
記載のラチェット。 - 【請求項12】複式連行体(38,38′)の双方の連行爪
(39,40)が、連行体旋回軸を含む平面に関し対称的に
配置されていることを特徴とする請求項1から11までの
いずれか1項記載のラチェット。 - 【請求項13】ほぼV字形の制御スロット(42)が、爪
車(14,14′)とは反対側の、複式連行体(38,38′)の
後側に形成されており、その2つの脚(58,59)のうち
の一方の脚が、連行方向に応じて制御スライダ(31,3
1′)により負荷を与えられることを特徴とする請求項
1から12までのいずれか1項記載のラチェット。 - 【請求項14】制御スロット(42)の、互いに離れて位
置するV字の脚端部の間に接続スロット(43)が形成さ
れていることを特徴とする請求項13記載のラチェット。 - 【請求項15】締付けロック機構のロックを解くため
に、制御スライダ(31,31′)の、爪車とは反対側の端
部にハンドグリップ(32)が備えられていることを特徴
とする請求項1から14までのいずれか1項記載のラチェ
ット。 - 【請求項16】制御スライダ(31,31′)の、爪車側と
は反対側の端部が締付けレバー(17)に、軸(11)に対
して平行な軸線を中心にして旋回可能に支承されている
ことを特徴とする請求項1から15までのいずれか1項記
載のラチェット。 - 【請求項17】締付けレバー(17)の締付け行程を制限
する旋回ストッパ(47)がフレーム・ケーシング(1)
のところに設けられ、このストッパ(47)に対して、締
付けレバー(17)に軸(11)と反対の方向にばね負荷さ
れる位置スライダ(45)がぶつかるようにされ、この位
置スライダ(45)が、また制御スライダ(31,31′)と
駆動接続されており、この結果、位置スライダ(45)
は、制御スライダ(30,31′)が外されることにより、
ストップ位置から引戻されることを特徴とする請求項1
から16までのいずれか1項記載のラチェット。 - 【請求項18】フレーム・ケーシング(1)における、
締付けレバー(17)の旋回経路の両終端部に、位置スラ
イダ(45)をばね負荷された状態で係合させる係止みぞ
(51、62)が形成されていることを特徴とする請求項1
から17までのいずれか1項記載のラチェット。 - 【請求項19】締付けレバー(17)の支承端部のところ
にカム(49)が付加成形され、この結果、フレーム・ケ
ーシング(1)から離間した締付けレバー旋回位置で
は、カム(49)が、複式爪部材(21,21′)の双方の係
止爪端部を爪車との噛合いから外すことを特徴とする請
求項1から18までのいずれか1項記載のラチェット。 - 【請求項20】締付けロック機構(80)と係止ロック機
構(70)とが、それらの締付け方向ないしロック方向
が、それぞれ互いに合致するように、連結されているこ
とを特徴とする請求項1から19のいずれか1項記載のラ
チェット。 - 【請求項21】フレーム・ケーシング(1)の両側壁
(5,5′)の区域に、それぞれ締付けロック機構と係止
ロック機構とが配置されていることを特徴とする請求項
1から20までのいずれか1項記載のラチェット。 - 【請求項22】複式のロック機構(80、70)が、軸(1
1)の全長の中心を通る垂直の中心平面に関して対称に
配置されていることを特徴とする請求項1から20までの
いずれか1項記載のラチェット。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| DE8907460 | 1989-06-19 | ||
| DE8907460.2U | 1989-06-19 |
Publications (2)
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| JPH04500404A JPH04500404A (ja) | 1992-01-23 |
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Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 「機械運動機構」芦葉清三郎、株式会社技報堂発行(昭32年10月15日)第153頁、可逆回転爪車(1),(3) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20160010442A (ko) * | 2013-04-09 | 2016-01-27 | 노쓰웨이브 에스.알.엘. | 클램핑 디바이스 |
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