JPH0691542A - 超砥粒砥石 - Google Patents

超砥粒砥石

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JPH0691542A
JPH0691542A JP23943792A JP23943792A JPH0691542A JP H0691542 A JPH0691542 A JP H0691542A JP 23943792 A JP23943792 A JP 23943792A JP 23943792 A JP23943792 A JP 23943792A JP H0691542 A JPH0691542 A JP H0691542A
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grinding wheel
reinforced plastic
abrasive grain
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JP23943792A
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Hideo Oshita
秀男 大下
Yoichi Sasajima
洋一 笹島
Hisami Bessho
久美 別所
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NIPPON FUKUGOU ZAIRYO KK
Osaka Diamond Industrial Co Ltd
Original Assignee
NIPPON FUKUGOU ZAIRYO KK
Osaka Diamond Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、繊維強化プラスチックのもつ基台
としての性能を維持しつつ、砥石の価格を低減できる超
砥粒砥石を提供する。 【構成】 基台1を、金属やアルミニウム合金から成る
芯材2と、その芯材2の外周を取り込む炭素繊維強化プ
ラスチック製の外層3とから形成する。また、外層3の
炭素繊維4を円周方向に巻いて積層し、接線方向に応力
に対する強度を強化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ダイヤモンドや立方
晶窒化ホウ素(CBN)等の超砥粒を研削面固着した超
砥粒砥石の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の超砥粒砥石は、ダイヤモンドや
CBN等の砥粒を含んだ砥粒層と、その砥粒層を保持す
る基台とから構成されるが、上記砥粒層は、それ自体高
い硬度と靱性をもち、優れた高速研削性をもっているた
め、砥石の基台には、砥粒層を安定して研削加工に使用
できる性能、すなわち、高速回転時の力により作用する
応力に対して十分な強度をもち、かつ変形が小さく、し
かも変形が均一で軽量である、などの特性が求められ
る。
【0003】このような特性を得るため、最近では、上
記基台材料として、機械的強度や熱的強度に優れ比重の
軽い繊維強化プラスチックを用いることが行なわれてお
り、従来、図3及び図4に示すように炭素繊維の織物1
2を厚み方向に積層し、それをエポキシ樹脂等で固めた
基台11が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に基台11の全体を繊維強化プラスチックで形成した構
造では、確かにプラスチック自体のもつ特性により基台
として優れた性能をもつことができるが、その反面、砥
石の価格が非常に高くなる問題がある。これは、プラス
チックに含有される強化繊維が高価格の原因となるもの
であり、低価格化を図る上で強化繊維の使用量を如何に
減らすかが課題になっている。
【0005】そこで、この発明は、繊維強化プラスチッ
クのもつ基台としての優れた性能を保持しつつ、砥石の
価格を大きく引き下げることができる超砥粒砥石を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、砥石の基台を、強化繊維を含まない芯
材と、その芯材の外周を取囲む繊維強化プラスチックの
層とから構成したのである。
【0007】また、この発明の第2の手段は、上記繊維
強化プラスチックの層を、強化繊維が基台の円周方向に
巻かれて積層されている構造としたのである。
【0008】
【作用】上記のように基台を、強化繊維を含まない芯材
と、繊維強化プラスチックの外層との複合構造にするこ
とにより、強化繊維の使用量を少なくでき、砥石の価格
を引き下げることができる。
【0009】また、第2の手段のように、外層のプラス
チック層の強化繊維を、基台の円周方向に巻いて積層す
ると、基台外周部の接線方向の引張り強度や縦弾性係数
(ヤング率)を飛躍的に高くすることができる。したが
って、芯材に比強度(引張り強度に対する密度の比率)
や比弾性率(縦弾性係数に対する密度の比率)の小さい
材料を用いても、高速回転時の慣性力により発生する応
力に対して基台の変形を小さくすることができ、高い研
削性能の維持を図ることができる。
【0010】
【実施例】図1及び図2は、実施例の超砥粒砥石の基台
を示している。この基台1は、金属やアルミニウム合金
で形成された芯材2と、その芯材2の外周を取巻くよう
に形成された炭素繊維強化プラスチック(以下、C−F
RPとする)の外層3とから構成されている。
【0011】また、C−FRPから成る外層3は、炭素
繊維4を円周および円筒方向に渦巻状に巻いて積層し、
それをエポキシ樹脂等の樹脂で固めて形成されている。
【0012】上記のように基台1を、芯材2とC−FR
P製の外層3との複合構造とすることにより、図3及び
図4に示す従来の構造に比べて、炭素繊維の使用量を大
幅に少なくでき、価格を引き下げることができる。
【0013】また、上記外層3の炭素繊維が基台1の円
周方向の接線方向に沿って配列されることにより、上記
接線方向の引張り強度や縦弾性率を強化でき、基台1の
変形を小さく抑えることができる。
【0014】さらに、基台1の円周方向の繊維組織が均
一になるため基台1の半径方向の変位に等方性を持たせ
ることができる。
【0015】表1は、上記実施例のように、炭素繊維を
渦巻状に積層したC−FRP製基台(渦巻C−FRP)
と、図3に示すように炭素繊維を厚み方向に積層したC
−FRP製の基台(従来C−FRP)と、全体を鋼で形
成した基台(鋼)との間で、機械的及び熱的な特性値を
比較したものである。
【0016】
【表1】
【0017】この表1で明らかなように、炭素繊維を渦
巻状に積層したC−FRP製基台は、従来のC−FRP
製基台や鋼製基台に比べて引張り強度や縦弾性係数の点
で大きな増大を示しており、大きな耐変形強度があるこ
とを示している。
【0018】〔実験例〕図1及び図2に示す構造におい
て、芯材2をジュラルミンで形成し、外層3が炭素繊維
を渦巻き状に積層したC−FRPから成る複合構造の基
台1を試作した。(複合C−FRP) 形成した基台1の寸法は、図2において、外層3の外径
D=384mm、芯材2の外径D1 =314mm、内径d=
153mmとした。
【0019】また、上記基台1と同じ寸法で、図3及び
図4に示す従来構造のC−FRP製基台(C−FRP単
体)と、全体を鋼及びジュラルミンで形成した基台をそ
れぞれ形成し、それらの各基台と上記基台1とで高速回
転状態の伸び量や熱変位を比較した。
【0020】実験では、基台を12400rpm (外周速
度250m/s )で回転させたときの基台外径面の変位
と、温度20℃変化したときの熱変位、及び総重量を測
定した。測定結果を表2に示す。
【0021】
【表2】
【0022】上記表2に示すように、本願の複合C−F
RP製の基台は、外径面の変位が従来のC−FRP単体
の基台に比べても小さく、熱変位も鋼製基台と同程度の
値を示した。
【0023】また、複合C−FRP製基台の製作コスト
は、従来のC−FRP単体の基台に比べて50%程度で
あった。
【0024】
【効果】以上のように、この発明は、基台を、強化繊維
を含まない芯材と繊維強化プラスチックの外層とで形成
したので、強化繊維の使用量を減少でき、砥石の価格低
減を図ることができる。
【0025】また、第2の手段のように基台外層の強化
繊維を円周方向に巻くことにより、回転の慣性力により
発生する接線方向の応力に対して大きな強度を得ること
ができ、安定した高速研削加工を可能にする効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の基台の斜視図
【図2】同上の断面図
【図3】従来例の基台の斜視図
【図4】同上の断面図
【符号の説明】
1 基台 2 芯材 3 外層 4 炭素繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 別所 久美 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 日 本複合材料株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状基台の表面に超砥粒層を固着して
    成る超砥粒砥石において、上記基台を、強化繊維を含ま
    ない芯材と、その芯材の外周を取囲む繊維強化プラスチ
    ックの層とから構成したことを特徴とする超砥粒砥石。
  2. 【請求項2】 上記繊維強化プラスチックの層は、強化
    繊維が基台の円周方向に巻かれて積層されていることを
    特徴とする請求項1に記載の超砥粒砥石。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6319109B1 (en) 1998-11-06 2001-11-20 Noritake Co., Limited Disk-shaped grindstone

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5117090A (ja) * 1974-08-01 1976-02-10 Noboru Kitazawa Kensakukenmarin
JPS5127990U (ja) * 1974-08-21 1976-02-28
JPS5546836A (en) * 1978-09-23 1980-04-02 Bosch Gmbh Robert Diode circuit device
JPS606360A (ja) * 1983-06-23 1985-01-14 Yukio Endo 電解研磨用炭素繊維バフ及びこれによる電解研磨法
JPS6131817U (ja) * 1984-07-31 1986-02-26 弾 西原 コンクリ−ト投入機
JPH03234474A (ja) * 1990-02-08 1991-10-18 Noritake Co Ltd 研削砥石

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6319109B1 (en) 1998-11-06 2001-11-20 Noritake Co., Limited Disk-shaped grindstone

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