JPH069103U - 平面実装型インダクタ - Google Patents

平面実装型インダクタ

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Publication number
JPH069103U
JPH069103U JP4624492U JP4624492U JPH069103U JP H069103 U JPH069103 U JP H069103U JP 4624492 U JP4624492 U JP 4624492U JP 4624492 U JP4624492 U JP 4624492U JP H069103 U JPH069103 U JP H069103U
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JP
Japan
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mounting
mounting surface
core
guide groove
lead wire
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Pending
Application number
JP4624492U
Other languages
English (en)
Inventor
和夫 戸苅
年宏 中村
洋 芳澤
Original Assignee
富士電気化学株式会社
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Publication date
Application filed by 富士電気化学株式会社 filed Critical 富士電気化学株式会社
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Publication of JPH069103U publication Critical patent/JPH069103U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラム型コアにコイルを巻いた巻線型のイン
ダクタで、平面実装のための端子部分の構造を改善し、
生産性を高め、実装作業性および実装の信頼性を高め
る。 【構成】 コア10の取付面を複数の部分14aと14
bに分割するように面区分溝13を形成する。コアフラ
ンジ12の外周部分にリード線ガイド溝15a、15b
を切欠き形成する。取付面14a(14b)からガイド
溝15a(15b)内およびその周辺にわたってメッキ
電極16a(16b)を形成する。コイル20のリード
線21a、21bをガイド溝15a、15b内にてメッ
キ電極16a、16bにはんだ付けする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、プリント配線基板の表面に直接部品を接触させて実装する平面実 装型インダクタに関し、特に、ドラム型コアにコイルを巻いた巻線型のインダク タに関する。
【0002】
【従来の技術】
ドラム型コアにコイルを巻いた巻線型インダクタを平面実装部品とする場合、 ドラム型コアの一方のフランジの外側の平面をプリント配線基板に当接する構成 とする。このフランジの外側の平面を取付面と称する。
【0003】 従来の巻線型で平面実装型のインダクタでは、前記フランジの取付面の外周部 分に微小なリードピンを設けたものと、フランジの取付面に印刷により電極を形 成したタイプのものとがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ドラム型コアのフランジ外周部分に微小なリードピンを設けた構造の平面実装 型インダクタでは、まず複数のリードピンをコアに接着などによって取り付ける 作業が非常に煩雑で、生産性が悪かった。
【0005】 また前記フランジの取付面に電極を印刷形成したものでは、次のような問題が あった。
【0006】 取付面の電極とプリント配線基板とをはんだ付けする際に、取付面の複数の電 極間が溶融はんだで短絡する恐れがある。
【0007】 フェライトなどの材質からなるコア表面とこれに印刷形成する電極との接触性 が悪く、はんだ付け時の熱で電極が破壊されやすい。
【0008】 前記取付面にしか電極が形成されていないので、これを基板にはんだ付けする 際に正しくはんだ付けされているかどうかが確認しにくい。
【0009】 コアに巻いたコイルのリード線を前記取付面まで引き回して前記電極にはんだ 付けするわけであるが、このリード線のはんだ付けによって取付面が凸凹し、配 線基板への接触性が悪くなる。
【0010】 この考案は前述した従来の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、製作が 簡単であるとともに基板への実装が簡単で基板との接続の信頼性の高い平面実装 型インダクタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこでこの考案では、ドラム型コアにコイルを巻いたインダクタで、かつコア の一方のフランジの外側の平面を実装基板への取付面とする平面実装型インダク タにおいて、コア側に次のような構成を設けた。
【0012】 まず、コアの取付面を複数の部分に分割するように形成された面区分溝と、前 記取付面を形成する前記フランジの外周部分に切欠き形成されたリード線ガイド 溝と、前記面区分溝によって区分され前記ガイド溝と連続する取付面を含む2個 以上の取付面から前記ガイド溝内およびその周辺にわたって形成されたメッキ電 極とを設け、前記コイルのリード線を前記ガイド溝内にて前記メッキ電極にはん だ付けした。
【0013】
【作用】
前記取付面から前記ガイド溝内およびその周辺にわたる部分は複雑な三次元曲 面になっているが、この部分にメッキにより強固な電極を形成することができる 。前記取付面をプリント配線基板に当接してはんだ付けする際に、取付面と基板 表面との間に溶融はんだが流れても、前記面区分溝が絶縁溝の役割を果たし、流 動するはんだによって複数のメッキ電極間が短絡する恐れはない。
【0014】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例による平面実装型インダクタの構成を示している。 これはフェライト製のドラム型コア10にコイル20を巻いた巻線型のインダク タである。この実施例のドラム型コア10の2つのフランジ11、12は楕円形 あるいは小判形の形状になっている。2つのうちの一方のフランジ12の外側の 面がプリント配線基板に当接して実装する取付面となる。フランジ12の取付面 の中央に長径方向に延びる面区分溝13が形成されている。この溝13によって フランジ12の取付面は14aと14bとに区分されている。また、フランジ1 2の外周縁部に、面区分溝13を挾んで対称位置に、2つのリード線ガイド溝1 5aと15bが半円形に切欠き形成されている。
【0015】 そして図1に示すように、取付面14aの中央部分からリード線ガイド溝15 a内およびその周辺のフランジ外周面にかけてメッキ電極16aが形成されてい る。これと対称に、取付面14bの中央部分からリード線ガイド溝15b内およ びその周辺部分にメッキ電極16bが形成されている。このメッキ電極16a、 16bは亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、錫メッキ、金メッキ、はんだメッキなど からなる。
【0016】 ドラム型コア10の中芯部(図示省略)に巻かれたコイル20の両端リード線 21a、21bはそれぞれリード線ガイド溝15a、15b内に収まるように配 線され、この溝内でメッキ電極16a、16bにはんだ付けされている。なお、 コイル20のリード線21a、21bはポリウレタン皮膜によって絶縁されてい るが、リード線21a、21bをメッキ電極16a、16bにはんだ付けする際 に高温はんだを用いることで、はんだ付け時の熱でもってポリウレタン皮膜を溶 かすことができる。したがって皮膜を除去する前処理作業は不必要である。
【0017】 前記のように構成された平面実装型インダクタをプリント配線基板に実装する 場合、フランジ12の取付面14a、14bを基板の所定位置に当接し、メッキ 電極16a、16bを基板のランド部に対応させる。そしてランド部とメッキ電 極16a、16bとの間をはんだ付けする。この時のはんだ付けは取付面14a 、14bからフランジ12の外周面にかけて行えばよく、側面側からはんだ付け の状態をはっきりと確認しながら接続作業を行うことができる。また、例えば取 付面14aと基板表面との間に溶融はんだが流れ込んでも、面区分溝13によっ て反対側の取付面14bとの間に大きな絶縁空間が有るので、溶融はんだがメッ キ電極16b側まで流れてショートする恐れはない。
【0018】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、この考案では、面区分溝によって区分された複数 の取付面からリード線ガイド溝内およびその周辺にわたる複雑な三次元曲面に電 極を形成するのであるが、メッキ電極であるためにこのような複雑な面にも容易 に耐熱性の高い電極を形成することができる。コイルのリード線はガイド溝内に おいてメッキ電極とはんだ付けされているので、リード線が取付面まで回り込ま ず、取付面が凸凹することはない。メッキ電極の耐熱性が高いので、リード線を はんだ付けする際に高温はんだを使用することができ、リード線の絶縁被覆をは んだの熱で溶かしながらはんだ付けすることができる。メッキ電極は取付面だけ でなくそこから立ち上がるフランジ外周面にも形成されているので、これを実装 基板にはんだ付けする際に、はんだ付けの状況をはっきり確認しながら作業を行 うことができる。また、取付面は区分溝によって区分されており、この区分溝が 絶縁空間を形成するので、溶融はんだが取付面と実装基板との間に流れても、そ の溶融はんだで電極間がショートする恐れはない。
【0019】 また、基板に実装済のインダクタを取り外す場合、フランジの外周部分に形成 されているメッキ電極をはんだコテで加熱すればよく、非常に作業が簡単になる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による平面実装型インダク
タの斜視図である。
【符号の説明】
10 ドラム型コア 11、12 フランジ 13 面区分溝 14a、14b 取付面 15a、15b リード線ガイド溝 16a、16b メッキ電極 20 コイル 21a、21b リード線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム型コアにコイルを巻いたインダク
    タで、かつ前記コアの一方のフランジの外側の平面を実
    装基板に当接する取付面とする平面実装型インダクタで
    あって、 前記コアの取付面を複数の部分に分割するように形成さ
    れた面区分溝と、前記取付面を形成する前記フランジの
    外周部分に切欠き形成されたリード線ガイド溝と、前記
    面区分溝によって区分され前記ガイド溝と連続する取付
    面を含む2個以上の取付面から前記ガイド溝内およびそ
    の周辺にわたって形成されたメッキ電極とを有し、前記
    コイルのリード線が前記ガイド溝内にて前記メッキ電極
    にはんだ付けされていることを特徴とする平面実装型イ
    ンダクタ。
JP4624492U 1992-07-02 1992-07-02 平面実装型インダクタ Pending JPH069103U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4624492U JPH069103U (ja) 1992-07-02 1992-07-02 平面実装型インダクタ

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JP4624492U JPH069103U (ja) 1992-07-02 1992-07-02 平面実装型インダクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH069103U true JPH069103U (ja) 1994-02-04

Family

ID=12741738

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4624492U Pending JPH069103U (ja) 1992-07-02 1992-07-02 平面実装型インダクタ

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JP (1) JPH069103U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018139728A1 (ko) * 2017-01-26 2018-08-02 삼성전자 주식회사 인덕터 및 인덕터 제조 방법

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