JPH069085U - 電線用端子の圧着装置 - Google Patents
電線用端子の圧着装置Info
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- JPH069085U JPH069085U JP9955691U JP9955691U JPH069085U JP H069085 U JPH069085 U JP H069085U JP 9955691 U JP9955691 U JP 9955691U JP 9955691 U JP9955691 U JP 9955691U JP H069085 U JPH069085 U JP H069085U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、電線のストリップ部に端子をかし
めて取付ける電線加工機における電線用端子の圧着装置
のストローク調整装置に係り、昇降クリンパのストロー
クの下死点位置を微調整し、アンビルと昇降クリンパで
端子を電線へかしめ付けして加圧状態を微調整して、均
一な品質の向上を図るものである。 【構成】 本考案は、機枠1の下部にアンビル2を設
け、このアンビル2の直上に位置する上記機枠1に支承
部3を設け、この支承部3に偏心カム軸20を軸装し、
この偏心カム軸20に揺動レバー4を枢着し、この揺動
レバー4に偏心揺動部材6を連結すると共に駆動軸8の
偏心ピン9へ嵌装し、この偏心揺動部材6及び上記揺動
レバー4にピン軸7で腕杆10を枢着し、この腕杆10
にラム部材11を上下に摺動するように支軸12で枢着
し、このラム部材11に昇降クリンパ14を連結し、上
記偏心カム軸20の位置する上記機枠1にロック部材2
1を偏心カム軸20を固定するように設け、このロック
部材21の外側の上記偏心カム軸20に調整つまみ23
を軸着したものである。
めて取付ける電線加工機における電線用端子の圧着装置
のストローク調整装置に係り、昇降クリンパのストロー
クの下死点位置を微調整し、アンビルと昇降クリンパで
端子を電線へかしめ付けして加圧状態を微調整して、均
一な品質の向上を図るものである。 【構成】 本考案は、機枠1の下部にアンビル2を設
け、このアンビル2の直上に位置する上記機枠1に支承
部3を設け、この支承部3に偏心カム軸20を軸装し、
この偏心カム軸20に揺動レバー4を枢着し、この揺動
レバー4に偏心揺動部材6を連結すると共に駆動軸8の
偏心ピン9へ嵌装し、この偏心揺動部材6及び上記揺動
レバー4にピン軸7で腕杆10を枢着し、この腕杆10
にラム部材11を上下に摺動するように支軸12で枢着
し、このラム部材11に昇降クリンパ14を連結し、上
記偏心カム軸20の位置する上記機枠1にロック部材2
1を偏心カム軸20を固定するように設け、このロック
部材21の外側の上記偏心カム軸20に調整つまみ23
を軸着したものである。
Description
【0001】
本考案は、例えば、電線のストリップ部に端子をかしめて取付ける電線加工機 における電線用端子の圧着装置に係り、特に、この圧着装置のストローク調整装 置に関する。
【0002】
一般に、自動車、家電機器やOA機器等に組込まれる回路基板と他の制御機器 等を接続する電線やケーブルの端子は、用途に応じて各種形状のものや大きさの 異なるものが多く採用されており、この電線用端子の材質には、硬いタイプのも のや比較的に軟らかいタイプのものもあり、さらに、端子自体の形状や大きさに より、肉厚のものや薄肉のものもあるため、電線のストリップ部に端子をかしめ て取付ける電線用端子の圧着装置は、端子加工の開始時、図5に示されるように 、電線aのストリップ部a1 に端子Aの各バレルA1 、A2 をかしめ付けて取り 付けた加圧状態を昇降クリンパを連結しているラム調整ボルトでストロークの調 整を行っている。 即ち、既に提案されているこの種の電線用端子における圧着装置のストローク 調整装置は図5及び図6に示されるように構成されている。 図5及び図6において、電線加工機における機枠1の機台1aには、アンビル 2が設置されており、このアンビル2の直上に位置する上記機枠1の内側には、 支承部3が静止状態で設けられており、この支承部3には、揺動レバー4が支軸 5で揺動自在に枢着されている。又、この揺動レバー4の自由端部には、偏心揺 動部材6がピン軸7で連結されており、この偏心揺動部材6の基部6aは、上記 機枠1に軸装された駆動軸8の偏心ピン9にボールベアリング(図示されず)を 介して緩く嵌装されている。さらに、この偏心揺動部材6及び上記揺動レバー4 の各端部には、腕杆10が上記ピン軸7で枢着されており、この腕杆10の端部 には、ラム部材11が支軸12で上下方向へ摺動自在に連結されている。さらに 又、このラム部材11には、ラムボルト13がストロークを調整できるように螺 装されており、このラムボルト13の係合部13aには、昇降クリンパ14が上 記アンビル2と共同して端子Aの各バレルA1 、A2 を電線aへかしめ付けする ように着脱自在に連結されている(図5参照)。 従って、上述した電線加工機における電線用端子の圧着装置は、図5に示され るように、電線aのストリップa1 に端子Aを各バレルA1 、A2 をかしめ付け て圧着する時、上記駆動軸8の偏心ピン9を回転することにより、上記偏心揺動 部材6が上記駆動軸8の回りに揺動するから、この偏心揺動部材6に連結された 上記揺動レバー4は支承部3の支軸5を支点に揺動すると共に、上記腕杆10を 介して上記ラム部材11やラムボルト13及び昇降クリンパ14が昇降して上記 アンビル2と共同して上記端子Aの各バレルA1 、A2 を電線aにかしめ付けて 圧着している。
【0003】
しかしながら、上述した電線加工機における電線用端子の圧着装置におけるラ ム部材11のラムボルト13は昇降クリンパ14のストロークを調整できるけれ ども、この昇降クリンパ14には、多数の種類のアップリケータがあり、各アッ プリケータのストロークの下死点位置は異なるために有効適切なストロークを調 整することが困難であるばかりでなく、昇降クリンパ14を取外して後、調整作 業をするために作業能率が悪く、しかも、時間と労力を費やし少量多品種のよる 省力化が困難である。 又一方、電線用端子の材質には、硬いタイプのものや軟らかいタイプのもの、 さらに、端子自体の肉厚のものや薄肉のものもあるにも拘らず、電線aのストリ ップ部a1 に端子Aの各バレルA1 、A2 をかしめ付けて取り付けた加圧状態を ラムボルト13で行われている関係上、これら端子の加圧状態は各個人差により 電線aの被覆を損傷する程度までかしめ付けする場合も予測されており、均一な 品質の端子の圧着を図ることが困難である。
【0004】 本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、駆動リンク機構の一 部に偏心カム軸を軸装し、この偏心カム軸を調整つまみで回すことにより、昇降 クリンパのストロークの下死点位置を調整し、アンビルと昇降クリンパとで端子 を電線へかしめ付けして電線のストリップ部に端子の各バレルをかしめ付けて取 り付けた加圧状態を調整して、均一な品質の向上を図るようにした電線用端子の 圧着装置を提供することを目的とする。
【0005】
本考案は、機枠の下部にアンビルを設け、このアンビルの直上に位置する上記 機枠に支承部を設け、この支承部に偏心カム軸を軸装し、この偏心カム軸に揺動 レバーを枢着し、この揺動レバーに偏心揺動部材を連結すると共に駆動軸の偏心 ピンへ嵌装し、この偏心揺動部材及び上記揺動レバーにピン軸で腕杆を枢着し、 この腕杆にラム部材を上下に摺動するように支軸で枢着し、このラム部材に昇降 クリンパを連結し、上記偏心カム軸の位置する上記機枠にロック部材を偏心カム 軸を固定するように設け、このロック部材の外側の上記偏心カム軸に調整つまみ を軸着したものである。
【0006】
本考案は、昇降クリンパのストロークの下死点位置の微調整をする時、ロック 部材の固定ボルトを緩めて調整つまみの目盛を示標に合せて回すことにより、上 記偏心カム軸を回動してカム位置を移動し、上記昇降クリンパのストロークを調 整して、再度、上記ロック部材を固定ボルトで固定し、しかる後、駆動軸の偏心 ピンを回転することにより、偏心揺動部材を駆動軸の周りに揺動し、この偏心揺 動部材に連結された上記揺動レバーを支承部で揺動すると共に上記腕杆のラム部 材を上下に摺動することにより昇降クリンパを昇降して上記アンビルと共同して 端子の各バレルを電線へかしめ付けて圧着し、上記昇降クリンパのストロークを 微調整して品質の向上を図るものである。
【0007】
以下、本考案を図示のー実施例について説明する。 なお、本考案は上述した具体例と同一構成部材には、同じ符号を付して説明す る。 図1乃至図4において、符号1は、電線加工機における機枠であって、この機 枠1の機台1aには、アンビル(図5参照)2が設置されており、このアンビル 2の直上に位置する上記機枠1の内側には、支承部3が静止状態に固定して設け られており、この支承部3には、揺動レバー4が偏心カム軸20で揺動自在に枢 着されている。又、この偏心カム軸20には、図4に示されるように、一対のカ ム部20aと大径部20bが形成されており、この大径部20bは上記支承部3 に軸装されている。さらに、このカム部20aは揺動レバー4の上端部に穿設さ れた嵌合孔4aに嵌装されており、上記偏心カム軸20の一端部20cは上記機 枠1を貫通して機外へ突出している。さらにまた、この偏心カム軸20の位置す る上記機枠1には、スリット21aを有するロック部材21が上記偏心カム軸2 0を締付けねじ22で一時的に固定するように設けられており、このロック部材 21の外側の上記偏心カム軸20の一端部20cには、調整つまみ23が抜け出 ないように止めねじ24で軸着されている。又、上記調整つまみ23の外周には 、目盛23aが刻設されており、この目盛23aの傍らの上記ロック部材21に は、示標25が付設されている。 他方、上記揺動レバー4の自由端部には、偏心揺動部材6がピン軸7で連結さ れており、この偏心揺動部材6の基部6aは、上記機枠1に軸装された駆動軸8 の偏心ピン9にボールベアリング(図示されず)を介して緩く嵌装されている。 さらに、この偏心揺動部材6及び上記揺動レバー4の各端部には、腕杆10が上 記ピン軸7で枢着されており、この腕杆10の端部には、ラム部材11が支軸1 2で上下方向へ摺動自在に連結されている。さらに又、このラム部材11には、 ラムボルト13がストロークを調整できるように螺装されており、このラムボル ト13の係合部13aには、昇降クリンパ14が上記アンビル2と共同して端子 Aの各バレルA1 、A2 を電線aへかしめ付けするように着脱自在に連結されて いる(図5参照)。
【0008】 以下、本考案に作用について説明する。 従って、図1に示されるように、上記昇降クリンパ14のストロークの下死点 位置を微調整する時、ロック部材21の固定ボルト22を緩めて調整つまみ23 の目盛23aを示標25に合せて回すことにより、上記偏心カム軸20を回動し て各カム部20aの位置を移動し、上記昇降クリンパ14のストロークを微調整 して再度、上記ロック部材21を固定ボルト22で固定する。 しかる後、上記駆動軸8の偏心ピン9を回転することにより、偏心揺動部材6 を駆動軸8の周りに揺動し、この偏心揺動部材6に連結された上記揺動レバー4 を支承部3で揺動すると共に上記腕杆10のラム部材11を上下に摺動すること により昇降クリンパ14を昇降して上記アンビル2と共同して端子の各バレルA 1 、A2 を電線Wへかしめ付けて圧着する。
【0009】
以上述べたように本考案によれば、機枠の下部にアンビルを設け、このアンビ ルの直上に位置する上記機枠に支承部を設け、この支承部に偏心カム軸を軸装し 、この偏心カム軸に揺動レバーを枢着し、この揺動レバーに偏心揺動部材を連結 すると共に駆動軸の偏心ピンへ嵌装し、この偏心揺動部材及び上記揺動レバーに ピン軸で腕杆を枢着し、この腕杆にラム部材を上下に摺動するように支軸で枢着 し、このラム部材に昇降クリンパを連結し、上記偏心カム軸の位置する上記機枠 にロック部材を偏心カム軸を固定するように設け、このロック部材の外側の上記 偏心カム軸に調整つまみを軸着してあるので、取扱い調整が昇降クリンパのスト ロークの下死点位置を正確に微調整できるばかりでなく、アンビルと昇降クリン パで端子を電線へかしめ付けて圧着状態を調整し均一な品質の向上を図ることが できる等の優れた効果を有する。
【図1】本考案の電線用端子の圧着装置の一部を破截し
て示す斜面図。
て示す斜面図。
【図2】本考案の電線用端子の圧着装置の主要部のみを
示す拡大断面図。
示す拡大断面図。
【図3】本考案の電線用端子の圧着装置の主要部のみを
示す斜面図。
示す斜面図。
【図4】本考案の電線用端子の圧着装置の主要部の分解
斜面図。
斜面図。
【図5】既に提案されている電線用端子の圧着装置の一
部を破截して示す側面図。
部を破截して示す側面図。
【図6】既に提案されている電線用端子の圧着装置の一
部を破截して示す斜面図。
部を破截して示す斜面図。
1 機枠 2 アンビル 3 支承部 4 揺動レバー 5 支軸 6 偏心揺動部材 7 ピン軸 8 駆動軸 9 偏心ピン 10 腕杆 11 ラム部材 14 昇降クリンパ 20 偏心カム軸 21 ロック部材 23 調整つまみ
Claims (1)
- 【請求項1】機枠の下部に設けられたアンビルと、この
アンビルの直上に位置する上記機枠に設けられた支承部
と、この支承部に軸装された偏心カム軸と、この偏心カ
ム軸に枢着された揺動レバーと、この揺動レバーに連結
されると共に駆動軸の偏心ピンに嵌装された偏心揺動部
材と、この偏心揺動部材及び上記揺動レバーにピン軸で
枢着された腕杆と、この腕杆に支軸で枢着されると共に
上下に摺動するラム部材と、このラム部材に連結された
昇降クリンパと、上記偏心カム軸の位置する上記機枠に
偏心カム軸を固定するように設けられたロック部材と、
このロック部材の外側の上記偏心カム軸に軸着された調
整つまみとを具備したことを特徴とする電線用端子の圧
着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991099556U JPH0720873Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 電線用端子の圧着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991099556U JPH0720873Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 電線用端子の圧着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069085U true JPH069085U (ja) | 1994-02-04 |
JPH0720873Y2 JPH0720873Y2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=14250437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991099556U Expired - Lifetime JPH0720873Y2 (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 電線用端子の圧着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720873Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014067588A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Yazaki Corp | 電線圧接装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5949177A (ja) * | 1982-09-11 | 1984-03-21 | 株式会社大澤プレス製作所 | 端子圧着装置 |
JPS6171577A (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-12 | 古河電気工業株式会社 | 電線端子圧着装置 |
-
1991
- 1991-12-03 JP JP1991099556U patent/JPH0720873Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5949177A (ja) * | 1982-09-11 | 1984-03-21 | 株式会社大澤プレス製作所 | 端子圧着装置 |
JPS6171577A (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-12 | 古河電気工業株式会社 | 電線端子圧着装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014067588A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Yazaki Corp | 電線圧接装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0720873Y2 (ja) | 1995-05-15 |
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