JP4486449B2 - 圧着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電線に端子を圧着接続するための圧着装置に関する。
電線に端子を圧着接続する圧着装置には、圧着装置への端子及び電線のセット作業と、電線に圧着装置にセットされた端子を圧着接続する作業とを自動的に行う全自動タイプの圧着装置がある。この全自動タイプの圧着装置は、圧着装置への端子及び電線のセット作業から端子に対する圧着作業までを自動的に行うため、圧着作業をする作業者に負担がかからず、全作業を完了するまでの時間が短時間で済むため、電線が圧着された端子を大量に生産する場合には好適である。
しかしながら、このように圧着装置への端子及び電線のセット作業から端子に対する圧着作業までの全自動化を図ると、装置全体が大型化したり、高価格化して、使用しずらくなるといった欠点がある。また、全自動タイプの圧着装置では、端子を圧着装置に確実にセットするための特別な手段や機構が必要になってしまい、機構が複雑になってしまうとういう欠点がある。
そこで、圧着装置への端子及び電線のセット作業を手動で行い、圧着装置にセットされた端子に電線を圧着接続する作業を自動的に行う、いわゆる半自動タイプの圧着装置が開発されてきた。従来の半自動タイプの圧着装置の一例を図11に示す(特許文献1参照)。
この図11に示す圧着装置101は、ケース110内にモータ111と、モータ111の出力軸に連結された遊星歯車機構による減速機112と、減速機112の駆動軸113に支承されたヘリカル歯車114と備えている。このヘリカル歯車114には、従動歯車115が噛合して時計回り方向に回転するようになっている。従動歯車115には、カム部116が設けられている。そして、1対のトグルリンク119,119がピン118に回動可能に支承され、ピン118にはカム部116に当接するローラ117が回動可能に支承されている。そして、トグルリンク119,119の両先端部は、ピン120で口金121,121の後端に回動可能に支承している。これら口金121,121は、それら口金121,121の両側(図11において紙面に対して直交する方向の両側)に配置された接手123,123で挟まれて各々ピン122で接手123,123に対して回動可能に支承されている。口金121,121の互いに対向する部分には、圧着刃121a,121aがそれぞれ設けられている。口金121,121間には、圧着刃121a,121aを常時閉じる方向に付勢するばね部材127が設けられている。そして、接手123,123の一端は取付ピン124によりケース110に取り付けられ、接手123,123の他端はボルトナット組125,126によりケース110に取付けられている。
そして、ケース110には、止めピン129を支点として回動するレバー128が設けられている。このレバー128は、圧着前の準備として、電線及び端子を予め口金121,121の圧着刃121a,121a間に保持させるために、指でレバー128を強制的に引いて圧着刃121a,121aを開かせるためのものである。
この圧着装置101を用いて電線を端子に圧着する方法について説明すると、先ず、レバー128を指で反時計回りの方向へ回転させて口金121,121の一方を強制的に引き下げ、トグルリンク119,119を介して口金121,121を開く。
次いで、開いた圧着刃121a,121a間に、端子を挟み、電線を所定位置にセットする。これにより、圧着前の準備が完了する。
そして、スイッチを操作してモータ111を作動させると、モータ111の出力軸の回転が減速機112によって減速されてその減速された減速機112の駆動軸113の回転がヘリカル歯車114に伝達され、ヘリカル歯車114が紙面に対して直交する方向に回転する。これにより、従動歯車115が紙面に対して反時計回りの方向に回転し、これとともにカム部116も反時計回りの方向に回転する。すると、ローラ117をが前進し、これに伴ってトグルリンク119,119も拡開しながら前進し、口金121,121はピン122を中心として互いに閉じる方向に回転する。これにより、圧着刃121a,121aが端子を挟圧して電線に端子が圧着接続されることになるのである。そして、電線が圧着された端子を圧着刃121a,121aから取り外すには、モータ111を更に作動させてローラ117を元の位置まで後退させ、その後、レバー128を指で反時計回りの方向へ回転させて口金121,121の一方を強制的に引き下げ、トグルリンク119,119を介して口金121,121を開けばよいのである。
実公昭63−35506号公報
しかしながら、この図11に示した圧着装置101にあっては、以下の問題点があった。
即ち、モータ111の出力軸の回転を減速機112によって大幅に減速させる必要があり、減速機112の機構が複雑になるばかりでなく、図11において紙面に対して直交する方向に回転するヘリカル歯車114の回転方向を、紙面に対して反時計回りの方向に回転する従動歯車115の回転方向に変換する必要があり、そのための回転変換機構が複雑になるという問題点があった。
また、口金121,121を開くときには、レバー128を指で反時計回りの方向へ回転させて口金121,121の一方を強制的に引き下げ、トグルリンク119,119を介して口金121,121を開く必要があるが、その構成上、口金121,121を手動で容易に開くことができなかった。
従って、本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な機構により、半自動で端子及び電線のセット作業及び端子を電線に圧着接続する作業を行えるとともに、端子を電線に圧着するクリンパを手動で容易に開くことができる、半自動タイプの圧着装置を提供することにある。
上記問題を解決するため、本発明のうち請求項1に係る圧着装置は、偏心軸部を有する回転駆動軸と、前記偏心軸部がその内壁に沿って移動可能なカム穴を有し、該カム穴が、互いに幅方向において連通し長さの異なる、電線に端子を圧着接続する際に前記偏心軸部が位置する第1穴と、前記端子をアンビルにセットする際に前記偏心軸部が位置する第2穴とを備えた、昇降自在に設けられたカムリンクと、該カムリンクに対して回動可能に支承されるとともに前記カムリンクの昇降に伴って昇降するスライダと、前記スライダに回動可能に支承されて前記スライダの昇降に伴って前記アンビルに対して開閉し、電線に端子を圧着接続するクリンパと、前記スライダを上方向に常時付勢するスライダ作動ばねと、該スライダ作動ばねよりも弱い力で前記カムリンクを下方向に常時付勢し、前記偏心軸部を前記カム穴の前記第1穴側に常時位置させるカムリンク作動ばねと、前記カムリンクを下降させ、前記偏心軸部を前記カム穴の前記第2穴側に一時的に移動させる手動レバーとを具備することを特徴としている。
また、本発明の請求項2に係る圧着装置は、請求項1記載の発明において、前記アンビルの上下方向高さをシム板の増減によって調整することにより、前記クリンパの圧着高さを調整する調整機構を備えたことを特徴としている。
更に、本発明のうち請求項3に係る圧着装置は、請求項1又は2記載の発明において、前記第1穴よりも前記第2穴が長く形成され、前記第1穴、互いに幅方向において連通し前記第2穴に向かうにつれて長くなる複数の穴で形成されていることを特徴としている。
本発明のうち請求項1に係る圧着装置によれば、偏心軸部を有する回転駆動軸と、前記偏心軸部がその内壁に沿って移動可能なカム穴を有し、該カム穴が、互いに幅方向において連通し長さの異なる、電線に端子を圧着接続する際に前記偏心軸部が位置する第1穴と、前記端子をアンビルにセットする際に前記偏心軸部が位置する第2穴とを備えた、昇降自在に設けられたカムリンクと、該カムリンクに対して回動可能に支承されるとともに前記カムリンクの昇降に伴って昇降するスライダと、前記スライダに回動可能に支承されて前記スライダの昇降に伴って前記アンビルに対して開閉し、電線に端子を圧着接続するクリンパと、前記スライダを上方向に常時付勢するスライダ作動ばねと、該スライダ作動ばねよりも弱い力で前記カムリンクを下方向に常時付勢し、前記偏心軸部を前記カム穴の前記第1穴側に常時位置させるカムリンク作動ばねとを具備するので、高価なサーボ機構等の制御手段を必要とせずに、簡単な機構により、半自動で端子及び電線のセット作業及び端子を電線に圧着接続する作業を行うことができる。また、前記カムリンクを下降させ、前記偏心軸部を前記カム穴の前記第2穴側に一時的に移動させる手動レバーを備えているので、カムリンクを手動レバーで下降させ、偏心軸部をカム穴の第2穴側に一時的に移動させることによってスライダを下降させ、これによりクリンパをアンビルに対して開くことができる。従って、端子を電線に圧着するクリンパを手動で容易に開くことができる。手動レバーの下降に際し、スライダ作動ばねの力に抗するだけなので、手動でもクリンパを開くことができる。また、クリンパを一動作で迅速に開くことができるので、電動でクリンパを開く機構よりも圧着作業の効率が格段に上がる。また、スライダ作動ばねよりも弱い力でカムリンクを下方向に常時付勢し、偏心軸部をカム穴の第1穴側に常時位置させるカムリンク作動ばねを備えているので、スライダ作動ばねの付勢力がカムリンク作動ばねの付勢力よりも強いことから、スライダに何ら他の力を加えなければスライダが上昇するようになり、これにより、クリンパがアンビルに対して閉じ、スライダ作動ばねの付勢力とカムリンク作動ばねの付勢力との差の力により圧着する端子を保持することができる。従って、圧着する端子の位置決めを容易に行うことができる。
また、本発明のうち請求項2に係る圧着装置によれば、請求項1記載の発明において、前記アンビルの上下方向高さをシム板の増減によって調整することにより、前記クリンパの圧着高さを調整する調整機構を備えたので、クリンパの圧着高さを自動調整する構成に比べて簡単な構成により、クリンパの圧着高さを調整することができる。
また、本発明のうち請求項3に係る圧着装置によれば、請求項1又は2記載の発明において、前記第1穴よりも前記第2穴が長く形成され、前記第1穴、互いに幅方向において連通し前記第2穴に向かうにつれて長くなる複数の穴で形成されているので、端子に電線を圧着する際に偏心軸部が複数の穴に連続して位置するようになり、端子を電線に圧着する作業を複数回に分けて行うことができる。このため、小出力のモータを用いることができる。
次に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に係る圧着装置の一例においてクリンパがホームポジションにある状態の斜視図である。図2は図1に示す状態の圧着装置の正面図である。図3は本発明に係る圧着装置の一例において手動でクリンパがアンビルに対して開いた状態の斜視図である。図4は図3に示す状態の圧着装置の正面図である。図5は本発明に係る圧着装置の一例においてスライダ作動ばね及びカムリンク作動ばねの力だけでクリンパが図4に対してやや閉じた状態(図示されていない端子がアンビルにセットされてスライダ作動ばね及びカムリンク作動ばねの力でクリンパが端子を保持している状態)の斜視図である。図6は図5に示す状態の圧着装置の正面図である。図7は本発明に係る圧着装置の一例において偏心軸部の回転によって電線に端子を圧着接続している状態の斜視図である。但し、図7において電線及び端子は図示していない。図8は図7に示す状態の圧着装置の正面図である。
図1に示す圧着装置1において、複数の脚部10aを有する基台部10の後端側(図1における奥側)上に筐体11が立設され、基台部10上であって筐体11の前側には支持部11aが立設されている。支持部11aは、基台部10に対して上方向に延びる支持壁部11bと、支持壁部11bの下端から前方に延びる座部11cとを具備している。
そして、筐体11上には、モータ12と、このモータ12の出力軸に連結された減速機13とを備えている。減速機13は、小型端子にのみ使用する場合など、圧着に必要な力(トルク)が小さい場合には省略することも可能である。減速機13の回転駆動軸13aには、回転駆動軸13aの中心に対して偏心している偏心軸部13bが前方に向けて突出形成されている。回転駆動軸13aは、支持壁部11bを貫通するように設けられている。減速機13が省略された場合には、モータ12の出力軸に回転駆動軸13aを連結する。
そして、支持壁部11bの前側には、カムリンク14が昇降自在に設けられている。カムリンク14には、回転駆動軸13aの偏心軸部13bがその内壁に沿って移動可能なカム穴14aが形成されている。カム穴14aは、互いに幅方向において連通する第1穴14bと第1穴14bよりも長い第2穴14cとからなる非対称のV字形あるいはハート形で形成されている。第1穴14bには、電線に端子を圧着接続する際に偏心軸部13bが位置し、第2穴14cには、端子をアンビル19にセットする際に偏心軸部13bが位置するようになっている。なお、圧着動作時に偏心軸部13bが滑らずに引っ掛かるためには、第1穴14bの上縁部の幅が、偏心軸部13bの直径に対して0.7〜0.8倍の寸法とする必要がある。また、第1穴14bの長さ寸法については、偏心軸部13bの回転直径d(図10参照)が、図2に示すように、偏心軸部13bが、カムリンク14のカム穴14aの第1穴14bと第2穴14cとが交錯するハート形の下頂部に位置したときの偏心軸部13bの中心と、第1穴14bの上縁部頂点とのなす距離D1 にスプリングバック量を加えた寸法よりも大きくなっている。これにより、圧着作業が確実に行える。
また、カムリンク14の下端部には、スライダ15がカムリンク14に対して回動可能に(逆に言うと、スライダ15に対してカムリンク14が回動可能に)支軸16により支承されている。スライダ15は、支持壁部11bの前面において上下方向に沿って昇降可能に設置され、カムリンク14の昇降に伴って昇降するようになっている。
更に、スライダ15の下端中央部に形成された溝15aには、クリンパ18が支軸17aにより回動可能に支承されている。クリンパ18は、電線の芯線を圧着するための芯線圧着用クリンパ18aと、電線の被覆を圧着するための被覆圧着用クリンパ18bとを備えている。芯線圧着用クリンパ18a及び被覆圧着用クリンパ18bは、それぞれ圧着部18c(芯線圧着用クリンパ18aの圧着部のみ図示)を設けている。また、スライダ15の下方には、圧着高さ調整用ブロック23が支持壁部11bに対して昇降可能に配置されており、この圧着高さ調整用ブロック23には、クリンパ18に対向するアンビル19が支軸17bにより回動可能に支承されている。アンビル19は、芯線圧着用クリンパ18aに対向する芯線圧着用アンビル19aと、被覆圧着用クリンパ18bに対向する被覆圧着用アンビル19bとを備えている。芯線圧着用アンビル19a及び被覆圧着用アンビル19bは、それぞれ圧着部19c(芯線圧着用アンビル19aの圧着部のみ図示)を設けている。クリンパ18の芯線圧着用クリンパ18a及びアンビル19の芯線圧着用アンビル19aの外側には、連結板20が配置され、クリンパ18の被覆圧着用クリンパ18b及びアンビル19の被覆圧着用アンビル19bの外側には、別個の連結板20が配置されている。芯線圧着用クリンパ18aは連結板20に対して支軸21により回動可能に軸支され、芯線圧着用アンビル19aは連結板20に対して支軸22により回動可能に軸支されている。また、被覆圧着用クリンパ18bは別個の連結板20に対して支軸21(図示せず)により回動可能に軸支され、被覆圧着用アンビル19bは別個の連結板20に対して支軸22(図示せず)により回動可能に軸支されている。そして、スライダ15が昇降すると、このスライダ15の昇降に伴ってクリンパ18を構成する芯線圧着用クリンパ18aが支軸21を中心に回動し、また、被覆圧着用クリンパ18bが支軸21を中心に回動し、アンビル19を構成する芯線圧着用アンビル19a及び被覆圧着用アンビル19bに対してそれぞれ開閉するようになっている。
そして、スライダ15の上端には、スライダ作動ばね28の一端が係止され、スライダ作動ばね28の他端は支持部11aの支持壁部11bに係止され、このスライダ作動ばね28はスライダ15を上方向に常時付勢するようになっている。また、カムリンク14の下端右縁部に突出形成された係止突起14dには、カムリンク作動ばね29の一端が係止され、カムリンク作動ばね29の他端はスライダ15の側壁部に係止され、このカムリンク作動ばね29はカムリンク14を下方向に常時付勢し、偏心軸部13bをカム穴14aの第1穴14b側に常時位置させるようになっている。カムリンク作動ばね29の付勢力はスライダ作動ばね28の付勢力よりも弱い。
また、カムリンク14の下端左縁部には、カムリンク14を下降させ、偏心軸部13bをカム穴14aの第2穴14c側に一時的に移動させるための手動レバー27が設けられている。
また、アンビル19の下方には、クリンパ18の圧着高さを調整する調整機構32が設けられている。ここで、「圧着高さ」とは、モータ12によりクリンパ18が閉じるストロークとクリンパ18等のたわみ分とを合わせて表される実際の圧下量を意味し、調整機構32によってこの実際の圧下量を決定するようにしている。この調整機構32は、支持壁部11bの前面において支持壁部11bに対して昇降可能に配置され、アンビル19が支軸17bにより回動可能に支承された前述した圧着高さ調整用ブロック23と、支持部11aの座部11cに対して上下方向に移動可能に設置され、圧着高さ調整用ブロック23を下方から支持する調整スクリュー24と、圧着高さ調整用ブロック23と座部11cとの間であって調整スクリュー24の軸部の外周に設置されたブロック固定ばね25と、調整スクリュー24の頭部と座部11cとの間に設置されるシム板26とにより構成されている。クリンパ18の圧着高さ調整に際しては、シム板26の増減により圧着高さ調整用ブロック23を昇降させてアンビル19の上下方向高さを調整することにより、行う。即ち、クリンパ18の圧着高さを大きくしたい場合には、シム板26の厚さを厚くし、圧着高さ調整用ブロック23を下降させ、アンビル19を支軸21を中心に圧着部19cが上昇するように回動させてアンビル19の上下方向高さを高くする。また、クリンパ18の圧着高さを小さくしたい場合には、シム板26の厚さを薄くし、圧着高さ調整用ブロック23を上昇させ、アンビル19を支軸21を中心に圧着部19cが下降するように回動させてアンビル19の上下方向高さを低くする。
なお、図1乃至図8において、符号30はモータ12の駆動スイッチ、31は圧着装置1を持ち運びするときの取っ手である。
次に、図1乃至図8を参照して、電線に端子を圧着接続する方法を説明する。
電線に端子を圧着する前は、クリンパ18は図1及び図2に示すホームポジションに位置している。このとき、回転駆動軸13aの偏心軸部13bは、カムリンク14のカム穴14aの第1穴14bと第2穴14cとが交錯するハート形の下頂部に位置し、カムリンク14及びスライダ15が上昇し、クリンパ18の圧着部18cはアンビル19の圧着部19cに対して閉じている。カムリンク14は、カム作動ばね29の作用により、スライダ15に対して略くの字状に曲がっている。
そして、図1及び図2に示すホームポジション位置から手動レバー27を手で矢印A方向に回しながら下降させると、図3及び図4に示すように、カムリンク14は図3及び図4における矢印B方向に下降し、偏心軸部13bがカム穴14の第2穴14cの上方部に位置することになる。このカムリンク14の下降に伴ってスライダ15も矢印C方向に下降し、クリンパ18を構成する芯線圧着用クリンパ18aが支軸21を中心に圧着部18cが上昇するように矢印D方向に回動し、また、被覆圧着用クリンパ18bが支軸21を中心に圧着部18cが上昇するように矢印D方向に回動し、アンビル19を構成する芯線圧着用アンビル19a及び被覆圧着用アンビル19bに対してそれぞれ開く。この状態で、端子の芯線圧着バレルを芯線圧着用アンビル19aの圧着部19c上に、被覆圧着バレルを被覆圧着用アンビル19bの圧着部19c上に位置させて端子をセットし、また、電線の芯線を端子の芯線圧着バレル上に、被覆を被覆圧着バレル上に位置させてセットする。
そして、手動レバー27から手を離すと、スライダ作動ばね28の付勢力がカムリンク作動ばね29の付勢力よりも強いことから、スライダ15が図5及び図6における矢印G方向に、カムリンク14が矢印F方向に、手動レバー27が矢印E方向に上昇する。回転駆動軸13aの偏心軸部13bはカムリンク作動ばね29の作用によりカム穴14の第1穴14bの上方部に位置することになる。そして、スライダ15が矢印G方向に上昇することに伴って、クリンパ18を構成する芯線圧着用クリンパ18aが支軸21を中心に圧着部18cが下降するように矢印H方向に回動し、また、被覆圧着用クリンパ18bが支軸21を中心に圧着部18cが下降するように矢印H方向に回動する。これにより、芯線圧着用クリンパ18aの圧着部18cが端子の芯線圧着バレルを軽く保持するとともに、被覆圧着用クリンパ18bの圧着部18cが端子の被覆圧着バレルを軽く保持する。このときの芯線圧着用クリンパ18aの圧着部18c及び被覆圧着用クリンパ18bの圧着部18cの保持力は、スライダ作動ばね28の付勢力とカムリンク作動ばね29の付勢力との差によって定まる。
そして、この状態で、駆動スイッチ30を操作してモータ12を駆動すると、回転駆動軸13aが時計回り方向に回転し、偏心軸部13bがカム穴14の第1穴14bの上縁を押し上げ、これにより、カムリンク14が図7及び図8における矢印I方向に上昇する。カムリンク14の上昇に伴ってスライダ15も上昇し、これによりクリンパ18を構成する芯線圧着用クリンパ18aが支軸21を中心に圧着部18cが更に下降するように矢印K方向に回動し、また、被覆圧着用クリンパ18bが支軸21を中心に圧着部18cが更に下降するように矢印K方向に回動する。これにより、芯線圧着用クリンパ18aの圧着部18cが端子の芯線圧着バレルを押圧し、また、被覆圧着用クリンパ18bの圧着部18cが端子の被覆圧着バレルを押圧する。これにより、電線の芯線に芯線圧着バレルが圧着接続されるとともに、被覆に被覆圧着バレルが圧着接続される。
そして、駆動スイッチ30を操作してモータ12の駆動を止め、手動レバー27を手で矢印L方向に回しながら下降させると、クリンパ18が図3及び図4に示す位置に開き、電線が圧着された端子を取り外すことができる。そして、この状態で、次の電線及び端子のセットが可能となる。
なお、端子の被覆圧着バレルが被覆圧着用クリンパ18bの圧着部18cによって押圧される状態を図9に模式的に示す。
図9に示すように、被覆圧着用クリンパ18bの圧着部18cが端子Tの被覆圧着バレルを押圧するときには、被覆圧着用クリンパ18bはスライダ15により支軸17aを取り付ける支軸取付部分18dにおいて上方に引っ張られ、一方、被覆圧着用アンビル19bは圧着高さ調整ブロック23により支軸17bを取り付ける支軸取付部分部分19dにおいて下方に引っ張られる。このため、被覆圧着用クリンパ18b及び被覆圧着用アンビル19bは、図9の二点鎖線で示すように、それぞれ上方向、下方向に若干撓む。被覆圧着用クリンパ18bの先端下面が被覆圧着用アンビル19bの先端上面に当接したときに圧着は完了する。圧着が完了したときの被覆圧着用クリンパ18b及び被覆圧着用アンビル19bの支軸取付部分18d、19d間の寸法l2 は、被覆圧着用クリンパ18b及び被覆圧着用アンビル19bに対して何ら負荷のかかっていない無負荷時の支軸取付部分18d、19d間の寸法l1 よりも大きい。圧着する端子Tの大きさや種類(弾性係数等の相違)により寸法l2 と寸法l1 との差は異なることになる。ここで、クリンパ18の圧着高さを調整する調整機構32を設け、この調整機構32によって圧着高さを調整することにより、寸法l2 と寸法l1 との差を大きくすることなく、いかなる端子Tの圧着をもすることができる。調整機構32を設けることなく、すべての端子Tをも圧着しようとすると、寸法l2 と寸法l1 との差がかなり大きくなってしまう場合があり、被覆圧着用クリンパ18b及び被覆圧着用アンビル19bの耐久性が短くなってしまう。芯線圧着用クリンパ18aの圧着部18cが端子Tの芯線被覆圧着バレルを押圧するときも同様である。
圧着高さを調整する調整機構32は、何ら負荷のかかっていない無負荷時に対してクリンパ18の移動量がクリンパ18等の撓み分だけ多くなるように予め設定することを可能とするものである。実機上では、クリンパ18の移動量(ストローク)を変えることは困難なので、アンビル19の上下方向の高さを変えることにより実質的に圧着高さを変化させて圧着不足にならないようにしている。具体的には、各種寸法の端子について最適なストローク、即ちシム板26の厚さを予め求めておき、端子の各寸法に対応するように色分けされたシム板26を選択することにより、確実な圧着作業を可能とする。
調整機構32は、アンビル19の上下方向高さをシム板26の増減によって調整することにより、クリンパ18の圧着高さを調整するようになっているので、クリンパ18の圧着高さを自動調整する構成に比べて簡単な構成により、クリンパ18の圧着高さを調整することができる。
以上のように本実施形態にあっては、偏心軸部13bを有する回転駆動軸13aと、偏心軸部13bがその内壁に沿って移動可能なカム穴14aを有し、カム穴14aが、互いに幅方向において連通し長さの異なる、電線に端子を圧着接続する際に偏心軸部13bが位置する第1穴14bと、端子をアンビル19にセットする際に偏心軸部13bが位置する第2穴14cとを備えた、昇降自在に設けられたカムリンク14と、カムリンク14に対して回動可能に支承されるとともにカムリンク14の昇降に伴って昇降するスライダ15と、スライダ15に回動可能に支承されてスライダ15の昇降に伴ってアンビル19に対して開閉し、電線に端子を圧着接続するクリンパ18と、スライダ15を上方向に常時付勢するスライダ作動ばね28と、スライダ作動ばね28よりも弱い力でカムリンク14を下方向に常時付勢し、偏心軸部13bをカム穴14aの第1穴14b側に常時位置させるカムリンク作動ばね29とを具備している。このため、高価なサーボ機構等の制御手段を必要とせずに、簡単な機構により、半自動で端子及び電線のセット作業及び端子を電線に圧着接続する作業を行うことができる。
また、カムリンク14を下降させ、偏心軸部13bをカム穴14aの第2穴14c側に一時的に移動させる手動レバー27を備えているので、カムリンク14を手動レバー27で下降させ、偏心軸部13bをカム穴14aの第2穴14c側に一時的に移動させることによってスライダ15を下降させ、これによりクリンパ18をアンビル19に対して開くことができる。従って、端子を電線に圧着するクリンパ18を手動で容易に開くことが できる。手動レバー27の下降に際し、スライダ作動ばね28の力に抗するだけなので、手動でもクリンパ18を開くことができる。また、クリンパ18を一動作で迅速に開くことができるので、電動でクリンパを開く機構よりも圧着作業の効率が格段に上がることになる。また、クリンパ18を開くために、モータ12を逆転させる必要はなく、高価なサーボモータ等を使用する必要はない。
また、スライダ作動ばね28の付勢力がカムリンク作動ばね29の付勢力よりも強いことから、スライダ15に何ら他の力を加えなければスライダ15が上昇するようになり、これにより、クリンパ18がアンビル19に対して閉じ、スライダ作動ばね28の付勢力とカムリンク作動ばね29の付勢力との差の力により圧着する端子を保持することができる。従って、圧着する端子の位置決めを容易に行うことができる。
次に、図10にカムリンクの変形例を示す。図10に示されたカムリンク14’は、図1乃至図8に示されたカムリンク14と同様に、支持壁部11bの前側に昇降自在に設けられている。カムリンク14’には、カムリンク14と同様に、回転駆動軸13aの偏心軸部13bがその内壁に沿って移動可能なカム穴14a’が形成されているが、このカム穴14a’の形状が図1乃至図8に示されたカムリンク14のカム穴14aの形状と異なっている。即ち、カム穴14a’は、互いに幅方向において連通し長さの異なる、電線に端子を圧着接続する際に偏心軸部13bが位置する第1穴と、端子をアンビル19にセットする際に偏心軸部13bが位置する第2穴14d’とを備えているが、第1穴が、互いに幅方向において連通し長さの異なる2つの穴14b’、14c’で形成されている。第1穴を構成する穴14c’は、穴14b’と第2穴14d’との中間に位置し、穴14b’は穴14c’よりも短く、第2穴14d’は穴14c’よりも長くなっている。なお、圧着動作時に偏心軸部13bが滑らずに引っ掛かるためには、穴14b’、14c’の上縁部の幅が、偏心軸部13bの直径に対して0.7〜0.8倍の寸法とする必要がある。また、穴14b’の長さ寸法については、カムリンク14の第1穴14bの長さ寸法と同様に、偏心軸部13bの回転直径d(図10参照)が、偏心軸部13bがカム穴14a’の穴14b’と穴14c’と第2穴14d’とが交錯する略ハート形の下頂部に位置したときの偏心軸部13bの中心と、穴14b’の上縁部頂点とのなす距離にスプリングバック量を加えた寸法よりも大きくなっている。また、穴14c’の長さ寸法については、偏心軸部13bの回転直径dが、図10に示すように、穴14c’の下角縁部と穴14c’の上縁部頂点とのなす距離D2 にスプリングバック量を加えた寸法よりも大きくなっている。これにより、圧着作業が確実に行える。
このカムリンク14’を用いて、電線に端子を圧着接続する方法を説明する。
先ず、クリンパ18(図1及び図2参照)がホームポジションに位置しているときには、回転駆動軸13aの偏心軸部13bは、カムリンク14’のカム穴14a’の穴14b’と穴14c’と第2穴14d’とが交錯する略ハート形の下頂部に位置し、カムリンク14’及びスライダ15が上昇し、クリンパ18の圧着部18cはアンビル19の圧着部19cに対して閉じている。カムリンク14’は、カム作動ばね29の作用により、スライダ15に対して略くの字状に曲がっている。
そして、ホームポジション位置から手動レバー27を手で矢印A方向(図1及び図2参照)に回しながら下降させると、カムリンク14’は矢印B方向(図3及び図4参照)に下降し、偏心軸部13bがカム穴14a’の第2穴14d’の上方部に位置することになる。この状態は図10に示している。カムリンク14’の下降に伴ってスライダ15も矢印C方向(図3及び図4参照)に下降し、クリンパ18を構成する芯線圧着用クリンパ18aが支軸21を中心に圧着部18cが上昇するように矢印D方向(図3及び図4参照)に回動し、また、被覆圧着用クリンパ18bが支軸21を中心に圧着部18cが上昇するように矢印D方向(図3及び図4参照)に回動し、アンビル19を構成する芯線圧着用アンビル19a及び被覆圧着用アンビル19bに対してそれぞれ開く。この状態で、端子の芯線圧着バレルを芯線圧着用アンビル19aの圧着部19c上に、被覆圧着バレルを被覆圧着用アンビル19bの圧着部19c上に位置させて端子をセットし、また、電線の芯線を端子の芯線圧着バレル上に、被覆を被覆圧着バレル上に位置させてセットする。
そして、手動レバー27から手を離すと、スライダ作動ばね28の付勢力がカムリンク作動ばね29の付勢力よりも強いことから、スライダ15が矢印G方向(図5及び図6参照)に、カムリンク14’が矢印F方向(図5及び図6参照)に、手動レバー27が矢印E方向(図5及び図6参照)に上昇する。回転駆動軸13aの偏心軸部13bはカム穴14a’の穴14b’の上方部に位置することになる。そして、スライダ15が矢印G方向に上昇することに伴って、クリンパ18を構成する芯線圧着用クリンパ18aが支軸21を中心に圧着部18cが下降するように矢印H方向(図5及び図6参照)に回動し、また、被覆圧着用クリンパ18bが支軸21を中心に圧着部18cが下降するように矢印H方向(図5及び図6参照)に回動する。これにより、芯線圧着用クリンパ18aの圧着部18cが端子の芯線圧着バレルを軽く保持するとともに、被覆圧着用クリンパ18bの圧着部18cが端子の被覆圧着バレルを軽く保持する。このときの芯線圧着用クリンパ18aの圧着部18c及び被覆圧着用クリンパ18bの圧着部18cの保持力は、スライダ作動ばね28の付勢力とカムリンク作動ばね29の付勢力との差によって定まる。
そして、この状態で、駆動スイッチ30を操作してモータ12を駆動すると、回転駆動軸13aが時計回り方向に回転し、偏心軸部13bが先ず第一段階としてカム穴14a’の穴14b’の上縁を押し上げ、これにより、カムリンク14’が矢印I方向(図7及び図8参照)に上昇する。カムリンク14’の上昇に伴ってスライダ15も上昇し、これによりクリンパ18を構成する芯線圧着用クリンパ18aが支軸21を中心に圧着部18cが更に下降するように矢印K方向(図7及び図8参照)に回動し、また、被覆圧着用クリンパ18bが支軸21を中心に圧着部18cが更に下降するように矢印K方向(図7及び図8参照)に回動する。これにより、芯線圧着用クリンパ18aの圧着部18cが端子の芯線圧着バレルを押圧し、また、被覆圧着用クリンパ18bの圧着部18cが端子の被覆圧着バレルを押圧する。そして、モータ12の駆動が続行されると、回転駆動軸13aが時計回り方向に更に回転し、偏心軸部13bがカム穴14a’の穴14b’から穴14c’に連続的に移動し第二段階として穴14c’の上縁を押し上げ、これにより、カムリンク14’が更に上昇する。カムリンク14’の更なる上昇に伴ってスライダ15も上昇し、これによりクリンパ18を構成する芯線圧着用クリンパ18aが支軸21を中心に圧着部18cが更に下降するように回動し、また、被覆圧着用クリンパ18bが支軸21を中心に圧着部18cが更に下降するように回動する。これにより、芯線圧着用クリンパ18aの圧着部18cが端子の芯線圧着バレルを更に押圧し、また、被覆圧着用クリンパ18bの圧着部18cが端子の被覆圧着バレルを更に押圧する。これにより、電線の芯線に芯線圧着バレルが圧着接続されるとともに、被覆に被覆圧着バレルが圧着接続されるのである。
このように、電線に端子を圧着接続する際に偏心軸部13bが位置するカム穴14a’の第1穴を、互いに幅方向において連通し長さの異なる2つの穴14b’、14c’で形成したので、端子を電線に圧着する際に偏心軸部13bが2つの穴14b’、14c’に連続して位置するようになり、偏心軸の偏心量を変えることなく、端子を電線に圧着する作業を数回に分けて行うことができる。このため、モータの出力を小さくすることができる。
そして、駆動スイッチ30を操作してモータ12の駆動を止め、手動レバー27を手で矢印L方向(図7及び図8参照)に回しながら下降させると、クリンパ18が図3及び図4に示す位置に開き、電線が圧着された端子を取り外すことができる。そして、この状態で、次の端子のセットが可能となるのである。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定されずに種々の変更、改良を行うことができる。
例えば、図10において、電線に端子を圧着接続する際に偏心軸部13bが位置するカム穴14a’の第1穴を、互いに幅方向において連通し長さの異なる2つの穴14b’、14c’で形成してあるが、2つの穴14b’、14c’で形成する必要はなく、それ以上の数の穴で形成してもよい。
また、クリンパ18は、必ずしも芯線圧着用クリンパ18aと被覆圧着用クリンパ13bとの双方を備える必要はなく、被覆圧着用クリンパ13bを省いて芯線圧着用クリンパ18aのみで構成してもよい。これに伴って、アンビル19も、芯線圧着用アンビル10aのみで構成してもよい。
また、回転駆動軸13aの回転方向は、時計回りに限らず、反時計回りであってもよい。
更に、手動レバー27は、図1乃至図8においては、カムリンク14の下端左縁部に設けられているが、端子の装着向きによって、カムリンク14の右側に設けたりあるいはカムリンク14から手前に延びるように設けてもよい。また、スライダ作動ばね28及びカムリンク作動ばね29の取付位置は、図1乃至図8に示した位置に限定されず、適宜変更することができる。
本発明に係る圧着装置の一例においてクリンパがホームポジションにある状態の斜視図である。 図1に示す状態の圧着装置の正面図である。 本発明に係る圧着装置の一例において手動でクリンパがアンビルに対して開いた状態の斜視図である。 図3に示す状態の圧着装置の正面図である。 本発明に係る圧着装置の一例においてスライダ作動ばね及びカムリンク作動ばねの力だけでクリンパが図4に対してやや閉じた状態(図示されていない端子がアンビルにセットされてスライダ作動ばね及びカムリンク作動ばねの力でクリンパが端子を保持している状態)の斜視図である。 図5に示す状態の圧着装置の正面図である。 本発明に係る圧着装置の一例において偏心軸部の回転によって電線に端子を圧着接続している状態の斜視図である。但し、図7において電線及び端子は図示していない。 図7に示す状態の圧着装置の正面図である。 端子の被覆圧着バレルが被覆圧着用クリンパの圧着部によって押圧される状態を模式的に示す模式図である。 カムリンクの変形例の正面図である。 従来例の圧着装置の概略構成図である。
符号の説明
1 圧着装置
13a 回転駆動軸
13b 偏心軸部
14 カムリンク
14a カム穴
14b 第1穴
14c 第2穴
15 スライダ
18 クリンパ
19 アンビル
26 シム板
27 手動レバー
28 スライダ作動ばね
29 カムリンク作動ばね
32 調整機構

Claims (3)

  1. 偏心軸部を有する回転駆動軸と、前記偏心軸部がその内壁に沿って移動可能なカム穴を有し、該カム穴が、互いに幅方向において連通し長さの異なる、電線を端子に圧着接続する際に前記偏心軸部が位置する第1穴と、前記端子をアンビルにセットする際に前記偏心軸部が位置する第2穴とを備えた、昇降自在に設けられたカムリンクと、該カムリンクに対して回動可能に支承されるとともに前記カムリンクの昇降に伴って昇降するスライダと、前記スライダに回動可能に支承されて前記スライダの昇降に伴って前記アンビルに対して開閉し、電線に端子を圧着接続するクリンパと、前記スライダを上方向に常時付勢するスライダ作動ばねと、該スライダ作動ばねよりも弱い力で前記カムリンクを下方向に常時付勢し、前記偏心軸部を前記カム穴の前記第1穴側に常時位置させるカムリンク作動ばねと、前記カムリンクを下降させ、前記偏心軸部を前記カム穴の前記第2穴側に一時的に移動させる手動レバーとを具備することを特徴とする圧着装置。
  2. 前記アンビルの上下方向高さをシム板の増減によって調整することにより、前記クリンパの圧着高さを調整する調整機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の圧着装置。
  3. 前記第1穴よりも前記第2穴が長く形成され、前記第1穴は、互いに幅方向において連通し前記第2穴に向かうにつれて長くなる複数の穴で形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の圧着装置。
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