JP2663338B2 - 手動プレス - Google Patents

手動プレス

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JP2663338B2
JP2663338B2 JP25865894A JP25865894A JP2663338B2 JP 2663338 B2 JP2663338 B2 JP 2663338B2 JP 25865894 A JP25865894 A JP 25865894A JP 25865894 A JP25865894 A JP 25865894A JP 2663338 B2 JP2663338 B2 JP 2663338B2
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哲男 川上
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0029Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing means for adjusting the space between the press slide and the press table, i.e. the shut height
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/02Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by lever mechanism
    • B30B1/04Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by lever mechanism operated by hand or foot

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手動プレスに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】プレス機械において安全に作業が行える
ということは何よりも重要なことである。手動プレスに
限らず、プレス機械の危険な点は、パンチの下降時に手
または指が挟まれて損傷することである。今、仮りにパ
ンチと加工素材との間が手、指が入らないくらい接近し
ていると、パンチの下降途中においてパンチによる手、
指の損傷は避けられるが、これでは加工素材の投入なら
びに取り出し、あるいはパンチの交換が容易でなく、段
取り作業に手数を要してしまうという問題が生じる。
【0003】又、手動プレスは、ハンドル操作によって
スライドを昇降しているので、ハンドル操作に要する手
動圧力を如何にパンチの加圧能力に変換できるかが、高
性能のプレスを得る条件である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、加工時と加工素材のセット時あるいは金型
交換時におけるスライドの高さを変更可能とすることに
より安全性を高め、かつ、小さな手動圧力で大きな加圧
能力を発揮する手動プレスを提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明において課題を解
決するための手段は、プレスフレームに昇降可能に設け
たスライド4と、該スライド4に軸着したレバー24
と、該レバー24と上記スライド4との連結部近傍に軸
により当該レバー24に連結しかつ一端がプレスフレー
ムに軸により連結されたトグルリンク機構30と、プレ
スフレームに軸架した枢軸20に固定した第1リンク2
1と、該第1リンク21と軸着し先端部を上記レバー2
4に軸着した第2リンク23と、上記レバー24の自由
端に連結し当該レバーと上記トグルリンク機構30との
連結部を支点にして上記スライドとの連結部を上昇させ
る方向に付勢させる弾性部材29と、上記枢軸20に設
けた第1ハンドル27と、上記トグルリンク機構30の
プレスフレームとの連結部に設けた第2ハンドル41と
を備えていることを特徴とし、又、トグルリンク機構3
0は、第1及び第2のトグルリンク31,32により構
成され、第1のトグルリンク31はダイハイト調整ねじ
34と軸結合され、該ダイハイト調整ねじ34を昇降可
能にしたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】図3において、第1ハンドル27を時計方向
(矢印の方向)に回動すると、レバー24は第2支点軸
37を中心に反時計方向に回動する。レバー24の基端
部(止めピン26が設けられた端部)が第2支点軸37
を中心に時計方向に回動し、これに伴いスライド4が下
降してプレス作業が行われる。トグルリンク機構30は
突っ張り状態を維持しているので、プレス加工中に第2
支点軸37の位置は変更されない。
【0007】図4において、第2ハンドル41を回動し
てトグルリンク機構30を折り曲げ、第1トグルリンク
31と第2トグルリンク32及びレバー24を介してス
ライド4を上昇させる。レバー24が第2ハンドル41
の回動によって回動してスライド4が図3の上死点の位
置から図4に示す位置まで上昇する。ここで加工部品の
交換ならびに金型の交換を行う。新たなプレス加工を行
うには、第2ハンドル41を元の位置に復帰してスライ
ド4を図3の位置まで下降する。
【0008】
【実施例】図1は一部破断の側面図、図2は正面図、図
3はプレス加工時のハンドル操作を示す側面図、図4は
加工素材のセット時または金型交換時のハンドル操作を
示す側面図、図5はプレスの主要部分を示す斜視図であ
る。
【0009】図1、図2において、プレス機械は、フレ
ーム本体1の上端部にクラウン2、下端部にベッド3を
設けて全体をC型フレームとしたものであって、クラウ
ン2に昇降運動をするスライド4が設けられ、ベッド3
にボルスタ5が設けられたものである。上記スライド4
にはパンチ6が取り付けられ、又、上記ボルスタ5には
ダイホルダ7が取り付けられている。又、ダイホルダ7
は、ホルダ主体8に第1のダイ収納部9と第2のダイ収
納部10の2つの収納部が設けられており、当該ホルダ
主体8がホルダベース11に支軸12によって回動自在
に連結されたものである。因みに、図1においては第1
のダイ収納部9にダイスを装着し、両端が折り曲げられ
た加工部品13に穴あけ加工を行う状態を示している。
図3から図5において、クラウン2にはスライド4の背
面後方に位置して枢軸20が軸架されており、該枢軸2
0に固着した第1リンク21並びに当該第1リンク21
の先端に連結ピン22によって側面くの字形を呈して結
合された第2リンク23が設けられている。又、第2リ
ンク23には、横方向に延びるレバー24の先端部近傍
が連結ピン25によって連結されており、該レバー24
の基端部は上記スライド4の背面部に形成した下部凹穴
4a内で止めピン26によってスライド4に連結されて
いる。さらに、上記枢軸20にはフレーム本体1から突
出させた部分に第1ハンドル27が設けられている。
【0010】上記レバー24の先端部には、第1支点軸
28が設けられており、この第1支点軸28にプレス機
械のフレーム本体1に一端を結合したコイルバネ29が
装着されている。なお、実施例のコイルバネ29に代え
てエアシリンダ装置を使用することが可能である。
【0011】上記レバー24の基端部近傍にはトグルリ
ンク機構30が設けられている。トグルリンク機構30
は、第1トグルリンク31と第2トグルリンク32が連
結軸33によって軸着されたものであり、第1トグルリ
ンク31にはダイハイト調整ねじ34の基部取付体35
が連結ピン36によって連結され、第2トグルリンク3
2は第2支点軸37によって前記レバー24と連結され
ている。なお、第2トグルリンク32はレバー24の両
側部に設けられていて第1トグルリンク31を両側から
挟持している。又、第1トグルリンク31の自由端は二
叉状に形成されており、当該部分にダイハイト調整ねじ
34の基部取付体35を挿入連結している。
【0012】上記ダイハイト調整ねじ34はスライド4
の昇降方向と平行方向に設置され、クラウン2に固着し
た天板38内を通って当該クラウン2の上部から突出さ
せている。又、天板38には、上下方向の移動を阻止さ
れているが自由に回転できる調整ナット39がダイハイ
ト調整ねじ34にねじ結合した状態で設けられると共
に、該調整ナット39の上面にロックナット40がねじ
結合されている。
【0013】上記トグルリンク機構30とダイハイト調
整ねじ34の基部取付体35を結合している連結ピン3
6は、一方の端部をクラウン2に開口した長孔2aから
突出させ、この突出させた部分に第2ハンドル41が設
けられている。この他、上記天板38はスライド4の背
面部に形成した上部凹穴4b内に突入させ、突入した部
分にスライド4の上端部にスライドの昇降方向に平行に
ねじ結合した下死点調整ねじ42の先端が当接するよう
にしている。
【0014】なお、上記トグルリンク機構30は、第2
ハンドル41の操作で図3及び図4に示すように直線状
態からくの字形に折れ曲がるが、直線状態のときに連結
ピン36と第2支点軸37を結ぶ線に対し連結軸33が
折れ曲がる方向とは逆方向へ進んだ時に、この状態を維
持するため2つのリンクにコイルバネ43を装着すると
共に、連結軸33が図3の位置よりも右方向へ移動しな
い、すなわち、第1及び第2トグルリンク31,32が
突っ張り利状態を維持するように接続部の端面を互いに
平坦に形成している。
【0015】ダイハイトの調整は、ロックナット40を
緩めてから調整ナット39を回転する。調整ナット39
は上下方向に移動しないので、当該調整ナット39の回
転によってダイハイト調整ねじ34が軸方向に移動す
る。これによりトグルリンク機構30及びレバー24を
介してスライド4が昇降してスライド下面とボルスタ上
面との距離が調整できる。ダイハイト調整ねじ34の昇
降によって第2ハンドル41も昇降するが、当該ハンド
ルを設けた連結ピン36はプレス機械のクラウン2に穿
孔した長孔2aから突出しているので、連結ピン36な
いしは第2ハンドル41はダイハイトの調整に支障をき
たすことがない。
【0016】又、スライドストロークの調整は、スライ
ド4の下死点が下死点調整ねじ42の先端部が天板38
に突き当たる位置により決定されるので、スライドの上
死点において下死点調整ねじ42を回転して当該ねじの
先端部と天板38との距離を調整して行う。
【0017】次に、プレス加工について説明する。図3
はスライドが上死点にあり、スライド4の下端部にパン
チ6が取り付けられると共に第1のダイ収納部9にはダ
イスが取り付けられ、又、第1のダイ収納部9には加工
部品13がセットされている。ここで、第1ハンドル2
7を時計方向(矢印の方向)に回動する。すると枢軸2
0は時計方向に回転して第1リンク21及び第2リンク
23を引き上げ、レバー24は第2支点軸37を中心に
反時計方向に回動する。従って、レバー24の基端部
(止めピン26が設けられた端部)が第2支点軸37を
中心に時計方向に回動し、これに伴いスライド4が下降
してパンチ6によって穴あけ作業が行われる。
【0018】プレス加工が行われている間、トグルリン
ク機構30が、連結軸33が連結ピン36と第2支点軸
37を結ぶ線よりも内側(リンクが折れ曲がる方向の反
対側)にあるので、第1及び第2トグルリンク31,3
2は突っ張り状態を維持しており、このためプレス加工
中に第2支点軸37の位置は変更されない。なお、第1
ハンドル27の長さを十分とることと、レバー24にお
ける第2支点軸37から連結ピン25及び止めピン26
の距離を適宜に選択することにより、第1ハンドル27
に与える手動圧力をプレス加工に必要な加圧能力に変換
することができる。
【0019】第1ハンドル27から手動圧力を解放する
と、レバー24はコイルバネ29の弾力によって元の位
置に戻され、スライド4が上昇する。
【0020】次いで、新たなプレス加工を行うには、ス
ライド上死点(図3の状態)の位置で第2ハンドル41
を時計方向に回動する。第2ハンドル41の回動によっ
て連結ピン36は第1トグルリンク31を伴って時計方
向に回動し、このため連結軸33は連結ピン36及び第
2支点軸37を結ぶ線よりも図において左側へ移行し、
2つのトグルリンク31,32は側面くの字形に折れ曲
がる。
【0021】図4は、第2ハンドル41を回動してトグ
ルリンク機構30を折り曲げた状態を示しており、第1
トグルリンク31の時計方向への回動によって第2トグ
ルリンク32及びレバー24を介してスライド4を上昇
させている。レバー24が第2ハンドル41の回動によ
って回動することは、第1支点軸28を中心に基端部
(止めピン26の部分)が反時計方向に回動することで
あって、スライド4は図3の上死点の位置から図4に示
す位置まで上昇する。ここで、加工済みの加工部品13
を新たな加工部品と交換し、又、必要に応じてパンチ及
びダイスの交換を行う。
【0022】そして、再びプレス加工を行うには、第2
ハンドル41を反時計方向に回動してスライド4を下降
し、パンチ6と加工部品13との隙間を手、指が挿入で
きない程度まで接近させ、しかる後に第1ハンドル27
の操作によって新たなプレス加工を行う。
【0023】
【発明の効果】本発明は、プレス加工時ならびに加工素
材のセット及び金型交換時に合せてスライドのストロー
クを変えることができるものであって、特にプレス加工
時は金型間の距離を手または指が挿入できない程度に設
定できるので安全性の高いプレスが得られるものであ
る。
【0024】又、本発明は、ハンドル及びスライドに連
結したレバーなどの軸間距離を適宜に選択することによ
り、小さな手動圧力によって大きな加圧能力を発揮させ
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を破断した全体の側面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】プレス加工時のハンドル操作を示す側面図。
【図4】加工素材のセット時または金型交換時のハンド
ル操作を示す側面図。
【図5】プレスの主要部分を示す斜視図。
【符号の説明】
1 フレーム本体 2 クラウン 3 ベッド 4 スライド 4a 下部凹穴 4b 上部凹穴 5 ボルスタ 6 パンチ 7 ダイホルダ 8 ホルダ主体 9 第1のダイ収納部 10 第2のダイ収納部 11 ホルダベース 12 支軸 13 加工部品 20 枢軸 21 第1リンク 22 連結ピン 23 第2リンク 24 レバー 25 連結ピン 26 止めピン 27 第1ハンドル 28 第1支点軸 29 コイルバネ 30 トグルリンク機構 31 第1トグルリンク 32 第2トグルリンク 33 連結軸 34 ダイハイト調整ねじ 35 基部取付体 36 連結ピン 37 第2支点軸 38 天板 39 調整ナット 40 ロックナット 41 第2ハンドル 42 下死点調整ねじ 43 コイルバネ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレスフレームに昇降可能に設けたスラ
    イド(4)と、該スライド(4)に軸着したレバー(2
    4)と、該レバー(24)と上記スライド(4)との連
    結部近傍に軸により当該レバーに連結しかつ一端がプレ
    スフレームに軸により連結されたトグルリンク機構(3
    0)と、プレスフレームに軸架した枢軸(20)に固定
    した第1リンク(21)と、該第1リンク(21)と軸
    着し先端部を上記レバーに軸着した第2リンク(23)
    と、上記レバー(24)の自由端に連結し当該レバーと
    上記トグルリンク機構(30)との連結部を支点にして
    上記スライドとの連結部を上昇させる方向に付勢させる
    弾性部材と、上記枢軸(20)に設けた第1ハンドル
    (27)と、上記トグルリンク機構(30)のプレスフ
    レームとの連結部に設けた第2ハンドル(41)とを備
    え、プレス加工の際は上記トグルリンク機構(30)を
    突っ張った状態にして第1ハンドル(27)の操作でス
    ライドを昇降し、加工素材のセットあるいは金型交換の
    際はスライド上死点において上記トグルリンク機構(3
    0)を折り曲げてスライドを上昇させることを特徴とす
    る手動プレス。
  2. 【請求項2】 トグルリンク機構(30)は、第1及び
    第2のトグルリンクに(31,32)より構成され、第
    1のトグルリンク(31)はダイハイト調整ねじ(3
    4)と軸結合され、該ダイハイト調整ねじ(34)を昇
    降可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の手動プ
    レス。
  3. 【請求項3】 トグルリンク機構(30)は、第1及び
    第2のトグルリンク(31,32)の連結部の連結軸が
    両端の各連結ピンを結ぶ線よりも各リンクが折れ曲がる
    方向の反対側に達した姿勢を維持させるため、接続部の
    端面を互いに平坦に形成し、かつ、両者間にコイルバネ
    (33)を装着したものであることを特徴とする請求項
    2に記載の手動プレス。
  4. 【請求項4】 ダイハイト調整ねじ(34)は、プレス
    フレームに設けた天板から突出させ、該天板に上下方向
    の移動は阻止されているが回転自在な調整ナット(3
    9)を設け、該調整ナット(39)と当該ダイハイト調
    整ねじ(34)をねじ結合したものであることを特徴と
    する請求項2または3に記載の手動プレス。
  5. 【請求項5】 スライド(4)には、該スライドの昇降
    方向に平行して下死点調整ねじ(42)が設けられ、該
    下死点調整ねじ(42)の先端部がプレスフレームに当
    接されることを特徴とする請求項1に記載の手動プレ
    ス。
  6. 【請求項6】 レバー(24)の自由端に設けた弾性部
    材がコイルバネ(29)であることを特徴とする請求項
    1に記載の手動プレス。
  7. 【請求項7】 レバー(24)は、トグルリンク機構
    (30)との連結部を支点として、スライドとの連結部
    までの距離よりも枢軸(20)に設けたリンクとの連結
    部までの距離が長いことを特徴とする請求項1に記載の
    手動プレス。
  8. 【請求項8】 枢軸(20)に設けたリンクは、当該枢
    軸に固定した第1リンク(21)よりも該第1リンクに
    軸着し先端をレバー(24)に軸着した第2リンク(2
    3)の方が長いことを特徴とする請求項1に記載の手動
    プレス。
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