JP2538111Y2 - 開断面長尺部材のプレス加工装置 - Google Patents

開断面長尺部材のプレス加工装置

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JP2538111Y2
JP2538111Y2 JP1991026688U JP2668891U JP2538111Y2 JP 2538111 Y2 JP2538111 Y2 JP 2538111Y2 JP 1991026688 U JP1991026688 U JP 1991026688U JP 2668891 U JP2668891 U JP 2668891U JP 2538111 Y2 JP2538111 Y2 JP 2538111Y2
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JP
Japan
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cushion pad
pin
punch
flange
pad
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泰二 畑中
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はトラックフレームのサ
イドメンバなど開口断面長尺部材のプレス加工装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】とくにトラックフレームのサイドメンバ
は図3で示すように曲げ形状20があるので、従来のプ
レス加工のフォーム成形だけでは延びフランジと縮みフ
ランジによる捩れが大きく、フレーム組付時の精度不良
が問題となる。
【0003】そこで、上型のポンチに可動リストライク
フランジを設け、フォーム成形加工の最終過程でリスト
ライクフランジによって素材の端面を強圧することで曲
げ部分の歪みを修正するように構成したプレス加工装置
が提案されている(特開昭58ー181427号公
報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例では可動のリストライクフランジの付設に伴ってこ
れを加圧するシリンダなど油圧機構が必要となるので、
装置の構成が複雑化して、かなりコスト高になるという
問題点があった。
【0005】この考案はこのような問題点を解決するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、この考案は、
U形の下型内にクッションパッドをこれと別体の突き上
げピンにより上下動可能に収装し、突き上げピンをボル
スタ下方のマシンパッドに結合すると共に、上型にこの
突き上げピンとマシンパッドを一体的に上下動させる先
行ピンを設け、上型のポンチの側面にリストライクフラ
ンジを固定する一方、クッションパッドの突き上げピン
と上型の先行ピンの長さ関係を素材のフォーム成形加工
中はポンチとクッションパッドが素材を挟んで一定の隙
間余裕をもって下動できる寸法関係にして、クッション
パッドが下型内で底付きすると突き上げピンはクッショ
ンパッドから離れ、ポンチが素材をクッションパッドに
着し、このとき素材の端部が上方へ延びリストライク
フランジに突き当たって強圧されることを特徴とする。
【0007】
【作用】素材はポンチとクッションパッドに挟まれ、上
型の下動に伴って下型内に押し込まれてU形の曲げを受
けるが、ポンチとクッションパッドが一定に隙間余裕を
持っているので、素材背面は曲げの外側に膨らむように
なる。やがて、クッションパッドが下型内で底付きする
と、ポンチの下動でクッションパッドとの隙間余裕が圧
縮され、これに伴って素材背面の膨らみが平らに延ばさ
れ、その分両端が上方へ延びるので、素材は固定のリス
トライクフランジに突き当たって強圧されることにな
る。
【0008】
【実施例】図1において、1はマシンボルスタ2上に取
り付けたU形の下型で、その内部にはクッションパッド
3がこれと別体の突上げピン4により上下動可能に収装
され、ピン4はボルスタ1下方のマシンパッド5に結合
される。
【0009】上型6にはこれとマシンパッド5を一体的
に上下動させる先行ピン7が設けられ、ポンチ8両側に
下動の最後ストロークで素材10端面を強圧するリスト
ライクフランジ9が固定される。
【0010】ここで、先行ピン7と突き上げピン4の長
さ関係は、上型6およびマシンパッド5の上死点からク
ッションパッド3が下型2内で底付きするストローク位
置まではポンチ8とクッションパッド3が素材10を挟
んで一定の隙間余裕1をもって下動できる寸法関係にし
、さらに上型6およびマシンパッド5の最終ストロー
ク(突き上げピン4はクッションパッド3から離れる)
で、ポンチ8によって素材10をクッションパッド3に
隙間なく圧するように設定される。
【0011】このような構成により、開断面長尺部材の
素材10は図2で示すように上型6の上死点位置でポン
チ8とクッションパッド3の間に挟まれ、上型6の下動
に伴って下型2内に押し込まれてU形の曲げを受ける
が、ポンチ8とクッションパッド3が一定の隙間余裕l
を持するので、素材10の背面は曲げの外側に膨らむよ
うに変形する(図2a→b)。やがて、クッションパッ
ド3が下型2内で底付きすると、ポンチ8の下動(最後
ストローク)でクッションパッド3との隙間余裕lが圧
縮されるので、素材10の背面は膨らみが平らに延ばさ
れ、その分両端が上方へ迫るため、素材10は固定のリ
ストライクフランジ9に突き当たって強圧されることに
なる(図2b→c)。
【0012】したがって、この場合には素材10のフォ
ーム成形の最終過程で先行ピン7と突上げピン4の長さ
関係から設定される隙間余裕lを圧縮することで、素材
10の延びを利用して固定のリストライクフランジ9に
よって素材10の曲げ部分の強圧、つまり歪みを防止し
て精度を出すようにしたので、可動のリストライクフラ
ンジを加圧シリンダで駆動する場合に較べて複雑な油圧
機構を必要としないため、故障が少なく、コストの面で
も有利となる。
【0013】
【考案の効果】以上要するにこの考案によれば、U形の
下型内にクッションパッドをこれと別体の突き上げピン
により上下動可能に収装し、突き上げピンをボルスタ下
方のマシンパッドに結合すると共に、上型にこの突き上
げピンとマシンパッドを一体的に上下動させる先行ピン
を設け、上型のポンチの側面にリストライクフランジを
固定する一方、クッションパッドの突き上げピンと上型
の先行ピンの長さ関係を素材のフォーム成形加工中はポ
ンチとクッションパッドが素材を挟んで一定の隙間余裕
をもって下動できる寸法関係にして、クッションパッド
が下型内で底付きすると突き上げピンはクッションパッ
ドから離れ、ポンチが素材をクッションパッドに圧
し、このとき素材の端部が上方へ延びリストライクフラ
ンジに突き当たって強圧されるようにしたので、可動の
リストライクフランジを加圧シリンダで駆動する場合に
較べて、装置の構成が簡単でコストの大幅な低下が可能
となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す構成図である。
【図2】同じくプレス加工の工程説明図である。
【図3】トラックフレームのサイドメンバの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 マシンボルスタ 2 下型 3 クッションパッド 4 突上げピン 5 マシンパッド 6 上型 7 先行ピン 8 ポンチ 9 リストライクフランジ 10 素材 l 隙間余裕

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】U形の下型内にクッションパッドをこれと
    別体の突き上げピンにより上下動可能に収装し、突き上
    げピンをボルスタ下方のマシンパッドに結合すると共
    に、上型にこの突き上げピンとマシンパッドを一体的に
    上下動させる先行ピンを設け、上型のポンチの側面に
    ストライクフランジを固定する一方、クッションパッド
    の突き上げピンと上型の先行ピンの長さ関係を素材のフ
    ォーム成形加工中はポンチとクッションパッドが素材を
    挟んで一定の隙間余裕をもって下動できる寸法関係にし
    、クッションパッドが下型内で底付きすると突き上げ
    ピンはクッションパッドから離れ、ポンチが素材をクッ
    ションパッドに圧着し、このとき素材の端部が上方へ延
    びリストライクフランジに突き当たって強圧されること
    を特徴とする開断面長尺部材のプレス加工装置。
JP1991026688U 1991-03-27 1991-03-27 開断面長尺部材のプレス加工装置 Expired - Fee Related JP2538111Y2 (ja)

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