JPH0690828B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH0690828B2
JPH0690828B2 JP58169790A JP16979083A JPH0690828B2 JP H0690828 B2 JPH0690828 B2 JP H0690828B2 JP 58169790 A JP58169790 A JP 58169790A JP 16979083 A JP16979083 A JP 16979083A JP H0690828 B2 JPH0690828 B2 JP H0690828B2
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JP
Japan
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magnetic tape
drum
rotary head
rotary
recording
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JP58169790A
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JPS6061945A (ja
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宏治 定兼
真司 平野
恒久 大平
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えばビデオカセットテープレコーダなど
の磁気記録再生装置のガイドドラムに対する磁気テープ
の巻付に工夫を施した磁気記録再生装置に関するもので
あり、その目的とするところは、回転ヘッドによる磁気
記録および再生動作に支障を生じることなく、ガイドド
ラムに対する磁気テープのオーバーラップ巻付部分の巻
付量をなるべく少なくすることにある。
従来、標準型の磁気記録再生装置との互換性を保ちなが
ら磁気記録再生装置の小型化を計るために、回転ヘッド
を内蔵したガイドドラムのドラム径を小さくすることが
考えられているが、このような磁気記録再生装置におい
ては、従来の標準型の巻付角度(例えば180゜)より大
きな巻付角度で磁気テープをガイドドラムに巻付けなけ
ればならない。
しかしながら、磁気テープの巻付角度を大きくすると、
回転ヘッドの回転負荷および磁気テープの走行負荷が増
大するとか、あるいは磁気テープのローディング機構が
複雑になるなどの問題が生ずる。
この発明は、これらの問題を解消するために発明したも
ので、回転ヘッドと磁気テープとの接触状態が、回転ヘ
ッドが進入する磁気テープとガイドドラムとの添接部分
の進入口側と回転ヘッドが離脱する離脱口側とでは異な
る点に着目し、回転ヘッドの切換時の信号欠落を防止す
るためのオーバーラップ記録部分をなるべく少なくする
ことによって、磁気テープの総巻付量を少なくしたもの
である。
第1図はこの発明になる磁気記録再生装置の記録あるい
は再生状態の磁気テープ走行路の平面図で、ガイドドラ
ム1に磁気テープ2をほぼ270゜以上に亘って巻付けた
磁気テープ走行路が形成され、カセット3の供給リール
(図示せず)より引き出された磁気テープ2は、テンシ
ョンポール4とテープガイド5と全幅消去ヘッド6とイ
ンピーダンスローラ7と供給側ローディングポール8と
供給側傾斜ポール9とガイドドラム1と巻取側傾斜ポー
ル10と巻取側ローディングポール11と起倒可能な傾斜ポ
ール12とテープガイド13と音声消去ヘッド14と音声およ
びコントロール信号記録再生ヘッド15とテープガイド16
とキャプスタン17とピンチローラ18を経由してカセット
3の巻取リール(図示せず)に巻取られる。
上記の磁気記録再生装置は、小型化するために、ガイド
ドラム1の径を従来のものより小さくし、ガイドドラム
上の磁気テープ走行路の高さをなるべく低く、かつ、ガ
イドドラムの傾斜角を小さくするようになされている。
第2図は第1図をガイドドラム1の傾斜軸Y−Y″の方
向に見たガイドドラムと磁気テープ走行路の側面図で、
ガイドドラム1は回転ドラム1aと固定ドラム1bとよりな
り、磁気テープ走行路は、供給側傾斜ポール9間ではカ
セット3内の磁気テープと同じ高さであるが、ガイドド
ラム1にほぼ270゜以上に亘って巻付きながら次第に高
さが低くなり、巻取側傾斜ポール10の位置で最も高さが
低くなり、その後は巻取側ローディングポール11を経て
高さが高くなり、傾斜ポール12の位置ではカセット内の
磁気テープと同じ高さに戻る。
第3図はガイドドラムの軸方向に見たテープセンターで
現わした磁気テープ走行路で、この磁気テープ走行路の
高さは第2図にも同一符号によって示すように、A,B,C,
D,E,F,G,H点の順で変る。
この実施例においては、所定の巻付角270゜の始点を傾
斜方向線X−X″上のB点に設定して、傾斜した回転ヘ
ッドの回転面上の最低点より磁気テープを添接させてい
るので、ガイドドラムに対する磁気テープ走行路の高さ
がガイドドラム1の所定の傾斜角のもとでは最も低くな
る。
次に磁気テープ走行路上のC点は、従来の180゜巻の場
合はカセット3内の磁気テープと同じ高さ、すなわち、
第2図のP−P″線上にあるが、この発明の実施例の場
合は回転ヘッドの回転面上にあり、ガイドドラム1の高
さが従来のものよりΔZだけ低くなっている。
また、ガイドドラム1は垂直軸に対して角度α(約6
゜)だけ傾斜し、この傾斜角は磁気テープ上の信号記録
パターンのトラック角(約6゜)と等しくなるように設
定されている。
なお、回転ドラム1aの下面には4個の回転ヘッド19a,19
b,19c,19dが設けられ、それぞれの回転ヘッドはその先
端部が回転ドラム1aの外周部より所定量(30μ程度)突
出するように取付けられている。
第3図に示すように、回転ドラム1aに対する磁気テープ
2の所定の巻付角度(270゜)に対してそれぞれB−
B″とE−E″のオーバーラップ巻付部分が設けられて
おり、回転ドラム1aが矢印J方向に回転すると、例えば
回転ヘッド19aは進入口側ではB″点付近で磁気テープ
2に当接し、一方、離脱口側ではE″点付近で磁気テー
プ2から離脱する。
この場合に回転ヘッドの進入口側では回転ヘッド19aの
進入に際して磁気テープ2を叩くことになるために、こ
の部分の磁気テープ2に弦振動を生じ、その振動の振幅
はB′点付近が最も大きく、その後は回転ドラム1aに添
接しながら次第に減衰する。
この結果、回転ヘッド19aは振動中の磁気テープに対し
て進入することになり、記録および再生動作における磁
気テープと回転ヘッドとの接触状態はB″点に近いほど
不安定になるので、オーバーラップ巻付部分B−B″の
長さはできるだけ長い方が良い。
一方、回転ヘッドの離脱口側においては、磁気テープ2
と回転ドラム1aの間のエアフィルムがE″点付近で大気
圧に放出されるので、局部的な負圧を生じ、この部分の
磁気テープ2は回転ドラム1aにきわめて接近する。
このために回転ヘッドの離脱口側においては、回転ヘッ
ドと磁気テープとの接触状態は進入口側に比べて安定し
ており、オーバーラップ巻付部分E−E″の長さをそれ
ほど長くする必要がない、このことを実験の結果確認す
ることができた。
また、従来より回転ヘッドの回転速度の誤差や磁気テー
プ走行路のずれ、あるいは別々の磁気記録再生装置で記
録と再生を行なうときの互換性などを考慮して、フィー
ルド間の信号切換時に再生信号の欠落を生じないように
オーバーラップ記録部分を設けているが、これらの再生
信号によって良好な画質を得るためには、信号の欠落防
止だけではなく、信号のレベル変動も防止しなければな
らない。
第4図は回転ヘッドが1トラックを走査したときの再生
信号の出力レベルを図示しており、回転ヘッドを矢印J
方向に走査した場合の再生信号のレベル変動は、回転ヘ
ッドの進入口側では著しく大きいが、回転ヘッドの離脱
口側では僅少であることも実験の結果確認することがで
きた。
従って、限定された1トラック中にレベル変動の影響が
及ばないように1フィールド分の信号記録帯を設けるに
は、上記のオーバーラップ記録部分を回転ヘッドの進入
口側では大きく、離脱口側では小さくなるように配分す
ればよい。
なお、第2図に示すように、磁気テープ走行路A,B…G,H
と回転ドラム1a,固定ドラム1bとの位置関係、さらに、
回転ドラム1a(回転ヘッド)の回転方向により、進入口
側と離脱口側では、磁気テープ2の回転ドラム1a,固定
ドラム1bへの添接量が異なる。回転ヘッドの進入口側で
磁気テープ2の回転ドラム1aへの添接量が多い(離脱口
側では固定ドラム1bへの添接量が多い)場合と、回転ヘ
ッドの離脱口側で磁気テープ2の回転ヘッド1aへの添接
量が多い(進入口側では固定ドラム1bへの添接量が多
い)場合とがある。
なお、この発明の実施例の記録再生装置においては、第
3図に示すように、回転ドラム1aが矢印J方向に回転す
ると、4個の回転ヘッドは、19a→19d→19c→19dの順で
逐次切換えられて、それぞれの回転ヘッドが270゜回転
するごとに1フィールド(1フィールド=262.5H、ただ
し、Hは水平走査周期)の再生信号を出力するので、回
転ヘッドの回転角1゜はほぼ1Hに対応する。
第5図は、この発明の実施例における回転ヘッドの切換
位置とオーバーラップ記録部分のタイミングチャート
で、別々の回転ヘッドで記録された2つのトラックS1と
S2の再生時における切換位置と、回転ヘッド走行方向
(矢印J方向)に対してトラックS1の後側のオーバーラ
ップ記録部分と、トラックS2の前側のオーバーラップ記
録部分とのタイミング関係を次のように設定している。
すなわち、実施例においては回転ヘッド切換位置の前
(回転ヘッドの進入口側)のオーバーラップ記録部分を
7.5Hとし、一方、回転ヘッド切換位置より後(回転ヘッ
ドの離脱口側)のオーバーラップ記録部分を5Hにして、
回転ヘッドの進入口側と離脱口側にこれらのオーバーラ
ップ記録部分にそれぞれ対応する7.5゜と5゜の巻付角
度を有するオーバーラップ巻付部分B−B″とE−E″
とを設ける。
以上説明したように、この発明の磁気記録再生装置は、
回転ヘッドを有する回転ドラムと固定ドラムとからなる
ガイドドラムに、磁気テープを所定の巻付角にわたって
巻付添接させ、巻付角に対するオーバラップを、回転ヘ
ッドの進入口側では大きく離脱口側では小さくしたの
で、磁気テープのガイドドラムに対する全体的な巻付量
が小さくなり、回転ヘッドの回転負荷および磁気テープ
の走行負荷を減少させることができる。
また、回転ヘッドの再生出力信号のレベル変動の実態に
則して、回転ヘッドの進入口側と離脱口側のオーバーラ
ップ巻付部分の配分を行なっているので、ガイドドラム
に対する磁気テープの総巻付量が少なくなっても再生信
号の欠落やレベル変動を生じるおそれがなく、画質の良
好な記録および再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明になる磁気記録再生装置の記録・再生
状態の磁気テープ走行路の平面図、第2図は第1図のY
−Y′方向に見たガイドドラムと磁気テープ走行路の側
面図、第3図はガイドドラムの軸方向に見たテープセン
ターで現わした磁気テープ走行路の系統図、第4図は回
転ヘッドが1トラックを走査した時の再生信号の出力レ
ベルを示す模式的な図、第5図はこの発明の磁気記録再
生装置の実施例における回転ヘッド切換位置とオーバー
ラップ記録部分のタイミングチャートである。 1……ガイドドラム、1a……回転ドラム、1b……固定ド
ラム、2……磁気テープ、3……カセット、4……テン
ションポール、5……テープガイド、6……全幅消去ヘ
ッド、7……インピーダンスローラ、8……供給側ロー
ディングポール、9……供給側傾斜ポール、10……巻取
側傾斜ポール、11……巻取側ローディングポール、12…
…起倒可能な傾斜ポール、13……テープガイド、14……
音声消去ヘッド、15……音声およびコントロール信号記
録再生ヘッド、17……キャプスタン、18……ピンチロー
ラ、19a,19b,19c,19d……回転ヘッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審判の合議体 審判長 橘 昭成 審判官 松田 周 審判官 山田 洋一 (56)参考文献 特開 昭59−210556(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ヘッドを有する回転ドラムと固定ドラ
    ムとからなるガイドドラムに、磁気テープを所定の巻付
    角にわたって巻付添接させるとともに、 磁気テープの固定ドラムへの添接量が多い側が、回転ヘ
    ッドが進入して磁気テープに接触する進入口側とされ、
    磁気テープの回転ドラムへの添接量が多い側が、磁気テ
    ープに接触した回転ヘッドが離脱する離脱口側とされた
    磁気記録再生装置において、 前記巻付角に対するオーバラップを、前記進入口側では
    大きく前記離脱口側では小さくしたことを特徴とする磁
    気記録再生装置。
JP58169790A 1983-09-14 1983-09-14 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0690828B2 (ja)

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JP58169790A JPH0690828B2 (ja) 1983-09-14 1983-09-14 磁気記録再生装置

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JP58169790A JPH0690828B2 (ja) 1983-09-14 1983-09-14 磁気記録再生装置

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JPS6061945A JPS6061945A (ja) 1985-04-09
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ID=15892926

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JPH01201665A (ja) * 1988-02-08 1989-08-14 Toray Ind Inc 感光性印刷版材製版用原図
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JPS6061945A (ja) 1985-04-09

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