JPS6061945A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えばビデオカレットテープレコーダなど
の磁気記録再生装置のガイドドラムに対する磁気テープ
の巻付に工夫を施した磁気記録再生装置に関するもので
あり、その目的とするところは、回転ヘッドによる磁気
記録および再生動作に支障を生じることなく、ガイドド
ラムに対する磁気テープのオーバーラツプ巻付部分の巻
付量をなるべく少なくりることにある。

従来、標準型の磁気記録再生装置との互換１１を保ｌう
ながら磁気記録再生装置の小型化を割るために、回転ヘ
ッドを内蔵した万一イトドラムのドラム径を小さくＪる
ことが考えられているが、このような磁気記録再生装置
においでは、従来の標準型の巻付角度（例えば１８０°
）より大きな巻付角［■に気テープをガイドドラムに巻
付けなければならない。

しかしながら、磁気７−プの巻付角度を大ぎくすると１
回転ヘッドの回転負荷および磁気テープの走行負荷が増
大するとか、あるいは磁気テープのローディング機構が
複刹（。二なるなどの問題が生ずる。

この発明は、これらの問題を解消するｌＪめに発明した
もので、回転ヘッドと磁気テープとの接触状態が、回転
ヘッドの、磁気フーープどガイドドラムとの添接部分の
入口側と出口側とでは異なる点に着目し、回転ヘッドの
切換時の信号欠落を防止するためのオーバーラツプ記録
部分をなるべく少なくすることによって、磁気テープの
総巻付量を少なくしたものである。

第１図はこの発明になる磁気記録再生装置の記録あるい
は再生状態の磁気テープ走行路の平面図で、ガイド１ｚ
ラム１に磁気テープ２をほぼ２７０°以上に亘って巻付
けた磁気テープ走行路が形成され、カセット３の供給リ
ール（図示せず）より引き出された磁気テープ２は、テ
ンションボール４とテープガイド５と全幅消去ヘッド６
とインピーダンスローラ７と供給側ローディングボール
８と供給側傾斜ボール９とガイドドラム１と巻取側傾斜
ボール１０と巻取側ローディングボール１１と起倒可能
な傾斜ボール１２とテープガイド１３と音声消去ヘッド
１４と音声およびコントロール信号記録再生ヘッド１５
とテープガイド１６とキャプスタン１７どピンチローラ
１８を経由してカセット３の巻取リール（図示せず）に
巻取られる。

上記の磁気記録再生装置は、小型化するために、ガイド
ドラム１の径を従来のものより小さくし、ガイドドラム
１−１−の磁気ｉ−１走行路の高さをなるべく低く、か
つ、ガイドドラムの傾斜角を小さくり゛るＪ、・うにイ
Ｔされている。

第２図は第１図をガイドドラム１の傾斜軸Ｙ−Ｙ’の方
向に児たガイドドラムと磁気アープ走行路の側面図で、
ガイドドラム１は回転トラム１ａど固定ドラム１１）と
Ｊ、す４ｒす、磁気アープ走行路は、供給側傾斜ボール
９まではカセッＩ・３内の磁気ｊ−プど同じ高さて゛あ
るが、ガイドドラム１に（よぼ２７０°以丁に口つｒ：
谷付きながら次第に高さが低くなり、巻取側（Ｉｎ斜ボ
ール１０の位置で最す高さが低くなり、その後は巻取側
「１−ディングボール１１をｒ８″ｆで高εＸが高くな
り、傾斜ボール１２０位１行ではカセ・ン１〜内の磁気
テープと同じ高さに戻る。

第３図はガイドドラムの軸方向に見たアープセンターで
現わした磁気テープ走行路で、この磁気テープ走行路の
高さは第２図にも同一符号によって示すように、Ａ、Ｂ
、Ｃ，Ｄ、Ｅ、Ｆ。

Ｇ、１−１点の順で変る。

この実施例においては、所定の巻付角２７０゜の始点を
傾斜方向ｍｘ−ｘ上のＢ点に設定して、傾斜した回転ヘ
ッドの回転面上の最低点より磁気テープを添接させてい
るので、ガイドドラムに対する磁気テープ走行路の高さ
がガイドドラム１の所定の傾斜角のもとでは最も低くな
る。

次に磁気テープ走行路上の０点は、従来の１８０°巻の
場合はカセット３内の磁気テープと同じ高さ、すなわち
、第２図のＰ　−Ｐ’輪線上あるが、この発明の実施例
の場合は回転ヘッドの回転面、トにあり、ガイドドラム
１の高さが従来のものよりΔＺだけ低くなっている。

また、ガイドドラム１は垂直軸に対して角度α（約６°
）だけ傾斜し、この傾斜角は磁気テープ上の信号記録パ
ターンのトラック角（約６°）と等しくなるように設定
されている。

なお、回転ドラム１ａの下面には４個の回転ヘッド１９
ａ　、　１９ｂ　、　１９ｃ　、　１９ｄが設けられ、
それぞれの回転ヘッドはその先端部が回転ドラム１ａの
外周面より所定量（３０μ程度）突出す５− るように取付けられている。

第３図に示ＦＪ−Ｊ、うに、回転ドラム１ａに対１ノる
磁気ｉ−−プ２の所定の巻付角ａ　（２７０°）に対し
てそれぞれｌ３−ＢとＥ−ＥのＡ−バーラップ巻付部分
が設置Ｊられており、回転ドラム１ａが矢印Ｊ方向に回
転すると、例えば回転ｌ＼ラッド９ａは入口側ではＢ゛
点ず・１近で磁気テープ２に当接し、一方、出口側では
Ｅ’＋：ａ付近で磁気テープ２から１ｉｌｔ脱する。

この場合に回転ドラム１ａの入口側では回転ヘッド１９
ａの進入に際して磁気テープ２を叩くことになるために
、この部分の磁気テープ２に弦振動を生じ、その振動の
振幅はＢ′点付近が最も大きく、その後は回転ドラｌｚ
　１　ａに添接しイ）がら次第に減衰する。

この結果、磁気ヘッド１９ａは振動中の磁気テープに対
して進入することになり、記録および再生動作にお（」
る磁気テープとｉｏ１転ヘッドとの接触状態はＢ゛点に
近いほど不安定になるので、オーバーラツプ巻付部分Ｂ
−Ｂ’の長さはできる−〇− だけ長い方がよい。

一方、回転ヘッドの出口側においては、磁気テープ２と
回転ドラム１ａの間のエアフィルムがＥ′点付近で大気
圧に放出されるので、局部的な負圧を生じ、この部分の
磁気テープ２は回転ドラム１ａにきわめて接近する。

このために回転ヘッドの出口側においては、回転ヘッド
と磁気テープとの接触状態は入口側に比べて安定してお
り、オーバーラツプ巻付部分Ｅ　−Ｅ’の長さをそれぞ
れ長くする必要がない。

このことを実験の結果確認することができた。

また、従来より回転ヘッドの回転達磨の誤差や磁気テー
プ走行路のずれ、あるいは別々の磁気記録再生装置で記
録と再生を行なうときの互換性などを考慮して、フィー
ルド間の信号切換時に再生信号の欠落を生じないように
Ａ−バーラップ記録部分を設けているが、こ・れらの再
生信号によって良好な画質を得るためには、信号の欠落
防止だけではなく、信号のレベル変動も防１トしなけれ
ばならない。

第４図は回転ヘッドが１トラツクを走査しＩこときの再
生信号の出力レベルを図示（）（おり、回転ｌ＼ラッド
矢印Ｊ方向に走査し１．：揚台の再生信号の１ノベル変
動は、回転ヘッドの入口側では著しく大きいが、回転ｌ
＼ラッド出［°１側では僅少であることも実験の結果確
認Ｊることができた。

従って１限定された１トラック中にレベル変動の影響が
及ばないように１フィールド分の信号記録帯を設けるに
は、上記のＡ−バーラップ記録部分を回転ヘッドの入口
側では大きく、出口側では小さり４するように配分覆れ
ばよい。

なお、この発明の実施例の記録再生装置においては、第
３図に示１Ｊ：うに、回転ドラム１ａが矢印Ｊ方向ト二
回転すると、４個の回転ヘッドは、Ｈｌａ　−＋　１９
ｄ　−＋　１９に−→１９１）の順で逐次切換えられて
、それぞれの回転ヘッドが２７０°回転するごとに１フ
イールド（１フィールド−２６２，５ト１、ただ１）、
（」は水平走査円ｔ！ＩＩ）の再生信号を出力するので
、回転ヘッドの回転角１°は【、Ｌぼ１１−口Ｊ対応す
る。

第５図は、この発明の実施例における回転ヘッドの切換
位置とＡ−バーラップ記録部分のタイミングチャートで
、別々の回転ヘッドで記録された２つのトラックＳ１と
８２の再生時における切換位置と、回転ヘッド走行方向
く矢印Ｊ方向）に対してトラックＳ１の後側のオーバー
ラツプ記録部分と、トラックＳ２の前側のオーバーラツ
プ記録部分とのタイミング関係を次のように設定してい
る。

すなわち、実施例においては回転ヘッド切換位置の前（
回転ヘッドの入口側）のオーバーラツプ記録部分を７　
、５１−１とし、一方、回転ヘッド切換位置より後（回
転ヘッドの出口側）のオーバーラツプ記録部分を５Ｈに
して、回転ヘッドの入口側と出口側にこれらのオーバー
ラツプ記録部分にそれぞれ対応する７、５°と５°の巻
付角度を有するオーバーラツプ巻付部分Ｂ　−Ｂ’とＦ
　−Ｅ’とを設ける。

以上説明したように、この発明の磁気記録再生装置は、
回転ヘッドを内蔵したガイドドラム９− に所定の巻付角度に亘って磁気テープを添接走行させる
どど−ｂに、磁気テープの１ＩＩｉ定の巻付角に対する
オーバーラツプ巻付部分の巻付量を、回転ヘッドの磁気
テープとガイドドラムとの添接部分の入口側では大きく
出口側では小さくなるように設定したので、磁気テープ
のガイドドラムに対する全体的な巻付量が小さくなり、
回転ヘッドの回転負荷および磁気テープの走行負荷を減
少させることがｅきる。

また、回転ヘッドの再生出力信号のレベル変動の実態に
則して、回転ヘッドの入口側と出口側のオーバーラツプ
巻付部分の配分をＩＩ　ｉ’にっでいるので、ガイドド
ラムに対する磁気テープの総巻付閤が少なくなっても再
生１３号の欠落やレベル変動を生じるおそれがなく、画
質の段好な記録および再生を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明になる磁気記録再生装置の記録・再生
状態の磁気テープ走行路の平面図、第２図は第１図のＹ
　−Ｙ’力方向見たガイドドラ１０− ムと磁気デー１走行路の側面図、第３図はガイドドラム
の軸方向に見たテープセンターで現わした磁気テープ走
行路の系統図、第４図は回転ヘッドが１トラツクを走査
した時の再生信号の出力１ノベルを示Ｊ−模式的な図、
第５図はこの発明の磁気記録再生装置の実施例における
回転ヘッド切換位置とオーバーラツプ記録部分のタイミ
ングチャートである。 １・・・ガイドドラム、１ａ・・・回転ドラム、１１）
・・・固定ドラム、２・・・磁気テープ、３・・・カセ
ット、４・・・テンションポール、５・・・テープガイ
ド、６・・・全幅消去ヘッド、７・・・インピーダンス
ローラ、８・・・供給側［ｌ−ディングボール、９・・
・供給側傾斜ボール、１０・・・巻取側傾斜ポール、１
１・・・巻取側ローディングボール、１２・・・起倒可
能な傾斜ポール、１３・・・テープガイド、１４・・・
音声消去ヘッド、１５・・・音声およびコントロール信
号記録再生ヘッド、１７・・・キャプスタン、１８　・
・・ピンチローラ、１９ａ　、　１９ｂ　、　１９ｃ　
。 １９ｄ・・・回転ヘッド。 １１−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、回転ヘッドを内蔵したガイドドラムに所定の巻付角
   度に亘って磁気テープを添接走行させるとともに、磁気
   テープの所定の巻付角に対するオーバーラツプ巻付部分
   の巻付量を、回転ヘッドの磁気テープとガイドドラムと
   の添接部分の入口側では大きく出口側では小さくなるよ
   うに設定したことを特徴とする磁気記録再生装置。