JPH04146502A - 回転走査型記録再生装置 - Google Patents

回転走査型記録再生装置

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JPH04146502A
JPH04146502A JP2269924A JP26992490A JPH04146502A JP H04146502 A JPH04146502 A JP H04146502A JP 2269924 A JP2269924 A JP 2269924A JP 26992490 A JP26992490 A JP 26992490A JP H04146502 A JPH04146502 A JP H04146502A
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JP
Japan
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tape
recording
signal
cassette
rotating drum
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Application number
JP2269924A
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English (en)
Inventor
Shigeo Kizu
木津 重雄
Masashi Kitaori
北折 昌司
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は回転走査型記録再生装置に係り、特に複数の
テープ状記録媒体を同時に装填して同時にまたは連続的
に記録再生が可能な記録再生装置に関する。
(従来の技術) 回転ドラム上にビデオヘッドを搭載j7、回転ドラムの
周囲に螺旋状に巻き付けた磁気テープ上をビデオヘッド
で斜めに走査して、ビデオ信号の記録再生を行うヘリカ
ルスキャンタイプのVTRが業務用、民生用を問わず普
及している。
ヘリカルスキャン方式は、高速の記録線速度(ヘッドと
テープの相対速度)が容易に得られ、ドラッギング精度
もとり易いことから、テープ状記録媒体上に高密度に信
号を記録する方法として現状で最も優れた方法といえる
このようなヘリカルスキャン型記録再生装置は、近年で
はビデオ信号を記録するVTRのみならず、ディジタル
化したオーディオ信号を記録するR−DAT (回転ヘ
ッド式ディジタルオーディオテープレコーダ)としても
商品化されている。また、VTRに関しても従来のアナ
ログ信号をFM変調して記録するもののほか、ディジタ
ル化1.たビデオ信号を記録するディジタルVTRか実
用化され、主として業務用に使用されるようになってき
た。
ディジタルVTRのように信号をディジタル化して記録
すると、アナログ信号を記録する場合に比較12て次の
ような長所がある。
(1)信号品質が量子化レベルで決まるため、高品質化
ができるとともに、ばらつきが少なくなる。
(2)誤り訂正コードを付加することで誤りを訂正でき
るので、ドロップアウトなどによる画質劣化が少ない。
(3)ダビングを繰り返12ても元の品質を維持するこ
とができる。
(4)ディジタル信号はメモリ回路を用いることにより
時間軸の伸長、圧縮、移動が容易に行えるため、機構系
に対する負担を軽減することができる。
(5)高能率圧縮符号化技術を用いることにより、ビッ
トレートを削減することが可能であり、ある程度の歪み
を許容すれば非常に長時間の記録再生をすることができ
る。
これらの長所により、現在はとんどの記録再生装置がデ
ィジタル化の方向に向かいつつある。
ところが、特にビデオ信号の記録再生装置であるVTR
をディジタル化する場合、次のような問題が生じてくる
一般的にビデオ信号をディジタル化して記録すると、F
M変調]2て記録する場合に比較1−で約6〜7倍の記
録帯域が必要である。例えば、同じコンポジット信号を
記録するVTRの例として、放送局で使用されているハ
イバンドアナログVTRと、最近放送局などで盛んに使
用されるようになったD−2フオーマツトデイジタルV
TRを比較すると、アナログVTRでは第11図(a)
に示すように記録帯域が約11MH2であるのに対し、
D−2フオーマツトデイジタルVTRのそれは同図(b
)に示すように約75MHzである。
最近の磁気テープや磁気ヘッドの改良が目覚まし7いと
はいえ、これだけ広帯域の信号を長時間記録再生するこ
とは容品でない。因みに、同じメタルテープ(MPテー
プ)を使用したアナログ記録のM−IIVTRと、D−
2フォーマットディジタルVTRの記録時間は共に90
分強であるが、M−nVTRはl/2インチ幅のテープ
、D−2フオーマツトデイジタルVTRは3/4インチ
幅のテープである。この結果、第12図(a)に示すM
−nVTR用のテープカセットに比較して、D−2フオ
ーマツトデイジタルVTR用のテープカセットは(b)
のようにかなり大きくなり、体積比で約2.5倍である
。また、ビデオ信号の記録に使用されているテープ上の
面積で比較すると、M−11VTRの約3.65nfに
対してD−2フオーマツトデイジタルVTRは約10.
95rrl”と、3倍の面積を必要としている。
一方、高精細テレビジョン(HDTV)方式としてハイ
ビジョン方式が普及しつつ有り、それに伴いハイビジョ
ン信号(輝度信号帯域30MHz 、 2 つの色差信
号帯域、各15MHz )をディジタル記録するVTR
(以下、HDTV用VTRという)が実用化されている
。このHDTV用VTRは現在1インチ幅のボーブンリ
ールテープを使用しており、前述と同じ条件でテープ面
積を計算すると約87.3dとなり、D−2フオーマツ
トデイジタルVTRの約8倍、M−IIVTRの約24
倍にもなる。このようなHDTV用ディジタルVTR対
応のテープをカセット化した場合、カセットサイズは極
めて大きなものとなり、実用性に乏しくなってしまう。
ところで、VTRにおいてもカセット式オーディオテー
プレコーダと同様に、デツキ部を二組備えたいわゆるデ
ュアルデツキタイプのものが提案されている(米国特許
第4.768,110号)。
このようなVTRを用いると、同じサイズのテープカセ
ットを用いて2倍の記録時間を得ることができ、またダ
ビングも簡易に行うことが可能である。しかしながら、
このデュアルデツキVTRはドラムアッセンブリやテー
プトランスポートを含む通常のデツキを二組用い、これ
らを単純に同一筐体内に収めたものであるため、全体が
非常に大型になってしまうという問題かある。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように回転走査型記録再生装置においては、H
DTV用ディジタルVTRのように記録すべき情報量が
著しく増大し、それに伴って記録に必要な記録媒体の面
積が増大すると、長時間記録を可能にするにはテープカ
セットが単一の場合、カセットサイズを大型化しなけれ
ばならない。しかし、サイズの大きなテープカセットは
取扱が不便であるばかりでなく保存性が悪く、また装置
を大型化させるという問題がある。
一方、デュアルデツキタイプの回転走査型記録再生装置
は、比較的小型のテープカセットを用いてより長時間の
記録が可能であるが、二組のデツキを用いるため、やは
り装置が複雑化・大型化するという問題がある。
本発明は、小型のテープカセットを使用し、しかも装置
をあまり複雑化・大型化することなく、多くの情報量の
信号を長時間記録再生することが可能な回転走査型記録
再生装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するため、本発明の回転走査型記録再
生装置はトランスデユーサが搭載された一つの回転ドラ
ムの外周面に複数のテープ状記録媒体を当接させ、これ
らのテープ状記録媒体に対して共通またはそれぞれ異な
るトランスデユーサを当接させて記録再生を行うように
構成したことを基本的な特徴としている。
より具体的には、例えば回転ドラムの外周面にn本のテ
ープ状記録媒体(但し、nは2以上の正の整数)をそれ
ぞれ380゜/n未満の角度範囲にわたりそれぞれ異な
る方向から当接させ、回転ドラムの回転に伴ってn本の
テープ状記録媒体上を順次走査するように回転ドラムに
トランスデユーサを搭載する。
また、好ましくは回転ドラムと同軸的に固定ドラムを配
置し、この固定ドラムの外周面のテープ状記録媒体がそ
れぞれ当接する領域に、回転ドラムの回転方向に対して
略同一の傾斜を持つテープエツジ規制部(いわゆるリー
ド)を形成する。
(作用) 一つの回転ドラムの外周面に巻回させた二つ以上のテー
プ状記録媒体上を回転ドラム上の同一または異なるトラ
ンスデユーサで走査することによって、信号の記録再生
が行われる。回転ドラム上のトランスデユーサを各記録
媒体に対し共通に用いる場合、トランスデユーサは各記
録媒体に順次当接して記録または再生の動作を行う。こ
の場合、全ての記録媒体に対し記録または再生の動作を
行うこともできるし、二つ以上の記録媒体のうちの特定
の記録媒体に対して記録または再生の動作を行うことも
できる。
例えば連続記録を行う場合は、一つの記録媒体に対して
記録を行っているとき、他の記録媒体を待機状態とし、
最初の記録媒体が終端近傍まで記録された時、他の記録
媒体に対して記録を開始すればよい。この動作を連続さ
せることにより、小型のテープカセットを用いてより長
時間の記録ができる。連続再生も同様に1.て行われる
。ダビングを行う場合は、一方の記録媒体上の信号を再
生すると同時に、それを他方の記録媒体上に記録すれば
よい。
また、複数の記録媒体に対して共通の回転ドラムを用い
るため、独立したドラムアッセンブリおよびテープ・I
・ランスポートを複数組用いたデュアルデツキタイプと
比較して、装置の構成が大幅に簡略化・小型化される。
さらに、固定ドラムの外周面のテープ状記録媒体がそれ
ぞれ当接する領域に、回転ドラムの回転方向に対して略
同一の傾斜を持つリードを設け、これらのリードによっ
て各記録媒体のエツジ位置を規制することによって、各
記録媒体上のトラックのパターン(テープパターン)は
同一となり、媒体間の互換性が容易に確保される。
(実施例) 以下、本発明をディジタルVTRに応用した実施例につ
いて述べる。
第1図は、本発明の第1の実施例に係るディジタルVT
Rのドラムアッセンブリを含むテープトランスポート部
を示す平面図である。このVTRは一つのドラムアッセ
ンブリ1に対して、二つのテープカセット2及び3を使
用17たシステムである。
第1図に示すテープトランスポート部は、ドラムアッセ
ンブリ1に2つのテープカセット2゜3を装填して走ら
せるために、テープをドラムの規定された位置に巻き付
けるための入口ガイド4,5と出口ガイド6.7、テー
プを定速で走らせるためのキャプスタン8.9、テープ
をキャプスタン8,9に押し例けるためのピンチローラ
10,11、テープテンションを一定に保つためのテン
ションアーム12.13、及[テープを案内するための
テープガイド14.15.16.17によって構成され
る。
テープ力セッl−2,3には、テープを巻き付けるため
の供給(サプライ)リール18.19及び巻取り(ティ
クアップ)リール20.21が内蔵されており、それぞ
れリールモータ(図示せず)によって駆動される。テー
プカセット2.3の挿入口は、VTRの上部でも側面で
も前面でも良い。
このテープトランスポート部のテープロード動作につい
て、第1図でドラムの中心を境にして左半分に注目して
説明する。右半分は左半分とほぼ対称の関係にあり、内
容は同じなので、説明は省略する。
テープ22はロードされる前の状態において、−点鎖線
で示(また22′の位置にあり、テープ22の内側に存
在する各種ガイド4.6,10.14.15は点線24
及び−点鎖線22′で囲まれたマウスと呼ばれる部分に
収まっている。
カセット2の蓋25は装填する以前の状態では閉じてお
り、テープ22が一点鎖線22′の位置にあるときカセ
ット2内に埃が入ったり、人の指紋が付くのを防いでい
る。リール18゜20がリールモータに直結されたター
ンテーブル(図示せず)に押しイ(けられる以前に、蓋
25は開かれる。
この状態で後述する制御回路(第1図では図示せず)か
らロード命令が出されると、先ずテープガイド14.1
5が動きテープ22をカセット2の外部に引き出し、次
いで入りロガイド4と出口ガイド6が動いてテープをド
ラムアッセンブリ1の周囲に巻き付ける。ピンチローラ
10はガイド4,6とほぼ同時に動き、テープ22に接
触しない位置で停止する。
次に、後述する制御パネルから記録または再生が制御回
路に入力されると、ピンチローラ10はテープ22をキ
ャプスタン8に押し付ける状態となる。これにより、キ
ャプスタン8の回転がテープ22に伝達され、テープ2
2は矢印の方向に走行する。
テープ22をアンローF、つまりカセット2内に収納す
る場合は、上述17た手順を逆に1.た手順でテープ2
2は一点鎖線22′の位置まで戻る。
なお、テープ走行経路には長手トラック用の固定ヘッド
25.26が設けられている。これらのヘッド25.2
6によって、テープの位置に関する時間情報の記録再生
が行われる。
第2図はドラムアッセンブリ1を矢印Aの方向から見た
斜視図である。ドラムアッセンブリ1は上部回転ドラム
27と下部固定ドラム28を同軸的に配置して構成され
、上部回転ドラム27には4つ一組のビデオヘッド29
が搭載されている。下部固定ドラム28の外周面には、
カセット2から引き出されたテープ22を下側のエツジ
位置を規制しつつ案内するため所定の傾斜を持ったエツ
ジ位置規制部(以下、リードという)30が、はぼ半周
にわたって形成されている。また、下部固定ドラム28
の外周面の反対側、すなわち第1図のBの方向から見た
側にも、点線で示すように、カセット3から引き出され
たテープ23(第2図では図示せず)を案内するための
、リード30と略−の傾斜を持つリード31がほぼ半周
にわたって形成されている。すなわち、リード30.3
1は上部回転ドラム27の回転方向に略同じ傾斜を持っ
ている。これらのリード30.31は、研削加工により
形成することができる。
テープ22.23は、それぞれリード30゜31に沿っ
て180°より若干狭い角度範囲にわたりドラム27.
28の周囲に巻き付けられる。
これにより、ドラム27.28が第2図の矢印の方向に
回転すると、テープ22.23のいずれにおいても、テ
ープの下側エツジから上側エツジに向かってビデオへラ
ド29による回転走査が行われる。このようなリード3
0.31の働きにより、テープ22.23上のテープパ
ターンは後述のように同一となり、媒体間の互換性が良
好に確保される。
今、テープ22.23として12.65曹菖幅のテープ
を使用し、有効走査幅を12.on+とじて、直径76
關の上部回転ドラム27を7,200rp■で回転させ
、ドラム27への巻き付は角を160@ とすると、第
3図に示したようにテープ22.23に対するビデオヘ
ッド29の走査角(静止角)は約6.5°である。また
、テープ22.23を205龍/Sの速度でドラム27
の回転方向と同じ向きに走行させたときにヘッド29が
テープ22.23上に描く軌跡とテープ22.23との
成す角度(相対角)は、約6.54”である。
テープ22.23上のテープパターンの一例を第4図に
示す。上部回転ドラム27上に180°対向して4個の
ビデオヘッド29を取り付け、ドラム27をL20rp
sで回転させると、1秒間に960トラツクが記録され
る。トラックピッチは24.32μ■、トラック幅は2
0μ鳳、ガートバンドは4.32μ■である。第4図に
示すように傾斜トラックとしてディジタルビデオ信号ト
ラック32およびディジタルオーディオ信号トラック3
3が同一線上に設けられている。両トラック32.33
の間には、ビデオ信号とオーディオ信号を個別に編集す
るための時間余裕を与え°るエデイツトギャップが設け
られている。
各トラックの前後には、記録時のトラックマージン35
.36が設けられている。全トラック長は105105
J6であり、これは回転ドラム27の一回転の160°
分に相当する。テープの下端に設けられた300μm幅
のトラック37はタイムコードトラックであり、テープ
上の位置に関する時間情報が記録される。なお、テープ
が205謙lで定速走行した時のヘッドとテープの相対
速度は約28.45m /sである。
テープカセット2,3として、HDTV用VTR対応カ
セットとして規定された1/2インチのユニハイカセッ
トを使用し、このカセットに10.5μ謹厚のMEテー
プ(蒸着メタルテープ)を約580m巻いたとき、両力
セット合計で約47分間のディジタルビデオ信号および
ディジタルオーディオ信号の記録再生が可能である。
次に、本実施例のVTRで記録する信号について説明す
る。
まず、原ビデオ信号は水平走査線数1125本、フィー
ルド周波数60Hzのハイビジョン信号であり、周波数
帯域は輝度信号Yの帯域20MHz 、色差信号Pb、
Prの帯域が7MHzである。色差信号pbとPrは垂
直方向に1ラインおきに線順次化されることによって、
垂直方向の空間周波数帯域を1/2にした信号である。
この原ビデオ信号Y、Pb、Prをディジタル化するた
めのサンプリング周波数は、輝度信号Yが48、BMH
z s色差信号Pb、Prが16.2MHzであり、量
子化ビット数i′A、Y、Pb、Pr共に8ビツトであ
る。上記サンプリング周波数はハイビジョン信号の水平
走査周波数のそれぞれ1440倍及び480倍の周波数
である。また、第5図に示したように一画面のブランキ
ング部を除いた有効走査部は、水平方向に輝度信号Y 
−1260サンプル(色差信号Pb、Pr−420ザン
プル)、垂直方向に1035ラインがそれぞれ当てられ
ている。
以上よりディジタルビデオ信号のデータレートは、 (1260+ 420)X  1035X 8  X 
30= 417.32Mbps但し、30:フレーム周
波数 bps  :ビット/秒 である。このディジタルビデオ信号データに、誤り訂正
の為のエラー訂正コード及びアドレスや制御のためのコ
ードを加えた総データレートは480Mbpsとなる。
このデータを4つのヘッドで150”の範囲にわたり記
録すると、ヘッド1個当りの記録ビットレートは144
Mbpsであり、最高記録周波数は72MHzである。
テープ/ヘッド間の相対速度が前述したように28.4
5rn /sであるから、テープ上の最短記録波長は約
0.4μ麿である。
一方、オーディオ信号はサンプル周波数48kHz 、
量子化数16ビツトでディジタル化される。
このディジタルオーディオ信号のデータレートは、 48、ロロ0X16縦768kbps である。このディジタルオーディオ信号データにディジ
タルビデオ信号と同様、誤り訂正のためのエラー訂正コ
ード及びアト1/スや制御のためのコードを加えた、1
029.12kbpsがディジタルオーディオ信号1チ
ャンネル当りの記録データレートである。このVTRで
は8チヤンネルのディジタルオーディオ信号を記録でき
るようにしているので、トータルのデータレートは10
29.12kbps X 8− H32,96kbps
となる。このディジタルオーディオ信号を時間圧縮し、
第4図に示したようにビデオ信号トラックの延長上に記
録するが、ヘッド1個当りの記録データレ−1・はビデ
オ信号と同じ 144Mbpsと【7ているので、記録
に必要なヘッドの走査角度は、2.57’である。テー
プ上にはオーディオ信号と17で4″分の角度範囲が割
り当ててあり、残りの1.43’はプリアンプル及びポ
ストアンブルと(7て使用される。
第6図は本実施例のVTRにおける信号処理回路の構成
を示すブロック図である。この信号処理回路は大きく分
けて記録ビデオ信号処理部201、記録オーディオ信号
処理部202、記録回路部203、再生回路部204、
再生ビデオ信号処理部205および再生オーディオ信号
処理部206からなる。シンクゼネレータ59゜シンク
セパレータ60およびシンクゼネレータ81、シンクセ
パレータ83については後述する。以下、第6図の各部
の詳細な構成を第7図、第8図および第9図により説明
する。
第7図は記録ビデオ信号処理部201および記録オーデ
ィオ信号処理部202の構成を示している。ハイビジョ
ンの原ビデオ信号である輝度信号Y、二種の色差信号P
b、Prはそれぞれビデオ信号入力端子38.39.4
0に入力される。輝度信号Yはカッ・トオフ周波数20
にHzのローパスフィルタ41で帯域制限された後、A
/D:Iンバータ42によって48.BMHzのサンプ
ルレートで8ビツトのディジタル信号に変換される。色
差信号Pb、Prはカットオフ周波数7MHzのローパ
スフィルタ43.44で帯域制限された後、A/Dコン
バータ45.46によって16.2MHzのサンプルレ
ートで8ビツトのディジタル信号に変換される。ディジ
タル化された色差信号Pb、Prは垂直フィルタ47゜
48で垂直方向の空間周波数帯域を172とされた後、
線順次器49で水平走査線の1ライン置きに交互に間引
きされ、一系統の色信号Cとなる。
デイレイ回路50はディジタル化された輝度信号Yと、
ディジタル化され線順次化された色信号Cのタイミング
を合わせるために挿入されている。輝度信号Yと色信号
Cはミキサ50で混合された後、ビデオエンコーダ51
に入力される。ビデオエンコーダ51では、制御信号の
付加、チャンネル分割、誤り訂正符号の付加、データレ
ートの変換およびシャフリング等の処理が施され、4チ
ヤンネルの信号A−Dに分割される。これらの信号A〜
Dは、記録回路部203へ送られる。
一方、8チヤネルのアナログオーディオ信号AAI〜A
A8は、それぞれ入力端子52a〜52hに入力される
。それぞれのオーディオ信号AAI〜AA8はカットオ
フ周波数22kHzのローパスフィルタ53a〜53h
で帯域制限された後、A/D:7ンバータ54a〜54
hによってサンプリング周波数48kHz 、量子化ビ
ット数16ビツトのディジタル信号に変換される。ディ
ジタル化された信号はオーディオエンコーダ55a〜5
5dで2チヤンネルずつ一纏めにされ、制御信号の付加
、チャンネル分割、誤り訂正符号の付加、データレート
の変換およびシャフリング等の処理が施され、4チヤン
ネルの信号a−dに分割される。これらの信号a −d
は、記録回路部203へ送られる。
第8図は記録回路部203および再生回路部204の構
成を示している。第7図のビデオエンコーダ51からの
信号A−Dは、変調器56a〜56dの一方の入力端に
それぞれ入力され、オーディオエンコーダ55a〜55
dからの信号a −dは、変調器56a〜56dの他方
の入力端にそれぞれ入力される。変調器56a〜56d
においては、記録再生系の特性にマツチした信号形式へ
の変換が行われる。変調器56a〜56dから出力され
た信号はそれぞれ二分岐され、記録ゲートアンプ57a
〜57hに入力される。記録ゲートアンプ57a〜57
hでは、入力された信号の記録すべき部分がゲートされ
、さらに電流増幅されてロータリートランス(図示せず
)を通してヘッド58a〜58hに与えられ、テープ2
2または23上に記録される。ヘッド58aと58b1
58cと58d、58eと58f、58gと58hの多
対は、それぞれ上部回転ドラム27上で180’対向し
ている。
以上述べた記録系、すなわち記録ビデオ信号処理部20
1.記録オーディオ信号処理部202および記録回路部
203の動作は、第6図においてシンクゼネレータ59
で発生されるクロック信号及びタイミング信号によって
制御されている。シンクゼネレータ59のタイミング基
準は、入力輝度信号Yに付加されている同期信号をシン
クセパレータ60によって分離することで得られる。
第8図に戻り、テープ22または23からヘッド58a
〜58hによって読み取られた信号は、ロータリートラ
ンス(図示せず)を通して再生回路部204のプリアン
プ61a〜61hに入力され、増幅される。プリアンプ
61a〜61hの動作はゲート信号によフて制限されて
おり、1g(1’対向したヘッドからの信号を切り替え
ると共に非ゲート期間はプリアンプ61a〜61hの入
力ラインがフローティング状態となるように構成されて
いる。プリアンプ61a〜61hで増幅されゲートされ
た信号は、イコライザ/PLL62a 〜62dに入力
され、ここで記録再生系の特性が等化されデータ識別が
されると共に、データ信号からクロックが抽出される。
識別されたデータ信号および抽出クロックは、復調器6
3a〜63dに送られる。復調器63a 〜63dは、
変調器56 a 〜56 dによって変調された信号を
元のディジタルデータに戻す。復調器63a〜63dの
出力信号のうち、ビデオ信号は再生ビデオ信号処理部2
05へ、またオーディオ信号は再生オーディオ信号処理
部206へそれぞれ送られる。
第9図は再生ビデオ信号処理部205および再生オーデ
ィオ信号処理部206の構成を示している。ビデオデコ
ーダ64には、第10図の復調器63a〜63dの出力
信号のうちビデオ信号が入力される。ビデオデコーダ6
4ではエラー訂正、チャンネル合成、デシャフリング等
が行われ、入力信号は第7図のビデオエンコーダ51の
入力信号と同等の信号に戻される。ビデオデコーダ64
から出力されるディジタルデータは、分割器65で輝度
信号と二つの色差信号とに分離され、輝度信号はD/A
コンバータ66でアナログ信号に戻され、カットオフ周
波数20MHzのローパスフィルタ67を通して出力端
子68から出力される。二つの色差信号は線順次化され
た信号であるため、1ライン置きに抜けた信号を補間器
69.70で補間した後、D/Aコンバータ71,72
でアナログ信号に戻し、カットオフ周波数7 MHzの
ローパスフィルタ73.74を通して、一方の色差信号
pbは出力端子75から、他方の色差信号Prは出力端
子76からそれぞれ出力される。
一方、第10図の復調器63a〜63dの出力信号のう
ちオーディオ信号はオーディオデコーダ65a〜65d
に入力され、ここでエラー訂正、デシャフリング等が行
われ、チャンネル分割器77a〜77dで2チヤンネル
の信号がそれぞれ個別の信号に分離され、D/Aコンバ
ータ78a〜78hでアナログ信号に戻された後、カッ
トオフ周波数22kHzのローパスフィルタ79a〜7
9hを通り、出力端子80a〜80hから出力される。
以上述べた復調器63a〜63d以後の再生系、すなわ
ち再生ビデオ信号処理部205および再生オーディオ信
号処理部206の動作は、第6図においてシンクゼネレ
ータ81で発生されるクロック信号及びタイミング信号
によって制御されている。シンクゼネレータ81のタイ
ミング基準は、入力端子82に入力された外部基準信号
からシンクセパレータ83で分離された同期信号によっ
て与えられる。
本実施例のディジタルVTRでは、ビデオ信号及びオー
ディオ信号のアナログ入出力のほかに、ディジタル入出
力を備えている。すなわち、第6図、第7図および第9
図に示すように、ディジタルビデオ信号DVの入出力端
子93゜90と、ディジタルオーディオ信号DAの入出
力端子94.92が備えられている。この理由は、後述
するテープから他のテープへのダビングやその他の編集
をするためであり、−度アナログに戻したことによる画
質、音質の劣化や色信号が垂直フィルタを通ることによ
る周波数特性の劣化を避けるためである。
第7図に示すように、ディジタルビデオ信号DV入力は
入力端子93からビデオエンコーダ51に入力される。
また、ディジタルオーディオ信号DA入力は入力端子9
4から入力され、分割回路95で4つの信号に分割され
l;:後、オーディオエンコーダ55a〜55dに導か
れる。
ビデオエンコーダ51及びオーディオエンコーダ55a
 〜55dは、第10図の制御回路88からの切り換え
信号によって、アナログ/オーディオ信号のいずれか一
方を選択するように構成されている。
一方、第9図に示すようにディジタルビデオ信号DV出
力は、ビデオデコーダ64から8ビツトで導出され、出
力端子90から出力される。
ディジタルオーディオ信号DA出力はオーディオデコー
ダ65a〜65dの出力をデータ多重器91で多重した
もので、出力端子92から出力される。
次に、本実施例のVTRの制御系について説明する。第
10図は信号処理回路およびトランスボート部を制御す
る制御系の構成を示すブロック図である。
第10図において、タイムコードヘッド84゜85は第
4図のタイムコードトラック37を用いてテープ上の時
間情報であるタイムコードを記録再生するためのヘッド
である。タイムコードの記録はアナログバイアス記録で
あり、タイムコード記録再生回路86.87が記録再生
の信号処理を行っている。また、タイムコードの記録信
号にはコントロールトラック信号CTLが多重されてお
り、このコントロールトラック信号CTLは再生時にタ
イムコードヘッド84゜85の再生信号から分離され、
キャプスタンサーボ回路に供給されてトラッキングに使
用される。
タイムコード記録再生回路86.87は制御回路88に
接続されており、この制御回路88によってそれぞれの
回路の記録再生の切り換え、記録時間情報の制御、再生
時間情報に基づくVTR各部の制御等が行われる。
また、制御回路88は図に示したようにオペレータコン
トロールパネル89に接続される他、信号処理回路の制
御、テープトランスポート96.97の制御、サーボ回
路の制御を行っている。
トランスポートの制御は、次のようにして行われる。第
10図において、左トランスポート96と右トランスポ
ート97はそれぞれ独立に動くように構成されている。
両トランスポート96.97は同じ構成であるので、左
トランスポート96の制御についてのみ説明する。
■VTRのオペレータが制御パネル89から動作命令を
出すと、制御回路88がその命令を受け、トランスポー
ト96の各アクチュエータやモータを動作させるための
回路に動作信号を出力する。また、制御回路88は各ア
クチュエータやモータの動作状態を示す状態信号を監視
して、正しい制御が行われるようにしている。
■オペレータがVTRにカセットを挿入すると、制御回
路88はローディング回路98とリールサーボ回路99
に対してローディングのための命令を出す。ローディン
グ回路98はローディングモータ100やアクチュエー
タ(図示せず)を動作させ、第1図のテープカセット2
を定位置に固定した後、カセット2からテープ22(第
1図参照)を引き出し、第2図のドラム27.28の周
囲に巻き付ける。また、この時リールサーボ回路99は
テープ22を適度に弛め、カセット2からのテープ22
の引き出しを容易にする。カセット2の固定やローディ
ング動作に伴って各部の動き検出センサ101が働き、
ローディング回路98に状態を知らせる。
ローディング回路98は制御回路88に各部の状態を知
らせ、動作が確実に実行されたがどうかを確認している
■オペレータが制御パネル89上で早送り又は巻き戻し
の操作を行うと、制御回路88はリールサーボ回路99
に対してテープを指示された方向に高速で送るための命
令を出す。この時、テンシランアーム102がテープ2
2のテンションをセンスし、センスした結果をリールサ
ーボ回路99に帰還しテープテンションを良好な範囲に
保持している。
■オペレータが制御パネル89上で記録又は再生の操作
を行うと、制御回路88はキャプスタンサーボ回路10
5に対して第1図のキャプスタン8を回転させる命令を
出すと共に、第1図のピンチローラ10を動作させ、キ
ャプスタンにテープ22を押し付ける。また、リールサ
ーボ回路99に対しては第1図のティクアップリール2
0が巻取テンションを与えるように、サプライリール1
8がテンションセンサ102から帰還されるテンション
情報に応じてテープテンションを一定に保つように命令
を与える。
一方、タイムコード記録再生回路86は記録時には制御
回路88から送られてくる記録タイムコード信号を記録
し、再生時や早送りまたは巻き戻し時には制御回路88
に対してタイムコードヘッド84から再生された再生タ
イムコード信号を供給する。このタイムコードの値は検
索等の制御に使用されると共に、制御パネル89上のデ
イスプレィに表示される。ドラムサーボ回路103は、
左右のトランスポート96゜97に共通の回路であり、
制御回路88からの指示に従いドラムモータ104を動
作させる。
次に、このディジタルVTRで2本のテープカセット2
,3内のテープ22.23上に連続的に記録を行う際の
動作手順について説明する。
この場合、テープ22.23は記録開始前に両方ともロ
ードさせても良いし、最初一方のカセット例えばカセッ
ト2内のテープ22をロードさせておき、そのテープ2
2がテープエンドになって記録動作を終了する少し前ま
でに、他方のカセット3内のテープ23をロードさせて
もよい。
VTRのオペレータは記録動作の開始に先立ち、最初に
記録する方のテープ、例えばテープ22を巻き戻I7、
テープの頭を出しておく。
次に、オペレータはコントロールパネルからタイムコー
ドの値を任意の値にセットし、連続記録モードをセット
して記録を開始する。このときVTRは一旦フ4−ワー
ド方向に10秒間進み、その後記録モードとなって記録
を開始する。この10秒という時間は、後で記録の開始
アドレス(時間)及び終了アト1ノスを記録するための
時間である。
連続記録モードがセットされている場合、他方のテープ
23はトランスポートにロードされると直ぐに自動的に
巻き戻しモードとなり、テープ23の頭で停止した後、
10秒間フォワード方向に進んだ状態で停止してスタン
バイとなっている。
最初のテープ22が記録を続はテープ終端に近づくと、
他方のテープ23が記録モードとなり、2本のテープ2
2.23が同じ内容を記録する。10秒後、最初のテー
プ22は停止1−1自動的にテープの頭まで巻き戻され
、テープの頭で一旦停止した後、記録の開始点及び記録
の終了点のアドレスを10秒間記録する。その後、カセ
ット2は排出される。ここで、記録の開始点及び記録の
終了点のアドレスは第30図の制御回路88内に記憶さ
れており、タイムコードトラックのスペアビット(ユー
ザが任意に使用できる情報エリア)に記録される。
この後、2本目のテープ23は記録を続け、テープの終
了点まで記録すると自動的に巻き戻され、テープの頭で
一旦停止する。そして、1本目のテープ22と同様に1
0秒間記録の開始点及び記録の終了点のアドレスを記録
した後、カセット3が排出される。なお、3本以上のテ
ープに連続的に記録をさせる場合は、2本目のテープが
記録を終了する10秒前身前に3本目のテープをロード
してテープの頭出しを完了していれば良い。
次に、上述した手順で記録j7たテープ22゜23から
連続再生を行う場合の動作について説明する。
1本目のカセット2及び2本目のカセット3をVTRに
例えば上方から挿入する。カセット2.3は自動的にロ
ードされる。オペレータが連続再生モードをセットする
と両方のテープ22.23は自動的に巻き戻され、テー
プの頭で一旦停止する。この後、テープ22.23の最
初の10秒間に記録されている記録の開始点及び記録の
終了点のアドレスを読み込み、次にテープ22.23を
プログラムの開始アドレスに早送りして停止する。連続
再生モードがセットされてから再生の準備が完了するま
での間、連続再生モードをセットするための制御パネル
89上の制御ボタンは点滅状態となっており、サーチが
終了し再生の準備が完了すると、この制御ボタンは点灯
状態となる。オペレータは、この制御ボタンの点灯を確
認して再生ボタンを押し、1本目のテープ22を再生さ
せる。
1本目のテープ22が終了する10秒前になると、2本
目のテープ23が自動的に再生を開始し、開始から5秒
のところでVTRの出力信号は自動的に1本目のテープ
から2本目のテープに切り替わる。そして、1本目のテ
ープ22ば再生を終了すると自動的に巻き戻しされ、テ
ープの頭まで巻き戻されて自動的にカセット2が排出さ
れる。なお、3本以上のテープを連続再生する場合には
、排出されたカセットの代わりに3本目のカセットを挿
入すれば良い。全ての再生を終了すると最後のテープが
巻き戻され、カセットが自動的に排出されて連続再生動
作は終了する。
一方、例えばカセット2内のテープ22からカセット3
内のテープ23にダビングを行う場合は、前述のように
ダビング過程でディジタル信号をアナログ信号に戻すこ
とによる画質や音質の劣化あるいは周波数特性の劣化を
避けるため、ディジタル入出力を利用してダビングする
ことが望ましい。すなわち、テープ22からヘッド58
a〜58hで再生され、再生回路部204、再生ビデオ
信号処理部205および再生オーディオ信号処理部20
6を介して得られたディジタルビデオ信号DV出力およ
びディジタルオーディオ信号DA出力を第9図の出力端
子90.92から取出す。そして、これらディジタルビ
デオ信号DV出力およびディジタルオーディオ信号DA
出力を第7図の入力端子93゜94から入力し、記録ビ
デオ信号処理部201、記録オーディオ信号処理部20
2および記録回路部203を経てヘッド58a〜58h
によりテープ23上に記録する。
また、ダビング時の他の方法として、テープ22からヘ
ッド58a〜58hで再生され、再生回路部204内の
復調器63a〜63dから出力された信号を記録回路部
203内の変調器56a〜56dに入力し、ヘッド58
a〜58hによりテープ23上に記録してもよい。
さらに、信号処理回路の一部または全部を第1図に点線
で示すようにドラムアッセンブリ1内に内蔵してもよい
。これによりドラムアッセンブリ1内でのみの信号の授
受により一方のテープから他方のテープへのダビングを
行うことも可能となり、機器の大幅な小型化を図ること
ができる。
テープ22.23の使用法としては、上述した連続記録
再生、ダビングの他、同時記録または同時再生も可能で
ある。具体的には例えば両テープ22.23に時間軸が
同一で互いに関連のある信号、例えば立体視画像の信号
を同時に記録し、これを同時に再生することによって、
公知の方法で立体視画像を得ることができる。
上述した実施例ではHDTV用ディジタルVTRについ
て説明したが、用途はこれに限られるものでなく、現行
NTSC方式等による業務用または一般家庭用VTR,
あるいはDATなどにも適用が可能である。
また、上述の実施例ではテープが2つの場合について説
明したが、3つあるいはそれ以上であってもよい。
さらに、実施例ではテープカセット2,3を同一平面上
に設け、共通のヘッドで記録再生を行ったが、複数のテ
ープカセットを回転ドラムの軸方向に所定間隔で配置し
、それぞれのカセットに個別に対応したヘッドで記録再
生を行う構成としてもよい。
その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することができる。
[発明の効果] 本発明によれば、同一の回転ドラムの周囲に二つ以上の
テープ状記録媒体を巻き付け、回転ドラムに搭載したト
ランスジューサによって各記録媒体を走査して同時に、
または連続的に記録再生できるように構成することによ
り、テープを収納するパッケージを大型化することなく
、またデュアルデツキタイプのように装置を大型化する
なしに、取扱いおよび保存性の良い比較的小型のテープ
カセットを用いて、ハイビジョン信号のような情報量の
多い広帯域の信号を長時間記録再生することが可能であ
る。
さらに、あるテープから他のテープへのダビングや、そ
の他の編集等を簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る回転走査型記録再生装
置のテープトランスポート部の平面図、第2図は第1図
におけるドラムアッセンブリの構成を示す斜視図、第3
図は同実施例におけるテープに対するビデオヘッドの走
査角の説明図、第4図は同実施例におけるテープパター
ンの例を示す図、第5図は画面上の有効走査部の説明図
、第6図は同実施例における信号処理回路の概略構成を
示すブロック図、第7図は第6図における記録ビデオ信
号処理部および記録オーディオ信号処理部の構成を示す
ブロック図、第8図は第6図における記録回路部及び再
生回路部の構成を示すブロック図、第9図は第6図にお
ける再生ビデオ信号処理部および再生オーディオ信号処
理部の構成を示すブロック図、第10図は同実施例の制
御系の構成を示す図、第11図はアナログVTRとディ
ジタルVTRの記録帯域の一例を示す図、第12図はア
ナログVTR用テープカセットとディジタルVTR用テ
ープカセットの例を示す図である。 1・・・ドラムアッセンブリ 2.3・・・テープカセット 4.5・・・入口ガイド 6.7・・・出口ガイド 8.9・・・キャプスタン 10.11・・・ピンチローラ 22.23・・・テープ 27・・・上部回転ドラム 28・・・下部固定ドラム 29・・・ビデオヘッド 30.31・・・リード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)テープ状記録媒体を回転ドラムの外周面に当接さ
    せ、回転ドラム上に搭載された少なくとも一つのトラン
    スデューサによって前記記録媒体上を回転走査して信号
    を記録再生する回転走査型記録再生装置において、 前記回転ドラムの外周面に複数のテープ状記録媒体を当
    接させ、これらのテープ状記録媒体に対して共通または
    それぞれ異なるトランスデューサを当接させて記録再生
    を行うことを特徴とする回転走査型記録再生装置。
  2. (2)回転ドラムと、 前記回転ドラムの外周面にn本のテープ状記録媒体(但
    し、nは2以上の正の整数)をそれぞれ360゜/n未
    満の角度範囲にわたりそれぞれ異なる方向から当接させ
    る手段と、前記回転ドラムに搭載され、回転ドラムの回
    転に伴って前記n本のテープ状記録媒体上を順次走査す
    る少なくとも一つのトランスデューサと、 このトランスデューサを介して記録および再生の少なく
    とも一方を行う手段と を具備することを特徴とする回転走査型記録再生装置。
  3. (3)回転ドラムと同軸的に固定ドラムを配置し、この
    固定ドラムの外周面の前記テープ状記録媒体がそれぞれ
    当接する領域に、前記回転ドラムの回転方向に対して略
    同一の傾斜を持ち、前記記録媒体のエッジ位置を規制す
    るエッジ位置規制部を形成したことを特徴とする請求項
    1または2記載の回転走査型記録再生装置。
JP2269924A 1990-10-08 1990-10-08 回転走査型記録再生装置 Pending JPH04146502A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2269924A JPH04146502A (ja) 1990-10-08 1990-10-08 回転走査型記録再生装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016530663A (ja) * 2013-06-28 2016-09-29 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 動作がオーバラップされるテープ・ドライブ及びその方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016530663A (ja) * 2013-06-28 2016-09-29 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 動作がオーバラップされるテープ・ドライブ及びその方法

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