JPH0690301A - 端末用網制御装置 - Google Patents

端末用網制御装置

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JPH0690301A
JPH0690301A JP4239710A JP23971092A JPH0690301A JP H0690301 A JPH0690301 A JP H0690301A JP 4239710 A JP4239710 A JP 4239710A JP 23971092 A JP23971092 A JP 23971092A JP H0690301 A JPH0690301 A JP H0690301A
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Takayuki Tsujii
孝之 辻井
Hiroto Uhara
裕人 宇原
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  • Selective Calling Equipment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センター側への送信データを出力デバイスを
介して報知できるとともに、この出力デバイスを既設の
宅内電話回線を利用して接続することのできる端末用網
制御装置を提供することである。 【構成】 装置9はガスメータ14からのセキュリティ
情報を電話回線11を介してセンター側に通報した後、
この情報を宅内のガスメータ監視表示装置13に送信し
て表示させるために、該装置の端子部8に接続される既
設の宅内電話回線にガスメータ監視表示装置13を接続
するとともに、これにセキュリティ情報を送信するため
のガスメータ監視表示装置伝送I/F部5を設けるよう
に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は端末用網制御装置に関
し、特に、一般加入の公衆回線を介して、接続されるデ
ータ端末装置のデータおよび信号を前述の回線を介して
相手側と送受信制御する機能を有した端末用網制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各消費者宅のガス使用量また
は水道使用量を自動検針することを目的として自動検針
システムが採用されてきた。自動検針システムは、消費
者宅内に設けられ、かつ宅内の電話機と一般加入の電話
回線とを接続制御する端末用網制御装置にガスメータま
たは水道メータを接続し、ガス会社または水道局側(以
下、センターと呼ぶ)のホストコンピュータに前述の回
線を介してガスメータまたは水道メータの検針値を送信
して、センター側がこれら検針値を受信し集計するシス
テムである。この端末用網制御装置に接続される電話
機、ガスメータおよび水道メータなどはデータ端末装置
と呼ばれる。
【0003】また、上述した自動検針システムを利用し
て、消費者宅内でガス漏れなどの異常事態が発生してい
るか否かを検知し、セキュリティ情報としてセンター側
に通報して、早急に対応できるという機能も有してい
る。
【0004】図12は、従来および本発明の実施例に適
用される自動検針システムの概略構成図である。
【0005】図13は、従来の自動検針システムの端末
用網制御装置における動作を示すフローチャートであ
る。
【0006】図12において、自動検針システムは消費
者宅側とセンター側とが交換機15の回線切換制御に従
って電話回線11を介して接続される構成となってい
る。消費者宅側にはデータ端末装置として宅内電話機1
2およびガスメータ14を接続した端末用網制御装置
(以下、T−NCUと呼ぶ)が設けられ、T−NCUと
交換機15とが回線11を介して接続される。
【0007】一方、センター側16はホストコンピュー
タを備えており、ホストコンピュータは交換機15に回
線11を介して接続される。交換機15は、他の複数の
ホストコンピュータおよび他の複数のT−NCUを回線
11を介して接続している。この自動検針システムで
は、T−NCU間のデータ通信および音声による通話が
行なわれるとともに、T−NCUとホストコンピュータ
間とのデータ通信などが行なわれる。したがって、電話
回線11には通話による音声信号のほかにデータ通信の
ためのデータが伝送される。
【0008】上述の自動検針システムにおいて、T−N
CUは、通常は待機状態にあるが、ガスメータ14にお
ける検針データあるいはセキュリティ情報をセンター側
16へ通報する際には、端末発呼モードに移行し、この
ための通信動作に入る。
【0009】次に、従来のT−NCUの端末発呼モード
における動作を図13のフローチャートを参照しながら
説明する。
【0010】図13を参照して、T−NCUは通常時、
待機状態にある(ステップS20)が、セキュリティ情
報などセンター側16へ通報するためのガスメータ14
からの情報を割込により入力すると、応じて待機状態を
解除して端末発呼モードに移行する(ステップS2
1)。
【0011】端末発呼モードに入ると、T−NCUはガ
スメータ14と通信してセキュリティ情報を受信する
(ステップS22およびS23)。その後、接続された
宅内電話機12の受話器が取上げられて通話要求が発生
する、すなわち電話機がオフフックするか、または電話
回線11を介して外部からの通話要求(リンガー着信)
があるかを判定し、いずれか1つの要求でもあれば、T
−NCUは直ちに前述の待機状態に移行して、本来の宅
内電話機12による通話が行なわれることになる。一
方、宅内電話機12のオフフックおよび外部からのリン
ガー着信のいずれも検出されなければ、宅内電話機12
を電話回線11から切離した後、オフフック状態を設定
して、センター側16を呼出すための選択信号を送出す
る(ステップS24〜ステップS28)。
【0012】次に、宅内電話機12がオフフックされた
か否かを判別する(ステップS29)。オフフックされ
れば宅内電話機12による通話を優先させるため、T−
NCUは直ちに待機状態に戻るが、そうでなければ呼出
されたセンター側16と回線11による接続を確立し
て、ガスメータ14からの受信情報をセンター側16へ
送信する(ステップS30)。その後、センター側16
との通信が終了したか否かを判定しながら、センター側
16との通信中にも常に、宅内電話機12がオフフック
するか否かを判定する。オフフックすれば、T−NCU
は直ちに待機状態に戻り、宅内電話機12による通話が
優先される(ステップS29〜ステップS31)。
【0013】T−NCUとセンター側16によるデータ
通信が終了すれば、T−NCUはオンフック状態に設定
されて、電話回線11に宅内電話機12を再度接続し
て、通話可能状態に設定し、T−NCUは待機状態に戻
る。
【0014】このように、従来のT−NCUは、本来の
機能である宅内電話機12による通話要求を常に優先的
に処理するようにしながら、ガスメータ14からの情報
を入力すれば、端末発呼によりセンター側16へデータ
通信するようにしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
T−NCUの場合、ガスメータまたは水道メータからの
検針情報やセキュリティ情報をセンター側に通報する機
能のみで、宅内へ該情報を伝達する機能が設けられてい
なかった。したがって、セキュリティ情報はガス漏れな
どの緊急情報でありながら、この情報を消費者宅内に報
知する機能は設けられていなかったので、使用者にとっ
ては非常に重要な情報にもかかわらず、提供されなかっ
たので、重大事故を招く可能性が大きいという問題があ
った。
【0016】また、T−NCUの中には、表示装置を個
別に通信接続して、センター側との通信と、表示装置と
の通信とをそれぞれ独立して行なうものもある。このよ
うなT−NCUの場合には、表示装置はT−NCUに対
して標準装備されるものではないので、T−NCUに対
して表示装置の接続の有無を予め設定する必要があり、
T−NCUにおいてその設定データを記憶するためのメ
モリ領域が特別に必要であった。このことから、既設の
T−NCUに何らかの改造が必要とされ、コスト高にな
るとともに、そのデータの設定も煩雑であった。
【0017】さらに、T−NCUは、一般に知られてい
るように、主電源として低出力能力を有したリチウム電
池を標準搭載している。上述したように、センター側と
の通信および表示装置との通信をそれぞれ個別に行なう
と、T−NCUの通信動作時間が長くなるため、リチウ
ム電池の消耗が大きく、T−NCU自体の使用寿命を短
くしていた。また、この解決策としてリチウム電池の容
量を大きくすることも考えられるが、コスト高となり、
根本的な解決策とはなり得なかった。
【0018】それゆえにこの発明の目的は、センター側
との通信データを出力デバイスを介して報知できるとと
もに、何ら改造が加えられることなく、この出力デバイ
スを通信接続することができ、さらに、この報知動作を
行なっても消費電力量を抑制することができる、端末用
網制御装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係る端末用網
制御装置はデータ端末装置を接続するとともに、第1の
通信回線を介してセンター側に接続され、かつこのデー
タ端末装置におけるデータに基づいてセンター側とデー
タ通信する装置であり、通信端末装置と、出力部と、通
信手段と、通信要求検知手段と、さらに通信要求処理手
段とを備えて構成される。
【0020】通信端末装置は端末用網制御装置に第2の
通信回線を介して接続される。出力部は、この第2の通
信回線を介して端末用網制御装置に接続され、この第2
の通信回線を経由した通信により受信したデータを出力
する。通信手段は、前述したセンター側との通信時、こ
の通信内容に基づいて第2の通信回線を経由し出力部と
通信する。通信要求検知手段は、上述したセンター側と
の通信時、または通信手段による通信時に、通信端末装
置を用いた通信の要求を検知し、通信要求処理手段に与
える。通信要求処理手段は、この検知出力に応答して、
センター側との通信または通信手段による通信に優先し
て、通信端末装置を用いた通信要求を処理する。
【0021】上述のように、構成される端末用網制御装
置において、前述の出力部が、前述の通信要求検知手段
および通信要求処理手段を備えるようにしてもよい。
【0022】
【作用】データ端末装置におけるデータに基づくセンタ
ー側との通信時、出力部を用いてデータ端末装置におけ
るデータをセンター側との通信に並行して外部に報知す
ることが可能となる。また、この端末用網制御装置にお
いては、センター側との通信とこの通信内容に基づく出
力部におけるデータ出力とが並行して行なわれるので、
これらが個別に行なわれるのに比較しその動作時間が短
縮されることから電力消費量の削減が図られる。
【0023】この出力部は、通信端末装置を接続するた
めの第2の通信回線を介して端末用網制御装置に接続さ
れているが、この第2の通信回線は通信要求処理手段に
よって出力部とのデータ通信のための伝送路と、通信端
末装置の通信要求に従う通信のための伝送路とに共用さ
れるので、出力部を端末用網制御装置に接続するための
新たな配線追加工事は不要である。
【0024】
【実施例】以下、この発明の第1ないし第3の実施例に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実
施例に適用される自動検針システムは、前述した図12
に示されるそれと同様であるので、それらに関する説明
は省略する。また、各実施例においては、T−NCUに
接続されるデータ端末装置としてガスメータ、宅内電話
機、表示装置などを挙げているが、これらに限定され
ず、たとえば水道メータや受像機などであってもよい。
また、データ端末装置からのデータを送信するための伝
送路は電話回線に特定されない。さらに、電話回線を介
して送受信されるものは、データ、音声信号および映像
信号などであってもよい。
【0025】まず、第1の実施例について説明する。第
1の実施例はガスメータからのセキュリティ情報を表示
するための表示装置を、既存の宅内電話回線に接続し、
T−NCUがこの同一宅内電話回線を利用して宅内電話
機による通話用のデータと表示部への表示用のデータと
を伝送するようにしたものである。
【0026】図1は、この発明の第1の実施例によるT
−NCUのブロック構成を、接続されるデータ端末装置
とともに示した図である。
【0027】図1のT−NCU9は、電話回線11を介
して外部の交換機に接続される。また、宅内電話回線を
介して宅内電話機12およびガスメータ監視表示装置1
3を接続し、宅内配線を介してガスメータ14を接続す
る。宅内電話回線は宅内電話機12と表示装置13とに
よって共用されている。
【0028】さらに、T−NCU9は、オフフック検知
部1、回線結合部2、モデム部3、マイコン部4、ガス
メータ監視表示装置伝送インターフェイス(以下、I/
Fと略す)部5、リレー駆動部6、メータI/F部7、
端子部8、電源部10およびリレー駆動部6によりその
動作が制御されるリレー61を含む。
【0029】端子部8は、電話回線11を接続するため
の端子L1およびL2、宅内電話回線を接続するための
端子T1およびT2、ならびに宅内配線を接続するため
の端子M1およびM2を含む。
【0030】オフフック検知部1は、宅内電話機12が
端子T1およびT2、ならびにリレースイッチ61を介
して電話回線11に接続されている場合に、そのオフフ
ックを検知する。回線結合部2は、電話回線11とT−
NCU9とを通信接続する。モデム部3は、電話回線1
1を介して送受信される信号を変調および復調する。マ
イコン部4はT−NCU9自体を集中制御する。ガスメ
ータ監視表示装置伝送I/F部5は、ガスメータ監視表
示装置13とマイコン部4とを通信接続する機能を有す
る。リレー駆動部6は、マイコン部4の制御によりリレ
ースイッチ61を駆動する。メータI/F部7は端子M
1およびM2を介して外部に接続されたガスメータ14
とマイコン部4とを通信接続する。電源部10は、たと
えばリチウム電池を主電源とした駆動用の電源である。
【0031】リレースイッチ61は、マイコン部4のリ
レー駆動部6を介した制御により、選択的に宅内電話機
12を電話回線11に接続したり、回線11から切離し
たりするための切換スイッチである。リレースイッチ6
1は1つの電磁コイルで同時に、かつ同様に動作する2
つのスイッチを含み、1つのスイッチは端子a1および
b1を有し、他方の1つのスイッチは端子a2およびb
2を有する。T−NCU9が端末発呼期間、マイコン部
4はリレー駆動部6を介してリレースイッチ6を動作さ
せ、端子T1を端子b1側に、端子T2を端子b2側に
接続切換する。これにより、宅内電話機12は電話回線
11から切離される。逆に、端末発呼期間でない場合に
は、マイコン部4はリレー駆動部6を介してリレースイ
ッチ6を動作させ、端子T1を端子a1側に、端子T2
を端子a2側にそれぞれ接続して、宅内電話機12を電
話回線11に接続する。このとき、宅内電話機12は電
話回線11を介して通常の通話が可能な状態である。
【0032】マイコン部4は、ガスメータ14から割込
みを受けて、セキュリティ情報または検針情報を端子M
1およびM2、ならびにメータI/F部7を介して受信
すると、これを一旦内部メモリにストアする。その後、
端末発呼してセンター側にこの情報を送信するために、
まずリレー駆動部6を介してリレースイッチ61を動作
させ、宅内電話機12を電話回線11から切離す。これ
により、マイコン部4がセンター側と電話回線11を介
して通信する場合に、その着信に応じて宅内電話機12
が共鳴するのが回避される。センター側への情報送信終
了後、端末発呼モードは終了し、マイコン部4はリレー
スイッチ61の状態を保持して、ガスメータ14からの
情報をガスメータ監視表示装置伝送I/F部5を介して
ガスメータ監視表示装置13に伝送する。表示装置13
はマイコン部4と通信しながら、受信データを表示する
ので、利用者にガスメータ14からのセキュリティ情報
や検針情報などを提供することが可能となる。このマイ
コン部4とガスメータ監視表示装置13との伝送電文形
態とその通信手順とが図2(a)〜(c)に示される。
伝送電文形態は、図2(a)および(b)に示されるよ
うにT−NCU9からの電文形態と、ガスメータ監視表
示装置13からの電文形態は同様であり、電文の先頭に
一定の時間幅(たとえば、100msec)の連続無変
化ビットデータを接続している。図2(c)には通信の
手順が示されている。T−NCU9とガスメータ監視表
示装置13とが表示装置伝送I/F部5を介して通信す
る場合、まずT−NCU9が呼出電文を送信する。表示
装置13は、この電文受信に応じて応答電文を返信す
る。T−NCU9は応答電文の受信に応じて検針情報あ
るいはセキュリティ情報などの情報電文を送信する。表
示装置13はこの情報電文の受信に応じて応答電文を返
信する。T−NCU9はこの応答電文を受信したことに
応じて該通信を終了するための終了電文を送信するの
で、表示装置13はこの終了電文を受信したことに応じ
て終了を了解する旨の応答電文を返信する。このような
手順を踏まえてT−NCU9とガスメータ監視表示装置
13との通信が行なわれる。
【0033】図3は、図1のガスメータ監視表示装置伝
送I/F部5の回路を、接続される周辺部とともに示し
た図である。図3に示されるI/F部5は抵抗R16〜
R24、トランジスタT15、T17およびT25を含
む。図3に示される状態は、リレースイッチ61が端子
b1およびb2側に切換えられた状態、すなわち宅内電
話機12が電話回線11から切離されて、マイコン部4
とセンター側との通信またはマイコン部4とガスメータ
監視表示装置13との通信が行なわれる状態である。こ
のようなセンター側との通信中、または表示装置13側
との通信中に、宅内電話機12がオフフックされた場
合、端子部8およびリレースイッチ61を介してI/F
部5のトランジスタT25のゲート電圧が変化しなくな
る。トランジスタT25のゲート電圧が変化しなくなる
と、トランジスタT25のコレクタ側のノードN1にお
いて検出される信号が、前述した図2(a)および
(b)に示された連続無変化ビット時間を超えてなお継
続する。このことはマイコン部4によって検知されるの
で、応じてマイコン部4は宅内電話機12がオフフック
されたことを判定する。マイコン部4は宅内電話機12
がオフフックされたことを判定すると、応じてリレー駆
動部6を介してリレースイッチ61を接続切換制御し、
宅内電話機12を端子T1およびT2、リレースイッチ
61を介して電話回線11に接続する。これにより、宅
内電話機12による通話が可能な状態が確立される。
【0034】その後、宅内電話機12の通話(オフフッ
ク状態)が解除したことを、オフフック検知部1により
検知した場合、この検知信号が回線結合部2およびモデ
ム部3を介してマイコン部4に与えられる。マイコン部
4はこのオフフック検知に応じてリレー駆動部6を介し
てリレースイッチ61を動作させ、再度ガスメータ監視
表示装置13および宅内電話機12を端子部8、リレー
スイッチ61および表示装置伝送I/F部5を介してマ
イコン部4に接続する。これにより、マイコン部4から
表示装置伝送I/F部5を介してガスメータ監視表示装
置13へセキュリティ情報などを再度、伝送することが
可能な状態となる。この場合、宅内電話機12がオフフ
ックされたために伝送が中断された時点の情報から伝送
を継続するようにしてもよいし、最初から情報を伝送し
直すようにしてもよい。
【0035】図4は、図1のT−NCU9の動作を示す
フローチャートである。図4のフローチャートを参照し
ながら、T−NCU9の動作を説明する。T−NCU9
は、通常待機状態にある(ステップS1)が、ガスメー
タ14からセキュリティ情報や検針情報などセンター側
へ送信するための情報が入力されると、これを割込みと
して受付けて、待機状態を解除する(ステップS2)。
【0036】ガスメータ14と通信してセキュリティ情
報や検針情報を受信する(ステップS3およびステップ
S4)。その後、接続された電話機12がオフフックす
るか、または電話回線11を介して外部から通信要求
(リンガーの着信)があるかを判定し、いずれか1つで
もあればT−NCU9は直ちに前述の待機モードに移行
して、本来の電話機12による通話が行なわれる状態と
なる。
【0037】一方、宅内電話機12のオフフックおよび
外部からのリンガー着信のいずれも検出されなければ、
マイコン部4はリレー駆動部6を介してリレースイッチ
61を動作させ、宅内電話機12を電話回線11から切
離して、センター側との通信を行なう状態を設定する。
そして、マイコン部4はオフフック状態を設定し、セン
ター側を呼出すための選択信号を送出する(ステップS
5〜ステップS9)。
【0038】この、センター側との通信中に、宅内電話
機12がオフフックされたか否かを図3に示されたノー
ドN1の電位連続無変化時間が、たとえば100mse
c以上検出されたか否かに基づいて判別する(ステップ
S10)。オフフックされれば、通話を優先するため、
前述の待機状態に移行するが、そうでなければ、呼出さ
れたセンター側と電話回線11を介して通信し、ガスメ
ータ14からの情報をセンター側へ送信する(ステップ
S11)。その通信中も、センター側との通信が終了し
たか否かを判定しながら、常に宅内電話機12がオフフ
ックされたか否かを判断する。オフフックすれば、直ち
に待機状態に戻り、通話が優先される(ステップS10
〜ステップS12)。
【0039】センター側との通信終了であれば、マイコ
ン部4はオンフック状態を設定し、端末発呼モードを解
除する(ステップS13)。
【0040】次に、マイコン部4はリレースイッチ61
の状態を維持したままで、ガスメータ監視表示装置13
との通信を行なう。この通信においても、常に通信が終
了するまで、宅内電話機12がオフフックされるか否か
を、図3に示された表示装置伝送I/F部5のノードN
1の検出信号レベルに基づいて判別する。宅内電話機1
2がオフフックすれば、直ちにリレー駆動部6を介して
リレースイッチ61を切換制御し、宅内電話機12を電
話回線11に接続して通話を優先させる。そうでなけれ
ば、ガスメータ監視表示装置13との通信を継続する。
ガスメータ監視表示装置13との通信が終了すれば、リ
レー駆動部6を介してリレースイッチ61を動作させ、
宅内電話機12を電話回線11に接続して、通話可能状
態を設定する。その後、マイコン部4は、T−NCU9
を待機状態に戻す。
【0041】このように、T−NCU9は、ガスメータ
監視表示装置13を、既設の宅内電話回線に接続して、
宅内電話機12と表示装置13とが同一回線を共有する
ようにして、この共有された回線を介して通話用のデー
タと表示用のデータとを伝送するようにしているが、こ
の伝送期間においても常に宅内電話機12による通話が
優先されるように処理している。
【0042】なお、この第1の実施例では、端末発呼モ
ード時、あるいはマイコン部4がガスメータ監視表示装
置13と通信する期間において、宅内電話機12がオフ
フックされたことを、表示装置伝送I/F部5のノード
N1の信号が連続して変化しない時間が、たとえば10
0msecより長くなることとしたが、この時間期間
は、100msecに特定されるものではない。
【0043】次に第2の実施例について説明する。第2
の実施例におけるT−NCUもまた、既設の宅内電話回
線に宅内電話機12とともにガスメータからの情報を表
示するための表示装置を接続する。この表示装置は、T
−NCUを介した電話回線11との伝送制御および情報
の表示制御を自らが行なうとともに、この期間中に宅内
電話機の通話要求も制御するものである。
【0044】図5は、この発明の第2の実施例に適用さ
れる自動検針システムの宅内側の装置構成を示す図であ
る。図5において、消費者宅内側には、電話回線11を
介して図示されない交換機に接続されているT−NCU
9aを含む。T−NCU9aは、宅内配線を介してガス
メータ14を接続する。また、T−NCU9aは、電話
機接続端子部91aに表示装置用通信I/F部92aを
有し、I/F部92aを介して表示装置13aを接続す
る。表示装置13aは、後述する電話機接続端子部を有
し、これを介して宅内電話機12を接続する。したがっ
て、宅内電話機12はT−NCU9aに直接通信接続さ
れるのではなく、表示装置13aを介してT−NCU9
aに接続されることになる。
【0045】図5に示された表示装置13aのブロック
構成が図6に示される。図6において、表示装置13a
は、オフフック検知部1a、リレー駆動部6a、呼出検
知部17、T−NCU接続端子部18、電話機接続端子
部19、通信I/F部20、制御部21、表示部22お
よびリレースイッチ61aを含む。
【0046】リレースイッチ61aは、制御部21aが
リレー駆動部6aを介して制御する1つの電磁コイルを
有し、この電磁コイルにより同様に制御される4つのス
イッチを含む。表示装置13aがT−NCU9aとの間
でガスメータ14における情報を通信する期間は、リレ
ースイッチ61aの各スイッチが端子b3、端子b4、
端子b5および端子b6のそれぞれに切換えられて、宅
内電話機12がT−NCU9aから切離されるように制
御される。逆に、表示装置13aがT−NCU9aとガ
スメータ14における情報をデータ通信しない期間ある
いはこのデータ通信期間であっても宅内電話機12がオ
フフックした場合は、リレースイッチ61aは端子a
3、a4、a5およびa6のそれぞれに切換えられて、
宅内電話機12がT−NCU9aに接続されて、通話が
可能なように制御される。
【0047】T−NCU接続端子部18は表示装置13
aにT−NCU9aを接続するためのものであり、電話
機接続端子部19は表示装置13aに宅内電話機12を
接続するためのものである。
【0048】制御部21はリレー駆動部6aを介してリ
レースイッチ61aを前述したように制御する。
【0049】通信I/F部20はT−NCU9aと制御
部21とを接続し、表示部22はたとえばLCD(液晶
ディスプレイ)からなり、制御部21を介してT−NC
U9aから与えられるガスメータ14における情報を表
示する。
【0050】オフフック検知部1aは、宅内電話機12
がリレースイッチ61aの切換制御によりT−NCU9
aから切離されている期間、すなわち表示装置13aと
T−NCU9aとが通信している期間において、宅内電
話機12がオフフックされるのを検知し、この検知信号
を制御部21に与える。制御部21は、このオフフック
検知信号を入力するとリレー駆動部6aを介してリレー
スイッチ61aを動作させ、宅内電話機12をT−NC
U9aに接続する。これにより、宅内電話機12はT−
NCU9aを介して電話回線11に接続される。
【0051】呼出検知部17は、T−NCU9aから送
出される表示装置13aを呼出すための呼出信号を検知
し、応じて制御部21に対して呼出検知信号を与える。
これにより、制御部21はT−NCU9aとガスメータ
14における情報を通信するためにリレー駆動部6aを
介してリレースイッチ61aを動作させ、宅内電話機1
2をT−NCU9aから切離す。
【0052】図7は、図6の呼出検知部17の回路構成
を、その周辺部との接続関係を含めて示す図である。
【0053】図8は、図6のオフフック検知部1aの回
路構成を、その周辺部との接続関係を含めて示す図であ
る。
【0054】図9は、図6の通信I/F部20の回路構
成を、その周辺部との接続関係を含めて示す図である。
【0055】図7において、呼出検知部17はダイオー
ドブリッジ回路、抵抗R27およびR28、ならびにフ
ォトカプラHC1を含む。T−NCU接続端子部18を
介してT−NCU9aから呼出信号が入力されると、こ
の入力に応じてダイオードブリッジ回路が導通し、フォ
トカプラHC1のダイオードがONする。これに応じ
て、フォトカプラHC1のトランジスタがONし、この
トランジスタのコレクタ側電位が“L”レベルに下が
る。したがって、呼出検知部17はT−NCU9aから
の呼出信号の受信に応じて、制御部21に対して“L”
レベルの呼出検知信号を与えることができる。
【0056】図8において、オフフック検知部1aは抵
抗R25およびR26、ならびらフォトカプラHC2を
含む。リレースイッチ61aが端子b5およびb6側に
切換えられて、宅内電話機12がT−NCU9aから切
離されているときに、宅内電話機12がオフフックされ
ると、端子b5の電位が急激に低下する。これに応じ
て、フォトカプラHC2が導通するので、制御部21に
対して“L”レベルのオフフック検知信号を与えること
ができる。
【0057】図9において、通信I/F部20は抵抗R
27〜R30、トランジスタT24およびT26を含
む。リレースイッチ61aが端子b3およびb4側に切
換えられて、表示装置13aとT−NCU9aがガスメ
ータ14における情報を通信する場合、前述したように
呼出検知部17が呼出検知信号を制御部21に与えるの
で、これに応じて制御部21は通信I/F部20のトラ
ンジスタT26をOFF状態に設定する。その後、リレ
ースイッチ61aの端子b3を介してガスメータ14に
おける情報がトランジスタT24のゲート側に信号とし
て印加される。このトランジスタT24に与えられる情
報を、トランジスタT24のコレクタ側において制御部
21は入力することができる。また、制御部21が端子
b3を介してT−NCU9aへデータ送信する場合は、
制御部21はトランジスタT26のゲート側を通信デー
タに応じてON/OFF制御して、その送信データがト
ランジスタT26のコレクタ側から端子b3を介してT
−NCU9aへ供給される。制御部21は、通信I/F
部20、リレースイッチ61a、呼出検知部17、およ
びT−NCU接続端子部18とを介して得られたT−N
CU9aからの情報を、表示部22に与えてここに表示
させる。使用者は、この表示を見ることによってガスメ
ータ14におけるメータ情報や、セキュリティ情報を知
ることができる。
【0058】表示装置13aの制御部21は、前述した
ようにT−NCU9aとの通信中における宅内電話機1
2の使用状況をオフフック検知部1aのオフフック検知
信号の有無によって監視することができる。すなわち、
表示装置13aとT−NCU9aとが通信を行なってい
る期間に宅内電話機12がオフフックされ通話要求が発
生すると、図8で説明したように、オフフック検知部1
aにおいてオフフック検知されて、その検知信号が制御
部21へ“L”レベルで供給される。制御部21は、オ
フフック検知部1aにより宅内電話機12がオフフック
されたことを知らされると、応じて図9に示された通信
インターフェイス部20のトランジスタT26をON
し、トランジスタT26のコレクタ側、リレースイッチ
61aの端子b3を介してT−NCU9aにオフフック
信号を送信する。このオフフック信号は、T−NCU9
aに宅内電話機12が接続されている場合の宅内電話機
12のオフフック信号と同レベルの信号となるように設
定されている。これによって、T−NCU9aは図5に
示された電話機接続端子部91aに接続されているデー
タ端末装置についてそれが何であるかを区別する必要も
なく、また意識する必要もない。
【0059】表示装置13aの制御部21は、T−NC
U9aとの通信中に与えられたオフフック信号をT−N
CU9aへ送信した後、リレー駆動部6aを介してリレ
ースイッチ61aを動作させて、端子a3、a4、a5
およびa6側にそれぞれ切換えて、宅内電話機12をリ
レースイッチ61aを介してT−NCU9aに接続す
る。T−NCU9aは前述したように制御部21が通信
I/F部20、リレースイッチ61aを介して与えたオ
フフック信号を入力しているので、これに応じて電話機
接続端子部91aを介して宅内電話機12を電話回線1
1に接続する。この動作により、表示装置13aがT−
NCU9aと通信中であっても、宅内電話機12におけ
る通話要求を直ちに処理することが可能となる。
【0060】なお、T−NCU9aと表示装置13aと
がガスメータ14における情報を通信しない期間は、リ
レースイッチ61aが端子a3、a4、a5およびa6
に安定して切換えられている状態にあるので、宅内電話
機12による通話要求を通常と同様に処理することがで
きる。
【0061】このように第2の実施例においては、ガス
メータ14における検針情報や、セキュリティ情報を表
示部22を介して使用者に知らせることができる。ま
た、T−NCU9aに与える表示装置13aからのオフ
フック信号は、宅内電話機12から送出されるオフフッ
ク信号と同等であるため、図5に示された装置構成にお
いて、表示装置13aの追加および撤去が極めて容易に
行なえる。
【0062】次に、第3の実施例について説明する。第
3の実施例においては、T−NCUが表示部を既設の宅
内電話回線に接続して、T−NCUはガスメータからの
検針情報あるいはセキュリティ情報をセンター側に送信
するのと並行して表示部に表示し、さらに、センター側
からの受信データも表示部に表示させて、T−NCUの
動作期間を短縮し、電源部の消費電力を削減するように
したものである。
【0063】図10は、この発明の第3の実施例による
T−NCU9bのブロック構成を、接続されるデータ端
末装置とともに示した図である。
【0064】図10においてT−NCU9bはオフフッ
ク検知部1、回線結合部2、モデム部3、マイコン部4
a、表示装置I/F部5a、リレー駆動部6、メータI
/F部7、端子部8、電源部10、リレースイッチ61
を含み、電話回線11を介して外部の交換機と接続さ
れ、宅内電話機12を宅内電話回線を介して接続すると
もとに、この宅内電話回線に表示装置13bを接続す
る。さらに、T−NCU9bは宅内配線を介してガスメ
ータ14を接続する。図10に示されたT−NCU9b
のブロック構成と図1に示されたT−NCU9のブロッ
ク構成とを比較し異なる点は図1のガスメータ監視表示
装置伝送I/F部5に代替して表示装置I/F部5aを
設け、さらに図1のマイコン部4に代替してマイコン部
4aを設けていることにある。そのため、T−NCU9
bの内部構成については、マイコン部4aおよび表示装
置I/F部5aの説明を行なうに留め、他の構成要件に
ついては図1に示された同一符号部分と同様であるの
で、それらの説明は省略する。
【0065】T−NCU9bに、ガスメータ14からセ
キュリティ情報あるいは検針情報が端子部8の端子M1
およびM2を介しメータI/F部7を経由してマイコン
部4aに送信されると、マイコン部4aは受信された内
容に基づいてセンター側と通信するために、端末発呼モ
ードに入る。端末発呼モードでは、ガスメータ14にお
ける情報がセンター側に報知されるのに並行して、表示
装置13bに表示される。
【0066】図11は、図10の表示装置I/F部5a
のブロック構成を、その周辺部との接続関係も含めて示
す図である。図11において、表示装置I/F部5aは
送信ゲートG1およびG2、受信ゲートG3を含む。マ
イコン部4aはデータ送信ポートP1、データ受信ポー
トP2、送信制御ポートP3およびP4、受信ポートP
5を含む。データ送信ポートP1はモデム部3のデータ
入力ポートに接続されるとともに送信ゲートG1の一方
の入力側に接続される。データ受信ポートP2はモデム
部3のデータ出力ポートに接続されるとともに送信ゲー
トG2の一方の入力側に接続される。送信制御ポートP
3は送信ゲートG1の他方の入力側に接続される。送信
制御ポートP4は送信ゲートG2の他方の入力側に接続
される。受信ポートP5は受信ゲートG3の出力側に接
続される。
【0067】また、送信ゲートG1およびG2の出力側
はリレースイッチ61の端子b1に接続され、受信ゲー
トG3の入力側は端子b1に接続される。送信ゲートG
1およびG2のそれぞれは、送信制御ポートP3および
P4から与えられる制御信号により活性化されると、応
じて送信ゲートG1はデータ送信ポートP1から出力さ
れるデータを端子b1側に送出し、送信ゲートG2はデ
ータ受信ポートP2において受信されるデータを端子b
1に送出する。受信ゲートG3は端子b1における宅内
電話回線からの信号を受信し、これを送出してマイコン
部4aの受信ポートP5に与える。
【0068】図11において、マイコン部4aは表示装
置13bへデータを送らない場合、送信制御ポートP3
およびP4を“L”レベルにして、表示装置I/F部5
aの送信ゲートG1およびG2の出力レベルを常に
“H”レベルにし、これを端子b1に与える。
【0069】T−NCU9bの端末発呼モードにおい
て、マイコン部4aはリレー駆動部6を介してリレース
イッチ61を動作させ、端子T1およびT2を表示装置
I/F部5aに接続する。これにより、マイコン部4a
から出力されるデータを表示装置I/F部5a、リレー
スイッチ61ならびに端子T1およびT2を介して表示
装置13bに送信できるような伝送経路が確立される。
【0070】T−NCU9bがガスメータ14からのセ
キュリティ情報または検針情報をセンター側へ通報する
場合は、マイコン部4aはリレー駆動部6を制御し、リ
レースイッチ61を端子b1およびb2側に切換えて、
宅内電話機12を電話回線11から切離す。その後、ガ
スメータ14からの情報をモデム部3、回線結合部2、
オフフック検知部1および端子部8を介して電話回線1
1に送出し、センター側に送信する。これに並行して、
センター側に送信するデータを表示装置13bに供給し
て表示させるために、マイコン部4aは送信制御ポート
P3を“H”レベルに設定する。これにより、マイコン
部4aのデータ送信ポートP1からモデム部3へ出力さ
れるセンターに報知すべきデータは、表示装置I/F部
5aの送信ゲートG1を介して、表示装置13bにも与
えられる。したがって、マイコン部4aのデータ送信ポ
ートP1から出力されるガスメータ14におけるセキュ
リティ情報および検針情報に関するデータは、モデム部
3を通してセンター側へ通報されると同時に、表示装置
I/F部5の送信ゲートG1を通して表示装置13bに
も与えられて、ここに表示される。したがって、利用者
はガスメータ14における検針情報あるいはセキュリテ
ィ情報をガスメータ14において検知または検針される
と、直ちにこれを表示データにして確認することができ
るので、セキュリティ情報に基づく緊急状態への速やか
な対応が可能となる。
【0071】前述したマイコン部4aの制御によりセン
ター側との通信において、センター側から送られてきた
データはT−NCU9bの端子L1およびL2、オフフ
ック検知部1、回線結合部2ならびにモデム部3を介し
てマイコン部4aのデータ受信ポートP2で受信され
る。マイコン部4がこの受信データの中に、表示装置1
3bにも与えるべきデータであるという旨の指示データ
を検知すると、応じて送信制御ポートP4を“H”レベ
ルに設定する。これによって、表示装置I/F部5aの
送信ゲートG2を介して、センター側からの受信データ
を表示装置13bにリアルタイムに与えてここに表示さ
せることができる。したがって、利用者はセキュリティ
情報受信に応じてセンター側から与えられた緊急状態に
対応する指示データを、表示装置13bで確認して的確
な対応をとることが可能となる。T−NCU9bは表示
装置13bとのデータ通信結果を、表示装置I/F部5
aの受信ゲートG3を通してその受信ポートP5の信号
レベルによって知ることができる。表示装置13bがマ
イコン部4aの制御の下にセンター側から送信されてき
たデータに対してNAK(否定応答信号)を返送した場
合、端子T1およびT2、端子b1、受信ゲートG3を
介して受信ポートP5の信号レベルは“H”となる。し
たがって、マイコン部4aはセンターとのデータ通信中
において、受信ポートP5のレベルが“H”に立上がっ
たとき、表示装置13bにおいて正常にデータ受信され
なかったことを判別するので、センターとの通信終了後
に再度、表示装置13bにセンター側からの送信データ
を与えるようにする。このために、マイコン部4aはセ
ンターからの送信データをその内部メモリにストアする
ように構成されている。
【0072】上述したように、T−NCU9bがセンタ
ー側および表示装置13bと同時に通信を行なっている
期間に、接続されている宅内電話機12がオフフックさ
れると、表示装置13bの電話機接続端子t1およびt
2のレベルが“L”に立下がるので、表示装置13bは
これを検知し、オフフック検知信号を端子T1およびT
2、端子b1、受信ゲートG3および受信ポートP5を
介してマイコン部4aに与える。マイコン部4aはこの
オフフック検知信号を受信ポートP5が“H”レベルに
立上がったことによって受信すると、応じてセンター側
および表示装置13bとの同時通信を中断して、リレー
駆動部6によってリレースイッチ61を動作させ、宅内
電話機12を電話回線11、すなわち端子部8の端子T
1およびT2をリレースイッチ61を介して端子L1お
よびL2へ接続する。これにより、宅内電話機12によ
る通話回線が確立されて、通話が可能となる。
【0073】このように、表示装置13bから出力され
る宅内電話機12のオフフックを検知するオフフック検
知信号は、T−NCU9bの端子T1およびT2に宅内
電話機12が直接接続され、これがオフフックされた場
合のオフフック信号と同等レベルの信号(“L”レベル
の信号)を表示装置I/F部5aに与える。したがっ
て、T−NCU9bは接続されるデータ端末装置が何で
あるか、すなわち宅内電話機が直接接続されているの
か、表示装置13bが直接に接続されているのかを意識
する必要はない。
【0074】このように、第3の実施例においては、T
−NCU9bがガスメータ14における検針情報あるい
はセキュリティ情報を入力すると、直ちに端末発呼モー
ドに移行してセンター側に通報するとともに、表示装置
13bとも通信してこの情報とともにセンターとの通信
情報も逐次表示させるようにしているので、T−NCU
9bの動作時間を短縮して、電源部10のリチウム電池
の消耗を低減することが可能となる。
【0075】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、データ
端末装置におけるデータに基づくセンター側との通信内
容に基づくデータを出力部に送信し、これを外部に報知
することができる。また、これらの処理は並行して行な
われるので、端末用網制御装置自体の動作時間が短縮さ
れて消費電力量の削減を図れる。
【0076】出力部は、通信端末装置を接続するための
第2の通信回線を介して端末用網制御装置に接続され、
通信要求処理手段によって、この第2の通信回線は出力
部との通信のための伝送路と、通信端末装置の通信要求
に従う通信のための伝送路とに共用されるので、出力部
を端末用網制御装置に接続するための新たな配線追加の
工事は不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例によるT−NCUのブ
ロック構成を、接続されるデータ端末装置とともに示し
た図である。
【図2】(a)〜(c)は、この発明の一実施例による
T−NCUとガスメータ監視表示装置との間で送受信さ
れる電文の形態と、その通信手順を説明するための図で
ある。
【図3】図1のガスメータ監視表示装置伝送I/F部の
回路を、接続される周辺部とともに示した図である。
【図4】図1のT−NCUの動作を示すフローチャート
である。
【図5】この発明の第2の実施例に適用される自動検針
システムの宅内側の装置構成を示す図である。
【図6】図5に示された表示装置のブロック構成図であ
る。
【図7】図6の呼出検知部の回路構成を、その周辺部と
の接続関係を含めて示す図である。
【図8】図6のオフフック検知部の回路構成を、その周
辺部との接続関係を含めて示す図である。
【図9】図6の通信I/F部の回路構成を、その周辺部
との接続関係を含めて示す図である。
【図10】この発明の第3の実施例によるT−NCUの
ブロック構成を、接続されるデータ端末装置とともに示
した図である。
【図11】図10の表示装置I/F部のブロック構成
を、その周辺部との接続関係も含めて示す図である。
【図12】従来および本発明の実施例に適用される自動
検針システムの概略構成図である。
【図13】従来の自動検針システムのT−NCUにおけ
る動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4および4a マイコン部 5 ガスメータ監視表示装置伝送I/F部 5a 表示装置I/F部 6および6a リレー駆動部 9,9aおよび9b 端末用網制御装置(T−NCU) 11 電話回線 12 宅内電話機 13 ガスメータ監視表示装置 13aおよび13b 表示装置 14 ガスメータ 16 センター側 22 表示部 61 および61a リレースイッチ なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ端末装置を接続するとともに、第
    1の通信回線を介してセンター側に接続され、かつ前記
    データ端末装置におけるデータに基づいて前記センター
    側とデータ通信する端末用網制御装置であって、 前記端末用網制御装置に第2の通信回線を介して接続さ
    れる通信端末装置と、 前記第2の通信回線を介して前記端末用網制御装置に接
    続され、前記第2の通信回線を経由した通信により受信
    したデータを出力する出力部と、 前記センター側との通信時、この通信内容に基づいて前
    記第2の通信回線を経由し前記出力部と通信する通信手
    段と、 前記センター側とのデータ通信時、または前記通信手段
    による通信時、前記通信端末装置を用いた通信の要求を
    検知する通信要求検知手段と、 前記通信要求検知手段の検知出力に応答して、前記セン
    ター側との通信、または前記通信手段による通信に優先
    して、前記通信端末装置を用いた通信要求を処理する通
    信要求処理手段とを備えた、端末用網制御装置。
  2. 【請求項2】 前記出力部は、 前記センター側との通信時、または前記通信手段による
    通信時、前記通信端末装置を用いた通信の要求を検知す
    る通信要求検知手段と、 前記通信要求検知手段の検知出力に応答して、前記セン
    ター側との通信または前記通信手段による通信に優先し
    て前記通信端末装置を用いた通信要求を処理する通信要
    求処理手段とをさらに備えた、請求項1に記載の端末用
    網制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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