JPH0690189A - 無線通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トランシーバ等の半二重により無線通信をな
す無線通信装置において、トークスイッチの操作のみで
呼び出し、通話を行う。 【構成】 本発明は、トークスイッチの操作が通信終了
後の所定時間内であれば、継続通話とみなし呼び出し信
号の送信を禁止し、所定時間経過後であれば、呼び出し
信号を所定時間送信するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、トランシーバ等の半二
重により無線通信をなす無線通信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、電波法の改正に伴い、例えば特開
昭６１−９９４６号公報に開示されている半二重通信の
トランシーバ等の免許を不要とする無線通信装置が急速
に普及してきている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、トランシー
バにおいては通話を開始する場合、通話相手に対し呼び
出し信号を送信する方法が一般的となってきている。こ
の呼び出し信号の送信手段として所謂トークスイッチと
は別にコールスイッチを設け、そしてトークスイッチと
コールスイッチの同時操作によりこの呼び出し信号を送
信するようにしていた。

【０００４】従って、呼び出し操作が面倒であった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の無線通信装置
は、送信手段と受信手段とを有し、半二重により無線通
信を行うものにおいて、通信終了後所定時間経過後にト
ークスイッチの操作により送信を行う場合、所定時間呼
び出し信号を送信し、且つ通信終了後所定時間以内にト
ークスイッチの操作により送信を行う場合、呼び出し信
号の送信を禁止する手段を設けたものである。

【０００６】

【作用】本発明は、上記のように構成したものであるか
ら、トークスイッチの操作が通信終了後の所定時間内で
あれば、継続通話とみなし呼び出し信号の送信を禁止
し、所定時間経過後であれば、呼び出し信号を所定時間
送信することになる。

【０００７】

【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図１は、トランシーバのブロック図を示し、（１）はマ
イクロコンピュータで構成される制御回路で、内蔵のプ
ログラムメモリの制御プログラムに従い全体を制御をす
る。（２）は他のトランシーバよりの送信信号を受信す
る受信回路で、受信した通話信号は音声回路（３）に供
給されスピーカ（４）を介して再生される。（５）は他
のトランシーバへ送信する送信回路で、マイクロフォン
（６）よりの音声信号及び後述する呼び出し信号回路
（１１）からの呼び出し信号を音声回路（３）を介して
入力し送信する。尚、送信回路（５）は送信を行うとき
のみ動作状態となるように制御回路（１）により制御さ
れている。（７）は制御回路（１）からのチャンネル番
号データに対応した局部発振信号を受信回路（２）に、
そして同じく送信搬送波信号を送信回路（５）に与える
ＰＬＬシンセサイザ回路である。（８）はロータリース
イッチからなる送受信チャンネル設定スイッチで、１〜
９チャンネルを設定できる。制御回路（１）はこのスイ
ッチ（８）の設定に基づき前記チャンネル番号データを
出力することになる。（９）は自動復帰型のトークスイ
ッチで、ＯＦＦのとき制御回路（１）は送信回路（６）
を不動作にして受信回路（２）が所定のチャンネルに同
調するようにＰＬＬシンセサイザ回路（８）を制御し、
そしてＯＮのとき制御回路（１）は受信回路（２）を不
動作にして送信回路（６）が所定のチャンネルで送信す
るようにＰＬＬシンセサイザ回路（８）を制御すること
になる。（１０）は自動復帰型のコールスイッチで、ト
ークスイッチ（９）がＯＮの状態で、ＯＮにされると制
御回路（１）は呼び出し信号回路（１１）を駆動する。
尚、この呼び出し信号回路（１１）からの呼び出し信号
は音声回路（３）を介してスピーカに供給され、呼び出
し中であることを操作者に報知する。

【０００８】図２は、前記制御回路（１）に書き込まれ
た要部のプログラムのフローチャートを示し、以下これ
に基づいて上記構成における動作を説明する。まず、本
発明のトランシーバを有する二人のユーザーにて通話す
る場合、例えば双方のトラーシーバの送受信チャンネル
設定スイッチ（８）を５チャンネルに設定しておく（こ
のチャンネルはユーザー間で予め定められているものと
する）。かかる状態で電源が入れられトークスイッチ
（９）が操作されると、制御回路（１）は５秒間呼び出
し信号回路（１１）を駆動し相手を呼び出す（ステップ
Ｓ−１、２）。この後、相手が応答すれば従来と同様な
通話操作により通話することができる。但し、本発明で
は、トークスイッチ（９）の操作が解除されると、制御
回路（１）がタイマー動作を開始して再度のトークスイ
ッチ（９）の操作がその解除から３分以内か否かを判断
し、３分以内であれば通話継続中と判断して呼び出し信
号回路（１１）は駆動せず、そして３分を越えると上述
と同様に５秒間呼び出し信号回路（１１）を駆動する
（ステップＳ−３〜５、１１、１、２）。つまり、通常
の操作状態ではトークスイッチ（９）のみで呼び出し、
通話がおこなえる。

【０００９】尚、３分以内に今までとは異なる相手と通
話したい場合、トークスイッチ（９）を操作しても呼び
出しはできないが、この場合はコールスイッチ（１０）
の操作により呼び出しを行うことができる（ステップＳ
−６〜１０）。

【００１０】

【発明の効果】本発明は、上記のように構成したもので
あるから、トークスイッチの操作が通信終了後の所定時
間内であれば、継続通話とみなし呼び出し信号の送信を
禁止し、所定時間経過後であれば、呼び出し信号を所定
時間送信することになり、通常の使用状態ではトークス
イッチの操作のみで呼び出し、通話を行うことができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の無線通信装置のブロック図である。

【図２】同じく制御回路に書き込まれた要部のプログラ
ムのフローチャートである。

【符号の説明】

１ 制御回路 ８ 送受信チャンネル設定スイッチ ９ トークスイッチ １０ コールスイッチ １１ 呼び出し信号回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 送信手段と受信手段とを有し、半二重
   により無線通信を行うものにおいて、通信終了後所定時
   間経過後にトークスイッチの操作により送信を行う場
   合、所定時間呼び出し信号を送信し、且つ通信終了後所
   定時間以内にトークスイッチの操作により送信を行う場
   合、呼び出し信号の送信を禁止する手段を設けたことを
   特徴とする無線通信装置。