JPH0689820B2 - Vベルト無段変速機 - Google Patents

Vベルト無段変速機

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JPH0689820B2
JPH0689820B2 JP59109272A JP10927284A JPH0689820B2 JP H0689820 B2 JPH0689820 B2 JP H0689820B2 JP 59109272 A JP59109272 A JP 59109272A JP 10927284 A JP10927284 A JP 10927284A JP H0689820 B2 JPH0689820 B2 JP H0689820B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/52Pulleys or friction discs of adjustable construction
    • F16H55/56Pulleys or friction discs of adjustable construction of which the bearing parts are relatively axially adjustable

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動二輪車等に用いられるVベルト無段変
速機に関し、詳しくはカムプレートに設けられた可動プ
ーリ半体を摺動可能に支持するスライダの偏摩耗を防止
するVベルト無段変速機に関するものである。
[従来の技術] 周知のように、自動二輪車等に用いられるVベルト無段
変速機においては、クランク軸等の回転軸上に、固定プ
ーリ半体を一体回転するように設け、可動プーリ半体を
固定プーリ半体に対して進退可能になっている。そし
て、実開昭58−122060号公報に開示されるように、可動
プーリ半体に対向して回転軸に固定したカムプレートを
設け、可動プーリ半体の外周部に設けたガイド部を、カ
ムプレートの外周部に設けた切欠部にスライダを介して
軸方向に摺動可能に係合し、カムプレートと可動プーリ
半体の間にウエイトローラを設け、このウエイトローラ
を回転軸の回転による遠心力で作動させて可動プーリ半
体を軸方向へ移動させるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、可動プーリ半体のガイド部の両側には、スラ
イダが摺接するスライド面が形成され、このスライド面
は径方向内側に向かって狭くなるように傾斜させ、スラ
イダにもガイド部のスライド面に応じたスライド面を形
成し、このスライダの径方向の移動によって可動プーリ
半体のガイド部と、カムプレートの切欠部とのクリアラ
ンスをなくすようになっているが、可動プーリ半体は例
えばアルミニウム合金で金型鋳造により成形されるか
ら、外方へ突出するガイド部のスライド面は、金型の抜
き勾配を有している。
このため、ガイド部のスライド面とスライダのスライド
面とが面接触せず、スライダのスライド面はガイド部の
スライド面と線接触しているため、可動プーリ半体を軸
方向に移動すると、合成樹脂で成形されているスライダ
が偏摩耗し、ガイド部とスライダの隙間が大きくなる。
従って、アイドリング時に可動プーリ半体がガタつくこ
とがあり、スライダを取り換える必要がある。
また、回転軸の回転力はカムプレートからスライダを介
して可動プーリ半体のガイド部に伝達され、しかもガイ
ド部がスライダによって案内され、これにより可動プー
リ半体が回転軸方向に摺動し、低速回転状態から高速回
転状態に移行する時には可動プーリ半体に移動によって
スライダに倒そうとする力が作用してスライダがガタつ
くことがある。
この発明は、かかる実情を背景にしてなされたもので、
回転力を伝達するスライダの偏摩耗を軽減するととも
に、スライダの倒れを防止し、さらにスライダの誤組付
の防止するVベルト無段変速機を提供することを目的と
している。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明は、回転軸に固定
プーリ半体を固着するとともに、可動プーリ半体を軸方
向に摺動自在に設け、前記固定プーリ半体および前記可
動プーリ半体の相対面する円錐面間に無端Vベルトを挾
持させ、さらに前記可動プーリ半体に対向して前記回転
軸に固定したカムプレートを設け、このカムプレートの
外周部に切欠部を形成し、スライダの周囲に形成された
溝を前記切欠部に径方向に移動可能に係合し、前記可動
プーリ半体の外周部に設けたガイド部を、前記カムプレ
ートに対し前記スライダを介して軸方向に摺動可能に係
合し、前記カムプレートと前記可動プーリ半体の間に前
記回転軸の回転による遠心力で前記可動プーリ半体を軸
方向へ移動させるウエイトローラを設け、前記ガイド部
は、その両側に前記スライダが摺接するスライド面を有
しており、このスライド面は径方向内側に向かって狭く
なるように傾斜すると共に、前記可動プーリ半体から軸
方向に離れる方向に向かって狭くなるように傾斜したV
ベルト無段変速機において、前記スライダは、前記ガイ
ド部のスライド面に対応して傾斜するスライド面を有
し、さらに前記スライダの前記溝を挟んで前記可動プー
リ半体側に位置し溝内面を形成する第1の壁を、前記溝
を挟んで前記可動プーリ半体と反対側に位置し溝内面を
形成する第2の壁より径方向内方へ長く形成したことを
特徴としている。
[作用] この発明では、可動プーリ半体のガイド部の両側にはス
ライダが摺接するスライド面が形成され、このスライド
面は径方向内側に向かって狭くなるように傾斜すると共
に、可動プーリ半体から軸方向に離れる方向に向かって
狭くなるように傾斜している。一方、スライダには、ガ
イド部のスライド面に対応した傾斜を有するスライド面
が形成されているから、スライダのスライド面と可動プ
ーリ半体のガイド部のスライド面が面接触し、スライダ
のスライド面が偏摩耗することを防ぐことができる。
また、回転軸の回転力はカムプレートからスライダを介
して可動プーリ半体のガイドに伝達され、しかもガイド
部がスライダによって案内され、これにより可動プーリ
半体が回転軸方向に摺動し、低速回転状態から高速回転
状態に移行する時には可動プーリ半体の移動によってス
ライダに倒そうとする力が作用するが、スライダの溝を
挟んで可動フーリ半体側の形状を、溝を挟んで反対側の
形状より径方向内方へ長く形成しているから、スライダ
の倒れを防止するこができる。
さらに、スライダの溝を挟んで可動プーリ半体側の形状
を、溝を挟んで反対側の形状より径方向内方へ長く形成
しているから、スライダの形状が異なることで誤組付を
防止することができる。
[実施例] 以下、この発明のVベルト無段変速機の一実施例を添付
図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は自動二輪車に用いられるVベルト無段変速機の
断面図、第2図はVベルト無段変速機の駆動側の低速回
転状態を示す断面図、第3図は可動プーリ半体とカムプ
レートの取付け状態を示す正面図、第4図は第3図のIV
−IV断面図、第5図はVベルト無段変速機の駆動側の高
速回転状態を示す断面図である。
第1図において、符号1はエンジンで、このエンジン1
はパワーユニットケース2と連結されている。パワーユ
ニットケース2には、ピストン3により駆動されるクラ
ンク軸4と、後輪5懸架する車軸6が可動可能に軸支さ
れている。前記クランク軸4のギヤ7とエンジン1に設
けられたカムシャフト8とがカムチェーン9を介して連
結されている。
そして、クランク軸4の一方の端部には発電機10が設け
られ、また他端部にはワンウェイクラッチ11が設けられ
ている。このワンウェイクラッチ11はクランク軸4とス
プライン係合して一体に回転するクラッチ部11aと、ベ
アリング12を介して回動可能に設けられたクラッチ部11
bとから構成されている。クラッチ部11bにはギヤ13が固
定され、図示しないスタータモータがギヤを介して連結
される。
エンジン1の駆動力はクランク軸4から無段変速機Aを
介して前記車軸6へ伝達される。
無段変速機Aは側部ケース14で一体に覆われ、クランク
軸4の端部に設けられた駆動側Vプーリ15と後輪5側に
設けられた被動側Vプーリ16とから構成されている。駆
動側Vプーリ15はそれぞれ対向する側に円錐面を有する
盤状の固定プーリ半体17と、可動プーリ半体18とから構
成され、こ両者間に形成されるV字溝19にはVベルト20
が挿入されている。
この両プーリ半体17,18は例えばアルミニウム合金で金
型鋳造により製造されている。固定プーリ半体17は盤状
で、円錐面と反対側面に冷却用のフィン17aが複数個一
体形成され、ナット21によりクランク軸4に固着れてい
る。
可動プーリ半体18は短円筒状をしており、筒状側面外周
には冷却用のフィン18aが複数個、円錐面と反対側の外
周部の開口部には内方に突出するガイド部18bが3個等
間隔に一体形成され、クランク軸4に嵌合された筒状の
支持軸22にオイルシール23と、すべり部材24を介して軸
方向に摺動自在に設けられている。
そして、ガイド部18bの両側にはスライダ27が摺接する
スライド面18cが形成され、このスライド面18cは第3図
に示すように回転中心に向かって傾斜βを形成して、径
方向内側に向かって狭くなるように傾斜していると共
に、軸方向に製造時に金型を抜く際の金型の抜き勾配α
を有し、可動プーリ半体18から軸方向に離れる方向に向
かって狭くなるように傾斜している。
可動プーリ半体18の開口側にはカムプレート25が設けら
れ、このカムプレート25はクランク軸4にスプライン係
合されて一体回転可能になっている。カムプレート25の
外周部には可動プーリ半体18のガイド部18bと対向する
位置に切欠部26が形成されている。さらに、この切欠部
26には一端を開口したU字状のスライダ27がその溝27a
を嵌合し、カムプレート25の回転による遠心力で径方向
に摺動可能に設けられている。
このスライダ27はそ開口部側を可動プーリ半体18のガイ
ド部18bに摺動可能に嵌合され、カムプレート25の回転
力を可動プーリ半体18に伝達してクランク軸4と一体に
回転するとともに、可動プーリ半体18をクランク軸4方
向に摺動可能に支持している。
スライダ27は、ガイド部18bのスライド面18cに対応して
傾斜したスライド面27bを有し、スライダ27の溝27aを挟
んで可動プーリ半体18側に位置し溝内面を形成する第1
の壁27cを、溝27aを挟んで可動プーリ半体18と反対側に
位置し溝内面を形成する第2の壁27dより径方向内方へ
長く形成し、可動プーリ半体側の形状を、溝27aを挟ん
で反対側の形状より径方向内方へ大きく形成している。
このように、可動プーリ半体18のガイド部18bの両側に
はスライダ27が摺接するスライド面18cが形成され、こ
のスライド面18cは径方向内側に向かって狭くなるよう
に傾斜すると共に、可動プーリ半体18から軸方向に離れ
る方向に向かって狭くなるように傾斜している。一方、
スライダ27には、ガイド部18bのスライド面18cに対応し
た傾斜を有するスライド面27bが形成されているから、
スライダ27のスライド面27bと可動プーリ半体18のガイ
ド部18bのスライド面18cが面接触し、スライダ27のスラ
イド面18cが偏摩耗することを防ぐことができる。
また、クランク軸4の回転力はカムプレート25からスラ
イダ27を介して可動プーリ半体18のガイド部18Bに伝達
され、しかもガイド部18Bがスライダ27によって案内さ
れ、これにより可動プーリ半体18が回転軸方向に摺動
し、低速回転状態から高速回転状態に移行する時には可
動プーリ半体18が移動することにより、スライダ27に倒
そうとする力が作用するが、スライダ27の溝27aを挟ん
で可動プーリ半体側の形状を、溝27aを挟んで反対側の
形状より径方向に長く形成しているから、第1の壁27c
によりスライダ27の倒れを防止することができる。
さらに、スライダ27の溝27aを挟んで可動プーリ半体側
の第1の壁27cを、満27aを挟んで反対側の第2の壁27d
より径方向内方へ長く形成しているから、スライダ27の
形状が異なることで誤組付を防止することができる。し
かも、スライダ27の溝27aを挟んで可動プーリ半体側
は、可動プーリ半体18に沿って径方向内側に延ばすこと
ができる等、溝27aを挟んで反対側より形状を大きくす
ることができる。
カムプレート25は径方向外方を可動プーリ半体18側に屈
曲して傾斜支持面25aが形成されており、一方可動プー
リ半体18のガイド部18b間に径方向外方に向ってカムプ
レート25側に傾斜する傾斜支持面18dが形成されてい
る。それらの傾斜支持面25a,18dは径方向外方に向って
漸次狭まる3室のウエイトローラ収容室28を画成し、そ
れらのウエイトローラ収容室28にはウエイトローラ29が
それぞれ2個づつ、合計6個収容されている。
ウエイトローラ29はクランク軸4の回転による遠心力
で、径方向へ傾斜支持面25a,18d間を転動して移動し、
この移動で可動プーリ半体18がクランク軸4方向へ摺動
する。
ウエイトローラ収容室28にはウエイトローラ29の転動を
円滑にする潤滑油が貯溜され、この潤滑油は可動プーリ
半体18とカムプレート25の近接部を覆うように設けられ
たゴムで成形されたダイヤフラム30によってウエイトロ
ーラ収容室28から漏れないようになっている。
このダイヤフラム30はその内周部に円状の止め板31が嵌
合して固定され、外周部には環状の止め板32が嵌合され
ている。
そして円状の止め板31はカムプレート25のワンウェイク
ラッチ11間に固定され、環状の止め板32は規制プレート
33ともに、ビス34によりガイド部18bの近傍の可動プー
リ半体18の外周部に固定されている。これによりダイヤ
フラム30の舵腹部は、可動プーリ半体18の移動で伸張す
る。
規制プレート33はダイヤフラム30の舵腹部を覆い、可動
プーリ半体18がカムプレート25に近づいた位置で舵腹部
で反転してワンウェイクラッチ11側へ張出すようになる
と、規制プレート33が当接してその張出しが阻止され
る。
カムプレート25の内周部には3個所に空気孔35が複数個
設けられ、また止め板31にカムプレート25の空気孔35と
対応する位置から半径方向外方に向ってスリット36が設
けられており、ウエイトローラ収容室28内と流通可能に
なっている。
被動側Vプーリ16は同時に固定プーリ半体37と、可動プ
ーリ半体38とから構成されており、駆動側Vプーリ16か
らの回転力をクラッチ機構39を介して被動軸40に伝達す
るようになっている。この被動軸40は連結軸41を介し
て、後輪5の車軸6と連結されている。
次に、この実施例の作動を説明する。
第2図においてクランク軸4が回転すると、クランク軸
4に固定された固定プーリ半体17が回転する。また、ク
ランク軸4にスプライン係合したカムプレート25の回転
力がスライダ27を介してガイド部18bに伝達され、可動
プーリ半体18と一体回転する。
低速回転状態のときにはウエイトローラ29がウエイトロ
ーラ収容室28内の半径方向内方に位置し、可動プーリ半
体18は固定プーリ半体17から離れた位置にある。この場
合、カムプレート25に嵌合されたスライダ27は第4図に
示すように、カムプレート25の切欠部26内の径方向内側
において、可動プーリ半体18のガイド部18bの基部に面
接触している。このとき、固定プーリ半体17と可動プー
リ半体18によって形成されるV字溝19は幅広く、Vベル
ト20の接触位置は径方向内方にありベルト溝掛径が小さ
くなっている。従って、被動側の固定プーリ半体37と可
動プーリ半体38のVベルト20との接触位置は、径方向外
方に移動しベルト巻掛径が大きく、車軸6に伝わる回転
速度は低くなっている。
そして、クランク軸4の回転速度が上昇すると第5図に
示すように、遠心力が増加してウエイトローラ29は可動
プーリ半体18及びカムプレート25の傾斜支持面25a,18d
を転動して径方向外方に移動する。これにより、可動プ
ーリ半体18はそのガイド部18bが、カムプレート25に嵌
合したスライダ27のスライド面27bに案内されて固定プ
ーリ半体17へ近づく方向に進行する。
この可動プーリ半体18のガイド部18bは、スライド面18c
がスライダ27のスライド面27bに摺動して軸方向に移動
すると共に、図4の二転鎖線で示すようにスライダ27が
遠心力によって径方向外方へ隙間をなくすように移動す
る。このとき、スライダ27のスライド面27bと可動プー
リ半体18のガイド部18bのスライド面18cは面接触してお
り、可動プーリ半体18が軸方向に移動しても、スライダ
27のスライド面27bが偏摩耗することを防ぐことができ
る。
このように、可動プーリ半体18はそのガイド部18bが、
カムプレート25に嵌合したスライダ27に案内されて固定
プーリ半体17へ近づく方向に進行するため、V字溝19が
狭くなり、それに対するVベルト20の接触位置は半径方
向外方に移動しベルト巻掛径が大きくなり、車軸6に伝
わる回転速度は高速になる。
一方、被動側の可動プーリ半体38は固定プーリ半体37か
ら離れる方向に移動すると、Vベルト20の接触位置は半
径方向内方に移動しベルト巻掛径が小さくなり、車軸6
に伝わる回転速度は低速になる。このとき、スライダ27
は第4図に二点鎖線で示すようにガイド部18bの先端部
に位置し、スライダ27はクランク軸4の回転速度に応じ
て相対的にガイド部18bの基部から先端部間を摺動す
る。
[発明の効果] この発明は前記のように、可動プーリ半体のガイド部の
両側にはスライダが摺接すスライド面が形成され、この
スライド面は径方向内側に向かって狭くなるように傾斜
すると共に、可動プーリ半体から軸方向に離れる方向に
向かって狭くなるように傾斜し、一方、スライダには、
ガイド部のスライド面に対応した傾斜を有するスライド
面が形成されているから、スライダのスライド面と可動
プーリ半体のガイド部のスライド面が面接触し、スライ
ダのスライド面が偏摩耗することを防ぐことができる。
また、回転軸の回転力はカムプレートからスライダを介
して可動プーリ半体のガイド部に伝達され、しかもガイ
ド部がスライダによって案内され、これにより可動プー
リ半体が回転軸方向に摺動し、低速回転状態から高速回
転状態に移行する時には可動プーリ半体の移動によりス
ライダに倒そうとする力が作用するが、スライダの溝を
挟んで可動プーリ半体側の形状を、溝を挟んで反対側の
形状より径方向内方へ大きく形成しているから、スライ
ダの倒れを防止することができる。
さらに、スライダの溝を挟んで可動プーリ半体側の形状
を、溝を挟んで反対側の形状より径方向内方へ長く形成
しているから、スライダの形状が異なることで誤組付を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動二輪車を用いられるVベルト無段変速機の
断面図、第2図はVベルト無段変速機の駆動側の低速回
転状態を示す断面図、第3図は可動プーリ半体とカムプ
レートとの取付け状態を示す正面図、第4図は第3図の
IV−IV断面図、第5図はVベルト無段変速機の駆動側の
高速回転状態を示す断面図である。 4……クランク軸、17……固定プーリ半体 18……可動プーリ半体、18b……ガイド部 18c……スライド面、25……カムプレート 27……スライダ、27b……スライド面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に固定プーリ半体を固着するととも
    に、可動プーリ半体を軸方向に摺動自在に設け、前記固
    定プーリ半体および前記可動プーリ半体の相対面する円
    錐面間に無端Vベルトを挟持させ、さらに前記可動プー
    リ半体に対向して前記回転軸に固定したカムプレートを
    設け、このカムプレートの外周部に切欠部を形成し、ス
    ライダの周囲に形成された溝を前記切欠部に径方向に移
    動可能に係合し、前記可動プーリ半体の外周部に設けた
    ガイド部を、前記カムプレートに対し前記スライダを介
    して軸方向に摺動可能に係合し、前記カムプレートと前
    記可動プーリ半体の間に前記回転軸の回転による遠心力
    で前記可動プーリ半体を軸方向へ移動させるウエイトロ
    ーラを設け、前記ガイド部は、その両側に前記スライダ
    が摺接するスライド面を有しており、このスライド面は
    径方向内側に向かって狭くなるように傾斜すると共に、
    前記可動プーリ半体から軸方向に離れる方向に向かって
    狭くなるように傾斜したVベルト無段変速機において、
    前記スライダは、前記ガイド部のスライド面に対応して
    傾斜するスライド面を有し、さらに前記スライダの前記
    溝を挟んで前記可動プーリ半体側に位置し溝内面を形成
    する第1の壁を、前記溝を挟んで前記可動プーリ半体と
    反対側に位置し溝内面を形成する第2の壁より径方向内
    方へ長く形成したことを特徴とするVベルト無段変速
    機。
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