JPH068838Y2 - 電気調理器の内鍋 - Google Patents

電気調理器の内鍋

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Publication number
JPH068838Y2
JPH068838Y2 JP14415089U JP14415089U JPH068838Y2 JP H068838 Y2 JPH068838 Y2 JP H068838Y2 JP 14415089 U JP14415089 U JP 14415089U JP 14415089 U JP14415089 U JP 14415089U JP H068838 Y2 JPH068838 Y2 JP H068838Y2
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JP
Japan
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inner pot
heating plate
electric cooker
curved surface
juice
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JP14415089U
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JPH0384024U (ja
Inventor
康夫 高橋
章 荒井
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フジマル工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、食品の煮炊きや焼き料理などに使用される電
気調理器の内鍋の形状に関する。
〔従来の技術〕
第2図は、従来から食品の煮炊きや焼き料理などに使用
されている電気調理器の縦断面図を示し、調理器本体1
の中央部の上面には、シーズヒータなどの発熱体2を内
設した加熱プレート3が設けられ、外部の電源と発熱体
2の端子とをコードで接続した後に調理器本体1のスイ
ッチを操作して発熱体2に通電し、加熱プレート3の上
面に載置された内鍋4を加熱し、内鍋4の中の食品を料
理する。
加熱プレート3の下方には、加熱プレート3の輻射熱を
遮断して調理器本体1を輻射熱より保護する遮熱板5が
設けられる。
符号6は内鍋4の蓋である。
内鍋4の底壁4aを平面形状にしておくと、内鍋4を長
時間使用しているうちに、加熱、冷却の繰り返しによ
り、加熱度の高い底壁4aに永久歪みを生じ、次第に外
側に突出する湾曲面に変形する。
底壁4aの外底面が凸状に変形すると、底壁4aの中央
部が加熱プレート3の上面に点接触するので、加熱プレ
ート3との接触面積が極めて少なくなって熱効率が低下
する欠点と、加熱プレート3に載置された内鍋4が不安
定になる欠点と、加熱プレート3のみ高温になり、発熱
体2の寿命を短縮する原因になる問題があった。
かかる弊害が生じないようにするため、底壁4aの形状
を、外底面が凹状に湾曲した半径Rの湾曲面に形成され
る。
これに伴って、加熱プレート3の上面の形状は凸状に湾
曲したほぼ同一半径の湾曲面に形成される。
このようにしておくと、底壁4aの湾曲度が多少増加し
ても、底壁4aの全周縁部が加熱プレート3の上面に接
触し、底壁4aの中央部は全周縁部の接触面に被覆され
て熱が逃げないので熱効率はほとんど低下しないように
なり、加熱プレート3に載置された内鍋4の安定が良く
なり、加熱プレート3が高温になり過ぎて寿命を縮める
虞もなくなる。
かかる理由から底壁4aの外底面は凹状の湾曲面に形成
されているが、次のような欠点があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
内鍋4は、一般に板材から絞り加工されるために、底壁
4aの内底面が、外底面の湾曲面に平行な凸状の湾曲面
になる。
従って、電気調理器ですき焼き等の焼き料理をする場合
に、内鍋4内に入れた油や調味たれの汁7が内鍋4の側
壁4b周辺に溜まるので、内鍋4内の食品を掻き回して
も食品に汁7が行き渡らない問題がある。
又、内鍋4内の汁を掬い出す場合に、残り少なくなった
汁7が側壁4b周辺に溜まるので、掬い出し難い問題が
ある。
本考案は、かかる従来の課題を解決することを目的とし
たものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、調理器本体の加
熱プレートの上面に載置される内鍋の外底面の形状が凹
状の湾曲面に形成され、上記加熱プレートの上面が凸状
の湾曲面に形成され、上記加熱プレートに内設された発
熱体に通電して上記加熱プレートに接触する内鍋を加熱
する電気調理器において、上記内鍋の内底面の形状を凹
状の湾曲面に形成したことを特徴とする。
〔作用〕
上記のように構成された電気調理器の内鍋に食品を入れ
て焼き料理をすると、量の少ない汁が内鍋の中央に集ま
るので、内鍋内の食品を掻き混ぜると食品に汁が行き渡
る。
又、内鍋内の汁を掬い出す場合にも汁が掬い出し易くな
る。
〔実施例〕
本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。
第1図の縦断面図に示すように、内鍋8の底壁8aは、
外底面が凹状に湾曲した半径Rの湾曲面の形成されるこ
とは従来例と同様であるが、内底面が凹状に湾曲した半
径rの湾曲面に形成される。
従って、底壁8aの肉厚は側壁8bに近づく程厚く、中
央に向かうに従って薄肉となる。
底壁8aの中央を薄くするには、内鍋8の材質を鋳物に
することにより、或いは内鍋材の中央をプレスなどで薄
くすることにより容易に行うことが出来る。
その他の事項に関しては従来例と同様である。
以上のように構成された電気調理器の作用は次のように
なる。
電気調理器の内鍋8は、底壁8aの全周縁部が加熱プレ
ート3の上面に接触し、底壁8aの中央部は全周縁部の
接触面に被覆されて熱が逃げないので熱効率はほとんど
低下しないようになり、加熱プレート3に載置された内
鍋8の安定が良くなり、加熱プレート3が高温になり過
ぎて寿命を縮める虞もなくなる利点があることは、従来
例と同様であるが、更に、次のような利点を有する。
すなわち、内鍋8に食品を入れて焼き料理をするとき
に、量の少ない汁7が内鍋8の中央に集まるので、内鍋
8内の食品を掻き混ぜると食品に汁が行き渡る。
又、内鍋8内の掬い出す場合にも汁が掬い出し易くな
る。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているので、内
鍋の外底面の形状を凹状の湾曲面に形成した電気調理器
の内鍋の利点を残したまま、汁が内鍋の側壁周辺にのみ
溜まるために生じる従来の課題を解決することが出来
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す電気調理器の縦断面図、 第2図は従来例を示す電気調理器の縦断面図である。 1…調理器本体、2…発熱体、3…加熱プレート、4…
内鍋、5…遮熱板、6…蓋、7…汁、8…内鍋、8a…
底壁、8b…側壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理器本体の加熱プレートの上面に載置さ
    れる内鍋の外底面の形状が凹状の湾曲面に形成され、上
    記加熱プレートの上面が凸状の湾曲面に形成され、上記
    加熱プレートに内設された発熱体に通電して上記加熱プ
    レートに接触する内鍋を加熱する電気調理器において、
    上記内鍋の内底面の形状を凹状の湾曲面に形成したこと
    を特徴とする電気調理器の内鍋。
JP14415089U 1989-12-15 1989-12-15 電気調理器の内鍋 Expired - Lifetime JPH068838Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14415089U JPH068838Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 電気調理器の内鍋

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JP14415089U JPH068838Y2 (ja) 1989-12-15 1989-12-15 電気調理器の内鍋

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Publication Number Publication Date
JPH0384024U JPH0384024U (ja) 1991-08-27
JPH068838Y2 true JPH068838Y2 (ja) 1994-03-09

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ID=31690883

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