JP3022537U - 電磁調理器用焼き皿 - Google Patents

電磁調理器用焼き皿

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JP3022537U
JP3022537U JP1995010502U JP1050295U JP3022537U JP 3022537 U JP3022537 U JP 3022537U JP 1995010502 U JP1995010502 U JP 1995010502U JP 1050295 U JP1050295 U JP 1050295U JP 3022537 U JP3022537 U JP 3022537U
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JP
Japan
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fish
baking dish
bottom wall
electromagnetic cooker
recessed groove
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JP1995010502U
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English (en)
Inventor
實 伊勢
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伊勢工業株式会社
實 伊勢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚を焼くのに適する温度の調節を容易にし、
電磁誘導による焼き皿本体の加熱が中断されないように
し、魚から滲み出た油を魚と分離して保持することによ
り、魚を美味に焼き上げることができるようにした電磁
調理器用焼き皿の提供。 【解決手段】 焼き皿本体1を磁性体製とし、平面状に
形成された底壁1aの周辺部に環状の凹溝1bを下側に
突出させ、それより内側の底壁1aに、凹溝1bの下端
または焼き皿本体1に設けられた脚部5の下端から設定
された高さより低くなる凸条1cを複数個設けるととも
に、焼き皿本体1の内面にフッソ樹脂の被膜3を形成し
た構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は電磁調理器で魚の切り身などを焼くのに用いられる電磁調理器用焼き 皿に関する。
【0002】
【従来の技術】
電磁調理器に使用される従来の調理器具は、電磁調理器のトッププレートと接 触する底壁部分がフラットで、電磁誘導作用による加熱が良好に行われるもので なければならないとされていた。 このため、調理器具の底壁周辺部から中央部に向かって、例えば4mm前後のソ リが上向きに形成されていたり、底壁部分がたとえフラットに形成されていても 、4mm前後の高さの脚が設けられているような構成の場合には、電磁調理器用の 調理器具としては使用に不向きなものであるとされていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の調理器具を用いて魚の切り身などを焼こうとすると、調 理器具内に水が入っていない上に、フラットな底壁は電磁調理器のトッププレー トと接触度が良いため、調理器具はレバーや押し釦などの火力調節手段によって 加熱される温度範囲が広くなり、魚を焼くのに適する温度の調節が難しくなる。 また、電磁誘導により加熱された調理器具は熱伝導によってトッププレートの 温度を高めるが、その温度が設定された温度に達すると、電磁調理器に内蔵され た自動安全装置の作動により電磁調理器への通電が自動的に遮断され、通電の再 開はトッププレートが設定された別の温度以下に下がらなければ行うことができ なかった。 これらの理由により、従来の電磁調理器用の調理器具を用いて魚を焼こうとす ると、加熱調節手段による温度の調整が難しく、魚を焼くのに時間がかかるだけ でなく、魚を美味に焼き上げることができなかった。 また、調理中に魚から滲み出た油は、調理器具のフラットな底壁に受け止めら れ、調理中の魚をべとつかせて魚の味を悪くするだけでなく、加熱温度の調節が 高くセットされ易いため、高温に加熱された油が煙が発生し、室内の空気を汚す ことが多かった。 本考案はこれらの事情に鑑みてなされたもので、魚を焼くのに適する温度の調 節を容易にし、電磁誘導による焼き皿本体の加熱が中断されないようにし、魚か ら滲み出た油を魚と分離して保持することにより、魚を美味に焼き上げることが できるようにした電磁調理器用焼き皿の提供を目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成すべくなされたもので、焼き皿は底壁部分が平面状 に形成される磁性体製の焼き皿本体と、その外周面に設けられる把手とからなり 、焼き皿本体は底壁の周面部に環状の凹溝が突出されるとともに、それより内側 の底壁部分に凹溝の下端から設定された高さより低くなる凸条が間隔をあけて形 成され、焼き皿本体の内面には、フッソ樹脂の被膜が形成されていることを特徴 とする電磁調理器用焼き皿を考案したものである。 加熱された焼き皿本体から電磁調理器側への伝熱量をより少なくしたい場合に は、焼き皿本体は環状の凹溝より下側に突出するとともに、凸条の上端を設定さ れた高さより低くなるように保つ脚部が設けられる構成とすればよい。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて説明する。 図1および図2は本考案の一実施例を示したもので、電磁調理器用焼き皿は、 鉄やステンレスなどの磁性体材料を用いて作られる焼き皿本体1と、この焼き皿 本体1に取り付けられる把手2とからなる。 焼き皿本体1は、深さが割合浅い皿状の形状をしており、底壁1aは平面状に 形成された周辺部に、例えば8mm前後の深さの環状の凹溝1bがプレス加工など により下側に突出されている。 環状の凹溝1bによって区分された内側の底壁1aの部分には、凹溝1bの下 端から設定された高さ(主として電磁調理器の電磁誘導可能な高さによって決ま る。)より低くなる凸条1cが平行をなすように、プレス加工により形成されて いる。
【0006】 凸条1cの高さを制約している設定された高さは、電磁調理器の性能の他に使 用する焼き皿の底面の大きさが大きくなるにつれて幾分高くなる。 それ故、性能の異なる各種電磁調理器に対して底面の大きさが異なる調理器具 を使用する場合を考慮すると、凹溝1bの下端から凸条1cの上端までの設定さ れた高さは、18mm前後に決めるとよい。 各凸条1cの間の底壁1aは、中央部から周辺部の凹溝1b側に向かって幾分 か斜め下向きに傾斜させるようにすることが望ましいが、この傾斜は必ずしも形 成しなくてもよい。 また、焼き皿本体1の上面側には、フッソ樹脂加工が施されていて、被調理物 と接触する部分に設定された厚さのフッソ樹脂の被膜3が形成されている。 前記把手2は、リベット4によるカシメやその他の手段によって焼き皿本体1 の外周面1dに固定されている。
【0007】 次に、上記構成の焼き皿を用いて魚を焼く場合について説明する。 電磁調理器AのトッププレートB上に焼き皿を載置し、焼き皿本体1の各凸条 1cの長さ方向と直角をなす方向に魚の切り身を置く。 この場合、底壁1aは下側に突出する凹溝1bによって電磁調理器Aのトップ プレートBと接触しない位置に保持されるとともに、底壁1aとトッププレート Bとの間に空気層Cが介在しているため、電磁誘導によって加熱される焼き皿本 体1の温度は、トッププレートBが電磁調理器Aへの通電を自動的に遮断する温 度にまで加熱しなくなる。 このため、一定の火力によって魚を美味に焼き上げることができるだけでなく 、魚を焼くのに要する時間を短くすることができる。
【0008】 また、電磁誘導によって加熱できる焼き皿本体1の温度範囲は、底壁1aがト ッププレートBと接触しないで狭くなっているため、焼き皿本体1は加熱調節手 段によって魚を焼くのに適する温度にセットすることが容易となる。しかも、調 理中の魚から滲み出た油は、凸条1cによって魚と接触しないように分離されて いるため、セットされた火力の強さと魚への油のべとつきをなくせる両方の働き により、焼かれた魚の味を良くすることができる。 さらに、魚から滲み出した油は、電磁調理器AのトッププレートBより上方の 底壁1aに受け止められるか、底壁周辺の凹溝1bに保持されて従来の場合より 温度が低くなるため、高温に加熱された油に起因する煙の発生を効果的に防止す ることができる。
【0009】 図3および図4は本考案の他の実施例を示したもので、前記実施例とほぼ同じ 構成の焼き皿本体1の周辺部に、凹溝1bの下端より下側に突出するとともに、 凸条1cの上端を前記の設定された高さより低くなるように保つ脚部5を3個設 けた場合である。各脚部5は焼き皿本体1の周辺部で下側から上側に貫通され、 その突出部をカシメその他の手段によって固定されている。 この構成の場合、凸条1cの上端までの設定された高さは脚部5によって調整 し易くなるため、凹溝1bや凸条1cの突出高さをプレス加工に適した寸法に決 めることができるだけでなく、焼き皿本体1を電磁調理器AのトッププレートB から浮かして、トッププレートBと焼き皿本体1との間に開放された空間部Dを 形成し、加熱された焼き皿本体1によってトッププレートBが加熱されるのを、 より低い温度に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の焼き皿の平面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す縦断面図である。
【図4】図3の焼き皿の平面図である。
【符号の説明】
1 焼き皿本体 1a 底壁 1b 凹溝 1c 凸条 1d 外周面 2 把手 3 フッソ樹脂の被膜 5 脚部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼き皿は底壁部分が平面状に形成される
    磁性体製の焼き皿本体と、その外周面に設けられる把手
    とからなり、 焼き皿本体は底壁の周辺部に環状の凹溝が突出されると
    ともに、それより内側の底壁部分に凹溝の下端から設定
    された高さより低くなる凸条が間隔をあけて形成され、 焼き皿本体の内面には、フッソ樹脂の被膜が形成されて
    いることを特徴とする電磁調理器用焼き皿。
  2. 【請求項2】 焼き皿本体は環状の凹溝より下側に突出
    するとともに、凸条の上端を設定された高さより低くな
    るように保つ脚部が設けられている請求項1に記載の電
    磁調理器用焼き皿。
JP1995010502U 1995-09-08 1995-09-08 電磁調理器用焼き皿 Expired - Lifetime JP3022537U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014175263A (ja) * 2013-03-12 2014-09-22 Sunrise Sangyo Co Ltd Ih用加熱器
JP2017086604A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 株式会社オーシン 調理用器具

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