JPH0687773A - マグネシウム−アルコキシドの球状粒子の製造方法 - Google Patents

マグネシウム−アルコキシドの球状粒子の製造方法

Info

Publication number
JPH0687773A
JPH0687773A JP3012684A JP1268491A JPH0687773A JP H0687773 A JPH0687773 A JP H0687773A JP 3012684 A JP3012684 A JP 3012684A JP 1268491 A JP1268491 A JP 1268491A JP H0687773 A JPH0687773 A JP H0687773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnesium
alkoxide
drying
catalyst
magnesium alkoxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3012684A
Other languages
English (en)
Inventor
Udo Horns
ウドー・ホルンス
Thomas Jostmann
トマース・ヨストマン
Klaus-Dieter Kassmann
クラウス−ディーター・カッスマン
Reinhard Matthes
ラインハルト・マットヘス
Hartwig Rauleder
ハルトウイッヒ・ラウレデル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Huels AG
Original Assignee
Huels AG
Chemische Werke Huels AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Huels AG, Chemische Werke Huels AG filed Critical Huels AG
Publication of JPH0687773A publication Critical patent/JPH0687773A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F3/00Compounds containing elements of Groups 2 or 12 of the Periodic Table
    • C07F3/02Magnesium compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/68Preparation of metal alcoholates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 微細な球状マグネシウム−アルコキシドを提
供すること。 【構成】 この目的は、カルボキシル化されたマグネシ
ウム−アルコキシドのアルコール性溶液を噴霧乾燥し、
続いて乾燥しそして脱カルボキシル化して球状マグネシ
ウム−アルコキシドを製造するに当たって、 a) 上記溶液を能力の5〜30% の下方の負荷範囲内で運
転される内部霧化手段を備えた二成分用ノズルを通して b) 1.0 〜1.2 bar の圧力の下にある不活性の随伴ガス
中に噴霧し、 100〜140℃に予備加熱しそして並流状態
で導入し、 c) その後に相応するカルボキシル化した微細なマグネ
シウム−アルコキシドを乾燥しそして脱カルボキシル化
する ことによって達成される。 【効果】 この球状マグネシウム−アルコキシドはα−
オレフィンの重合用触媒の製造に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、微細な球状マグネシウ
ム−アルコキシド、その製造方法並びにそれをα−オレ
フィンの重合の為の高活性触媒の製造に用いることに関
する。
【従来の技術】オレフィン重合用触媒は、一般にマグネ
シウム、チタンおよびハロゲン、殊に塩素を含有する固
体成分とアルミニウム有機化合物とを反応させることに
よる沢山の方法によって製造される。この種の担持触媒
の活性および立体特異性は一般に電子供与体(ルイス塩
基)を担持成分に組入れそしてアルミニウム有機化合物
を別の電子供与体で錯塩化することによって改善され
る。この場合にマグネシウム−アルコキシドをこの種の
担持触媒の製造の為の原料として用いることは公知であ
る。この場合に、マグネシウム−アルコキシド粒子を適
当なハロゲン化剤、例えばベンゾイルクロライド、チオ
ニルクロライドまたは四塩化チタンによって電子供与
体、例えばエチルベンゾエートの存在下にハロゲン化す
るのが有利である。最初に四塩化チタン以外のハロゲン
化剤を用いる場合には、四塩化チタンとの後続の反応に
よってこれを必要量固体成分中に組入れ、その際に一般
に2〜4.5重量% のチタン含有量が必要とされる。触
媒製造の詳細に関しては、ヨーロッパ特許出願公開第0,
216,402 号明細書および同第 0,236,082号明細書並びに
それらに挙げられた文献を参照することができる。α-
オレフィンの重合の際に相応する重合体粒子の形態が触
媒の形態を忠実に再現しそしてこれがまた、用いたマグ
ネシウム- アルコキシドの形態の正確なコピーであるの
で [例えば、J.Rudolph およびJ.Gross 、"Die Angewan
dte Makromolekulare Chemie" 、36 (1974) 、195 〜19
7 頁参照] 、所望のポリマーに一定の性質を与える為に
は一定の形態のマグネシウム- アルコキシドも使用しな
ければならない。ヨーロッパ特許出願公開第 0,236,082
号明細書には、慣用の噴霧乾燥によってマグネシウム-
アルコキシドの球状乃至干葡萄状粒子の製法が開示され
ている。この場合には、カルボキシル化したマグネシウ
ム- アルコキシドの好ましくはアルコール性溶液を、詳
細には説明されていないノズルまたは回転性板車輪(Tel
lerscheibe) を介して熱い随伴ガス中に噴霧する。この
随伴ガスは並流または向流状態で案内することができ
る。40〜120℃の温度で運転できるにもかかわた
ず、エタノール性溶液については50〜90℃の範囲が
特に有利である。何故ならばこの範囲でしか所望の球状
乃至干葡萄状粒子を製造することができないからであ
る。これに対して、実施例から判る通り、100〜12
0℃の場合には、多くが胡桃殻様の破片の状態に粉末化
する中空体が得られる。ヨーロッパ特許出願公開第 0,2
36,082号明細書の方法に従って得られる実質的に全ての
粒子は2〜250μm の範囲内の直径を有している。粒
子の90重量%が10〜40μm の範囲内にあり且つ量
平均で約20μm であるのが好ましい。噴霧乾燥後に、
窒素流中で初めの70℃から最後の150℃の温度で数
日間にわたり加熱することによって結合したCO2 を再び
追い出す。この必要とされるプロセスに対する変法とし
て、得られたカルボキシル化したマグネシウム−アルコ
キシドを直接的に更に反応させてもよいそうである。得
られる触媒は気相重合の為にも液相重合の為にも用いる
ことができるそうである。マグネシウム−アルコキシド
の球状粒子の、ヨーロッパ特許出願公開第 0,236,082号
明細書に記載された製造方法は、多数の理由から満足で
きない: − 液相重合の為の触媒を製造するのに特に望まれてい
た様な、10μm 以下の平均直径を有する微細なマグネ
シウム−アルコキシドの製造はこの方法では不可能であ
る。 − 噴霧乾燥の際の比較的に低い乾燥温度は、凝固およ
び壁への焼き着くという危険をもたらす著しい残留湿分
を有している生成物をもたらす。 − 結合したCO2 を除く為に煩雑な後処理が必要とされ
る。変法としてこの後処理を省くことができるが、この
方法では非常に僅かな活性の触媒しか得られない。 ヨーロッパ特許出願公開第 0,216,402号明細書には、式
Mg(OR)2-a(OR') a で表される球状の混合マグネシウム
- アルコキシドを製造する (a = 0 〜0.5)多段階法が開
示されている。特別な場合(R= C2H5、R'= CH3)には、次
の通りに行う: 1) マグネシウムとエタノールとからマグネシウム−エ
トキシドのエタノール性懸濁液を製造する。この生成物
を単離しそして乾燥する。 2) 乾燥したマグネシウム−エトキシドをメタノールに
溶解する。この溶液を15〜200℃、殊に30〜70
℃で噴霧乾燥する。その際に5〜30μm 、殊に10〜
18μm の直径を有する球状粒子が生じる。この場合、
メトキシ基を主要成分とする混合アルコキシドが存在す
る。これはこの状態ではオレフィン重合用触媒を製造す
るのに適していない。 3) 2)からの生成物をエタノール中に懸濁させそして平
衡状態で生じるメタノールを留去する。 4) メトキシ基の少ない生成物を単離しそして乾燥す
る。 二回の溶剤交換および三度の乾燥の如き多数回の方法段
階は別として、マグネシウム−メトキシドのメタノール
への僅かな溶解性(ヨーロッパ特許出願公開第0,216,40
2 号明細書、実施例 1参照) およびこれに付随して、多
量の溶剤を相応するエネルギー消費量にて蒸発すること
が必要とされることが負担の掛かる欠点として挙げられ
る。更に生成物が依然として不所望のメトキシド基を残
留含有している。
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の課題
は、高い立体特異性、高い嵩密度および空力搬送の際の
良好な流動性を持つポリオレフィン、特にポリプロピレ
ンを製造することを可能とする、α−オレフィンを重合
する為の触媒を製造する為の微細な球状マグネシウム−
アルコキシドを提供することである。ポリマーは抽出し
なくともできるだけ低い灰分含有量を有しそして加工の
際に凝固粒(Stippen) を有しているべきでない。 ポリ
オレフィン形態が重合用触媒の形態および従って用いる
マグネシウム−アルコキシドの形態に公知の通り依存し
ている為に、比較的に狭い粒度分布および10μm より
小さい量平均粒子径を持つマグネシウム−アルコキシド
の球状のコンパクトな粒子を製造し得ることを可能とす
る方法が要求さている。凝集粒を含まず且つ高い流動性
を保証する為に、約100μm 以上の直径の成分を言う
に値する程含んでいてはならない。このことは、一方に
おいては有効な粉末化を保証する為のそしてもう一方に
おいてはガス空間においてまたは壁の所で未だ湿った粒
子が凝集するのを防止する為の前提となる予防手段であ
る。この様に製造された従来には得られなかった微細な
メトキシド基不含のマグネシウム−アルコキシドは、液
相重合の為の触媒を製造するのに特に有利に使用でき
る。オレフィンの液相重合の他に、重合が例えば流動床
で進行する気相重合法が全世界的に確立されている。こ
の目的には粗大粒状触媒が必要とされる。典型的なもの
は例えば20μm の平均粒子径である。それ故に別の本
発明の課題は、同じ装置で設備変更することなしに単に
パラメーター、例えばノズルの負荷範囲を適当に替える
ことだけで10μm より小さい量平均粒子径の本発明の
微細なマグネシウム−アルコキシドまたは20μm 以上
の量平均の粗粒マグネシウム−アルコキシドを選択的に
製造することができる柔軟性のある方法を使用すること
である。装置のこの種の柔軟性はその経済性に非常に寄
与し得る。更に、最初に生じる微細なカルボキシル化マ
グネシウム−アルコキシドの精密乾燥および脱カルボキ
シル化の簡単で迅速な方法を見出すべきである。これら
の課題は、以下に記載の方法によって本発明の方法で解
決される。
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、アルコ
キシドの基礎となってもいる同じアルコールにカルボキ
シル化マグネシウム−アルコキシドを溶解した溶液を、 a) 例えばドイツ特許第 2,627,880号明細書に記載され
ている如き種類であり且つ能力の5〜30% 、殊に10
〜25% の下方の負荷範囲内で運転される内部霧化手段
を備えた二成分用ノズルを通して b) 1.0〜1.2 bar、特に1.01〜1.05 bar
の圧力の下にある不活性の随伴ガス中に噴霧し、並流状
態で導入しそして100〜140℃、特に105〜12
0℃の比較的に高い温度に予備加熱し(その際に噴霧乾
燥器が下方に円錐状になった長い管として構成されてい
る場合が特に有利である)、 c) その後に、生じたカルボキシル化した微細なマグネ
シウム−アルコキシドを乾燥しそして脱カルボキシル化
する ことを特徴としている。用いるカルボキシル化したマグ
ネシウム−アルコキシドは式 Mg(OR)2・x CO2 [ 式中、R は炭素原子数2〜4のアルキル基、例えばn
−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基または特に
エチル基でありそしてxは 0.2〜2.0 である。〕で表さ
れる。これらは、マグネシウム屑を相応するアルコール
に溶解しそして最初に生じるマグネシウム−アルコキシ
ド粒子を乾燥したCO2 を導入することによって再び溶液
状態とすることによって、公知の方法で製造される。こ
の場合CO2は、アルコキシドの溶解性を向上させる為の
助剤であるだけである。アルコキシドとCO2 との反応
は、加熱によってCO2 が再び除かれ得るので、可逆的で
ある。この場合にxが大きければ大きい程、加熱した際
にCO2 がますます容易に放出される。アルコールの凝縮
後に循環される随伴ガスをCO2 で著しく汚させない為
に、この場合にはxは必要とされる以上に大きくないも
のだけを選択するのが有利である。Rがエチル基である
場合にはこの理由でxの値は1.0〜1.25であるの
が特に有利である。溶液は2〜40重量% の固形分含有
量を有していてもよい。一般に固形分含有量20〜40
重量% 、特に25〜30重量%(乾燥物質)の濃度で実施
する。用いるノズルは、内部霧化手段を備えた二成分用
ノズルが適している。この場合、液圧およびガス圧は同
様に高くしなければならない。10〜80bar 、殊に3
5〜45bar の圧力で噴霧する。推進ガスおよび随伴ガ
スとしてはあらゆる不活性ガスを用いることができる。
実際的理由から乾燥した酸素不含の窒素を用いる。エタ
ノールにカルボキシル化マグネシウム−エトキシドを溶
解して用いる場合には、105〜115℃の随伴ガス温
度が特に有利である。この条件のもとでは一成分用ノズ
ルは粗大粒子をもたらす。原理的に更に良好に適する噴
霧用円盤(Zerstaeuberscheiben)も粗大物質をもたら
す。しかしながら説明した二成分用ノズルでは非常に良
好な結果が得られる。噴霧乾燥器は一般に、直径と長さ
との比が0.3〜0.9、殊に0.6〜0.8の上部円
筒状部分と続く円錐状部分とより成る細い塔として構成
されている。この円錐状部分が円筒状部分より長いのが
特に有利である。随伴ガスは並流状態で搬入および搬出
され、その際に生じる粒子はサイクロンまたはフィルタ
ー状物の如き適当な装置中で分級される。この実施形態
では非常に微細なまたは必要な場合には粗大なマグネシ
ウム−アルコキシドを選択的に得ることができる。小さ
い噴射角を有するノズルを用いる為に並びに塔状物の幾
何学的形状の為に、この場合には壁への焼き付きが著し
く抑制される。入念な乾燥および脱カルボキシル化の為
には、良好に予備乾燥しているので、ヨーロッパ特許出
願公開第 0,236,082号明細書の公知の方法に比較して焦
げつきの危険が本質的に僅かであるので、比較的に厳し
い条件が可能である。殊に真空運転に適するあらゆる適
当な乾燥装置、例えば羽根式乾燥器、反転式乾燥器(Tau
meltrockner)、回転式管型炉等を用いることができる。
一般に110〜150℃、特に125〜140℃の温度
で3〜10時間、殊に4〜8時間に渡って僅かの減圧下
に、殊に950〜980hPaのもとで乾燥する。この
条件のもとでは結合したCO2 が有効に除かれる。壁際を
通る(randgaegigen)羽根を持つ羽根式乾燥器または熱を
直接的に生成物にもたらす装置が特に適している。この
ようにして得られるマグネシウム−アルコキシド粉末は
従来技術のあらゆる慣用の方法、例えばヨーロッパ特許
出願公開第 0,236,082号明細書に記載されている如き方
法に従って、α−オレフィンの重合の為の触媒に変換す
ることができる。これを用いて接触的に行われた重合
は、慣用のあらゆる方法で実施することができる。得ら
れる微細な触媒粉末はα−オレフィン、例えばエチレ
ン、プロピレン、ブテン-(1)、ヘキセン-(1)またはこれ
らの混合物の液相重合に特に適している。この場合、液
状のモノマーまたは不活性炭化水素を液状媒体として利
用する。重合はこの場合連続的にまたは不連続的に実施
することができる。ここに記載した粉末状マグネシウム
−アルコキシドもこれから製造された重合触媒も酸素、
湿気、二酸化炭素、アセチレンおよび硫黄化合物に対し
て色々な程度で敏感であることに注意するべきである。
それ故にこの種の触媒毒を注意深く排除しながら実施す
る必要がある。この種の触媒を用いて製造されたポリプ
ロピレンは高い立体特異性並びに高い嵩密度を有してお
り、空力的に搬送する際に7cm/秒より低い弛緩点(L
ockerungspunkt) 、一般には3cm/秒より低い弛緩点
で容易に流動し、適当な条件のもとで1cm/秒より低
い弛緩点で容易に流動する。本発明に従う触媒は小さい
粒度である為におよび大きな粒子が存在していない為
に、このポリオレフィンは非常に低い灰分含有量を有し
且つ凝固粒なしに加工することができる。
【実施例】実施例 1カルボキシル化したマグネシウム−エトキシ
ドのエタノール性溶液 3m3 −攪拌式容器中において1000kgのエタノール
に攪拌下に300 kgのマグネシウム−エトキシドを添
加し、次いで145 kg のCO2 を、液面の下に達してい
る浸漬管を通して、気泡が液面に生じないように配量供
給する。この場合には、エタノール中に殆ど溶解しない
マグネシウム- エトキシド粒子がCO2 と反応しながら徐
々に溶解する。30.8重量% のカルボキシル化マグネ
シウム−エトキシド Mg(OC2H5)2 ・1.25 CO2の僅かに濁
ったオパール様の溶液が生ずる。実施例2溶液の噴霧 円筒状部分の直径と長さとの比が0.7である噴霧塔に
おいて、実施例1の溶液12.3kg/時を、ドイツ特許
第 2,627,880号明細書に従う内部噴霧手段を備えた二成
分用ノズル( 負荷: 能力の7 % ) によって、110℃に
加熱された随伴ガス流(乾燥窒素)中に噴霧する。この
場合、乾燥器流出温度は約90℃である。粒子を二重サ
イクロン中で分離する。収量は89.4% である。その
際にサイクロンの後に微細粉塵濾過器を用いずに実施す
る。カルボキシル化したマグネシウム−エトキシドより
成る生じる粒子は4.8μm の量平均粒子径(Leeds &
Northrup社の"Microtrac"-装置でレーザー回折によって
測定した) を有している。このものは以下の粒度分布を
有している: d10 = 3.0μm ; d50 =6.9μm ; d90 =15.0
μm ; 即ち、粒子の10重量% は3μm までの粒径を有してい
る。測定された最も大きな粒径は38μm であった。残
留エタノール含有量は4.9重量% であり、CO2 がまだ
結合している。実施例3乾燥および脱カルボキシル化 実施例2の生成物300g を、隣接するPTFE製羽根
を配備した2リットルの実験室用羽根式乾燥器中で98
0mbarの圧力および131℃の内部温度で窒素流(約1
0リットル/時)中で後乾燥して、一定重量にする。一
次粒子はこの場合、変化しない。しかしながら小さな凝
集物が生じる。この凝集物は後での触媒製造の際に攪拌
によって再び崩壊する。走査電子顕微鏡写真によって、
個々の球状粒子が羽根式乾燥器での処理で壊れていない
ことが実証される(第1図参照)。こうして得られたマ
グネシウム−エトキシドを、ヨーロッパ特許出願公開第
0,236,082号明細書に応じて、α−オレフィンの重合の
為の触媒を製造する為に用いる。得られる触媒の活性お
よび立体特異性は良好である。即ち、プロピレンの液相
重合の際に高い嵩密度および良好な流動性のポリプロピ
レンが得られる。本発明は特許請求の範囲に記載の球状
マグネシウム- アルコキシド、その製造方法およびその
用途に関するものであるが実施の態様として以下を包含
する。 1. ノズルをその能力の10〜25% で運転する請求項 1に
記載の方法。 2. 随伴ガスとして乾燥した窒素を用いる請求項 1また
は上記 1項記載の方法。 3. 噴霧乾燥器が直径と長さとの比が0.3 〜0.9 、殊に
0.6〜0.8 である上部円筒状部分と続く円錐状部分とよ
り成る請求項 1または上記 1または 2項に記載の方法。 4. 噴霧乾燥器の円錐状部分が円筒状部分より長い上記
3項記載の方法。 5. R がエチル基である請求項 1または上記1〜4項の
いずれか一つに記載の方法。 6. X が 1.0〜1.25である上記 5項に記載の方法。 7. 随伴ガスを 105〜120 ℃に予備加熱する請求項 1ま
たは上記 1〜6 項のいずれか一つに記載の方法。
【発明の効果】本発明によって、高い立体特異性、高い
嵩密度および空力搬送の際の良好な流動性を持つポリオ
レフィン、特にポリプロピレンを製造することを可能と
する、α−オレフィン重合用触媒を製造する為の微細な
球状マグネシウム−アルコキシドが提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例3で製造された乾燥後の球状マグネシウ
ム−アルコキシド粒子の走査顕微鏡写真である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例3で製造された乾燥後の球状マグネシウ
ム−アルコキシド粒子の構造を表す走査顕微鏡写真であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス−ディーター・カッスマン ドイツ連邦共和国、マルル、ミスペルウエ ーク、1 (72)発明者 ラインハルト・マットヘス ドイツ連邦共和国、ラインフエルデン、ウ ンテレ・ドルフストラーセ、39 (72)発明者 ハルトウイッヒ・ラウレデル ドイツ連邦共和国、ラインフエルデン、ウ ーラントウエーク、51アー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルコール ROHにカルボキシル化された
    対応するマグネシウム−アルコキシド Mg(OR)2・x CO2
    (x = 0.2〜2.0 ) を溶解した溶液を噴霧乾燥し、次いで
    乾燥しそして脱カルボキシル化することによって微細な
    球状マグネシウム−アルコキシド Mg(OR)2 (R = C2
    C4) を製造するに当たって、 a) 上記溶液を能力の5〜30% の下方の負荷範囲内で
    運転される内部霧化手段を備えた二成分用ノズルを通し
    て b) 1.0〜1.2 barの圧力のもとにある不活性の随
    伴ガス中に噴霧し、100〜140℃に予備加熱しそし
    て並流状態で導入し、 c) その後に、生じたカルボキシル化した微細なマグネ
    シウム−アルコキシドを乾燥しそして脱カルボキシル化
    する ことを特徴とする、上記球状マグネシウム−アルコキシ
    ドの製造方法。
  2. 【請求項2】 量平均粒子直径が10μm より小さい、
    請求項 1に記載の方法で製造された微細な球状マグネシ
    ウム−アルコキシド。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のマグネシウム−アルコ
    キシドをα−オレフィンの重合用触媒の製造に用いる方
    法。
JP3012684A 1990-01-12 1991-01-11 マグネシウム−アルコキシドの球状粒子の製造方法 Withdrawn JPH0687773A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4000697.2 1990-01-12
DE4000697A DE4000697A1 (de) 1990-01-12 1990-01-12 Verfahren zur herstellung sphaerischer partikel von magnesiumalkoxid

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0687773A true JPH0687773A (ja) 1994-03-29

Family

ID=6397927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3012684A Withdrawn JPH0687773A (ja) 1990-01-12 1991-01-11 マグネシウム−アルコキシドの球状粒子の製造方法

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0436801B1 (ja)
JP (1) JPH0687773A (ja)
KR (1) KR910014383A (ja)
AT (1) ATE94862T1 (ja)
CA (1) CA2033964A1 (ja)
DE (2) DE4000697A1 (ja)
ES (1) ES2044376T3 (ja)
FI (1) FI910125A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010005164A2 (ko) 2008-07-11 2010-01-14 삼성토탈 주식회사 올레핀 중합 촉매용 구형 담체의 크기를 조절하는 방법
CN101906017A (zh) * 2009-06-04 2010-12-08 中国石油化工股份有限公司 烷氧基镁固体颗粒的制造方法
DE102010007743A1 (de) 2009-05-22 2011-07-21 Samsung Total Petrochemicals Co. Ltd., Chungcheongnam Province Verfahren zum Erzeugen eines Dialkoxymagnesiumträgers für einen Katalysator für Olefinpolymerisation, Verfahren zum Erzeugen eines Katalysators für Olefinpolymerisation unter Verwenden desselben und Verfahren zum Polymerisieren von Olefin unter Verwenden desselben
WO2011149153A1 (ko) 2010-05-27 2011-12-01 삼성토탈 주식회사 올레핀 중합 촉매용 구형 담체의 제조방법 및 이를 이용한 고체 촉매 및 프로필렌 중합체
WO2012034357A1 (zh) 2010-09-16 2012-03-22 中国石油化工股份有限公司 烯烃聚合用催化剂载体、固体催化剂组分及催化剂
US9109056B2 (en) 2007-12-12 2015-08-18 Samsung Total Petrochemicals Co., Ltd. Method of preparation of spherical support for olefin polymerization catalyst

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4040252A1 (de) * 1990-12-17 1992-06-25 Huels Chemische Werke Ag Verfahren zur herstellung von erdalkalialkoholaten mit sphaerischem partikelhabitus
DE4300186A1 (de) * 1993-01-07 1994-07-14 Huels Chemische Werke Ag Lagerstabile Lösungen von carbonisiertem Magnesiummethylat in Methanol sowie deren Herstellung und Verwendung
DE4300185A1 (de) * 1993-01-07 1994-07-14 Huels Chemische Werke Ag Lagerstabile Lösungen eines Gemisches aus carbonisiertem Magnesiummethylat, carbonisiertem Magnesiumethylat und deren carbonisiertem Mischalkoxid in einem Gemisch aus Methanol und Ethanol sowie deren Herstellung und Verwendung

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1806549B2 (de) * 1968-11-02 1974-06-12 Dynamit Nobel Ag, 5210 Troisdorf Verfahren zur Herstellung von Magnesium-Alkohol-Verbindungen
GB8521431D0 (en) * 1985-08-28 1985-10-02 Shell Int Research Spherical magnesium alkoxide particles
IN168393B (ja) * 1986-02-28 1991-03-23 Shell Oil Co

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9109056B2 (en) 2007-12-12 2015-08-18 Samsung Total Petrochemicals Co., Ltd. Method of preparation of spherical support for olefin polymerization catalyst
WO2010005164A2 (ko) 2008-07-11 2010-01-14 삼성토탈 주식회사 올레핀 중합 촉매용 구형 담체의 크기를 조절하는 방법
DE102010007743A1 (de) 2009-05-22 2011-07-21 Samsung Total Petrochemicals Co. Ltd., Chungcheongnam Province Verfahren zum Erzeugen eines Dialkoxymagnesiumträgers für einen Katalysator für Olefinpolymerisation, Verfahren zum Erzeugen eines Katalysators für Olefinpolymerisation unter Verwenden desselben und Verfahren zum Polymerisieren von Olefin unter Verwenden desselben
CN101906017A (zh) * 2009-06-04 2010-12-08 中国石油化工股份有限公司 烷氧基镁固体颗粒的制造方法
WO2011149153A1 (ko) 2010-05-27 2011-12-01 삼성토탈 주식회사 올레핀 중합 촉매용 구형 담체의 제조방법 및 이를 이용한 고체 촉매 및 프로필렌 중합체
WO2012034357A1 (zh) 2010-09-16 2012-03-22 中国石油化工股份有限公司 烯烃聚合用催化剂载体、固体催化剂组分及催化剂

Also Published As

Publication number Publication date
KR910014383A (ko) 1991-08-31
CA2033964A1 (en) 1991-07-13
EP0436801B1 (de) 1993-09-22
FI910125A0 (fi) 1991-01-09
EP0436801A1 (de) 1991-07-17
ES2044376T3 (es) 1994-01-01
DE4000697A1 (de) 1991-07-18
DE59002845D1 (de) 1993-10-28
ATE94862T1 (de) 1993-10-15
FI910125A (fi) 1991-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
FI80055B (fi) Foerfarande foer framstaellning av katalytkomponenter foer polymerisation av olefiner.
FI90248B (fi) Menetelmä hiukkasmaisen kantajan valmistamiseksi olefiinipolymerointikatalyyttiä varten
JP2901839B2 (ja) コアー−シェル樹脂粒子
JP2592546B2 (ja) 固体粒子状ハロゲン化チタン含有触媒成分を用いるオレフィン重合方法
JPS5837008A (ja) α−オレフィン重合触媒成分の製法
BR112018005406B1 (pt) Método para preparar um catalisador de polimerização de olefina
AU3211495A (en) Gas phase polymerization process
JPH08510497A (ja) 重合方法
JPH0687773A (ja) マグネシウム−アルコキシドの球状粒子の製造方法
CA1193241A (en) Spraying solid catalyst for polymerizing olefins
JP3001762B2 (ja) 粘着性ポリマーの改良された製造方法
US2890213A (en) Process for the production of polyethylene chlorination products
KR100738845B1 (ko) 올레핀 중합용 지지 촉매계를 제조하기 위한 방법 및 장치
JP4324323B2 (ja) 気相流動床法およびこれにより製造されるエチレン単独重合体および共重合体
US4605714A (en) Catalyst, production and use
JPS6178808A (ja) 不溶性で膨潤性の少ない粉末状重合体の製法
US5227542A (en) Process for the preparation of spherical particles of magnesium alkoxide
JP3664576B2 (ja) 熱可塑性共重合体の製造方法
JP4932110B2 (ja) シリカゲルを基礎とした触媒担体の最適製造法およびシリカゲル担持クロム触媒
EP3445790B1 (en) Polymer flow index modifier
EP1436074B1 (en) Process for the production or coating of granules
JPH03115308A (ja) 粉末状の親水性重合体を製造する際に粒度を制御する方法
Mujumdar et al. 41 Drying of Polymers
US6399720B1 (en) Method for avoiding instabilities during gas phase polymerization of rubber
US7671217B2 (en) Method for the decarboxylation of dicarboxylic acids

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980514