JPH0687371U - ボビン搬送システム - Google Patents

ボビン搬送システム

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JPH0687371U
JPH0687371U JP2885293U JP2885293U JPH0687371U JP H0687371 U JPH0687371 U JP H0687371U JP 2885293 U JP2885293 U JP 2885293U JP 2885293 U JP2885293 U JP 2885293U JP H0687371 U JPH0687371 U JP H0687371U
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JP
Japan
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bobbin
conveyor
empty
empty bobbin
processing section
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Pending
Application number
JP2885293U
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English (en)
Inventor
優司 任堂
隆 中川
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボビン処理部における移送停滞に起因するワ
インダの能率低下を防ぐ。 【構成】 ワインダ21のボビン処理部5に連なる空ボ
ビンコンベア8に、迂回路22を設ける。迂回路22
に、ボビン処理部5での移送状況に応じて搬送経路を切
り換える切換手段23を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワインダのボビン搬送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、ワインダ1は多数並設されたワインディングユニット2で 成るユニット部3と、その並設方向両端に設けられたボックス部(コントロール ボックス及びブロアボックス)4及びボビン処理部5とを備えて構成されている 。ユニット部3の両側には精紡機6等から供給される実ボビンを各ワインディン グユニット2に搬入するための実ボビンコンベア7と、ワインディングユニット 2において管糸が巻き返されて空になったボビン(空ボビン)を搬出するための 空ボビンコンベア8とがユニット並設方向に沿って設けられている。ボビン処理 部5には搬入する実ボビンの口出しを行う口出し装置9が設けられ、口出しが失 敗したときに還流させるための循環路10が備えられている。そして空ボビンコ ンベア8により移送されてきたボビンは循環路10に合流する移送路11に入り 、そのうちの残糸付きボビンは循環路10及び口出し装置9を経由して実ボビン コンベア7に戻されるか、或いはボビンストリッパ14により残糸を抜き取られ て他の空ボビンとともに排出路12によって精紡機6へ返却されるようになって いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところでボビン供給数が多いワインダ等においては、口出し装置9或いはボビ ンストリッパ14による処理が滞ると、ボビン処理部5のコンベアがボビンで満 杯の状態になり、その上流側である空ボビンコンベア8にもボビンが並ぶ状態と なって、ワインディングユニット2から空ボビンを排出することができなくなっ てしまう。このため従来は、ボビン処理部5の移送路11にセンサー13を設け て、例えば入口側のコンベア上にボビンが並ぶ状態が10秒以上続いたならユニッ ト部3の運転を停止(ノッティング停止)させ、詰まりなどのトラブルを防ぐよ うにしていた。しかしながらこのようなシステムでは、すぐに回復するような比 較的軽微な満杯状態であってもその度に運転停止となるので、ワインダの能率が 低下してしまうという問題があった。
【0004】 そこで本考案は、上記事情に鑑み、ボビン処理部における移送停滞に起因する ワインダの能率低下を防ぐことのできるボビン搬送システムを提供すべく創案さ れたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ワインダのボビン処理部に連なる空ボビン帰還路に迂回路を設け、 この迂回路にボビン処理部での移送状況に応じて搬送経路を切り換える切換手段 を設けたものである。
【0006】
【作用】
上記構成によって、ボビン処理部において空ボビンの移送が停滞したときには 、切換手段が空ボビンを空ボビン帰還路から迂回路に導いて、空ボビン帰還路に 空ボビンが並ぶことを防ぐ。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
【0008】 図1は、本考案に係わるボビン搬送システムの一実施例を示したものである。 このボビン搬送システムは、ワインダ21のボビン処理部5に連なる空ボビン帰 還路たる空ボビンコンベア8に迂回路22が設けられ、ボビン処理部5での移送 状況に応じて搬送経路を切り換えるための切換手段23が設けられて構成されて いる。迂回路22は空ボビンコンベア8の下流端に接続され、この位置からUタ ーンして空ボビンコンベア8と並行に逆方向に伸び、末端が空ボビンコンベア8 の上流端に接続されている。すなわち空ボビンコンベア8と迂回路22とで長円 形の循環路が形成されている。
【0009】 図2に示すように、迂回路22を構成するコンベアベルト25は、空ボビンコ ンベア8のコンベアベルト24に近接された一対のプーリ(図中一方のみ示す) 26間に張架されている。これらコンベアベルト24,25の上方には、その搬 送面から略トレイTの高さに相当する距離だけ隔てられてガイド板27が形成さ れており、ベルト中央に相当する部分が開口されてトレイTのペグ及びボビンB を径方向に挟むようになっている。すなわちこの開口部分28が実質的に搬送経 路を形成しており、空ボビンコンベア8の下流端付近においては迂回路22への 分岐部29を区画形成している。
【0010】 切換手段23は、分岐部29の内側(ユニット部3側)に設けられ、垂直な出 力軸30を有したロータリーソレノイド31と、出力軸30に基端が取り付けら れたガイドレバー32とで構成されている。ガイドレバー32はその長手方向略 中央の位置で適宜屈折した板で成り、通常の姿勢(原位置Q)においては先端側 33が空ボビンコンベア8から離間してトレイTをそのまま下流側に通過させ、 ロータリーソレノイド31の作動により図中時計回りに約45度だけ回転されたと きに(作動位置R)、その先端側33が空コンベア8に斜交して、搬送されてき たトレイTの周側部に当接し、ガイドレバー32の先端側33に沿わせて搬送経 路を変えることでトレイTを迂回路22に導くようになっている。
【0011】 そしてボビン処理部5の移送路11の入口にはロータリーソレノイド31に連 絡するトレイセンサー34が設けられ、移送路11のコンベア上のトレイTを所 定の時間連続して(例えば10秒間)感知したときに、移送路11が満杯の状態に なったと見なすようになっている。すなわちこの満杯検出によりロータリーソレ ノイド31を起動させて、空ボビンの搬送経路を切り換えるものである。また図 1に示したように、満杯センサー34から適宜下流側に隔てられた位置に第二の センサー35が設けられ、移送路11が満杯の状態から順調な流れに回復したと きに、第一のセンサー34だけでなく第二のセンサー35がトレイTを感知しな くなってから、ロータリーソレノイド31の作動を解除させるようになっている 。
【0012】 また本実施例にあっては、空ボビンの搬送機構がユニット部3とボビン処理部 5との境51の位置で分断されており、それぞれ別個のコンベアベルト24,5 2及びこれを張架させる一対のプーリ(図1中一方のみ示す)53,54が設け られている。コンベアベルト24,52の搬送面の上方には共通のガイド板27 が設けられ、ボビンBを挿立させたトレイTを上下に挟んでガイドするようにな っている。そして隣接したプーリ53,54の間には、風綿Cなどを吸い込むた めのサクションマウス55が設けられ、その吸引通路56の途中にはカッタ57 が備えられている。サクションマウス55は、空ボビンコンベア8のプーリ53 の周面に沿うように伸び、ベルト走行に対向する方向に開口されている。カッタ 57は、吸引通路56を横断するように固定された穴開きの固定刃58と、固定 刃58の上面に摺動して旋回される可動刃59とで構成され、コンベア上の残糸 付きボビン(半玉)B1 の糸層60から長く垂れた糸端61がサクションマウス 55内に吸い込まれたときに、これをカットするようになっている。この可動刃 59の駆動は、糸端61の吸い込みをセンサーで感知する度に行うか、或いは常 時旋回させるものとする。
【0013】 またプーリ53,54の間には、空ボビンコンベア8から移送路11へトレイ Tを渡すためのプレート62が、搬送面と略同じ高さに保持されて設けられてい る。プーリ53,54とプレート62とは、風綿Cなどが転がり落ち且つ搬送中 のトレイTが引っ掛かることがない程度に離間されている。
【0014】 このほかこのワインダ21には、従来同様にボックス部4及び実ボビンコンベ ア7が設けられ、ボビン処理部5には口出し装置9及び循環路10、空ボビン排 出路12が設けられている。
【0015】 次に本実施例の作用を説明する。
【0016】 精紡機6で生産された実ボビンは、ボビン処理部5の口出し装置9により口出 し処理されてユニット部3へと送り出され、実ボビンコンベア7により実ボビン の供給が必要なワインディングユニットに取り込まれる。ワインディングユニッ トからの空ボビンは空ボビンコンベア8に出され、ユニット部3に沿ってボビン 処理部5へと搬送される。そして口出し率が低下したときなど、ボビン処理部5 の循環路10及び移送路11上に空ボビンBを挿立させたトレイTが並んで満杯 の状態になると、移送路11入口のトレイセンサー34がこれを感知して、ロー タリーソレノイド31を起動させる。ロータリーソレノイド31は、ガイドレバ ー32を空ボビンコンベア8に斜交するように回転位置(R)させ、トレイTの 直進を阻んで迂回路22に導く。これで空ボビンコンベア8により搬送されてき た空ボビンのトレイTは、迂回路22上を反対方向に流され、空ボビンコンベア 8には引き続き各ワインディングユニットから空ボビンが排出される。
【0017】 やがてボビン処理部5において口出し処理等が進んで、移送路11の満杯の状 態が解消されると、トレイセンサー34及び第二のセンサー35がこれを感知し 、ロータリーソレノイド31の駆動が解除されてガイドレバー32が原位置(Q )に戻る。これで空ボビンコンベア8により搬送されてきた空ボビンのトレイT はそのままボビン処理部5に送られ、移送路11、循環路10及び排出路12を 経由して精紡機6に戻される。また迂回路22にあった空ボビンも空ボビンコン ベア8の上流側に入り、新たにワインディングユニットから出てきた空ボビンと 共にボビン処理部5へと搬送される。
【0018】 またユニット部3からコンベアベルト24の走行に伴って運ばれてきた風綿C は、そのままボビン処理部5に入ることなく、空ボビンコンベア8の搬送端に止 どまり、この位置で開口しているサクションマウス55に吸い込まれる。また残 糸付きボビンB1 の糸端61が、糸層60から長く垂れてコンベアベルト24の 搬送面上に伸びていると、サクションマウス55がこれを吸い込み、カッタ57 が切断して過度に長い部分を除去する。
【0019】 このように、空ボビンコンベア8に迂回路22を設けて、満杯センサー34が 移送路11の満杯を検出した時に空ボビンを迂回路22に流すようにしたので、 ボビン処理部5の移送が滞っても空ボビンコンベア8上には空ボビンが並ぶこと がなく、ワインディングユニットからの空ボビン排出には支障ない。すなわちワ インダ21の運転を停止する必要がなくなり、巻き返し工程における能率向上が 達成される。
【0020】 また本考案はボビン処理部5の構造などを変更する必要のない簡単な構成であ るので、従来のワインダに容易に適用でき極めて汎用性に富む。
【0021】 さらに本実施例にあっては、空ボビンの搬送機構をボビン処理部5との境51 の位置で分断して、別個のコンベアベルト24,52によりトレイTを搬送する ようにしたので、風綿Cや残糸付きボビンB1 の糸端61が長いままボビン処理 部5に入ることがなくなり、これに起因する駆動系や口出し装置などのトラブル を未然に防ぐことができる。また空ボビンコンベア8の搬送端にサクションマウ ス55及びカッタ57を設けたので、風綿C及び糸引きを確実に除去できる。
【0022】 なお本実施例においては、迂回路22を空ボビンコンベア8と略同じ長さに伸 ばして閉ループ状に形成するものとしたが、空ボビンコンベア8の全長の半分程 度の長さにして、空ボビンコンベア8の中ほどの位置において合流させるように してもよい。また図1に示した迂回路22の途中に空ボビンコンベア8へ合流す る短絡路41を追加して、移送路11の満杯が直ぐに解消された場合には迂回し てきた空ボビンをこの短絡路41に流して、早めに空ボビンコンベア8に戻すよ うにしてもよい。
【0023】 さらに本実施例ではワインダ21が精紡機6に直結されているものを示したが 、本考案はこれに限らず、ボビン処理部を備えたワインダに広く適用されるもの である。
【0024】
【考案の効果】
以上要するに本考案によれば、次のような優れた効果を発揮する。
【0025】 空ボビン帰還路に迂回路を設け、ボビン処理部での移送状況に応じて搬送経路 を切り換える切換手段を設けたので、ボビン処理部が満杯となってもユニット部 からの空ボビン排出に支障がなくなり、ワインダの能率向上が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるボビン搬送システムの一実施例
を示した平面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】従来のボビン搬送システムを示した平面図であ
る。
【符号の説明】
5 ボビン処理部5 8 空ボビンコンベア(空ボビン帰還路) 21 ワインダ 22 迂回路 23 切換手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワインダのボビン処理部に連なる空ボビ
    ン帰還路に迂回路を設け、該迂回路にボビン処理部での
    移送状況に応じて搬送経路を切り換える切換手段を設け
    たことを特徴とするボビン搬送システム。
JP2885293U 1993-05-31 1993-05-31 ボビン搬送システム Pending JPH0687371U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2885293U JPH0687371U (ja) 1993-05-31 1993-05-31 ボビン搬送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2885293U JPH0687371U (ja) 1993-05-31 1993-05-31 ボビン搬送システム

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JPH0687371U true JPH0687371U (ja) 1994-12-22

Family

ID=12259917

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JP2885293U Pending JPH0687371U (ja) 1993-05-31 1993-05-31 ボビン搬送システム

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