JPH0687148U - キャブオーバ型車の音漏れ防止構造 - Google Patents

キャブオーバ型車の音漏れ防止構造

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JPH0687148U
JPH0687148U JP3554493U JP3554493U JPH0687148U JP H0687148 U JPH0687148 U JP H0687148U JP 3554493 U JP3554493 U JP 3554493U JP 3554493 U JP3554493 U JP 3554493U JP H0687148 U JPH0687148 U JP H0687148U
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JP
Japan
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check valve
engine room
vehicle
cab
duct
Prior art date
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Pending
Application number
JP3554493U
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English (en)
Inventor
幸博 山咲
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0687148U publication Critical patent/JPH0687148U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】走行時の逆止弁の浮き上がりを防止し、エンジ
ンノイズやタイヤノイズ等が車室内に侵入するのを防止
できるキャブオーバ型車の音漏れ防止構造を提供するこ
と。 【構成】キャブオーバ型車のセンターピラーに、車室内
とエンジンルームとを連通させる換気口を設け、この換
気口のエンジンルーム側に車室内からエンジンルームへ
の空気の流れを許容する逆止弁を設ける。エンジンルー
ム内には前端部から走行風を導入しかつ後端部が逆止弁
に対面するダクトを車体前後方向に配設し、ダクトの前
端部から導入された走行風を逆止弁に対して閉鎖方向に
当てる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はキャブオーバ型車において、センターピラーに設けられる換気口から の音漏れ防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
キャブオーバ型車の場合、車室の室内空間が比較的小さいので、ドアの閉鎖時 に内圧が急上昇し、ドアの締まり性能が悪化するとともに、換気性能も悪い。そ のため、センターピラーのインナパネルに、車室内とエンジンルームとを連通さ せる換気口を設け、この換気口のエンジンルーム側に車室内からエンジンルーム への空気の流れを許容する逆止弁を設けたものが知られている(実開昭57−6 9772号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記逆止弁は一般にゴム板で形成されているが、走行時のエンジンルーム内の 空気の流れがタイヤ等の回転に伴う空気流のために不均一になり、逆止弁が浮き 上がりやすい。そのため、エンジンノイズやタイヤノイズ、埃等が換気口を通っ て車室内に侵入し、走行時の車内騒音を悪化させるという問題があった。 そこで、本考案の目的は、走行時の逆止弁の浮き上がりを防止し、エンジンノ イズやタイヤノイズ等が車室内に侵入するのを防止できるキャブオーバ型車の音 漏れ防止構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、センターピラーに車室内とエンジンル ームとを連通させる換気口を設け、この換気口のエンジンルーム側に車室内から エンジンルームへの空気の流れを許容する逆止弁を設けたキャブオーバ型車にお いて、上記エンジンルーム内に、前端部から走行風を導入しかつ後端部が上記逆 止弁に対面するダクトを車体前後方向に配設し、ダクトの前端部から導入された 走行風を逆止弁に対して閉鎖方向に当てるように構成したものである。
【0005】
【作用】
キャブオーバ型車が走行を開始すると、ダクトの前端部から導入された走行風 はダクトの中を通って逆止弁に対して閉鎖方向に当てられる。そのため、エンジ ンルーム内の空気の流れがタイヤ等の回転に伴う空気流のために不均一になって も、逆止弁の浮き上がりが防止され、換気口は閉鎖されたまま保持される。した がって、エンジンノイズやタイヤノイズ、埃などが車室内に侵入するのを防止で きる。 また、停車時には逆止弁は閉鎖方向に付勢されないので、ドアの締まり性能や 換気性能を悪化させず、走行時にはドアを開くことがないので、逆止弁を閉鎖方 向に押圧しても全く問題がない。しかも、走行風を利用することにより逆止弁を 閉鎖させるための格別な付勢手段が不要となるので、構造が非常に簡単である。
【0006】
【実施例】
図1,図2は本考案にかかる音漏れ防止構造を備えたキャブオーバ型車を示す 。 図において、1はセンターピラー、2はフロアパネル、3は逆止弁である。 センターピラー1はインナパネル1aとアウタパネル1bとで構成され、内部 はほぼ密閉された構造となっている。インナパネル1aの車室4およびエンジン ルーム5に面する部位には、換気口6,7がそれぞれ形成されている。なお、車 室4側の換気口6はルーバー状に形成されている。エンジンルーム5側の換気口 7は、上端部がインナパネル1aに固着されたゴム板よりなる逆止弁3で常時は 閉鎖されている。上記逆止弁3は図2に破線で示すように撓み、車室4からエン ジンルーム5への空気の流れを許容するようになっているので、ドア閉鎖時にお ける車室4の内圧は、換気口6,センターピラー1の内部,換気口7を通って車 外へ抜け、ドアの締まり性能を良好に保つことができる。
【0007】 エンジンルーム5内にはフレーム10が前後方向に配設されており、このフレ ーム10の前端部には走行風を導入するための開口部10aが形成されている。 また、フレーム10の上記換気口7の近傍部位にはダクト11が接続され、この ダクト11の先端部は逆止弁3に対面して開口している。なお、フレーム10の ダクト接続部よりやや後部には仕切板12が固定され、フレーム10内を流れた 走行風がフレーム10の中をダクト接続部より後方へ流れないようにせき止めて いる。
【0008】 上記構造のキャブオーバ型車において、停車時には逆止弁3は自身のばね力で 換気口7を閉じている。そのため、埃や騒音が換気口6,7を介して車室4内に 入り込むことがない。ここで、ドアを急閉すると、車室4の内圧上昇により逆止 弁3は瞬間的に開き、車室4の内圧は換気口6,7を通って抜ける。そのため、 ドアが十分に閉まらないといった不具合を解消できる。 一方、走行を開始すると、その走行風がフレーム11の開口部10aより導入 され、フレーム11の中を通ってダクト11から吹き出される。この吹き出され た走行風は逆止弁3に対して正面から当たるので、逆止弁3は閉鎖方向に付勢さ れる。そのため、エンジンルーム5内の空気の流れがタイヤ等の回転に伴う空気 流のために不均一になっても、逆止弁3の浮き上がりが防止され、換気口7は閉 鎖状態で保持される。したがって、エンジンノイズやタイヤノイズ、埃などが車 室4内に侵入するのを防止でき、走行時の車内騒音を低減できる。
【0009】 なお、上記実施例ではダクトとしてフレームを利用した例を示したが、フレー ムとは別の送風用ダクトを配設してもよい。ただ、フレームを利用した方が部品 数や配設の手間が省けるので、望ましい。 また、逆止弁としてはゴム板のほか他の材料を用いることが可能であり、例え ば上端部にヒンジを有する開閉板で構成してもよい。ただ、ゴム板を用いた逆止 弁は最も構造が簡単で安価である点で望ましい。
【0010】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案によれば、走行風を利用して逆止弁を閉 鎖方向に付勢するようにしたので、エンジンルーム内の空気の流れがタイヤ等の 回転に伴う空気流のために不均一になっても、逆止弁の浮き上がりが防止される 。そのため、換気口は閉鎖されたまま保持され、エンジンノイズやタイヤノイズ 、埃などが車室内に侵入するのを防止できる。 また、停車時には逆止弁は閉鎖方向に付勢されないので、ドアの締まり性能や 換気性能を悪化させず、走行時にはドアを開くことがないので、逆止弁を閉鎖方 向に押圧しても全く問題がない。 さらに、走行風を利用することにより逆止弁を閉鎖させるための格別な付勢手 段が不要となるので、構造が非常に簡単となるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる音漏れ防止構造を備えたキャブ
オーバ型車の車内側から見た斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 センターピラー 3 逆止弁 4 車室 5 エンジンルーム 6,7 換気口 10 フレーム(ダクト) 11 ダクト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】センターピラーに車室内とエンジンルーム
    とを連通させる換気口を設け、この換気口のエンジンル
    ーム側に車室内からエンジンルームへの空気の流れを許
    容する逆止弁を設けたキャブオーバ型車において、 上記エンジンルーム内に、前端部から走行風を導入しか
    つ後端部が上記逆止弁に対面するダクトを車体前後方向
    に配設し、ダクトの前端部から導入された走行風を逆止
    弁に対して閉鎖方向に当てるように構成したことを特徴
    とするキャブオーバ型車の音漏れ防止構造。
JP3554493U 1993-06-04 1993-06-04 キャブオーバ型車の音漏れ防止構造 Pending JPH0687148U (ja)

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JP3554493U JPH0687148U (ja) 1993-06-04 1993-06-04 キャブオーバ型車の音漏れ防止構造

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JP3554493U JPH0687148U (ja) 1993-06-04 1993-06-04 キャブオーバ型車の音漏れ防止構造

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JPH0687148U true JPH0687148U (ja) 1994-12-20

Family

ID=12444678

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3554493U Pending JPH0687148U (ja) 1993-06-04 1993-06-04 キャブオーバ型車の音漏れ防止構造

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