JPH0686524U - 胛 被 - Google Patents
胛 被Info
- Publication number
- JPH0686524U JPH0686524U JP3274593U JP3274593U JPH0686524U JP H0686524 U JPH0686524 U JP H0686524U JP 3274593 U JP3274593 U JP 3274593U JP 3274593 U JP3274593 U JP 3274593U JP H0686524 U JPH0686524 U JP H0686524U
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- Japan
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- cover
- sewn
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 少なくともサイドモールドの嵌合箇所に対応
する胛被踵部における構成部材の重ね枚数を減少させた
胛被を提供する。 【構成】 左右一対の胛被片11,12の踵部02にお
ける縫着箇所の一部をアウトカウンター03で被覆した
胛被01において、少なくともサイドモールドの嵌合箇
所05に対応する胛被片11,12の踵部端面21,2
2どうしを相互に突き合わせるとともに、突き合わせ部
分を千鳥縫い13により縫着する。
する胛被踵部における構成部材の重ね枚数を減少させた
胛被を提供する。 【構成】 左右一対の胛被片11,12の踵部02にお
ける縫着箇所の一部をアウトカウンター03で被覆した
胛被01において、少なくともサイドモールドの嵌合箇
所05に対応する胛被片11,12の踵部端面21,2
2どうしを相互に突き合わせるとともに、突き合わせ部
分を千鳥縫い13により縫着する。
Description
【0001】
本考案は、踵部にアウトカウンターを有する胛被、特にアウトカウンターを有 するにもかかわらず、踵部構成部材の重ね枚数を部分的に減少させた胛被に関す る。
【0002】
従来、射出または注入成形用の靴成形金型を用いて靴底を胛被と一体成形する 靴成形金型は、その内部に靴底成形用空隙を形成して互いに嵌合される本体ラス ト、ボトムモールドおよびサイドモールドにより構成されている。
【0003】 しかも、サイドモールドは、靴幅方向の中央部分で二分割される左右一対のモ ールドで構成されているため、金型嵌合時に胛被の爪先部や踵部の一部が左右の サイドモールド間に挟み込まれる恐れがある。
【0004】 これは、胛被をラストに装着すると、胛被とラストとの間隙が僅かに緩み、特 に胛被の前後方向に緩んで不整形になる傾向があり、しかもこの不整形になり易 い箇所が左右のサイドモールドの嵌合箇所との相対位置にあるためである。特に 、踵部にアウトカウンターを有する胛被は、図6に示すように、アウトカウンタ ー03と補強材04との間に挟まれた左右両側の胛被片11,12の踵部縫い代 23,24が、地縫い14により縫着した部分から左右両側に折り返えされてい るため、踵部縫い代23(24)を含めると、この部分の構成部材の重ね枚数は 4重になっており、金型嵌合時に左右のサイドモールド間に挟み込まれ易い。
【0005】 このように、胛被の爪先部や踵部の一部が左右のサイドモールド間に挟み込ま れたまま靴底が胛被と一体成形されると、胛被の爪先部や踵部に突出部が形成さ れたり、バリが発生して靴の品位が落ちる恐れがあった。また、挟み込まれなく ても、嵌合面での不整形により、バリが発生し易い。
【0006】 そこで、従来は、踵部の縫合部をハンマーで叩いたり、金型嵌合時にモールド の位置修正を行うなどの対処を行っていたが、金型嵌合時に多大な手数がかかっ たり、製造された各製品の品位の均一性が確保できなかったり、生産性の低下を 来すなどの恐れがあった。
【0007】
本考案は、係る従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、少なく ともサイドモールドの嵌合箇所に対応する胛被踵部における構成部材の重ね枚数 を減少させた胛被を提供することにある。
【0008】
本考案は、左右一対の胛被片の踵部どうしを縫着させるとともに、縫着箇所の 一部をアウトカウンターで被覆した胛被において、少なくともサイドモールドの 嵌合箇所に対応する胛被片の踵部端面どうしを相互に突き合わせるとともに、突 き合わせ部分を縫着してなる胛被を提供するものである。
【0009】
少なくともサイドモールドの嵌合箇所に対応する胛被片の踵部端面どうしを相 互に突き合わせたのち、突き合わせ部分を縫着すると、踵部縫い代の折り返しが ないため、サイドモールドの嵌合箇所に対応する胛被踵部における構成部材の重 ね枚数が踵部縫い代の折り返し分だけ少なくなる。
【0010】
以下、図面により本考案の実施例を説明する。 なお、この実施例では、胛被片踵部の突き合わせ部を千鳥縫いにより縫着した 場合を例にとる。
【0011】 図1および図2において、01は、胛被であり、胛被01の踵部02は、その 外側にアウトカウンター03が設けられ、その内側には、補強材04が設けられ ている。
【0012】 胛被01は、左右一対の胛被片11,12どうしを縫着することにより形成さ れているが、アウトカウンター03によって被覆される被覆部分Aは、胛被片1 1,12の踵部端面21,22どうしを相互に突き合わせるとともに、突き合わ せ部分を千鳥縫い13により縫着されている。もちろん、この被覆部分Aは、サ イドモールドの嵌合箇所05に対応している。
【0013】 一方、千鳥縫い13によって縫着された被覆部分Aより上方のアウトカウンタ ー03によって被覆されない非被覆部分Bは、図3に示すように、左右一対の胛 被片11,12の踵部縫い代23,24どうしを地縫い14によって縫着したあ と、踵部縫い代23,24を左右に折り返し、さらにその上を粘着テープ15で 被覆している。
【0014】 上記のように、サイドモールドの嵌合箇所05に対応する胛被片11,12の 踵部端面21,22どうしを相互に突き合わせたのち、突き合わせ部分を千鳥縫 い13によって縫着すると、踵部縫い代の折り返しがなくなるため、サイドモー ルドの嵌合箇所05に対応する胛被踵部02における構成部材の重ね枚数が踵部 縫い代23,24の折り返し分だけ少なくなる。
【0015】 従って、金型嵌合時に胛被の爪先部や踵部の一部が左右のサイドモールド間に 挟み込まれる恐れがなくなることになり、また嵌合面での不整形も発生すること がない。
【0016】 以上で本考案の実施例を説明したが、本考案は、この実施例に限定されること はなく、その要旨を逸脱しない範囲での変更などがあっても本考案に含まれるも のである。
【0017】 すなわち、アウトカウンター03よって覆われない非被覆部分Bについては、 図4に示すように、地縫い14によって結合させた踵部縫い代23,24を左右 に折り返したのち、折り返えされた踵部縫い代23,24をテープ16で覆い、 さらに胛被01、折り返された胛被縫い代23,24およびテープ16を割縫い 17によって縫着させてもよい。
【0018】 また、胛被片11,12の踵部端面21,22を全長に亘って突き合わせて千 鳥縫い13により縫着させたのち、アウトカウンター03よって覆われない非被 覆部分Bについては、図5に示すように、胛被片11,12の裏側にテープ18 を当てるとともに、表側に袋状にした装飾兼補強部材19または一重の装飾兼補 強部材190を当てたのち、これらを一体的に縫着10させてもよい。
【0019】 一方、サイドモールドの嵌合部分05に対応する踵部02の結合部分は、踵部 端面21,22どうしを突き合わせた状態で結合できればよいのであって、千鳥 縫い13の代わりに、例えばフラットロック縫いなどで縫い合わせてもよい。
【0020】
上記のように、本考案は、少なくともサイドモールドの嵌合箇所に対応する胛 被片の踵部端面どうしを相互に突き合わせたのち、突き合わせ部分を千鳥縫いな どにより縫着したため、踵部縫い代の折り返しがなくなり、サイドモールドの嵌 合箇所に対応する胛被踵部における構成部材の重ね枚数が踵部縫い代の折り返し 分だけ少なくなる。 その結果、金型嵌合時に胛被の爪先部や踵部の一部が左右のサイドモールド間 に挟み込まれる恐れがなくなり、また嵌合面での不整形も生じないので、作業性 、生産性、製品品位が格段に向上するようになった。
【図1】本考案に係る胛被の踵部の一部切欠き部分を含
む正面図である。
む正面図である。
【図2】図2は、図1のII−II断面図である。
【図3】図3は図1のIII −III 断面図である。
【図4】非被覆部分Bの他の例を示す断面図である。
【図5】非被覆部分Bのさらに他の例を示す断面図であ
る。
る。
【図6】アウトカウンターを有する従来の踵部の横断面
である。
である。
01 胛被 02 踵部 03 アウトカウンター 05 サイドモールドの嵌合箇所 11,12 胛被片 13 千鳥縫い 21,22 踵部端面
Claims (1)
- 【請求項1】 左右一対の胛被片の踵部どうしを縫着さ
せるとともに、縫着箇所の一部をアウトカウンターで被
覆した胛被において、少なくともサイドモールドの嵌合
箇所に対応する胛被片の踵部端面どうしを相互に突き合
わせるとともに、突き合わせ部分を縫着してなる胛被。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032745U JP2514639Y2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 胛 被 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032745U JP2514639Y2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 胛 被 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0686524U true JPH0686524U (ja) | 1994-12-20 |
JP2514639Y2 JP2514639Y2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=12367386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993032745U Expired - Lifetime JP2514639Y2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 胛 被 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514639Y2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4731647U (ja) * | 1971-04-27 | 1972-12-09 | ||
JPS4830451U (ja) * | 1971-08-17 | 1973-04-13 | ||
JPS5122045U (ja) * | 1974-08-01 | 1976-02-18 | ||
JPH01254103A (ja) * | 1988-04-01 | 1989-10-11 | Achilles Corp | 靴の衝合部の縫着構造 |
JPH0527304A (ja) * | 1991-07-24 | 1993-02-05 | Canon Inc | ホログラムを有した撮影装置 |
-
1993
- 1993-05-27 JP JP1993032745U patent/JP2514639Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4731647U (ja) * | 1971-04-27 | 1972-12-09 | ||
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JPH01254103A (ja) * | 1988-04-01 | 1989-10-11 | Achilles Corp | 靴の衝合部の縫着構造 |
JPH0527304A (ja) * | 1991-07-24 | 1993-02-05 | Canon Inc | ホログラムを有した撮影装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2514639Y2 (ja) | 1996-10-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960514 |