JPH0686251U - 自動車の電気回路における短絡ピン - Google Patents
自動車の電気回路における短絡ピンInfo
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- JPH0686251U JPH0686251U JP3196493U JP3196493U JPH0686251U JP H0686251 U JPH0686251 U JP H0686251U JP 3196493 U JP3196493 U JP 3196493U JP 3196493 U JP3196493 U JP 3196493U JP H0686251 U JPH0686251 U JP H0686251U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 運転休止時においても電力を消費する回路の
通電を一斉にまとめてオン・オフすることができる、他
の多数の通常のヒューズと互換性のない自動車の電気回
路における短絡ピンの提供。 【構成】 バッテリーからヒューズを介して各種電気機
器に接続される自動車の電気回路において、運転休止時
においても常時電流が流れる回路をヒューズFよりもバ
ッテリーV側で一回路にまとめると共に、当該回路に、
短絡ピン2が着脱可能な挿入ガイド16,16を有する
取付部を設け、当該取付部に着脱することにより当該回
路を同時に通電又は遮断する短絡ピン2であって、当該
短絡ピン2を、各種電気機器と接続される回路に用いる
ブレード型ヒューズやミニヒューズ等の通常のヒューズ
Fと互換性のない形状・寸法としたことを特徴とする短
絡ピン。
通電を一斉にまとめてオン・オフすることができる、他
の多数の通常のヒューズと互換性のない自動車の電気回
路における短絡ピンの提供。 【構成】 バッテリーからヒューズを介して各種電気機
器に接続される自動車の電気回路において、運転休止時
においても常時電流が流れる回路をヒューズFよりもバ
ッテリーV側で一回路にまとめると共に、当該回路に、
短絡ピン2が着脱可能な挿入ガイド16,16を有する
取付部を設け、当該取付部に着脱することにより当該回
路を同時に通電又は遮断する短絡ピン2であって、当該
短絡ピン2を、各種電気機器と接続される回路に用いる
ブレード型ヒューズやミニヒューズ等の通常のヒューズ
Fと互換性のない形状・寸法としたことを特徴とする短
絡ピン。
Description
【0001】
本考案は自動車用の電気回路において、運転休止時においても電力を消費する 回路の通電をまとめて遮断する短絡ピンに関するものである。
【0002】
周知の通り、自動車内における各種電気機器の配線は、一般にヒューズボック スに集められ、各種電気機器の容量に応じたヒューズを介してイグニッションス イッチ又は他の切替スイッチを経てバッテリーに接続されている。
【0003】 通常、自動車が運転休止中の場合、即ち、イグニッションスイッチがオフの場 合には、これら各種機器に電流は流れないが、時計やエンジンのコントロールユ ニットなどには運転休止中といえども、時計の作動やエンジン作動の準備のため に常時電流が流れるように配線されている。
【0004】 しかし、運転休止中に流れる電流(暗電流)は極く少量にすぎないが、輸出の 際の船積み時など長期間運転を休止している状態が続くとバッテリーの消耗を招 く。
【0005】 そこで、従来は、船積みの際、運転休止中でもバッテリーを消耗する時計やコ ントロールユニットなど数種の電気機器用ヒューズをヒューズボックスから引き 抜いておき、現地到着の際、引き抜いたヒューズを再び挿入して通電するように していたが、上記のヒューズの引き抜き及び再挿入作業は狭い場所での作業であ るため大変で、又、引き抜いたヒューズを紛失する危険性もあった。 このため、ヒューズの引き抜きに代えて切替スイッチを設けたものが開示され ている(実開平5-6647号)。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、最近自動車の高級化に伴い、イグニッションスイッチに連結されな い各種電気機器への配線が増加しており、これら各配線に設けられた個々のヒュ ーズを船積みの際引き抜き、現地到着の際再び挿入する作業は大変煩雑であり、 抜き取ったヒューズの紛失の恐れが多く、又、再び挿入する場合、各ヒューズの 容量をいちいち確認しながら所定の位置に挿入しなければならず、この確認、挿 入作業が極めて煩雑なものであった。
【0007】 又、前記の煩雑な作業をなくすため、それぞれのヒューズに対応させて前記し た切替スイッチを設けるには、専用のヒューズボックスの金型を起す必要があり 、又、数種の部品からなるスイッチ機構を組み付けなければならず、作業的にも コスト的にも大きな問題となるものである。
【0008】
本考案は、従来使用しているヒューズボックスを少し変更することと、このヒ ューズボックスに他の多数のヒューズとほぼ同形の短絡ピンを着脱可能に設け、 この短絡ピンの着脱により、イグニッションスイッチに連結されていない複数の 各種電気機器への通電をまとめて遮断あるいは連通させるようにしたことを特徴 とするものである。
【0009】 すなわち、本考案は、バッテリーからヒューズを介して各種電気機器に接続さ れる自動車の電気回路において、運転休止時においても常時電流が流れる回路を ヒューズよりもバッテリー側で一回路にまとめると共に、当該回路に、短絡ピン が着脱可能な挿入ガイドを有する取付部を設け、当該取付部に着脱することによ り当該回路を同時に通電又は遮断する短絡ピンであって、当該短絡ピンを、各種 電気機器と接続される回路に用いるブレード型ヒューズやミニヒューズ等の通常 のヒューズと互換性のない形状・寸法としたことを特徴とする短絡ピンである。
【0010】
本考案においては、一つの短絡ピンを抜くだけで、運転休止時においても電力 を消費する複数の電気機器への通電を一斉にまとめて遮断することができ、逆に 通電状態にする際には抜き取った一つの短絡ピンを挿入するだけで、当該複数の 電気機器への通電状態が一斉に得られる。
【0011】 又、短絡ピンは他の通常のヒューズとほぼ同形ではあるが互換性がないため、 引き抜きはヒューズの引き抜きと同様に行なえるが挿入に際しては、他のヒュー ズと間違えて挿入する恐れがない。
【0012】
図3は、本考案に係る短絡ピンを使用した一例の自動車の電気回路図であり、 図中1はバッテリーVに接続されたイグニッションスイッチで、このイグニッシ ョンスイッチ1の先には複数の各種電気機器A、B、C、Dに通じる配線がそれ ぞれ所定容量のヒューズF1,、F2 、F3 、F4 を介して設けられている。
【0013】 2はバッテリーVに接続された本考案に係る短絡ピンで、この短絡ピン2の先 には運転休止時においても電力を消費する複数の各種電気機器X、Y、Zに通じ る配線がそれぞれ所定容量のヒューズF5 、F6 、F7 を介して設けられている 。
【0014】 前記複数の各種電気機器A、B、C、D、X、Y、Zに通じる配線に設けられ ている各ヒューズFは、図2に示すような同一平面上の平行な二つの端子6、6 間を同一平面上にて連接したヒューズエレメント5(可溶性)の上半部を、両側 面に二条の凹溝7、7を備えた絶縁性のハウジング8にて覆ったミニブレード形 ヒューズ(以下単に「ミニヒューズ」という)が用いられ、このミニヒューズF が挿入されるヒューズボックス側の取付部は、前記二つの端子6、6が嵌る挿入 口11、11を備え、その外周部に前記ハウジング8の両側部を案内する平面コ字形 のガイド12、12が対称的に設けられている形態となっている。
【0015】 これに対し、前記短絡ピン2は、図1に示すような前記ミニヒューズFと同形 の同一平面上の平行な二つの端子6、6の上端部を可溶体でなく同厚の同一素材 にて、同一平面上に一体的に連結した金属製エレメント13の上半部を、両側面に 前記ミニヒューズFの凹溝7、7よりそれぞれ外側に幅の広い二条の広幅凹溝14 、14を備え、かつ、前記ミニヒューズFより溝の広くなった寸法分外形幅の少し 広い絶縁性のハウジング15にて覆ったものである。
【0016】 そして、この短絡ピン2が挿入されるヒューズボックス側の取付部は、短絡ピ ン2の二つの端子6、6が嵌る挿入口11、11を備え、その外周部には前記ハウジ ング15を案内する平面C字形のガイド16、16を対称的に有するものである。
【0017】 すなわち、前記ハウジング15の幅LがミニヒューズFのガイド12、12の内壁間 の寸法Mより大きく設定されており、このため短絡ピン2はミニヒューズ側の取 付部には嵌らず、又、逆にミニヒューズFの凹溝7、7の外縁間の寸法Nが短絡 ピン取付部の平面C字形のガイド16、16の内縁間の寸法Pと同一に設定されてお り、このためミニヒューズFは短絡ピン2の取付部には嵌らないようになってい る。 従ってミニヒューズFと短絡ピン2とが混同して誤挿入されることはない。
【0018】 なお、上記の図示した実施例は、取付部における端子の挿入口11をミニヒュー ズFと同じものとし、ミニヒューズF又は取付部のガイド12又は16と、ミニヒュ ーズF又は短絡ピン2のハウジング8又は15との寸法関係において互換性をなく した形態について説明したが、両側面に設けた凹溝7、7の位置をずらせてもよ い。
【0019】 また、取付部におけるミニヒューズFと短絡ピン2の端子の挿入口11、11やガ イド12と16を同一形態とすると共に、ミニヒューズFと短絡ピン2のハウジング 8と15をも同一形態とし、短絡ピン2の端子6、6の幅又は厚さをミニヒューズ Fの端子よりも大きくしたり、両端子6、6の間隔を変えることによっても両者 の互換性をなくすことができる。
【0020】 この他、例えば短絡ピン2のハウジング15の中央下面に、突起(図示せず)を 設けると共に短絡ピン2側の取付部にも両挿入口11の間に該突起の嵌る孔(図 示せず)を形成し、一方ミニヒューズF側の取付部には該突起が嵌る孔を形成し ないようにすることにより、短絡ピン2とミニヒューズFとの互換性をなくすこ ともできる。
【0021】 さらに、前記実施例においてはミニヒューズFを例にとって説明したが、この ヒューズは現在広く使用されているブレード形ヒューズ(特公昭54-36726号)に おいても本考案の技術は適用できるものである。
【0022】
本考案は前述のように、運転休止時においても電力を消費する複数の電気機器 に接続された配線のバッテリー側を一回路にまとめて、この回路に短絡ピンを介 してバッテリーと接続したため、この短絡ピン一つを抜き差しすることにより複 数の電気機器への通電状態を一斉にまとめてオン・オフすることができる。
【0023】 又、短絡ピンはミニヒューズと互換性を有しないため、誤挿入が防止できる。 この短絡ピンは他の複数のミニヒューズと形状的に同様な形態のため、構造簡単 にして安価に得られ、しかも、従来のミニヒューズ用の引き抜きクリップにて容 易に引き抜くことができる。
【0024】 さらに、短絡ピンの取付部についても、ミニヒューズと同じ端子挿入用の挿入 口11、11の周囲に、ミニヒューズ用のガイドと類似するがミニヒューズの挿入を 妨げる形態のガイドを設けたもので、このガイドは従来のヒューズボックスを少 し変更するだけで得られるため、製作が容易で安価に得られるものである。
【図1】本考案に係る短絡ピンとその取付部を示す斜視
図。
図。
【図2】ミニヒューズとその取付部を示す斜視図。
【図3】短絡ピンを設けた一例の回路図。
1 イグニッションスイッチ 2 短絡ピン 5 ヒューズエレメント 6 端子 7 凹溝 8、15 ハウジング 11 挿入口 12、16 ガイド 13 金属製エレメント 14 広巾凹溝 A、B、C、D、X、Y、Z 各種電気機器 F ミニヒューズ V バッテリー
Claims (4)
- 【請求項1】 バッテリーからヒューズを介して各種電
気機器に接続される自動車の電気回路において、運転休
止時においても常時電流が流れる回路をヒューズよりも
バッテリー側で一回路にまとめると共に、当該回路に、
短絡ピンが着脱可能な挿入ガイドを有する取付部を設
け、当該取付部に着脱することにより当該回路を同時に
通電又は遮断する短絡ピンであって、当該短絡ピンを、
各種電気機器と接続される回路に用いるブレード型ヒュ
ーズやミニヒューズ等の通常のヒューズと互換性のない
形状・寸法としたことを特徴とする短絡ピン。 - 【請求項2】 請求項1における短絡ピンが、同一平面
上の平行な二つの端子間を同一平面上にて連接した金属
製エレメントと、当該エレメントの連接部と両端子の上
部を覆うように形成した合成樹脂製ハウジングとからな
る短絡ピン。 - 【請求項3】 請求項2における短絡ピンにおいて、合
成樹脂製ハウジングが取付部の挿入ガイドに嵌らず通常
のヒューズと互換性のない形状の短絡ピン。 - 【請求項4】 請求項2における短絡ピンにおいて、平
行な二つの端子が通常のヒューズの端子挿入口に嵌らず
通常のヒューズと互換性のない形状の短絡ピン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993031964U JP2569856Y2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 自動車の電気回路における短絡ピン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993031964U JP2569856Y2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 自動車の電気回路における短絡ピン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0686251U true JPH0686251U (ja) | 1994-12-13 |
JP2569856Y2 JP2569856Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=12345643
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993031964U Expired - Lifetime JP2569856Y2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | 自動車の電気回路における短絡ピン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569856Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3030345U (ja) * | 1996-04-18 | 1996-10-22 | 株式会社五木エージェンシー | 病院における患者管理装置 |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP1993031964U patent/JP2569856Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3030345U (ja) * | 1996-04-18 | 1996-10-22 | 株式会社五木エージェンシー | 病院における患者管理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2569856Y2 (ja) | 1998-04-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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