JPH068620A - フルオラン発色剤 - Google Patents

フルオラン発色剤

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JPH068620A
JPH068620A JP5056730A JP5673093A JPH068620A JP H068620 A JPH068620 A JP H068620A JP 5056730 A JP5056730 A JP 5056730A JP 5673093 A JP5673093 A JP 5673093A JP H068620 A JPH068620 A JP H068620A
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Abstract

(57)【要約】 下記の式(I)のフルオラン化合物、その製造方法、お
よびこの化合物を発色剤とする感圧記録材料または感熱
記録材料、およびその製造方法を提供する。この発色剤
は耐昇華性および耐マイグレーション性に優れている。 【化18】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】感圧記録材料または感熱記録材料用の各種
のフルオラン発色剤は、当技術分野において公知であ
る。これらの材料の貯蔵安定性ならびにフルオランを使
用して形成された像の堅牢性が強く要求されている。し
たがって、当技術分野においては、発色剤の昇華堅牢性
ならびにマイグレーションに対する安定性を向上させる
ための研究開発が絶えず行われている。本発明は、フル
オラン、その製造法ならびに増強された昇華堅牢性とマ
イグレーション安定性とを有する感圧記録材料または感
熱記録材料の発色剤としてのその使用に関する。
【0002】本発明の感圧または感熱記録材料は、下記
式(I)の発色剤の少なくとも1種を含有する。
【化5】 式中、R1 は水素またはC1 −C4 −アルキル;R2
3 とは互いに独立的に水素;C1 −C8 −アルキル;
置換されていないか、またはC1 −C4 −アルキルまた
はハロゲンによって置換されたC4 −C7−シクロアル
キル;置換されていないフェニル、またはC1 −C4
アルキル、ヒドロキシルまたはハロゲンによって置換さ
れたフェニル;フェニル−C1 −C4 −アルキル;C3
−C6 −アルケニル;C1 −C4 −アルコキシ;C1
4−アルコキシ−C1 −C4 −アルキル;2−テトラ
ヒドロフラニルであるか;または、R2 とR3 とはそれ
らが結合している窒素原子と一緒で、置換されていない
か、またはC1 −C4 −アルキル置換ピロリジノ環、ピ
ペリジノ環、モルホリノ環、チオモルホリノ環、または
ピペラジノ環であり;R4 は水素、ヒドロキシルまたは
1 −C4 −アルキル;R5 はニトロ;SO27 ;S
2 OR8 ;SO2 NR910;COR11;CONR9
10;またはC1 −C4 −ハロアルキル;置換されてい
ないか、またはハロゲンまたはヒドロキシルによって置
換された2−トリアジニルまたは1−ベンゾトリアゾリ
ル基;R6 はハロゲン;ニトロ;C1 −C4 −アルキ
ル;C1 −C4 −ハロアルキル;アミノ;モノ−C1
4 −アルキルアミノ;ジ−C1 −C4 −アルキルアミ
ノ;またはCOR11;nは0,1,2,3または4であ
り;R7 はC1 −C8 −アルキル;C1 −C8 −ハロア
ルキル;置換されていないフェニルまたはフェニル−C
1 −C4 −アルキル;またはハロゲン、C1 −C4 −ア
ルキル、C1 −C4 −ハロアルキルまたはC1 −C4
アルコキシによって置換されたフェニルまたはフェニル
−C1 −C4 −アルキル;R8 は水素;C1 −C8 −ア
ルキル;C1 −C8 −ハロアルキル;置換されていない
フェニルまたはフェニル−C1 −C4 −アルキル;また
はハロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −ハロ
アルキルまたはC1 −C4 −アルコキシによって置換さ
れたフェニルまたはフェニル−C1 −C4 −アルキル;
9 とR10とは互いに独立的に水素またはC1 −C8
アルキルであるか;またはR9 とR10とはそれらが結合
している窒素原子と一緒で、置換されていないか、また
はC1 −C4 −アルキル置換ピロリジノ環、ピペリジノ
環、モルホリノ環、チオモルホリノ環またはピペラジノ
環であり;R11は水素;ヒドロキシル;C1 −C8 −ア
ルキル;C1 −C8 −アルコキシ;C1 −C8 −ハロア
ルキル;置換されていないフェニル、またはハロゲン、
1−C4 −アルキル、C1 −C4 −ハロアルキルまた
はC1 −C4 −アルコキシによって置換されたフェニ
ル;フェニル−C1 −C4 −アルキルまたはフェニル−
1 −C4 −アルコキシである。ただし、以下のものは
含まれない:3−ジエチルアミノ−7−メチルスルホニ
ルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ニトロフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ニトロフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ホルミルフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−カルボキシフルオラン、
3−ジエチルアミノフルオラン−7−カルボキメトキシ
メチルエステル、3−ジエチルアミノ−フルオラン−7
−スルホン酸、3−ジエチルアミノ−7−(4−エトキ
シフェニル)スルホニルフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−7−ベンジルオキシフルオラン。
【0003】文献においては、フルオラン環の個々の置
換基の位置が不同に番号をつけられている。本明細書に
おいては下記の番号表記法を採用する。
【化6】
【0004】上記の定義の範囲内において、それぞれの
置換基または残基は下記の好ましい意味を有する。ハロ
ゲンはフッ素、塩素または臭素であり、好ましくはフッ
素または塩素である。各定義の範囲内のアルキルは、直
鎖状または分枝状アルキルである。例示すれば、メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、1−メチルブチル、sec−ブチル、tert−ブ
チル、n−ペンチル、アミル、イソアミル、n−ヘキシ
ル、2−エチルヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチ
ル、イソオクチル、1、1、3、3−テトラメチルブチ
ルである。ハロアルキルは、好ましくはC1 −C2 −ハ
ロゲンアルキル基であり、例示すればトリクロロメチ
ル、トリフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、ジ
フルオロクロロメチル、ペルクロロエチル、1、1、
2、2−テトラクロロエチル、1、1、2、2−テトラ
フルオロエチル、2、2、2−トリクロロエチルなどで
ある。
【0005】R5 が意味するC1 −C8 −ハロアルキル
は、好ましくは上記に例示したハロゲンアルキル基であ
り、そのC−H結合の全部または少なくとも大部分がC
−ClまたはC−Fによって置換されているアルキル基
をも含む。
【0006】アルコキシは、好ましくはメトキシ、エト
キシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキ
シ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブト
キシなどである。C1 −C4 −アルコキシ−C1 −C4
−アルキルの例は、好ましくはメトキシメチル、メトキ
シエチル、エトキシメチル、エトキシエチルなどであ
る。モノ−C1 −C5 −アルキルアミノは、好ましくは
メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ブチル
アミノ、ペンチルアミノなどである。ジ−C1 −C5
アルキルアミノの例は、混合または対応的に置換された
基、たとえばメチルエチルアミノ、ジメチルアミノ、ジ
エチルアミノ、メチルプロピルアミノ、メチルブチルア
ミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジイソプロピルアミ
ノ、ジ−n−ブチルアミノ、ジ−n−ペンチルアミノな
どである。
【0007】フェニル−C1 −C4 −アルキル基および
フェニル−C1 −C4 −アルコキシ基中のフェニル部分
は、直鎖状または分枝状アルキルまたはアルコキシ鎖を
介して結合されうる。フェニルエチル、ベンジル、フェ
ニルエトキシなどが好ましい。フェニル−C1 −C4
アルキル基およびフェニル−C1 −C4 −アルコキシ基
のフェニル部分およびフェニルそれ自体は、好ましくは
置換されていないか、あるいは上記に例示したような3
つまでの同じまたは異なる置換基を有する。C3 −C5
−アルケニルの例は、アリル、1−プロペニルまたは2
−ペンテニル、イソプロペニルまたは2−ブテニルであ
る。アリルが好ましい。C4 −C7 −シクロヘキシルの
例は、シクロブチル、シクロヘプチル、シクロヘキシル
またはシクロヘプチルである。シクロヘキシルが好まし
い。
【0008】通常式(I)の化合物は、無色であるかせ
いぜいわずかに着色しているにすぎない。この発色剤
を、好ましくは酸性の顕色剤、たとえば電子受容体と接
触させると、R1 乃至R6 の意味および使用した顕色剤
の種類に応じて濃い橙色乃至赤色像を発像する。
【0009】さらに、式(I)の化合物は、一種または
それ以上の他の公知発色剤と混合して、たとえば3,3
−(ビスアミノフェニル)−フタリド、たとえばCV
L、3−インドリル−3−アミノフェニルアザフタリ
ド、3−インドリル−3−アミノフェニルジアザフタリ
ド、(3,3−ビスインドリル)フタリド、3−アミノ
フルオラン、3,7−ジアミノフルオラン、3,7−ジ
アミノ−6−メチルフルオラン、3,6−ビスアルコキ
シフルオラン、3,6−ビスジアリールアミノフルオラ
ン、ロイコオーラミン、スピロピラン、スピロジピラ
ン、クロメノピラゾール、クロメノインドール、フェノ
キサジン、フェノチアジン、キナゾリン、ローダミンラ
クタム、カルバゾリルメタン、またはその他のトリアリ
ールメタンロイコ染料と混合して青、紺、灰色または黒
色などの色像を得るのにもきわめて有用である。
【0010】好ましい付加的発色剤は、黒色の像を発す
る発色剤、好ましくは3,7−ジアミノフルオランであ
る。
【0011】式(I)の化合物は、青、紺、灰色、黒色
の色像を得るために所望の色濃度のために他の発色剤と
適当な割合で使用される。配合の比率は、発色反応に使
用される顕色剤によっても影響される。適当な比率は、
簡単な実験で決定することができる。発色剤混合物中に
式(I)のフルオランを10乃至70%(パーセント値
は発色剤の量を基準にした値である)使用するのが好ま
しい。特に好ましくは、約30乃至60%の量で使用さ
れる。このような混合物は、反応性複写紙または感熱記
録紙に適している。なお、本明細書の以下の記載におい
て“発色剤”という語は、式(I)の発色剤のみならず
上記のごときその混合物も包含するものと理解された
い。
【0012】式(I)の化合物は、活性化粘土上あるい
はフェノール系基質上において、高い色濃度ならびに優
れた耐光堅牢性の色を発色する。本化合物は、感熱また
は特に感圧記録材料(これは複写材料でもありうる)に
おける即時発色剤として適している。本化合物はpH安定
であり、かつカプセル油への溶解性に優れている。CB
シートが露光されても、ほとんど色濃度の低下(CB減
衰)が生じない。感圧記録材料は、典型的には、少なく
とも1対のシートを含み、それは有機溶剤に溶解された
少なくとも1種の式(I)の発色剤と、顕色剤としての
電子受容体を含有している。
【0013】顕色剤の代表例としては次のものが挙げら
れる。活性粘土物質たとえばアタパルガス粘土、酸性粘
土、ベントナイト、モンモリロナイト、活性化粘土たと
えば酸活性化ベントナイトまたはモンモリロナイト、さ
らにはゼオライト、ハロサイト、シリカ、アルミナ、硫
酸アルミニウム、リン酸アルミニウム、塩化亜鉛、硝酸
亜鉛、二酸化ジルコニウム、活性化カオリン、あるいは
その他の任意所望の粘土。さらに、酸性有機化合物たと
えば環置換されたフェノール、レソルシノール、サリチ
ル酸たとえば3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジ
ル)サリチル酸または3,5−ビス(α−メチルベンジ
ル)サリチル酸またはサリチル酸エステル、およびそれ
らの金属塩たとえば亜鉛塩、さらにまた酸性重合体、た
とえばフェノール系重合体、アルキルフェノールアセチ
レン樹脂、マレイン酸ロジン樹脂、あるいは部分的また
は完全に加水分解された無水マレイン酸とスチレン、エ
チレンまたはビニルメチルエーテルとの重合体、または
カルボキシメチレンの重合体なども顕色剤として使用す
ることができる。上記モノマーおよびポリマー化合物の
混合物も使用できる。特に好ましい顕色剤は、酸活性化
ベントナイト、サリチル酸亜鉛たとえば3,5−ビス−
α−メチルベンジルサリチル酸亜鉛、またはp−置換フ
ェノールとホルムアルデヒドとの縮合生成物である。こ
れは亜鉛で変性されていてもよい。サリチル酸亜鉛は、
たとえば欧州特許第A−181283号明細書およびド
イツ国特許第A−2242250号明細書に記載されて
いる。
【0014】顕色剤は、基本的に不活性であるか、また
は実質的に不活性な顔料、あるいはその他の助剤、たと
えばシリカゲル、あるいは紫外線吸収剤たとえば2−
(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾルあるい
は2−ヒドロキシフェニル−1,2,3−トリアジンと
混合して使用することもできる。かかる顔料の例は、タ
ルク、二酸化チタン、アルミナ、水酸化アルミニウム、
酸化亜鉛、チョーク、粘土たとえばカオリン、および有
機顔料たとえば尿素/ホルムアルデヒド縮合物(BET
表面積2乃至75m2 /g)あるいはメラミン/ホルム
アルデヒド縮合生成物などである。
【0015】発色剤は、電子受容体と接触した個所に着
色像を与える。感圧記録材料中の発色剤が事前に発色し
てしまうのを防止するために、通常は発色剤は電子受容
体から隔離されている。この隔離は、泡状構造体、スポ
ンジ様構造体またはハネーカム状構造体の中に発色剤を
封入することによって都合よく実施できる。好ましいの
は、一般に押圧によって破壊可能なマイクロカプセルの
中に発色剤を包嚢しておくことである。このカプセル
に、たとえば鉛筆で圧を加えると、発色剤溶液が、電子
受容体を塗布された隣接シートに転移し、着色像を生じ
る。この色は、電磁スペクトルの可視領域に吸収をもつ
染料が形成された結果である。
【0016】発色剤は、有機溶剤への溶液の形態でカプ
セル化するのが好ましい。適当な溶剤は好ましくは非揮
発性であり、例示すれば、クロロパラフィンのごときハ
ロゲン化パラフィン、トリクロロベンゼンのごときハロ
ゲン化ベンゼン、あるいはモノクロルジフェニル、ジク
ロロジフェニルまたはトリクロルジフェニルのごときハ
ロゲン化ジフェニル、さらにはエステル類たとえばトリ
クレジルホスフェート、ジ−n−ブチルフタレート、ジ
オクチルフタレート、トリクロロエチルホスフェート、
芳香族エーテル類たとえばベンジルフェニルエーテル、
炭化水素油たとえばパラフィンまたはケロシン、芳香族
炭化水素たとえばジフェニル、ナフタレンまたはテルフ
ェニルのアルキル化誘導体(たとえばイソプロピル、イ
ソブチル、sec−ブチルまたはtert−ブチル基に
よる);ジベンジルトルエン、部分水素化テルフェニ
ル、モノ−乃至テトラC1 −C3 −アルキル化ジフェニ
ルアルカン、ドデシルベンゼン、ベンジル化キシレン、
フェニルキシリルエタン、あるいはその他の塩素化また
は水素化された縮合芳香族炭化水素類。発色剤の最適溶
解度を得るために、迅速かつ高濃度な発色を得るため
に、かつまたマイクロカプセル化のために好ましい粘度
を得るために、異種溶剤の混合物、特にパラフィン油ま
たはケロシンとジイソプロピルナフタレンまたは部分水
素化テルフェニルとの混合物が、しばしば使用される。
カプセル化される場合、本発明による新規なフタリドは
易溶性であり、そして4乃至10のpH領域においてpH安
定であるという特徴を示す。
【0017】カプセル壁は、本発色剤溶液の液滴の周り
にコアセルベーションによって均質的に形成されうる。
カプセル形成材料は、たとえば米国特許第280045
7号明細書に記載されている。また、カプセルは、たと
えば英国特許第989264号、同1156725号、
同1301052号、同1355124号各明細書に記
載のごとく、アミノプラスチックまたは変性アミノプラ
スチックから重縮合によって好ましく形成することもで
きる。また、界面重合によって形成されたマイクロカプ
セルも適当である。たとえばポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリスルホンアミド、ポリスルホナートから形
成されたマイクロカプセルが、ただし特に好ましくはポ
リアミドまたはポリウレタンから形成されたマイクロカ
プセルが使用される。
【0018】式(I)の発色剤を含有するマイクロカプ
セルは、公知タイプの各種の感圧記録材料の製造のため
に使用することができる。各種の系の相違は、主として
カプセルの配置、発色反応体の配置および支持体の配置
などの相違にある。式Iの発色剤は、マイクロカプセル
化発色剤系内の混合成分として有利に使用することがで
きる。この点において、式Iのフルオランの昇華堅牢性
は特に有利である。最初に記載したように、黄色および
橙色の色像を与える従来のフルオランは、かかる混合物
において用いられている他の発色剤よりも昇華の傾向ま
たはマイグレーションの傾向がより大きい。したがっ
て、混合割合の決定には、最も昇華傾向の大きい成分の
特性を考慮に入れなければならなかった。これに対し
て、本発明の化合物の昇華堅牢性は他の混合成分の昇華
堅牢性と整合性がある。このことから生じる利益は自明
であろう。混合物の各成分を選択する際に、もはや発色
剤系の昇華しやすい成分について特別の考慮を払う必要
がない。本新規発色剤混合物におけるマイグレーション
安定性の向上は、現像された像に特に有利な効果をもた
らす。その複写材料を長期間貯蔵した後でも、像はその
鮮明な輪郭を保持しそして像がぼやけてしまうことはな
い。
【0019】好ましい配置においては、カプセル化され
た発色剤が転写シートの裏面に1つの層をなして存在
し、そして電子受容体(顕色剤)が被転写シートの表面
に1つの層をなして存在する。いま1つの配置において
は、発色剤含有マイクロカプセルと顕色剤とが同一シー
ト内またはシート上に1つまたは複数の層をなして存在
するか、あるいは顕色剤があらかじめ支持体材料内部に
配合されている。
【0020】カプセルは、適当な結合剤によって支持体
に接着固定されるのが好ましい。この場合、紙が好まし
い支持体であるから、結合剤は主として紙塗工剤であ
り、たとえばアラビアゴム、ポリビニルアルコール、ヒ
ドロキシメチルセルロース、カゼイン、メチルセルロー
ス、デキストリン、デンプンまたはデンプン誘導体、ま
たは高分子ラテックスである。高分子ラテックスは、た
とえばブタジェン/スチレン共重合体またはアクリル単
独重合体または共重合体である。
【0021】使用される紙は、セルロース繊維製の普通
紙のみならず、セルロース繊維の一部または全部が合成
繊維によって代替されているような紙も使用することが
できる。支持体はプラスチックフィルムであってもよ
い。複写材料は、好ましくはカプセルなしの発色剤を含
有する層と、顕色剤として少なくとも1種の多価金属の
無機金属塩、好ましくはハロゲン化物または硝酸塩、た
とえば塩化亜鉛、硝酸亜鉛またはこれらの混合物を含有
する顕色剤層とを包含する。
【0022】式(I)の化合物は、さらに感熱記録材料
の発色剤としても使用できる。一般に、感熱記録材料
は、少なくとも1つの支持体、1種またはそれ以上の発
色剤、一つの電子受容体、および場合によりさらに結合
剤および/またはワックスを含有する。所望の場合に
は、本記録材料は、活性化剤または増感剤を含有するこ
ともできる。
【0023】式Iの発色剤は、感熱発色剤系内の混合成
分として有利に使用することができる。本発明のフルオ
ランの貯蔵安定性(高温および/または湿潤)および低
いバックグランド退色性は特に有益である。感熱記録系
は、たとえば感熱記録材料および感熱複写材料、感熱紙
などを含む。これらの系は、たとえば電子計算機、テレ
ックス、ファックスにおける情報記録のため、あるいは
記録装置や計測装置たとえば心電図装置における情報の
記録のために使用される。像生成(マーキング)は、加
熱ペンによる手書きで行なうこともできる。熱によるマ
ーキングのために、レーザ・ビームを使用することもで
きる。
【0024】感熱記録材料は、次のように構成すること
ができる。すなわち、結合剤中に発色剤を溶解または分
散し、そして別の第二の層として結合剤に顕色剤を溶解
または分散させる。いま1つの可能な構成は、発色剤と
顕色剤との両者を同一の層に分散させることもできる。
層に熱を加えると、その特定領域が軟化し、そして加熱
域に即座に所望の色が現われる。
【0025】適当な顕色剤は、感圧記録紙に使用される
ものと同じ電子受容体である。適当な顕色剤の例は、既
に上記した鉱物粘土およびフェノール樹脂、あるいは、
たとえばドイツ国特許第1251348号明細書に記載
されているようなフェノール系化合物である。その例と
して、次のものが挙げられる:4−tert−ブチルフ
ェノール、4−フェニルフェノール、メチレン−ビス
(p−フェニルフェノール)、4−ヒドロキシジフェニ
ルエーテル、α−ナフトール、β−ナフトール、4−ヒ
ドロキシ−ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’
−メチル−ジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ安息香
酸メチルエステルまたはベンジルエステル、4’−ヒド
ロキシ−4−イソプロポキシジフェニルスルホン、4,
4’−シクロヘキシリデンジフェノール、4,4’−イ
ソプロピリデンジフェノール、4,4’−イソプロピリ
デン−ビス(2−メチルフェノール)、亜鉛チオシアナ
ートのアンチピリン錯塩、亜鉛チオシアナートのピリジ
ン錯塩、4,4’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)吉
草酸、ハイドロキノン、ピロガロール、フロログルシ
ン、p−,m−,o−ヒドロキシ安息酸、没食子酸、1
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、さらにホウ酸および好
ましくは脂肪族のジカルボン酸、たとえば酒石酸、シュ
ウ酸、マレイン酸、クエン酸、シトラコン酸、コハク酸
など。
【0026】感熱記録材料の製造のためには、溶融可能
なフィルム形成結合剤を使用するのが好ましい。このよ
うな結合剤は通常水溶性であるが、ラクタムおよび顕色
剤は水に難溶性または不溶性である。結合剤は、室温に
おいて発色剤および顕色剤を分散および固着可能なもの
でなければならない。熱が加えられると、結合剤は軟化
または溶融し、発色剤が顕色剤と接触して発色可能とな
る。水溶性または少なくとも水に膨潤性の結合剤の例は
次の通りである。親水性重合体、たとえばポリビニルア
ルコール、ポリアクリル酸、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン、ゼラチ
ン、スターチまたはエーテル化コーンスターチ。
【0027】発色剤と顕色剤とが別個の2つの層に存在
する場合には、非水溶性の結合剤、すなわち非極性また
は弱極性溶剤に溶解可能な結合剤も使用できる。たとえ
ば天然ゴム、合成ゴム、塩化ゴム、アルキド樹脂、ポリ
スチレン、スチレン/ブタジエン共重合体、ポリアクリ
ル酸メチル、エチルセルロース、ニトロセルロース、お
よびポリビニルカルバゾルなどが使用可能である。しか
し、水溶性結合剤の1つの層内に発色剤と顕色剤とが含
有されている構成が好ましい。
【0028】感熱記録材料の安定性を保証するため、あ
るいは現像された像の濃度を保証するため、付加的な保
護層を設けることもできる。このような保護層は、一般
に常用の重合体物質である水溶性または非水溶性樹脂、
またはそれの水性エマルジョンから構成される。
【0029】感熱層および樹脂層は、その他の添加物を
含有することができる。たとえば、白色度向上のため、
紙の印刷性向上のため、あるいはまた加熱ペンの粘着防
止のために、タルク、二酸化チタン、酸化亜鉛、アルミ
ナ、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム(たとえばチ
ョーク)、粘土、さらには尿素/ホルムアルデヒド重合
生成物のごとき有機顔料を含有することができる。限定
された温度範囲内でのみ発色が起こるようにするため
に、尿素、チオ尿素、ジフェニルチオ尿素、アセトアミ
ド、アセトアニリド、ベンゼンスルホアニリド、ステア
リン酸アミド、ビス(ステアロイル)エチレンジアミ
ド、無水フタル酸、金属ステアリン酸塩たとえばステア
リン酸亜鉛、フタロニトリル、ジメチルテレフタレー
ト、ジベンジルテレフタレート、あるいはその他の適当
な、発色剤と顕色剤との同時溶融をもたらすような溶融
性生成物を添加することもできる。好ましくは、感熱記
録材料はワックス、たとえばカルナバワックス、モンタ
ナワックス、パラフィンワックス、ポリエチレンワック
ス、高級脂肪酸アミドとホルムアルデヒドとの縮合物、
または高級脂肪酸とエチレンジアミンとの縮合物などを
含有する。
【0030】式(I)の化合物のその他の用途は、たと
えばドイツ国特許第3247488号に記載されている
ような光硬化性マイクロカプセルを用いた色像の形成で
ある。
【0031】下記により定義される少なくとも1種の一
般式Iのフルオランを混合成分として含有している発色
剤系が好ましい。R1 は水素またはC1 −C4 −アルキ
ル、R2 とR3 とは互いに独立的に水素;C1 −C5
アルキル;またはR2 とR3 とはそれらが結合している
窒素原子と一緒で、置換されていないか、またはC1
4 −アルキル置換ピロリジノ環またはピペリジノ環で
あり;R4 は水素またはC1 −C4 −アルキル;R5
ニトロ;SO27 ;SO2 OR8 ;SO2 NR9
10;COR11;CONR910;またはC1 −C4
ハロアルキル;nは0、1、2、3または4;R6 は、
nが1、2、3または4の時にはハロゲン;nが1また
は2の時にはC1 −C4 −アルキルまたはC1 −C4
ハロアルキル;nが1の時にはニトロ、COR11、アミ
ノ、モノ−C1 −C4 −アルキルアミノまたはジ−C1
−C4 −アルキルアミノ;R7 はC1 −C4 −アルキ
ル;C1 −C4 −ハロアルキル;置換されていないフェ
ニルまたはフェニル−C1 −C2 −アルキル;またはハ
ロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −ハロアル
キルまたはC1 −C4 −アルコキシによって置換された
フェニルまたはフェニル−C1 −C2 −アルキル;R8
は水素;C1 −C4 −アルキル;C1 −C4 −ハロアル
キル;置換されていないフェニルまたはフェニル−C1
−C2 −アルキル;またはハロゲン、C1 −C4 −アル
キル、C1 −C4 −ハロアルキルまたはC1 −C4 −ア
ルコキシによって置換されたフェニルまたはフェニル−
1 −C2 −アルキル;R9 とR10とは互いに独立的に
水素またはC1 −C4 −アルキルであるか;またはR9
とR10とはそれらが結合している窒素原子と一緒で、置
換されていないかまたはC1 −C4 −アルキル置換ピロ
リジノ環またはピペリジノ環であり;R11は水素;C1
−C4 −アルキル;C1 −C4 −ハロアルキル;C1
4 −アルコキシ;置換されていないフェニル、または
ハロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −ハロア
ルキルまたはC1 −C4 −アルコキシによって置換され
たフェニル;フェニル−C1 −C2 −アルキルまたはフ
ェニル−C1 −C2 −アルコキシである。
【0032】特に好ましい発色剤系は、少なくとも1種
の下記により定義される式Iのフルオランを混合成分と
して含有する。R1 は水素またはメチル;R2 とR3
は互いに独立的に水素;C1 −C5 −アルキル;または
2 とR3 とはそれらが結合している窒素原子と一緒
で、置換されていないピロリジノ環またはピペリジノ環
であり;R4 は水素またはメチル;R5 はニトロ;SO
27 ;SO2 NR910;COR11;CONR9
10;またはC1 −C4 −ハロアルキル;nは0、1、
2、3または4;R6 は、nが1、2、3または4の時
にはハロゲン;nが1または2の時にはメチル;nが1
の時にはニトロ、アミノ、モノ−C1 −C4 −アルキル
アミノまたはジ−C1 −C4 −アルキルアミノ;R7
1 −C4 −アルキル;C1 −C4 −ハロアルキル;置
換されていないフェニル、またはハロゲン、C1 −C4
−アルキル、またはC1 −C4 −アルコキシによって置
換されたフェニル;R9 とR10とは互いに独立的に水素
またはC1 −C4 −アルキル;R11は水素;C1 −C4
−アルキル;C1 −C4 −アルコキシ;置換されていな
いフェニル、またはハロゲン、C1 −C4 −アルキル、
1 −C4 −ハロアルキルまたはC1 −C4 −アルコキ
シによって置換されたフェニル;フェニル−C1−C2
−アルキルまたはフェニル−C1 −C2 −アルコキシで
ある。
【0033】格別に好ましい本発明による式Iの発色剤
系は、R5 がSO27 、SO2 OR8 、SO2 NR9
10、COR11、CONR910、C1 −C4 −ハロア
ルキルまたはニトロである上記式Iの化合物を含有する
ものである。
【0034】式Iの化合物の中で特に好ましい化合物
は、R5 がCOR11であるもの、さらに好ましくはR11
がC1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −アルコキシまた
はフェニル−C1 −C4 アルコキシであるものである。
11がC1 −C4 −アルコキシまたはフェニル−C1
2 −アルコキシである化合物が特に重要である。
【0035】式Iの化合物の多くは新規化合物である。
式Iの化合物のうちのわずかなものが文献に記載されて
いる。すなわち、3−ジエチルアミノ−7−メチルスル
ホニルフルオランはドイツ国特許第A−2155986
号明細書に、3−ジエチルアミノ−7−ニトロフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ニトロフル
オラン、3−ジエチルアミノ−7−カルボキシメチルエ
ステルは米国特許第A−3637757号明細書に、3
−ジエチルアミノ−7−ホルミルフルオランはドイツ国
特許第A−2001864号明細書に、3−ジエチルア
ミノフルオラン−7−スルホン酸は英国特許第B−14
18871号明細書に記載されている。ただし、これら
の文献は、いずれも発色剤の混合物には言及していな
い。
【0036】本発明の新規フルオランは下記一般式
(I)を有する。
【化7】 式中、R1 は水素またはC1 −C4 −アルキル;R2
3 とは互いに独立的に水素;C1 −C8 −アルキル;
置換されていないか、またはC1 −C4 −アルキルまた
はハロゲンによって置換されたC4 −C7−シクロアル
キル;置換されていないフェニル、またはC1 −C4
アルキル、ヒドロキシルまたはハロゲンによって置換さ
れたフェニル;フェニル−C1 −C4 −アルキル;C3
−C6 −アルケニル;C1 −C4 −アルコキシ;C1
4−アルコキシ−C1 −C4 −アルキル;2−テトラ
ヒドロフラニルであるか、または、R2 とR3 とはそれ
らが結合している窒素原子と一緒で、置換されていない
か、またはC1 −C4 −アルキル置換ピロリジノ環、ピ
ペリジノ環、モルホリノ環、チオモルホリノ環またはピ
ペラジノ環である;R4 は水素、ヒドロキシルまたはC
1 −C4 −アルキル;R5 はニトロ;SO27 ;SO
2 OR8 ;SO2 NR910;COR11;CONR9
10;またはC1 −C4 −ハロアルキル;置換されていな
いか、またはハロゲンまたはヒドロキシルによって置換
された2−トリアジニルまたは1−ベンゾトリアゾリル
基;R6 はハロゲン;ニトロ;C1 −C4 −アルキル;
1 −C4 −ハロアルキル;アミノ;モノ−C1 −C4
−アルキルアミノ;ジ−C1 −C4 −アルキルアミノ;
またはCOR11;nは0、1、2、3または4であり;
7 はC1 −C8 −アルキル;C1 −C8 −ハロアルキ
ル;置換されていないフェニルまたはフェニル−C1
4 −アルキル;またはハロゲン、C1 −C4 −アルキ
ル、C1 −C4 −ハロアルキルまたはC1 −C4 −アル
コキシによって置換されたフェニルまたはフェニル−C
1 −C4 −アルキル;R8 は水素;C1 −C8 −アルキ
ル;C1 −C8 −ハロアルキル;置換されていないフェ
ニルまたはフェニル−C1 −C4 −アルキル;またはハ
ロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −ハロアル
キルまたはC1 −C4 −アルコキシによって置換された
フェニルまたはフェニル−C1 −C4 −アルキル;R9
とR10とは互いに独立的に水素またはC1 −C8 −アル
キルであるか;またはR9 とR10とはそれらが結合して
いる窒素原子と一緒で、置換されていないか、またはC
1 −C4 −アルキル置換ピロリジノ環、ピペリジノ環、
モルホリノ環、チオモルホリノ環またはピペラジノ環で
あり;R11は水素;ヒドロキシル;C1 −C8 −アルキ
ル;C1 −C8 −アルコキシ;C1 −C8 −ハロアルキ
ル;置換されていないフェニル、またはハロゲン、C1
−C4 −アルキル、C1 −C4 −ハロアルキルまたはC
1 −C4 −アルコキシによって置換されたフェニル;フ
ェニル−C1 −C4 −アルキルまたはフェニル−C1
4 −アルコキシである;ただし、以下のものは含まれ
ない:3−ジエチルアミノ−7−メチルスルホニルフル
オラン、3−ジエチルアミノ−7−ニトロフルオラン、
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ニトロフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−ホルミルフルオラン、3
−ジエチルアミノフルオラン−7−スルホン酸。
【0037】好ましい式Iの化合物は下記のものであ
る:R1 は水素またはC1 −C4 −アルキル;R2 とR
3 とは互いに独立的に水素;C1 −C5 −アルキル;ま
たはR2 とR3 とはそれらが結合している窒素原子と一
緒で、置換されていないか、またはC1 −C4 −アルキ
ル置換ピロリジノ環またはピペリジノ環であり;R4
水素またはC1 −C4 −アルキル;R5 はニトロ;SO
27 ;SO2 OR8 ;SO2 NR910;COR11
CONR910;またはC1 −C4 −ハロアルキル;n
は0,1,2,3または4;R6 は、nが1、2、3ま
たは4の時にはハロゲン;nが1または2の時にはC1
−C4 −アルキルまたはC1 −C4 −ハロアルキル;n
が1の時にはニトロ、COR11、アミノ、モノ−C1
4 −アルキルアミノまたはジ−C1 −C4 −アルキル
アミノ;R7 はC1 −C4 −アルキル;C1 −C4 −ハ
ロアルキル;置換されていないフェニルまたはフェニル
−C1 −C2 −アルキル;またはハロゲン、C1 −C4
−アルキル、C1 −C4 −ハロアルキルまたはC1 −C
4 −アルコキシによって置換されたフェニルまたはフェ
ニル−C1 −C2 −アルキル;R8 は水素;C1 −C4
−アルキル;C1 −C4 −ハロアルキル;置換されてい
ないフェニルまたはフェニル−C1 −C2 −アルキル;
またはハロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4
ハロアルキルまたはC1 −C4 −アルコキシによって置
換されたフェニルまたはフェニル−C1 −C2 −アルキ
ル;R9 とR10とは互いに独立的に水素またはC1 −C
4 −アルキルであるか、またはR9 とR10とはそれらが
結合している窒素原子と一緒で、置換されていないか、
またはC1 −C4 −アルキル置換ピロリジノ環またはピ
ペリジノ環を形成する;R11は水素;C1 −C4 −アル
キル;C1 −C4 −ハロアルキル;C1 −C4 −アルコ
キシ;置換されていないフェニル、またはハロゲン、C
1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −ハロアルキルまたは
1 −C4 −アルコキシによって置換されたフェニル;
フェニル−C1 −C2 −アルキルまたはフェニル−C1
−C2 −アルコキシである。
【0038】特に好ましい式Iのフルオランは、下記の
ものである:R1 は水素またはC1 −C4 −アルキル;
2 とR3 とは互いに独立的に水素;C1 −C5 −アル
キル;またはR2 とR3 とはそれらが結合している窒素
原子と一緒で、置換されていないピロリジノ環またはピ
ペリジノ環であり;R4 は水素またはC1 −C4 −ハロ
アルキル;R5 はニトロ;SO27 ;SO2 NR9
10;COR11;CONR910;またはC1 −C4 −ハ
ロアルキル;nは0,1,2,3または4;R6 は、n
が1、2、3または4の時にはハロゲン;nが1または
2の時にはC1 −C4 −アルキルまたはC1 −C4 −ハ
ロアルキル;nが1の時にはCOR11、アミノ、モノ−
1 −C4 −アルキルアミノまたはジ−C1 −C4 −ア
ルキルアミノ;R7 はC1 −C4 −アルキル;C1 −C
4 −ハロアルキル;置換されていないフェニルまたはフ
ェニル−C1 −C2 −アルキル;またはハロゲン、C1
−C4 −アルキル、C1 −C4 −ハロアルキルまたはC
1 −C4 −アルコキシによって置換されたフェニルまた
はフェニル−C1 −C2 −アルキル、R8 は水素;C1
−C4 −アルキル;C1 −C4 −ハロアルキル;置換さ
れていないフェニルまたはフェニル−C1 −C2 −アル
キル;またはハロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1
4 −ハロアルキルまたはC1 −C4 −アルコキシによ
って置換されたフェニルまたはフェニル−C1 −C2
アルキル;R9 とR10とは互いに独立的に水素またはC
1 −C4 −アルキルであるか、またはR9 とR10とはそ
れらが結合している窒素原子と一緒で、置換されていな
いか、またはC1 −C4 −アルキル置換ピロリジノ環ま
たはピペリジノ環であり;R11は水素;C1 −C4 −ア
ルキル;C1 −C4 −ハロアルキル;C1 −C4 −アル
コキシ;置換されていないフェニル、またはハロゲン、
1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −ハロアルキルまた
はC1 −C4 −アルコキシによって置換されたフェニ
ル;フェニル−C1 −C2 −アルキルまたはフェニル−
1 −C2 −アルコキシである。
【0039】格別に好ましい式Iのフルオランは下記の
ものである:R1 は水素またはメチル;R2 とR3 とは
互いに独立的に水素;C1 −C5 −アルキル;またはR
2 とR3 とはそれらが結合している窒素原子と一緒で、
置換されていないピロリジノ環またはピペリジノ環であ
り;R4 は水素またはメチル;R5 はニトロ;SO2
7 ;SO2 NR910;COR11;CONR910;ま
たはC1 −C4 −ハロアルキル;nは0,1,2,3ま
たは4;R6 は、nが1、2、3または4の時にはハロ
ゲン;nが1または2の時にはニトロまたはメチル;ま
たはnが1の時にはニトロ、アミノ、モノ−C1 −C4
−アルキルアミノまたはジ−C1 −C4 −アルキルアミ
ノ;R7 はC1 −C4 −アルキル;C1 −C4 −ハロア
ルキル;置換されていないフェニル、またはハロゲン、
1 −C4 −アルキルまたはC1 −C4 −アルコキシに
よって置換されたフェニル;R9 とR10とは互いに独立
的に水素またはC1 −C4 −アルキル;R11は水素;C
1 −C4 −アルキル;C1 −C4 −アルコキシ;置換さ
れていないフェニル、またはハロゲン、C1 −C4 −ア
ルキル、C1 −C4 −ハロアルキルまたはC1 −C4
アルコキシによって置換されたフェニル;フェニル−C
1−C2 −アルキルまたはフェニル−C1 −C2 −アル
コキシである。
【0040】本発明は式Iの発色系に関し、好ましい式
Iおよび特に好ましい式Iは、R5 がSO27 ;SO
2 OR8 ;SO2 NR910;COR11;CONR9
10;C1 −C4 −ハロアルキル;またはニトロであり、
そしてR2とR3とが互いに独立的に水素またはC4 −C
8 −アルキルであり、またはR2 とR3 とがそれらが結
合している窒素原子と一緒で、置換されていないか、ま
たはC1 −C4 −アルキル置換ピロリジノ環、ピペリジ
ノ環、モルホリノ環、チオモルホリノ環またはピペラジ
ノ環である。
【0041】式Iの化合物の化合物の中において、R5
がCOR11であるものが特に好ましく、さらにR11がC
1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −アルコキシまたはフ
ェニル−C1 −C2 −アルコキシであるものが好まし
い。特に重要な化合物は、R11がC1 −C4 −アルコキ
シまたはフェニル−C1 −C2 −アルコキシである式I
の化合物である。
【0042】式Iの化合物は、それ自体公知の方法で製
造することができる。本発明は、式Iの化合物の製造方
法にも関し、その方法は、下記式IIのベンゾフェノンを
下記式III のフェノールまたはフェノールエーテルと、
【化8】 (式中、R1 乃至R6 ならびにnは前記に定義した通り
であり、そしてR’は水素またはC1 −C4 −アルキル
である)50乃至100%硫酸中、好ましくは0乃至7
0℃の温度範囲において反応させて下記式IVのフタリド
【化9】 を生成させ、そして次にこれを20乃至100℃の温度
範囲において式Iの化合物へ環化することを特徴とする
方法である。
【0043】式(II)および(III) の出発化合物は文献か
ら公知であるか、あるいは公知のものと類似の方法で製
造できる。すなわち、たとえば式(III) の適当な化合物
はドイツ国特許第A−4029131号明細書または米
国特許願第A−1939416号明細書に開示されてい
る。また、これら化合物の製造方法はHouben Weyl のMe
thoden der organischen Chemie 第IX巻、第231頁
以降にも記載されている。式Iの化合物は、また他の式
Iの化合物から誘導体化反応によって製造することもで
きる。
【0044】すなわち、たとえば式Iのスルホンまたは
スルホンアミド(R5 =SO27またはSO2 NR9
10)は、式Iのスルホンエステル(R5 =SO2 OR
8 )をカルボアニオンまたはグリニヤール試薬(R7 -
たはR7 Mg−ハロゲン)またはアミン(HNR9
10)と反応させることによって製造される。したがっ
て、本発明は式Iのスルホン(R5 =SO27 )の製
造方法にも関し、その方法は式Iのスルホンエステル
(R5 =SO2 OR8 )を、下記式V R7 -+ または R7 Mg−Hal (V) (式中、M+ はアルカリ金属またはアルカリ土類金属イ
オンと等価の陽イオンであり、Halはハロゲンであ
り、R7 は前記に定義した通りである)のカルボアニオ
ンまたはグリニヤール試薬と反応させることを特徴とす
る。また、本発明は式Iのスルホンアミド(R5 =SO
2 NR910)の製造方法において、式Iのスルホンエ
ステル(R5 =SO2 OR8 )を、下記式VI HNR910 (VI) (式中、R9 とR10は前記に定義した通りである)のア
ミンと反応させることを特徴とする方法にも関する。以
下、本発明を実施例によってさらに説明する。実地例中
のパーセントは特に別途記載のない限り、重量パーセン
トである。
【0045】式Iのフルオランの製造 実施例1 3−ジエチルアミノ−7−ブチルスルホニル
フルオラン 1−エトキシ−4(ブチルスルホニル)ベンゼンの1
4.5gを、98%硫酸120ml中の4’−ジエチルア
ミノ−2’−ヒドロキシベンゾフェノン−2−カルボン
酸18.8gの溶液に15乃至30℃において30分間
かけて添加し、この混合物を20乃至25℃において2
4時間攪拌する。次に、この反応混合物を水酸化ナトリ
ウムの40%水溶液510ml、水550ml、トルエン2
50mlの混合物に入れる。この時、最終温度は83℃に
到達する。このバッチを80乃至83℃において1時間
攪拌する。トルエン相を分離し、2×200mlの水で洗
浄する。トルエンを蒸留除去し、標記化合物29.1g
を単離し、イソプロパノールから再結晶して精製する。
しかして精製された下記式の化合物の無色結晶を得る。
【化10】 融点:134−136℃。 この化合物は、市販のCF紙上において橙色の像を発像
する。CB紙(カプセル)からのマイグレーションは全
く観察されなかった。
【0046】実施例2 3−ジエチルアミノ−7−p−
トリルスルホニルフルオラン 4’−ジエチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾフェノ
ン−2−カルボン酸31.3gを、34乃至40℃にお
いて98%硫酸200ml中に溶解する。次に、4−ヒド
ロキシ−4’−メチルジフェニルスルホンの24.8g
を30℃において分割添加し、この混合物を20乃至2
5℃において20時間攪拌する。得られた赤色溶液を氷
/水1000gに注ぎ、そして容易に濾過分離可能な残
留物を単離する。この濾過生成物を水洗し、水酸化ナト
リウムの4%水溶液200mlとトルエンの600mlとの
混合物に取り、この溶液を85℃において1時間攪拌す
る。トルエン相を分離し、2×200mlの温水で洗い、
生成物が晶出するまで蒸留濃縮する。冷却後、結晶を少
量のイソプロパノールで洗い、乾燥して下記式の化合物
の無色結晶27.2gを得る。
【化11】 融点:221−222℃。 この化合物は活性白土上で橙色の像を発する。
【0047】実施例3 3−ジエチルアミノ−7−エト
キシカルボニルフルオラン a.酸を経由する合成 4’−ジエチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾフェノ
ン−2−カルボン酸313gを、約40℃において98
%硫酸830g中に溶解する。次に4−ヒドロキシ安息
香酸138gを約30分間で添加し、温度を80℃に上
げ、混合物をこの温度に4時間保持する。濃縮溶液を約
2時間かけて水/氷2000ml中に注入する。この間、
同時に10規定水酸化ナトリウム約1500mlを添加し
てpHを1乃至4に保持する。氷を添加して温度を最高3
5℃に保持する。容量は4500mlである。1時間後、
30℃において懸濁物を濾過し、濾過生成物を30℃の
水約3リットルで洗って下記式の湿潤中間体1600g
を得る。
【化12】 乾燥後の重量は440gである。湿潤中間体(103
a)1500gを、約70℃において、トルエンの20
0mlとテトラブチルアンモニウムブロマイドの5gとの
混合物中に懸濁する。この懸濁物を40℃に冷却し、そ
してジエチル硫酸308gを添加する。よく攪拌しなが
ら、温度を40乃至45℃に3時間保持する。この間、
水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを約11に保持す
る。このバッチを70℃に加熱し、そのあと70乃至7
5℃に1時間保持する。このあと、相分離する。トルエ
ン相を水洗し、続いて減圧蒸留によってトルエンの70
0mlを留去する。残留物を活性炭上で濾過し、そして6
0℃においてメタノールの500mlを添加する。低温に
おいて攪拌した後、生成物を完全に晶出させる。この結
晶生成物を濾過単離し、メタノールの400mlで洗い、
乾燥して、下記式の無色生成物236.5gを得る。
【化13】 融点:151−153℃。 この生成物は市場で入手可能なカプセル油に易溶であ
り、カプセルからのマイグレーションを示さず、そして
市販のCF紙上において、また、感熱用途において濃い
橙色の色像を与える。b.直接合成 4’−ジエチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾフェノ
ン−2−カルボン酸31.3gを、35乃至40℃にお
いて100%硫酸(一水和物)45ml中に溶解する。こ
の溶液を10℃に冷却し、次に4−ヒドロキシ安息香酸
エチルの16.6gを約30分間で添加する。この混合
物を23℃に暖ため、そして23乃至28℃において2
0時間攪拌する。この反応混合物を800mlの水/氷に
注入し、1時間後に22℃において濾過する。この濾過
生成物を500mlの水で洗って、式(103)の湿潤生
成物93gを得る。これの一部はフタリドの形である。
次に、上記の濾過ケーキをトルエンの800ml中に懸濁
し、炭酸ナトリウム21.4gを添加し、このバッチを
75℃において15分間攪拌する。減圧下共沸により水
を留去し、そしてトルエン溶液を濾過し、蒸発乾固して
式(103)の粗生成物28.6gを得る。これは再結
晶後151乃至153℃の融点を有し、前記3aにおい
て製造された生成物と同じ特性を有す。
【0048】実施例4 4’−ジエチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾフェノ
ン−2−カルボン酸7.8gを、35℃において98%
硫酸50ml中に溶解する。次に2−(4,6−ジフェニ
ル−1、3、5−トリアジン−2−イル)−5−メトキ
シフェノールの8.9gを20乃至25℃において添加
し、この混合物を20乃至25℃において24時間攪拌
する。この溶液を、水230ml、10N水酸化ナトリウ
ム水溶液210ml、トルエンの550mlの混合物に入
れ、このバッチを80乃至85℃において30分間攪拌
する。水性相を分離し、温水で洗い、そして濾過し、清
澄化したトルエン溶液を攪拌しながら冷却する。2時間
後にこのバッチを20℃において濾過し、濾過生成物を
乾燥して、下記式の無色結晶12gを得る。
【化14】 融点:>270℃。 この化合物は市販のCF紙上において耐光堅牢性の優れ
た赤色の色像を与える。
【0049】実施例5 式(103a)の湿潤濾過ケーキ800gを、10N水
酸化ナトリウム水溶液と1gのアリコート336との中
でスラリーにする。このスラリーを85℃に加熱し、8
5乃至89℃において1時間かけて臭化ベンジル80ml
を得られた溶液(pH10.5)に滴下する。この温度を
さらに4時間保持し、次に80℃に下げる。次にトルエ
ン500mlを加え、水性相を分離する。トルエン相を2
×100mlの水で洗い、清澄濾過し、乾燥し、冷却しな
がら攪拌して、下記式の無色生成物111.4gが晶出
する。
【化15】 融点:108−110℃。 この発色化合物はカプセル油に易溶であり、昇華せず、
そして市販のCF紙上において濃い橙色の色像を与え
る。
【0050】実施例6 式(103a)の湿潤濾過ケーキ60gを、アリコート
336の0.1g、10N水酸化ナトリウム水溶液4m
l、臭化プロピルの8mlの混合物中において20乃至2
5℃において1時間攪拌する。次に、さらに4mlの水酸
化ナトリウム溶液を添加し、この反応混合物をよく攪拌
しながら80℃まで加熱する。この温度を1時間保持
し、トルエンの200mlを加え、水性相を分離する。ト
ルエン相を3×50mlの水で洗い、濃縮して、下記式の
粗生成物15.4gを得る。
【化16】 この生成物のイソプロピルアルコールからの再結晶後の
融点は110−112℃である。この発色化合物はカプ
セル油に易溶であり、昇華せず、そして市販のCF紙上
において橙色の色像を与える。
【0051】実施例7 4’−ジエチルアミノ−2’−ヒドロキシベンゾフェノ
ン−2−カルボン酸12.5gを、最高温度40℃にお
いて98%硫酸30ml中に溶解する。次に2,4−ジヒ
ドロキシベンゾフェノンの9.1gを20乃至25℃に
おいて添加し、18時間後にこの反応混合物を300ml
の氷/水に入れる。沈殿を20℃において濾過単離し、
そして水300mlで洗って、湿潤生成物38gを得る。
これをトルエンの50mlと1N水酸化ナトリウム溶液5
0mlとの混合物に入れる。このエマルジョンを80℃に
加熱し、この温度を1時間保持した後、以下のごとく仕
上げを行う。すなわち、水性相を分離し、トルエン相を
3×100mlの50℃の温水で洗い、水性相をまとめ、
10N塩酸でpHを7に調整する。生成物が沈殿する。こ
の生成物を濾過単離して乾燥して下記式の生成物11.
65gを得る。
【化17】 この生成物をトルエン/プロピルアルコールの1:1混
合物300mlから再結晶した後の融点は201乃至20
2℃である。この発色化合物は市販のCF紙上に耐光堅
牢性の優れた濃い赤色の色像を与える。上記の実施例に
記載した方法に準じて下記表1記載の化合物を製造し
た。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【0052】使用例1 感圧複写紙の製造 ジイソプロピルナフタレンの80gとケロシンの19g
との混合物中の式(101)(実施例1)のフルオラン
1gの溶液を、それ自体公知の方法でゼラチンとアラビ
アゴムとによるコアセルベーションによってカプセル化
した。このマイクロカプセルをデンプン溶液と混合し、
1枚の紙に塗布した。また、2枚目の紙の表面に、顕色
剤として活性化白土を塗布した。発色剤を塗布された第
1の紙シートと顕色剤で塗布された第2の紙シートと
を、塗布面が互いに重なり合うようにして重ねた。そし
て手書き、またはタイプライターで第1の紙シートに圧
を加えたところ、顕色剤が塗布されている紙シート上に
即座に耐光堅牢性のすぐれた濃い橙色のコピーを得た。
【0053】使用例2 黒複写のための感圧複写紙の製
実施例1の操作を繰り返した。ただし、今回は式(10
1)のフルオランの代りに下記の混合物を使用した。 式(103)の化合物 1g、 3,3−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノイソ−ベン ゾフラン−3H−1−オン 0.8g、 N−ブチルカルバゾール−3−イル−ビス(4−N−メチル−N−フェニルアミ ノフェニル)メタン 0.8g、 3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン 2.4g。 得られた感圧記録材料は昇華堅牢であった。手書きまた
はタイプライターで圧力を加えたところ濃黒色の耐光堅
牢なコピーを得た。
【0054】使用例3 昇華/マイグレーション試験 使用例2により得られた黒色複写紙の昇華ならびにマイ
グレーションに対する堅牢性について下記の方法で試験
を実施した。顕色剤として活性化白土を塗布した紙シー
ト(CFシート)の表面を、黒コピーを作成するための
使用例2に記載した混合物のマイクロカプセル化調合物
を塗布したシート(CBシート)と重ね合わせた。その
試験領域の中央に、ワープロ(Olitex 20)で試験印
字した。印字されたこの複写シート対の上側と下側とに
それぞれ5枚の(未処理)台紙を被せて1つの束にし
た。この紙束にアルミ板(約1Kg) の重しをのせ、そし
て乾燥オーブン中において5時間110℃に保持した。
この後、以下の事項についてシートを検査した。 CFシート:褪色 汚れ(マイグレーション) 印字:色の変化 濃度の低下 汚れ この試験において、本発明による試験紙は公知黒色複写
用混合物に比較して顕著に向上された昇華堅牢性ならび
にマイグレーション堅牢性を示した。
【0055】使用例4 感熱記録材料の製造 ボールミル中において、 4、4’−イソプロピリデンジフェノール(ビフェニールA)32g、 エチレンジアミンのジステアリルアミド 3.8g、 カオリン 39g、 88%加水分解ポリビニルアルコール 20g、 水 500ml を約5μmの粒子サイズまで粉砕した。別のボールミル
中において、 実施例3で製造された式(103)の化合物 6g、 88%加水分解ポリビニルアルコール 3.3g、 水 60ml を約3μmの粒子サイズまで粉砕した。両方の分散物を
混合し、そして1枚の紙シートの上に乾燥塗布量が5.
5g/m2 となるよう塗布した。この紙に加熱金属ペン
を接触させたところ、耐光堅牢性の優れた濃い橙色の色
像を得た。紙の地色の変色はまったくなかった。
【0056】使用例5 黒複写のための感熱記録材料の
製造 式(103)の化合物6.0gに代えて、 式(103)の化合物 3g 3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン 3g を含む混合物を使用して、使用例4に記載した一般的方
法に従って、黒色複写のための感熱記録材料を製造し
た。市販のファクシミル機(Infotec 6510)を用い
て乾燥紙上に黒色の印字を得た。

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)の発色剤の少なくとも
    1種を含有する感圧または感熱記録材料 【化1】 〔式中、R1 は水素またはC1 −C4 −アルキル、R2
    とR3 とは互いに独立的に水素;C1 −C8 −アルキ
    ル;置換されていないか、またはC1 −C4 −アルキル
    またはハロゲンによって置換されたC4 −C7−シクロ
    アルキル;置換されていないフェニル、またはC1 −C
    4 −アルキル、ヒドロキシルまたはハロゲンによって置
    換されたフェニル;フェニル−C1 −C4 −アルキル;
    3 −C6 −アルケニル;C1 −C4 −アルコキシ;C
    1 −C4−アルコキシ−C1 −C4 −アルキル;2−テ
    トラヒドロフラニルであるか;または、R2 とR3 とは
    それらが結合している窒素原子と一緒で、置換されてい
    ないか、またはC1 −C4 −アルキル置換ピロリジノ
    環、ピペリジノ環、モルホリノ環、チオモルホリノ環ま
    たはピペラジノ環であり;R4 は水素、ヒドロキシルま
    たはC1 −C4 −アルキル;R5 はニトロ;SO2
    7 ;SO2 OR8 ;SO2 NR910;COR11;CO
    NR910;またはC1 −C4 −ハロアルキル;置換さ
    れていないか、またはハロゲンまたはヒドロキシルによ
    って置換された2−トリアジニルまたは1−ベンゾトリ
    アゾリル基;R6 はハロゲン;ニトロ;C1 −C4 −ア
    ルキル;C1 −C4 −ハロアルキル;アミノ;モノ−C
    1 −C4 −アルキルアミノ;ジ−C1 −C4 −アルキル
    アミノ;またはCOR11;nは0,1,2,3または4
    であり;R7 はC1 −C8 −アルキル;C1 −C8 −ハ
    ロアルキル;置換されていないフェニルまたはフェニル
    −C1 −C4 −アルキル;またはハロゲン、C1 −C4
    −アルキル、C1 −C4 −ハロアルキルまたはC1 −C
    4 −アルコキシによって置換されたフェニルまたはフェ
    ニル−C1 −C4 −アルキル;R8 は水素;C1 −C8
    −アルキル;C1 −C8 −ハロアルキル;置換されてい
    ないフェニルまたはフェニル−C1 −C4 −アルキル;
    またはハロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4
    ハロアルキルまたはC1 −C4 −アルコキシによって置
    換されたフェニルまたはフェニル−C1 −C4 −アルキ
    ル;R9 とR10とは互いに独立的に水素またはC1 −C
    8 −アルキルであるか;またはR9 とR10とはそれらが
    結合している窒素原子と一緒で、置換されていないか、
    またはC1 −C4 −アルキル置換ピロリジノ環、ピペリ
    ジノ環、モルホリノ環、チオモルホリノ環またはピペラ
    ジノ環であり;R11は水素;ヒドロキシル;C1 −C8
    −アルキル;C1 −C8 −アルコキシ;C1 −C8 −ハ
    ロアルキル;置換されていないフェニル、またはハロゲ
    ン、C1−C4 −アルキル、C1 −C4 −ハロアルキル
    またはC1 −C4 −アルコキシによって置換されたフェ
    ニル;フェニル−C1 −C4 −アルキルまたはフェニル
    −C1 −C4 −アルコキシである;ただし、以下のもの
    は含まれない:3−ジエチルアミノ−7−メチルスルホ
    ニルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ニトロフル
    オラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ニトロ
    フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ホルミルフルオ
    ラン、3−ジエチルアミノ−7−カルボキシフルオラ
    ン、3−ジエチルアミノフルオラン−7−カルボキメト
    キシメチルエステル、3−ジエチルアミノ−フルオラン
    −7−スルホン酸、3−ジエチルアミノ−7−(4−エ
    トオキシフェニル)スルホニルフルオラン、3−ジエチ
    ルアミノ−7−ベンジルオキシフルオラン〕。
  2. 【請求項2】 下記により定義される式(I)の発色剤
    の少なくとも1種を含有する請求項1記載の記録材料:
    1 は水素またはC1 −C4 −アルキル;R2 とR3
    は互いに独立的に水素;C1 −C5 −アルキル;または
    2 とR3 とはそれらが結合している窒素原子と一緒
    で、置換されていないか、またはC1 −C4 −アルキル
    置換ピロリジノ環またはピペリジノ環であり;R4 は水
    素またはC1 −C4 −アルキル;R5 はニトロ;SO2
    7 ;SO2 OR8 ;SO2 NR910;COR11;C
    ONR910;またはC1 −C4 −ハロアルキル;nは
    0,1,2,3または4; R6 は、nが1、2、3ま
    たは4の時にはハロゲン;nが1または2の時にはC1
    −C4 −アルキルまたはC1 −C4 −ハロアルキル;n
    が1の時にはニトロ、COR11、アミノ、モノ−C1
    4 −アルキルアミノまたはジ−C1 −C4 −アルキル
    アミノ;R7 はC1 −C4 −アルキル;C1 −C4 −ハ
    ロアルキル;置換されていないフェニルまたはフェニル
    −C1 −C2 −アルキル;またはハロゲン、C1 −C4
    −アルキル、C1 −C4 −ハロアルキルまたはC1 −C
    4 −アルコキシによって置換されたフェニルまたはフェ
    ニル−C1 −C2 −アルキル;R8 は水素;C1 −C4
    −アルキル;C1 −C4 −ハロアルキル;置換されてい
    ないフェニルまたはフェニル−C1 −C2 −アルキル;
    またはハロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4
    ハロアルキルまたはC1 −C4 −アルコキシによって置
    換されたフェニルまたはフェニル−C1 −C2 −アルキ
    ル;R9 とR10とは互いに独立的に水素またはC1 −C
    4 −アルキルであるか;またはR9 とR10とはそれらが
    結合している窒素原子と一緒で、置換されていないか、
    またはC1 −C4 −アルキル置換ピロリジノ環またはピ
    ペリジノ環であり;R11は水素;C1 −C4 −アルキ
    ル;C1 −C4 −ハロアルキル;C1 −C4 −アルコキ
    シ;置換されていないフェニル、またはハロゲン、C1
    −C4 −アルキル、C1 −C4 −ハロアルキルまたはC
    1 −C4 −アルコキシによって置換されたフェニル;フ
    ェニル−C1 −C2 −アルキルまたはフェニル−C1
    2 −アルコキシである。
  3. 【請求項3】 下記により定義される式Iの発色剤の少
    なくとも1種を含有する請求項1または2記載の記録材
    料:R1 は水素またはメチル;R2 とR3 とは互いに独
    立的に水素;C1 −C5 −アルキル;またはR2 とR3
    とはそれらが結合している窒素原子と一緒で、置換され
    ていないピロリジノ環またはピペリジノ環であり;R4
    は水素またはメチル;R5 はニトロ;SO27 ;SO
    2 NR910;COR11;CONR910;またはC1
    −C4 −ハロアルキル;nは0,1,2,3または4;
    6 は、nが1、2、3または4の時にはハロゲン;n
    が1または2の時にはメチル;またはnが1の時にはニ
    トロ、アミノ、モノ−C1 −C4 −アルキルアミノまた
    はジ−C1 −C4 −アルキルアミノ;R7 はC1 −C4
    −アルキル;C1 −C4 −ハロアルキル;置換されてい
    ないフェニル、またはハロゲン、C1 −C4 −アルキル
    またはC1 −C4 −アルコキシによって置換されたフェ
    ニル;R9 とR10とは互いに独立的に水素またはC1
    4 −アルキル;R11は水素;C1 −C4 −アルキル;
    1 −C4 −アルコキシ;置換されていないフェニル、
    またはハロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4
    ハロアルキルまたはC1 −C4 −アルコキシによって置
    換されたフェニル;フェニル−C1−C2 − アルキル
    またはフェニル−C1 −C2 −アルコキシである。
  4. 【請求項4】 R5 がSO27 である式(I)の発色
    剤の少なくとも1種を含有する請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の記録材料。
  5. 【請求項5】 R5 がSO2 OR8 である式(I)の発
    色剤の少なくとも1種を含有する請求項1乃至3のいず
    れかに記載の記録材料。
  6. 【請求項6】 R5 がSO2 NR910である式(I)
    の発色剤の少なくとも1種を含有する請求項1乃至3の
    いずれかに記載の記録材料。
  7. 【請求項7】 R5 がCOR11である式(I)の発色剤
    の少なくとも1種を含有する請求項1乃至3のいずれか
    に記載の記録材料。
  8. 【請求項8】 R11がC1 −C4 −アルキル、C1 −C
    4 −アルコキシまたはフェニル−C1 −C2 −アルコキ
    シである式(I)の発色剤の少なくとも1種を含有する
    請求項7記載の記録材料。
  9. 【請求項9】 R11がC1 −C4 −アルコキシまたはフ
    ェニル−C1 −C2−アルコキシである式(I)の発色
    剤の少なくとも1種を含有する請求項7または8記載の
    記録材料。
  10. 【請求項10】 R5 がCONR910である式(I)
    の発色剤の少なくとも1種を含有する請求項1乃至3の
    いずれかに記載の記録材料。
  11. 【請求項11】 R5 がC1 −C4 −ハロアルキルであ
    る式(I)の発色剤の少なくとも1種を含有する請求項
    1乃至3のいずれかに記載の記録材料。
  12. 【請求項12】 R5 がニトロである式(I)の発色剤
    の少なくとも1種を含有する請求項1乃至3のいずれか
    に記載の記録材料。
  13. 【請求項13】 下記一般式(I)のフルオラン 【化2】 〔式中、R1 は水素またはC1 −C4 −アルキル、R2
    とR3 とは互いに独立的に水素;C1 −C8 −アルキ
    ル;置換されていないか、またはC1 −C4 −アルキル
    またはハロゲンによって置換されたC4 −C7−シクロ
    アルキル;置換されていないフェニル、またはC1 −C
    4 −アルキル、ヒドロキシルまたはハロゲンによって置
    換されたフェニル;フェニル−C1 −C4 −アルキル;
    3 −C6 −アルケニル;C1 −C4 −アルコキシ;C
    1 −C4−アルコキシ−C1 −C4 −アルキル;2−テ
    トラヒドロフラニルであるか;または、R2 とR3 とは
    それらが結合している窒素原子と一緒で、置換されてい
    ないか、またはC1 −C4 −アルキル置換ピロリジノ
    環、ピペリジノ環、モルホリノ環、チオモルホリノ環ま
    たはピペラジノ環であり;R4 は水素、ヒドロキシルま
    たはC1 −C4 −アルキル;R5 はニトロ;SO2
    7 ;SO2 OR8 ;SO2 NR910;COR11;CO
    NR910;またはC1 −C4 −ハロアルキル;置換さ
    れていないか、またはハロゲンまたはヒドロキシルによ
    って置換された2−トリアジニルまたは1−ベンゾトリ
    アゾリル基;R6 はハロゲン;ニトロ;C1 −C4 −ア
    ルキル;C1 −C4 −ハロアルキル;アミノ;モノ−C
    1 −C4 −アルキルアミノ;ジ−C1 −C4 −アルキル
    アミノ;またはCOR11;nは0,1,2,3または4
    であり;R7 はC1 −C8 −アルキル;C1 −C8 −ハ
    ロアルキル;置換されていないフェニルまたはフェニル
    −C1 −C4 −アルキル;またはハロゲン、C1 −C4
    −アルキル、C1 −C4 −ハロアルキルまたはC1 −C
    4 −アルコキシによって置換されたフェニルまたはフェ
    ニル−C1 −C4 −アルキル;R8 は水素;C1 −C8
    −アルキル;C1 −C8 −ハロアルキル;置換されてい
    ないフェニルまたはフェニル−C1 −C4 −アルキル;
    またはハロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4
    ハロアルキルまたはC1 −C4 −アルコキシによって置
    換されたフェニルまたはフェニル−C1 −C4 −アルキ
    ル;R9 とR10とは互いに独立的に水素またはC1 −C
    8 −アルキルであるか;またはR9 とR10とはそれらが
    結合している窒素原子と一緒で、置換されていないか、
    またはC1 −C4 −アルキル置換ピロリジノ環、ピペリ
    ジノ環、モルホリノ環、チオモルホリノ環またはピペラ
    ジノ環であり;R11は水素;ヒドロキシル;C1 −C8
    −アルキル;C1 −C8 −アルコキシ;C1 −C8 −ハ
    ロアルキル;置換されていないフェニル、またはハロゲ
    ン、C1−C4 −アルキル、C1 −C4 −ハロアルキル
    またはC1 −C4 −アルコキシによって置換されたフェ
    ニル;フェニル−C1 −C4 −アルキルまたはフェニル
    −C1 −C4 −アルコキシである;ただし、以下のもの
    は含まれない:3−ジエチルアミノ−7−メチルスルホ
    ニルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ニトロフル
    オラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ニトロ
    フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ホルミルフルオ
    ラン、3−ジエチルアミノフルオラン−7−スルホン
    酸〕。
  14. 【請求項14】 下記により定義される請求項13記載
    のフルオラン:R1 は水素またはC1 −C4 −アルキ
    ル;R2 とR3 とは互いに独立的に水素;C1 −C5
    アルキル;またはR2 とR3 とはそれらが結合している
    窒素原子と一緒で、置換されていないか、またはC1
    4 −アルキル置換ピロリジノ環またはピペリジノ環で
    あり;R4 は水素またはC1 −C4 −アルキル;R5
    ニトロ;SO27 ;SO2 OR8 ;SO2 NR9
    10;COR11;CONR910;またはC1 −C4
    ハロアルキル;nは0,1,2,3または4; R6
    は、nが1、2、3または4の時にはハロゲン;nが1
    または2の時にはC1 −C4 −アルキルまたはC1 −C
    4 −ハロアルキル;nが1の時にはニトロ、COR11
    アミノ、モノ−C1 −C4 −アルキルアミノまたはジ−
    1 −C4 −アルキルアミノ;R7 はC1 −C4 −アル
    キル;C1 −C4 −ハロアルキル;置換されていないフ
    ェニルまたはフェニル−C1 −C2 −アルキル;または
    ハロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −ハロア
    ルキルまたはC1 −C4 −アルコキシによって置換され
    たフェニルまたはフェニル−C1 −C2 −アルキル;R
    8 は水素;C1 −C4 −アルキル;C1 −C4 −ハロア
    ルキル;置換されていないフェニルまたはフェニル−C
    1 −C2 −アルキル;またはハロゲン、C1 −C4 −ア
    ルキル、C1 −C4 −ハロアルキルまたはC1 −C4
    アルコキシによって置換されたフェニルまたはフェニル
    −C1 −C2 −アルキル;R9 とR10とは互いに独立的
    に水素またはC1 −C4 −アルキルであるか;またはR
    9 とR10とはそれらが結合している窒素原子と一緒で、
    置換されていないか、またはC1 −C4 −アルキル置換
    ピロリジノ環またはピペリジノ環であり;R11は水素;
    1 −C4 −アルキル;C1 −C4 −ハロアルキル;C
    1 −C4 −アルコキシ;置換されていないフェニル、ま
    たはハロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −ハ
    ロアルキルまたはC1 −C4 −アルコキシによって置換
    されたフェニル;フェニル−C1 −C2 −アルキルまた
    はフェニル−C1 −C2 −アルコキシである。
  15. 【請求項15】 下記により定義される請求項13また
    は14記載のフルオラン:R1 は水素またはC1 −C4
    −アルキル;R2 とR3 とは互いに独立的に水素;C1
    −C5 −アルキル;またはR2 とR3 とはそれらが結合
    している窒素原子と一緒で、置換されていないピロリジ
    ノ環またはピペリジノ環であり;R4 は水素またはC1
    −C4 −アルキル;R5 はニトロ;SO27 ;SO2
    NR910;COR11;CONR910;またはC1
    4 −ハロアルキル;nは0,1,2,3または4;R
    6 は、nが1、2、3または4の時にはハロゲン;nが
    1または2の時にはニトロ、C1 −C4 −アルキルまた
    はC1 −C4 −ハロアルキル;nが1の時にはCO
    11、アミノ、モノ−C1 −C4 −アルキルアミノまた
    はジ−C1 −C4 −アルキルアミノ;R7 はC1 −C4
    −アルキル;C1 −C4 −ハロアルキル;置換されてい
    ないフェニルまたはフェニル−C1 −C2 −アルキル;
    またはハロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4
    ハロアルキルまたはC1 −C4 −アルコキシによって置
    換されたフェニルまたはフェニル−C1 −C2 −アルキ
    ル;R8 は水素;C1 −C4 −アルキル;C1 −C4
    ハロアルキル;置換されていないフェニルまたはフェニ
    ル−C1 −C2 −アルキル;またはハロゲン、C1 −C
    4 −アルキル、C1 −C4 −ハロアルキルまたはC1
    4 −アルコキシによって置換されたフェニルまたはフ
    ェニル−C1 −C2 −アルキル;R9 とR10とは互いに
    独立的に水素またはC1 −C4 −アルキルであるか;ま
    たはR9 とR10とはそれらが結合している窒素原子と一
    緒で、置換されていないか、またはC1 −C4 −アルキ
    ル置換ピロリジノ環またはピペリジノ環であり;R11
    水素;C1 −C4 −アルキル;C1 −C4 −ハロアルキ
    ル;C1 −C4 −アルコキシ;置換されていないフェニ
    ル、またはハロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1 −C
    4 −ハロアルキルまたはC1 −C4 −アルコキシによっ
    て置換されたフェニル;フェニル−C1 −C2 −アルキ
    ルまたはフェニル−C1 −C2 −アルコキシである。
  16. 【請求項16】 下記により定義される請求項13乃至
    15のいずれかに記載のフルオラン:R1 は水素または
    メチル;R2 とR3 とは互いに独立的に水素;C1 −C
    5 −アルキル;またはR2 とR3 とはそれらが結合して
    いる窒素原子と一緒で、置換されていないピロリジノ環
    またはピペリジノ環であり;R4 は水素またはメチル;
    5 はニトロ;SO27 ;SO2 NR910;COR
    11;CONR910;またはC1 −C4 −ハロアルキ
    ル;nは0,1,2,3または4;R6 は、nが1、
    2、3または4の時にはハロゲン;nが1または2の時
    にはニトロまたはメチル;またはnが1の時にはニト
    ロ、アミノ、モノ−C1 −C4 −アルキルアミノまたは
    ジ−C1 −C4 −アルキルアミノ;R7 はC1 −C4
    アルキル;C1 −C4 −ハロアルキル;置換されていな
    いフェニル、またはハロゲン、C1 −C4 −アルキルま
    たはC1 −C4 −アルコキシによって置換されたフェニ
    ル;R9 とR10とは互いに独立的に水素またはC1 −C
    4 −アルキル;R11は水素;C1 −C4 −アルキル;C
    1 −C4 −アルコキシ;置換されていないフェニル、ま
    たはハロゲン、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −ハ
    ロアルキルまたはC1 −C4 −アルコキシによって置換
    されたフェニル;フェニル−C1−C2 −アルキルまた
    はフェニル−C1 −C2 −アルコキシである。
  17. 【請求項17】 R5 がSO27 である請求項13乃
    至16のいずれかに記載のフルオラン。
  18. 【請求項18】 R5 がSO2 OR8 である請求項13
    乃至16のいずれかに記載のフルオラン。
  19. 【請求項19】 R5 がSO2 NR910である請求項
    13乃至16のいずれかに記載のフルオラン。
  20. 【請求項20】 R5 がCOR11である請求項13乃至
    16のいずれかに記載のフルオラン。
  21. 【請求項21】 R11がC1 −C4 −アルキル、C1
    4 −アルコキシまたはフェニル−C1 −C2 −アルコ
    キシである請求項20記載のフルオラン。
  22. 【請求項22】 R11がC1 −C4 −アルコキシまたは
    フェニル−C1 −C2 −アルコキシである請求項20ま
    たは21記載のフルオラン。
  23. 【請求項23】 R5 がCONR910である請求項1
    3乃至16のいずれかに記載のフルオラン。
  24. 【請求項24】 R5 がC1 −C4 −ハロアルキルであ
    る請求項13乃至16のいずれかに記載のフルオラン。
  25. 【請求項25】 下記により定義される請求項13乃至
    16のいずれかに記載のフルオラン:R5 がニトロ、R
    2 とR3 とが互いに独立的に水素またはC4 −C8 −ア
    ルキル、またはR2 とR3 とがそれらが結合している窒
    素原子と一緒で、置換されていないか、またはC1 −C
    4 −アルキル置換ピロリジノ環、ピペリジノ環、モルホ
    リノ環、チオモルホリノ環またはピペラジノ環を形成す
    る。
  26. 【請求項26】 請求項13乃至25のいずれかに記載
    の式Iの化合物の製造方法において、下記式IIのベン
    ゾフェノンを下記式IIIのフェノールまたはフェノー
    ルエーテルと、 【化3】 (式中、R1 乃至R6 ならびにnは前記に定義した通り
    であり、そしてR’は水素またはC1 −C4 −アルキル
    を意味する)50乃至100%硫酸中、好ましくは0乃
    至70℃の温度範囲において反応させて下記式IVのフ
    タリド 【化4】 を生成させ、そして次にこれを20乃至100℃の温度
    範囲において式Iの化合物へ環化することを特徴とする
    方法。
  27. 【請求項27】 請求項17記載の式Iのスルホンの製
    造方法において、請求項16記載の式Iのスルホンエス
    テルを、下記式V R7 -+ または R7 Mg−Hal (V) (式中、M+ はアルカリ金属またはアルカリ土類金属イ
    オンと等価の陽イオンであり、Halはハロゲン、R7
    は前記に定義した通りである)のカルボアニオンまたは
    グリニヤール試薬と反応させることを特徴とする方法。
  28. 【請求項28】 請求項19記載の式Iのスルホンアミ
    ドの製造方法において、請求項18記載の式Iのスルホ
    ンエステルを、下記式VI HNR910 (VI) (式中、R9 およびR10は前記に定義した通りである)
    のアミンと反応させることを特徴とする方法。
  29. 【請求項29】 請求項1乃至12のいずれかに記載の
    式(I)の化合物の少なくとも1種をマイクロカプセル
    化することを特徴とするマイクロカプセル化された発色
    剤の製造方法。
  30. 【請求項30】 請求項13乃至25のいずれかに記載
    の式(I)の化合物の少なくとも1種をマイクロカプセ
    ル化することを特徴とするマイクロカプセル化された発
    色剤の製造方法。
  31. 【請求項31】 請求項1乃至12のいずれかに記載の
    式(I)の化合物の少なくとも1種を含有するマイクロ
    カプセルで第1の基質を塗布し、そして該第1の基質の
    上、または該第1の基質と直接接触している第2の基質
    上に顕色剤を塗布することを特徴とする感圧記録材料の
    製造方法。
  32. 【請求項32】 請求項13乃至25のいずれかに記載
    の式(I)の化合物の少なくとも1種を含有するマイク
    ロカプセルで第1の基質を塗布し、そして該第1の基質
    の上、または該第1の基質と直接接触している第2の基
    質上に顕色剤を塗布することを特徴とする感圧記録材料
    の製造方法。
  33. 【請求項33】 請求項1乃至12のいずれかに記載の
    式(I)の化合物の少なくとも1種を含む発色剤と顕色
    剤との混合物を基質上に塗布することを特徴とする感熱
    記録材料の製造方法。
  34. 【請求項34】 請求項13乃至25のいずれかに記載
    の式(I)の化合物の少なくとも1種を含む発色剤と顕
    色剤との混合物を基質上に塗布することを特徴とする感
    熱記録材料の製造方法。
  35. 【請求項35】 請求項1乃至12のいずれかに記載の
    式Iの化合物の少なくとも1種を含む発色剤と顕色剤と
    の混合物を含有する感圧または感熱記録材料。
  36. 【請求項36】 請求項13乃至25のいずれかに記載
    の式Iの化合物の少なくとも1種を含む発色剤と顕色剤
    との混合物を含有する感圧または感熱記録材料。
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