JPH068612Y2 - 歌唱練習具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は図面に示す如く、主として歌唱練習時等において
電気を用いず老若男女、身体の大小を問わず、場所を問
わず、確実に自己の音質量を確かめながら歌唱自在とし
たことを特徴とする歌唱練習具に係る。

従来、歌唱練習時などにおいて、電気を用いず手軽に誰
でも使用自在でしかも確実に自己の肉声音質量を確かめ
ながら練習自在の歌習具が無く歌唱時等に自分の両手掌
を用いて口および耳に当て歌唱時の音質量を確かめて居
たが、この方法では充分その目的を果たせず種々不便で
あった。

本案は、身体の大小、性別を問わず、場所を問わず、自
在に歌唱練習時等に、歌唱する者が自分の音質量を確か
めながら容易確実に使用することを自在としたことを特
徴とした歌唱練習具を安価に提供することを特徴とした
ものである。

本案を図面に示す一実施例について説明すれば、 は例えば軟質ビニール，ゴム質等をもってする曲げ自
在の小径パイプでおよびはアルミ又は軟鉄線等をも
ってする曲げ位置静止自在の針金では底部に貫通孔を
もつ声受用凹部では発声音を受ける中空耳栓、及び
はそれぞれの被いである。

次に本案を構成するには、 適宜な長さに裁断したビニル質等をもってする曲げ自在
の小径パイプと一体的に曲げ自在となる如くほぼ同長
のアルミ質又は軟鉄質などをもってする曲げ位置静止自
在の針金を、当該小径パイプに沿わせ、その両端部
を、該小径パイプに固定し、次に円錐状の声受凹部
における底部に形成した孔部に該小径パイプの一方の
端部を接続一体化し、当該小径パイプにおける他端部
に中空耳栓を接続一体化して、円錐状の声受凹部に
受ける肉声が小径パイプの内部を通って中空耳栓に
通じる如く配置構成し、次に首筋への安定懸架用とし
て、別途に中空耳栓の基部外側に、端部を固定して始
まり、適宜の部位まで小径パイプに沿わせた曲げ位置
静止自在の針金を途中で当該小径パイプの側部から
分岐させて形成し、なお、外観の体裁を整えるため、耳
栓基部に始まり、円錐状声受凹部の基部に至る小径
パイプおよび該小径パイプに沿う針金の外周部な
らびに小径パイプの側部に端部を固定し、これより分
岐形成した首筋への安定懸架用曲げ位置静止自在の針金
の外周部を布等をもっておのおの被覆して構成する。

次に、かくの如く構成してなる本案をもって例えば歌唱
練習用として使用するには、第三図に示す如くカバー
をもって外側を被覆した針金を適宜に半円状に曲げ
て、後側より首すじに懸架し、首すじの大小に合わせて
当該首すじを軽く締め付けた状態とし、次に中空耳栓
の先端部を片方の耳穴に差込み、声受凹部を先端部に
もつ小径パイプを曲げて口先の適宜部位に声受凹部
が配置される如くする。而して、歌唱練習時に耳に伝わ
る音声が大きすぎる場合には声受凹部を持って口先よ
り適宜に遠ざけ適当音量の部位に置けば音声送達用小径
パイプはアルミ質などをもってする曲げ位置静止自在
の針金と一体的に曲げ自在で適当位置でそのまま確実
に静止を保持するので耳に入る音量は耳栓をはずすこと
なく確実容易に調整自在である。又、身体の大小にかか
わらず本案練習具は途中で分岐構成外側を被覆したアル
ミ質などをもってする曲げ位置静止自在の針金をもっ
て首すじの後側に半円状に曲げて懸架し、適宜に首すじ
の一部を軽く締め付ける如くして本具を保持安定するも
ので、身体の大小に無関係に適宜の保持安定度を保持す
ることが自在に出来るものである。

次に本案を懸架したまま練習を中止する場合は声受凹部
を持って口先より適当に遠ざければ声受凹部はその
位置で静止する。練習再開の場合は、声受凹部を持っ
て口先適宜部位に置けば小径パイプは針金と一体的
に動くので適宜部位に止まり歌唱肉声は声受凹部から
小径パイプを通って中空耳栓に至り、その音質、量
が確実に耳に入り、納得しながら練習可能となる。

次に収納の場合は、本案は如何なる形にも曲げ自在のた
めポケット等にも容易に収納出来るものである。

即ち、本案の如く構成した練習具をもって歌唱練習を行
うことによって、身体を大小を問わず又、老若男女を問
わず手軽にしかも容易確実に自己の音質、量を確かめな
がら練習が可能となり、自己の音質に適した歌唱を選定
することが出来るので短期に飛躍的な上達が期待でき
る。又、自己の歌唱を楽しみ聞きながら歌う事が出来る
ので歌唱への楽しみが増大し、或いは車内、室内外等い
ずれの場所を問わず簡単に使用することが出来ると共に
収納も又折り曲げ自在であるため場所をとらず、かつ、
価格的にも比較的廉価に提供可能であり、本案を歌唱練
習用として使用することにより、歌唱短期上達の他、情
緒的効果も顕著な考案である。

なお、本案をもって、語学、演説練習用の発生・音質確
認用などとして使用することは自在である。

【図面の簡単な説明】

第一図は本案の略斜視図。 第二図は声受凹部，中空耳栓，小径パイプ等の一部を断
面図示して示す本案の略斜視図。 第三図は使用状態を示す本案の斜視図。 １：小径パイプ ２，３：曲げ位置静止自在針金 ４：声受凹部 ５：中空耳栓 ６，７：被覆カバー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】本案は図面に示す如くほぼ同長の曲げ自在
   の小径パイプに、曲げ位置静止自在の針金を沿わ
   せ、当該曲げ位置静止自在の針金の両端部を該小径パ
   イプに固定し、次に当該小径パイプにおける一方の
   先端部位を円錐状の声受凹部の底部にもつ孔部に接続
   して一体化し、当該小径パイプの他端部には中空耳栓
   の基部を接続固定して円錐状声受凹部から小径パイ
   プを通して中空耳栓に肉声が貫通する如く配置構成
   し、次に中空耳栓の基部から別途に、曲げ位置静止自
   在針金を当該小径パイプに沿わせ、途中の適宜部位
   において該小径パイプ側部から分岐させ、かつ、曲げ
   位置静止自在針金を沿わせた小径パイプの外周部お
   よび当該小径パイプの側部から分岐した曲げ位置静止
   自在の針金の外周部を、おのおの布等で被覆し構成し
   た歌唱練習具