JP3800263B2 - 発声トレーニング器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表声(地声)による音域を拡げるためのトレーニングに使用される発声トレーニング器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラオケ等で歌を歌う場合、声を通すために大きな声を出すため、声が割れて息漏れしてしまい、息継ぎの回数が増えてしまい聞きづらい声に聞こえてしまう。
【0003】
また、裏声を出すとノドぼとけが上に上がり、喉や周辺の筋肉が緊張し、非常にエネルギーを使う声になってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、表声(地声)を広い音域で出せるようにするため、ボイストレーニングとして種々の方法が実施されているが、現状では広音域の表声(地声)を得るには時間がかかるとともに、手軽な方法が無かった。
【0005】
本発明は、手軽に何人も安全に、かつ短時間に表声(地声)の音域を拡げることのできる発声トレーニング器具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の発声トレーニング器具は、上歯と下歯とで噛んだ状態で発声するための発声トレーニング器具であり、該発声トレーニング器具は、奥歯の上下の歯で噛まれる噛挟部と前記噛挟部が噛まれた状態で唇の外に張り出す延出部とを有し、前記噛挟部を噛んだ状態で喉奥の軟口蓋と口腔の空間を大きく確保すべく前記噛挟部の肉厚が5〜20mmの範囲内にあり、前記噛挟部の少くとも表面には、取換え可能な歯当部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、人間の口の大きさに対して肉厚5〜20mmの噛挟部を上下の歯で噛むことにより、人間工学上喉奥の軟口蓋(アーチ)が大きく開いた状態に保持されるとともに、喉にかかる力が自然にとれ、声帯が開き易い状態になる。このため低音域から高音域にかけての表声(地声)による発声が可能となる。さらに口腔の空間も確保されているためよく共鳴し、しかもよく響くため声が出し易くなる。また、延出部が唇の外に張り出るため、唇が閉じることなく、このままの状態での発声が可能となる。特に、発声トレーニング器具は、噛挟部の少くとも表面には、取換え可能な歯当部が設けられているため、歯跡の付いた古い当接部を取替えるだけで、衛生的かつ見栄えのよい状態に維持できることになる。
【0007】
本発明の発声トレーニング器具は、2つの噛挟部を繋ぐように延出部が延びており、噛挟部と延出部とでほぼU字状が形成されるようになっていることが好ましい。
このようにすれば、2つの噛挟部を両上下の奥歯で同時に確実に噛めるため、取扱いが容易なものになるばかりか、両延出部が唇を両方向に開放維持するため、発声口を確保できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明すると、1は略U字状の発声トレーニング器具であり、U字状の両端部が噛挟部1A、1Bになっており、これら噛挟部1A、1Bが延出部1’で連結されている。
【0013】
噛挟部1A、1Bは、図2に示されるように、口にくわえる部分であり、この実施の形態では断面略矩形状の噛挟部1A、1Bの上下にシート状の歯当部4が貼設されている。シート状の歯当部4はゴム材、木材、合成樹脂材等からなり、噛挟部1A、1Bの基部の表裏に剥離可能に接着されている。そのためこの歯当部4が上下の歯で噛まれ、歯跡が付いたり、不潔な状態になると、このシート状の歯当部4を剥がして再度新しい歯当部4を貼着することにより常時衛生な状態を保つことができる。
【0014】
延出部1’の中央部には貫通穴2が設けられ、この貫通穴2には首掛けひも3が挿通され、図2に示されるように発声トレーニング中にこの器具1を首に掛けることができるようになっている。
【0015】
噛挟部1A、1Bは噛挟部1A、1Bが噛まれた際に、上下の歯を適正な距離に離しておくための所定の肉厚を有しており、子供から大人まで、または人それぞれの口の大きさによりこの肉厚が5〜20mmが適当である。特に一般の人には人間工学上その肉厚が略12mmが好適である。
【0016】
この器具1を用いてボイストレーニングを行う場合、図3に示されるように、例えば奥歯5の位置で噛挟部1A、1Bを上下の歯で噛むようにして図4の位置まで口を閉める。この状態では唇が横方向に拡がるとともに、前歯の上下間に吸排気口が確保される。特に重要な点は、喉奥の軟口蓋(アーチ)Aが破線で示されるように開いた状態に保持されるとともに、口腔の空間Sも確保されることになる。この状態においては、喉にかかる力が自然にとれ、声帯も開き易くなっており、ノドぼとけが上に上がることもなく低音域から高音域にかけて表声(地声=自分の本来の声)による発声が可能となる。
【0017】
ここで噛挟部1A、1Bの肉厚が5〜20mmの範囲になっている理由は、肉厚がこの範囲よりも薄い場合には軟口蓋(アーチ)Aが十分に開放されず、またこの範囲よりも厚い場合には、噛挟部1A、1Bが人間にとって口内に侵入した異物として認識されてしまい吐き気等を催すことがあり、5〜20mm以外の範囲の厚さは不適当である。
【0018】
図5には他の実施の態様が示され、これは例えば割りばしのような木材片からなる2本の棒状体の端部近傍が噛挟部1A、1Bになっているとともに他端部近傍が延出部1’、1’になっている。この延出部1’、1’側の端部は、それぞれ延出部1’と同断面形状の嵌合穴7を有するとともに、首掛けひも3で繋った2個の保持部材6からなる首掛け保持具8の前記嵌合穴7に嵌入されることによりそれぞれ固定される。この棒状体には香料または調味料等を添加することができる。このようにすれば、噛挟部1A、1Bが木材であるため噛みごごちが向上するとともに、使用者の嗜好に合わせた味や香りで違和感のない使用状態を得ることができる。
【0019】
図6には、図5で示された首掛け保持具8に固定された器具1としての棒状体を用いてボイストレーニングを行っている態様が示されており、ボイストレーニングの際中に器具1を口から外した場合でも、首掛けひも3で棒状体が落下せず、また所定の場所に置く必要もなく、胸元に吊り下がっているため衛生的であるとともに、器具1を利用する時も即座に器具1をくわえることができる。
【0020】
図7には更に他の実施の形態が示されており、枢着軸9によって噛挟部1A、1Bが延出部1A’、1B’と枢着軸9によって軸着され、さらに延出部1A’と1B’とが枢着軸9によって軸着されている。この枢着軸9の位置からは首掛けひも3が延設され、首掛が可能になっている。この実施の形態は両噛挟部1A、1Bとの間隔を枢着軸9を利用して自在に調節できるため、大きな口や小さな口にその間隔を確実に合せることができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明は以下の効果が得られる。
【0022】
(a)請求項1の発明によれば、人間の口の大きさに対して肉厚5〜20mmの噛挟部を上下の歯で噛むことにより、人間工学上喉奥の軟口蓋(アーチ)が大きく開いた状態に保持されるとともに、喉にかかる力が自然にとれ、声帯が開き易い状態になる。このため低音域から高音域にかけての表声(地声)による発声が可能となる。さらに口腔の空間も確保されているためよく共鳴し、しかもよく響くため声が出し易くなる。また、延出部が唇の外に張り出るため、唇が閉じることなく、このままの状態での発声が可能となる。
【0023】
(b)請求項2の発明によれば、2つの噛挟部を両上下の奥歯で同時に確実に噛めるため、取扱いが容易なものになるばかりか、両延出部が唇を両方向に開放維持するため、発声口を確保できる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発声トレーニング器具の斜視図である。
【図2】図1のものの使用状態を示す図である。
【図3】発声トレーニング器具と口内との関係を示す図である。
【図4】発声トレーニング器具を口内にセットした状態を示す図である。
【図5】他の実施の形態である発声トレーニング器具の斜視図である。
【図6】図5のものの使用状態を示す図である。
【図7】更に他の実施の形態である発声トレーニング器具の斜視図である。
【符号の説明】
1 発声トレーニング器具
1A、1B 噛挟部
1’、1A’、1B’ 延出部
2 貫通穴
3 首掛けひも
4 歯当部
5 奥歯
6 保持部材
7 嵌合穴
8 首掛け保持具
9 枢着軸
A 軟口蓋
S 空間

Claims (2)

  1. 上歯と下歯とで噛んだ状態で発声するための発声トレーニング器具であり、該発声トレーニング器具は、奥歯の上下の歯で噛まれる噛挟部と前記噛挟部が噛まれた状態で唇の外に張り出す延出部とを有し、前記噛挟部を噛んだ状態で喉奥の軟口蓋と口腔の空間を大きく確保すべく前記噛挟部の肉厚が5〜20mmの範囲内にあり、前記噛挟部の少くとも表面には、取換え可能な歯当部が設けられていることを特徴とする発声トレーニング器具。
  2. 2つの噛挟部を繋ぐように延出部が延びており、噛挟部と延出部とでほぼU字状が形成されるようになっている請求項1に記載の発声トレーニング器具。
JP11751997A 1997-04-21 1997-04-21 発声トレーニング器具 Expired - Lifetime JP3800263B2 (ja)

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