JP2018031807A - 日本人による英語の発音をネイティブな英語の発音に変える方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】日本人による英語の発音をネイティブな英語の発音に変える方法を提供する。【解決手段】日本人は先づ音声発生補助部材13の基体部を把持し略水平方向に口腔7内へ挿入する。そして先端部を舌部4の前舌部の側面に当接する。矢印P方向に押下げると、歯11を支点として音声発生補助部材13は実線で示す位置から仮想線に示す位置に移動し舌部4の頂面は膨張する。そこで舌部4の頂面と口蓋9の内面との間隔W2が間隔より幅狭に変形・形成されこの状態で日本人が英語発音するときネイティブな英語に発生される。【選択図】図2
Description
本発明は、音声発生補助部材を使用して日本人が英語を発生する際に日本人の舌の形態を変化させて外国人殊に米国人と同様な発声音に近づけることを考案した日本人による英語の発音をネイティブな英語の発音に変える方法に関するものである。
従来の技術に於けるこの種の発生音修正に係る技術は図7に示すような特開平10−293528号公開特許公報に係る技術がある。これについて説明すれば、略U字状の発声トレーニング器具1があり、発声トレーニング器具1の両端部が噛挟部1A、1Bになっており、これら噛挟部1A、1Bが延出部1Cで連結されている。噛挟部1A、1Bは、口にくわえる部分であり、断面略矩形状の噛挟部1A、1Bの上下にシート状の歯当部1Dが貼設されている。シート状の歯当部1Dはゴム材、木材、合成樹脂材等からなり、噛挟部1A、1Bの基部の表裏に剥離可能に接着されている。そのためこの歯当部1Dが上下の歯で噛まれ、歯跡が付いたり、不潔な状態になると、このシート状の歯当部1Dを剥がして再度新しい歯当部を貼着することにより常時衛生な状態を保つことができる。尚図中2は人間の口唇である。この技術によれば喉にかかる力が自然にとれ、声帯が開き易い状態になる。このため低音域から高音域にかけての表声(地声)による発声が可能となる。さらに口腔の空間も確保されているためよく共鳴し、しかもよく響くため声が出し易くなる。また、延出部が唇の外に張り出るため、唇が閉じることなく、このままの状態での発声が可能となるという特徴がある。
また、一般的に日本における英語の音声学習は、これまで長い間、子音に母音が付いているカタカナで行なってきた。カタカナ式の発音は呼気が弱くリズム感の乏しい日本式英語になっていた。
舌部4の状態についても、日本人がネイティブな英語らしく発音するためには、必ず舌部4を変形して呼気の通路すなわち声道5を挟めなければならない。そして日本人が、日本式の呼気の弱い音声周波数の低い発音をするときの基本の舌部4の状態は図8に示すように高さが低い状態から英語を母語とする英米の人たちが発音するときのように、呼気を強く音声周波数を高くそして音声を共鳴させることができる英米人の基本の舌部4の状態にする必要がある。
舌部4の状態についても、日本人がネイティブな英語らしく発音するためには、必ず舌部4を変形して呼気の通路すなわち声道5を挟めなければならない。そして日本人が、日本式の呼気の弱い音声周波数の低い発音をするときの基本の舌部4の状態は図8に示すように高さが低い状態から英語を母語とする英米の人たちが発音するときのように、呼気を強く音声周波数を高くそして音声を共鳴させることができる英米人の基本の舌部4の状態にする必要がある。
日本人が、これまで長い間、ネイティブな英語の発音ができないのは、舌部4の形態を変形せず外国では通じない日本式で学習してきたからであり、しかも、英語の発音をより難しく捉えるような方法で、一つ一つの英語の発音を習得させようとしてきたからである。このような非現実的で非効率な学習は、多くの学習者の学習意欲をそいだり、音声学習を挫折させてしまうだけであった。かかる課題を要約すれば
(1) 英米人は腹式呼吸をしているのに対し、日本人は胸式呼吸をしているために呼気の量が、英米人に比べて少ない。そのため、発音時に呼気の強さが必要な破裂音や摩擦音を上手に発音することができなかった。
(2) 日本人は英米人に比べて音声発生器官の筋肉量が少ないために正しい英語の発音ができなかった。
(3) 英米人は発音をするとき喉を開いて発音するが、日本人は英米人ほど喉を開いて発音しないために、日本式の発音になっていた。
(4) 日本人と英米人は骨格が違ってる。骨格が違っていれば、その骨格に付随している筋肉量も違っているので、体の使い方や動かしかたを工夫して骨格の違いを補っていかなければならない。
(5) 日本人は音声が小さい。そのため日本人の発音英語は通じにくい。だから大きな声で話せば通じるという人たちもいた。
(6) 英語は勉強して習得するものではなく、赤ちゃんが言葉を覚えていくときのように、ただ英語音声を聞き流していれば、英語を話せるようになるとの無理解な考え方もあった。
(1) 英米人は腹式呼吸をしているのに対し、日本人は胸式呼吸をしているために呼気の量が、英米人に比べて少ない。そのため、発音時に呼気の強さが必要な破裂音や摩擦音を上手に発音することができなかった。
(2) 日本人は英米人に比べて音声発生器官の筋肉量が少ないために正しい英語の発音ができなかった。
(3) 英米人は発音をするとき喉を開いて発音するが、日本人は英米人ほど喉を開いて発音しないために、日本式の発音になっていた。
(4) 日本人と英米人は骨格が違ってる。骨格が違っていれば、その骨格に付随している筋肉量も違っているので、体の使い方や動かしかたを工夫して骨格の違いを補っていかなければならない。
(5) 日本人は音声が小さい。そのため日本人の発音英語は通じにくい。だから大きな声で話せば通じるという人たちもいた。
(6) 英語は勉強して習得するものではなく、赤ちゃんが言葉を覚えていくときのように、ただ英語音声を聞き流していれば、英語を話せるようになるとの無理解な考え方もあった。
そして、上述した図7に示す従来の技術は手軽に、短時間に人間の発生音の音域を拡大することができるが日本人が英米人のようなネイティブな英語を発生する技術としては利用できないという問題点があった。
本発明は日本人が、日本式の呼気の弱い音声周波数の低い発音をするときの基本の舌部4の形態を変化させ、英語を母語とする英米人たちが発音するときのネイティブな英語を発生できるように、呼気を強く音声周波数を高くそして音声を共鳴させることができるようにすべく発明したものであり音声発生補助部材を適用して日本人が英米人と同様にネイティブな英語を発音できるようにしたものであって、次の構成、手段から成立する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、音声発生補助部材を使用して舌部を高く変形させ、声道を流過する呼気を強くかつ音声周波数を高く設定することを特徴とする日本人による英語の発音をネイティブな発音に変える方法を特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、音声発生補助部材を使用して舌部を高く変形させると共に口蓋の口蓋垂を下げて声道を流過する呼気を強くかつ音声周波数を高く設定することを特徴とする日本人による英語の発音をネイティブな発音に変える方法を特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記音声発生補助部材は把手機能を備えた基体部と、口腔内に挿入する先端部と、で構成されてなり、該基体部は硬質材で成形されると共に該先端部は軟質材で成形されたことを特徴とする請求項1又は2記載の日本人による英語の発音をネイティブな発音に変える方法を特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記音声発生補助部材は全体形状が略歯ブラシ状で成形され、その基体部は硬質材で成形され先端部は軟質材であって該先端部の先端部分には軟質ひげ片を備え、該軟質ひげ片が垂直方向の上方から下方に向って順次短く設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の日本人による英語の発音をネイティブな発音に変える方法を特徴とする。
本発明は日本人英語の発音をネイティブな英語の発音に変える方法であり次のような効果を得ることができる。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば音声発生補助部材を使用して舌部を高く変形させ、声道を流過する呼気を強くかつ音声周波数を高く設定することを特徴とする日本人英語の発音をネイティブな発音に変える方法を提供する。
このような構成としたので、本発明は日本人による英語の発音をネイティブな英語の発音に変える方法であり独特な構造を有する音声発生補助部材を使用したので舌部の高さを高く変形させ日本人がネイティブな英語を発音することができるという効果がある。
このような構成としたので、本発明は日本人による英語の発音をネイティブな英語の発音に変える方法であり独特な構造を有する音声発生補助部材を使用したので舌部の高さを高く変形させ日本人がネイティブな英語を発音することができるという効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、音声発生補助部材を使用して舌部を高く変形させると共に口蓋の口蓋垂を下げて声道を流過する呼気を強くかつ音声周波数を高く設定することを特徴とする日本人による英語の発音をネイティブな発音に変える方法を提供する。
このような構成としたので、舌部の後部を浮かせるようにしたり、舌部の付け根を上げるようにしたりして、舌部を子音(ン)、(N)を発音するときのように口蓋垂が下がった状態にしておいて発音できる。そしてたとえ、母音を発音しても口腔と鼻腔の間を遮断させることなく口腔と鼻腔を共鳴空間として一体化させることができるという効果がある。
このような構成としたので、舌部の後部を浮かせるようにしたり、舌部の付け根を上げるようにしたりして、舌部を子音(ン)、(N)を発音するときのように口蓋垂が下がった状態にしておいて発音できる。そしてたとえ、母音を発音しても口腔と鼻腔の間を遮断させることなく口腔と鼻腔を共鳴空間として一体化させることができるという効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、前記音声発生補助部材は把手機能を備えた基体部と、口腔内に挿入する先端部と、で構成されてなり、該基体部は硬質材で成形されると共に該先端部は軟質材で成形されたことを特徴とする請求項1又は2記載の日本人による英語の発音をネイティブな発音に変える方法を提供する。
このような構成としたので、音声発生補助部材の先端部が例えばシリコン樹脂等でなる軟質材で成形したので舌部を損傷することなく容易に変形させることができるという効果がある。
このような構成としたので、音声発生補助部材の先端部が例えばシリコン樹脂等でなる軟質材で成形したので舌部を損傷することなく容易に変形させることができるという効果がある。
請求項4に記載の発明によれば、前記音声発生補助部材は全体形状が略歯ブラシ状で成形され、その基体部は硬質材で成形され先端部は軟質材であって該先端部の先端部分には軟質ひげ片を備え、該軟質ひげ片が垂直方向の上方から下方に向って順次短く設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の日本人による英語の発音をネイティブな発音に変える方法を提供する。
該軟質ひげ片が垂直方向の上方から下方に向って順次短く設定したので舌部を保持するようにして該舌部の変形・形態を行なうことができるという効果がある。
該軟質ひげ片が垂直方向の上方から下方に向って順次短く設定したので舌部を保持するようにして該舌部の変形・形態を行なうことができるという効果がある。
以下、本発明に係る日本人による英語の発音をネイティブな英語の発音に変える方法の実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。
本発明の実施の形態を説明するに当り先づ図1に基づき人間の音声発生器官Aの構造を説明する。6は口唇であり、上下に存在する。7は口腔であって声道の一部を構成している。声道は人間の肺から送り出された呼気が咽頭12から口唇6、鼻8までの経路である。9は口蓋であり口腔7と鼻腔10との間に形成された組織体である。該口蓋9の前方は硬い骨組織で形成された硬口蓋9Aである。該口蓋9の後方は軟い骨組織で形成された軟口蓋9Bである。該軟口蓋9Bの下端は上下に動作させ鼻腔10への呼気を制御する口蓋垂9Cである。図中4は舌部であり、前舌部4A、中舌部4B、後舌部4Cでなる。11は上下の歯、11Aは歯茎である。12は咽頭であり喉頭の上部に位置し、鼻腔10と口腔7に分岐する部分にある。
一般的に言語音は発声の有無により有声音と無声音に分かれ、発生声は呼気つまり吐く息の通過により声帯が振動することで生ずる音である。有声音は声帯の振動によって発生する声帯原音を伴って生成される。一方無声音は声帯を振動させず息だけで生成される音である。
ここで、英語の母音について説明すれば、図1に示す略四角形14は2次元を表現したものであって、母音は11個以上で日本語の場合の2倍程度あります。母音の発音に当って重要な働きをするのが舌部4である。そして、母音は先づ舌部4の最高部の上下の位置即ち高さ、次に舌部4最高部の前後の位置、さらに口唇6の形状や口腔7の筋肉の緊張度、発声音の継続時間等により区別される。舌部4の最高部の前後の位置では前舌部4A母音、中舌部4B母音、後舌部4C母音になり、口唇6の形状によっては丸くすぼめる円口唇母音と、横に引く非円口唇母音がある。口腔筋肉の緊張度については緊張や弛緩があり、舌部4や口唇6周辺の緊張度により異なる。尚日本語の母音を表示する略四角形15の場合は図3に示してある。
上述の説明から日本人が日本語を発音するときの舌部4の形状・状態を図1に示すものから英米人が英語を発音するときの舌部4の形状・状態を音声発生補助部材13を使用して図2に示すようにして、日本人が日本語を発音するときの母音と子音の調音点を、英米人が英語を発音するときの母音と子音の調音点に合致させ、日本式の発声音を英米式の発声音に変える。こうすることで、従来は一つ一つ時間をかけて習得していた個々の英語の発音を、短時間の内にまとめて簡単に習得できるようになる。更に、呼気が弱く音声周波数の低い日本人が発音する英語の音声を、欧米人が発声する英語のように呼気を強く、そして音声周波数を高くするだけでなく、英語独特の強い共鳴を伴う音声にする。舌部4の形状・状態をこのように変化することで咽頭12の奥から出てくる呼気は舌部4と軟口蓋9Bや口蓋垂9Cによってその声道や口腔7を狭められることになる。咽頭12の奥から出てくる呼気は狭くなっているところを通過する際、当然、速く通過することになる。つまり、呼気の勢いが増大することになる。
次に前記音声発生補助部材13について図4に基づき説明する。音声発生補助部材13は、平面から見れば(a)に示すように全体形状が例えば略歯ブラシ状に成形されてある。硬質材例えば、プラスチック材料等で成形される基体部13Aと、該基体部13Aと一体に成形されかつ軟質材例えばシリコン材料等で成形される先端部13Bとでなる。そして、該先端部13Bの先端部分は軟質状ひげ片13Cを該先端部13Bから突出させている。該軟質状ひげ片13Cは図4(b)に示すように上方から下方に向かって順次短く設定し、音声発生補助部材13を口腔内に挿入して使用するとき、該軟質状ひげ片13Cは舌部4の裾部分に円滑に当接し、舌部4を損傷することがなく該舌部4を所望の変形・形態にするように図2に示すように実現する。そして、軟質状ひげ片13Cは舌部4では滑り難くかつ舌部4の口腔内の奥方に押込み易くなる。
英語を母語とするイギリスやオーストラリアの人たちは、英語を発するとき、必ず舌部4を緊張させる、または舌部4に力を込める。あるいは舌部4を硬くする、もしくは舌部4を盛り上げる、それとも舌部4を奥に引っ込む。すなわち口蓋9と舌部4との間を狭くする、あるいは舌部4の位置を高くするにしている。
舌部4をこのような状態にすることによって、口蓋9と舌部4との間が狭くなる。舌部4をこのようにして英語を発音することで、咽頭12を通って出てくる呼気は強くなり、それに伴って音声周波数も高くなる。
舌部4をこのような状態にすることによって、口蓋9と舌部4との間が狭くなる。舌部4をこのようにして英語を発音することで、咽頭12を通って出てくる呼気は強くなり、それに伴って音声周波数も高くなる。
続いて、日本式の発音で“ワン”と言ってみる。次に舌を「ン」(N)あるいは(n)を発音するときのような状態にしておいて“one”と言ってみる。“ワン”“one”を同じように発音しても共鳴の度合いの違いにより音声の響きが違ってくる。
このように日本人が日本語的な英語を話すとき、舌の状態を英米式に変えるだけで、極端に呼気の弱いすなわち音声周波数の低い日本人の発音が、共鳴を伴った呼気の強いつまり音声周波数の高い英米人のような発音になる。
このように日本人が日本語的な英語を話すとき、舌の状態を英米式に変えるだけで、極端に呼気の弱いすなわち音声周波数の低い日本人の発音が、共鳴を伴った呼気の強いつまり音声周波数の高い英米人のような発音になる。
一般英語としてアメリカの中西部で使用されている英語を話しているときの標準的な舌部4の状態と、下がっている口蓋垂9Cの状態を示したものである。
この英語には、二つの大きな特徴がある。
第一の特徴は、発音時に口蓋垂9Cを下げたままで発音するということである。通常、音声というものは日本語であれ英語であれ子音である(m)(ン)(N)(n)の鼻音以外、口蓋垂9Cが咽頭12の上部にピッタリとくっ付いて、口腔7と鼻腔10の間を遮断する。そのため、前記の鼻音以外の音声は鼻腔10に入ることができず、口腔7を通って発音されるのであるが、この英語の場合は、図6の口蓋垂9C・・・のように鼻音以外の音声も口蓋垂9Cを下げたまま発音する。そのため、口腔7と鼻腔10の間は遮断されず、共鳴する空間が広くなり、音声、特に母音の共鳴度が増大する。
このような英語を話す人たちは、舌部4の後舌部4Cを浮かせるようにしたり、舌部4の付け根を上げるようにしたりして、舌部4を子音である(ン)(N)を発音するときのように図5(a)(b)に示すように口蓋垂9Cが下がった状態にしておいて発音する。こうすることで、たとえ母音を発音しても口腔7と鼻腔10の間を遮断させることなく口腔7と鼻腔10を共鳴空間として一体化させているのである。
この英語には、二つの大きな特徴がある。
第一の特徴は、発音時に口蓋垂9Cを下げたままで発音するということである。通常、音声というものは日本語であれ英語であれ子音である(m)(ン)(N)(n)の鼻音以外、口蓋垂9Cが咽頭12の上部にピッタリとくっ付いて、口腔7と鼻腔10の間を遮断する。そのため、前記の鼻音以外の音声は鼻腔10に入ることができず、口腔7を通って発音されるのであるが、この英語の場合は、図6の口蓋垂9C・・・のように鼻音以外の音声も口蓋垂9Cを下げたまま発音する。そのため、口腔7と鼻腔10の間は遮断されず、共鳴する空間が広くなり、音声、特に母音の共鳴度が増大する。
このような英語を話す人たちは、舌部4の後舌部4Cを浮かせるようにしたり、舌部4の付け根を上げるようにしたりして、舌部4を子音である(ン)(N)を発音するときのように図5(a)(b)に示すように口蓋垂9Cが下がった状態にしておいて発音する。こうすることで、たとえ母音を発音しても口腔7と鼻腔10の間を遮断させることなく口腔7と鼻腔10を共鳴空間として一体化させているのである。
第二の特徴は、「同化」や「消失」「結合」等の音声変化が頻繁に発生することである。なぜこのような現象が発生するのか。それは、他の国の「英語」と違い、アメリカ人による英語は口腔7の後部で舌部4に力を込めたままで発音しているために、一つ一つの音の変化に対し、舌がその変化に付いて行くことができず、本来の英語発音に対応できないからである。
例えば、母音に狭まれた(t)の音は(d)または日本語の「ラ行」のような音に変化する。
例えば、母音に狭まれた(t)の音は(d)または日本語の「ラ行」のような音に変化する。
次に、本発明に係る日本人による英語の発音をネイティブな英語の発音に変える方法に適用する実施例を説明する。
上述したように図2は日本人がネイティブな英語を発音するためには必要な音声発生補助部材13の操作方法を示してある。日本人は先づ音声発生補助部材13の基体部13Aを把持し略水平方向に口腔7内へ挿入する。そして先端部13Bを舌部4の前舌部4Aの側面に当接する。次に図2に示す矢印P方向に押下げると、歯11を支点として音声発生補助部材13は実線で示す位置から仮想線に示す位置に移動し舌部4の頂面は図示するように膨張する。そこで舌部4の頂面と口蓋9の内面との間隔W2が図8に示す間隔W1より幅狭に変形・形成されこの状態で日本人が英語発音するときネイティブな英語に発生される。
本発明に係る日本人による英語の発音をネイティブな英語の発音に変える方法によれば、日本人がシンプルな構造である音声発生補助部材を簡易・迅速に使用してネイティブな英語を発生することができ、英語教育の無駄を省くと共に音声発生補助部材の量産を可能にし、産業発展に寄与し、その応用範囲が広いものである。
4 舌部
4A 前舌部
4B 中舌部
4C 後舌部
5 声道
6 口唇
7 口腔
8 鼻
9 口蓋
9A 硬口蓋
9B 軟口蓋
9C 口蓋垂
10 鼻腔
11 歯
11A 歯茎
12 咽頭
13 音声発生補助部材
13A 基体部
13B 先端部
13C 軟質状ひげ片
14 英語の母音を表示する略四角形
15 日本語の母音を表示する略四角形
4A 前舌部
4B 中舌部
4C 後舌部
5 声道
6 口唇
7 口腔
8 鼻
9 口蓋
9A 硬口蓋
9B 軟口蓋
9C 口蓋垂
10 鼻腔
11 歯
11A 歯茎
12 咽頭
13 音声発生補助部材
13A 基体部
13B 先端部
13C 軟質状ひげ片
14 英語の母音を表示する略四角形
15 日本語の母音を表示する略四角形
Claims (4)
- 音声発生補助部材を使用して舌部を高く変形させ、声道を流過する呼気を強くかつ音声周波数を高く設定し、日本人が日本語を話すときの調音点を、英米人が英語を話すときの調音点に合致させることを特徴とする日本人による英語の発音をネイティブな発音に変える方法。
- 音声発生補助部材を使用して舌部を高く変形させると共に口蓋の口蓋垂を下げて声道を流過する呼気を強くかつ音声周波数を高く設定し、音声を共鳴させることを特徴とする日本人による英語の発音をネイティブな発音に変える方法。
- 前記音声発生補助部材は把手機能を備えた基体部と、口腔内に挿入する先端部と、で構成されてなり、該基体部は硬質材で成形されると共に該先端部は軟質材で成形されたことを特徴とする請求項1又は2記載の日本人による英語の発音をネイティブな発音に変える方法。
- 前記音声発生補助部材は全体形状が略歯ブラシ状で成形され、その基体部は硬質材で成形され先端部は軟質材であって該先端部の先端部分には軟質ひげ片を備え、該軟質ひげ片が垂直方向の上方から下方に向って順次短く設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の日本人による英語の発音をネイティブな発音に変える方法。
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---|---|---|---|---|
JP2019146666A (ja) * | 2018-02-26 | 2019-09-05 | 株式会社三共 | 遊技機 |
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