JP2592259Y2 - 伝声管付ヘッドホン - Google Patents

伝声管付ヘッドホン

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JP2592259Y2
JP2592259Y2 JP1992026461U JP2646192U JP2592259Y2 JP 2592259 Y2 JP2592259 Y2 JP 2592259Y2 JP 1992026461 U JP1992026461 U JP 1992026461U JP 2646192 U JP2646192 U JP 2646192U JP 2592259 Y2 JP2592259 Y2 JP 2592259Y2
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JP
Japan
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headband
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tube
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博孝 田村
二郎 中島
Original Assignee
アツデン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、英会話のLL学習やカ
ラオケの練習用に使用して好適な、伝声管付ヘッドホン
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】英会話の学習(もちろん他国語の会話学
習でもよい、以下同じ)やカラオケの練習は、いずれも
自分で声を出して行なう必要があり、しかもその自分の
声を自分の耳で聞いて、具合の悪いところを直すことに
よって上達するものである。ところで人間が発声する場
合、自己の発した音声を自己が確認するのは、声帯から
発した音波が空気振動として空気中を通り、これが鼓膜
を振動させて音として識別されるほか、声帯が頭部の骨
を振動させる、いわゆる骨振動音として脳に識別される
ものがあり、これら両者が一体となって自己に確認され
るものである。
【0003】他人の声を聞くときには鼓膜からの認識だ
けであるのに対し、自己の声はこのようにして認識され
るので、自己の声をテープ等に録音し、これを聞くと、
いつも自分で意識している声とは相違して聞こえること
がある理由である。英会話の学習もカラオケの練習も、
自分の声を他人に聞かせるものであるから、他人が聞い
た通りの声を自分でも認識することが重要になってく
る。
【0004】そこでこのための用具として開発されたも
のに、図2に示すようなヘッドセットがある。これを説
明すると、1はヘッドバンドであり、使用者の頭部(図
1参照)に装着するものである。このヘッドバンド1
は、略反円形をしてあり、頭部2に装着したときにずれ
落ちないような適度の弾性を有し、しかも装着者に圧迫
感を与えないような柔軟性を兼ね備えたものである。
【0005】ヘッドバンド1の両端には、このヘッドバ
ンド1に対してある長さ伸縮自在な構造を介して、二股
状のリテーナ3が支持されており、このリテーナ3にス
ピーカユニット4が取付けられている。5はスピーカユ
ニットの内側に設けられたクッションパッドである。ス
ピーカユニット5の内部構造は、マグネットが生成する
磁界の中にボイスコイルを配設し、このボイスコイルに
音声電流を流して振動させ、このボイスコイルと一体の
振動板から音を得る、いわゆるダイナミック型の電気・
音響変換器である。
【0006】2個あるスピーカユニット5のうちの一方
のものにはアーム6の基端が取付けられており、その先
端にマイクロホンユニット7が設けられている。これに
より、マイクロホンユニット7はヘッドバンド1の装着
者の口元に位置することになる。マイクロホンユニット
7に接続されるコード8は、スピーカユニット4に接続
されるコード9とともに、図示しない増幅器に接続され
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】このような構成の従来
のヘッドセットは、たとえばカラオケの練習用に使用す
るとき、スピーカユニット4から聴こえてくる音楽に合
わせて歌を唄うと、この声は増幅器によって音楽にミッ
クスされてスピーカユニット4から発生するので、練習
者はこれを繰り返すことによって上達することになる。
しかしながらこのヘッドセットを英会話のLL学習用に
使用しようとすると、左右のスピーカユニットから全く
同様の音がでるので、先生の発音と自分の発音とが混合
してしまい、良好な学習ができないという問題がある。
【0008】本考案はこの点に鑑みて成されたものであ
り、一方の耳からは増幅器を通した音声を聞き、同時に
他方の耳からは自分の声を聞くことができるような構造
を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するための手段として、内部に電気・音響変換器を収
容したスピーカユニットをヘッドバンドの一端に取付
け、ヘッドバンドの他端には内部が空洞で使用者の耳元
から使用者の口元に至る長さの伝声管を一体に取付けた
構成としたものである。
【0010】
【作用】このような構成とすれば、一方の耳に対応する
片側のスピーカユニットからは増幅器を通した音声(音
楽を含む)が耳に達し、他方の耳には伝声管を通った自
分の生の声が入るから、使用者はその生の自分の声(骨
振動により認識される声ではなく、音波により伝達され
る、他人が聞いているのと同様な自分の声)によって、
LL学習やカラオケ練習ができることになる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1について説明
する。ヘッドバンド1の一端に取付けられたスピーカユ
ニット4は、図2のものと同様のダイナミック型であ
る。ヘッドバンド1の他端には内部が空洞の伝声管10
が取付けられている。この伝声管10は、口元部11と
これに続くパイプ部12、およびさらにパイプ部12に
続く音放射部13とからなっている。口元部11は先端
拡径しており、使用者の声が入り易くなっていて、そ
のあとはパイプ部12から音放射部13まで縮径した直
径で連通している。図中の矢印は声の流れである。
【0012】このような構成からなる本考案の伝声管付
ヘッドホンは、一方の耳に対応する片側のスピーカユニ
ット4からは増幅器を通した音声(音楽を含む)が耳に
達し、他方の耳には伝声管10を通った自分の生の声が入
るから、使用者はその生の自分の声でLL学習やカラオ
ケ練習ができることになる。伝声管10を通る自分の声は
骨振動音から分離されているので、あたかも他人が聞い
ているのと同様に自己認識できることになる。
【0013】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
た伝声管付ヘッドホンであるから、両耳用にスピーカユ
ニットを設けた従来のヘッドセットではできなかった英
会話(他国語会話を含む)のLL学習等を、骨振動音が
分離された、より自然な自分の声を確認しながら行なう
ことができることになる。またカラオケの練習等、その
他の用途に使用することもでき、この場合にも従来気付
かなかった自己の発する音声の癖を直すことができる
とになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を一部断面で示す正面図であ
る。
【図2】従来のヘッドセットを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ヘッドバンド 2 使用者の頭部 4 スピーカユニット 10 伝声管 11 口元部 12 パイプ部 13 音放射部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10K 11/18 - 11/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に電気・音響変換器を収容したスピ
    ーカユニットをヘッドバンドの一端に取付け、ヘッドバ
    ンドの他端には内部が空洞で使用者の耳元から使用者の
    口元に至る長さの伝声管を一体に取付けたことを特徴と
    する伝声管付ヘッドホン。
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JPH0579599U JPH0579599U (ja) 1993-10-29
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