JPH0685951B2 - 長尺物の切断、曲げの連続加工方法および連続曲げ加工装置 - Google Patents

長尺物の切断、曲げの連続加工方法および連続曲げ加工装置

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JPH0685951B2 JP29443290A JP29443290A JPH0685951B2 JP H0685951 B2 JPH0685951 B2 JP H0685951B2 JP 29443290 A JP29443290 A JP 29443290A JP 29443290 A JP29443290 A JP 29443290A JP H0685951 B2 JPH0685951 B2 JP H0685951B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、長尺物の切断、曲げを連続的に行なう連続
加工方法および、切断装置、ベンダーを一体的に組込ん
だ長尺物の連続曲げ加工装置に関する。
〔従来の技術〕 一般に、鉄筋、鉄パイプのような長尺物の曲げ加工は、
ガイドローラのようなセンターローラとセンターローラ
の回りを回動可能な曲げローラとの間に長尺物を置き、
曲げローラをセンターローラの回りで回動(公転)する
ことによって行なわれる。
曲げ加工として、直角曲げ(90゜曲げ)、フック曲げ
(135゜曲げ)、180゜曲げ等があり、長尺物について
は、これらの曲げ加工を連続的に行なう連続曲げ加工
が、多くの場合、行なわれている。たとえば、柱筋用鉄
筋においては、長尺物としての鉄筋の両端を同一方向た
とえば上方に135゜曲げてフック状とするとともに、直
角曲げを3回繰り返し、矩形に折り曲げて、いわゆるフ
ープ筋を成形している。
このような連続的な曲げ加工を効率よく行なうために、
センターローラ(ガイドローラ)、曲げローラを備えた
ベンダーヘッドを、複数個、通常、3組または5組並設
したベンダーが知られている。3組または5組のベンダ
ーヘッドを並設したベンダーは、スリーヘッドまたはフ
ァイブヘッドのベンダーといわれる。
ベンダーヘッドのセンターローラーは、水平なシリンダ
内に収納されて軸線方向に進退自在とされ、曲げローラ
とともに垂直面内に配設される。そして、曲げ加工を行
なうベンダーヘッドのセンターローラをシリンダ内から
前進させ、対応する曲げローラ間に長尺物を挟み、曲げ
ローラがそのセンターローラの回りを上方に回動するこ
とにより、センターローラ、曲げローラ間の長尺物を上
方に折り曲げる。曲げ加工を行なわないベンダーヘッド
のセンターローラは、曲げ加工の障害とならないよう
に、シリンダ内に留まり、曲げ加工での長尺物の軌跡
(長尺物の曲げ軌跡)に入り込まない。
このように、ベンダーヘッドのセンターローラ、曲げロ
ーラを垂直面に配設し、長尺物を垂直方向(縦方向)へ
折り曲げているため、この種のベンダーは縦型ベンダー
といわれる。
縦型ベンダーによれば、ベンダーヘッドのセンターロー
ラの進退動作、曲げローラの駆動動作を適当に抑制する
ことによって、長尺物が連続的に曲げられ、効率的な曲
げ加工が行なえる。
〔発明が解決しようとする課題〕
曲げ加工する前に、長尺物を所定長に予め切断する必要
があり、切断は切断装置によって、曲げは縦型ベンダー
によってと分けられており、切断、曲げを連続的に行な
う単一の装置(連続曲げ加工装置)は提供されていな
い。
つまり、長尺物は所定の曲げ加工に対応した長さに予め
切断され、所定長の長尺物を縦型ベンダーに供給して曲
げ加工が行なわれている。長尺物の切断は、たとえば、
特開昭57-197415号に開示するような切断装置によって
なされ、通常、切断装置はカッターを挟んで、送り部
(供給部)、落し込み部(受け取り部)を備えて構成さ
れている。送り部、落し込み部は、長尺物を自動的に搬
送するコンベヤまたは長尺物のスライドを助ける送りロ
ーラを有して形成される。
しかし、送り部、カッター、受け取り部を並設して構成
されるため、切断装置が長くならざるを得ず、長手方向
に大きなスペースが必要となる。また、送り部、受け取
り部は、いずれも、長尺物の載置されるストッカーを手
前または背後に持つため、奥行方向にもスペースが必要
となる。このように、長手方向、奥行方向の双方に大き
なスペースが必要であるため、切断装置の据付け位置が
限定され、切断装置、縦型ベンダーを隣接して配設する
ことが難しい。そのため、クレーンを用意し、クレーン
で長尺物を切断装置から縦型ベンダーに搬送する必要が
あり、従来の方法では、切断装置で切断加工を担当する
作業員、クレーン操作の作業員、縦型ベンダーで曲げ加
工を担当する作業員が必要とされ、少なくとも3人の作
業員の共同作業で連続曲げ加工が行なわれている。
さらに、縦型ベンダー自体も、ストッカー付の送り部を
搬入サイドに備えて構成されているため、縦型ベンダー
が大型化して、大きな据付けスペースが必要となる。
多数の長尺物がクレーンから下されて縦型ベンダーの送
り部のストッカーに同時に載置され、数本ずつ送り出さ
れて所定の曲げ加工が行なわれる。ここで、ストッカー
は、通常、ベンダーユニットよりかなり高い位置に位置
している。そのため、高所に位置するストッカーからの
長尺物の送り出しに力を要するとともに落下の虞れがあ
り、疲労を招き、危険のため、送り出し作業が作業員に
きらわれている。
上記のように、公知の曲げ加工では、切断装置、縦型ベ
ンダー、クレーンを組合せているため、装置全体の大型
化が避けられず、据付けに大きなスペースが必要とな
り、加工場所が制約される。また、クレーンによる搬送
が、切断と曲げとの間に介在するため、切断、曲げが連
続的に行なえず、効率的な曲げ加工が難しくとともに、
多数の作業員が必要とされている。
この発明は、長尺物の切断、曲げを連続的に行なう加工
方法の提供を目的としている。
この発明は、切断装置、縦型ベンダーを混然一体化して
長尺物の切断、曲げを連続的に行なえる連続曲げ加工装
置の提供を別の目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、縦型ベンダーでは曲げロー
ラ上に長尺物が位置していることに着目し、曲げローラ
に送りローラとしての機能を持たせている。
つまり、長尺物が曲げローラに接しているため、曲げロ
ーラを自転させれば、曲げローラ、長尺物間の摩擦力に
よって、長尺物が送り込まれる。そのため、切断装置か
ら縦型ベンダーのストッパに当接するまでの長い距離長
尺物を送り込む必要はなく、切断装置に近い曲げローラ
まで長尺物を送り込めば足りる。このような短い距離の
送り込みは、カッターを越えて長尺物を僅かに前進させ
ればよく、その後、送りローラを兼ねる曲げローラの回
転(自転)によって、長尺物がストッパに当接するまで
送り込まれる。
この概念によれば、縦型ベンダーのフレーム末端に、落
し込み部を除いた切断装置が直接連結でき、縦画ベンダ
ー、切断装置が混然一体化されて、切断、曲げの連続加
工が可能となる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながらこの発明の実施例について詳
細に説明する。
この発明の長尺物の連続曲げ加工装置10は、長尺物を切
断するカッター12と、カッターを挟んで左右に配設され
た縦型ベンダー14、送り部16を具備して構成されてい
る。実施例では、被加工物である長尺物18を右から左に
送り込むように、縦型ベンダー14をカッター12の左に配
設しているが、左から右に長尺物を送り込む場合は、縦
型ベンダーが右サイドに位置することはいうまでもな
い。
カッター12は、公知の構成、たとえば、対向する一対の
せん断用ブレード12a,12bを正面に持ち、フットスイッ
チ等によって、上方の可動ブレード12aを下降させて、
下方の固定ブレード12bとの間で長尺物18を切断(せん
断)するように構成されている。
送り部16も公知の構成とされ、実施例では、ストッカー
16aに載置された多数の長尺物18を数本ずつローラ16bに
移し、一連のローラ上をスライドさせて、カッター12に
長尺物を送り込みように構成されている。ストッカー16
a、ローラ16b間、ローラ、カッター12間での長尺物の搬
送をチェーン、コンベヤ等によって自動的に行なっても
よい。
縦型ベンダー14はベンダーユニット20をたとえば3組並
設したスリーヘッドとされ、各ベンダーユニット20-1〜
20-3は、水平面内に配設されて軸線方向に進退可能なセ
ンターローラ(ガイドローラ)22と、センターローラの
回りを上方に回動して長尺物を上方に曲げる曲げローラ
24とを垂直面内にそれぞれ備えて水平方向に並設されて
いる。3つのベンダーユニット20-1〜20-3の基本構造は
等しく、曲げローラ24の回動方向が右のベンダーユニッ
ト20-1で反時計方向、中央、左のベンダーユニット20-
2,20-3で時計方向という点で相違するにすぎない。
さらに、縦型ベンダー14は、送り込まれた長尺物18の先
端の当接されるストッパ26を左のベンダーユニット20-3
の左に備えるとともに、長尺物18を把持して縦型ベンダ
ーの軸線方向にスライドするクランプ28を備えている。
ストッパ26はさほど頻繁に移動する必要もないため、た
とえば、カム、ラックを組合せハンドルの回転により手
動的に移動される構成とされる。これに対して、クラン
プ28は長尺物を把持して繰り返し前進、後退されるた
め、モータの駆動力で自動的にスライドされる構成とさ
れる。たとえば、クランプ28は、空圧シリンダのピスト
ン先端に押圧ブロックを取付け、押圧ブロックを昇降さ
せて、対向するブロックとの間で長尺物を把持するよう
に構成される。実施例では、クランプ28は中央のベンダ
ーユニット20-2の右に置かれているが、左に配置しても
よい。この場合、曲げローラの回転方向を逆にする必要
がある。
長尺物の上下にローラを設け、上下のローラ間に長尺物
を挟み込み、ローラの回転によって、長尺物を前進、後
退させるようにクランプ28を構成してもよい。このクラ
ンプ28によれば、クランプの移動がなく、長尺物の搬送
方向でのクランプの幅を小さく設定できるため、短小辺
から長大片まで広範囲のループ筋、スタラップ筋が容易
に加工できる。複数のローラを長尺物の上下に配設して
もよい。
3つの曲げローラ24のうち少なくとも1つが駆動力によ
って自動化農に構成されてい点を除けば、縦型ベンダー
14の構成、動きは、たとえば、特開平02-179332号の構
成と基本的に同一とされる。曲げローラ24は長尺物の直
径と等しい距離だけセンターローラ22から離反されてい
る。そして、曲げローラ24は、反時計方向に自転するこ
とによって、長尺物を送り込むことができる。実施例で
は、3つの曲げローラ24がすべて自転するように構成さ
れているが、搬入サイド(右)のベンターユニット20-1
の曲げローラ24のみを自転可能としてもよい。曲げロー
ラ24を自転させる駆動力は、たとえば、曲げローラ24の
初期位置で曲げローラに接触する駆動ローラ30を介在し
て伝達される(第1図(A)参照)。また、曲げローラ
24のローラシャフトにクラッチを介在して伝達してもよ
く、種々の駆動機構が適宜採用できる。
上記のようにこの発明の連続曲げ加工装置10は、縦型ベ
ンダー14、カッター12、送り部16を並設しており、いい
かえると、縦型ベンダーのフレーム末端に、落し込み部
を除いた従来の切断装置を直接連結して、縦型ベンダ
ー、切断装置の混然一体化をはかっている。そのため、
縦型ベンダー、切断装置を単に並設すれば得られる組合
せに比較して、この発明では、切断装置の落し込み部に
相当する長さだけ、全長を短縮できる。
カッター12で切断された長尺物18が縦型ベンダー14に直
接送り込まれるため、縦型ベンダーの送り部にストッカ
ーを設ける必要がなく、従来から作業員にきらわれてい
たストッカーからの長尺物の送り出し作業が不要とな
り、作業員が疲労、危険から解放される。
そして、縦型ベンダーのストッカー、クレーンが省略さ
れ、全体的に十分小型化されるため、連続曲げ加工装置
10の据付けスペースが少なくて足りる。そのため、縦型
ベンダー、切断装置を単に並設すれば得られる従来の組
合せが据付け困難な狭いスペースにも、連続曲げ加工装
置10が据付けられ、加工場所がさほど制約されない。
このように、この発明によれば、公知の縦型ベンダー、
切断装置を単に連結したものでなく、混然一体化して不
要な部分を除くことによって小型化、簡略化に成功した
連続曲げ加工装置10が得られる。そして、従来の構成に
おいて切断と曲げとの間に介在するクレーンによる長尺
物の搬送がなくなるため、切断、曲げの連続加工が可能
となり、効果的な曲げ加工が行なえる。特に、従来の方
法では、切断装置、クレーン、縦型ベンダーを担当する
少なくとも3人の作業員の共同作業で連続曲げ加工が行
なわれているのに対して、この発明では、クレーンが不
要となり、切断、曲げが連続的に行なえるため、1人の
作業員の単独作業で連続曲げ加工が行なえる。
上記連続曲げ加工装置10による長尺物の切断、曲げは、
たとえば、以下のようにして行なわれる。
まず、送り部のストッカー16aから数本の長尺物がロー
ラ16bに移され、ローラ18b上をスライドさせ、カッター
12を過ぎて縦型ベンダーの右のベンダーユニット20-1の
曲げローラ24上に至るまで送り込まれる(第1図
(A),(B)参照)。
同時に送り込まれる長尺物18の本数は、曲げローラ24の
自転による送り込みおよびクランプ28による把持を考慮
して、曲げローラ24上に重なることなくのせられる数と
される。実施例では、第1図(E)の切り落し片の数か
らわかるように、5本の長尺物を同時に加工している。
それから、駆動ローラ30を駆動させて、3つの曲げロー
ラ24を初期位置で反時計方向に自転させると、曲げロー
ラ、長尺物間の摩擦力によって長尺物18は左に送り込ま
れる。ここで、ストッパ26が、所定位置に予め設定され
ていることはいうまでもない。数本の長尺物は先端を揃
えて送り部16から送り込まれているわけではない。しか
し、曲げローラ24の自転による送り込みによって、早い
遅いの差はあれ、全ての長尺物18がストッパ26に当接す
るまで送り込まれるため、長尺物の先端がいずれ揃えら
れる(第1図(C)参照)。曲げローラ24を適当な時間
自転させて長尺物18の先端を並べた後、駆動ローラ30を
停止し、クランプ28で長尺物18を把持する。
所定の曲げ加工に必要な長さより、当然に長い長尺物18
が使用されている。そのため、余分な長さ相当分を切り
落すように、クランプ28は長尺物18を把持したまま戻さ
れる(第1図(D)参照)。クランプ28の後退距離は、
余分な長さをカッター12から突き出させる距離となる。
そして、可動ブレード12aを下降させ、固定ブレード12b
との間で長尺物18を切断する(第1図(E)参照)。
長さの統一された長尺物18を把持したまま、クランプ28
を初期位置に戻して、長尺物をストッパ26に再度当接さ
せれば、曲げ加工の準備が完了する(第1図(F)参
照)。そして、一連の曲げ加工が、所定のプログラムに
従って縦型ベンダー14で連続的に行なわれる。
適当な時期、たとえば、長尺物18の端を切り落した頃、
次工程のための長尺物がストッカー16aからローラ16bに
移されて待機する(第1図(E)参照)。
縦型ベンダー14によって、長尺物18、たとえば鉄筋でフ
ープ筋を成形する場合について、第1図(G)〜(K)
を参照しながら説明する。
所定位置に置かれた長尺物18に対して、左右のベンダー
ユニット20-1,20-3の曲げローラ24が、第1図(G)に
示すように、反時計方向または時計方向に回動されて、
長尺物の両端にフック曲げが施される。それから、左の
ベンダーユニットのセンターローラ22を後退させて長尺
物の曲げ軌跡から除き、クランプ28を所定距離させる。
後退される(第1図(H)参照)。後退されて長尺物の
曲げ軌跡から除かれたセンターローラは○で示す。
次に、右および中央のベンダーユニット20-1,20-2の曲
げローラを第1図(I)に示すように、反時計方向、時
計方向に回動させて、直角曲げを行なう。
右のベンダーユニット20-1の曲げローラ24を後退させて
から、クランプ28を初期位置に戻し(第1図(J)参
照)、中央のベンダーユニット20-2の曲げローラ24を時
計方向に回動させると、所望のフープ筋が得られる。
このように、この発明の加工方法によれば、切断の直後
に、曲げが行なえ、効率的な曲げ加工が容易に行なえ
る。
実施例では、ストッパー26を1つとしたが、右のベンダ
ーユニット20-1とカッター、正確にはブレード12a,12b
との距離だけ左右に離反した一組のストッパーを並設し
てもよい。この構成では、まず、ベンダーユニット20-1
の曲げローラ24を回転させて長尺物を送り、右(手前)
のストッパーに長尺物を当接させて、長尺物の先端を揃
えてカッター12で長尺物を切断する。右のストッパーは
進退自在に配設されており、右のストッパーを後退させ
て長尺物に当接しない位置に除いた後、ベンダーユニッ
ト20-1の曲げローラ24を回転させ、次のストッパーに長
尺物と当接させて長尺物の先端を揃えれば、長尺物が所
定位置に送られたこととなり、曲げ加工が直ちに行なえ
る。
この構成では、クランプが不要となり構成的に簡単化さ
れるとともに、長尺物を戻す工程が省略でき、連続的な
送り工程のみで長尺物の切断、送りが行なえるため、曲
げ加工の準備工程(前工程)が迅速に行なえる。
左右に離反した一組のストッパーの代りに、単一のスト
ッパーをベンダーユニット20-1、カッター12間の距離だ
けスライド可能に構成してもよい。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであ
り、この発明を何等限定するものでなく、この発明の技
術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの発明
に包含されることはいうまでもない。
〔発明の効果〕 上記のように、この発明では、曲げローラに送りローラ
の機能を加えることにより、押し込み部を除いた従来の
切断装置を縦型ベンダーに直接連結することが可能とな
り、縦型ベンダー、切断装置の混然一体化がはかられて
いる。そのため、縦型ベンダー、切断装置を単に並設す
れば得られる組合せに比較して、この発明では、切断装
置の押し込み部に相当する長さだけ、全長を短縮でき
る。
切断と曲げとの間でのクレーンによる長尺物の搬送がな
くなるため、切断、曲げの連続加工が可能となり、効率
的な曲げ加工が行なえる。加えて、カッターから縦型ベ
ンダーに送り込まれた長尺物に直ちに曲げ加工が施され
るとともに搬送用クレーンが不要となるため、切断装
置、クレーン、縦型ベンダーを担当する少なくとも3人
の作業員の共同作業で行なわれていた連続曲げ加工が、
1人の作業員の単独作業で行なえる。
そして、カッターで切断された長尺物が縦型ベンダーに
直接送り込まれるため、縦型ベンダーの搬入サイドのス
トッカーが省略され、従来から作業員にきらわれていた
ストッカーからの長尺物の送り出し作業が不要となり、
作業員が疲労、危険から解放される。
また、切断と曲げとの間でのクレーンによる長尺物の搬
送がなくなるため、切断、曲げの連続加工が可能とな
り、効率的な曲げ加工が行なえる。
この発明の加工方法によれば、切断の直後に曲げが行な
えるため、効率的な曲げ加工が可能となる。
このように、この発明によれば、小型化、簡略化した連
続曲げ加工装置が得られる。そして、クレーンの省略も
含めて全体的に十分小型化されるため、据付けスペース
が少なくて足り、据付け可能な範囲が拡大される。
左右に離反した一組のストッパーを並設したり、1つの
ストッパをスライド可能とすれば、クランプが不要とな
り構成的に簡単化される。また、長尺物を戻すことな
く、連続的な送り工程のみで長尺物の切断、送りが行な
えるため、曲げ加工の準備工程(前工程)が迅速に行な
える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、フープ筋の成形におけるこの発明の連続加工
方法を示す概略図である。 10:長尺物の連続曲げ加工装置、12:カッター、12a:可動
ブレード、12b:固定ブレード、14:縦型ベンダー、16:送
り部、16a:ストッカー、16b:送りローラ、18:長尺物
(被加工物)、20(20-1,20-2,20-3):ベンダーユニッ
ト、22:センターローラ、24:曲げローラ(送りロー
ラ)、26:ストッパ、28:クランプ、30:駆動ローラ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送り部からカッターを経由して長尺物を縦
    型ベンダーに送り込み、 縦型ベンダーの曲げローラを回動させて長尺物を前進さ
    せ、長尺物先端を縦型ベンダー上のストッパに当接させ
    た後、長尺物をカッターで切断可能な位置まで後退させ
    てカッターで長尺物を切断し、 所定位置まで長尺物を前進させてから、縦型ベンダーの
    曲げローラをセンターローラの回りで上方に回動させて
    所望の曲げ加工を行なう長尺物の切断、曲げの連続加工
    方法。
  2. 【請求項2】送り部からカッターを経由して長尺物を縦
    型ベンダーに送り込み、 縦型ベンダーの曲げローラを送りローラとして長尺物を
    搬送し、長尺物先端を縦型ベンダーのストッパに当接さ
    せ、 クランプで長尺物を把持し、クランプをスライドさせて
    カッターで切断可能な位置まで長尺物を戻し、 カッターで長尺物を切断し、 クランプをスライドさせて長尺物を所定位置に送り、 縦型ベンダーの曲げローラをセンターローラの回りで上
    方に回動させて所望の曲げ加工を行なう長尺物の切断、
    曲げの連続加工方法。
  3. 【請求項3】長尺物を切断するカッターを挟んで左右に
    配設された縦型ベンダー、送り部を具備し、縦型ベンダ
    ーが、 送り部から送り込まれた長尺物の先端の当接されるスト
    ッパと、 垂直面内に配設されて軸線方向に進退可能なセンターロ
    ーラと、センターローラの回りを上方に回動して長尺物
    を上方に曲げる曲げローラとをそれぞれ備えて並設さ
    れ、少なくとも1つの曲げローラが自転して長尺物をス
    トッパに当接するまで送り込む少なくとも3組のベンダ
    ーユニットと、 長尺物を把持して縦型ベンダーの軸線方向にスライド可
    能なクランプとを備えている長尺物の連続曲げ加工装
    置。
  4. 【請求項4】送り部からカッターを経由して長尺物を縦
    型ベンダーに送り込み、 縦型ベンダーの曲げローラを回動させて長尺物を前進さ
    せ、長尺物先端を縦型ベンダー上のストッパに当接させ
    てカッターで長尺物を切断し、 縦型ベンダーの曲げローラをさらに回動させて長尺物を
    前進させ、切断時と異なる位置で長尺物先端を縦型ベン
    ダー上のストッパに当接させてから、縦型ベンダーの曲
    げローラをセンターローラの回りで上方に回動させて所
    望の曲げ加工を行なう長尺物の切断、曲げの連続加工方
    法。
  5. 【請求項5】長尺物を切断するカッターを挟んで左右に
    配設された縦型ベンダー、送り部を具備し、縦型ベンダ
    ーが、 送り部から送り込まれた長尺物の先端の当接可能で長尺
    物の送り方向に離反した一対のストッパと、 垂直面内に配設されて軸線方向に進退可能なセンターロ
    ーラと、センターローラの回りを上方に回動して長尺物
    を上方に曲げる曲げローラとをそれぞれ備えて並設さ
    れ、少なくとも1つの曲げローラが自転して長尺物をス
    トッパに当接するまで送り込む少なくとも3組のベンダ
    ーユニットと、を備え、 ストッパのうち、カッターサイドのストッパは、他のカ
    ッター方向への長尺物の送りを妨げないように進退自在
    に設けられている長尺物の連続曲げ加工装置。
  6. 【請求項6】長尺物を切断するカッターを挟んで左右に
    配設された縦型ベンダー、送り部を具備し、縦型ベンダ
    ーが、 送り部から送り込まれた長尺物の先端の当接可能で長尺
    物の送り方向にスライド可能なストッパと、 垂直面内に配設されて軸線方向に進退可能なセンターロ
    ーラと、センターローラの回りを上方に回動して長尺物
    を上方に曲げる曲げローラとをそれぞれ備えて並設さ
    れ、少なくとも1つの曲げローラが自転して長尺物をス
    トッパに当接するまで送り込む少なくとも3組のベンダ
    ーユニットと、を備えている長尺物の連続曲げ加工装
    置。
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