JPH0685874A - デ−タ通信システム - Google Patents

デ−タ通信システム

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JPH0685874A
JPH0685874A JP4259069A JP25906992A JPH0685874A JP H0685874 A JPH0685874 A JP H0685874A JP 4259069 A JP4259069 A JP 4259069A JP 25906992 A JP25906992 A JP 25906992A JP H0685874 A JPH0685874 A JP H0685874A
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JP
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data
signal
cpu
transmitted
signal line
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Application number
JP4259069A
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English (en)
Inventor
Shinichi Inagawa
伸一 稲川
Shohei Matsuda
庄平 松田
Toshio Yahagi
寿雄 矢萩
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4004Coupling between buses
    • G06F13/4027Coupling between buses using bus bridges

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズタフネスに優れ、かつ、高速でデ−タ
通信を行うことが可能なデ−タ通信システムを提供す
る。 【構成】 CPU1とCPU2との間でデ−タ信号の送
受信を行うデ−タ通信システムにおいて、CPU1,2
間でクロック信号が送受信されるクロック信号線5と、
CPU1からCPU2にデ−タ信号が送信される第1の
データ信号線3と、CPU2からCPU1にデ−タ信号
が送信される第2のデータ信号線4と、CPU1からC
PU2に、デ−タ信号の送信開始を告げるトリガ信号が
送信される第1のトリガ信号線6と、PU2からCPU
1に、デ−タ信号の送信開始を告げるトリガ信号が送信
される第2のトリガ信号線7とが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の制御装置、例え
ば、電子制御ユニット(以下「ECU」と記す)、中央
演算処理装置(以下「CPU」と記す)等の制御装置間
でデ−タ信号の送受信を行うデ−タ通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、CPU,ECU等の制御装置間の
デ−タ通信システムとして、例えば、非同期式シリアル
通信システムとクロック同期式シリアル通信システムが
ある。
【0003】非同期式シリアル通信システムにおいて
は、図8に示されるように、2個のCPU101、10
2間に、CPU101の出力端子T1からCPU102
の入力端子R2にデ−タが送信される信号線103と、
CPU102の出力端子T2からCPU101の入力端
子R1にデ−タが送信される信号線104とが設けられ
ている。この場合には、図9に示されるように、スタ−
トビットとストップビットとの間にキャラクタビットD
0〜D7やパリティビットが配列されたフォ−マットの
デ−タが送信され、各CPU101、102でそれぞ
れ、スタートビット及びストップビットを基準にしてデ
−タの送受信を行う。
【0004】クロック同期式シリアル通信システムにお
いては、図10に示されるように、2個のCPU11
1、112のクロック信号用端子SCK11,SCK1
2間でクロック信号が送信されるクロック信号線113
と、CPU113の出力端子SO1からCPU112の
入力端子SI2にデ−タが送信される信号線114と、
CPU112の出力端子SO2からCPU111の入力
端子SI1にデ−タが送信される信号線115とが設け
られている。この場合には、図11に示されるように、
クロック信号線113を介して送信されるクロック信号
に同期して、信号線114を介して送信される信号1及
び信号線115を介して送信される信号2が送受信され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術において、非同期式シリアル通信システムの場合
には、2個のCPU間101、102でのデ−タの送受
信を2本の信号線103、104で行うため、構成が簡
素化されるが、デ−タとクロック(スタートビット、ス
トップビット)とを同一線でやり取りする性格上、通信
速度が遅く、また、相互のCPU101、102の基準
クロックがずれるとデ−タ化けが発生する可能性がある
という問題があった。
【0006】一方、クロック同期式シリアル通信システ
ムの場合には、2個のCPU111、112に共通のク
ロックを有するため、基準クロックずれによるデ−タ化
けは生じにくく、かつ通信速度も速いが、通信を行わな
いときでも、クロック信号線113にノイズが混入する
と、このノイズがクロック信号と誤認されてデ−タの通
信が開始されてしまうという問題があった。
【0007】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
ノイズタフネスに優れ、かつ、高速でデ−タ通信を行う
ことが可能なデ−タ通信システムを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、第1の制御装置と第2の制御装
置との間でデ−タ信号の送受信を行うデ−タ通信システ
ムにおいて、前記第1及び第2の制御装置間でクロック
信号が送受信されるクロック信号線と、前記第1の制御
装置から前記第2の制御装置にデ−タ信号が送信される
第1のデータ信号線と、前記第2の制御装置から前記第
1の制御装置にデ−タ信号が送信される第2のデータ信
号線と、前記第1の制御装置から前記第2の制御装置
に、デ−タ信号の送信開始を告げるトリガ信号が送信さ
れる第1のトリガ信号線と、前記第2の制御装置から前
記第1の制御装置に、デ−タ信号の送信開始を告げるト
リガ信号が送信される第2のトリガ信号線とを備え、前
記第1のトリガ信号線を介してトリガ信号が送信された
ときには前記第1のデータ信号線を介してデータ信号が
送信され、前記第2のトリガ信号線を介してトリガ信号
が送信されたときには前記第2のデータ信号線を介して
データ信号が送信されることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成を有する本発明のデ−タ通信システム
においては、クロック信号線を介して送信されるクロッ
ク信号と同期して、第1のデータ信号線あるいは第2の
データ信号線を介してデ−タ信号が送信されるので、高
速でデ−タ通信を行うことができる。また、上記クロッ
ク信号線にノイズが混入しても、上記第1あるいは第2
のトリガ線を介してトリガ信号が送信されない限り、デ
−タ信号の送信は行われないので、ノイズがクロック信
号と誤認されてデ−タ信号が誤って送信されることが防
止される。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図に基づいて説明
する。
【0011】図1は本発明の一実施例のデ−タ通信シス
テムの全体構成を概略的に示す図である。同図におい
て、第1の制御装置としてのCPU1及び第2の制御装
置としてのCPU2は、ともに不図示の車両に搭載され
ており、一方のCPU1は、車輪のロック状態に応じて
ブレーキ制御を行うアンチロックブレーキシステム(A
BS)に設けられた制御装置であり、他方のCPU2
は、駆動輪のスリップ状態に応じてエンジンの出力トル
クの制御を行うトラクション制御システム(TCS)に
設けられた制御装置である。これらのCPU1、2はそ
れぞれシリアル通信機能を備えており、第1のデータ信
号線3及び第2のデータ信号線4を介して、相互に必要
なデータ、例えば制御パラメータ(制御用フラグ等)や
運転パラメータ(車速、ブレーキ油圧等)等のデータの
送受信を行う。
【0012】第1のデータ信号線3は、CPU1の出力
端子SOからCPU2の入力端子Rへデータ信号が送信
される信号線であり、第2のデータ信号線4は、CPU
2の出力端子TからCPU1の入力端子SIへデータが
送信される信号線である。また、第1、第2の信号線
3、4の他に、CPU1のクロック信号用端子SCK1
とCPU2のクロック信号用端子SCK2との間でクロ
ック信号が送受信されるクロック信号線5、CPU1の
トリガ信号用出力端子P1からCPU2のトリガ信号用
入力端子INT2へ、後述するトリガ信号が所定の周期
で送信される第1のトリガ信号線6、及びCPU2のト
リガ信号用出力端子P2からCPU1のトリガ信号用入
力端子INT1へトリガ信号が所定の周期で送信される
第2のトリガ信号線7が、2個のCPU1、2を接続し
ている。
【0013】本実施例のデータ通信システムにおいて
は、第1あるいは第2のトリガ信号線6、7を介してト
リガ信号が送信されたときに、クロック信号に同期して
データ信号の送信が開始されるようになっている。すな
わち、図2に示すように、CPU1からCPU2へ第1
のトリガ信号線6を介してトリガ信号1が送信されたと
きに、データ信号1がクロック信号に同期して、第1の
データ信号線3を介してCPU1からCPU2へ送信さ
れる。逆に、CPU2からCPU1へ第2のトリガ信号
線7を介してトリガ信号2が送信されたときに、データ
信号2がクロック信号に同期して、第2の信号線4を介
してCPU2からCPU1へ送信される。図2におい
て、IGはイグニッションスイッチ(図示せず)、TI
は各データ間のアイドルタイム(例えば6state以
上)、TA2はCPU1側から第1のトリガ信号線6を
介して送信されるトリガ信号の周期であり、TT2はC
PU2側から第2のトリガ信号線7を介して送信される
トリガ信号の周期を示す。
【0014】また、車両のエンジン(図示せず)が始動
され、CPU1、2への充電電圧(供給電圧)が安定し
たときにチャージ信号(以下「CHG信号」という)が
発生するが、このCHG信号が発生するまではデータ通
信が行われず、CHG信号が発生した後にデータ通信が
開始される。その理由は、エンジン始動初期、例えばス
タ−タクランキング時には、上記充電電圧が不安定な状
態なので、この状態でデータ通信を行うと通信エラーが
発生しやすいからである。
【0015】なお、図2においては、信号1の送信タイ
ミングと信号2の送信タイミングをずらしているが、両
者を同時に送信してもよい。
【0016】さらに、本実施例においては、次の手法で
通信ラインのフェイルチェックを行う。
【0017】1)イニシャルチェック イニシャル時(データ通信開始時)に、予め定められた
所定のイニシャルチェック用データ(例えばAAH,5
5H)の送受信を所定回数(5回)行い、通信ラインの
故障を検査(イニシャルチェック)する。
【0018】このイニシャルチェックにおいては、イニ
シャルチェック用データの送受信を、必ず所定回数(5
回)だけ行うように設定する。その理由は、イニシャル
チェックで異常なしと判断されても、イニシャルチェッ
ク時にはデータとしてはイニシャルチェック用データし
か送信できないように設定されているので、イニシャル
チェック用データの送受信回数を限定しなければ、イニ
シャルチェックル−チンから抜け出せないからである。
【0019】このイニシャルチェックでは、5回の送受
信が終了した段階で、1回でもイニシャルチェック用デ
ータ(AAH,55H)が全て正しく受信されていれ
ば、通信ラインは正常であると判断する。 2)イニシャルチェック終了後は、次の3種類の通信エ
ラー検知a)〜c)を常時(データの送受信毎に)行
う。
【0020】a)データ2度送りによる照合 同一データを2回ずつ送信し、送信1回目のデータと送
信2回目のデータが一致するか否かを照合する。このデ
ータ送信方法としては、図2に示すように、まず最初の
データをクロック信号パルスC1,C1´と同期して2
回送信した後に、次のデータをクロック信号パルスC
2,C2´と同期して2回送信し、以下同様に各データ
を2回ずつ送信してもよいが、1回目の送信で1フレー
ムのデータを全て送信した後に、2回目の送信で同一フ
レームデータを再び送信してもよい。
【0021】このデータの照合でデータ化けが検出され
た場合(送信1回目のデータと送信2回目のデータが一
致しない場合)には、今回受信したデータはデータ更新
に用いずに、前回受信したデータをホールドする。さら
に、この前回データホールド状態が所定時間(例えば
0.8秒)以上継続した場合には、第1あるいは第2の
信号線3、4の通信ラインに異常(故障)が発生したと
判断し、所定の警報動作(ランプ点灯等)を行う。
【0022】例えば、図3の破線上側に示すように、送
信1回目(1ル−プ目)、3回目(3ル−プ目)で各デ
ータの照合結果A…中にエラーEが発生したときには、
不図示のエラーカウンタによるエラー継続時間の計測が
開始されるが、送信2回目、4回目でエラーが発生しな
かった場合には、エラーカウンタがリセットされる。し
かし、破線下側に示すように、送信1回目から100回
目までの全回でエラーが発生して、エラーカウンタによ
り計測されたエラー継続時間txが上記所定時間以上と
なったときには、通信ラインに異常が発生したと判断さ
れる。
【0023】b)トリガ信号の発生間隔計測 各CPU1、2でトリガ信号の発生時間間隔(周期)を
計測し、この計測時間が所定時間(例えば1.0秒)以
上のときに第1あるいは第2のトリガ信号線6、7に断
線、ショート等の故障が発生したと判断するトリガ信号
線フェイルチェックを行う。すなわち、第1、第2のト
リガ信号線6、7を介して送信されるトリガ信号が、上
記所定時間よりも短い周期で周期的に発生する場合に
は、各トリガ信号線6、7は正常状態であると判断す
る。
【0024】c)受信データのはりつき監視 第1、第2のデータ信号線3、4の通信ラインの故障を
検出するため、各CPU1、2で受信データのはりつき
の監視を行う。すなわち、受信データ全てが固定値(例
えば00HまたはFFH)となったとき(データのはり
つきが発生したとき)には、今回受信したデータはデー
タ更新に用いずに、前回受信したデータをホールドす
る。さらに、この前回データホールド状態が所定時間
(例えば1.0秒)以上継続した場合には、第1あるい
は第2のデータ信号線3、4の通信ラインに異常が発生
したと判断し、所定の警報動作(ランプ点灯等)を行
う。
【0025】次に、本実施例におけるデータ通信方法に
ついて具体的に詳しく説明する。
【0026】まず、データ通信時のCPU1の動作につ
いて図4及び図5を用いて説明する。図4及び図5はC
PU1で実行されるデータ通信用ル−チンを示すフロ−
チャ−トである。このプログラムは、車両のエンジンの
運転開始(イグニッションスイッチIGがオンされたと
き)あるいはデータ通信開始毎に実行される。
【0027】最初に、ステップS1で、CHG信号が発
生したか否かを判断する。この答えが否定(NO)の場
合、すなわちCHG信号が発生していない場合には、前
述したように、CPU1への充電電圧が不安定な状態で
あり、通信エラーが発生しやすい状態なので、データ通
信を開始せずに、データ通信以外のABSの制御を行い
(ステップS20)、ステップS29に進む。ステップ
S29では、上記ステップS1の判断時にCHG信号が
発生していたか否か、すなわちCHG信号発生状態か否
かを判断するが、上記ステップS1の答えが否定(N
O)の場合にはステップS29の答えは否定(NO)と
なり、再びステップS1に戻る。
【0028】ステップS1の答えが肯定(YES)の場
合、すなわち、CHG信号が発生した場合には、CPU
1への充電電圧が安定している状態なので、ステップS
2以降のデータ通信処理を実行する。まず、後述するカ
ウンタ値K,L,Yを0に設定し(ステップS2)、第
1のトリガ線6を介してCPU2へトリガ信号を送信し
た後に(ステップS3)、CPU2からトリガ信号に対
するリアクションがあったか否かを判断する(ステップ
S4)。
【0029】ステップS4の答えが否定(NO)の場
合、すなわちCPU2からリアクションがなかった場合
には、カウンタ値Lを1だけインクリメントした後に
(ステップS23)、カウンタ値Lが所定値LH以上で
あるか否かを判断する(ステップS24)。その答えが
否定(NO)の場合、すなわちL<LHである場合に
は、ステップS20でデータ通信以外のABSの制御を
行った後、ステップS29に進む。この場合にはステッ
プS29の答えは肯定(YES)となるので、さらにス
テップS21に進み、データ通信を続行するか否かを判
断し、その答えが肯定(YES)の場合、すなわちデー
タ通信を続行する場合には上記ステップS3に戻り、否
定(NO)の場合、すなわちデータ通信を終了する場合
(例えばイグニッションスイッチIGがオフされた場
合)には本プログラムを終了する。
【0030】一方、上記ステップS24の答えが肯定
(YES)の場合、すなわちL≧LHである場合は、長
時間にわたってCPU2からのリアクションがない場合
であり、この場合には、通信ラインに異常が発生したと
判断して、データ通信を行わずにステップS25に進
み、ABS,TCSの異常を示すランプあるいはブレー
キ系全体の異常を示すランプ等のウォーニングランプ
(図示せず)を点灯して、本プログラムを終了する。な
お、上記所定値LHは、通信ラインの異常を判断する限
界時間(例えば1.0秒)に対応するカウンタ値に設定
されている。
【0031】上記ステップS4の答えが肯定(YES)
の場合、すなわちCPU2からのリアクションがあった
場合には、カウンタ値Kが5以上か否かを判断する(ス
テップS5)。最初のル−プではK=0であり、ステッ
プS5の答えは否定(NO)となるので、ステップS6
に進み、送信データをイニシャルチェック用データ(A
AH,55H)に設定する。
【0032】次いで、設定されたデータ(イニシャルチ
ェック用データ)を第1の信号線3を介してCPU2へ
2回ずつ送信した後に(ステップS7)、CPU2から
トリガ信号が送信されたか否かを判断する(ステップS
8)。
【0033】ステップS8の答えが否定(NO)の場
合、すなわちCPU2からトリガ信号が送信されない場
合には、カウンタ値Lを1だけインクリメントした後に
(ステップS23)、カウンタ値Lが上記所定値LH以
上であるか否かを判断し(ステップS24)、その答え
が否定(NO)の場合、すなわちL<LHである場合に
は、上記ステップS20に進む一方、肯定(YES)の
場合、すなわちL≧LHである場合には、ウォーニング
ランプを点灯して(ステップS25)、本プログラムを
終了する。すなわち、この処理は、前述したように、第
2のトリガ信号線7を介して送信されるトリガ信号の周
期TT2が所定値(例えば1.0秒)以上の場合に、第
2のトリガ信号線7の通信ラインに異常が発生したと判
断して、フェイルセーフ処理を行うものである。
【0034】上記ステップS8の答えが肯定(YES)
の場合、すなわち第2のトリガ信号線7を介してCPU
2からトリガ信号が送信された場合には、第2のデータ
信号線4を介してCPU2から2回ずつ送信されたデー
タを受信する(ステップS9)。
【0035】続いて、カウンタ値Kが5以上であるか否
かを判断し(ステップS10)、この答えが否定(N
O)の場合、すなわちK<5の場合には、カウンタ値K
を1だけインクリメントして(ステップS11)、ステ
ップS12に進む。
【0036】ここで、本実施例においては、前述したよ
うに、データ通信開始初期においては、イニシャルチェ
ック用データ(AAH,55H)の送受信を5回(5ル
−プ)繰り返して行う。従って、K<5である場合に
は、送信データ、受信データともにイニシャルチェック
用データに設定されており、イニシャルチェックル−チ
ンの実行時期である。なお、本実施例においては、イニ
シャルチェック時においても、同一データの送信及び受
信を2回ずつ行い、データの照合を行う。従って、イニ
シャルチェック用データ(AAH,55H)は1ル−プ
で2回ずつ送信、受信され、この送受信が5回(5ル−
プ)繰り返されることになる。
【0037】ステップS12では、受信データが全てA
AH,55Hであるか否かを判断し、その答えが肯定
(YES)、すなわち全ての受信データがイニシャルチ
ェック用データであり、データ通信が正常に行われたと
判断できる場合には、異常判定用カウンタ値Yを1だけ
インクリメントして(ステップS13)、ステップS1
5に進む。一方、ステップS12の答えが否定(N
O)、すなわち受信データ中にイニシャルチェック用デ
ータAAH,55H以外のデータがあり、通信エラーが
発生したと判断できる場合には、今回ル−プが最初のル
−プであるときには異常判定用カウンタ値Yを初期値
(0)に保持し、今回ル−プが2回目以降であるときに
は異常判定用カウンタ値Yを前回値に保持して(ステッ
プS14)、ステップS15に進む。
【0038】ところで、上記ステップS5の答えが肯定
(YES)、すなわちK≧5である場合には、上述のイ
ニシャルチェック用データの送受信が5回行われた場合
なので、送信データを例えばCPU1で得られる演算値
(演算データ)に設定した後に(ステップS22)、こ
の演算データをCPU2へ2回ずつ送信し(ステップS
7)、CPU2からトリガ信号が送信されない場合には
(ステップS8)、ステップS23に進む一方、CPU
2からトリガ信号が送信された場合には(ステップS
8)、CPU2から送信されるデータを受信して(ステ
ップS9)、ステップS10に進む。この場合にはK≧
5なので、ステップS10の答えは肯定(YES)とな
り、ステップS26で上記異常判定用カウンタ値Yが1
以上か否かを判断する。
【0039】ステップS26の答えが否定(NO)、す
なわちY=0である場合には、5回のイニシャルチェッ
ク用データの受信の全回で通信エラーが発生した場合で
あり、この場合には、通信ラインに異常(故障)が発生
したと判断して、ウォーニングランプを点灯して(ステ
ップS25)、本プログラムを終了する。
【0040】一方、ステップS26の答えが肯定(YE
S)、すなわちY≧1である場合には、5回(5ル−
プ)のイニシャルチェック用データの受信のうち、少な
くとも1回は全てのイニシャルチェック用データが正常
に受信された場合であり、この場合には、通信ラインは
正常であると判断して、ステップS15に進む。
【0041】ステップS15では2回ずつ受信したデー
タの照合を行い、照合したデータが一致するか否かを判
断する(ステップS16)。ステップS16の答えが否
定(NO)の場合、すなわち照合したデータが不一致の
場合には、今回ル−プ時の受信データをデータ更新に用
いずに前回ル−プ時の受信データをホールドし、前述し
たエラーカウントにより計測されたエラー継続時間tx
1が異常判定時間(例えば0.8秒)以上であるか否か
を判断する(ステップS27)。その答えが否定(N
O)、すなわちtx1<tf1である場合には、上記ス
テップS20に進む一方、肯定(YES)、すなわちt
x1≧tf1である場合には、通信ラインに異常が発生
したと判断し、ウォーニングランプを点灯して(ステッ
プS25)、本プログラムを終了する。
【0042】ステップS16の答えが肯定(YES)、
すなわち照合データが一致した場合には、第2のデータ
信号線4におけるデータのはりつきをチェックし(ステ
ップS17)、チェック結果が正常であるか否かを判断
する(ステップS18)。すなわち、前述したように、
全ての受信データが固定値(例えば00H,FFH)と
なった場合にはデータのはりつきが発生したと判断し、
それ以外の場合にはデータはりつきチェック結果が正常
であると判断する。
【0043】ステップS18の答えが否定(NO)、す
なわちデータのはりつきが発生した場合には、今回ル−
プ時の受信データをデータ更新に用いずに前回ル−プ時
の受信データをホールドし、不図示のカウンタにより計
測されたデータはりつき継続時間TX1が異常判定時間
(例えば1.0秒)以上であるか否かを判断する(ステ
ップS28)。その答えが否定(NO)、すなわちTX
1<TF1である場合には、上記ステップS20に進む
一方、その答えが肯定(YES)、すなわちTX1≧T
F1である場合には、第2の信号線4の通信ラインに異
常が発生したと判断して、ウォーニングランプを点灯し
て(ステップS25)、本プログラムを終了する。
【0044】ステップS18の答えが肯定(YES)、
すなわちデータのはりつきが発生していない場合には、
不図示の記憶部に記憶されるデータを今回ル−プ時の受
信データに更新し(ステップS19)、データ通信以外
のABSの制御を行った後に(ステップS20)、ステ
ップS29に進む。
【0045】この場合には、ステップS29の答えは肯
定(YES)となるので、ステップS21に進み、ステ
ップS21の答えが肯定(YES)、すなわちデータ通
信を続行する場合にはステップS3に戻り、ステップS
21の答えが否定(NO)、すなわちデータ通信を終了
する場合には本プログラムを終了する。
【0046】次に、データ通信時のCPU2の動作につ
いて図6及び図7を用いて説明する。図6及び図7はC
PU2で実行されるデータ通信用ル−チンを示すフロ−
チャ−トである。このプログラムは、上記プログラムと
同様に、車両のエンジンの運転開始(イグニッションス
イッチがオンされたとき)あるいはデータ通信開始毎に
実行される。
【0047】まず、ステップS31で、CHG信号が発
生したか否かを判断し、その答えが否定(NO)、すな
わちCHG信号が発生していない場合には、上記プログ
ラムと同様の理由からデータ通信を開始せずに、データ
通信以外のTCSの制御を行い(ステップS50)、ス
テップS59に進む。ステップS59では、上記プログ
ラムのステップS29と同様に、ステップS31の判断
時にCHG信号発生状態であったか否かを判断するが、
上記ステップS31の答えが否定(NO)の場合にはス
テップS59の答えも否定(NO)となり、再びステッ
プS31に戻る。
【0048】ステップS31の答えが肯定(YES)の
場合、すなわち、CHG信号が発生した場合には、CP
U2への充電電圧が安定している状態なので、ステップ
S32以降のデータ通信処理を実行する。まず、後述す
るカウンタ値M,N,Zを0に設定した後に(ステップ
S32)、CPU1からトリガ信号が送信されたか否か
を判断する(ステップS33)。
【0049】ステップS33の答えが否定(NO)の場
合、すなわちCPU1からトリガ信号が送信されない場
合には、カウンタ値Nを1だけインクリメントした後に
(ステップS53)、カウンタ値Nが所定値NH以上で
あるか否かを判断し(ステップS54)、その答えが否
定(NO)の場合、すなわちN<NHである場合には、
上記ステップS50に進む一方、肯定(YES)の場
合、すなわちN≧NHである場合には、TCSの異常を
示すランプ等のウォーニングランプ(図示せず)を点灯
し、種々のフェイルセーフ処理を行って(ステップS5
5)、本プログラムを終了する。すなわち、この処理
は、前述したように、第1のトリガ信号線6を介して送
信されるトリガ信号線6の通信ラインに異常が発生した
と判断して、フェイルセーフを行うものである。なお、
上記所定値NHは、通信ラインの異常を判断する限界時
間(例えば0.8秒)に対応するカウンタ値に設定され
ている。
【0050】上記ステップS33の答えが肯定(YE
S)の場合、すなわちCPU1から第1のトリガ信号線
6を介してトリガ信号が送信された場合には、CPU1
から第1の信号線3を介して2回ずつ送信されるデータ
を受信した後に(ステップS34)、ステップS35に
進む。
【0051】ステップS35では、カウンタ値Mが5以
上であるか否かを判断するが、最初はカウンタ値Mは0
に設定されているので、ステップS35の答えは否定
(NO)となる。この場合には、CPU1,2間でのデ
ータの送受信が5回以上行われていない場合であり、送
受信データがイニシャルチェック用データに設定されて
いる場合なので、ステップS36に進み、カウンタ値M
を1だけインクリメントした後に、ステップS37で、
受信データの全てがイニシャルチェック用データAA
H,55Hであるか否かを判断する。
【0052】ステップS37の答えが肯定(YES)の
場合、すなわち全ての受信データがAAH,55Hであ
り、データ通信が正常に行われたと判断できる場合に
は、異常判定用カウンタ値Zを1だけインクリメントし
て(ステップS38)、ステップS40に進む一方、ス
テップS37の答えが否定(NO)、すなわち受信デー
タ中にイニシャルチェック用データAAH,55H以外
のデータがあり、通信エラーが発生したと判断できる場
合には、図5のプログラムのステップS14の場合と同
様に、異常判定用カウンタ値Zを初期値(0)あるいは
前回値に保持して(ステップS39)、ステップS40
に進む。
【0053】ステップS35の答えが肯定(YES)、
すなわちM≧5である場合には、イニシャルチェック用
データの受信が5回(5ル−プ)行われた場合なので、
図5のプログラムのステップS26の場合と同様に、異
常判定用カウンタ値Zが1以上であるか否かを判断し
(ステップS56)、その答えが否定(NO)、すなわ
ちZ=0である場合には、5回のイニシャルチェック用
データの受信の全回で通信エラーが発生した場合なの
で、通信ラインに異常が発生したと判断して、ウォーニ
ングランプを点灯して(ステップS55)、本プログラ
ムを終了する。
【0054】一方、ステップS56の答えが肯定(YE
S)、すなわちZ≧1である場合には、5回(5ル−
プ)のイニシャルチェック用データの受信のうち、少な
くとも1回は全てのイニシャルチェック用データが正常
に受信された場合であり、この場合には、通信ラインは
正常であると判断して、イニシャルチェックを終了して
ステップS40以降に進む。
【0055】ステップS40では、CPU1から2回ず
つ送信された受信データ(イニシャルチェック用データ
あるいは演算データ)の照合を行い、ステップS41で
照合結果が正常であるか否かを判断する。その答えが否
定(NO)、すなわち照合したデータが不一致である場
合には、今回ル−プ時の受信データをデータ更新に用い
ずに前回ル−プ時の受信データをホールドし、前述した
エラーカウントにより計測されたエラー継続時間tx2
が異常判定時間tf2(例えば0.8秒)以上であるか
否かを判断する(ステップS57)。その答えが否定
(NO)、すなわちtx2<tf2である場合には、後
述するステップS45に進む一方、肯定(YES)、す
なわちtx2≧tf2である場合には、通信ラインが異
常であると判断し、ウォーニングランプを点灯して(ス
テップS55)、本プログラムを終了する。
【0056】ステップS41の答えが肯定(YES)、
すなわち照合データが一致した場合には、図5のプログ
ラムのステップS17、S18と同様にして、第1のデ
ータ信号線3におけるデータのはりつきをチェックし
(ステップS42)、チェック結果が正常であるか否か
を判断する(ステップS43)。
【0057】ステップS43の答えが否定(NO)、す
なわちデータのはりつきが発生した場合には、今回ル−
プ時の受信データをデータ更新に用いずに前回ル−プ時
の受信データをホールドし、不図示のカウンタにより計
測されたデータのはりつき継続時間TX2が異常判定時
間(例えば1.0秒)以上であるか否かを判断する(ス
テップS58)。その答えが否定(NO)、すなわちT
X2<TF2である場合には、ステップS45に進み、
肯定(YES)、すなわちTX2≧TF2である場合に
は、第1のデータ信号線3の通信ラインに異常が発生し
たと判断して、ウォーニングランプを点灯して(ステッ
プS55)、本プログラムを終了する。
【0058】ステップS43の答えが肯定(YES)、
すなわちデータのはりつきが発生していない場合には、
不図示の記憶部に記憶されるデータを今回ル−プ時の受
信データに更新し(ステップS44)、第2のトリガ信
号線7を介してCPU1へトリガ信号を送信する(ステ
ップS45)。
【0059】次いで、CPU1からのリアクションがあ
ったか否かを判断し(ステップS46)、その答えが否
定(NO)、すなわちCPU1からのリアクションがな
かった場合には、カウンタ値Nを1だけインクリメント
し(ステップS53)、カウンタ値Nが上記所定値NH
以上であるか否かを判断する(ステップS54)。ステ
ップS54の答えが否定(NO)、すなわちN<NHで
ある場合には、上記ステップS50に進む一方、肯定
(YES)、すなわちN≧NHである場合には、通信ラ
インに異常が発生したと判断し、ウォーニングランプを
点灯して(ステップS55)、本プログラムを終了す
る。
【0060】ステップS46の答えが肯定(YES)、
すなわちCPU1からのリアクションがあった場合に
は、カウンタ値Mが5以上であるか否かを判断し(ステ
ップS47)、その答えが否定(NO)、すなわちM<
5である場合には、送信データとしてイニシャルチェッ
ク用データ(AAH,55H)を設定する一方(ステッ
プS48)、その答えが肯定(YES)、すなわちM≧
5である場合には、送信データを例えばCPU2で得ら
れる演算値(演算データ)に設定する(ステップS5
2)。そして、第2のデータ信号線4を介してCPU1
へデータの送信を2回ずつ行った後に(ステップS4
9)、データ通信以外のTCSの制御を行い(ステップ
S50)、ステップS59に進む。
【0061】この場合には、ステップS59の答えは肯
定(YES)となるので、ステップS51に進み、ステ
ップS51の答えが肯定(YES)、すなわちデータ通
信を続行する場合にはステップS33に戻り、ステップ
S51の答えが否定(NO)、すなわちデータ通信を終
了する場合には、本プログラムを終了する。
【0062】上記実施例のデータ通信システムにおいて
は、第1のトリガ信号線6を介してCPU2へトリガ信
号が送信されない限り、CPU2へデータが送信され
ず、また、第2のトリガ信号線7を介してCPU1へト
リガ信号が送信されない限り、CPU1へデータが送信
されないので、クロック信号線5にノイズが混入して
も、誤ってデータの送信が開始されることはない。従っ
て、クロック信号に同期して高速でデータの送信を行
い、かつノイズタフネスを向上させることができる。さ
らに、上記実施例においては、上述したイニシャルチェ
ック、2回ずつ受信したデータの照合、トリガ信号周期
のチェック、及び受信データのはりつきチェックによ
り、以下の効果が得られる。
【0063】i) イニシャルチェックにより、CPU
1,2に内蔵されるシリアルレジスタ、クロックジェネ
レータ等のシリアル通信構成部品(図示せず)のフェイ
ルチェックを行うことができる。
【0064】ii) 2回ずつ受信したデータの照合によ
り、外来ノイズによるデータ化けを確実に検出すること
ができる。
【0065】iii)トリガ信号周期のチェックにより、第
1、第2のトリガ信号線6、7の通信ラインのフェイル
チェックを行うことができる。
【0066】ix) 受信データのはりつきチェックによ
り、第1、第2のデータ信号線3、4の通信ラインのフ
ェイルチェックを行うことができる。
【0067】x) さらに、2回ずつ受信したデータの照
合及びデータのはりつきチェックにおいては、エラー継
続時間tx1,tx2が異常判定時間tf1,tf2よ
り短い場合、及びデータはりつき継続時間TX1,TX
2が異常判定時間TF1,TF2より短い場合には、今
回ル−プ時の受信データは更新データとして用いられず
に前回ル−プ時の受信データがホールドされるので、デ
ータ化けが発生しても即座にシステムが異常となること
を防止し、通信エラーが発生してもエラー継続時間tx
1,tx2が異常判定時間tf1,tf2以上となる
か、あるいはデータはりつき継続時間TX1,TX2が
異常判定時間TF1,TF2以上となるまでは、データ
通信を中断することなく続行することができる。
【0068】従って、上記イニシャルチェック、2回ず
つ受信したデータの照合、トリガ信号周期のチェック、
及び受信データのはりつきチェックにより、通信ライン
の確実なフェイルチェックを行い、システムのフェイル
セーフを確実に行うことができる。
【0069】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、種々変形実施
が可能である。例えば、上記実施例においては、車両に
搭載されるABS用CPU及びTCS用CPUを例にと
ったが、これ以外の種々のCPU,ECU等の制御装置
間のデータ通信に本発明を適用することも可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデ−タ通
信システムにおいては、クロック信号線を介して送信さ
れるクロック信号と同期してデ−タ信号が送信されるの
で、高速でデ−タ通信を行うことができ、また、クロッ
ク信号線にノイズが混入しても、トリガ信号が送信され
ない限りデ−タ信号の送信は行われないので、ノイズが
クロック信号と誤認されて誤ってデ−タ信号の送信が開
始されることが防止される。従って、非同期式デ−タ通
信システムのように各制御装置内の基準クロックのずれ
によるデ−タ化けが生じることなく、高速でデータ通信
を行い、かつノイズタフネスを向上させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例のデ−タ通信システム
の全体構成を概略的に示す図である。
【図2】図2は同実施例における各信号のタイミングチ
ャートである。
【図3】図3は同実施例におけるデータの照合を説明す
るための説明図である。
【図4】図4は同実施例においてCPU1で実行される
データ通信用プログラムを示すフロ−チャ−トである。
【図5】図5は同実施例においてCPU1で実行される
データ通信用プログラムを示すフロ−チャ−トである。
【図6】図6は同実施例においてCPU2で実行される
データ通信用プログラムを示すフロ−チャ−トである。
【図7】図7は同実施例においてCPU2で実行される
データ通信用プログラムを示すフロ−チャ−トである。
【図8】図8は従来の非同期式シリアル通信システムの
構成を概略的に示す図である。
【図9】図9は同従来例において用いられる送受信デー
タのフォーマットを示す図である。
【図10】図10は従来のクロック同期式シリアル通信
システムの構成を概略的に示す図である。
【図11】図11は同従来例における各信号のタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
1 CPU(第1の制御装置) 2 CPU(第2の制御装置) 5 クロック信号線 3 第1のデータ信号線 4 第2のデータ信号線 6 第1のトリガ信号線 7 第2のトリガ信号線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】本実施例のデータ通信システムにおいて
は、第1あるいは第2のトリガ信号線6、7を介してト
リガ信号が送信されたときに、クロック信号に同期して
データ信号の送信が開始されるようになっている。すな
わち、図2に示すように、CPU1からCPU2へ第1
のトリガ信号線6を介してトリガ信号1が送信されたと
きに、データ信号1がクロック信号に同期して、第1の
データ信号線3を介してCPU1からCPU2へ送信さ
れる。逆に、CPU2からCPU1へ第2のトリガ信号
線7を介してトリガ信号2が送信されたときに、データ
信号2がクロック信号に同期して、第2の信号線4を介
してCPU2からCPU1へ送信される。図2におい
て、IGはイグニッションスイッチ(図示せず)、TI
は各データ間のアイドルタイム(例えば6クロック
上)、TA2はCPU1側から第1のトリガ信号線6を
介して送信されるトリガ信号の周期であり、TT2はC
PU2側から第2のトリガ信号線7を介して送信される
トリガ信号の周期を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、車両のエンジン(図示せず)が始動
され、CPU1、2への供給電圧が安定するバッテリー
への充電電圧が安定したときにチャージ信号(以下「C
HG信号」という)が発生するが、このCHG信号が発
生するまではデータ通信が行われず、CHG信号が発生
した後にデータ通信が開始される。その理由は、エンジ
ン始動初期、例えばスタ−タクランキング時には、上記
充電電圧が不安定な状態なので、この状態でデータ通信
を行うと通信エラーが発生しやすいからである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】最初に、ステップS1で、CHG信号が発
生したか否かを判断する。この答えが否定(NO)の場
合、すなわちCHG信号が発生していない場合には、前
述したように、CPU1への供給電圧が不安定な状態で
あり、通信エラーが発生しやすい状態なので、データ通
信を開始せずに、データ通信以外のABSの制御を行い
(ステップS20)、ステップS29に進む。ステップ
S29では、上記ステップS1の判断時にCHG信号が
発生していたか否か、すなわちCHG信号発生状態か否
かを判断するが、上記ステップS1の答えが否定(N
O)の場合にはステップS29の答えは否定(NO)と
なり、再びステップS1に戻る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】ステップS1の答えが肯定(YES)の場
合、すなわち、CHG信号が発生した場合には、CPU
1への供給電圧が安定している状態なので、ステップS
2以降のデータ通信処理を実行する。まず、後述するカ
ウンタ値K,L,Yを0に設定し(ステップS2)、第
1のトリガ信号線6を介してCPU2へトリガ信号を送
信した後に(ステップS3)、CPU2からトリガ信号
に対するリアクションがあったか否かを判断する(ステ
ップS4)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】ステップS31の答えが肯定(YES)の
場合、すなわち、CHG信号が発生した場合には、CP
U2への供給電圧が安定している状態なので、ステップ
S32以降のデータ通信処理を実行する。まず、後述す
るカウンタ値M,N,Zを0に設定した後に(ステップ
S32)、CPU1からトリガ信号が送信されたか否か
を判断する(ステップS33)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】 以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、種々変形実施が可能であ
る。例えば、上記実施例においては、車両に搭載される
ABS用CPU及びTCS用CPUを例にとったが、こ
れ以外の種々のCPU,ECU等の制御装置間のデータ
通信に本発明を適用することも可能である。また、上記
実施例では、同一のデータを2回ずつ送信したが、2回
目のデータとして1回目のデータを反転した補数(例え
ば、1回目4FH=01001111Bのとき2回目B
DH=10110000B)を送信してもよい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の制御装置と第2の制御装置との間
    でデ−タ信号の送受信を行うデ−タ通信システムにおい
    て、 前記第1及び第2の制御装置間でクロック信号が送受信
    されるクロック信号線と、前記第1の制御装置から前記
    第2の制御装置にデ−タ信号が送信される第1のデータ
    信号線と、前記第2の制御装置から前記第1の制御装置
    にデ−タ信号が送信される第2のデータ信号線と、前記
    第1の制御装置から前記第2の制御装置に、デ−タ信号
    の送信開始を告げるトリガ信号が送信される第1のトリ
    ガ信号線と、前記第2の制御装置から前記第1の制御装
    置に、デ−タ信号の送信開始を告げるトリガ信号が送信
    される第2のトリガ信号線とを備え、前記第1のトリガ
    信号線を介してトリガ信号が送信されたときには前記第
    1のデータ信号線を介してデータ信号が送信され、前記
    第2のトリガ信号線を介してトリガ信号が送信されたと
    きには前記第2のデータ信号線を介してデータ信号が送
    信されることを特徴とするデ−タ通信システム。
JP4259069A 1992-09-02 1992-09-02 デ−タ通信システム Pending JPH0685874A (ja)

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