JP2654877B2 - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JP2654877B2
JP2654877B2 JP3266912A JP26691291A JP2654877B2 JP 2654877 B2 JP2654877 B2 JP 2654877B2 JP 3266912 A JP3266912 A JP 3266912A JP 26691291 A JP26691291 A JP 26691291A JP 2654877 B2 JP2654877 B2 JP 2654877B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、データ伝送システム
に関するものであり、特に一のコンピュータから他のコ
ンピュータに対するデータ伝送を、簡易な構成で、かつ
高速に行うことが可能なデータ伝送システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】 自動車、自動二輪車等(以下、単に車
両等という)においては、マイクロコンピュータ内蔵の
電子制御装置(以下、ECUという。)により、エンジ
ンの点火時期制御、燃料噴射制御、自動変速制御、駆動
力制御、制動制御、サスペンション制御、空調制御、自
己診断機能等が行われている。このように複数の制御を
行う場合、1のマイクロコンピュータでは処理能力が低
下するために、各制御対象ごとに別個のマイクロコンピ
ュータを使用するようにしている。これら複数のマイク
ロコンピュータは、エンジン回転数、車速、気温等の共
通の車両データを利用する場合が多いから、各マイクロ
コンピュータ間でデータ通信を行い、データの共用化を
図るようにすれば、各マイクロコンピュータの負荷軽減
が期待される
【0003】 データ通信に関しては、一般の通信分野
におけるLANの手法が良く知られているが、LANの
システムをそのまま車載用のデータ伝送システムに適用
することは、当該システムが大掛かりとなるおそれがあ
る。これに対し、LANの手法を用いない車両用データ
伝送システムは、例えば特開昭62−257239公報
に記載されている。このシステムは、複数の電子制御装
置のそれぞれにシフトレジスタを備えた入出力インター
フェースを接続すると共に、該シフトレジスタをそれぞ
れ直列に接続してループ状の伝送路を形成するものであ
り、前記シフトレジスタ内に1ビットずつデータを出力
することにより、前記伝送路内にデータが順次伝送され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 前記公報に記載され
たデータ伝送システムでは、該システム内のループ状伝
送路に対してデータを送出しようとする場合には、該伝
送路を構成するシフトレジスタに1ビットずつデータを
出力する。そして、出力されたデータは、データ伝送用
の同期信号に同期して、1ビットずつシフトされる。つ
まり、このシステムでは、あるマイクロコンピュータよ
り送信されたデータは、一旦レジスタ内に蓄えられてか
ら、次のマイクロコンピュータに送信されるので、送信
するデータ長分だけ次のマイクロコンピュータに対して
伝送の遅れが生じる。
【0005】 したがって、接続されるマイクロコンピ
ュータの数が増えると、それだけデータ遅れの度合いが
大きくなり、エンジン制御等で高速に処理を行いたい場
合には、接続できるマイクロコンピュータの数が制限さ
れる。
【0006】 ここで、データ送信を行なうコンピュー
タは別として、該データを通過させるコンピュータに、
上記公報に記載されたようなシフトレジスタを設けなけ
ればデータの伝送遅れを回避することができるが、デー
タが、前記レジスタ以外の、例えばゲート等を通過する
場合には、該通過時にデータパルスの幅等が変化する場
合がある。このようなパルスの変化は、当該データ伝送
システムを構成するコンピュータの数が多くなるほど甚
だしくなり、極端な場合には、パルスが消滅したり、あ
るいは隣接するパルスと区別が付かなくなる場合があ
る。この結果、データ伝送が正確な行なわれなくなるお
それがある。
【0007】 本発明は、前述の問題点を解決するため
になされたものであり、その目的は、ループ状に接続さ
れた複数のコンピュータにより構成され、簡単な構成で
高速にデータ伝送を行うデータ伝送システムにおいて、
パルス波形の変化や時間遅れが生じないデータ伝送シス
テムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 前記の問題点を解決す
るために、請求項1においては、RZ方式データの入力
端子及び出力端子を有し、ループ状に配列された複数の
コンピュータと、前段側コンピュータの出力端子を後段
側コンピュータの入力端子に接続する伝送ラインとによ
って構成され、前記各コンピュータが、前記入力端子に
接続されて伝送データを受信するデータ受信手段と、
記出力端子に接続され、後段側コンピュータに対してデ
ータ伝送を行うデータ送信手段と、前記入力端子及び前
記出力端子間に接続され、当該コンピュータがデータ
信モードの場合には閉じられ、それ以外のデータ受信/
通過モードの場合には開かれるように構成されたゲート
手段と、前記ゲート手段及び前記出力端子間に接続さ
れ、データが前記ゲート手段を通過する際に、該データ
を構成するパルスごとにパルス幅を修正するパルス幅修
正手段とを具備し、前記パルス幅修正手段が、当該コン
ピュータに受信されたパルスの立上り時に立上がり、前
記出力端子に信号を出力する信号出力手段と、前記パル
ス受信終了後、当該コンピュータの送信パルス幅が前段
側コンピュータの送信パルス幅と等しくなるように、
定時間だけ、タイマで計数された時点で、前記信号出力
手段をリセットする手段 とを含む点に特徴がある。
【0009】 請求項2においては、NRZ方式データ
を伝送する前前記のようなデータ伝送システムのコンピ
ュータにおいて、前記パルス修正手段が、当該コンピュ
ータによる同期パルス受信開始時に前記出力端子に信号
を出力し、前記同期パルスの受信終了時から所定時間α
経過後に前記信号出力を終了する第1信号出力手段と、
前記同期パルスの受信終了時から所定時間α経過後に、
修正されるべき1ビット分のパルス幅に対応する所定時
間Xが経過する毎にタイミング信号を発生するタイミン
グ信号発生手段と、前記タイミング信号発生ごとに、当
該コンピュータに受信されたデータパルスの存在に応答
して、前記出力端子に1ビット分のパルス幅の信号を
力する第2信号出力手段とを具備した点に特徴がある。
【0010】
【作用】 本発明によれば、受信データが当該コンピュ
ータを通過して後段のコンピュータに伝送される際、
データを構成するパルスごとにパルスが修正される
で、データ通信を高速かつ正確に行うことができる
【0011】
【実施例】 以下に図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図2は本発明の基本となるデータ伝送システム
の一例の概略ブロック図である。同図において、第1電
子制御装置(以下、「ECU」という。)1〜第4EC
U4は、それぞれマイクロコンピュータを備えていて、
接続された各種センサ、あるいは他のECUで演算され
た各種データを用いて所定の演算を行い、接続された各
種アクチュエータを制御する。前記第1ECU1〜第4
ECU4は、それぞれ出力端子1A〜出力端子4A、及
び入力端子1B〜入力端子4Bを備えていて、それぞれ
隣接する出力端子及び入力端子がライン5を用いて接続
されることにより、環状に連結されている。そして、各
ECUがデータ伝送を行う場合には、それら出力端子か
らデータが送信され、この結果、データは同図矢印方向
に伝送される。
【0012】 以下に、図1を用いて、本発明の基本と
なるデータ伝送システムの一例の動作を簡単に説明す
る。図1は図2の構成を簡単な機能で表した図である。
同図において、図2と同一の符号は、同一又は同等部分
をあらわしている。各第1ECU1〜第4ECU4は、
それぞれ同一の構成を有している。まず、各第1ECU
1〜第4ECU4は、データ送信をする場合には、図4
に示すような、所定ビット数のフレームを生成し、これ
を送信する。そして、第1ECU1〜第4ECU4は、
それぞれ送信すべきフレームを蓄積する送信レジスタ1
1、及び受信したフレームを蓄積する受信レジスタ12
を備えている。そして、各第1ECU1〜第4ECU4
は、フレーム送信時(データ送信モード時)にはアンド
ゲート13の第2入力端子13Bが“L”となって該ア
ンドゲート13が閉じ、フレーム送信でない時(データ
受信/通過モード時)には第2入力端子13Bが“H”
となって該アンドゲート13が開く。
【0013】 ここで、例えば第2ECU2〜第4EC
U4がデータ受信/通過モード時にある場合に、第1E
CU1が他のECU(第2ECU2〜第4ECU4)に
対してフレームを送信するデータ送信モードとなったと
きには、フレーム生成手段15で生成されたフレーム
は、送信レジスタ11に一旦蓄積された後、オアゲート
14及び出力端子1Aを介して、隣接する第2ECU2
の入力端子2Bに出力される。送信レジスタ11よりフ
レームが出力されても、該送信レジスタ11には、出力
されたフレームは残っているものとする。
【0014】 第2ECU2のアンドゲート13は開い
ているから、第1ECU1より送出されたフレームは、
アンドゲート13及びオアゲート14を通過して、出力
端子2Aより第3ECU3に転送される。また、入力端
子2Bに入力されたフレームは受信レジスタ12に転送
され、必要に応じて該フレームより車両データが抽出さ
れて、データ処理手段16に転送され、所定の演算処理
に用いられる。第2ECU2より第3ECU3に転送さ
れた第1ECU1のフレームは、同様にして、第4EC
U4に転送される。そして、第4ECU4からは第1E
CU1に転送される。第3ECU3及び第4ECU4に
おいても、入力されたフレームは、それぞれの受信レジ
スタ12に取り込まれ、必要に応じて、車両データが抽
出された後、データ処理手段16に転送される。
【0015】 第1ECU1はデータ送信モードなの
で、アンドゲート13は閉じている。したがって、当該
システムを1周し、戻ってきたフレームは、受信レジス
タ12内に入力されるのみであり、再度第2ECU2に
は出力されない。そして、第1ECU1は、前記受信レ
ジスタ12に受信されたフレームが自局が送信したフレ
ームであるか否かを判定する。自局のフレームである場
合は、その後、第1ECU1が連続して他のフレームを
送信しなければ、当該第1ECU1は、データ受信/通
過モードとなる。
【0016】 なお、データ受信/通過モードのECU
(上記例では第2ECU2〜第4ECU4)は、必要に
応じて、通過するデータの所定位置のビットを反転し、
そのECUを通過した旨を示す。この場合、データ送信
したECU(第1ECU1)は、前記ビットの反転がな
ければ、データの伝送が正常に行われなかったと判定し
て、再度フレームを伝送する。また、このビットの反転
は、実際にフレーム内のデータを取り込んだECUのみ
が行うようにして、単に通過するだけのECUは、ビッ
ト反転を行わないようにしても良い。
【0017】 複数のECU(例えば第1ECU1及び
第3ECU3)が同時にデータを送信した場合には、第
1ECU1及び第3ECU3のアンドゲート13は閉じ
ているから、第1ECU1より出力されたフレームは第
2ECU2を介して第3ECU3の受信レジスタ12内
に止まるのみで、第4ECU4には伝送されない。同様
に第3ECU3より出力されたデータも、第4ECU4
を介して第1ECU1の受信レジスタ12に受信される
のみで、第2ECU2には伝送されない。
【0018】 ここで、第1ECU1及び第3ECU3
は、受信レジスタ12の内容を検出し、該受信レジスタ
12内のフレームが他のECUより送信されたものであ
る場合には、必要に応じて、該フレームから車両データ
を抽出してデータ処理手段16に転送した後、該受信レ
ジスタ12内のフレームを送信レジスタ11に転送し、
該フレームを隣接するECUに転送する。これにより、
複数のECUが同時にフレームを送信した場合でも、デ
ータは衝突することなく、正確に伝送される。
【0019】 図3には、図1に示された第1ECU1
の具体的な構成の一例を示す。同図において、図1と同
一の符号は、同一又は同等部分をあらわしている。また
同図には、データの送受信を光ファイバを用いて行う場
合の例が示されている。第1ECU1は、CPU21、
RAM22、ROM23、入出力インターフェース24
及び共通バス25より成るマイクロコンピュータを備え
ている。そして、前記共通バス25に前記送信レジスタ
11及び受信レジスタ12が接続されている。
【0020】 この例では、受光素子26は、当該第1
ECU1の入力端子1Bであり、ライン5(図1及び図
2参照)を介して隣接するECUより放出される光デー
タを受信する。受光素子26の出力は比較器27におい
て所定レベルの電位と比較され、該レベルを上回った場
合に“H”データと認識され、比較器27が出力を生じ
る。この出力は、アンドゲート13の第1入力端子13
Aに入力されると共に、受信レジスタ12及びCPU2
1にも入力される。前記CPU21は、前記アンドゲー
ト13の第2入力端子13B、及び前記オアゲート14
にも接続されている。
【0021】 送信レジスタ11のシリアル出力端子
は、オアゲート14の入力端子、及び該送信レジスタ1
1のシリアル入力端子に接続されている。このオアゲー
ト14の出力線は、スイッチング素子28に接続されて
いて、該スイッチング素子28のオン/オフ動作によ
り、当該第1ECU1の出力端子1Aである発光素子2
9が制御される。センサ201,202は、前記入出力
インターフェース24に接続されている。また、アクチ
ュエータ401,402も、ドライバ301,302を
介して前記入出力インターフェース24に接続されてい
る。
【0022】 なお送信レジスタ11及び受信レジスタ
12の機能、並びにRAM22の機能の一部をCPU2
1で実現するようにしても良い。さらに、アンドゲート
13及びオアゲート14の機能をもCPU21で実現す
るようにしても良い。すなわち、破線で囲まれた符号2
1Aで示される部分、さらには二点鎖線で囲まれた符号
21Bで示される部分の機能を、CPUで実現するよう
にしても良い。
【0023】 図4は各ECUの送信データであるフレ
ームのデータ構成の一例を示す図である。この例では、
1フレームは5つのブロックに別れている。まず、その
先頭に位置する第1ブロックは、所定のECUに対し
て、エンジン回転数、車速、吸入空気量等の車両データ
を“送信”するのか、あるいはそれら車両データの送信
を所定のECUに対して“要求”するのかを示すコマン
ドである(図5参照)。第2ブロックはフレームを送信
するECUである送信側ECUを示すECU番号、第3
ブロックはフレームが受信されるべきECU(フレーム
を単に通過させるだけでなく、実際にフレーム内データ
を取り込んで使用するECU)である受信側ECUを示
すECU番号である。
【0024】 第4ブロックには、第1ブロックが“要
求”コマンドである場合には、エンジン回転数、車速、
吸入空気量等の車両データに対応するデータコードが配
置され、第1ブロックが“送信”コマンドである場合に
は、データコード及び該データコードに対応する車両デ
ータが配置される。このデータコード及び車両データの
一例を、図6に示す 第5ブロックには、当該データ伝
送システムを構成するECUの数のビットが割り当てら
れていて、その各々のビットは各ECUに対応してい
る。そして、所定のECUからフレームが送信される
と、該フレームが通過したECU(すなわちフレームを
送信したECU以外のECU)により、該ECUに対応
するビットが反転される。フレームを送信したECU
は、送信したフレームが循環して戻ってきた場合に、前
記ビットの反転を確認し、他のECUがフレームを正常
に受信したか否かを判定する。なお、図4のフレーム
は、この例では固定ビット長である。
【0025】 図12に、第1ECU1よりフレーム送
信する場合の、該第1ECUの送信レジスタ11に蓄積
されたフレーム構造(同図A)、及び該フレームが当該
データ伝送システムを循環して該第1ECU1の受信レ
ジスタ12に受信された場合のフレーム構造(同図B)
を示す。なお、コマンドは“要求”コマンドであり、フ
レームの送信先は第3ECU3であるものとする。
【0026】 次に、本発明の基本となるデータ伝送シ
ステムの一例の動作を詳細に説明する。各ECUには、
前述したように、データ送信モードとデータ受信/通過
モードとの2つのモードがある。そして、前記データ送
信モードには、他のECUに対してエンジン回転数、車
速、吸入空気量等の車両データの送信を要求する状態
(コマンドは“要求”)と、“要求”コマンドの受信の
後、あるいは当該ECUの意思により、他のECUに前
記フレームを送信する状態(コマンドは“送信”)との
2つの状態がある。
【0027】 図7は第1ECU1がデータ送信モード
にある場合の処理の一例を示すフローチャート、図8は
第1ECU1がデータ受信/通過モードにある場合の処
理の一例を示すフローチャート、図9及び図10は本発
明の基本となるデータ伝送システムの一例の第1ECU
1の機能ブロック図である。図7及び図8の動作を図9
及び図10を参照して説明する。なお、第2ECU2〜
第4ECU4の機能及び動作は、第1ECU1と同様で
ある。まずステップS1においては、フレーム生成手段
15(図9)においてフレームが作成される。このフレ
ーム作成は、車両データ生成手段41で生成される車両
データを用いて生成される。この車両データは、センサ
201,202…の出力データ、あるいはデータ処理手
段16より出力されるデータを用いて生成される。
【0028】 ステップS2においては、当該データ伝
送システムの伝送ライン(ライン5)が使用中であるか
否かが判定される。図4に示されたフレームを送信する
際(後述のステップS5)には、その送信に先立ってス
タートビット(同期パルス)が送信されるが、該スター
トビット受信から1フレームの送信時間(予定時間)経
過後に無信号状態が継続している場合には、ライン5は
“あき”状態であると判定することができる。具体的に
は、スタートビット検知手段42によりスタートビット
が受信されると、タイマ43が起動され、該タイマ43
により前記予定時間の経過が判定されると、タイマ43
が出力を生じ、ライン5の“あき”状態が判定される。
この判定により、スタートビット検知手段42がリセッ
トされると共に、フレーム生成手段15がフレーム出力
可能状態となる。
【0029】 すべてのECUがデータ受信/通過モー
ドとなって、ラインが“あき”状態であると判定された
場合には、ステップS3において、フレーム生成手段1
5よりゲート制御手段45に対して“L”の出力命令が
出され、これによりゲート制御手段45は第2入力端子
13Bに対して“L”を出力する。すなわち、アンドゲ
ート13は閉じる。
【0030】 ステップS4においては、カウンタ49
のカウント値Nが0にリセットされた後、ステップS5
において、フレーム生成手段15で生成されたフレーム
は、送信レジスタ11に転送され、該送信レジスタ11
から、オアゲート14及び出力端子1Aを介し、他のE
CUに対してフレームの送信が行われる。その送信は、
クロックパルス、あるいは該パルスに応じたパルスによ
り,1ビットずつ順次行なわれる。後述の受信データの
再送信時も同様である。このフレーム送信時には、他の
ECUはデータ受信/通過モードであり、そのアンドゲ
ート13が開いているから、フレーム1ビット送信ごと
に、該ビットは当該データ伝送システムを循環して、受
信レジスタ12に受信される。したがって、フレームの
送信が終了するとほぼ同時に、受信レジスタ12への前
記フレームの受信も終了する 図11に、第1ECU1
がフレームを出力した場合の、第1ECU1〜第4EC
U4の出力信号の一例を示す。
【0031】 なお、フレーム生成手段15から送信レ
ジスタ11へのフレーム転送に先だって、必要ならば、
リセット信号発生手段46を用いて、送信レジスタ11
の内容をリセットする。また送信レジスタ11のシリア
ルデータ出力端子及びシリアルデータ入力端子は、接続
されているので、該送信レジスタ11からフレームが送
信されても、該フレームは喪失されない。
【0032】 ステップS6においては、送信側ECU
No.検出手段47により、受信レジスタ12に受信さ
れたフレームの第2ブロックが、自局(当該第1ECU
1)のECU番号であるか否が判定される。第2ブロッ
クが自局のECU番号であれば、受信されたフレーム
は、当該ECUより送出されたフレームであると判定で
きるから、この場合にはチェックビット反転検知手段4
8が起動されて、ステップS7に移行する。ステップS
7においては、チェックビット反転検知手段48によ
り、受信されたフレームの第5ブロックのうち、自局以
外の領域のビットが反転しているか否かが判定される。
自局以外のビットが反転していれば、送信されたフレー
ムは正常に他のECUを通過したと判定できるから、こ
の場合には、当該処理は終了する。そしてその後、デー
タ受信/通過モードとなって、図8のステップS21に
移行し、前記チェックビット反転検知手段48からゲー
ト制御手段45に対して“H”の出力指令が出され、ア
ンドゲート13が開かれる。
【0033】 前記ステップS7が否定判断の場合、す
なわち、他のECUすべてのチェックビットが反転して
いない場合には、ステップS8において、カウンタ49
が付勢されて該カウンタ49のカウント値Nに1が加算
され、ステップS9において、比較手段50により、カ
ウンタ49のカウント値Nが繰り返し回数記憶手段51
に設定された繰り返し回数(例えば3)を超えたか否か
が判定される。前記繰り返し回数を超えていなければ、
ステップS5に戻り、必要に応じてライン5の“あき”
検出の後、送信レジスタ11が再度付勢されて、フレー
ムの送信が行われる。
【0034】 前記繰り返し回数を超えていれば、ステ
ップS10に移行し、異常信号出力手段52が付勢され
て異常信号が発生され、その後、当該処理は終了して、
図8のステップS21に移行する なお、この異常信号
は、当該第1ECU1により、あるいは他のECUに転
送されることにより該他のECUにより、所定の異常処
理を行うために用いられる。
【0035】 さて、すべてのECUがデータ受信/通
過モードとなった場合においては、複数のECUがフレ
ームの送信をほぼ同時に行うことが考えられる。フレー
ム送信する各ECUのアンドゲート13は閉じた状態で
あるから、例えば第1ECU1及び第3ECU3が同時
にフレーム送信した場合には、前述のように第1ECU
1が送信したフレームは第3ECU3の受信レジスタ1
2に受信されるだけで、第4ECU4以降には伝送され
ない。同様に、第3ECU3が送信したフレームは第1
ECU1の受信レジスタ12に受信されるだけで、第2
ECU2以降には伝送されない。つまり、第1ECU1
及び第3ECU3の受信レジスタ12には、それぞれ自
局の送信フレームが受信されずに、他局である第3EC
U3及び第1ECU1の送信フレームが受信される。こ
のような場合、すなわち送信側ECUNo.検出手段4
7が、第2ブロックの内容が他のECU(この例では、
第1ECU1以外のECU)のECU番号と判定した場
合には、受信側ECUNo.検出手段53が起動され、
当該処理は、ステップS6からステッフS11に移行す
る。
【0036】 ステッブS11においては、受信側EC
UNo.検出手段53により、受信フレームの第3ブロ
ックが自局(第1ECU1)のECU番号であるか否か
が判定される。第3ブロックが自局のECU番号であれ
ば、ステップS12を介してステップS13に移行し、
他局のECU番号であれば、直接ステップS13に移行
する。ステップS12においては、受信レジスタ12に
記憶されたフレームの第4ブロックに収められているデ
ータコード及び車両データを、メモリ54(図3のRA
M22)にコピーする。このデータは、データ処理手段
16により実行される演算に適宜用いられる。
【0037】 ステップS13においては、受信レジス
タ12に記憶されたフレームの第5ブロックの、第1E
CU1のチェックビットを反転させ、そして、ステップ
S14においては、この受信レジスタ12の内容を送信
レジスタ11に転送する。その後、当該処理はステップ
S5に戻る。具体的には、データ転送手段56により受
信レジスタ12の内容(フレーム)が送信レジスタ11
に転送される際に、受信側ECUNo.検出手段53に
より付勢されたチェックビット制御手段55の動作によ
り、前記第5ブロックの、第1ECU1のチェックビッ
トが反転される。なお、受信レジスタ12から送信レジ
スタ11へのフレーム転送の前には、必要に応じてリセ
ット信号発生手段46が付勢され、送信レジスタ11が
リセットされる。
【0038】 このようにして、受信レジスタ12に受
信された第3ECU3の送信フレームは、送信レジスタ
11に転送され、該送信レジスタ11からオアゲート1
4及び出力端子1Aを介して第2ECU2に出力され
る。これにより、このフレームは、送信元の第3ECU
3に戻されることになる。また、第3ECU3でも、同
様の処理が行われるから、第1ECU1の受信レジスタ
12にも、最終的には、当該第1ECU1より出力され
るフレームが受信される。
【0039】 次に、図8において、まずステップS2
1では、アンドゲート13の第1入力端子13Aが
“H”とされる。この動作は、図9及び図10において
は、チェックビット反転検知手段48による反転検知
時、又は異常信号出力手段52による異常信号出力時等
に行われる。そして、これによりアンドゲート13が開
かれ、入力端子1Bより入力されるフレームは、受信レ
ジスタ12に受信されると共に、オアゲート14を介し
て出力端子1Aより第2ECU2に出力される。ステッ
プS22では、スタートビット検知手段42によりスタ
ートビットが検出されたか否かが判定される。スタート
ビットの検出が行われると、ステップS23において、
1フレームが、受信レジスタ12にすべて受信され、ま
た当該第1ECU1を通過完了したか否かが判定され
る。
【0040】 なお、フレームが当該第1ECU1を通
過している際には、当該第1ECU1は、通過フレーム
の第5ブロック内の、当該第1ECU1に対応するチェ
ックビットを反転させる。この反転は、データ受信/通
過モードにおいてスタートビット検知手段42がスター
トビットを検知した場合に、チェックビット制御手段4
4を付勢することにより行われる。具体的には、チェッ
クビット制御手段44は、前記チェックビットがアンド
ゲート13を通過するタイミングにおいて、ゲート制御
手段45を制御し、第2入力端子13Bを“L”として
アンドゲート13を閉じ、同時にオアゲート14に対し
て前記チェックビットの反転ビットを送信することによ
り行われる。チェックビット制御手段44は、前記チェ
ックビット通過後は、第2入力端子13Bを再度“H”
にする。
【0041】 ステップS23において1フレームの受
信/通過の完了が確認されると、ステップS24におい
て、受信側ECUNo.検出手段57により、受信フレ
ームの第3ブロックが、自局(第1ECU1)のECU
番号であるか否かが判定される。自局のECU番号でな
ければ当該処理はステップS22に戻り、自局のECU
番号であれば、受信側ECUNo.検出手段57がコマ
ンド検出手段58を付勢して、ステップS25に移行す
る。ステップS25においては、前記コマンド検出手段
58により、受信レジスタ12に受信されたフレームの
第1ブロックは、“送信”コマンドであるか、あるいは
“要求”コマンドであるかが判定される。“送信”コマ
ンドであれば、ステップS26において、図7のステッ
プS12と同様に、受信されたフレームの第4ブロック
の内容(データコード及び車両データ)がメモリ54に
記憶される。このデータは、データ処理手段16により
実行される演算に適宜用いられる。その後、当該処理は
ステップS22に戻る。
【0042】 前記コマンド検出手段58が“要求”コ
マンドを検出すると、当該処理は図7のステップS1に
移行する。すなわち、フレーム生成手段15が付勢さ
れ、必要な車両データを車両データ生成手段41より受
信し、所定のフレームを作成して、送信レジスタ11に
転送し、該送信レジスタ11より出力する。なお、第1
ブロックが“要求”コマンドである場合には、そのフレ
ームの第4ブロックには要求する車両データのデータコ
ードがセットされているので、前記フレーム生成手段1
5では、該データコードに対応する車両データを車両デ
ータ生成手段41より受信して、フレームを作成する。
【0043】 なお、フレームの第3ブロック(図4参
照)は省略可能である。すなわち、受信レジスタ12に
受信されたフレームのデータコード(第4ブロック)を
常時監視しておけば、必要に応じて該データコードに対
応する車両データを受信し、あるいは車両データを送信
することが可能である。この場合、受信側ECUNo.
検出手段53の代りに、データコードの検出手段を設け
る。また、第5ブロックにおけるチェックビットの反転
は必ずしも行わなくても良い。すなわち第5ブロック
は、省略することができる。また、チェックビットの反
転は、例えばフレームの送信先ECU(すなわち第3ブ
ロックに配置されるべき受信側ECU)でのみ行うよう
にしても良い。
【0044】 さらに、前述の説明では、フレームは固
定ビット長であるものとして説明したが、例えば第4ブ
ロック等を可変長データしても良い。この場合には、フ
レームの適宜の位置に当該フレームあるいは第4ブロッ
クのビット長を示すデータを付加すれば良い。
【0045】 前記の例では、1のECUよりフレーム
が送信された場合には、原則として、該フレームの伝送
が終了した後でないと、他のECUはフレームを送信す
ることができないが、以下に示す本発明の基本となるデ
ータ伝送システムの他の例は、1のフレームが他のEC
Uを通過する際に該他のECUにより他のデータを付加
して、データを多重化し、1フレーム送信終了まで待た
ずとも、他のデータ送信を可能とするものである。この
例では、各ECUは環状(ループ状)に連結される。こ
の例で採用されるフレームの一例を、図13(A)に示
す。同図において、フレームは、コマンド、データ長、
データコード(又はデータコード及び車両データ)、当
該フレームを送信するECUの番号、及びパリティチェ
ック部より構成されている。前記データ長は後続のデー
タコード(又はデータコード及び車両データ)及び当該
フレームの送信ECU番号の合計ビット数であり、バリ
ティチェック部はバリティビットの配置領域である。
【0046】 例えば図1に示されるように、第1EC
U1〜第4ECU4の4つのECUが環状に連結されて
いる場合において、第1ECU1が図13(A)のフレ
ーム(コマンドは“送信”)を送出したものとする。第
1ECU1からのフレーム送出が開始された後、第2E
CU2が自局よりフレーム(コマンドは“送信”)の送
出を希望した場合の動作を図14に示す 第2ECU2
はデータ受信/通過モードにあり、アンドゲート13は
開かれ、受信データはそのまま出力端子2Aより出力さ
れると共に、受信レジスタ12に受信される。また、図
14の処理は、例えば図8のステップS23の処理中に
割り込みで行われ、1ビット受信ごとにリアルタイムで
処理が実行される。
【0047】 また、この実施例でも、前記第1実施例
と同様に、受信レジスタ12内に受信されたフレームが
他のECUより送信されたものである場合には、該受信
レジスタ12内のフレームを送信レジスタ11に転送
し、該フレームを隣接するECUに転送する。これによ
り、複数のECUが同時にフレームを送信した場合で
も、データは衝突することなく、正確に伝送される。
【0048】 まずステップS31において、データ長
の受信タイミングであるか否かが判別される。データ長
の受信タイミングとなれば、ステップS32においてア
ンドゲート13の第2入力端子13Bを“L”とし、該
アンドゲート13を閉じる。そして、ステップS33に
おいては、当該第2ECU2でデータ長を修正して出力
端子1Aより送信する。受信されるデータ長は、第1E
CU1が送信したデータコード(又はデータコード及び
車両データ)及び送信側ECU番号(図13の及び
)のデータ長であるが、修正後のデータ長は、これに
第2ECU2より送信すべきデータコード(又はデータ
コード及び車両データ)及び送信側ECU番号(図13
の及び)のデータ長を加算したものである。
【0049】 修正したデータ長を送信し、データコー
ド(又はデータコード及び車両データ)の受信タイミン
グとなったならば、ステップS34においてはアンドゲ
ート13の第2入力端子13Bを“H”として該アンド
ゲート13を開け、ステップS35においては、第1E
CU1より送信された、前記データ及びが通過した
か否かが判定される。これらの通過の後、ステップS3
6においてアンドゲート13を再び閉じ、ステップS3
7において当該第2ECU2が送信すべき、前記データ
及びを送信する。これにより、データの多重化が行
われる。ステップS38においては、第1ECU1より
送信されたパリティチェック部、及び当該第2ECU2
が送信すべきパリティチェック部を、送信する。その
後、当該処理は終了し、例えば図8のステップS21に
戻る。このようにして第2ECU2より送信されるフレ
ームは、図13(B)のようになる。
【0050】 つぎに、第1ECU1には、図13
(B)のようなフレームが戻ってくるが、データ長の違
いを検出することにより、以下の処理を実行する。すな
わち、同図(B)のフレームから自局(第1ECU1)
より送信されたデータ及び、並びに自局より出力さ
れたパリティチェック部を削除し、残りのデータを転送
する。この際、データ長を書換える。このようにして、
第1ECU1からは、図13(C)に示されるようなフ
レームが送信される。
【0051】 なお、このようなデータ多重化機能は、
当該データ伝送システム内のすべてのコンピュータに設
ける必要はなく、例えば優先順位の高いコンピュータに
のみ設けるようにしても良い。また、図13(B)で
は、追加するデータ及びはデータ及びの後に配
置されるように示されているが、前記データ及びの
前に、すなわちデータ長の直後に配置するようにしても
良い。さらに、第1ECU1及び第2ECU2のコマン
ドは共に同一の“送信”であるものとしたが、コマンド
が異なる場合でもデータの多重化は可能である。前記各
例に示された各フレームの構成は、図4あるいは図13
(A)に示されたもののみに限定されないことは当然で
ある。該フレームの変形は、当業者により容易に創作す
ることができる。
【0052】 次に本発明の一実施例を説明する。前述
したような各データ伝送システムでは、あるECUより
送信されたデータが他のECUを通過する際に、データ
を構成するパルスの幅が、データ送信時のパルス幅に比
較して広くなったり狭くなったりする場合がある。パル
ス幅がECUを通過するごとに短くなっていくと、パル
ス判別を間違えたり、最悪パルスが途中で消えるおそれ
がある。逆にパルス幅がECUを通過するごとに長くな
っていくと、パルス判別を間違えたり、最悪パルスが隣
のパルスとつながるおそれがある。そして、このような
傾向は、当該データ伝送システムを構成するECUの数
が多いと甚だしくなる。
【0053】 本発明の一実施例は、このような不具合
を除去することが可能である。図15は本発明の一実施
例の構成を簡単な機能で表した図であり、図1と同様の
図である。同図において、図1と同一の符号は、同一又
は同等部分をあらわしているので、その説明は省略す
る。図15において、各第1ECU1〜第4ECU4に
は、アンドゲート13の出力端子及びオアゲート14の
入力端子との間にパルス幅修正手段17が接続されてい
る。このパルス幅修正手段17は、当該ECUがデータ
受信/送信モードである場合に、後述の手法によりアン
ドゲート13を介して入力されるパルスのパルス幅を1
パルスずつ修正し、オアゲート14を介して隣接するE
CUに出力する。
【0054】 図16は本発明の一実施例における第1
ECU1の具体的な構成を示すブロック図である。同図
において、図3と同一の符号は、同一又は同等部分をあ
らわしているので、その説明は省略する。図3との対比
より明らかなように、アンドゲート13が開いている場
合には、アンドゲート13より出力されるデータは、C
PU21に一旦取り込まれ、パルス幅修正処理が施され
た後、オアゲート14に出力される。
【0055】 図17は本発明の一実施例の第1ECU
1の機能ブロック図の一部であり、図9と合成されるこ
とにより、該機能ブロック図の全図を構成する。同図に
おいて、図10と同一の符号は、同一又は同等部分をあ
らわしている。この図17の構成は、図10及び図15
の説明より明らかであるので、その説明は省略する。
【0056】 以下にその具体的なパルス幅修正手法を
示す。なお、以下の説明は、第1ECU1がデータを送
信した場合において、該データを第2ECU2が受信
し、通過させるときの、該第2ECU2による修正手法
である。
【0057】 図18はパルス幅が短くなる場合のパル
ス幅修正動作の一例を示すフローチャート、図19は図
18の処理によりパルス幅が変化する様子を示す図であ
る。図18の処理は図8のステップS22及びS23の
処理と置き代わるものである。図19において、第1E
CU1より送信されるパルス(送信パルス)が第2EC
U2に受信された場合に、そのパルス幅が同図(A)か
ら(B)に示すようにΔX1だけ短くなったとする。こ
の場合、そのパルス幅は当該第2ECU2により修正さ
れ(すなわちΔX1だけ延ばされて)、該第2ECU2
の送信パルス幅は、同図(C)に示されるように、第1
ECU1の送信パルスと同一幅となる。図から明らかな
ように、立上りタイミングも同一になるので、パルス波
形修正に伴なうパルス伝送の遅れ時間も最小になる。
【0058】 図18においては、まずステップS41
で入力信号が“1”(すなわち“H”)となったか否か
が判定される。“1”であれば、ステップS42におい
て、オアゲート14を介して“1”を出力する。ステッ
プS43においては、入力信号が“0”(すなわち
“L”)となった否かが判定される“0”であれば、ス
テップS44において、入力信号が“0”となってから
ΔX1が経過したか否かが判定される。そしてΔX1経
過後に、ステップS45において、オアゲート14を介
して“0”を出力する。
【0059】 その後、ステップS46において1フレ
ーム分のデータの受信が終了したか否かが判定され、終
了していなければステップS41に戻り、終了していれ
ばステップS24に移行する。なお、この図18の処理
には示されていないが、入力信号は受信レジスタ12に
も取り込まれる。そして取り込まれたデータは、必要に
応じて、当該ECUの各種処理に用いられる。
【0060】 図20は図18に示された処理の機能ブ
ロック図である。同図において、まず入力信号は、フリ
ップフロップ71のセット入力端子Sに入力される。し
たがって、入力信号が“1”となると直ちに、その出力
端子Qより“1”が出力される。前記入力信号は、イン
バータ72を介してパルス発生手段73にも入力され
る。したがって、入力信号が“1”から“0”となった
場合には前記パルス発生手段73が付勢され、パルスを
発生し、これによりタイマ74Aが起動される。このタ
イマ74AはΔX1を計測し、該計測後に当該タイマ7
4A及び前記フリップフロップ71をリセットする。こ
の結果、フリップフロップ71の出力信号は“0”とな
る。この構成によれば、受信データが幅狭である場合に
は、伝送データがRZ方式及びNRZ方式のいずれのと
きでも、パルス幅が当初の幅に修正される。
【0061】 なお図20のパルス発生手段73、タイ
マ74Aの代りに、フリップフロップ71をインバータ
72の出力で直接リセットし、該リセット後にΔX1だ
けパルスを発生して出力端子に送出するパルス発生手段
を設けても良い。また、前掲した図18の手法を用いる
代わりに、後述する図21の手法を用いても良い。
【0062】 つぎに、パルス幅が長くなる場合の対処
方法について述べる。この場合、パルス伝送の方式がR
Z方式であるかNRZ方式であるか否かによって、その
対処方法が異なる。RZ方式の場合には、“1”パルス
の幅が予め分かっているので、パルスの立上がりの検出
に同期して一定幅のパルスを発生することにより、最初
のパルス幅を再生できる。
【0063】 図21は本発明のパルス幅修正動作の他
の例を示すフローチャート、図22は図21の処理によ
りパルス幅が変化する様子を示す図である。図21の処
理は図18の処理と同様に、図8のステップS22及び
S23の処理と置き代わるものである。図22におい
て、第1ECU1の送信パルス(A)に比較して、第2
ECU2の受信パルス(B)がΔX2だけ長くなったと
する。この場合、そのパルス幅は当該第2ECU2によ
り修正され(すなわちΔX2だけパルス幅がカットさ
れ)、該第2ECU2の送信パルス幅は、同図(C)に
示されるように、第1ECU1の送信パルスと同一幅と
なる。
【0064】 図21においては、まずステップS51
で入力パルスが“1”であること確認されると、ステッ
プS52において“1”が出力、送信される。ステップ
S53においては、入力パルスが“1”となってから時
間Xが経過したか否かが判定される。時間Xの経過が検
出されると、ステップS54において“0”が出力され
る。そしてステップS55において、1フレーム分のデ
ータの受信が終了したか否かが判定され、終了していな
ければステップS51に戻り、終了していればステップ
S24に移行する。なお、この図21の処理において
も、入力信号は受信レジスタ12にも取り込まれ、その
データは、必要に応じて当該ECUの各種処理に用いら
れる。
【0065】 図23は図21に示された処理の機能ブ
ロック図である。同図において、図20と同一の符号
は、同一又は同等部分をあらわしている。同図におい
て、まず入力信号はフリップフロップ71のセット入力
端子Sに入力される。したがって、入力信号が“1”と
なると直ちに、その出力端子Qより“1”が出力され
る。前記Q出力はパルス発生手段73にも入力される。
したがって、Q出力が“0”から“1”となった場合に
はタイマ74Bが起動される。このタイマ74Bは時間
Xを計測し、該計測後に当該タイマ74B及び前記フリ
ップフロップ71をリセットする。この結果、フリップ
フロップ71の出力信号は“0”となる。この構成で
は、伝送データがRZ方式のときは、受信データが幅狭
であってもそのパルス幅は当初の幅に修正される。
【0066】パルスの伝送方式がNRZ方式である場合
には、“1”の入力信号が連続して入力されたときに
は、そのパルス幅は“1”の連続数によって異なるの
で、図21に示したような方法ではパルス幅の再生を行
うことができない。したがって、この場合には、例えば
図27のような処理を実行することにより対処する。図
27は本発明の一実施例によるパルス幅修正動作の他の
例を示すフローチャート、図25は図27の処理により
パルス幅が変化する様子を示す図である。図27の処理
は図18及び図21の処理と同様に、図8のステップS
22及びS23の処理と置き代わるものである。なお、
NRZ方式では、パルスの立ち下がりの遅れは、“1”
ビットの連続長さには関係せずに一定である。
【0067】 まず図25において、第1ECU1の送信
パルス(A)に比較して、第2ECU2の受信パルス
(B)の立ち下がりがΔX3だけ遅れたとする。この場
合、そのパルス幅は当該第2ECU2により修正され、
該第2ECU2の送信パルス幅は、同図(C)に示され
るように、第1ECU1の送信パルスと同一幅となる。
【0068】 図27においては まずステップS61で
同期パルス(スタートパルス)が入力されたか否かが判
定される。1フレームの最初には、該フレームデータの
内容とは無関係の同期パルスが配置されている。図18
〜図20、及び図21〜図23の各例においても、各フ
レームの最初には、同期パルスが配置されている。同期
パルスが検出されると、ステップS62において“1”
が出力される。ステッ プS63においては、同期パルス
の立ち下がりが検出されたか否かが判定される。立ち下
がりが検出されると、ステップS64において該立ち下
がりからさらに時間αが経過したか否かが判定される。
αの経過が検出されると、ステップS65においてタイ
ミング信号が発生されると共に、ステップS66におい
て“0”が出力される。前記タイミング信号は、当該処
理を実行するECUのマイクロコンピュータにより、前
記の発生より所定時間Xの経過ごとに出力される。また
前記所定時間Xはフレームを構成する各パルスの1パル
ス当たりの持続時間である。
【0069】 ステップS67においては、タイミング信
号が発生したか否か(当該ステップS67がステップS
66の処理直後に行われた場合には ステップS65に
おいて発生されたタイミング信号の次のタイミング信号
が発生したか否か)が判定される。タイミング信号が発
生すれば、ステップS68において入力信号が読み込ま
れる。そして、ステップS69においては、入力信号が
“1”であるか“0”であるかが判定され、入力信号が
“1”であればステップS70において“1”が、また
入力信号が“0”であればステップS71において
“0”が それぞれ出力される。
【0070】 ステップS72においては、同期パルスの
検出の後、1フレームを構成するビット数(Nビット)
が検出されたか否かが判定される。この例においては、
1フレームを構成するビット数は、予め設定された固定
値である。Nビット検出していなければステップS67
に戻り、Nビット検出していればステップS24に移行
する。すなわち、このステップS72の処理は、1フレ
ームの検出が終了したか否かを判定する処理である。な
お、この例では、同期パルスのパルス幅は、当初のパル
ス幅よりも伸びるが、該同期パルスに続くデータパルス
との間に前記所定時間Xが保たれる(図25の符号D参
照)ので、該データパルスの識別には何等支障が生じな
い。
【0071】 図26は図27に示された処理の機能ブロ
ック図である。同図において、図2 0及び図23と同一
の符号は、同一又は同等部分をあらわしている。図26
において、まず入力信号は、スイッチング手段75を介
して、フリップフロップ71のセット入力端子Sに入力
される。前記スイッチング手段75の初期状態は閉状態
であるので、同期パルスの入力と同時にフリップフロッ
プ71のQ出力は“1”となり、該信号はオアゲート7
6を介して出力される。前記同期パルスはインバータ7
2にも入力される。この結果、同期パルスが消滅したと
きにタイマ74Cが起動され、該タイマ74Cは、所定
時間αの計測を開始する。タイミング信号発生手段77
は、前記所定時間αの経過後に起動され、所定時間Xご
とにタイミング信号を発生する。
【0072】 前記タイミング信号発生手段77による最
初のタイミング信号発生により、フリップフロップ71
がリセットされ、オアゲート76の出力は“0”となる
(すなわち同期パルスが消滅される)と共に、スイッチ
ング手段75が開となり、その後の入力信号の、フリッ
プフロップ71への入力が遮断される。スイッチング手
段78は、前記タイミング信号の出力ごとに微小時間だ
け閉となり、入力信号をパルス発生手段79に取り込
む。パルス発生手段79は、入力信号が“1”である場
合には時間Xの間だけ“1“を発生し、これがオアゲー
ト76を介して出力される。このパルス発生手段79に
よるパルス発生は、所定ビット数のデータが受信された
後、すなわち1フレーム分のデータが受信された後、停
止される。
【0073】 なお、図18〜図23、図25〜27
示したパルス幅修正は、第2ECU2が実行するものと
して説明したが、他のすべてのECUにその機能を持た
せても良いし、当該データ伝送システムを構成するEC
Uの内の、予め選択されたECUにのみ持たせても良
い。また、前記のパルス幅修正のうち、図18〜図20
に示された実施例及び図21〜図23に示された実施例
は、パルスの立上がり及び立ち下がりタイミングを送信
パルスと一致させることにより、パルス立上りの時間遅
れなしにパルス幅を制御するものである。このようなパ
ルス幅制御に加えて、パルス高を調整する機能を、各E
CUあるいは選択された所定のECUに付加し、いわゆ
る3R修正を行うようにしても良い。
【0074】 さて、図1、図3、図10、図15〜図
17に示されたアンドゲート13は、例えば該アンドゲ
ート13の第2入力端子13Bに入力されるべき制御信
号によりその開閉が制御されるスイッチング手段であっ
ても良い。またオアゲート14も、出力端子1A〜4A
へのデータの逆流を防止するものであれば、いかなるも
のであっても良い。前記実施例は、車両の制御装置に適
用されたものであるが、例えば図24に示すように、車
両に搭載されるエンターテイメント等のシステム、ある
いはホームエレクトロニクス等の分野に利用されても良
い。図24において、符号501はコントローラ及びモ
ニタであり、また符号502〜506はそれぞれナビゲ
ータ、エアコン、CDプレーヤ、ラジオ(チューナ及び
アンプ)、光ファイバである また、本発明は、光通信
のみならず、電気信号によるルーフ状通信システムにも
適用可能であることは言うまでもない。
【0075】
【発明の効果】 本発明によれば、受信データが当該コ
ンピュータを通過して、他のコンピュータに伝送される
際にパルスが修正されるので、データ通信を高速にかつ
正確に行なうことができる。また、受信パルスに対する
再送信パルスの立上りタイミングの遅れがないので、ル
ープ状に接続されるコンピュータの段数が多いデータ伝
送システムにも容易に適用することができる。また、デ
ータ送信手段をレジスタを用いて構成すれば、該送信手
段の構成が簡略化され、またデータの送出が所定のタイ
ミングで行なわれ、かつ所定パルス幅で送信できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2の構成を簡単な機能で表した図である。
【図2】 本発明の基本となるデータ伝送システムの一
例の概略ブロック図である。
【図3】 図1に示された第1ECU1の具体的な構成
を示すブロック図である。
【図4】 本発明の基本となるデータ伝送システムの一
例に適用される各ECUの送信データであるフレームの
データ構成を示す図である。
【図5】 コマンドの内容を示す図表である。
【図6】 データコード及び車両データの一例を図表で
ある。
【図7】 本発明の基本となるデータ伝送システムの一
例の、第1ECU1がデータ送信モードにある場合の処
理を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の基本となるデータ伝送システムの一
例の、第1ECU1がデータ受信/通過モードにある場
合の処理を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の基本となるデータ伝送システムの一
例の第1ECU1の機能ブロック図の一部であり、図1
0と合成されることにより、該機能ブロック図の全図を
構成する。
【図10】 本発明の基本となるデータ伝送システムの
一例の第1ECU1の機能ブロック図の一部であり、図
9と合成されることにより、該機能ブロック図の全図を
構成する。
【図11】 第1ECU1がフレームを出力した場合
の、第1ECU1〜第4ECU4の出力信号の一例を示
す図である。
【図12】 本発明の基本となるデータ伝送システムの
一例において、第1ECU1よりフレーム送信する場合
の、該第1ECU1の送信レジスタ11に蓄積されたフ
レーム構造(同図A)、及び該フレームが当該データ伝
送システムを循環して該第1ECU1の受信レジスタ1
2に受信された場合のフレーム構造(同図B)を示す図
である。
【図13】 本発明の基本となるデータ伝送システムの
他の例に適用されるフレームの構造(同図A)、並びに
該フレームに他のデータが多重化された場合のフレーム
構造(同図B)及びその変化を示す図(同図C)であ
る。
【図14】 本発明の基本となるデータ伝送システムの
他の例における、データ多重化の手法を示すフローチャ
ートである。
【図15】 本発明の一実施例の構成を簡単な機能で表
した図である。
【図16】 本発明の一実施例における第1ECU1の
具体的な構成を示すブロック図である。
【図17】 本発明の一実施例の第1ECU1の機能ブ
ロック図の一部であり、図9と合成されることにより、
該機能ブロック図の全図を構成する。
【図18】 本発明の一実施例のパルス幅修正動作の一
例を示すフローチャートである。
【図19】 図18の処理によりパルス幅が変化する様
子を示す図である。
【図20】 図18に示された処理の機能ブロック図で
ある。
【図21】 本発明の一実施例のパルス幅修正動作の他
の例を示すフローチャートである。
【図22】 図21の処理によりパルス幅が変化する様
子を示す図である。
【図23】 図21に示された処理の機能ブロック図で
ある。
【図24】 エンターテイメントシステムの一例を示す
ブロック図である。
図25】 図27の処理によりパルス幅が変化する様
子を示す図である。
【図26】 図27に示された処理の機能ブロック図で
ある。
【図27】 本発明のパルス幅修正動作のさらに他の例
を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1〜4…第1〜第4ECU、1A〜4
A…出力端子、1B〜4B…入力端子、5…ライン、1
1…送信レジスタ、12…受信レジスタ、13…アンド
ゲート、14…オアゲート、15…フレーム生成手段、
16…データ処理手段、21,22A,21B…CP
U、22…RAM、44,55…チェックビット制御手
段、45…ゲート制御手段、47…送信側ECUNo.
検出手段、48…チェックビット反転検知手段、49…
カウンタ、50…比較手段、51…繰り返し回数記憶手
段、53,57…受信側ECUNo.検出手段、54…
メモリ、56…データ転送手段、58…コマンド検出手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−189345(JP,A) 特開 平3−96140(JP,A) 特開 昭61−89742(JP,A) 特開 昭52−116123(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 RZ方式データの入力端子(1B,2B
    )及び出力端子(1A,2A…)を有し、ループ状に
    配列された複数のコンピュータ(1、2…)と、前段側
    コンピュータの出力端子(1A,2A…)を後段側コン
    ピュータの入力端子(2B,3B…)に接続する伝送ラ
    イン(5)とによって構成され、該コンピュータ間でデ
    ータ伝送を行うデータ伝送システムにおいて、 前記各コンピュータは、 前記入力端子に接続されて伝送データを受信するデータ
    受信手段(12)と、 前記出力端子に接続され、後段側コンピュータに対して
    データ伝送を行うデータ送信手段(11)と、 前記入力端子及び前記出力端子間に接続され、当該コン
    ピュータがデータ送信モードの場合には閉じられ、それ
    以外のデータ受信∠通過モードの場合には開かれるよう
    に構成されたゲート手段(13)と、 前記ゲート手段(13)及び前記出力端子間に接続さ
    れ、データが前記ゲート手段(13)を通過する際に、
    該データを構成するパルスごとにパルス幅を修正するパ
    ルス修正手段(17)とを具備し、 前記パルス修正手段(17)は、 当該コンピュータに受信されたパルスの立上り時に立上
    がり、 前記出力端子に信号を出力する信号出力手段
    (71)と、 前記パルス受信終了後、当該コンピュータの送信パルス
    幅が前段側コンピュータの送信パルス幅(X)と等しく
    なるように、所定時間(△X1)だけ、タイマ(74
    A)で計数された時点で 前記信号出力手段(71)を
    リセットする手段(72,73,74A)とを具備した
    ことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】NRZ方式データの入力端子(1B,2B
    …)及び出力端子(1A,2A…)を有し、ループ状に
    配列された複数のコンピュータ(1、2…)と、前段側
    コンピュータの出力端子(1A、2A…)を後段側コン
    ピュータの入力端子(2B、3B…)に接続する伝送ラ
    イン(5)とによって構成され、該コンピュータ間でデ
    ータ伝送を行うデータ伝送システムにおいて、 前記各コンピュータは、 前記入力端子に接続されて伝送データを受信するデータ
    受信手段(12)と、前記出力端子に接続され、後段側
    コンピュータに対してデータ伝送を行うデータ送信手段
    (11)と、 前記入力端子及び出力端子間に接続され、当該コンピュ
    ータがデータ送信モードの場合には閉じられ、それ以外
    のデータ受信∠通過モードの場合には開かれるように構
    成されたゲート手段(13)と、 前記ゲート手段(13)及び前記出力端子間に接続さ
    れ、データが前記ゲート手段(13)を通過する際に、
    該データを構成するパルスごとにパルス幅を修正するパ
    ルス幅修正手段(17)とを具備し、 前記パルス修正手段(17)は、 当該コンピュータによる同期パルス受信開始時に前記出
    力端子に信号を出力し前記同期パルスの受信終了時から
    所定時間(α)経過後に前記信号出力を終了する第1信
    号出力手段(71、74C)と 前記同期パルスの受信終
    了時から所定時間(α)経過後に、修正されるべき1ビ
    ット分のパルス幅に対応する所定時間(X)が経過する
    毎にタイミング信号を発生するタイミング信号発生手段
    (77)と、 前記タイミング信号発生ごとに、当該コンピュータに受
    信されたデータパルスの存在に応答して、前記出力端子
    に1ビット分のパルス幅の信号を出力する第2信号出力
    手段(79)とを具備した ことを特徴とするデータ伝送
    システム。
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