JPH0761082B2 - デ―タ伝送システム - Google Patents

デ―タ伝送システム

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JPH0761082B2
JPH0761082B2 JP3266915A JP26691591A JPH0761082B2 JP H0761082 B2 JPH0761082 B2 JP H0761082B2 JP 3266915 A JP3266915 A JP 3266915A JP 26691591 A JP26691591 A JP 26691591A JP H0761082 B2 JPH0761082 B2 JP H0761082B2
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computer
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公 小林
博孝 熊田
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ伝送システムに
関するものであり、特に一のコンピュータから他のコン
ピュータに対するデータ伝送を、簡易な構成で、かつ高
速に行うことが可能なデータ伝送システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車、自動二輪車等(以下、単に車両
等という)においては、マイクロコンピュータ内蔵の電
子制御装置(以下、ECUという。)により、エンジン
の点火時期制御、燃料噴射制御、自動変速制御、駆動力
制御、制動制御、サスペンション制御、空調制御、自己
診断機能等が行われている。このように複数の制御を行
う場合、1のマイクロコンピュータでは処理能力が低下
するために、各制御対象ごとにマイクロコンピュータを
使用するようにしている。
【0003】ところで、これら複数のマイクロコンピュ
ータは、エンジン回転数、車速、気温等の共通の車両デ
ータを利用する場合が多いから、このような場合に各マ
イクロコンピュータ間でデータ通信を行い、データの共
用化を図るようにすれば、各マイクロコンピュータの負
荷が軽減される。
【0004】データ通信に関しては、一般の通信分野に
おけるLANの手法が良く知られているが、LANのシ
ステムをそのまま車載用のデータ伝送システムに適用す
ることは、当該システムが大掛かりとなるおそれがあ
る。
【0005】これに対し、LANの手法を用いない車両
用データ伝送システムは、例えば特開昭62−2572
39公報に記載されている。このシステムは、複数の電
子制御装置のそれぞれにシフトレジスタを備えた入出力
インターフェースを接続すると共に、該シフトレジスタ
をそれぞれ直列に接続してループ状の伝送路を形成する
ものであり、前記シフトレジスタ内に1ビットずつデー
タを出力することにより、前記伝送路内にデータが順次
伝送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載された
データ伝送システムでは、該システム内のループ状伝送
路に対してデータを送出しようとする場合には、該伝送
路を構成するシフトレジスタに1ビットずつデータを出
力する。そして、出力されたデータは、データ伝送用の
同期信号に同期して、1ビットずつシフトされる。つま
り、このシステムでは、あるマイクロコンピュータより
送信されたデータは、一旦レジスタ内に蓄えられてか
ら、次のマイクロコンピュータに送信されるので、送信
するデータ長分だけ次のマイクロコンピュータに対して
伝送の遅れが生じる。
【0007】したがって、接続されるマイクロコンピュ
ータの数が増えると、それだけデータ遅れの度合いが大
きくなり、エンジン制御等で高速に処理を行いたい場合
には、接続できるマイクロコンピュータの数が制限され
る。
【0008】本発明は、前述の問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、複数のコンピュータ
により構成され、該コンピュータ間でデータ伝送を行う
データ伝送システムにおいて、複雑な構成を有すること
なく、高速でデータ伝送を行うことのできるデータ伝送
システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 前記の問題点を解決す
るために、請求項1においては、そのデータ入力端子が
前段側コンピュータの出力端子に、またその出力端子が
後段側コンピュータの入力端子にそれぞれ接続された
ンピュータの入力端子及び出力端子間に、当該コンピュ
ータがデータ伝送を行う場合には閉じられ、それ以外の
場合には開かれるゲート手段を配置し、前記各コンピュ
ータのうちの少なくとも1つには、当該コンピュータよ
り送出されたデータが他のコンピュータによって多重化
されたか否かを判定する手段と、データが多重化された
場合に、当該コンピュータが伝送したデータを削除する
と共に、データ長を書換え、その結果得られた書き換え
済みデータを伝送する伝送手段とを設けるようにした。
【0010】 請求項2においては、各コンピュータよ
り伝送されるデータにチェックビット領域を設け、各コ
ンピュータの少なくとも1つに、他のコンピュータから
伝送されたデータが前記ゲート及び前記出力端子を通過
する際に、該データのチェックビットを反転するチェッ
クビット制御手段と、受信されたデータが当該コンピュ
ータより出力されたデータであるか否かを判定する判定
手段と、受信されたデータが当該コンピュータより出力
されたデータである場合に該データ内のチェックビット
の反転の有無を検出するチェックビット反転検知手段
と、前記のビットの反転が適当に行われていない場合に
は伝送したデータを再度伝送するデータ再伝送手段とを
備えるようにした。
【0011】 請求項3においては、前記チェックビッ
ト制御手段を、他のコンピュータより伝送されたデータ
が当該コンピュータ宛てのデータである場合にのみ、チ
ェックビット領域内のビットを反転するように構成し、
さらに前記データ再伝送手段を、データの伝送先である
コンピュータがチェックビット領域内のビットを反転し
ない場合に、伝送したデータを再度伝送するようにし
た。
【0012】 請求項4においては、前記のデータ再伝
送を、所定の繰り返し回数以上は行わないようにした。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】 請求項1記載のデータ伝送システムにおいて
は、データ伝送を行うコンピュータ以外は伝送されたデ
ータを受信すると共に、該データはリアルタイムで他の
コンピュータに伝送される。またデータの多重化が行わ
れた場合において、あるコンピュータに、当該コンピュ
ータが送出したデータを含む多重化データが戻ってきた
ときには、当該コンピュータは該多重化データから自局
が出力したデータを削除し、データ長を書き換えた後、
得られたデータを再度伝送する。
【0017】 請求項2及び3記載のデータ伝送システ
ムにおいては、データを通過させ、あるいは受信したコ
ンピュータがチェックビットを反転していない場合に
は、データ伝送したコンピュータよりデータが再送され
る。
【0018】 請求項4記載のデータ伝送システムにお
いては、データ再伝送を所定回数以上は行わないので、
データ伝送側コンピュータのデータ処理遅延が防止され
る。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明を詳細に説明
する。図2は本発明の第1の実施例の概略ブロック図で
ある。同図において、第1電子制御装置(以下、「EC
U」という。)1〜第4ECU4は、それぞれマイクロ
コンピュータを備えていて、接続された各種センサ、あ
るいは他のECUで演算された各種データを用いて所定
の演算を行い、接続された各種アクチュエータを制御す
る。
【0023】前記第1ECU1〜第4ECU4は、それ
ぞれ出力端子1A〜出力端子4A、及び入力端子1B〜
入力端子4Bを備えていて、それぞれ隣接する出力端子
及び入力端子がライン5を用いて接続されることによ
り、環状に連結されている。そして、各ECUがデータ
伝送を行う場合には、それら出力端子からデータが送信
され、この結果、データは同図矢印方向に伝送される。
【0024】図1は図2の構成を簡単な機能で表した図
である。同図において、図2と同一の符号は、同一又は
同等部分をあらわしている。なお、各第1ECU1〜第
4ECU4は、それぞれ同一の構成を有している。
【0025】以下に、図1を用いて、本発明の第1の実
施例の動作を簡単に説明する。まず、各第1ECU1〜
第4ECU4は、データ送信をする場合には、図4に示
すような、所定ビット数のフレームを生成し、これを送
信する。そして、第1ECU1〜第4ECU4は、それ
ぞれ送信すべきフレームを蓄積する送信レジスタ11、
及び受信したフレームを蓄積する受信レジスタ12を備
えている。そして、各第1ECU1〜第4ECU4は、
フレーム送信時(データ送信モード時)にはアンドゲー
ト13の第2入力端子13Bが“L”となって該アンド
ゲート13が閉じ、フレーム送信でない時(データ受信
/通過モード時)には第2入力端子13Bが“H”とな
って該アンドゲート13が開く。
【0026】ここで、例えば第2ECU2〜第4ECU
4がデータ受信/通過モード時にある場合に、第1EC
U1が他のECU(第2ECU2〜第4ECU4)に対
してフレームを送信するデータ送信モードとなったとき
には、フレーム生成手段15で生成されたフレームは、
送信レジスタ11に一旦蓄積された後、オアゲート14
及び出力端子1Aを介して、隣接する第2ECU2の入
力端子2Bに出力される。送信レジスタ11よりフレー
ムが出力されても、該送信レジスタ11には、出力され
たフレームは残っているものとする。
【0027】第2ECU2のアンドゲート13は開いて
いるから、第1ECU1より送出されたフレームは、ア
ンドゲート13及びオアゲート14を通過して、出力端
子2Aより第3ECU3に転送される。また、入力端子
2Bに入力されたフレームは受信レジスタ12に転送さ
れ、必要に応じて該フレームより車両データが抽出され
て、データ処理手段16に転送され、所定の演算処理に
用いられる。
【0028】第2ECU2より第3ECU3に転送され
た第1ECU1のフレームは、同様にして、第4ECU
4に転送される。そして、第4ECU4からは第1EC
U1に転送される。第3ECU3及び第4ECU4にお
いても、入力されたフレームは、それぞれの受信レジス
タ12に取り込まれ、必要に応じて、車両データが抽出
された後、データ処理手段16に転送される。
【0029】第1ECU1はデータ送信モードなので、
アンドゲート13は閉じている。したがって、当該シス
テムを1周し、戻ってきたフレームは、受信レジスタ1
2内に入力されるのみであり、再度第2ECU2には出
力されない。そして、第1ECU1は、前記受信レジス
タ12に受信されたフレームが自局が送信したフレーム
であるか否かを判定する。自局のフレームである場合
は、その後、第1ECU1が連続して他のフレームを送
信しなければ、当該第1ECU1は、データ受信/通過
モードとなる。
【0030】なお、データ受信/通過モードのECU
(上記例では第2ECU2〜第4ECU4)は、必要に
応じて、通過するデータの所定位置のビットを反転し、
そのECUを通過した旨を示す。この場合、データ送信
したECU(第1ECU1)は、前記ビットの反転がな
ければ、データの伝送が正常に行われなかったと判定し
て、再度フレームを伝送する。
【0031】また、このビットの反転は、実際にフレー
ム内のデータを取り込んだECUのみが行うようにし
て、単に通過するだけのECUは、ビット反転を行わな
いようにしても良い。
【0032】ところで、複数のECU(例えば第1EC
U1及び第3ECU3)が同時にデータを送信した場合
には、第1ECU1及び第3ECU3のアンドゲート1
3は閉じているから、第1ECU1より出力されたフレ
ームは第2ECU2を介して第3ECU3の受信レジス
タ12内に止まるのみで、第4ECU4には伝送されな
い。同様に第3ECU3より出力されたデータも、第4
ECU4を介して第1ECU1の受信レジスタ12に受
信されるのみで、第2ECU2には伝送されない。
【0033】ここで、第1ECU1及び第3ECU3
は、受信レジスタ12の内容を検出し、該受信レジスタ
12内のフレームが他のECUより送信されたものであ
る場合には、必要に応じて、該フレームから車両データ
を抽出してデータ処理手段16に転送した後、該受信レ
ジスタ12内のフレームを送信レジスタ11に転送し、
該フレームを隣接するECUに転送する。これにより、
複数のECUが同時にフレームを送信した場合でも、デ
ータは衝突することなく、正確に伝送される。
【0034】さて図3に、第1ECU1の具体的な構成
の一例を示す。同図において、図1と同一の符号は、同
一又は同等部分をあらわしている。また同図には、デー
タの送受信を光ファイバを用いて行う場合の例が示され
ている。
【0035】まず第1ECU1は、CPU21、RAM
22、ROM23、入出力インターフェース24及び共
通バス25より成るマイクロコンピュータを備えてい
る。そして、前記共通バス25に前記送信レジスタ11
及び受信レジスタ12が接続されている。
【0036】この例では、受光素子26は、当該第1E
CU1の入力端子1Bであり、ライン5(図1及び図2
参照)を介して隣接するECUより放出される光データ
を受信する。受光素子26の出力は比較器27において
所定レベルの電位と比較され、該レベルを上回った場合
に“H”データと認識され、比較器27が出力を生じ
る。この出力は、アンドゲート13の第1入力端子13
Aに入力されると共に、受信レジスタ12及びCPU2
1にも入力される。前記CPU21は、前記アンドゲー
ト13の第2入力端子13B、及び前記オアゲート14
にも接続されている。
【0037】送信レジスタ11のシリアル出力端子は、
オアゲート14の入力端子、及び該送信レジスタ11の
シリアル入力端子に接続されている。このオアゲート1
4の出力線は、スイッチング素子28に接続されてい
て、該スイッチング素子28のオン/オフ動作により、
当該第1ECU1の出力端子1Aである発光素子29が
制御される。
【0038】センサ201,202は、前記入出力イン
ターフェース24に接続されている。また、アクチュエ
ータ401,402も、ドライバ301,302を介し
て前記入出力インターフェース24に接続されている。
【0039】なお送信レジスタ11及び受信レジスタ1
2の機能、並びにRAM22の機能の一部をCPU21
で実現するようにしても良い。さらに、アンドゲート1
3及びオアゲート14の機能をもCPU21で実現する
ようにしても良い。すなわち、破線で囲まれた符号21
Aで示される部分、さらには二点鎖線で囲まれた符号2
1Bで示される部分の機能を、CPUで実現するように
しても良い。
【0040】図4は各ECUの送信データであるフレー
ムのデータ構成の一例を示す図である。この例では、1
フレームは5つのブロックに別れている。まず、その先
頭に位置する第1ブロックは、所定のECUに対して、
エンジン回転数、車速、吸入空気量等の車両データを
“送信”するのか、あるいはそれら車両データの送信を
所定のECUに対して“要求”するのかを示すコマンド
である(図5参照)。
【0041】第2ブロックはフレームを送信するECU
である送信側ECUを示すECU番号、第3ブロックは
フレームが受信されるべきECU(フレームを単に通過
させるだけでなく、実際にフレーム内データを取り込ん
で使用するECU)である受信側ECUを示すECU番
号である。
【0042】第4ブロックには、第1ブロックが“要
求”コマンドである場合には、エンジン回転数、車速、
吸入空気量等の車両データに対応するデータコードが配
置され、第1ブロックが“送信”コマンドである場合に
は、データコード及び該データコードに対応する車両デ
ータが配置される。このデータコード及び車両データの
一例を、図6に示す。
【0043】第5ブロックには、当該データ伝送システ
ムを構成するECUの数のビットが割り当てられてい
て、その各々のビットは各ECUに対応している。そし
て、所定のECUからフレームが送信されると、該フレ
ームが通過したECU(すなわちフレームを送信したE
CU以外のECU)により、該ECUに対応するビット
が反転される。フレームを送信したECUは、送信した
フレームが循環して戻ってきた場合に、前記ビットの反
転を確認し、他のECUがフレームを正常に受信したか
否かを判定する。なお、図4のフレームは、この例では
固定ビット長である。
【0044】図12に、第1ECU1よりフレーム送信
する場合の、該第1ECU1の送信レジスタ11に蓄積
されたフレーム構造(同図A)、及び該フレームが当該
データ伝送システムを循環して該第1ECU1の受信レ
ジスタ12に受信された場合のフレーム構造(同図B)
を示す。なお、コマンドは“要求”コマンドであり、フ
レームの送信先は第3ECU3であるものとする。
【0045】次に、本発明の第1の実施例の動作を詳細
に説明する。各ECUには、前述したように、データ送
信モードとデータ受信/通過モードとの2つのモードが
ある。そして、前記データ送信モードには、他のECU
に対してエンジン回転数、車速、吸入空気量等の車両デ
ータの送信を要求する状態(コマンドは“要求”)と、
“要求”コマンドの受信の後、あるいは当該ECUの意
思により、他のECUに前記フレームを送信する状態
(コマンドは“送信”)との2つの状態がある。
【0046】図7は第1ECU1がデータ送信モードに
ある場合の処理の一例を示すフローチャート、図8は第
1ECU1がデータ受信/通過モードにある場合の処理
の一例を示すフローチャート、図9及び図10は本発明
の第1の実施例の第1ECU1の機能ブロック図であ
る。図7及び図8の動作を図9及び図10を参照して説
明する。なお、第2ECU2〜第4ECU4の機能及び
動作は、第1ECU1と同様である。
【0047】まず図7において、まずステップS1にお
いては、フレーム生成手段15(図9)においてフレー
ムが作成される。このフレーム作成は、車両データ生成
手段41で生成される車両データを用いて生成される。
この車両データは、センサ201,202…の出力デー
タ、あるいはデータ処理手段16より出力されるデータ
を用いて生成される。
【0048】続いて、ステップS2においては、当該デ
ータ伝送システムの伝送ライン(ライン5)が使用中で
あるか否かが判定される。図4に示されたフレームを送
信する際(後述のステップS5)には、その送信に先立
ってスタートビット(同期パルス)が送信されるが、該
スタートビット受信から1フレームの送信時間(予定時
間)経過後に無信号状態が継続している場合には、ライ
ン5は“あき”状態であると判定することができる。具
体的には、スタートビット検知手段42によりスタート
ビットが受信されると、タイマ43が起動され、該タイ
マ43により前記予定時間の経過が判定されると、タイ
マ43が出力を生じ、ライン5の“あき”状態が判定さ
れる。この判定により、スタートビット検知手段42が
リセットされると共に、フレーム生成手段15がフレー
ム出力可能状態となる。
【0049】すべてのECUがデータ受信/通過モード
となって、ラインが“あき”状態であると判定された場
合には、ステップS3において、フレーム生成手段15
よりゲート制御手段45に対して“L”の出力命令が出
され、これによりゲート制御手段45は第2入力端子1
3Bに対して“L”を出力する。すなわち、アンドゲー
ト13は閉じる。
【0050】ステップS4においては、カウンタ49の
カウント値Nが0にリセットされた後、ステップS5に
おいて、フレーム生成手段15で生成されたフレーム
は、送信レジスタ11に転送され、該送信レジスタ11
から、オアゲート14及び出力端子1Aを介し、他のE
CUに対してフレームの送信が行われる。その送信は、
クロックパルス、あるいは該パルスに応じたパルスによ
り、1ビットずつ順次行なわれる。後述の受信デ―タの
再送信時も同様である。このフレーム送信時には、他の
ECUはデータ受信/通過モードであり、そのアンドゲ
ート13が開いているから、フレーム1ビット送信ごと
に、該ビットは当該データ伝送システムを循環して、受
信レジスタ12に受信される。したがって、フレームの
送信が終了するとほぼ同時に、受信レジスタ12への前
記フレームの受信も終了する。図11に、第1ECU1
がフレームを出力した場合の、第1ECU1〜第4EC
U4の出力信号の一例を示す。
【0051】なお、フレーム生成手段15から送信レジ
スタ11へのフレーム転送に先だって、必要ならば、リ
セット信号発生手段46を用いて、送信レジスタ11の
内容をリセットする。また送信レジスタ11のシリアル
データ出力端子及びシリアルデータ入力端子は、接続さ
れているので、該送信レジスタ11からフレームが送信
されても、該フレームは喪失されない。
【0052】ステップS6においては、送信側ECUN
o.検出手段47により、受信レジスタ12に受信された
フレームの第2ブロックが、自局(当該第1ECU1)
のECU番号であるか否が判定される。第2ブロックが
自局のECU番号であれば、受信されたフレームは、当
該ECUより送出されたフレームであると判定できるか
ら、この場合にはチェックビット反転検知手段48が起
動されて、ステップS7に移行する。
【0053】ステップS7においては、チェックビット
反転検知手段48により、受信されたフレームの第5ブ
ロックのうち、自局以外の領域のビットが反転している
か否かが判定される。自局以外のビットが反転していれ
ば、送信されたフレームは正常に他のECUを通過した
と判定できるから、この場合には、当該処理は終了す
る。そしてその後、データ受信/通過モードとなって、
図8のステップS21に移行し、前記チェックビット反
転検知手段48からゲート制御手段45に対して“H”
の出力指令が出され、アンドゲート13が開かれる。
【0054】前記ステップS7が否定判断の場合、すな
わち、他のECUすべてのチェックビットが反転してい
ない場合には、ステップS8において、カウンタ49が
付勢されて該カウンタ49のカウント値Nに1が加算さ
れ、ステップS9において、比較手段50により、カウ
ンタ49のカウント値Nが繰り返し回数記憶手段51に
設定された繰り返し回数(例えば3)を超えたか否かが
判定される。前記繰り返し回数を超えていなければ、ス
テップS5に戻り、必要に応じてライン5の“あき”検
出の後、送信レジスタ11が再度付勢されて、フレーム
の送信が行われる。
【0055】前記繰り返し回数を超えていれば、ステッ
プS10に移行し、異常信号出力手段52が付勢されて
異常信号が発生され、その後、当該処理は終了して、図
8のステップS21に移行する。なお、この異常信号
は、当該第1ECU1により、あるいは他のECUに転
送されることにより該他のECUにより、所定の異常処
理を行うために用いられる。
【0056】さて、すべてのECUがデータ受信/通過
モードとなった場合においては、複数のECUがフレー
ムの送信をほぼ同時に行うことが考えられる。フレーム
送信する各ECUのアンドゲート13は閉じた状態であ
るから、例えば第1ECU1及び第3ECU3が同時に
フレーム送信した場合には、前述のように第1ECU1
が送信したフレームは第3ECU3の受信レジスタ12
に受信されるだけで、第4ECU4以降には伝送されな
い。同様に、第3ECU3が送信したフレームは第1E
CU1の受信レジスタ12に受信されるだけで、第2E
CU2以降には伝送されない。つまり、第1ECU1及
び第3ECU3の受信レジスタ12には、それぞれ自局
の送信フレームが受信されずに、他局である第3ECU
3及び第1ECU1の送信フレームが受信される。この
ような場合、すなわち送信側ECUNo.検出手段47
が、第2ブロックの内容が他のECU(この例では、第
1ECU1以外のECU)のECU番号と判定した場合
には、受信側ECUNo.検出手段53が起動され、当該
処理は、ステップS6からステップS11に移行する。
【0057】ステップS11においては、受信側ECU
No.検出手段53により、受信フレームの第3ブロック
が自局(第1ECU1)のECU番号であるか否かが判
定される。第3ブロックが自局のECU番号であれば、
ステップS12を介してステップS13に移行し、他局
のECU番号であれば、直接ステップS13に移行す
る。
【0058】ステップS12においては、受信レジスタ
12に記憶されたフレームの第4ブロックに収められて
いるデータコード及び車両データを、メモリ54(図3
のRAM22)にコピーする。このデータは、データ処
理手段16により実行される演算に適宜用いられる。
【0059】ステップS13においては、受信レジスタ
12に記憶されたフレームの第5ブロックの、第1EC
U1のチェックビットを反転させ、そして、ステップS
14においては、この受信レジスタ12の内容を送信レ
ジスタ11に転送する。その後、当該処理はステップS
5に戻る。具体的には、データ転送手段56により受信
レジスタ12の内容(フレーム)が送信レジスタ11に
転送される際に、受信側ECUNo.検出手段53により
付勢されたチェックビット制御手段55の動作により、
前記第5ブロックの、第1ECU1のチェックビットが
反転される。
【0060】なお、受信レジスタ12から送信レジスタ
11へのフレーム転送の前には、必要に応じてリセット
信号発生手段46が付勢され、送信レジスタ11がリセ
ットされる。
【0061】このようにして、受信レジスタ12に受信
された第3ECU3の送信フレームは、送信レジスタ1
1に転送され、該送信レジスタ11からオアゲート14
及び出力端子1Aを介して第2ECU2に出力される。
これにより、このフレームは、送信元の第3ECU3に
戻されることになる。また、第3ECU3でも、同様の
処理が行われるから、第1ECU1の受信レジスタ12
にも、最終的には、当該第1ECU1より出力されるフ
レームが受信される。
【0062】次に、図8において、まずステップS21
では、アンドゲート13の第1入力端子13Aが“H”
とされる。この動作は、図9及び図10においては、チ
ェックビット反転検知手段48による反転検知時、又は
異常信号出力手段52による異常信号出力時等に行われ
る。そして、これによりアンドゲート13が開かれ、入
力端子1Bより入力されるフレームは、受信レジスタ1
2に受信されると共に、オアゲート14を介して出力端
子1Aより第2ECU2に出力される。
【0063】ステップS22では、スタートビット検知
手段42によりスタートビットが検出されたか否かが判
定される。スタートビットの検出が行われると、ステッ
プS23において、1フレームが、受信レジスタ12に
すべて受信され、また当該第1ECU1を通過完了した
か否かが判定される。
【0064】なお、フレームが当該第1ECU1を通過
している際には、当該第1ECU1は、通過フレームの
第5ブロック内の、当該第1ECU1に対応するチェッ
クビットを反転させる。この反転は、データ受信/通過
モードにおいてスタートビット検知手段42がスタート
ビットを検知した場合に、チェックビット制御手段44
を付勢することにより行われる。具体的には、チェック
ビット制御手段44は、前記チェックビットがアンドゲ
ート13を通過するタイミングにおいて、ゲート制御手
段45を制御し、第2入力端子13Bを“L”としてア
ンドゲート13を閉じ、同時にオアゲート14に対して
前記チェックビットの反転ビットを送信することにより
行われる。チェックビット制御手段44は、前記チェッ
クビット通過後は、第2入力端子13Bを再度“H”に
する。
【0065】ステップS23において1フレームの受信
/通過の完了が確認されると、ステップS24におい
て、受信側ECUNo.検出手段57により、受信フレー
ムの第3ブロックが、自局(第1ECU1)のECU番
号であるか否かが判定される。自局のECU番号でなけ
れば当該処理はステップS22に戻り、自局のECU番
号であれば、受信側ECUNo.検出手段57がコマンド
検出手段58を付勢して、ステップS25に移行する。
【0066】ステップS25においては、前記コマンド
検出手段58により、受信レジスタ12に受信されたフ
レームの第1ブロックは、“送信”コマンドであるか、
あるいは“要求”コマンドであるかが判定される。“送
信”コマンドであれば、ステップS26において、図7
のステップS12と同様に、受信されたフレームの第4
ブロックの内容(データコード及び車両データ)がメモ
リ54に記憶される。このデータは、データ処理手段1
6により実行される演算に適宜用いられる。その後、当
該処理はステップS22に戻る。
【0067】前記コマンド検出手段58が“要求”コマ
ンドを検出すると、当該処理は図7のステップS1に移
行する。すなわち、フレーム生成手段15が付勢され、
必要な車両データを車両データ生成手段41より受信
し、所定のフレームを作成して、送信レジスタ11に転
送し、該送信レジスタ11より出力する。なお、第1ブ
ロックが“要求”コマンドである場合には、そのフレー
ムの第4ブロックには要求する車両データのデータコー
ドがセットされているので、前記フレーム生成手段15
では、該データコードに対応する車両データを車両デー
タ生成手段41より受信して、フレームを作成する。
【0068】なお、フレームの第3ブロック(図4参
照)は省略可能である。すなわち、受信レジスタ12に
受信されたフレームのデータコード(第4ブロック)を
常時監視しておけば、必要に応じて該データコードに対
応する車両データを受信し、あるいは車両データを送信
することが可能である。この場合、受信側ECUNo.検
出手段53の代りに、データコードの検出手段を設け
る。
【0069】また、第5ブロックにおけるチェックビッ
トの反転は必ずしも行わなくても良い。すなわち第5ブ
ロックは、省略することができる。また、チェックビッ
トの反転は、例えばフレームの送信先ECU(すなわち
第3ブロックに配置されるべき受信側ECU)でのみ行
うようにしても良い。
【0070】さらに、前述の説明では、フレームは固定
ビット長であるものとして説明したが、例えば第4ブロ
ック等を可変長データしても良い。この場合には、フレ
ームの適宜の位置に当該フレームあるいは第4ブロック
のビット長を示すデータを付加すれば良い。
【0071】さらにまた、当該データ伝送システムを構
成する各ECUは、ライン5により環状に連結されてい
るものとして説明したが、チェックビットの反転確認を
行わない場合には環状に連結しなくても良い。すなわ
ち、例えば図2のシステムにおいては、各ECUを連結
するライン5のうちの1本を省略することができる。
【0072】さて、前記実施例では、1のECUよりフ
レームが送信された場合には、原則として、該フレーム
の伝送が終了した後でないと、他のECUはフレームを
送信することができないが、以下に示す本発明の第2の
実施例は、1のフレームが他のECUを通過する際に該
他のECUにより他のデータを付加して、データを多重
化し、1フレーム送信終了まで待たずとも、他のデータ
送信を可能とするものである。この実施例では、各EC
Uは環状に連結される。
【0073】この実施例で採用されるフレームの一例
を、図13(A)に示す。同図において、フレームは、
コマンド、データ長、データコード(又はデータコード
及び車両データ)、当該フレームを送信するECUの番
号、及びパリティチェック部より構成されている。前記
データ長は後続のデータコード(又はデータコード及び
車両データ)及び当該フレームの送信ECU番号の合計
ビット数であり、パリティチェック部はパリティビット
の配置領域である。
【0074】さて、例えば図1に示されるように、第1
ECU1〜第4ECU4の4つのECUが環状に連結さ
れている場合において、第1ECU1が図13(A)の
フレーム(コマンドは“送信”)を送出したものとす
る。第1ECU1からのフレーム送出が開始された後、
第2ECU2が自局よりフレーム(コマンドは“送
信”)の送出を希望した場合の動作を図14に示す。
【0075】なお第2ECU2はデータ受信/通過モー
ドにあり、アンドゲート13は開かれ、受信データはそ
のまま出力端子2Aより出力されると共に、受信レジス
タ12に受信される。また、図14の処理は、例えば図
8のステップS23の処理中に割り込みで行われ、1ビ
ット受信ごとにリアルタイムで処理が実行される。
【0076】まずステップS31において、データ長の
受信タイミングであるか否かが判別される。データ長の
受信タイミングとなれば、ステップS32においてアン
ドゲート13の第2入力端子13Bを“L”とし、該ア
ンドゲート13を閉じる。そして、ステップS33にお
いては、当該第2ECU2でデータ長を修正して出力端
子1Aより送信する。受信されるデータ長は、第1EC
U1が送信したデータコード(又はデータコード及び車
両データ)及び送信側ECU番号(図13の及び)
のデータ長であるが、修正後のデータ長は、これに第2
ECU2より送信すべきデータコード(又はデータコー
ド及び車両データ)及び送信側ECU番号(図13の
及び)のデータ長を加算したものである。
【0077】修正したデータ長を送信し、データコード
(又はデータコード及び車両データ)の受信タイミング
となったならば、ステップS34においてはアンドゲー
ト13の第2入力端子13Bを“H”として該アンドゲ
ート13を開け、ステップS35においては、第1EC
U1より送信された、前記データ及びが通過したか
否かが判定される。これらの通過の後、ステップS36
においてアンドゲート13を再び閉じ、ステップS37
において当該第2ECU2が送信すべき、前記データ
及びを送信する。これにより、データの多重化が行わ
れる。
【0078】引き続き、ステップS38においては、第
1ECU1より送信されたパリティチェック部、及び当
該第2ECU2が送信すべきパリティチェック部を、送
信する。その後、当該処理は終了し、例えば図8のステ
ップS21に戻る。このようにして第2ECU2より送
信されるフレームは、図13(B)のようになる。
【0079】つぎに、第1ECU1には、図13(B)
のようなフレームが戻ってくるが、データ長の違いを検
出することにより、以下の処理を実行する。すなわち、
同図(B)のフレームから自局(第1ECU1)より送
信されたデータ及び、並びに自局より出力されたパ
リティチェック部を削除し、残りのデータを転送する。
この際、データ長を書換える。このようにして、第1E
CU1からは、図13(C)に示されるようなフレーム
が送信される。
【0080】なお、このようなデータ多重化機能は、当
該データ伝送システム内のすべてのコンピュータに設け
る必要はなく、例えば優先順位の高いコンピュータにの
み設けるようにしても良い。
【0081】また、図13(B)では、追加するデータ
及びはデータ及びの後に配置されるように示さ
れているが、前記データ及びの前に、すなわちデー
タ長の直後に配置するようにしても良い。
【0082】さらに、第1ECU1及び第2ECU2の
コマンドは共に同一の“送信”であるものとしたが、コ
マンドが異なる場合でもデータの多重化は可能である。
【0083】なお、前記各実施例に示された各フレーム
の構成は、図4あるいは図13(A)に示されたものの
みに限定されないことは当然である。該フレームの変形
は、当業者により容易に創作することができる。
【0084】次に本発明の第3の実施例を説明する。前
述したようなデータ伝送システムでは、あるECUより
送信されたデータが他のECUを通過する際に、データ
を構成するパルスの幅が、データ送信時のパルス幅に比
較して広くなったり狭くなったりする場合がある。
【0085】パルス幅がECUを通過するごとに短くな
っていくと、パルス判別を間違えたり、最悪パルスが途
中で消えるおそれがある。逆にパルス幅がECUを通過
するごとに長くなっていくと、パルス判別を間違えた
り、最悪パルスが隣のパルスとつながるおそれがある。
そして、このような傾向は、当該データ伝送システムを
構成するECUの数が多いと甚だしくなる。
【0086】本発明の第3の実施例は、このような不具
合を除去するものである。図15は本発明の第3の実施
例の構成を簡単な機能で表した図であり、図1と同様の
図である。同図において、図1と同一の符号は、同一又
は同等部分をあらわしているので、その説明は省略す
る。
【0087】図15において、各第1ECU1〜第4E
CU4には、アンドゲート13の出力端子及びオアゲー
ト14の入力端子との間にパルス幅修正手段17が接続
されている。このパルス幅修正手段17は、当該ECU
がデータ受信/送信モードである場合に、後述の手法に
よりアンドゲート13を介して入力されるパルスのパル
ス幅を1パルスずつ修正し、オアゲート14を介して隣
接するECUに出力する。
【0088】図16は本発明の第3の実施例における第
1ECU1の具体的な構成を示すブロック図である。同
図において、図3と同一の符号は、同一又は同等部分を
あらわしているので、その説明は省略する。図3との対
比より明らかなように、アンドゲート13が開いている
場合には、アンドゲート13より出力されるデータは、
CPU21に一旦取り込まれ、パルス幅修正処理が施さ
れた後、オアゲート14に出力される。
【0089】図17は本発明の第3の実施例の第1EC
U1の機能ブロック図の一部であり、図9と合成される
ことにより、該機能ブロック図の全図を構成する。同図
において、図10と同一の符号は、同一又は同等部分を
あらわしている。この図17の構成は、図10及び図1
5の説明より明らかであるので、その説明は省略する。
【0090】さて、以下にその具体的なパルス幅修正手
法を示す。なお、以下の説明は、第1ECU1がデータ
を送信した場合において、該データを第2ECU2が受
信し、通過させるときの、該第2ECU2による修正手
法である。
【0091】まず、パルス幅が短くなる場合の対処方法
について述べる。図18は本発明の第3の実施例のパル
ス幅修正動作の一例を示すフローチャート、図19は図
18の処理によりパルス幅が変化する様子を示す図であ
る。図18の処理は図8のステップS22及びS23の
処理と置き代わるものである。
【0092】まず図19において、第1ECU1より送
信されるパルス(送信パルス)が第2ECU2に受信さ
れた場合に、そのパルス幅が同図(A)から(B)に示
すようにΔX1だけ短くなったとする。この場合、その
パルス幅は当該第2ECU2により修正され(すなわち
ΔX1だけ延ばされて)、該第2ECU2の送信パルス
幅は、同図(C)に示されるように、第1ECU1の送
信パルスと同一幅となる。
【0093】図18においては、まずステップS41で
入力信号が“1”(すなわち“H”)となったか否かが
判定される。“1”であれば、ステップS42におい
て、オアゲート14を介して“1”を出力する。
【0094】ステップS43においては、入力信号が
“0”(すなわち“L”)となった否かが判定される。
“0”であれば、ステップS44において、入力信号が
“0”となってからΔX1が経過したか否かが判定され
る。そしてΔX1経過後に、ステップS45において、
オアゲート14を介して“0”を出力する。
【0095】その後、ステップS46において1フレー
ム分のデータの受信が終了したか否かが判定され、終了
していなければステップS41に戻り、終了していれば
ステップS24に移行する。
【0096】なお、この図18の処理には示されていな
いが、入力信号は受信レジスタ12にも取り込まれる。
そして取り込まれたデータは、必要に応じて、当該EC
Uの各種処理に用いられる。
【0097】図20は図18に示された処理の機能ブロ
ック図である。同図において、まず入力信号は、フリッ
プフロップ71のセット入力端子Sに入力される。した
がって、入力信号が“1”となると、その出力端子Qよ
り“1”が出力される。前記入力信号は、インバータ7
2を介してパルス発生手段73にも入力される。したが
って、入力信号が“1”から“0”となった場合には前
記パルス発生手段73が付勢され、パルスを発生し、こ
れによりタイマ74Aが起動される。このタイマ74A
はΔX1を計測し、該計測後に当該タイマ74A及び前
記フリップフロップ71をリセットする。この結果、フ
リップフロップ71の出力信号は“0”となる。
【0098】この構成では、受信デ―タが幅狭である場
合には、伝送デ―タがRZ方式及びNRZ方式のいずれ
のときでも、パルス幅が当初の幅に修正される。
【0099】なお、フリップフロップ71をインバ―タ
72の出力が直接リセットし、該リセット後にΔX1だ
けパルス等を発生するパルス発生手段を設けても良い。
また、前掲した図18の手法を用いる代わりに、後述す
る図21の手法を用いても良い。
【0100】つぎに、パルス幅が長くなる場合の対処方
法について述べる。この場合、パルス伝送の方式がRZ
方式であるかNRZ方式であるか否かによって、その対
処方法が異なる。RZ方式の場合には、“1”パルスの
幅が予め分かっているので、パルスの立上がりの検出に
同期して一定幅のパルスを発生することにより、最初の
パルス幅を再生できる。
【0101】図21は本発明の第3の実施例のパルス幅
修正動作の他の例を示すフローチャート、図22は図2
1の処理によりパルス幅が変化する様子を示す図であ
る。図21の処理は図18の処理と同様に、図8のステ
ップS22及びS23の処理と置き代わるものである。
【0102】まず図22において、第1ECU1の送信
パルス(A)に比較して、第2ECU2の受信パルス
(B)がΔX2だけ長くなったとする。この場合、その
パルス幅は当該第2ECU2により修正され(すなわち
ΔX2だけパルス幅がカットされ)、該第2ECU2の
送信パルス幅は、同図(C)に示されるように、第1E
CU1の送信パルスと同一幅となる。
【0103】図21においては、まずステップS51で
入力パルスが“1”であること確認されると、ステップ
S52において“1”が出力、送信される。ステップS
53においては、入力パルスが“1”となってから時間
Xが経過したか否かが判定される。時間Xの経過が検出
されると、ステップS54において“0”が出力され
る。そしてステップS55において、1フレーム分のデ
ータの受信が終了したか否かが判定され、終了していな
ければステップS51に戻り、終了していればステップ
S24に移行する。
【0104】なお、この図21の処理においても、入力
信号は受信レジスタ12にも取り込まれ、そのデータ
は、必要に応じて当該ECUの各種処理に用いられる。
【0105】図23は図21に示された処理の機能ブロ
ック図である。同図において、図20と同一の符号は、
同一又は同等部分をあらわしている。同図において、ま
ず入力信号は、フリップフロップ71のセット入力端子
Sに入力される。したがって、入力信号が“1”となる
と、その出力端子Qより“1”が出力される。前記Q出
力はパルス発生手段73にも入力される。したがって、
Q出力が“0”から“1”となった場合にはタイマ74
Bが起動される。このタイマ74Bは時間Xを計測し、
該計測後に当該タイマ74B及び前記フリップフロップ
71をリセットする。この結果、フリップフロップ71
の出力信号は“0”となる。
【0106】この構成では、伝送デ―タがRZ方式のと
きは、受信デ―タが幅狭であっても、そのパルス幅は当
初の幅に修正される。
【0107】つぎに、パルスの伝送方式がNRZ方式で
ある場合には、“1”の入力信号が連続して入力された
ときには、そのパルス幅は“1”の連続数によって異な
るので、図21に示したような方法ではパルス幅の再生
を行うことができない。したがって、この場合には、例
えば図24のような処理を実行することにより対処す
る。
【0108】図24は本発明の第3の実施例のパルス幅
修正動作のさらに他の例を示すフローチャート、図25
は図24の処理によりパルス幅が変化する様子を示す図
である。図24の処理は図18及び図21の処理と同様
に、図8のステップS22及びS23の処理と置き代わ
るものである。なお、NRZ方式では、パルスの立ち下
がりの遅れは、“1”ビットの連続長さには関係せずに
一定である。
【0109】まず図25において、第1ECU1の送信
パルス(A)に比較して、第2ECU2の受信パルス
(B)の立ち下がりがΔX3だけ遅れたとする。この場
合、そのパルス幅は当該第2ECU2により修正され、
該第2ECU2の送信パルス幅は、同図(C)に示され
るように、第1ECU1の送信パルスと同一幅となる。
【0110】図24においては、まずステップS61で
同期パルス(スタートパルス)が入力されたか否かが判
定される。1フレームの最初には、該フレームデータの
内容とは無関係の同期パルスが配置されている。図18
〜図20、及び図21〜図23の各実施例においても、
各フレームの最初には、同期パルスが配置されている。
同期パルスが検出されると、ステップS62において
“1”が出力される。
【0111】ステップS63においては、同期パルスの
立ち下がりが検出されたか否かが判定される。立ち下が
りが検出されると、ステップS64において該立ち下が
りからさらに時間αが経過したか否かが判定される。α
の経過が検出されると、ステップS65においてタイミ
ング信号が発生されると共に、ステップS66において
“0”が出力される。前記タイミング信号は、当該処理
を実行するECUのマイクロコンピュータにより、前記
の発生より所定時間Xの経過ごとに出力される。また前
記所定時間Xはフレームを構成する各パルスの1パルス
当たりの持続時間である。
【0112】ステップS67においては、タイミング信
号が発生したか否か(当該ステップS67がステップS
66の処理直後に行われた場合には、ステップS65に
おいて発生されたタイミング信号の次のタイミング信号
が発生したか否か)が判定される。タイミング信号が発
生すれば、ステップS68において入力信号が読み込ま
れる。そして、ステップS69においては、入力信号が
“1”であるか“0”であるかが判定され、入力信号が
“1”であればステップS70において“1”が、また
入力信号が“0”であればステップS71において
“0”が、それぞれ出力される。
【0113】ステップS72においては、同期パルスの
検出の後、1フレームを構成するビット数(Nビット)
が検出されたか否かが判定される。この例においては1
フレ―ムを構成するビット数は、予め設定された固定値
である。Nビット検出していなければステップS67に
戻り、Nビット検出していればステップS24に移行す
る。すなわち、このステップS72の処理は、1フレー
ムの検出が終了したか否かを判定する処理である。
【0114】なお、この例では、同期パルスのパルス幅
は、当初のパルス幅よりも伸びるが、該同期パルスに続
くデータパルスとの間に前記所定時間Xが保たれる(図
25の符号D参照)ので、該データパルスの識別には何
等支承が生じない。
【0115】図26は図24に示された処理の機能ブロ
ック図である。同図において、図20及び図23と同一
の符号は、同一又は同等部分をあらわしている。図26
において、まず入力信号は、スイッチング手段75を介
して、フリップフロップ71のセット入力端子Sに入力
される。前記スイッチング手段75の初期状態は閉状態
であるので、同期パルスの入力と同時にフリップフロッ
プ71のQ出力は“1”となり、該信号はオアゲート7
6を介して出力される。
【0116】前記同期パルスはインバータ72にも入力
される。この結果、同期パルスが消滅したときにタイマ
74Cが起動され、該タイマ74Cは、所定時間αの計
測を開始する。タイミング信号発生手段77は、前記所
定時間αの経過後に起動され、所定時間Xごとにタイミ
ング信号を発生する。このタイミング信号発生手段77
による最初のタイミング信号発生により、フリップフロ
ップ71がリセットされ、オアゲート76の出力は
“0”となる(すなわち同期パルスが消滅される)と共
に、スイッチング手段75が開となり、その後の入力信
号の、フリップフロップ71への入力が遮断される。
【0117】スイッチング手段78は、前記タイミング
信号の出力ごとに微小時間だけ開となり、入力信号をパ
ルス発生手段79に取り込む。パルス発生手段79は、
入力信号が“1”である場合には時間Xの間だけ“1”
を発生し、これがオアゲート76を介して出力される。
このパルス発生手段79によるパルス発生は、所定ビッ
ト数のデ―タが受信された後、すなわち1フレ―ム分の
デ―タが受信された後、停止される。
【0118】なお、図18〜図26に示したパルス幅修
正は、第2ECU2が実行するものとして説明したが、
他のすべてのECUにその機能を持たせても良いし、当
該データ伝送システムを構成するECUの内の、予め選
択されたECUにのみ持たせても良い。
【0119】また、前記のパルス幅修正のうち、図18
〜図20に示された実施例及び図21〜図23に示され
た実施例は、パルスの立上がり及び立ち下がりを送信パ
ルスと一致させることによりパルス幅を制御するもので
あり、図24〜図26に示した実施例は、パルスの立上
がり及び立ち下がりのタイミングを制御することによ
り、パルス幅を制御するものである。このようなパルス
幅制御に加えて、パルス高を調整する機能を、各ECU
あるいは選択された所定のECUに付加し、いわゆる3
R修正を行うようにしても良い。
【0120】さて、図1、図3、図10、図15〜図1
7に示されたアンドゲート13は、例えば該アンドゲー
ト13の第2入力端子13Bに入力されるべき制御信号
によりその開閉が制御されるスイッチング手段であって
も良い。またオアゲート14も、出力端子1A〜4Aへ
のデータの逆流を防止するものであれば、いかなるもの
であっても良い。
【0121】さらに、前記実施例は、車両の制御装置に
適用されたものであるが、例えば図27に示すように、
車両に搭載されるエンターテイメント等のシステム、あ
るいはホームエレクトロニクス等の分野に利用されても
良い。図27において、符号501はコントローラ及び
モニタであり、また符号502〜506はそれぞれナビ
ゲータ、エアコン、CDプレーヤ、ラジオ(チューナ及
びアンプ)、光ファイバである。
【0122】さらにまた、本発明は、光通信のみなら
ず、電気信号による通信システムにも適用可能であるこ
とは言うまでもない。
【0123】
【発明の効果】(1) 請求項1記載のデータ伝送システム
によれば、伝送されたデータは、データ伝送を行ったコ
ンピュータ以外のコンピュータに対してリアルタイムで
受信される。すなわち、1ビットデータを伝送する度
に、該データが当該システムの最終端のコンピュータに
達するので、複雑な構成を有することなく、極めて高速
に(すなわち伝送の遅れなく)データ伝送を行うことが
できる。この結果、多数のコンピュータを接続し、それ
らコンピュータ間でデータ伝送を行っても、データ処理
に遅れが生じない。
【0124】(2) 請求項2記載のデータ伝送システムに
よれば、当該システムが環状に接続されているので、1
のコンピュータよりデータが送出されると、該データ
は、1ビットごとに当該システムを循環して該コンピュ
ータに戻る。すなわち、当該システム内のどのコンピュ
ータからも、同様に、極めて高速にデータ伝送を行うこ
とができる。
【0125】(3) 請求項3及び4記載のデータ伝送シス
テムによれば、データを通過あるいは受信したコンピュ
ータがチェックビットを反転していない場合には、デー
タ伝送したコンピュータよりデータが再送される。すな
わち、データの受信あるいは通過を行うコンピュータに
異常が生じた場合、あるいは伝送すべきデータにノイズ
が重畳された場合等には、データが再送される。これに
より、当該データ伝送システムの信頼性が向上する。
【0126】(4) 請求項5記載のデータ伝送システムに
よれば、データ再送を所定回数以上は行わないので、デ
ータ伝送側コンピュータのデータ処理遅延が防止され
る。
【0127】(5) 請求項6記載のデータ伝送システムに
よれば、当該システムを循環途中のデータに対して、デ
ータの多重化を行うことができる。一般にデータの伝送
を開始する際には、ライン(伝送路)を通過するデータ
がなくなってから所定時間経過した後に、スタートビッ
トを送出し、その後初めてデータ送信が可能となるが、
この請求項6のデータ伝送システムにおいては、前記所
定時間及びスタートビットの送信時間の経過を待たずに
データを送信することができる。したがって、当該デー
タ伝送システムによるデータ伝送の高速化がさらに向上
する。
【0128】(6) 請求項7記載のデータ伝送システムに
よれば、データの多重化が行われた場合、多重化データ
に含まれる個々のデータは、当該データ伝送システムを
1周するたびに、データ伝送を行ったコンピュータによ
り削除される。すなわち、データの多重化を行っても、
該多重化データに含まれる個々のデータは、それぞれシ
ステムを1周すると消滅する。したがって、伝送路の
“あき”状態を検出してデータの伝送を行うコンピュー
タに対して、伝送の待ち時間が最短時間で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2の構成を簡単な機能で表した図である。
【図2】 本発明の第1の実施例の概略ブロック図であ
る。
【図3】 本発明の第1の実施例における第1ECU1
の具体的な構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第1の実施例に適用される各ECU
の送信データであるフレームのデータ構成を示す図であ
る。
【図5】 コマンドの内容を示す図表である。
【図6】 データコード及び車両データの一例を図表で
ある。
【図7】 本発明の第1の実施例の、第1ECU1がデ
ータ送信モードにある場合の処理を示すフローチャート
である。
【図8】 本発明の第1の実施例の、第1ECU1がデ
ータ受信/通過モードにある場合の処理を示すフローチ
ャートである。
【図9】 本発明の第1の実施例の第1ECU1の機能
ブロック図の一部であり、図10と合成されることによ
り、該機能ブロック図の全図を構成する。
【図10】 本発明の第1の実施例の第1ECU1の機
能ブロック図の一部であり、図9と合成されることによ
り、該機能ブロック図の全図を構成する。
【図11】 第1ECU1がフレームを出力した場合
の、第1ECU1〜第4ECU4の出力信号の一例を示
す図である。
【図12】 本発明の第1の実施例において、第1EC
U1よりフレーム送信する場合の、該第1ECU1の送
信レジスタ11に蓄積されたフレーム構造(同図A)、
及び該フレームが当該データ伝送システムを循環して該
第1ECU1の受信レジスタ12に受信された場合のフ
レーム構造(同図B)を示す図である。
【図13】 本発明の第2の実施例に適用されるフレー
ムの構造(同図A)、並びに該フレームに他のデータが
多重化された場合のフレーム構造(同図B)及びその変
化を示す図(同図C)である。
【図14】 本発明の第2の実施例における、データ多
重化の手法を示すフローチャートである。
【図15】 本発明の第3の実施例の構成を簡単な機能
で表した図である。
【図16】 本発明の第3の実施例における第1ECU
1の具体的な構成を示すブロック図である。
【図17】 本発明の第3の実施例の第1ECU1の機
能ブロック図の一部であり、図9と合成されることによ
り、該機能ブロック図の全図を構成する。
【図18】 本発明の第3の実施例のパルス幅修正動作
の一例を示すフローチャートである。
【図19】 図18の処理によりパルス幅が変化する様
子を示す図である。
【図20】 図18に示された処理の機能ブロック図で
ある。
【図21】 本発明の第3の実施例のパルス幅修正動作
の他の例を示すフローチャートである。
【図22】 図21の処理によりパルス幅が変化する様
子を示す図である。
【図23】 図21に示された処理の機能ブロック図で
ある。
【図24】 本発明の第3の実施例のパルス幅修正動作
のさらに他の例を示すフローチャートである。
【図25】 図24の処理によりパルス幅が変化する様
子を示す図である。
【図26】 図24に示された処理の機能ブロック図で
ある。
【図27】 エンターテイメントシステムの一例を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1〜4…第1〜第4ECU、1A〜4A…出力端子、1
B〜4B…入力端子、5…ライン、11…送信レジス
タ、12…受信レジスタ、13…アンドゲート、14…
オアゲート、15…フレーム生成手段、16…データ処
理手段、21,22A,21B…CPU、22…RA
M、44,55…チェックビット制御手段、45…ゲー
ト制御手段、47…送信側ECUNo.検出手段、48…
チェックビット反転検知手段、49…カウンタ、50…
比較手段、51…繰り返し回数記憶手段、53,57…
受信側ECUNo.検出手段、54…メモリ、56…デー
タ転送手段、58…コマンド検出手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの入力端子及び出力端子を有する
    複数のコンピュータ、および前段側コンピュータの出力
    端子を後段側コンピュータの入力端子に接続する伝送路
    により構成され、該コンピュータ間でデータ伝送を行う
    データ伝送システムにおいて、 前記各コンピュータは、 データの入力端子および出力端子と、 前記入力端子に接続され、前段側コンピュータより伝送
    されたデータを受信するデータ受信手段と、 前記出力端子に接続され、後段側コンピュータに対して
    データ伝送を行うデータ送信手段と、 前記入力端子及び前記出力端子間に接続され、当該コン
    ピュータがデータ伝送を行う場合には閉じられ、それ以
    外のデータ受信及びデータ通過の場合には開かれるよう
    に構成されたゲート手段とを具備し、 前記コンピュータのうちの少なくとも1つは、前記データ受信手段に受信されたデータが、当該コンピ
    ュータより出力されたデータであるか否かを判定する判
    定手段と、 前記データ受信手段に受信されたデータが、当該コンピ
    ュータより出力されたデータである場合に、該データが
    多重化されているか否かを検出する多重化検出手段と、 データが多重化されている場合に、前記データ受信手段
    に受信されたデータから、当該コンピュータより出力さ
    れたデータを削除すると共に、前記受信データ内のデー
    タ長を書換え、その結果得られた書換え済みデータを伝
    送する伝送手段とをさらに 具備したことを特徴とするデ
    ータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 伝送されるデータは、チェックビット領
    域を備え、 前記各コンピュータのうちの少なくとも1つは、 他のコンピュータから伝送されたデータが前記ゲート手
    段及び前記出力端子を通過する際に、該データのチェッ
    クビット領域内のビットを、必要に応じて反転するチェ
    ックビット制御手段と、 前記データ受信手段に受信されたデータが、当該コンピ
    ュータより出力されたデータである場合に、該データ内
    のチェックビット領域内のビットの反転の有無を検出す
    るチェックビット反転検知手段と、 前記ビットの反転が適当に行われていない場合には、前
    記データ送信手段を用いて、すでに伝送したデータを再
    度伝送するデータ再伝送手段とをさらに具備したことを
    特徴とする請求項1に記載のデータ伝送システム。
  3. 【請求項3】 前記チェックビット制御手段は、他のコ
    ンピュータより伝送されたデータが当該コンピュータ宛
    てのデータである場合にのみ、チェックビット領域内の
    ビットを反転し、 前記データ再伝送手段は、データの伝送先であるコンピ
    ュータがチェックビット領域内のビットを反転しない場
    合に、伝送したデータを再度伝送することを特徴とする
    請求項に記載のデータ伝送システム。
  4. 【請求項4】 前記データ再伝送手段は、データの再伝
    送を、所定の繰り返し回数以上は行わないように構成さ
    れたことを特徴とする請求項2又は3に記載のデータ伝
    送システム。
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FR9211100A FR2682203B1 (fr) 1991-09-19 1992-09-17 Systeme de transmission de donnees.
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JPS5863248A (ja) * 1981-10-13 1983-04-15 Nec Corp ル−プ式デ−タ伝送方式
JPS60189345A (ja) * 1984-03-08 1985-09-26 Hitachi Ltd ル−プ伝送制御方式
JPS63274243A (ja) * 1987-05-01 1988-11-11 Nec Corp 同報通信方式

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