JP3154626B2 - シリアル伝送装置 - Google Patents
シリアル伝送装置Info
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- JP3154626B2 JP3154626B2 JP25498294A JP25498294A JP3154626B2 JP 3154626 B2 JP3154626 B2 JP 3154626B2 JP 25498294 A JP25498294 A JP 25498294A JP 25498294 A JP25498294 A JP 25498294A JP 3154626 B2 JP3154626 B2 JP 3154626B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリアル伝送装置に関
し、特にロボット等をリアルタイム制御する場合の通信
装置に適用して有用なものである。
し、特にロボット等をリアルタイム制御する場合の通信
装置に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロボット等の制御を実施する場合
には、通信中の衝突を回避するためにトークンパッシン
グ方式のシリアル伝送装置を使用することが多い。図6
はかかるトークンパッシング方式の説明図、図7はトー
クンパッシング方式に用いられるシリアル伝送装置の構
成を示すブロック図である。
には、通信中の衝突を回避するためにトークンパッシン
グ方式のシリアル伝送装置を使用することが多い。図6
はかかるトークンパッシング方式の説明図、図7はトー
クンパッシング方式に用いられるシリアル伝送装置の構
成を示すブロック図である。
【0003】トークンパッシング方式では、図6に示す
各ノード(シリアル伝送装置)1′,2′,3′,4′
が何れも図7に示すような構成(代表としてノード1′
のみを示す)を有すると共に1本のシリアル回線51に
接続されており、例えばノード1′が受信レシーバ57
を介してトークン(送信権:特異なデータコード+ノー
ドアドレス)を受信すると、その受信コノトローラ59
が送信コントローラ52へ送信可能になったことを伝え
る。送信コントローラ52では、このとき送信バッファ
54に送信データがセットされていればこの送信データ
を送信ドライバ53を介して送信せしめる一方、送信デ
ータがセットされていなければ次局(ノード2′)へト
ークンをパス(送信)する。このようにトークンパッシ
ング方式によれば、トークンを順番(図6の〜の順
番)にパスし、トークンを受け取ったノード1′,
2′,3′又は4′のみが送信を行うため、通信中の衝
突を回避することができる。なお図7中の55は受信コ
ントローラ59から出力れた受信データをセットする受
信バッファ、56は制御装置(図示せず)からのコント
ロール信号58に基づき、データ入出力バス59を介し
て行う送受信データの入出力を制御するバスコントロー
ラである。
各ノード(シリアル伝送装置)1′,2′,3′,4′
が何れも図7に示すような構成(代表としてノード1′
のみを示す)を有すると共に1本のシリアル回線51に
接続されており、例えばノード1′が受信レシーバ57
を介してトークン(送信権:特異なデータコード+ノー
ドアドレス)を受信すると、その受信コノトローラ59
が送信コントローラ52へ送信可能になったことを伝え
る。送信コントローラ52では、このとき送信バッファ
54に送信データがセットされていればこの送信データ
を送信ドライバ53を介して送信せしめる一方、送信デ
ータがセットされていなければ次局(ノード2′)へト
ークンをパス(送信)する。このようにトークンパッシ
ング方式によれば、トークンを順番(図6の〜の順
番)にパスし、トークンを受け取ったノード1′,
2′,3′又は4′のみが送信を行うため、通信中の衝
突を回避することができる。なお図7中の55は受信コ
ントローラ59から出力れた受信データをセットする受
信バッファ、56は制御装置(図示せず)からのコント
ロール信号58に基づき、データ入出力バス59を介し
て行う送受信データの入出力を制御するバスコントロー
ラである。
【0004】またトークンパッシング方式の他にもCS
MA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collisio
n Detection;イーサネットに代表される)方式もあ
る。このCSMA/CD方式とは、回線接続されている
各ノードが、他のノードの送信信号が回線上にあるか否
かを検出(Carrier Sense )するのに加えて、自局の送
信が衝突したかどうかの検出(Collision Detection)
を行いながら回線上の競合を避けるよう制御するアクセ
ス制御方式である。
MA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collisio
n Detection;イーサネットに代表される)方式もあ
る。このCSMA/CD方式とは、回線接続されている
各ノードが、他のノードの送信信号が回線上にあるか否
かを検出(Carrier Sense )するのに加えて、自局の送
信が衝突したかどうかの検出(Collision Detection)
を行いながら回線上の競合を避けるよう制御するアクセ
ス制御方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術のうちトークンパッシング方式では、各ノード
1′,2′,3′,4′ともトークンを受けてとって自
分が送信する順番にならないと送信することができない
ため、緊急、任意のタイミングでの情報伝達が困難であ
り、しかもトークンパッシングのための処理(ハードウ
ェア処理及びソフトウェア処理)が複雑となる等の問題
がある。
技術のうちトークンパッシング方式では、各ノード
1′,2′,3′,4′ともトークンを受けてとって自
分が送信する順番にならないと送信することができない
ため、緊急、任意のタイミングでの情報伝達が困難であ
り、しかもトークンパッシングのための処理(ハードウ
ェア処理及びソフトウェア処理)が複雑となる等の問題
がある。
【0006】またCSMA/CD方式では、プロトコル
(伝送手順)が複雑で、しかも図8に示すように送受信
可否の確認等のためにアクセス中にも回線の空時間(ノ
ード1″からノード3″への受信可否の問い合わせ
と、ノード3″からノード1″への問合わせの返事(許
可)との間の空時間等)が生じ、この間に他のノード
が送信を開始する可能性があるため、送信が待たされ、
回線へのアクセスが多い程送信途中での衝突の可能性が
高く、送信完了時間が長くなって、リアルタイム制御向
けではない。なおCSMA/CD方式にも図9に示すよ
うに、衝突回避のためにノード1″のマスターコントロ
ーラ(マスタ)からノード2″,3″又は4″のスレー
ブコントローラ(スレーブ)にデータを要求することに
より、各スレーブ2″,3″,4″の送信タイミングを
コントロールして衝突を防止する方法もあるが、マスタ
1″のソフトウェア処理が増大することや、全てのノー
ドがマスタになれる(即ち任意の相手に任意の時間に送
信できる)マルチマスタ・分散制御等では対応できない
等の問題があった。
(伝送手順)が複雑で、しかも図8に示すように送受信
可否の確認等のためにアクセス中にも回線の空時間(ノ
ード1″からノード3″への受信可否の問い合わせ
と、ノード3″からノード1″への問合わせの返事(許
可)との間の空時間等)が生じ、この間に他のノード
が送信を開始する可能性があるため、送信が待たされ、
回線へのアクセスが多い程送信途中での衝突の可能性が
高く、送信完了時間が長くなって、リアルタイム制御向
けではない。なおCSMA/CD方式にも図9に示すよ
うに、衝突回避のためにノード1″のマスターコントロ
ーラ(マスタ)からノード2″,3″又は4″のスレー
ブコントローラ(スレーブ)にデータを要求することに
より、各スレーブ2″,3″,4″の送信タイミングを
コントロールして衝突を防止する方法もあるが、マスタ
1″のソフトウェア処理が増大することや、全てのノー
ドがマスタになれる(即ち任意の相手に任意の時間に送
信できる)マルチマスタ・分散制御等では対応できない
等の問題があった。
【0007】従って本発明は上記従来技術に鑑み、任意
のタイミングで送信が可能で、しかも衝突の回避・縮減
が可能であり、リアルタイム性、信頼性に優れたシリア
ル伝送装置を提供することとを目的とする。
のタイミングで送信が可能で、しかも衝突の回避・縮減
が可能であり、リアルタイム性、信頼性に優れたシリア
ル伝送装置を提供することとを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1の構成は、複数のシリアル回線に各々接続し各
シリアル回線上のシリアル信号を各々受信する受信手段
と、これらの受信手段が他のシリアル伝送装置からの信
号を受信した時には当該信号の送信が完了するまで当該
シリアル回線へのアクセスを禁止するアクセス禁止信号
を出力するアクセス禁止手段と、制御向けプロトコル処
理機能及び固定長データ処理機能を有し、前記受信手段
の受信信号が当シリアル伝送装置へ送信された信号であ
るか否かを判断してこの信号が当シリアル伝送装置へ送
信された信号であるときには引き続きこの信号を受信せ
しめる受信制御手段と、制御向のプロトコル処理機能及
び固定長データ処理機能を有し、前記アクセス禁止信号
に基づいて空回線を選択し当該空回線への切替え信号を
出力すると共に送信データを出力する送信制御手段と、
前記切替え信号に基づいて送信回線を前記空回線へ切替
える送信回線切替手段と、この送信回線切替手段によっ
て切替えられた前記空回線を介して前記送信データを送
信する送信手段とを有するとともに、 通信プロトコル
を、データ送信と、データ受信の返事と、受信完了から
返信開始までの内部ハードウェア処理時間とからなるリ
アルタイム制御向けの最小のプリトコルとし、送信デー
タは最小のデータで且つ固定長データとすること特徴と
する。
明の第1の構成は、複数のシリアル回線に各々接続し各
シリアル回線上のシリアル信号を各々受信する受信手段
と、これらの受信手段が他のシリアル伝送装置からの信
号を受信した時には当該信号の送信が完了するまで当該
シリアル回線へのアクセスを禁止するアクセス禁止信号
を出力するアクセス禁止手段と、制御向けプロトコル処
理機能及び固定長データ処理機能を有し、前記受信手段
の受信信号が当シリアル伝送装置へ送信された信号であ
るか否かを判断してこの信号が当シリアル伝送装置へ送
信された信号であるときには引き続きこの信号を受信せ
しめる受信制御手段と、制御向のプロトコル処理機能及
び固定長データ処理機能を有し、前記アクセス禁止信号
に基づいて空回線を選択し当該空回線への切替え信号を
出力すると共に送信データを出力する送信制御手段と、
前記切替え信号に基づいて送信回線を前記空回線へ切替
える送信回線切替手段と、この送信回線切替手段によっ
て切替えられた前記空回線を介して前記送信データを送
信する送信手段とを有するとともに、 通信プロトコル
を、データ送信と、データ受信の返事と、受信完了から
返信開始までの内部ハードウェア処理時間とからなるリ
アルタイム制御向けの最小のプリトコルとし、送信デー
タは最小のデータで且つ固定長データとすること特徴と
する。
【0009】上記目的を達成す本発明の第2の構成は、
上記第1の構成において、送信データを保持して送信手
段へ出力すると共に受信データを保持して制御装置へ出
力するバッファであって、送信待ちのときには送信デー
タを最新の送信データに更新し、受信待ちのときには受
信データを最新の受信データに更新するバッファを備え
たことを特徴とする。
上記第1の構成において、送信データを保持して送信手
段へ出力すると共に受信データを保持して制御装置へ出
力するバッファであって、送信待ちのときには送信デー
タを最新の送信データに更新し、受信待ちのときには受
信データを最新の受信データに更新するバッファを備え
たことを特徴とする。
【0010】上記目的を達成する本発明の第3の構成
は、上記第1又は第2の構成において、当シリアル伝送
装置の送信中にこのときの送信データと受信手段によっ
て受信した受信データとを比較して衝突を検出し衝突検
出信号を出力する衝突検出手段を備えると共に、送信制
御手段では前記衝突検出信号を入力したときには再衝突
を回避すべく時間待ちをした後に再び空回線を選択して
再送信することを特徴とする。
は、上記第1又は第2の構成において、当シリアル伝送
装置の送信中にこのときの送信データと受信手段によっ
て受信した受信データとを比較して衝突を検出し衝突検
出信号を出力する衝突検出手段を備えると共に、送信制
御手段では前記衝突検出信号を入力したときには再衝突
を回避すべく時間待ちをした後に再び空回線を選択して
再送信することを特徴とする。
【0011】
【作用】上記第1の構成の本発明によれば、他のシリア
ル伝送装置が何れかのシリアル回線にアクセスして信号
を伝送しているときには、この信号伝送が完了するま
で、アクセス禁止信号によって、当該シリアル回線への
アクセスを禁止すると共に空回線をチェックし、空回線
があればその空回線に接続を切替えて送信データを送信
する。
ル伝送装置が何れかのシリアル回線にアクセスして信号
を伝送しているときには、この信号伝送が完了するま
で、アクセス禁止信号によって、当該シリアル回線への
アクセスを禁止すると共に空回線をチェックし、空回線
があればその空回線に接続を切替えて送信データを送信
する。
【0012】また上記第2の構成の本発明によれば、上
記第1の構成の作用に加え、バッファには必ず最新の送
信データ及び受信データが保持されるため、必ず最新の
データが送受信される。
記第1の構成の作用に加え、バッファには必ず最新の送
信データ及び受信データが保持されるため、必ず最新の
データが送受信される。
【0013】また上記第3の構成の本発明によれば、上
記第1又は第2の構成の作用に加え、衝突が発生した場
合には、衝突検出手段がこの衝突を検出し、送信制御手
段が時間待ちを行った後に再送信して再衝突を回避す
る。
記第1又は第2の構成の作用に加え、衝突が発生した場
合には、衝突検出手段がこの衝突を検出し、送信制御手
段が時間待ちを行った後に再送信して再衝突を回避す
る。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
明する。
【0015】図1は本発明の実施例に係るシリアル伝送
装置の接続例を示す説明図、図2は図1に示すシリアル
伝送装置の構成を示すブロック図、図3は図1に示すシ
リアル伝送装置に備えたアクセス禁止回路から出力され
るアクセス禁止信号の概略タイミングを示す説明図、図
4は図1に示すシリアル伝送装置に備えたバッファの構
成を示すブロック図、図5は図1に示すシリアル伝送装
置の送信時の動作を示すフローチャートである。
装置の接続例を示す説明図、図2は図1に示すシリアル
伝送装置の構成を示すブロック図、図3は図1に示すシ
リアル伝送装置に備えたアクセス禁止回路から出力され
るアクセス禁止信号の概略タイミングを示す説明図、図
4は図1に示すシリアル伝送装置に備えたバッファの構
成を示すブロック図、図5は図1に示すシリアル伝送装
置の送信時の動作を示すフローチャートである。
【0016】図1に示すように、3回線10a,10
b,10cからなる複数シリアル回線10に、4台のシ
リアル伝送装置1,2,3,4(これらは以後ノード
1,2,3,4ともいう)が各々接続されており、各シ
リアル伝送装置1,2,3,4は複数シリアル回線10
を介して相互に通信を行うと共に、ロボット等の制御対
象36a,36b,36c,36dを各々制御する制御
装置(マイクロコンピュータ)35a,35b,35
c,35dに接続され、これらの制御装置35a,35
b,35c,35dとの間で、詳細は後述するが、受信
完了信号26やコントロール信号34の授受や、データ
入出力バス27による送受信データの授受を行う。
b,10cからなる複数シリアル回線10に、4台のシ
リアル伝送装置1,2,3,4(これらは以後ノード
1,2,3,4ともいう)が各々接続されており、各シ
リアル伝送装置1,2,3,4は複数シリアル回線10
を介して相互に通信を行うと共に、ロボット等の制御対
象36a,36b,36c,36dを各々制御する制御
装置(マイクロコンピュータ)35a,35b,35
c,35dに接続され、これらの制御装置35a,35
b,35c,35dとの間で、詳細は後述するが、受信
完了信号26やコントロール信号34の授受や、データ
入出力バス27による送受信データの授受を行う。
【0017】図2に示すようにシリアル伝送装置1,
2,3,4は何れも、受信レシーバ7a,7b,7c、
アクセス禁止・衝突検出回路8a,8b,8c、受信コ
ントローラ9a,9b,9c、バッファ5a,5b、送
信コントローラ13、バスコントローラ6、送信ドライ
バ11及び送信回線切替回路12を有するものである。
2,3,4は何れも、受信レシーバ7a,7b,7c、
アクセス禁止・衝突検出回路8a,8b,8c、受信コ
ントローラ9a,9b,9c、バッファ5a,5b、送
信コントローラ13、バスコントローラ6、送信ドライ
バ11及び送信回線切替回路12を有するものである。
【0018】これらのうち受信レシーバ7a,7b,7
cは、各シリアル回線10a,10b,10cに個々に
接続され、シリアル回線10a,10b,10c上のシ
リアル信号を受信してディジタル信号に変換し、このデ
ィジタル信号に変換した受信データ24a,24b,2
4cを受信コントローラ9a,9b,9c及びアクセス
禁止・衝突検出回路8a,8b,8cへ各々出力する。
cは、各シリアル回線10a,10b,10cに個々に
接続され、シリアル回線10a,10b,10c上のシ
リアル信号を受信してディジタル信号に変換し、このデ
ィジタル信号に変換した受信データ24a,24b,2
4cを受信コントローラ9a,9b,9c及びアクセス
禁止・衝突検出回路8a,8b,8cへ各々出力する。
【0019】アクセス禁止・衝突検出回路8a,8b,
8cは、他のシリアル伝送装置1,2,3又は4がデー
タの送信を開始すると同時にこれらを検知(受信)し
て、アクセス禁止信号22a,22b又は22cを送信
コントローラ13へ出力する。これらのアクセス禁止信
号22a,22b,22cは、図3に示すようにタイマ
(図示せず)によって生成されるが、その出力時間T2
(タイマ設定時間)は送信開始から送信完了までの時間
T1よりも多少長めに設定される。なお、図3に示すよ
うに、本シリアル伝送装置1,2,3,4による通信の
プロトコルは、例えばノード1とノード2との通信を例
にとると、ノード1からノード2へのデータ送信と、
ノード2からノード1へのデータ受信の返事(正常終
了)と、ノード2の受信完了から返信開始までの内部
ハードウェア処理時間とからなり、ロボット等のリア
ルタイム制御向けの最小のプロトコルであり、また送信
するデータは最小のデータ長であって且つ固定長データ
である。
8cは、他のシリアル伝送装置1,2,3又は4がデー
タの送信を開始すると同時にこれらを検知(受信)し
て、アクセス禁止信号22a,22b又は22cを送信
コントローラ13へ出力する。これらのアクセス禁止信
号22a,22b,22cは、図3に示すようにタイマ
(図示せず)によって生成されるが、その出力時間T2
(タイマ設定時間)は送信開始から送信完了までの時間
T1よりも多少長めに設定される。なお、図3に示すよ
うに、本シリアル伝送装置1,2,3,4による通信の
プロトコルは、例えばノード1とノード2との通信を例
にとると、ノード1からノード2へのデータ送信と、
ノード2からノード1へのデータ受信の返事(正常終
了)と、ノード2の受信完了から返信開始までの内部
ハードウェア処理時間とからなり、ロボット等のリア
ルタイム制御向けの最小のプロトコルであり、また送信
するデータは最小のデータ長であって且つ固定長データ
である。
【0020】またアクセス禁止・衝突検出回路8a,8
b,8cは送信時に、送信コントローラ13から送られ
てきた送信シリアルデータ21と、受信レシーバ7a,
7b,7cから送られてきた受信(シリアル)データ2
4a,24b,24cとを比較し、その結果両者が不一
致であれば衝突していると判断して衝突検出信号25
a,25b,25cを送信コントローラ13へ出力す
る。なおアクセス禁止・衝突検出回路8a,8b,8c
には送信コントローラ13から送信シリアルデータ21
の他に送信回線切替信号23も送られ、アクセス禁止・
衝突検出回路8a,8b,8cではこの送信回線切替信
号23によって、送信シリアルデータ21が何れのシリ
アル回線によって送信されているかを判断し、送信して
いないシリアル回線10a,10b又は10cの衝突検
出は実施しないようにしている。例えばシリアル回線1
0aを使用して送信シリアルデータ21を送信している
ときには、アクセス禁止・衝突検出回路8aのみが衝突
検出を行い、他のアクセス禁止・衝突検出回路8b,8
cは衝突検出を行わない。
b,8cは送信時に、送信コントローラ13から送られ
てきた送信シリアルデータ21と、受信レシーバ7a,
7b,7cから送られてきた受信(シリアル)データ2
4a,24b,24cとを比較し、その結果両者が不一
致であれば衝突していると判断して衝突検出信号25
a,25b,25cを送信コントローラ13へ出力す
る。なおアクセス禁止・衝突検出回路8a,8b,8c
には送信コントローラ13から送信シリアルデータ21
の他に送信回線切替信号23も送られ、アクセス禁止・
衝突検出回路8a,8b,8cではこの送信回線切替信
号23によって、送信シリアルデータ21が何れのシリ
アル回線によって送信されているかを判断し、送信して
いないシリアル回線10a,10b又は10cの衝突検
出は実施しないようにしている。例えばシリアル回線1
0aを使用して送信シリアルデータ21を送信している
ときには、アクセス禁止・衝突検出回路8aのみが衝突
検出を行い、他のアクセス禁止・衝突検出回路8b,8
cは衝突検出を行わない。
【0021】詳細を後述するように本シリアル伝送装置
1,2,3,4では空回線をチェックしてデータを送信
することによって衝突を回避することができるものの、
全ったく同時に複数のノードが空回線のチェックを行っ
た場合や、ハードウェア(電子回路)には必ず信号の遅
れが発生することから例えばノード1が空回線と判断し
て送信を開始するまでの僅かな時間にノード2が空回線
のチェックを行って同一の回線を空回線と判断してしま
った場合に、衝突が発生する可能性がある。
1,2,3,4では空回線をチェックしてデータを送信
することによって衝突を回避することができるものの、
全ったく同時に複数のノードが空回線のチェックを行っ
た場合や、ハードウェア(電子回路)には必ず信号の遅
れが発生することから例えばノード1が空回線と判断し
て送信を開始するまでの僅かな時間にノード2が空回線
のチェックを行って同一の回線を空回線と判断してしま
った場合に、衝突が発生する可能性がある。
【0022】受信コントローラ9a,9b,9cは前述
の制御向けプロトコル処理機能及び固定長データ処理機
能を有するものであって、受信レシーバ7a,7b,7
cから受信データ24a,24b,24cを入力する
と、当シリアル伝送装置1,2,3又は4の番号(ノー
ド番号)と、受信データ24a,24b,24c中に含
まれる送信先アドレスとを比較し、両者が一致していれ
ば以後の受信データ24a,24b,24cも取込んで
これをバッファ5bへ保持せしめ、受信が完了したら、
受信完了信号26を制御装置36a,36b,36c又
は36dへ出力して受信が完了したことを知らせる。
の制御向けプロトコル処理機能及び固定長データ処理機
能を有するものであって、受信レシーバ7a,7b,7
cから受信データ24a,24b,24cを入力する
と、当シリアル伝送装置1,2,3又は4の番号(ノー
ド番号)と、受信データ24a,24b,24c中に含
まれる送信先アドレスとを比較し、両者が一致していれ
ば以後の受信データ24a,24b,24cも取込んで
これをバッファ5bへ保持せしめ、受信が完了したら、
受信完了信号26を制御装置36a,36b,36c又
は36dへ出力して受信が完了したことを知らせる。
【0023】バッファ5bに保持された受信データ24
a,24b,24cは、データ入出力バス27を介して
制御装置36a,36b,36c又は36dへ出力され
る。なお受信待ちの時(制御装置36a,36b,36
c又は36dがデータを入力してくれるのを持っている
時)には最新の受信データ24a,24b,24cに更
新(上書き)される。
a,24b,24cは、データ入出力バス27を介して
制御装置36a,36b,36c又は36dへ出力され
る。なお受信待ちの時(制御装置36a,36b,36
c又は36dがデータを入力してくれるのを持っている
時)には最新の受信データ24a,24b,24cに更
新(上書き)される。
【0024】送信コントローラ13は前述の制御向けプ
ロトコル処理機能及び固定長データ処理機能を有するも
のであって、制御装置35a,35b,35c又は35
dからデータ入出力バス27を介して固定長の送信デー
タを入力すると、これを一且内部のバッファ5a(詳細
後述)に保持した後エラーチェックコード等を付加する
と共に、アクセス禁止・衝突検出回路8a,8b,8c
から出力されるアクセス禁止信号22a,22b,22
cに基づいてシリアル回線10a,10b,10cの空
状態(アクセスの可否)をチェックして空回線があれば
この空回線に切替えるための送信回線切替信号23を送
信回線切替回路12及びアクセス禁止・衝突検出回路8
a,8b,8cへ出力し、送信シリアルデータ21を送
信ドライバ11及びアクセス禁止・衝突検出回路8a,
8b,8cへ出力する。
ロトコル処理機能及び固定長データ処理機能を有するも
のであって、制御装置35a,35b,35c又は35
dからデータ入出力バス27を介して固定長の送信デー
タを入力すると、これを一且内部のバッファ5a(詳細
後述)に保持した後エラーチェックコード等を付加する
と共に、アクセス禁止・衝突検出回路8a,8b,8c
から出力されるアクセス禁止信号22a,22b,22
cに基づいてシリアル回線10a,10b,10cの空
状態(アクセスの可否)をチェックして空回線があれば
この空回線に切替えるための送信回線切替信号23を送
信回線切替回路12及びアクセス禁止・衝突検出回路8
a,8b,8cへ出力し、送信シリアルデータ21を送
信ドライバ11及びアクセス禁止・衝突検出回路8a,
8b,8cへ出力する。
【0025】また送信コントローラ13は、送信時に、
アクセス禁止・衝突検出回路8a,8b又は8cから衝
突検出信号25a,25b又は25cを入力すると、再
送時に同一のノード同士が再衝突しないようにするため
に、各ノード1,2,3,4に優先順位がない場合に
は、例えば乱数発生(同一値は非常に出にくい)により
個々のノードに別々(ランダム)な待ち時間を設定し、
この待ち時間経過後に再び空回線の選択をして再送信を
行う。
アクセス禁止・衝突検出回路8a,8b又は8cから衝
突検出信号25a,25b又は25cを入力すると、再
送時に同一のノード同士が再衝突しないようにするため
に、各ノード1,2,3,4に優先順位がない場合に
は、例えば乱数発生(同一値は非常に出にくい)により
個々のノードに別々(ランダム)な待ち時間を設定し、
この待ち時間経過後に再び空回線の選択をして再送信を
行う。
【0026】バッファ5aは、図4に示すように、デー
タバッファ14,15及びバッファコントローラ16を
有している。データ入出力バス27を介して制御装置3
5a,35b,35c又は35dから送られてきた送信
データ28を、CPUライト信号29によりデータバッ
ファ14にラッチする。バッファコントローラ16は、
アクセス禁止信号22a,22b,22cにより送信待
ち状態を判断し、送信待ち状態であれば、読み出し信号
31及びラッチ信号33をタイミング調整用クロック3
0により所定のタイミングで出力し、データバッファ1
4の送信データ28を読み出してデータバッファ15へ
ラッチせしめる。またバッファコントローラ16は、送
信回線切替信号23を入力することによって空回線に切
替ったと判断し、読み出し信号32を出力する。その結
果送信シリアルデータ21が送信ドライバ11へ出力さ
れる。
タバッファ14,15及びバッファコントローラ16を
有している。データ入出力バス27を介して制御装置3
5a,35b,35c又は35dから送られてきた送信
データ28を、CPUライト信号29によりデータバッ
ファ14にラッチする。バッファコントローラ16は、
アクセス禁止信号22a,22b,22cにより送信待
ち状態を判断し、送信待ち状態であれば、読み出し信号
31及びラッチ信号33をタイミング調整用クロック3
0により所定のタイミングで出力し、データバッファ1
4の送信データ28を読み出してデータバッファ15へ
ラッチせしめる。またバッファコントローラ16は、送
信回線切替信号23を入力することによって空回線に切
替ったと判断し、読み出し信号32を出力する。その結
果送信シリアルデータ21が送信ドライバ11へ出力さ
れる。
【0027】送信ドライバ11は,送信シリアルデータ
21を送信回線切替回路12を介して送信する。送信回
線切替回路12は、送信回線切替信号23に基づいて空
状態のシリアル回線10a,10b又は10cに接続を
切替える。バスコントローラ6は、コントロール信号3
4に基づき、データ入出力バス27を介して行う送信デ
ータ28及び受信データ24a〜24cの入出力を制御
する。
21を送信回線切替回路12を介して送信する。送信回
線切替回路12は、送信回線切替信号23に基づいて空
状態のシリアル回線10a,10b又は10cに接続を
切替える。バスコントローラ6は、コントロール信号3
4に基づき、データ入出力バス27を介して行う送信デ
ータ28及び受信データ24a〜24cの入出力を制御
する。
【0028】従って上記構成のシリアル伝送装置1,
2,3,4によれば、送信時には、図5のフローチャー
ト(各処理にはS1〜S17の符号を付した)に示すよ
うに、送信データ28がロードされると(S1)、送信
コントローラ13では、アクセス禁止・衝突検出回路8
a,8b又は8cからアクセス禁止信号22a,22b
又は22cが出力されているか否かをチェックして空回
線をチェックし(S2,S3,S4)、その結果、空回
線があれば、当該空回線10a,10b又は10cに切
替えるための送信回線切替信号23を出力して当該空回
線10a,10b又は10cへの接続切替えを行わせる
(S5,S6,S7)。更に送信コントローラ13は、
送信データ28のロードを禁止し(S8)、アクセス禁
止・衝突検出回路8a,8b又は8c中の衝突検出回路
をイネーブル(衝突検出可能な状態)にして(S9)、
送信シリアルデータ21を出力する(S10)。その結
果この送信シリアルデータ21が空回線10a,10b
又は10cを介して送信される。
2,3,4によれば、送信時には、図5のフローチャー
ト(各処理にはS1〜S17の符号を付した)に示すよ
うに、送信データ28がロードされると(S1)、送信
コントローラ13では、アクセス禁止・衝突検出回路8
a,8b又は8cからアクセス禁止信号22a,22b
又は22cが出力されているか否かをチェックして空回
線をチェックし(S2,S3,S4)、その結果、空回
線があれば、当該空回線10a,10b又は10cに切
替えるための送信回線切替信号23を出力して当該空回
線10a,10b又は10cへの接続切替えを行わせる
(S5,S6,S7)。更に送信コントローラ13は、
送信データ28のロードを禁止し(S8)、アクセス禁
止・衝突検出回路8a,8b又は8c中の衝突検出回路
をイネーブル(衝突検出可能な状態)にして(S9)、
送信シリアルデータ21を出力する(S10)。その結
果この送信シリアルデータ21が空回線10a,10b
又は10cを介して送信される。
【0029】このとき送信シリアルデータ21と、受信
データ24a,24b又は24cとが一致していれば、
即ちアクセス禁止・衝突検出回路8a,8b,8cから
衝突検出信号25a,25b,25cが出力されなけれ
ば、正常であると判断して送信を継続し(S11) ,
送信が完了したら送信データ28のロード禁止を解除し
て送信を終了する(S12,S13,S17)。一方、
アクセス禁止・衝突検出回路8a,8b又は8cから衝
突検出信号25a,25b又は25cが出力されれば、
衝突と判断して送信を停止し(S11,S14)、送信
データ28のロード禁止を解除し(S15)、ランダム
な時間待ち後に(S16)、再び空回線をチェックして
送信を再開する。また、空回線がなければ空回線が得ら
れるまで送信コントローラ13は送信待ちの状態を維持
するが、この送信待ちの間に送信データ28が更新され
た場合は、この更新された最新の送信データ28が送信
シリアルデータ21として送信される。なお受信待ちの
ときには最新の受信データ24a,24b又は24cに
更新される。
データ24a,24b又は24cとが一致していれば、
即ちアクセス禁止・衝突検出回路8a,8b,8cから
衝突検出信号25a,25b,25cが出力されなけれ
ば、正常であると判断して送信を継続し(S11) ,
送信が完了したら送信データ28のロード禁止を解除し
て送信を終了する(S12,S13,S17)。一方、
アクセス禁止・衝突検出回路8a,8b又は8cから衝
突検出信号25a,25b又は25cが出力されれば、
衝突と判断して送信を停止し(S11,S14)、送信
データ28のロード禁止を解除し(S15)、ランダム
な時間待ち後に(S16)、再び空回線をチェックして
送信を再開する。また、空回線がなければ空回線が得ら
れるまで送信コントローラ13は送信待ちの状態を維持
するが、この送信待ちの間に送信データ28が更新され
た場合は、この更新された最新の送信データ28が送信
シリアルデータ21として送信される。なお受信待ちの
ときには最新の受信データ24a,24b又は24cに
更新される。
【0030】このように本実施例に係るシリアル伝送装
置1,2,3,4においては、複数のシリアル回線10
a,10b,10cをアクセスすることが可能であるた
め任意のタイミングで任意の相手(シリアル伝送装置
1,2,3,4)に送信できる。また複数のノード間、
例えば図1中に矢印A,Bで示すようにノード1とノー
ド3及びノード2とノード4の同時通信が可能となって
伝送効率が向上すると共に、1つのシリアル回線が断線
等によって使用不能になっても他のシリアル回線を介し
てデータを送信することができる。
置1,2,3,4においては、複数のシリアル回線10
a,10b,10cをアクセスすることが可能であるた
め任意のタイミングで任意の相手(シリアル伝送装置
1,2,3,4)に送信できる。また複数のノード間、
例えば図1中に矢印A,Bで示すようにノード1とノー
ド3及びノード2とノード4の同時通信が可能となって
伝送効率が向上すると共に、1つのシリアル回線が断線
等によって使用不能になっても他のシリアル回線を介し
てデータを送信することができる。
【0031】更に送信データを固定長データとしたこと
により、一回の送信完了時間が予測可能(一定)となる
ため、アクセス禁止信号22a,22b,22cによ
り、送信が完了するまで、即ち図3中のの空時間の間
もアクセスを禁止することが可能となるため、同空時間
の間に送信中のノード以外の他のノードが送信を開始す
ることによる衝突、送信完了時間の延びが防止できる。
また送信データ長及びプロトコルを図3に示すように最
小としたことにより、アクセス禁止信号22a,22
b,22cによってアクセスが禁止される時間(タイマ
設定時間)を短くすることができるため、待ち時間を短
くすることができる。
により、一回の送信完了時間が予測可能(一定)となる
ため、アクセス禁止信号22a,22b,22cによ
り、送信が完了するまで、即ち図3中のの空時間の間
もアクセスを禁止することが可能となるため、同空時間
の間に送信中のノード以外の他のノードが送信を開始す
ることによる衝突、送信完了時間の延びが防止できる。
また送信データ長及びプロトコルを図3に示すように最
小としたことにより、アクセス禁止信号22a,22
b,22cによってアクセスが禁止される時間(タイマ
設定時間)を短くすることができるため、待ち時間を短
くすることができる。
【0032】またバッファ5a,5bには最新の送受信
データ28,24a,24b,24cが保持されるた
め、必ず最新のデータが送受信される。また衝突が発生
したときには、これを検出してランダムな待ち時間後に
再送信するため再衝突を防止することができる。
データ28,24a,24b,24cが保持されるた
め、必ず最新のデータが送受信される。また衝突が発生
したときには、これを検出してランダムな待ち時間後に
再送信するため再衝突を防止することができる。
【0033】従って、これらのことによりリアルタイム
性、信頼性が大幅に向上する。
性、信頼性が大幅に向上する。
【0034】なお上記実施例ではシリアル回線を3回線
とし、シリアル伝送装置を4台としたが、勿論これに限
定するものではなく、任意にシリアル回線及びシリアル
伝送装置の数を設定することができる。
とし、シリアル伝送装置を4台としたが、勿論これに限
定するものではなく、任意にシリアル回線及びシリアル
伝送装置の数を設定することができる。
【0035】
【発明の効果】以上実施例と共に具体的に説明したよう
に本発明によれば、任意のタイミングでの任意のシリア
ル伝送装置への送信、衝突の回避・縮減、複数のシリア
ル伝送装置間の同時通信、及び1回線が使用不能の場合
の他の回線の使用、が可能であるため、リアルタイム
性、信頼性を大幅に向上させることができる。また送受
信待ち時に最新の送信データに更新可能なバッファを備
えることにより最新データの送受信が可能となり、衝突
検出回路を備えこの衝突検出回路によって衝突を検出し
たときには時間待ち後に再送信して再衝突が回避可能と
なることにより、よりリアルタイム性、信頼性を向上さ
せることができる。
に本発明によれば、任意のタイミングでの任意のシリア
ル伝送装置への送信、衝突の回避・縮減、複数のシリア
ル伝送装置間の同時通信、及び1回線が使用不能の場合
の他の回線の使用、が可能であるため、リアルタイム
性、信頼性を大幅に向上させることができる。また送受
信待ち時に最新の送信データに更新可能なバッファを備
えることにより最新データの送受信が可能となり、衝突
検出回路を備えこの衝突検出回路によって衝突を検出し
たときには時間待ち後に再送信して再衝突が回避可能と
なることにより、よりリアルタイム性、信頼性を向上さ
せることができる。
【図1】本発明の実施例に係るシリアル伝送装置の接続
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図2】図1に示すシリアル伝送装置の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】図1に示すシリアル伝送装置に備えたアクセス
禁止回路から出力されるアクセス禁止信号の概略タイミ
ングを示す説明図である。
禁止回路から出力されるアクセス禁止信号の概略タイミ
ングを示す説明図である。
【図4】図1に示すシリアル伝送装置に備えたバッファ
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図5】図1に示すシリアル伝送装置の送信時の動作を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図6】トークンパッシング方式の説明図である。
【図7】トークンパッシング方式に用いられるシリアル
伝送装置の構成を示すブロック図である。
伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図8】回線使用状況を示す説明図である。
【図9】CSMA/CD方式の送信コントロール例を示
す説明図である。
す説明図である。
1,2,3,4 シリアル伝送装置(ノード) 5a,5b バッファ 6 バスコトローラ 7a,7b,7c 受信レシーバ 8a,8b,8c アクセス禁止・衝突検出回路 9a,9b,9c 受信コントローラ 10 複数シリアル回線 10a,10b,10c シリアル回線 11 送信ドライバ 12 送信回線切替回路 13 送信コントローラ 14,15 データバッファ 16 バッファコントローラ 21 送信シリアルデータ 22a,22b,22c アクセス禁止信号 24a,24b,24c 受信データ 25a,25b,25c 衝突検出信号 26 受信完了信号 27 データ入出力バス 28 送信データ 29 CPUライト信号 30 タイミング調整用クロック 31,32 読み出し信号 33 ラッチ信号 34 コントロール信号 35a,35b,35c,35d 制御装置(マイクロ
コンピュータ) 36a,36b,36c,36d 制御対象
コンピュータ) 36a,36b,36c,36d 制御対象
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−215146(JP,A) 特開 昭60−187156(JP,A) 特開 昭64−12632(JP,A) 特開 平5−56084(JP,A) 特開 平6−188941(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28
Claims (3)
- 【請求項1】 複数のシリアル回線に各々接続し各シリ
アル回線上のシリアル信号を各々受信する受信手段と、 これらの受信手段が他のシリアル伝送装置からの信号を
受信した時には当該信号の送信が完了するまで当該シリ
アル回線へのアクセスを禁止するアクセス禁止信号を出
力するアクセス禁止手段と、 制御向けプロトコル処理機能及び固定長データ処理機能
を有し、前記受信手段の受信信号が当シリアル伝送装置
へ送信された信号であるか否かを判断してこの信号が当
シリアル伝送装置へ送信された信号であるときには引き
続きこの信号を受信せしめる受信制御手段と、 制御向のプロトコル処理機能及び固定長データ処理機能
を有し、前記アクセス禁止信号に基づいて空回線を選択
し当該空回線への切替え信号を出力すると共に送信デー
タを出力する送信制御手段と、 前記切替え信号に基づいて送信回線を前記空回線へ切替
える送信回線切替手段と、 この送信回線切替手段によって切替えられた前記空回線
を介して前記送信データを送信する送信手段とを有する
とともに、 通信プロトコルを、データ送信と、データ受信の返事
と、受信完了から返信開始までの内部ハードウェア処理
時間とからなるリアルタイム制御向けの最小のプリトコ
ルとし、送信データは最小のデータで且つ固定長データ
とすること 特徴とするシリアル伝送装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載するシリアル伝送装置に
おいて、 送信データを保持して送信手段へ出力すると共に受信デ
ータを保持して制御装置へ出力するバッファであって、
送信待ちのときには送信データを最新の送信データに更
新し、受信待ちのときには受信データを最新の受信デー
タに更新するバッファを備えたことを特徴とするシリア
ル伝送装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載するシリアル伝送
装置において、 当シリアル伝送装置の送信中にこのときの送信データと
受信手段によって受信した受信データとを比較して衝突
を検出し衝突検出信号を出力する衝突検出手段を備える
と共に、送信制御手段では前記衝突検出信号を入力した
ときには再衝突を回避すべく時間待ちをした後に再び空
回線を選択して再送信することを特徴とするシリアル伝
送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25498294A JP3154626B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | シリアル伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25498294A JP3154626B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | シリアル伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08125673A JPH08125673A (ja) | 1996-05-17 |
JP3154626B2 true JP3154626B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=17272575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25498294A Expired - Fee Related JP3154626B2 (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | シリアル伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3154626B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104298630B (zh) * | 2013-07-17 | 2017-06-30 | 展讯通信(上海)有限公司 | 基于串行外设接口的通信方法、装置和设备 |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP25498294A patent/JP3154626B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08125673A (ja) | 1996-05-17 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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