JP4941500B2 - ノード装置および車両ネットワークシステム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電子制御装置がネットワークを介してデータ通信可能に接続される車両ネットワークシステムに関する。
従来、複数の電子制御装置(ECU)がネットワークを介してデータ通信可能に接続されるネットワークシステムにおいて、複数のECUのうち主となる1つのマスタECUが、ネットワークシステムの基準となるグローバル時間を示す情報を、ネットワークを介して、マスタECU以外の従となるノードECUに送信し、さらにノードECUが、受信したグローバル時間情報を、ノードECU独自のローカル時間を示す情報に上書きするようにして設定することにより、複数のECU間での同期をとるものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、複数のノードECU間でローカル時間情報を送受信することにより、複数のノードECUのローカル時間からグローバル時間を算出し、複数のECU間での同期をとるものが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2001−251329号公報 米国特許7200766号明細書
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、マスタECUが故障してマスタECUからのグローバル時間の送信が途絶されると、各ノードECUが独自にローカル時間を算出するため、各ノードECUの演算ロジックやクロック周波数により、各ノードECU間でローカル時間が異なってしまい、時間が経過するほど、各ノードECU間でのローカル時間差が大きくなってしまうという問題があった。
また、上記特許文献2に記載の技術では、複数のノードECU間で情報を送受信する必要があるため、ネットワークに負荷が掛かるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、マスタECUからのグローバル時間の送信が途絶しても、精度の良いローカル時間を各ノードECUが独自で取得することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載のノード装置は、車両に搭載されてネットワークを介してデータ通信可能に接続される車両ネットワークシステムを構成する複数の電子制御装置のうち、主となる1つの電子制御装置であるマスタ装置以外の電子制御装置であり、ノード時間生成手段が、当該ノード装置で利用される時間であるノード時間を生成するとともに、基準時間受信手段が、車両ネットワークシステムの基準となる時間であるシステム基準時間をネットワークを介してマスタ装置から受信する。またノード時間変化率算出手段が、ノード時間生成手段により生成されたノード時間の変化に基づいて、ノード時間についての所定時間当たりの変化量であるノード時間変化率を算出するとともに、基準時間変化率算出手段が、基準時間受信手段により受信されたシステム基準時間の変化に基づいて、システム基準時間についての所定時間当たりの変化量である基準時間変化率を算出する。
そしてノード時間制御手段が、ノード時間変化率算出手段により算出されたノード時間変化率と、基準時間変化率算出手段により算出された基準時間変化率との差に基づいて、ノード時間変化率と基準時間変化率との差が小さくなるように、ノード時間生成手段によるノード時間の生成を制御する。
このように構成されたノード装置によれば、ノード時間変化率と基準時間変化率との差が小さくなるように、ノード時間を生成する。すなわちノード装置は、基準時間変化率に一致または近似する時間変化率で、ノード時間を生成する。
このため、マスタ装置でのタスク抜けのために一時的にマスタ装置がシステム基準時間を送信できなかったり、マスタ装置の故障のために継続的にマスタ装置がシステム基準時間を送信できなかったりして、ノード装置が、システム基準時間をノード時間に上書きすることができなかった場合でも、基準時間変化率に一致または近似する時間変化率で、ノード時間を生成するため、システム基準時間とノード時間との差が小さく精度の良いノード時間を、ノード装置が独自で取得することができる。
また請求項1に記載のノード装置では、請求項2に記載のように、ノード時間生成手段が所定カウントアップ時間毎にカウントアップするカウンタの値に基づいて、ノード時間を生成し、ノード装置において、処理負荷算出手段が、当該ノード装置の処理負荷を算出し、カウントアップ制御手段が、処理負荷算出手段により算出される処理負荷の大きさと、所定カウントアップ時間との間で負の相関を有するように、所定カウントアップ時間を設定するようにしてもよい。
このように構成されたノード装置では、ノード装置の処理負荷が高くなるほど早くカウンタがカウントアップする。このため、処理負荷が高い時に、タスク抜けや処理遅延により、カウンタが算出されなかったり、カウントアップのタイミングが遅れたりした場合であっても、このような状況に予め対応して早めにカウンタをカウントアップさせることができる。これにより、処理負荷の変化に対応して精度の良いノード時間を生成することができる。
また、請求項1または請求項2に記載のノード装置では、請求項3に記載のように、ノード時間記憶手段が、ノード時間制御手段がノード時間生成手段にノード時間を生成させる時間間隔を示すノード生成時間間隔情報を、電源によりバックアップされた揮発性の記憶媒体、または電源遮断時にも記憶内容を保持することができる書き込み可能な不揮発性の記憶媒体に記憶するようにしてもよい。
このように構成されたノード装置によれば、車両のIGオンからIGオフまでの1ドライビングサイクルだけでなく、継続してノード生成時間間隔情報を記憶することができる。このため、IGオフした後にIGオンをした場合に、前回IGオフした時点でのノード生成時間間隔情報を用いて、ノード時間を生成することができる。つまり、IGオン毎に改めて、ノード生成時間間隔情報を基準時間変化率に一致させる学習を行う必要がなく、これまでのノード生成時間間隔情報の学習結果を有効に利用することができる。
また、請求項1〜請求項3の何れかに記載のノード装置では、請求項4に記載のように、基準時間記憶手段が、システム基準時間を、電源によりバックアップされた揮発性の記憶媒体、または電源遮断時にも記憶内容を保持することができる書き込み可能な不揮発性の記憶媒体に記憶するようにしてもよい。
このように構成されたノード装置によれば、車両のIGオンからIGオフまでの1ドライビングサイクルだけでなく、継続してシステム基準時間を記憶することができる。このため、車両に発生した異常の発生順序を、1ドライビングサイクルだけでなくさらに長期間にわたって把握することを可能にする。
また、請求項1に記載のノード装置では、非時間情報受信手段が、システム基準時間でないことが識別可能な情報である非時間情報を、ネットワークを介してマスタ装置から受信し、第1補正禁止手段が、非時間情報受信手段が非時間情報を受信すると、ノード時間制御手段の動作を禁止し、ノード時間生成手段が、非時間情報受信手段が非時間情報を受信すると、非時間情報を受信する直前の基準時間変化率に基づいて、ノード時間を生成し、異常時記憶手段が、車両ネットワークシステムが搭載された車両に取り付けられているセンサの異常判定を行い、異常を検出した場合に、ノード時間と、検出した異常の内容を示す異常情報とを記憶する
このように構成されたノード装置によれば、システム基準時間ではない非時間情報を用いて、ノード時間変化率を変化させることがなくなり、ノード時間生成の信頼性を向上させることができる。
また、請求項1〜請求項4の何れかに記載のノード装置では、請求項5に記載のように、第1履歴記憶手段が、非時間情報受信手段が非時間情報を受信すると、その旨を示す履歴を記憶し、第1履歴送信手段が、第1履歴記憶手段に記憶されている履歴を、外部装置へ送信するようにしてもよい。
このように構成されたノード装置によれば、マスタ装置の電源が不安定であったことを示す情報(以下、電源不安定情報ともいう)を送信するように構成されているため、この電源不安定情報を取り出すことができ、車両に搭載された複数の電子制御装置の故障解析に有効に利用することができる。
また、請求項1〜請求項5の何れかに記載のノード装置では、請求項6に記載のように、基準時間異常判断手段が、基準時間受信手段が受信したシステム基準時間が異常な値であるか否かを判断し、第2補正禁止手段が、システム基準時間が異常な値であると基準時間異常判断手段により判断された場合に、ノード時間制御手段の動作を禁止するようにしてもよい。
このように構成されたノード装置では、システム基準時間としては異常な値を用いて、ノード時間変化率を変化させることがなくなり、ノード時間生成の信頼性を向上させることができる。
また、請求項6に記載のノード装置では、請求項7に記載のように、第2履歴記憶手段が、システム基準時間が異常な値であると基準時間異常判断手段により判断された場合に、その旨を記憶し、第2履歴送信手段が、第2履歴記憶手段に記憶されている履歴を、外部装置へ送信するようにしてもよい。
このように構成されたノード装置では、システム基準時間が異常な値であることを示す情報(以下、基準時間異常情報ともいう)を送信するように構成されているため、この基準時間異常情報を取り出すことができ、車両に搭載された複数の電子制御装置の故障解析に有効に利用することができる。
また、請求項1〜請求項7の何れかに記載のノード装置では、請求項8に記載のように、マスタ装置の基準時間送信手段が、予め設定された基準時間送信時間ごとにシステム基準時間を送信し、ノード装置において、基準時間異常判断手段が、基準時間受信手段が受信したシステム基準時間が異常な値であるか否かを判断し、受信間隔判断手段が、基準時間受信手段がシステム基準時間を基準時間送信時間ごとに受信しているか否かを判断し、第3履歴記憶手段が、システム基準時間が異常な値であると基準時間異常判断手段により判断された直後において、システム基準時間を基準時間送信時間ごとに受信していると受信間隔判断手段により判断された場合に、マスタ装置が交換されたと判断し、その旨を示す履歴を記憶し、第3履歴送信手段が、第3履歴記憶手段に記憶されている履歴を、外部装置へ送信するようにしてもよい。
このように構成されたノード装置では、システム基準時間が異常な値になった直後にシステム基準時間を基準時間送信時間ごとに受信して、マスタ装置が交換された場合には、その履歴を記憶するとともに、マスタ装置が交換されたことを示す情報(以下、マスタ交換情報ともいう)を送信するように構成されているため、このマスタ交換情報を取り出すことができ、車両に搭載された複数の電子制御装置の故障解析に有効に利用することができる。
ところで、ノード時間生成手段が、予め設定された所定カウントアップ時間毎にカウントアップするカウンタの値に基づいてノード時間を生成し、ノード時間制御手段が、所定カウントアップ時間を、カウンタがカウントアップ毎に変更する場合には、この所定カウントアップ時間の長さを調整することにより、ノード時間変化率を変化させることができる。しかし、或る時点の所定カウントアップ時間のみを変化させることにより、ノード時間変化率を変化させようとすると、この時点での所定カウントアップ時間が通常より非常に長くなったり短くなったりしてしまう。しかし、このようにしてノード時間変化率を変化させると、この時点でのノード時間の時間変化率が通常と異なり、時間計測のための利用に不都合が生じる。例えば、他のノード装置で発生した異常の発生時刻と、自身のノード装置で発生した異常の発生時刻とを比較したときに、実際には、自身のノード装置で発生した時刻のほうが他のノード装置よりも早かったにもかかわらず、遅かったと判断されてしまうおそれがある。
したがって、請求項1〜請求項8の何れかに記載のノード装置では、請求項9に記載のように、ノード時間生成手段は、予め設定された所定カウントアップ時間毎にカウントアップするカウンタの値に基づいて、ノード時間を生成し、ノード時間制御手段が、所定カウントアップ時間を、カウンタがカウントアップ毎に変更するとともに、所定カウントアップ時間の変化をなまして、ノード時間生成手段によるノード時間の生成を制御するようにするとよい。
このように構成されたノード装置では、カウンタが1回カウントアップするのに要する時間が平滑化される。すなわち、ノード時間の時間変化率を平滑化することができる。このため、上述のような他のノード装置で発生した異常の発生時刻と自身のノード装置で発生した異常の発生時刻との比較で、実際とは異なる判断が下されるおそれを低減し、異なるノード装置間での異常発生順序をより正確に判断することができる。
また、請求項1〜請求項9の何れかに記載のノード装置では、請求項10に記載のように、ノード時間送信手段が、ノード時間制御手段がノード時間生成手段にノード時間を生成させる時間間隔を示すノード生成時間間隔情報を外部装置へ送信し、ノード時間変化率記憶手段が、ノード生成時間間隔情報を外部装置から受信し、この受信した情報を記憶するようにしてもよい。
このように構成されたノード装置によれば、ノード装置を交換する際に、交換する前のノード装置から、最新のノード生成時間間隔情報を送信するように構成されているため、このノード生成時間間隔情報を取り出すことができ、その後、新しいノード装置に交換した後に、交換前のノード装置から取り出したノード生成時間間隔情報を、新しいノード装置に記憶させることができる。これにより、交換後の新しいノード装置は、交換前のノード装置によるノード生成時間間隔情報の学習結果を引き継いで利用することができる。
また、請求項1〜請求項10の何れかに記載のノード装置では、請求項11に記載のように、異常検出手段が、ノード装置の異常を検出するとともに、異常記憶手段が、異常検出手段がノード装置の異常を検出すると、異常検出手段が検出した異常の内容と、異常検出手段が異常を検出したときのノード時間とを記憶するようにしてもよい。
このように構成されたノード装置では、ノード装置に異常が発生すると、異常の内容と、異常検出手段が異常を検出したときのノード時間が記憶される。そして、ノード装置が生成するノード時間は、システム基準時間とノード時間との差が小さく精度の良いものである。したがって、或る一つのノード装置で発生した異常の発生時間と、他の一つのノード装置で発生した異常の発生時間を、それぞれのノード装置に記憶されたノード時間に基づいて、何れが早く発生したかの判断を行う場合に、その信頼性が向上する。このため例えば、アフターサービスにおいて、複数のノード装置で異常があった場合に、複数のノード装置について時系列で事象を把握することができるため、故障解析に有効である。
また、請求項1〜請求項11の何れかに記載のノード装置では、請求項12に記載のように、基準時間受信異常検出手段が、システム基準時間の受信に関する異常を検出し、時間置換手段が、基準時間受信異常検出手段により異常が検出されていない場合に、ノード時間を、基準時間受信手段が受信したシステム基準時間に置き換えるとともに、ノード時間制御禁止手段が、基準時間受信異常検出手段により異常が検出されていない場合に、ノード時間制御手段の動作を禁止するようにしてもよい。
このように構成されたノード装置では、システム基準時間の受信が正常である場合には、システム基準時間に基づいたノード時間を取得し、システム基準時間の受信が異常であるときに、システム基準時間とノード時間との差が小さく精度の良いノード時間を、ノード装置が独自で取得することができる。
また、請求項13に記載の車両ネットワークシステムでは、車両に搭載された複数の電子制御装置がネットワークを介してデータ通信可能に接続されており、複数の電子制御装置のうち主となる1つの電子制御装置であるマスタ装置において、基準時間生成手段が、当該車両ネットワークシステムの基準となる時間であるシステム基準時間を生成し、基準時間送信手段が、基準時間生成手段により生成されたシステム基準時間を、ネットワークを介して、複数の電子制御装置のうちマスタ装置以外の電子制御装置であるノード装置へ送信する。
またノード装置において、ノード時間生成手段が、当該ノード装置で利用される時間であるノード時間を生成するとともに、基準時間受信手段が、マスタ装置から送信されたシステム基準時間をネットワークを介して受信する。またノード時間変化率算出手段が、ノード時間生成手段により生成されたノード時間の変化に基づいて、ノード時間についての所定時間当たりの変化量であるノード時間変化率を算出するとともに、基準時間変化率算出手段が、基準時間受信手段により受信されたシステム基準時間の変化に基づいて、システム基準時間についての所定時間当たりの変化量である基準時間変化率を算出する。
そしてノード時間制御手段が、ノード時間変化率算出手段により算出されたノード時間変化率と、基準時間変化率算出手段により算出された基準時間変化率との差に基づいて、ノード時間変化率と基準時間変化率との差が小さくなるように、ノード時間生成手段によるノード時間の生成を制御する。
このように構成された車両ネットワークシステムによれば、ノード装置は、ノード時間変化率と基準時間変化率との差が小さくなるように、ノード時間を生成する。すなわちノード装置は、基準時間変化率に一致または近似する時間変化率で、ノード時間を生成する。
このため、マスタ装置でのタスク抜けのために一時的にマスタ装置がシステム基準時間を送信できなかったり、マスタ装置の故障のために継続的にマスタ装置がシステム基準時間を送信できなかったりして、ノード装置が、システム基準時間をノード時間に上書きすることができなかった場合でも、基準時間変化率に一致または近似する時間変化率で、ノード時間を生成するため、システム基準時間とノード時間との差が小さく精度の良いノード時間を、ノード装置が独自で取得することができる。
また請求項13に記載の車両ネットワークシステムでは、ノード時間変化率と基準時間変化率の算出に用いる上記所定時間が、算出される毎に変わるようにしてもよいが、請求項14に記載のように、所定時間が、予め設定された値であるようにしてもよい。これにより、所定時間を固定値としてノード時間変化率と基準時間変化率の算出することができるため、ノード時間変化率と基準時間変化率の算出の処理負荷を低減することができる。
また請求項13または請求項14に記載の車両ネットワークシステムでは、請求項15に記載のように、ノード時間生成手段が所定カウントアップ時間毎にカウントアップするカウンタの値に基づいて、ノード時間を生成し、ノード装置において、処理負荷算出手段が、当該ノード装置の処理負荷を算出し、カウントアップ制御手段が、処理負荷算出手段により算出される処理負荷の大きさと、所定カウントアップ時間との間で負の相関を有するように、所定カウントアップ時間を設定するようにしてもよい。
このように構成された車両ネットワークシステムでは、ノード装置の処理負荷が高くなるほど早くカウンタがカウントアップする。このため、処理負荷が高い時に、タスク抜けや処理遅延により、カウンタが算出されなかったり、カウントアップのタイミングが遅れたりした場合であっても、このような状況に予め対応して早めにカウンタをカウントアップさせることができる。これにより、処理負荷の変化に対応して精度の良いノード時間を生成することができる。
また請求項15に記載の車両ネットワークシステムでは、請求項16に記載のように、所定カウントアップ時間が、予め設定された値であるようにしてもよい。これにより、所定カウントアップ時間を固定値としてノード時間を生成することができるため、ノード時間生成の処理負荷を低減することができる。
また、請求項13請求項16の何れかに記載の車両ネットワークシステムでは、請求項17に記載のように、ノード装置において、ノード時間記憶手段が、ノード時間制御手段がノード時間生成手段にノード時間を生成させる時間間隔を示すノード生成時間間隔情報を、電源によりバックアップされた揮発性の記憶媒体、または電源遮断時にも記憶内容を保持することができる書き込み可能な不揮発性の記憶媒体に記憶するようにしてもよい。
このように構成された車両ネットワークシステムによれば、車両のIGオンからIGオフまでの1ドライビングサイクルだけでなく、継続してノード生成時間間隔情報を記憶することができる。このため、IGオフした後にIGオンをした場合に、前回IGオフした時点でのノード生成時間間隔情報を用いて、ノード時間を生成することができる。つまり、IGオン毎に改めて、ノード生成時間間隔情報を基準時間変化率に一致させる学習を行う必要がなく、これまでのノード生成時間間隔情報の学習結果を有効に利用することができる。
また、請求項13請求項17の何れかに記載の車両ネットワークシステムでは、請求項18に記載のように、ノード装置において、基準時間記憶手段が、システム基準時間を、電源によりバックアップされた揮発性の記憶媒体、または電源遮断時にも記憶内容を保持することができる書き込み可能な不揮発性の記憶媒体に記憶するようにしてもよい。
このように構成された車両ネットワークシステムによれば、車両のIGオンからIGオフまでの1ドライビングサイクルだけでなく、継続してシステム基準時間を記憶することができる。このため、車両に発生した異常の発生順序を、1ドライビングサイクルだけでなくさらに長期間にわたって把握することを可能にする。
また、請求項13請求項18の何れかに記載の車両ネットワークシステムでは、請求項19に記載のように、マスタ装置において、電源状態検出手段が、当該マスタ装置の電源の状態を検出し、第1基準時間送信禁止手段が、電源状態検出手段の検出結果に基づいて、当該マスタ装置の電源が不安定であるときに、基準時間送信手段の動作を禁止するようにしてもよい。
このように構成された車両ネットワークシステムでは、マスタ装置の電源が不安定なときにノード装置にシステム基準時間が送信されない。このためノード装置は、マスタ装置の電源が不安定であるときの信頼性が低いシステム基準時間に基づいて、ノード時間変化率を変化させることがなくなり、ノード時間生成の信頼性を向上させることができる。
また、請求項13に記載の車両ネットワークシステムでは、非時間情報受信手段が、システム基準時間でないことが識別可能な情報である非時間情報を、ネットワークを介してマスタ装置から受信し、第1補正禁止手段が、非時間情報受信手段が非時間情報を受信すると、ノード時間制御手段の動作を禁止し、ノード時間生成手段が、非時間情報受信手段が非時間情報を受信すると、非時間情報を受信する直前の基準時間変化率に基づいて、ノード時間を生成し、異常時記憶手段が、車両ネットワークシステムが搭載された車両に取り付けられているセンサの異常判定を行い、異常を検出した場合に、ノード時間と、検出した異常の内容を示す異常情報とを記憶する
このように構成された車両ネットワークシステムによれば、システム基準時間ではない非時間情報を用いて、ノード時間変化率を変化させることがなくなり、ノード時間生成の信頼性を向上させることができる。
また、請求項13〜請求項19の何れかに記載の車両ネットワークシステムでは、請求項20に記載のように、ノード装置において、第1履歴記憶手段が、非時間情報受信手段が非時間情報を受信すると、その旨を示す履歴を記憶し、第1履歴送信手段が、第1履歴記憶手段に記憶されている履歴を、外部装置へ送信するようにしてもよい。
このように構成された車両ネットワークシステムによれば、マスタ装置の電源が不安定であったことを示す情報(以下、電源不安定情報ともいう)を、外部装置を介して車両ネットワークシステムから取り出すことができるので、この電源不安定情報を、車両に搭載された複数の電子制御装置の故障解析に有効に利用することができる。
また、請求項13請求項20の何れかに記載の車両ネットワークシステムでは、請求項21に記載のように、マスタ装置において、初期化判断手段が、当該マスタ装置が初期化中であるか否かを判断し、第2基準時間送信禁止手段が、マスタ装置が初期化中であると初期化判断手段により判断された場合に、基準時間送信手段の動作を禁止するようにしてもよい。
このように構成された車両ネットワークシステムでは、マスタ装置が初期化中であるときにノード装置にシステム基準時間が送信されない。このためノード装置は、マスタ装置が初期化中であるときの信頼性が低いシステム基準時間に基づいて、ノード時間変化率を変化させることがなくなり、ノード時間生成の信頼性を向上させることができる。
また、請求項13請求項21の何れかに記載の車両ネットワークシステムでは、請求項22に記載のように、ノード装置において、基準時間異常判断手段が、基準時間受信手段が受信したシステム基準時間が異常な値であるか否かを判断し、第2補正禁止手段が、システム基準時間が異常な値であると基準時間異常判断手段により判断された場合に、ノード時間制御手段の動作を禁止するようにしてもよい。
このように構成された車両ネットワークシステムでは、システム基準時間としては異常な値を用いて、ノード時間変化率を変化させることがなくなり、ノード時間生成の信頼性を向上させることができる。
また、請求項22に記載の車両ネットワークシステムでは、請求項23に記載のように、ノード装置において、第2履歴記憶手段が、システム基準時間が異常な値であると基準時間異常判断手段により判断された場合に、その旨を記憶し、第2履歴送信手段が、第2履歴記憶手段に記憶されている履歴を、外部装置へ送信するようにしてもよい。
このように構成された車両ネットワークシステムでは、システム基準時間が異常な値であることを示す情報(以下、基準時間異常情報ともいう)を、外部装置を介して車両ネットワークシステムから取り出すことができるので、この基準時間異常情報を、車両に搭載された複数の電子制御装置の故障解析に有効に利用することができる。
また、請求項13請求項23の何れかに記載の車両ネットワークシステムでは、請求項24に記載のように、マスタ装置の基準時間送信手段が、予め設定された基準時間送信時間ごとにシステム基準時間を送信し、ノード装置において、基準時間異常判断手段が、基準時間受信手段が受信したシステム基準時間が異常な値であるか否かを判断し、受信間隔判断手段が、基準時間受信手段がシステム基準時間を基準時間送信時間ごとに受信しているか否かを判断し、第3履歴記憶手段が、システム基準時間が異常な値であると基準時間異常判断手段により判断された直後において、システム基準時間を基準時間送信時間ごとに受信していると受信間隔判断手段により判断された場合に、マスタ装置が交換されたと判断し、その旨を示す履歴を記憶し、第3履歴送信手段が、第3履歴記憶手段に記憶されている履歴を、外部装置へ送信するようにしてもよい。
このように構成された車両ネットワークシステムでは、システム基準時間が異常な値になった直後にシステム基準時間を基準時間送信時間ごとに受信して、マスタ装置が交換された場合には、その履歴を記憶するとともに、マスタ装置が交換されたことを示す情報(以下、マスタ交換情報ともいう)を、外部装置を介して車両ネットワークシステムから取り出すことができるので、このマスタ交換情報を、車両に搭載された複数の電子制御装置の故障解析に有効に利用することができる。
また、請求項13請求項24の何れかに記載の車両ネットワークシステムでは、請求項25に記載のように、ノード時間生成手段は、予め設定された所定カウントアップ時間毎にカウントアップするカウンタの値に基づいて、ノード時間を生成し、ノード時間制御手段が、所定カウントアップ時間を、カウンタがカウントアップ毎に変更するとともに、所定カウントアップ時間の変化をなまして、ノード時間生成手段によるノード時間の生成を制御するようにするとよい。
このように構成された車両ネットワークシステムでは、カウンタが1回カウントアップするのに要する時間が平滑化される。すなわち、ノード時間の時間変化率を平滑化することができる。このため、上述のような他のノード装置で発生した異常の発生時刻と自身のノード装置で発生した異常の発生時刻との比較で、実際とは異なる判断が下されるおそれを低減し、異なるノード装置間での異常発生順序をより正確に判断することができる。
また、請求項13請求項25の何れかに記載の車両ネットワークシステムでは、請求項26に記載のように、マスタ装置において、マスタ時間リセット手段が、外部装置からリセット指令を受信すると、基準時間生成手段が生成するシステム基準時間をリセットし、ノード装置において、ノード時間リセット手段が、ネットワークを介して外部装置からリセット指令を受信すると、ノード時間生成手段が生成するノード時間をリセットし、ノード時間制御手段が、ネットワークを介して外部装置からリセット指令を受信すると、ノード時間変化率が予め設定された初期値になるように、ノード時間生成手段によるノード時間の生成を制御するようにしてもよい。
このように構成された車両ネットワークシステムによれば、1回のリセット指令によって、マスタ装置のシステム基準時間と、ノード装置のノード時間とノード時間変化率を同時に初期化することができ、車両ネットワークシステムを構成する複数の電子制御装置間で、情報の不整合を無くすことができる。
また、請求項13請求項26の何れかに記載の車両ネットワークシステムでは、請求項27に記載のように、ノード装置において、ノード時間送信手段が、ノード時間制御手段がノード時間生成手段にノード時間を生成させる時間間隔を示すノード生成時間間隔情報を外部装置へ送信し、ノード時間変化率記憶手段が、ノード生成時間間隔情報を外部装置から受信し、この受信した情報を記憶するようにしてもよい。
このように構成された車両ネットワークシステムによれば、ノード装置を交換する際に、交換する前のノード装置から、最新のノード生成時間間隔情報を、外部装置を介して車両ネットワークシステムから取り出し、その後、新しいノード装置に交換した後に、交換前のノード装置から取り出したノード生成時間間隔情報を、新しいノード装置に記憶させることができる。これにより、交換後の新しいノード装置は、交換前のノード装置によるノード生成時間間隔情報の学習結果を引き継いで利用することができる。
また、請求項13請求項27の何れかに記載の車両ネットワークシステムでは、請求項28に記載のように、ノード装置において、異常検出手段が、ノード装置の異常を検出するとともに、異常記憶手段が、異常検出手段がノード装置の異常を検出すると、異常検出手段が検出した異常の内容と、異常検出手段が異常を検出したときのノード時間とを記憶するようにしてもよい。
このように構成された車両ネットワークシステムでは、ノード装置に異常が発生すると、異常の内容と、異常検出手段が異常を検出したときのノード時間が記憶される。そして、ノード装置が生成するノード時間は、システム基準時間とノード時間との差が小さく精度の良いものである。したがって、或る一つのノード装置で発生した異常の発生時間と、他の一つのノード装置で発生した異常の発生時間を、それぞれのノード装置に記憶されたノード時間に基づいて、何れが早く発生したかの判断を行う場合に、その信頼性が向上する。このため例えば、アフターサービスにおいて、複数のノード装置で異常があった場合に、複数のノード装置について時系列で事象を把握することができるため、故障解析に有効である。
また、請求項13請求項28の何れかに記載の車両ネットワークシステムでは、請求項29に記載のように、ノード装置において、基準時間受信異常検出手段が、システム基準時間の受信に関する異常を検出し、時間置換手段が、基準時間受信異常検出手段により異常が検出されていない場合に、ノード時間を、基準時間受信手段が受信したシステム基準時間に置き換えるとともに、ノード時間制御禁止手段が、基準時間受信異常検出手段により異常が検出されていない場合に、ノード時間制御手段の動作を禁止するようにしてもよい。
このように構成された車両ネットワークシステムでは、システム基準時間の受信が正常である場合には、システム基準時間に基づいたノード時間を取得し、システム基準時間の受信が異常であるときに、システム基準時間とノード時間との差が小さく精度の良いノード時間を、ノード装置が独自で取得することができる。
ネットワークシステム1の構成を示すブロック図である。 グローバル時間格納処理を示すフローチャートである。 グローバル時間ブロードキャスト処理を示すフローチャートである。 グローバル時間受信処理を示すフローチャートである。 ローカルカウンタ演算処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の時間補正処理を示すフローチャートである。 異常時記憶処理を示すフローチャートである。 ノード側外部指示処理を示すフローチャートである。 マスタ側外部指示処理を示すフローチャートである。 設定LSB値としてA4を用いたときのカウントアップを示す図である。 ローカルカウンタLSBの補正の具体例を示す図である。 図11のブロックBK1〜3について、ローカルカウンタ値の変化を示すグラフである。 グローバル時間の送信が途絶した後のローカルカウンタ値の変化を示すグラフである。 第2実施形態の時間補正処理を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態を図面とともに説明する。
図1は、本実施形態のネットワークシステム1の構成を示すブロック図である。
ネットワークシステム1は、車両に搭載されており、図1に示すように、マスタ電子制御装置(以下、マスタECUという)2と、ノード電子制御装置(以下、ノードECUという)3,4と、外部接続装置5と、車内LAN6とから構成される。
まずマスタECU2は、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU21と、種々の処理プログラムが格納されたROM22と、種々のデータを格納するRAM23と、CPU21を車内LAN6と接続する通信インターフェース(以下、通信I/Fという)24と、ネットワークシステム1の基準となるグローバル時間を生成するグローバルタイマ25とから構成される。
またノードECU3は、所定の処理プログラムに基づいて処理を実行するCPU31と、種々の処理プログラムが格納されたROM32と、種々のデータを格納するRAM33と、CPU31を車内LAN6と接続する通信I/F34と、電力が供給されない状態でも記憶されたデータを保持可能なEEPROM35とから構成される。
またノードECU4は、ノードECU3と同様に、CPU41とROM42とRAM43と通信I/F44とEEPROM45とから構成される。
また外部接続装置5は、車内LAN6に接続され、車両用の故障診断装置(いわゆるダイアグテスタ)11を、車内LAN6を介してECU2〜4とデータ通信可能に接続する。
このように構成されたネットワークシステム1において、マスタECU2は、グローバル時間を格納するグローバル時間格納処理と、グローバル時間をブロードキャストするグローバル時間ブロードキャスト処理と、故障診断装置11からの指令に応じた処理を行うマスタ側外部指示処理とをそれぞれ独立に実行する。
またノードECU3,4は、グローバル時間を受信して格納するグローバル時間受信処理と、ノードECU3,4独自の時間(以下、ローカル時間という)を補正する時間補正処理と、ローカル時間を算出するためのローカルカウンタ演算処理と、異常情報を記憶するための異常時記憶処理と、故障診断装置11からの指令に応じた処理を行うノード側外部指示処理とをそれぞれ独立に実行する。
まず、マスタECU2のCPU21が実行するグローバル時間格納処理の手順を、図2を用いて説明する。図2はグローバル時間格納処理を示すフローチャートである。このグローバル時間格納処理は、CPU21が起動している間に、所定時間毎(本実施形態では例えば1000ms毎)に繰り返し実行される処理である。
このグローバル時間格納処理が実行されると、CPU21は、まずS10にて、グローバルタイマ25からグローバル時間を取得し、S20にて、取得したグローバル時間をRAM23に格納して、グローバル時間格納処理を一旦終了する。
次に、マスタECU2のCPU21が実行するグローバル時間ブロードキャスト処理の手順を、図3を用いて説明する。図3はグローバル時間ブロードキャスト処理を示すフローチャートである。このグローバル時間ブロードキャスト処理は、CPU21が起動している間に、所定時間毎(本実施形態では例えば1000ms毎)に繰り返し実行される処理である。
このグローバル時間ブロードキャスト処理が実行されると、CPU21は、まずS110にて、マスタECU2が初期化中であるか否かを判断する。ここで、マスタECU2が初期化中である場合には(S110:YES)、グローバル時間ブロードキャスト処理を一旦終了する。一方、マスタECU2が初期化中でない場合には(S110:NO)、S120にて、マスタECU2の電源状態を検出する。その後S130にて、マスタECU2の電源状態に問題があるか否かを判断する。詳細には、マスタECU2に供給されている電源電圧が低かった場合または不安定である場合に、電源状態に問題があると判断する。
ここで、マスタECU2の電源状態に問題がない場合には(S130:NO)、S140にて、グローバル時間をRAM23から取得して、S150にて、取得したグローバル時間を、車内LAN6を介して、ブロードキャストで送信し、グローバル時間ブロードキャスト処理を一旦終了する。一方、マスタECU2の電源状態に問題がある場合には(S130:YES)、S160にて、フェイル値を、車内LAN6を介して、ブロードキャストで送信し、グローバル時間ブロードキャスト処理を一旦終了する。
次に、ノードECU3,4のCPU31,41が実行するグローバル時間受信処理の手順を、図4を用いて説明する。図4はグローバル時間受信処理を示すフローチャートである。このグローバル時間受信処理は、CPU31,41が起動している間に繰り返し実行される処理である。
このグローバル時間受信処理が実行されると、CPU31,41は、S210にて、マスタECU2からグローバル時間が送信されてきたか否かを判断する。ここで、グローバル時間が送信されてきていない場合には(S210:NO)、グローバル時間受信処理を一旦終了する。
一方、グローバル時間が送信されてきた場合には(S210:YES)、S220にて、送信されてきたグローバル時間を受信し、S230にて、受信したグローバル時間をRAM33,43に格納し、グローバル時間受信処理を一旦終了する。
次に、ノードECU3,4のCPU31,41が実行するローカルカウンタ演算処理の手順を、図5を用いて説明する。図5はローカルカウンタ演算処理を示すフローチャートである。このローカルカウンタ演算処理は、CPU31,41が起動している間に、所定時間毎(本実施形態では例えば16ms毎)に繰り返し実行される処理である。
このローカルカウンタ演算処理が実行されると、CPU31(CPU41)は、S310にて、CPU31(CPU41)の処理負荷を算出し、S320にて、S310で算出した処理負荷に応じて、ローカルカウンタLSBを選択する。
ローカルカウンタLSBは、ノードECU3(ノードECU4)のローカル時間を示すローカルカウンタが1回カウントアップするのに必要な時間を規定する情報である。具体的には、ローカルカウンタLSBは、複数個(本実施形態では10個)の正整数A1,A2,・・・・・,An(nは正整数の数。本実施形態ではn=10)で構成された数字列であり、[A1,A2,・・・・・,An]で表す。なお以下、A1,A2,・・・・・,AnをそれぞれLSB値ともいう。
そして、予め設定された定周期カウントアップ時間(本実施形態では16ms)毎にカウントアップする定周期カウンタの値が、A1,A2,・・・・・,An以上になる毎にローカルカウンタがカウントアップする。
なお、本実施形態では、ローカルカウンタLSBとして、[7,7,7,6,6,6,6,6,6,6](以下、第1ローカルカウンタLSBという)、[7,7,7,7,6,6,6,6,6,6](以下、第2ローカルカウンタLSBという)、および[7,7,7,7,7,6,6,6,6,6](以下、第3ローカルカウンタLSBという)が用意されている。そして、S310で算出した処理負荷に応じて、処理負荷を大きい順に第1レベルLV1、第2レベルLV2、第3レベルLV3に分類する。そして、第1レベルLV1、第2レベルLV2、第3レベルLV3である場合にそれぞれ、第1ローカルカウンタLSB、第2ローカルカウンタLSB、第3ローカルカウンタLSBを選択する。
そしてS320の処理が終了すると、S330にて、定周期カウンタの値(以下、定周期カウンタ値ともいう)が、S320で選択されたローカルカウンタLSBにおいて予め設定された設定LSB値(すなわち、A1,A2,・・・・・,Anのうちの1つ)以上であるか否かを判断する。
ここで、定周期カウンタ値が設定LSB値未満である場合には(S330:NO)、S340にて、定周期カウンタをインクリメントし、ローカルカウンタ演算処理を一旦終了する。一方、定周期カウンタ値が設定LSB値以上である場合には(S330:YES)、S350にて、ローカルカウンタインクリメントする。そしてS360にて、定周期カウンタをリセットする。これにより、定周期カウンタの値が0になる。
またS370にて、設定LSB値を変更する。具体的には、現在設定されている設定LSB値がAm(mは正整数)である場合には、「m」を「m+1」に変更する。例えば、現在設定されている設定LSB値がA5である場合には、設定LSB値をA6に変更する。
但し、現在設定されている設定LSB値がAnである場合には、A1に変更する。また、CPU31(CPU41)が起動した直後における設定LSB値の初期値はA1である。
そしてS370の処理が終了すると、ローカルカウンタ演算処理を一旦終了する。
ここで、ローカルカウンタの動作を説明する。ローカルカウンタ演算処理が例えば16ms毎に処理を実行し、ローカルカウンタLSBが例えば、[A1,A2,・・・・・,A10]=[7,7,7,7,6,6,6,6,6,6]である場合では、まず、設定LSB値がA1=7であるので、定周期カウンタが16ms毎にインクリメントされ、定周期カウンタ値がA1になった時点、すなわち、(16×7)=112msが経過した時点で、ローカルカウンタがインクリメントされる。その後、設定LSB値がA2=7となるので、112ms経過するとローカルカウンタがインクリメントする。同様に、設定LSB値がA3,A4のときには、A3,A4=7であるので、(16×7)=112msが経過した時点で、ローカルカウンタがインクリメントされる。その後、設定LSB値がA5になると、A5=6であるので、(16×6)=96msが経過した時点で、ローカルカウンタがインクリメントされる。同様に、設定LSB値がA6〜A10のときには、A6〜A10=6であるので、(16×6)=96msが経過した時点で、ローカルカウンタがインクリメントされる。
したがって、ローカルカウンタLSBの全てのLSB値A1〜A10を用いてローカルカウンタをインクリメントさせるのに要する時間(以下、ローカルカウンタ周期ともいう)は、{(4×112)+(6×96)}=1024msである。
次に、ノードECU3,4のCPU31,41が実行する時間補正処理の手順を、図6を用いて説明する。図6は時間補正処理を示すフローチャートである。この時間補正処理は、CPU31,41が起動している間に、所定時間毎(本実施形態では例えば1000ms毎)に繰り返し実行される処理である。
この時間補正処理が実行されると、CPU31(CPU41)は、S410にて、RAM33(RAM43)に格納されたグローバル時間の中から最新のグローバル時間を取得し、S420にて、S410で取得したグローバル時間が異常であるか否かを判定する。詳細には、S410で取得したグローバル時間を今回グローバル時間とし、今回グローバル時間より1個前にRAM33(RAM43)に格納されたグローバル時間を前回グローバル時間として、前回グローバル時間をRAM33(RAM43)から取得して、今回グローバル時間と前回グローバル時間とが等しい場合または大幅に異なる場合に、S410で取得したグローバル時間が異常であると判定する。
またS420では、S410で取得したグローバル時間がフェイル値である場合に、S410で取得したグローバル時間が異常であると判定する。またS420では、今回グローバル時間と前回グローバル時間とが大幅に異なる場合に、その後に取得されたグローバル時間が、所定時間間隔で(本実施形態では1000ms毎)大きくなっているか否かを判断する。そして、所定時間間隔で大きくなっていると判断した場合には、マスタECU2が交換されたと判定する。
そしてS430にて、S420での判定結果に基づいて、S410で取得したグローバル時間が正常であるか否かを判断する。ここで、グローバル時間が正常である場合には(S430:YES)、S440にて、今回グローバル時間と前回グローバル時間との差(以下、グローバル時間差分ともいう)を算出する。
そして450にて、ローカルカウンタの現在の値(以下、今回ローカルカウンタ値ともいう)を取得する。さらにS460にて、RAM33(RAM43)に格納されたローカルカウンタ値の中から最新のローカルカウンタ値(以下、前回ローカルカウンタ値ともいう)を取得し、今回ローカルカウンタ値と前回ローカルカウンタ値との差(以下、ローカルカウンタ値差分ともいう)を算出する。
そしてS470にて、S440で算出されたグローバル時間差分とS460で算出されたローカルカウンタ値差分との差からローカルカウンタLSBを補正する。具体的には、{(ローカルカウンタ値差分)/(グローバル時間差分)}(すなわち、ローカルカウンタ値差分を分母とし、ローカルカウンタ値差分を分子とした比率)が1より大きい場合には、グローバル時間差分に対してローカルカウンタ値差分が長いため、ローカルカウンタ周期が短くなるように、ローカルカウンタLSBを補正する。例えば、ローカルカウンタLSBが[7,7,7,7,6,6,6,6,6,6]である場合には、A4を7から6に変更して、[7,7,7,6,6,6,6,6,6,6]とする。これにより、図10に示すように、ローカルカウンタがカウントアップする時間が短くなり(矢印Y1を参照)、ローカルカウンタの傾きを大きくすることができる(矢印Y2を参照)。なお図10は、設定LSB値としてA4を用いたときのカウントアップを示す図である。ここで、図10におけるローカルカウンタLC1はローカルカウンタLSBとして[7,7,7,7,6,6,6,6,6,6]を利用し、ローカルカウンタLC2は[7,7,7,6,6,6,6,6,6,6]を利用したものである。
一方、{(ローカルカウンタ値差分)/(グローバル時間差分)}が1より小さい場合には、グローバル時間差分に対してローカルカウンタ値差分が短いため、ローカルカウンタ周期が長くなるように、ローカルカウンタLSBを補正する。例えば、ローカルカウンタLSBが[7,7,7,7,6,6,6,6,6,6]である場合には、A5を6から7に変更して、[7,7,7,7,7,6,6,6,6,6]とする。
ここで、ローカルカウンタLSBの補正の具体例を図11に示す。図11において、第1ブロックBK1、第2ブロックBK2、第3ブロックBK3、第4ブロックBK4、および第5ブロックBK5はそれぞれ、ローカルカウンタ値が10,20,30,40,50になるまでの、設定LSB値A1〜A10と、ローカルカウンタのインクリメント時の絶対時間(以下、インク絶対時間という)と、ローカルカウンタ値との対応関係を示す。
また図12は、第1ブロックBK1、第2ブロックBK2、および第3ブロックBK3について、時間経過によるローカルカウンタ値LC11の変化を示すグラフである。
まず、図11の第1ブロックBK1に示すように、ローカルカウンタLSBの初期値は[7,7,7,7,6,6,6,6,6,6]である。このため、ローカルカウンタ値が10になったときのインク絶対時間は1024msである。すなわち、インク絶対時間が1000msであるときのローカルカウンタ値は9である(図12の指示n1における、ローカルカウンタ値LC11と、100ms毎にインクリメントする基準値ST1を参照)。したがって、ローカルカウンタLSBについて、A4を7から6に変更して、[7,7,7,6,6,6,6,6,6,6]に補正する。
その後、第2ブロックBK2に示すように、ローカルカウンタLSBが[7,7,7,6,6,6,6,6,6,6]であるため、ローカルカウンタ値が20になったときのインク絶対時間は2032msである。すなわち、インク絶対時間が2000msであるときのローカルカウンタ値は19である(図12の指示n2における、ローカルカウンタ値LC11と基準値ST1を参照)。したがって、ローカルカウンタLSBについて、A3を7から6に変更して、[7,7,6,6,6,6,6,6,6,6]に補正する。
さらに、第3ブロックBK3に示すように、ローカルカウンタLSBが[7,7,6,6,6,6,6,6,6,6]であるため、ローカルカウンタ値が30になったときのインク絶対時間は3024msである。すなわち、インク絶対時間が3000msであるときのローカルカウンタ値は29である。したがって、ローカルカウンタLSBについて、A2を7から6に変更して、[7,6,6,6,6,6,6,6,6,6]に補正する。
さらに、第4ブロックBK4に示すように、ローカルカウンタLSBが[7,6,6,6,6,6,6,6,6,6]であるため、ローカルカウンタ値が40になったときのインク絶対時間は4000msである。すなわち、インク絶対時間が4000msであるときのローカルカウンタ値は40である。したがって、ローカルカウンタLSBを補正することなく、[7,6,6,6,6,6,6,6,6,6]のままとなる。
また、第5ブロックBK5に示すように、ローカルカウンタLSBが[7,6,6,6,6,6,6,6,6,6]であるため、ローカルカウンタ値が50になったときのインク絶対時間は4976msである。すなわち、インク絶対時間が5000msであるときのローカルカウンタ値は50である。したがって、ローカルカウンタLSBを補正することなく、[7,6,6,6,6,6,6,6,6,6]のままとなる。
そして470の処理が終了すると、S480にて、今回グローバル時間と、今回ローカルカウンタ値と、今回ローカルカウンタ値のインクリメントに用いたローカルカウンタLSB(以下、今回ローカルカウンタLSBともいう)をRAM33(RAM43)に格納し、さらにS490にて、今回グローバル時間と今回ローカルカウンタ値と今回ローカルカウンタLSBをEEPROM35(EEPROM45)に格納して、時間補正処理を一旦終了する。
またS430にて、グローバル時間が正常でない場合には(S430:NO)、S500にて、S420での判定結果に基づいて、マスタECU2が交換されたか否かを判断する。ここで、マスタECU2が交換されたと判断した場合には(S500:YES)、S510にて、マスタECU2が交換されたことを示す交換履歴をEEPROM35(EEPROM45)に記憶して、時間補正処理を一旦終了する。
一方、マスタECU2が交換されていないと判断した場合には(S500:NO)、S520にて、グローバル時間が異常であることを示す異常履歴をEEPROM35(EEPROM45)に記憶して、時間補正処理を一旦終了する。
次に、ノードECU3,4のCPU31,41が実行する異常時記憶処理の手順を、図7を用いて説明する。図7は異常時記憶処理を示すフローチャートである。この異常時記憶処理は、CPU31,41が起動している間に繰り返し実行される処理である。
この異常時記憶処理が実行されると、CPU31(CPU41)は、S610にて、ノードECU3(ノードECU4)の異常を検出する異常検出処理を実行する。例えば、ネットワークシステム1が搭載された車両に取り付けられている水温センサの検出値が、水温異常判定値以上である場合に、異常であると判断する。
そしてS620にて、S610での検出結果に基づいて、ノードECU3(ノードECU4)が異常であるか否かを判断する。ここで、ノードECU3(ノードECU4)が異常でない場合には(S620:NO)、異常時記憶処理を一旦終了する。
一方、ノードECU3(ノードECU4)が異常である場合には(S620:YES)、S630にて、ローカルカウンタの現在の値(今回ローカルカウンタ値)を取得して、S640にて、S610の異常検出処理で検出した異常の内容を示す異常情報と、S630で取得した今回ローカルカウンタ値をEEPROM35(EEPROM45)に記憶して、異常時記憶処理を一旦終了する。
次に、ノードECU3,4のCPU31,41が実行するノード側外部指示処理の手順を、図8を用いて説明する。図8はノード側外部指示処理を示すフローチャートである。このノード側外部指示処理は、CPU31,41が起動している間に繰り返し実行される処理である。
このノード側外部指示処理が実行されると、CPU31(CPU41)は、S710にて、外部接続装置5に接続された故障診断装置11から、リセットを指示するリセット指令を受信したか否かを判断する。ここで、リセット指令を受信していない場合には(S710:NO)、S730に移行する。一方、リセット指令を受信した場合には(S710:YES)、S720にて、ローカルカウンタとローカルカウンタLSBをリセットし、S730に移行する。すなわち、ローカルカウンタの値を0にするとともに、ローカルカウンタLSBを、S320で選択した元々のローカルカウンタLSB(すなわち、第1ローカルカウンタLSB、第2ローカルカウンタLSB、および第3ローカルカウンタLSBの何れか一つ)に設定する。
そしてS730に移行すると、外部接続装置5に接続された故障診断装置11から、情報送信を指示する情報送信指令が受信したか否かを判断する。ここで、情報送信指令を受信していない場合には(S730:NO)、S750に移行する。一方、情報送信指令を受信した場合には(S730:YES)、S740にて、情報送信指令が示す情報を、EEPROM35(EEPROM45)から取得して、故障診断装置11へ送信し、S750に移行する。送信する情報としては例えば、現在のローカルカウンタ値、現在のローカルカウンタLSBの値、異常情報とこれに対応した今回ローカルカウンタ値、及び交換履歴が挙げられる。
そしてS750に移行すると、外部接続装置5に接続された故障診断装置11から、情報の書込みを指示する情報書込指令が受信したか否かを判断する。ここで、情報書込指令を受信していない場合には(S750:NO)、ノード側外部指示処理を一旦終了する。一方、情報書込指令を受信した場合には(S750:YES)、S760にて、情報書込指令に含まれる情報をEEPROM35(EEPROM45)に書き込む。書き込む情報としては、ノードECU3,4から故障診断装置11を介して取得したローカルカウンタLSBの値が挙げられる。そしてS760の処理が終了すると、ノード側外部指示処理を一旦終了する。
次に、マスタECU2のCPU21が実行するマスタ側外部指示処理の手順を、図9を用いて説明する。図9はマスタ側外部指示処理を示すフローチャートである。このマスタ側外部指示処理は、CPU21が起動している間に繰り返し実行される処理である。
このマスタ側外部指示処理が実行されると、CPU21は、S810にて、外部接続装置5に接続された故障診断装置11から、リセットを指示するリセット指令を受信したか否かを判断する。ここで、リセット指令を受信していない場合には(S810:NO)、マスタ側外部指示処理を一旦終了する。一方、リセット指令を受信した場合には(S810:YES)、S820にて、グローバルタイマ25をリセットする。これにより、グローバルタイマ25のグローバル時間が0秒にセットされ、0秒からグローバル時間の生成を再開する。そしてS820の処理が終了すると、マスタ側外部指示処理を一旦終了する。
このように構成されたネットワークシステム1では、車両に搭載された複数の電子制御装置が車内LAN6を介してデータ通信可能に接続されており、複数の電子制御装置のうち主となる1つの電子制御装置であるマスタECU2において、当該ネットワークシステム1の基準となるグローバル時間をグローバルタイマ25で生成し、このグローバル時間を、車内LAN6を介して、複数の電子制御装置のうちマスタECU2以外の電子制御装置であるノードECU3,4へ送信する(S140)。
またノードECU3,4において、当該ノードECUで利用されるローカル時間をローカルカウンタにより生成する(S350)とともに、マスタECU2から送信されたグローバル時間を車内LAN6を介して受信する(S220)。また、ローカル時間を示すローカルカウンタの今回値と前回値との差(ローカルカウンタ値差分)を算出する(S460)とともに、グローバル時間の今回値と前回値との差(グローバル時間差分)を算出する(S440)。
そして、ローカルカウンタ値差分とグローバル時間差分との差に基づいて、ローカルカウンタ値差分とグローバル時間差分との差が小さくなるように、ローカルカウンタによるローカル時間の生成を制御する(S470)。
さらに、ノードECU3,4の異常を検出する(S610)とともに、ノードECU3,4の異常を検出すると、検出した異常の内容を示す異常情報と、異常を検出したときのローカルカウンタ値とを記憶する(S640)。
このように構成されたネットワークシステム1によれば、ノードECU3,4は、ローカルカウンタ値差分とグローバル時間差分との差が小さくなるように、ローカル時間を生成する。すなわちノードECU3,4は、グローバル時間に一致または近似する時間変化率で、ローカル時間を生成する。
このため、マスタECU2でのタスク抜けのために一時的にマスタECU2がグローバル時間を送信できなかったり、マスタECU2の故障のために継続的にマスタECU2がグローバル時間を送信できなかったりした場合でも、グローバル時間の時間変化率に一致または近似する時間変化率で、ローカル時間を生成するため、グローバル時間とローカル時間との差が小さく精度の良いローカル時間を、ノードECU3,4が独自で取得することができる。
図13は、グローバル時間の送信が途絶した後のローカルカウンタ値の変化を示すグラフである。図13に示すように、ローカルカウンタLSBを補正しないときのローカルカウンタ値LC21は、時間が経過するほど、100msごとにインクリメントする基準値ST2との差が大きくなっているのに対し、ローカルカウンタLSBを補正したときのローカルカウンタ値LC22は、ローカルカウンタ値LC21と比べて、基準値ST2との差が小さい。すなわち、ノードECU3,4は、マスタECU2からのグローバル時間の送信が途絶したとしても、それまでに、グローバル時間の時間変化率を学習しているため、ノードECU3とノードECU4との間で、ローカル時間の差が小さい状態を保持することができる。
さらに、ノードECU3,4に異常が発生すると、異常の内容と、異常を検出したときのローカル時間が記憶される。そして、ノードECU3,4が生成するローカル時間は、グローバル時間との差が小さく精度の良いものである。したがって、ノードECU3で発生した異常の発生時間と、ノードECU4で発生した異常の発生時間を、それぞれのノードECU3,4に記憶されたローカル時間に基づいて、何れが早く発生したかの判断を行う場合に、その信頼性が向上する。このため例えば、アフターサービスにおいて、ノードECU3,4で異常があった場合に、ノードECU3,4について時系列で事象を把握することができるため、故障解析に有効である。
また、定周期カウンタ値がローカルカウンタLSBにおいて予め設定された設定LSB値A1〜A10以上になるとカウントアップするローカルカウンタの値に基づいて、ローカル時間を生成し(S330〜S370)、ノードECU3,4において、CPU31,41の処理負荷を算出し(S310)、算出される処理負荷の大きさと、設定LSB値A1〜A10との間で負の相関を有するように、ローカルカウンタLSBの設定LSB値A1〜A10を設定する(S320)。
これにより、ノードECU3,4の処理負荷が高くなるほど早くローカルカウンタがカウントアップする。このため、処理負荷が高い時に、タスク抜けや処理遅延により、ローカルカウンタ値が算出されなかったり、カウントアップのタイミングが遅れたりした場合であっても、このような状況に予め対応して早めにローカルカウンタをカウントアップさせることができる。これにより、処理負荷の変化に対応して精度の良いローカル時間を生成することができる。
またノードECU3,4において、ローカル時間の生成に利用しているローカルカウンタLSBをEEPROM35,45に記憶する(S490)。これにより、ローカル時間の生成に利用しているローカルカウンタLSBの値を、車両のIGオンからIGオフまでの1ドライビングサイクルだけでなく、継続して記憶することができる。このため、IGオフした後にIGオンをした場合に、前回IGオフした時点でのローカルカウンタLSBを用いて、ローカル時間を生成することができる。つまり、IGオン毎に改めて、ローカルカウンタLSBをグローバル時間差分に一致させる学習を行う必要がなく、これまでのローカルカウンタLSBの学習結果を有効に利用することができる。
また、ノードECU3,4において、グローバル時間をEEPROM35,45に記憶する(S490)。これにより、車両のIGオンからIGオフまでの1ドライビングサイクルだけでなく、継続してグローバル時間を記憶することができる。このため、車両に発生した異常の発生順序を、1ドライビングサイクルだけでなくさらに長期間にわたって把握することを可能にする。
またマスタECU2において、マスタECU2の電源の状態を検出し(S120)、電源状態の検出結果に基づいて、マスタECU2の電源が不安定であるときに、グローバル時間の送信を禁止する(S130:YES)。これにより、マスタECU2の電源が不安定なときにノードECU3,4にグローバル時間が送信されない。このためノードECU3,4は、マスタECU2の電源が不安定であるときの信頼性が低いグローバル時間に基づいて、ローカルカウンタLSBの値を変化させることがなくなり、ローカル時間生成の信頼性を向上させることができる。
またマスタECU2において、マスタECU2の電源が不安定であるときに、フェイル値を車内LAN6を介してノードECU3,4へ送信する。これにより、ノードECU3,4がフェイル値を受信したときに、グローバル時間が送信されないのは、マスタECU2の電源が不安定であるためであるとノードECU3,4側で認識することができる。
また、ノードECU3,4において、マスタECU2から送信されたフェイル値を車内LAN6を介して受信すると、ローカルカウンタLSBの補正を禁止する(S430:NO)。これにより、グローバル時間ではないフェイル値を用いて、ローカルカウンタLSBの値を変化させることがなくなり、ローカル時間生成の信頼性を向上させることができる。
またノードECU3,4において、フェイル値を受信すると、その旨を示す異常履歴をEEPROM35,45に記憶し(S520)、記憶されている異常履歴を車内LAN6を介して故障診断装置11へ送信する(S740)。これにより、マスタECU2の電源が不安定であったことを示す情報(以下、電源不安定情報ともいう)を、故障診断装置11を介してネットワークシステム1から取り出すことができるので、この電源不安定情報を、車両に搭載された複数の電子制御装置の故障解析に有効に利用することができる。
またマスタECU2において、マスタECU2が初期化中であるか否かを判断し(S110)、マスタECU2が初期化中である場合に、グローバル時間の送信を禁止する(S110:YES)。これにより、マスタECU2が初期化中であるときにノードECU3,4にグローバル時間が送信されない。このためノードECU3,4は、マスタECU2が初期化中であるときの信頼性が低いグローバル時間に基づいて、ローカルカウンタLSBの値を変化させることがなくなり、ローカル時間生成の信頼性を向上させることができる。
またノードECU3,4において、受信したグローバル時間が異常な値であるか否かを判断し(S420)、受信したグローバル時間が異常な値である場合に、ローカルカウンタLSBの補正を禁止する(S430:NO)。これにより、グローバル時間としては異常な値を用いて、ローカルカウンタLSBの値を変化させることがなくなり、ローカル時間生成の信頼性を向上させることができる。
またノードECU3,4において、受信したグローバル時間が異常な値である場合に、その旨を示す異常履歴をEEPROM35,45に記憶し(S520)、記憶されている異常履歴を車内LAN6を介して故障診断装置11へ送信する(S740)。これにより、グローバル時間が異常な値であることを示す情報(以下、グローバル時間異常情報ともいう)を、故障診断装置11を介してネットワークシステム1から取り出すことができるので、このグローバル時間異常情報を、車両に搭載された複数の電子制御装置の故障解析に有効に利用することができる。
またマスタECU2において、所定時間毎(本実施形態では1000ms毎)にグローバル時間を送信し、ノードECU3,4において、受信したグローバル時間が異常な値であるか否かを判断するとともに、グローバル時間を所定時間ごとに受信しているか否かを判断し、グローバル時間が異常な値であると判断された直後において、グローバル時間を所定時間ごとに受信していると判断された場合に、マスタ装置が交換されたと判断し(S420)、その旨を示す交換履歴をEEPROM35,45に記憶し(S510)、記憶されている交換履歴を車内LAN6を介して故障診断装置11へ送信する(S740)。これにより、マスタECU2が交換された場合には、マスタECU2が交換されたことを示す情報(以下、マスタ交換情報ともいう)を、故障診断装置11を介してネットワークシステム1から取り出すことができるので、このマスタ交換情報を、車両に搭載された複数の電子制御装置の故障解析に有効に利用することができる。
ところで、定周期カウンタ値がローカルカウンタLSBにおいて予め設定された設定LSB値A1〜A10以上になるとカウントアップするローカルカウンタの値に基づいて、ローカル時間を生成し(S330〜S370)、設定LSB値A1〜A10を、ローカルカウンタがカウントアップ毎に変更する場合には、この設定LSB値A1〜A10の大きさを調整することにより、ローカル時間の時間変化率を変化させることができる。しかし、或る1つの設定LSB値のみを変化させることにより、ローカル時間の時間変化率を変化させようとすると、この設定LSB値を用いている時点でのカウントアップ時間が通常より非常に長くなったり短くなったりしてしまう。例えば、ローカルカウンタLSBが[6,6,6,6,6,6,6,6,6,10]の時には、設定LSB値A10を用いている時点でのカウントアップ時間が非常に長くなる。
しかし、このようにしてローカル時間の時間変化率を変化させると、この時点でのローカル時間の時間変化率が通常と異なり、時間計測のための利用に不都合が生じる。例えば、他のノードECUで発生した異常の発生時刻と、自身のノードECUで発生した異常の発生時刻とを比較したときに、実際には、自身のノードECUで発生した時刻のほうが他のノードECUよりも早かったにもかかわらず、遅かったと判断されてしまうおそれがある。
これに対し、ネットワークシステム1では、ローカルカウンタLSBの設定LSB値の変化をなまして、ローカルカウンタLSBを補正する(例えば、[7,7,7,7,6,6,6,6,6,6])。これにより、ローカルカウンタが1回カウントアップするのに要する時間が平滑化される。すなわち、ローカル時間の時間変化率を平滑化することができる。このため、上述のような他のノードECUで発生した異常の発生時刻と自身のノードECUで発生した異常の発生時刻との比較で、実際とは異なる判断が下されるおそれを低減し、異なるノードECU間での異常発生順序をより正確に判断することができる。
またマスタECU2において、車内LAN6を介して故障診断装置11からリセット指令を受信すると、グローバル時間をリセットし(S820)、ノードECU3,4において、車内LAN6を介して故障診断装置11からリセット指令を受信すると、ローカル時間(ローカルカウンタ)とローカルカウンタLSBをリセットする(S720)。これにより、1回のリセット指令によって、マスタECU2のグローバル時間と、ノードECU3,4のローカル時間とローカルカウンタLSBを同時に初期化することができ、ネットワークシステム1を構成する複数の電子制御装置間で、情報の不整合を無くすことができる。
またノードECU3,4において、現在のローカルカウンタLSBの値を車内LAN6を介して故障診断装置11へ送信し(S740)、さらに、ローカルカウンタLSBの値を車内LAN6を介して故障診断装置11から受信し、この受信したローカルカウンタLSBの値を記憶する(S760)。これにより、ノードECU3,4を交換する際に、交換する前のノードECU3,4から、最新のローカルカウンタLSBの値を、故障診断装置11を介してネットワークシステム1から取り出し、その後、新しいノードECU3,4に交換した後に、交換前のノードECU3,4から取り出したローカルカウンタLSBの値を、新しいノードECU3,4に記憶させることができる。これにより、交換後の新しいノードECU3,4は、交換前のノードECU3,4によるローカルカウンタLSBの学習結果を引き継いで利用することができる。
以上説明した実施形態において、ネットワークシステム1は本発明における車両ネットワークシステム、車内LAN6は本発明におけるネットワーク、マスタECU2は本発明におけるマスタ装置、グローバル時間は本発明におけるシステム基準時間、グローバルタイマ25は本発明における基準時間生成手段、ノードECU3,4は本発明におけるノード装置、S150の処理は本発明における基準時間送信手段、ローカル時間は本発明におけるノード時間、S330〜S370の処理は本発明におけるノード時間生成手段、S220の処理は本発明における基準時間受信手段、S460の処理は本発明におけるノード時間変化率算出手段、S440の処理は本発明における基準時間変化率算出手段、S470の処理は本発明におけるノード時間制御手段、S610の処理は本発明における異常検出手段、S640の処理は本発明における異常記憶手段である。
また、設定LSB値A1〜A10に対応する時間は本発明における所定カウントアップ時間、S310の処理は本発明における処理負荷算出手段、S320の処理は本発明におけるカウントアップ制御手段、ローカルカウンタLSBは本発明におけるノード生成時間間隔情報、S490の処理は本発明におけるノード時間記憶手段、S490の処理は本発明における基準時間記憶手段、S120の処理は本発明における電源状態検出手段、S130の処理は本発明における第1基準時間送信禁止手段、フェイル値は本発明における非時間情報、S160の処理は本発明における非時間情報送信手段、S220の処理は本発明における非時間情報受信手段である。
また、S430の処理は本発明における第1補正禁止手段、S520の処理は本発明における第1履歴記憶手段、S740の処理は本発明における第1履歴送信手段、S110の処理は本発明における初期化判断手段、S110の処理は本発明における第2基準時間送信禁止手段、S420の処理は本発明における基準時間異常判断手段、S430の処理は本発明における第2補正禁止手段である。
また、S520の処理は本発明における第2履歴記憶手段、S740の処理は本発明における第2履歴送信手段、S420の処理は本発明における基準時間異常判断手段、S420の処理は本発明における受信間隔判断手段、S510の処理は本発明における第3履歴記憶手段、S740の処理は本発明における第3履歴送信手段、S820の処理は本発明におけるマスタ時間リセット手段、S720の処理は本発明におけるノード時間リセット手段、S740の処理は本発明におけるノード時間送信手段、S760の処理は本発明におけるノード時間変化率記憶手段である。
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第2実施形態のネットワークシステム1は、時間補正処理が変更された点以外は第1実施形態と同じである。
次に、第2実施形態の時間補正処理の手順を、図14を用いて説明する。図14は第2実施形態の時間補正処理を示すフローチャートである。
第2実施形態の時間補正処理は、S470,S480,S490の処理が省略されるとともに、S435,S472,S474,S485,S495,S512,S514,S516の処理が追加された点以外は第1実施形態と同じである。
すなわち、S430にてグローバル時間が正常である場合に(S430:YES)、S435にて、ローカルカウンタLSBの補正が済んだことを示す補正済フラグFをクリアし、S440に移行する。
またS460の処理が終了すると、S472にて、S440で算出されたグローバル時間差分とS460で算出されたローカルカウンタ値差分との差が小さくなるローカルカウンタLSBの値(以下、ローカルカウンタLSB補正値という)を算出する。そしてS474にて、ローカルカウンタの値に、今回グローバル時間に対応する時間を上書きする。
その後S485にて、今回グローバル時間と、今回ローカルカウンタ値と、ローカルカウンタLSBの補正値をRAM33(RAM43)に格納し、さらにS495にて、今回グローバル時間と今回ローカルカウンタ値とローカルカウンタLSB補正値をEEPROM35(EEPROM45)に格納して、時間補正処理を一旦終了する。
また、S500にてマスタECU2が交換されていないと判断した場合には(S500:NO)、S512にて、補正済フラグFがセットされているか否かを判断する。ここで、補正済フラグFがセットされている場合には(S512:YES)、S520に移行する。一方、補正済フラグFがセットされていない場合には(S512:NO)、S514にて、ローカルカウンタLSBの値をS485で記憶された最新のローカルカウンタLSB補正値に書き換える補正を行う。さらにS516にて、補正済フラグFをセットし、S520に移行する。
このように構成されたネットワークシステム1では、グローバル時間の異常を検出し、グローバル時間が正常である場合に(S430:YES)、ローカル時間を、受信したグローバル時間に置き換える(S474)とともに、ローカルカウンタLSBの補正を禁止する。
これにより、グローバル時間の受信が正常である場合には、グローバル時間に基づいたローカル時間を取得し、グローバル時間の受信が異常であるときに、グローバル時間とローカル時間との差が小さく精度の良いローカル時間を、ノード装置が独自で取得することができる。
以上説明した実施形態において、S420の処理は本発明における基準時間受信異常検出手段、S474の処理は本発明における時間置換手段、S430の処理は本発明におけるノード時間制御禁止手段である。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態においては、ローカルカウンタの今回値と前回値を用いてローカル時間の時間変化率を算出するものを示したが、3以上のローカルカウンタ値を用いて時間変化率を算出するようにしてもよい。同様に、上記実施形態においては、グローバル時間の今回値と前回値を用いてグローバル時間の時間変化率を算出するものを示したが、3以上のグローバル時間を用いて時間変化率を算出するようにしてもよい。
また上記実施形態においては、S490にてEEPROMに記憶するものを示したが、車載バッテリからの電源供給を常時受けるバックアップRAMに記憶するようにしてもよい。
また上記実施形態においては、所定時間毎(本実施形態では1000ms毎)にグローバル時間をブロードキャストするものを示したが、不定期にブロードキャストするようにしてもよい。
また上記実施形態においては、車内LAN6を介して故障診断装置11とECU2〜4との間でデータ通信が行われるものを示した。しかし、故障診断装置11とECU2〜4との間に故障診断用の専用バスを設けて、この専用バスを介してデータ通信が行われるようにしてもよい。
1…ネットワークシステム、2…マスタECU、3,4…ノードECU、5…外部接続装置、6…車内LAN、11…故障診断装置、21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…通信I/F、25…グローバルタイマ、31…CPU、32…ROM、33…RAM、34…通信I/F、35…EEPROM、41…CPU、42…ROM、43…RAM、44…通信I/F、45…EEPROM

Claims (29)

  1. 車両に搭載されてネットワークを介してデータ通信可能に接続される車両ネットワークシステムを構成する複数の電子制御装置のうち、主となる1つの電子制御装置であるマスタ装置以外の電子制御装置であるノード装置であって、
    当該ノード装置で利用される時間であるノード時間を生成するノード時間生成手段と、
    前記車両ネットワークシステムの基準となる時間であるシステム基準時間を前記ネットワークを介して前記マスタ装置から受信する基準時間受信手段と、
    前記ノード時間生成手段により生成された前記ノード時間の変化に基づいて、前記ノード時間についての所定時間当たりの変化量であるノード時間変化率を算出するノード時間変化率算出手段と、
    前記基準時間受信手段により受信された前記システム基準時間の変化に基づいて、前記システム基準時間についての所定時間当たりの変化量である基準時間変化率を算出する基準時間変化率算出手段と、
    前記ノード時間変化率算出手段により算出された前記ノード時間変化率と、前記基準時間変化率算出手段により算出された前記基準時間変化率との差に基づいて、前記ノード時間変化率と前記基準時間変化率との差が小さくなるように、前記ノード時間生成手段による前記ノード時間の生成を制御するノード時間制御手段と、
    前記システム基準時間でないことが識別可能な情報である非時間情報を、前記ネットワークを介して前記マスタ装置から受信する非時間情報受信手段と、
    前記非時間情報受信手段が前記非時間情報を受信すると、前記ノード時間制御手段の動作を禁止する第1補正禁止手段とを備え、
    前記ノード時間生成手段は、前記非時間情報受信手段が前記非時間情報を受信すると、前記非時間情報を受信する直前の前記基準時間変化率に基づいて、前記ノード時間を生成し、
    前記車両ネットワークシステムが搭載された車両に取り付けられているセンサの異常判定を行い、異常を検出した場合に、前記ノード時間と、検出した異常の内容を示す異常情報とを記憶する異常時記憶手段を備える
    ことを特徴とするノード装置。
  2. 前記ノード時間生成手段は、
    所定カウントアップ時間毎にカウントアップするカウンタの値に基づいて、前記ノード時間を生成し、
    当該ノード装置の処理負荷を算出する処理負荷算出手段と、
    前記処理負荷算出手段により算出される前記処理負荷の大きさと、前記所定カウントアップ時間との間で負の相関を有するように、前記所定カウントアップ時間を設定するカウントアップ制御手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のノード装置。
  3. 前記ノード時間制御手段が前記ノード時間生成手段に前記ノード時間を生成させる時間間隔を示すノード生成時間間隔情報を、電源によりバックアップされた揮発性の記憶媒体、または電源遮断時にも記憶内容を保持することができる書き込み可能な不揮発性の記憶媒体に記憶するノード時間記憶手段を備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のノード装置。
  4. 前記システム基準時間を、電源によりバックアップされた揮発性の記憶媒体、または電源遮断時にも記憶内容を保持することができる書き込み可能な不揮発性の記憶媒体に記憶する基準時間記憶手段を備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のノード装置。
  5. 前記非時間情報受信手段が前記非時間情報を受信すると、その旨を示す履歴を記憶する第1履歴記憶手段と、
    前記第1履歴記憶手段に記憶されている履歴を、外部装置へ送信する第1履歴送信手段と
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のノード装置。
  6. 前記基準時間受信手段が受信した前記システム基準時間が異常な値であるか否かを判断する基準時間異常判断手段と、
    前記システム基準時間が異常な値であると基準時間異常判断手段により判断された場合に、前記ノード時間制御手段の動作を禁止する第2補正禁止手段と
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載のノード装置。
  7. 前記システム基準時間が異常な値であると基準時間異常判断手段により判断された場合に、その旨を記憶する第2履歴記憶手段と、
    前記第2履歴記憶手段に記憶されている履歴を、外部装置へ送信する第2履歴送信手段と
    を備えることを特徴とする請求項6に記載のノード装置。
  8. 前記基準時間受信手段が受信した前記システム基準時間が異常な値であるか否かを判断する基準時間異常判断手段と、
    前記基準時間受信手段が前記システム基準時間を前記基準時間送信時間ごとに受信しているか否かを判断する受信間隔判断手段と、
    前記システム基準時間が異常な値であると前記基準時間異常判断手段により判断された直後において、前記システム基準時間を前記基準時間送信時間ごとに受信していると前記受信間隔判断手段により判断された場合に、前記マスタ装置が交換されたと判断し、その旨を示す履歴を記憶する第3履歴記憶手段と、
    前記第3履歴記憶手段に記憶されている履歴を、外部装置へ送信する第3履歴送信手段と
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載のノード装置。
  9. 前記ノード時間生成手段は、
    予め設定された所定カウントアップ時間毎にカウントアップするカウンタの値に基づいて、前記ノード時間を生成し、
    前記ノード時間制御手段は、
    前記所定カウントアップ時間を、前記カウンタがカウントアップ毎に変更するとともに、前記所定カウントアップ時間の変化をなまして、前記ノード時間生成手段による前記ノード時間の生成を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかに記載のノード装置。
  10. 前記ノード時間制御手段が前記ノード時間生成手段に前記ノード時間を生成させる時間間隔を示すノード生成時間間隔情報を外部装置へ送信するノード時間送信手段と、
    前記ノード生成時間間隔情報を外部装置から受信し、この受信した情報を記憶するノード時間変化率記憶手段と
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項9の何れかに記載のノード装置。
  11. 当該ノード装置の異常、および当該ノード装置に接続された装置の異常の少なくとも一方を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段が異常を検出すると、前記異常検出手段が検出した異常の内容と、前記異常検出手段が異常を検出したときの前記ノード時間とを記憶する異常記憶手段と
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項10の何れかに記載のノード装置。
  12. 前記システム基準時間の受信に関する異常を検出する基準時間受信異常検出手段と、
    前記基準時間受信異常検出手段により異常が検出されていない場合に、前記ノード時間を、前記基準時間受信手段が受信した前記システム基準時間に置き換える時間置換手段と、
    前記基準時間受信異常検出手段により異常が検出されていない場合に、前記ノード時間制御手段の動作を禁止するノード時間制御禁止手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項11の何れかに記載のノード装置。
  13. 車両に搭載された複数の電子制御装置がネットワークを介してデータ通信可能に接続される車両ネットワークシステムであって、
    前記複数の電子制御装置のうち主となる1つの電子制御装置であるマスタ装置は、
    当該車両ネットワークシステムの基準となる時間であるシステム基準時間を生成する基準時間生成手段と、
    前記基準時間生成手段により生成された前記システム基準時間を、前記ネットワークを介して、前記複数の電子制御装置のうち前記マスタ装置以外の電子制御装置であるノード装置へ送信する基準時間送信手段とを備え、
    前記ノード装置は、
    当該ノード装置で利用される時間であるノード時間を生成するノード時間生成手段と、
    前記マスタ装置から送信された前記システム基準時間を前記ネットワークを介して受信する基準時間受信手段と、
    前記ノード時間生成手段により生成された前記ノード時間の変化に基づいて、前記ノード時間についての所定時間当たりの変化量であるノード時間変化率を算出するノード時間変化率算出手段と、
    前記基準時間受信手段により受信された前記システム基準時間の変化に基づいて、前記システム基準時間についての所定時間当たりの変化量である基準時間変化率を算出する基準時間変化率算出手段と、
    前記ノード時間変化率算出手段により算出された前記ノード時間変化率と、前記基準時間変化率算出手段により算出された前記基準時間変化率との差に基づいて、前記ノード時間変化率と前記基準時間変化率との差が小さくなるように、前記ノード時間生成手段による前記ノード時間の生成を制御するノード時間制御手段と、
    前記システム基準時間でないことが識別可能な情報である非時間情報を、前記ネットワークを介して前記マスタ装置から受信する非時間情報受信手段と、
    前記非時間情報受信手段が前記非時間情報を受信すると、前記ノード時間制御手段の動作を禁止する第1補正禁止手段とを備え、
    前記ノード時間生成手段は、前記非時間情報受信手段が前記非時間情報を受信すると、前記非時間情報を受信する直前の前記基準時間変化率に基づいて、前記ノード時間を生成し、
    前記車両ネットワークシステムが搭載された車両に取り付けられているセンサの異常判定を行い、異常を検出した場合に、前記ノード時間と、検出した異常の内容を示す異常情報とを記憶する異常時記憶手段を備える
    ことを特徴とする車両ネットワークシステム。
  14. 前記所定時間は、予め設定された値である
    ことを特徴とする請求項13に記載の車両ネットワークシステム。
  15. 前記ノード時間生成手段は、
    所定カウントアップ時間毎にカウントアップするカウンタの値に基づいて、前記ノード時間を生成し、
    前記ノード装置は、
    当該ノード装置の処理負荷を算出する処理負荷算出手段と、
    前記処理負荷算出手段により算出される前記処理負荷の大きさと、前記所定カウントアップ時間との間で負の相関を有するように、前記所定カウントアップ時間を設定するカウントアップ制御手段とを備える
    ことを特徴とする請求項13または請求項14に記載の車両ネットワークシステム。
  16. 前記所定カウントアップ時間は、予め設定された値である
    ことを特徴とする請求項15に記載の車両ネットワークシステム。
  17. 前記ノード装置は、
    前記ノード時間制御手段が前記ノード時間生成手段に前記ノード時間を生成させる時間間隔を示すノード生成時間間隔情報を、電源によりバックアップされた揮発性の記憶媒体、または電源遮断時にも記憶内容を保持することができる書き込み可能な不揮発性の記憶媒体に記憶するノード時間記憶手段を備える
    ことを特徴とする請求項13請求項16の何れかに記載の車両ネットワークシステム。
  18. 前記ノード装置は、
    前記システム基準時間を、電源によりバックアップされた揮発性の記憶媒体、または電源遮断時にも記憶内容を保持することができる書き込み可能な不揮発性の記憶媒体に記憶する基準時間記憶手段を備える
    ことを特徴とする請求項13請求項17の何れかに記載の車両ネットワークシステム。
  19. 前記マスタ装置は、
    当該マスタ装置の電源の状態を検出する電源状態検出手段と、
    前記電源状態検出手段の検出結果に基づいて、当該マスタ装置の電源が不安定であるときに、前記基準時間送信手段の動作を禁止する第1基準時間送信禁止手段とを備える
    ことを特徴とする請求項13請求項18の何れかに記載の車両ネットワークシステム。
  20. 前記ノード装置は、
    前記非時間情報受信手段が前記非時間情報を受信すると、その旨を示す履歴を記憶する第1履歴記憶手段と、
    前記第1履歴記憶手段に記憶されている履歴を、外部装置へ送信する第1履歴送信手段とを備える
    ことを特徴とする請求項13〜請求項19の何れかに記載の車両ネットワークシステム。
  21. 前記マスタ装置は、
    当該マスタ装置が初期化中であるか否かを判断する初期化判断手段と、
    前記マスタ装置が初期化中であると前記初期化判断手段により判断された場合に、前記基準時間送信手段の動作を禁止する第2基準時間送信禁止手段とを備える
    ことを特徴とする請求項13請求項20の何れかに記載の車両ネットワークシステム。
  22. 前記ノード装置は、
    前記基準時間受信手段が受信した前記システム基準時間が異常な値であるか否かを判断する基準時間異常判断手段と、
    前記システム基準時間が異常な値であると基準時間異常判断手段により判断された場合に、前記ノード時間制御手段の動作を禁止する第2補正禁止手段とを備える
    ことを特徴とする請求項13請求項21の何れかに記載の車両ネットワークシステム。
  23. 前記ノード装置は、
    前記システム基準時間が異常な値であると基準時間異常判断手段により判断された場合に、その旨を記憶する第2履歴記憶手段と、
    前記第2履歴記憶手段に記憶されている履歴を、外部装置へ送信する第2履歴送信手段とを備える
    ことを特徴とする請求項22に記載の車両ネットワークシステム。
  24. 前記マスタ装置の前記基準時間送信手段は、予め設定された基準時間送信時間ごとに、前記システム基準時間を送信し、
    前記ノード装置は、
    前記基準時間受信手段が受信した前記システム基準時間が異常な値であるか否かを判断する基準時間異常判断手段と、
    前記基準時間受信手段が前記システム基準時間を前記基準時間送信時間ごとに受信しているか否かを判断する受信間隔判断手段と、
    前記システム基準時間が異常な値であると前記基準時間異常判断手段により判断された直後において、前記システム基準時間を前記基準時間送信時間ごとに受信していると前記受信間隔判断手段により判断された場合に、前記マスタ装置が交換されたと判断し、その旨を示す履歴を記憶する第3履歴記憶手段と、
    前記第3履歴記憶手段に記憶されている履歴を、外部装置へ送信する第3履歴送信手段とを備える
    ことを特徴とする請求項13請求項23の何れかに記載の車両ネットワークシステム。
  25. 前記ノード時間生成手段は、
    予め設定された所定カウントアップ時間毎にカウントアップするカウンタの値に基づいて、前記ノード時間を生成し、
    前記ノード時間制御手段は、
    前記所定カウントアップ時間を、前記カウンタがカウントアップ毎に変更するとともに、前記所定カウントアップ時間の変化をなまして、前記ノード時間生成手段による前記ノード時間の生成を制御する
    ことを特徴とする請求項13請求項24の何れかに記載の車両ネットワークシステム。
  26. 前記マスタ装置は、
    外部装置からリセット指令を受信すると、前記基準時間生成手段が生成する前記システム基準時間をリセットするマスタ時間リセット手段を備え、
    前記ノード装置は、
    前記ネットワークを介して外部装置からリセット指令を受信すると、前記ノード時間生成手段が生成する前記ノード時間をリセットするノード時間リセット手段を備え、
    前記ノード時間制御手段は、
    前記ネットワークを介して外部装置からリセット指令を受信すると、前記ノード時間変化率が予め設定された初期値になるように、前記ノード時間生成手段による前記ノード時間の生成を制御する
    ことを特徴とする請求項13請求項25の何れかに記載の車両ネットワークシステム。
  27. 前記ノード装置は、
    前記ノード時間制御手段が前記ノード時間生成手段に前記ノード時間を生成させる時間間隔を示すノード生成時間間隔情報を外部装置へ送信するノード時間送信手段と、
    前記ノード生成時間間隔情報を外部装置から受信し、この受信した情報を記憶するノード時間変化率記憶手段とを備える
    ことを特徴とする請求項13請求項26の何れかに記載の車両ネットワークシステム。
  28. 前記ノード装置は、
    当該ノード装置の異常、および当該ノード装置に接続された装置の異常の少なくとも一方を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段が異常を検出すると、前記異常検出手段が検出した異常の内容と、前記異常検出手段が異常を検出したときの前記ノード時間とを記憶する異常記憶手段とを備える
    ことを特徴とする請求項13請求項27の何れかに記載の車両ネットワークシステム。
  29. 前記ノード装置は、
    前記システム基準時間の受信に関する異常を検出する基準時間受信異常検出手段と、
    前記基準時間受信異常検出手段により異常が検出されていない場合に、前記ノード時間を、前記基準時間受信手段が受信した前記システム基準時間に置き換える時間置換手段と、
    前記基準時間受信異常検出手段により異常が検出されていない場合に、前記ノード時間制御手段の動作を禁止するノード時間制御禁止手段とを備える
    ことを特徴とする請求項13請求項28の何れかに記載の車両ネットワークシステム。
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