JP5585536B2 - 車載電子制御装置および運転情報記憶システム - Google Patents
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Description
(1)親電子制御ユニットから子電子制御ユニットにそれぞれ日時を送信するので、車内の通信負荷が上昇する。その結果、日時データ以外のデータ通信が妨げられる。
(2)親電子制御ユニットから子電子制御ユニットに順次日時を送信するので、故障を検出して子電子制御ユニットが日時の送信を要求したときよりも、親電子制御ユニットから受信する日時が遅れる。その結果、診断情報とともに記憶する記憶日時が故障を検出した日時よりも遅れる。
(3)親電子制御ユニットが日時送信処理以外の他の処理も実行する場合、子電子制御ユニットからの日時送信要求の処理のために、親電子制御ユニットの他の処理の実行が妨げられる。
これにより、日時送信装置から所定時間以上、正規の基準日時を受信できない通信異常が発生したことを、記憶部から読み出して知ることができる。
これにより、日時送信装置から所定時間以上、正規の基準日時を受信できない通信異常が発生したことを速やかにユーザに知らせることができる。
このように、車両外部の日時送信装置を利用することにより、車両に日時送信装置が搭載されていない場合にも、運転情報とともに日時を記憶できる。
図1は、本実施形態による運転情報記憶処理システムの構成を示すブロック図である。
(運転情報記憶システム2)
運転情報記憶システム2は、親ECU(Electronic Control Unit)10と、複数の子ECU20とから構成されている。
親ECU10は、通信I/F12、CPU14、時計IC16、および電池18等を備えている。CPU14は、図示しないROM等の記憶部に記憶されている制御プログラムを実行することにより、子ECU20との通信処理に加え、車両制御の各種処理を実行する。
メモリ24は、図示しないRAM、ROM、EEPROM等の各種メモリから構成されている。CPU30は、図示しないROM等の記憶部に記憶されている制御プログラムを実行することにより、親ECU10との通信処理、後述する運転情報記憶処理、および車両制御の各種処理を実行する。CPU30は、クロックに同期してカウント動作を行う内部カウンタを、時間計測カウンタ32および受信異常カウンタ34として使用する。
次に子ECU20が実行する運転情報記憶処理について説明する。図2は、運転情報記憶処理のメインルーチンを示すフローチャートであり、図3は、図2のフローチャートには含まれておらず、親ECU10から正規の基準日時を受信すると実行される受信割込処理を示すフローチャートである。図2の各ステップの詳細は、図4〜図9においてそれぞれ説明する。図2〜図9において「S」はステップを表わしている。
図2のメインルーチンは、スタートスイッチがオンになり車両の運転が開始されるか、子ECU20がリセットされると実行が開始される。
図3の受信割込処理は、図2のメインルーチンの実行中に、親ECU10が送信する基準日時を通信I/F22が受信すると起動される。
そして、子ECU20は、基準日時受信フラグがオフであるか否かを判定する(S424)。基準日時受信フラグの初期値はオフであり、親ECU10から基準日時を受信すると、本処理のS436においてオンに設定される。
そして、子ECU20は、式(1)で算出した仮日時とS420で受信した基準日時とを仮日時の補正用に記憶し(S428)、S432に処理を移行する。
式(2)において算出される時間比は、前回基準日時を受信してから今回基準日時を受信するまでの間に子ECU20が計測した経過時間に対して、親ECU10で計測した今回の基準日時と前回の基準日時との時間差の比率を表わしている。
図2のS400におけるイニシャル処理について、図4に基づいて説明する。
図4のS440において子ECU20は、予め設定されている仮の基準日時を計測開始日時に設定する。仮の基準日時は、仮の基準日時と経過時間とに基づいて日時を算出すると、明らかに現在の日時とは異なると判定できる日時に設定されている。例えば、仮の基準日時は、1900年1月1日に設定されている。
図2のS402における通信異常判定処理について、図5に基づいて説明する。
図5のS450において子ECU20は、受信異常カウンタ34が所定値以上であるか否かを判定することにより、親ECU10から基準日時を受信してから所定時間以上経過しているか否かを判定する。受信異常カウンタ34は、親ECU10から基準日時を受信するとクリアされ、次に親ECU10から基準日時を受信するまでカウントアップされる。受信異常カウンタ34が所定値未満の場合(S450:No)、子ECU20は本処理を終了する。
図2のS404における、基準日時を受信できないときの計測開始日時更新処理について、図6に基づいて説明する。
計測開始日時(i)=計測開始日時(i−1)+経過時間 ・・・(3)
次回の計測開始日時が設定されると、子ECU20は時間計測カウンタ32をクリアする(S466)。
図2のS406における現在日時算出処理について、図7に基づいて説明する。
図7のS470において子ECU20は、時間計測カウンタ32のカウント値に時間比を乗算してカウント値を変換し、変換されたカウント値を1カウント値当たりの単位時間に基づいて経過時間に変換する。
現在日時=計測開始日時+経過時間 ・・・(4)
(運転情報記憶処理)
図2のS408における運転情報記憶処理について、図8に基づいて説明する。
図2のS410における仮日時から正規日時への書換処理について、図9に基づいて説明する。
正規日時=補正前の仮日時+(補正用基準日時−補正用仮日時) ・・・(5)
式(5)で使用する補正用基準日時、補正用仮日時は、図3の受信割込処理のS428で記憶された日時である。(補正用基準日時−補正用仮日時)を算出することにより、親ECU10から初めて受信した基準日時と、そのときの仮日時との時間差が算出される。この日時の時間差を運転情報とともに記憶された補正前の仮日時に加算することにより、仮日時を正規日時に補正できる。
上記実施形態では、車両に搭載された親ECU10が日時送信装置として正規の基準日時を定期的に送信した。これに対し、サービスセンター、路側機等の車両外部の装置が日時送信装置として送信する基準日時を子ECU20が受信してもよいし、車両外部の標準電波送信装置が送信する標準電波を基準日時として子ECU20が受信してもよい。
Claims (8)
- 車両に搭載される電子制御装置において、
車両の運転情報と前記運転情報を記憶するときの記憶日時とを記憶部に記憶する記憶手段と、
日時送信装置から定期的に送信される正規の基準日時を受信する通信手段と、
前記通信手段が前記日時送信装置から前記正規の基準日時を受信すると、前記正規の基準日時を計測開始日時とし、前記計測開始日時からの経過時間を計測する計測手段と、
前記計測開始日時と前記計測手段が計測する前記経過時間とにより前記記憶日時を算出する日時算出手段と、
を備え、
前記日時送信装置から1回目の前記正規の基準日時を受信するまで、
前記計測手段は、予め設定された仮の基準日時を前記計測開始日時として前記経過時間を計測し、
前記日時算出手段は、前記仮の基準日時により設定された前記計測開始日時と、この前記計測開始日時からの前記経過時間とにより仮の日時を算出し、
前記記憶手段は、前記運転情報とともに前記仮の日時を前記記憶日時として前記記憶部に記憶し、
前記日時送信装置から前記正規の基準日時を受信すると、受信した前記正規の基準日時と前記正規の基準日時を受信したときの前記仮の日時との時間差に基づいて、前記記憶部に記憶されている前記仮の日時を正規の日時に補正して書き換える日時書換手段をさらに備える、
ことを特徴とする電子制御装置。 - 前記日時送信装置から受信した今回の前記正規の基準日時と、前記日時送信装置から受信した前回の前記正規の基準日時との時間差と、前回、前記日時送信装置から前記正規の基準日時を受信してから、今回、前記日時送信装置から前記正規の基準日時を受信するまでの間に前記計測手段が計測した前記経過時間とに基づいて、前記計測手段が計測する前記経過時間を補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
- 前記日時算出手段は、前記計測手段が計測する前記経過時間が所定値に達するまでに前記日時送信装置から前記正規の基準日時を受信できない場合、前記経過時間の前記所定値と今回の前記計測開始日時とから次回の前記計測開始日時を算出するとともに、前記経過時間をクリアすることを特徴とする請求項1または2に記載の電子制御装置。
- 前記通信手段は、前記電子制御装置と通信可能な車両外部の読出しツールからの読出し要求に応じて、前記記憶部に記憶されている前記運転情報および前記記憶日時を前記読出しツールに送信することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子制御装置。
- 前記日時送信装置から所定時間以上、前記正規の基準日時を受信できない場合、通信異常を記憶部に記憶する異常処理手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子制御装置。
- 前記異常処理手段は、前記記憶部に前記通信異常を記憶するとともに、前記通信異常を報知することを特徴とする請求項5に記載の電子制御装置。
- 正規の基準日時を定期的に送信する日時送信装置と、
請求項1から6のいずれか一項に記載の電子制御装置と、
を備えることを特徴とする運転情報記憶システム。 - 前記日時送信装置は車両の外部に設置されていることを特徴とする請求項7に記載の運転情報記憶システム。
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