JP6860830B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車等の車両に搭載可能な表示装置(車両用表示装置)に関し、特に、表示部の表示に関連するデータ(より具体的には、表示部の表示を制御する制御部が起動するためのプログラムデータ)を記憶するNAND型フラッシュメモリのデータの損失を防止可能な車両用表示装置(車両用計器を含む)に関する。
例えば特許文献1は、車両用表示装置を開示し、その車両用表示装置(画像表示装置2)は、指針16及び指針回動領域17を有するアナログ式メータ画像15を表示するとともに、指針回動領域17の外周に沿ってリング画像18を表示することができる(特許文献1の要約書参照)。
また、例えば特許文献2は、車両用メータユニットを開示し、その車両用メータユニット1は、アナログメータ501,504、レーン案内表示部530、案内誘導表示部531等を立体画像処理によって奥行き方向に手前に存在又は表示させることができる(特許文献2の要約書、段落[0035],[0037]参照)。
さらに、例えば特許文献3は、車両用表示装置を開示し、その車両用表示装置のメータ10(表示部)は、スピードメータ、インジケータ等をポリゴン及びテクスチャで描画又は表示することができる(特許文献3の請求項1,請求項2、段落[0013]参照)。
特開2004−157434号公報 特開2009−137486号公報 特許第5045912号公報
例えば特許文献1〜3に開示されるように、車両用表示装置の表示部は、高い意匠性を有することが好ましい。言い換えれば、近年、車両用表示装置の表示部の表示に関連するデータの容量は、少なくない。加えて、近年、車両用表示装置の表示部は、大型化する傾向があり、また、車両用表示装置の表示部に表示される車両情報の種類は、増加する傾向がある。従って、車両用表示装置の表示部の表示に関連するデータの容量は、増加する傾向がある。
例えば特許文献2のROM282は、メータ描画ソフトウェアと、画像メータ504A,504D,501,506,507,509の描画に必要な図形データと、デジタル速度計504Dに速度表示するための数字のフォントデータと、を記憶している(特許文献2の段落[0038]参照)。例えば特許文献3のROM22は、例えばEEPROM、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリによって構成されており、メータECU21で行われる各種処理を実行するための画像表示プログラムおよび輝度値設定プログラムに加えて、車両状態を表す画像11〜17、各種設定モード画像18などに対応した種々のポリゴンを表すデータと、各ポリゴンに対応したテクスチャを表すデータ(テクセルデータ)と、を記憶している(特許文献3の段落[0015]参照)。
ROMに記憶するデータの容量が増加する時に、製造コストの観点から、本発明者は、ROMとしてNAND型フラッシュメモリが好ましいことを認識した。言い換えれば、NAND型フラッシュメモリは、EEPROM又はNOR型フラッシュメモリと比較して、安価である。しかしながら、NAND型フラッシュメモリは、読み出したいセルの値が正しく読み出せないビットエラーが発生し易いことが知られている。
言い換えれば、本発明者は、車両用表示装置の記憶部又はROMにNAND型フラッシュメモリを採用する時に、データの損失を防止する必要性を認識した。特に、本発明者は、車両のイグニッションキースイッチ等のスイッチがOFFされる時に、言い換えれば、NAND型フラッシュメモリへのアクセスが停止される時に、NAND型フラッシュメモリのデータの損失を防止する必要性を認識した。
加えて、本発明者らは、車両のイグニッションキースイッチ等のスイッチがONされる時であっても、NAND型フラッシュメモリのデータの損失を防止する必要性を認識した。但し、本発明者らは、NAND型フラッシュメモリのデータの損失の防止よりも、車両の運転の優先させる必要性も認識した。
本発明の1つの目的は、NAND型フラッシュメモリのデータの損失を防止可能な車両用表示装置を提供することである。本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び最良の実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
第1の態様において、車両用表示装置は、
車両情報を表示する表示部と、
前記表示部の表示に関連するデータを誤り訂正符号とともに記憶するNAND型フラッシュメモリと、
前記車両情報を送信する第1の制御部と、
前記データを用いて前記第1の制御部から受信した前記車両情報を前記表示部に表示させる第2の制御部と、
を備え、
車両の駆動を開始させるスイッチがOFFされる間、前記制御部は、動作状態で第1所定時間が経過したか否かを判定し、
前記スイッチがOFFされる間、前記第2の制御部は、常に待機状態に設定され、
前記スイッチがOFFされる間、前記第1の制御部は、待機状態に設定されるとともに、前記第1所定時間よりも短い周期で起動し、前記動作状態で前記第1所定時間が経過したか否かを判定し、
前記第1所定時間が経過した後に、前記第1の制御部は、前記NAND型フラッシュメモリに記録されたデータの誤りを訂正するデータ損失防止処理を実行し、
前記第1所定時間が経過していない時に、前記第1の制御部は、前記動作状態から前記待機状態に移行する。
第1の態様では、車両の駆動を開始させるスイッチがOFFされる間、第1所定時間が経過した後に、NAND型フラッシュメモリに記録されたデータの損失が防止できる。また、制御部は、第1の制御部と第2の制御部とで構成されて、スイッチがOFFされる間、車両情報を表示器に表示させる第2の制御部は、常に待機状態に設定される。これにより、第2の制御部の消費電力は、低減される。スイッチがOFFされる間、第1所定時間よりも短い周期で起動する。第1の制御部は、常に動作状態に設定されないで、第1の制御部が起動する時に、第1の制御部が動作状態に設定されるので、第1の制御部の消費電力は、低減される。
第1の態様に従属する第2の態様において、
前記第1所定時間が経過した後に、前記第1の制御部は、前記動作状態で、前記NAND型フラッシュメモリに記録された前記データに誤りが存在するか否かを前記誤り訂正符号で判定してもよく、
前記データに前記誤りが存在する時に、前記第1の制御部は、前記誤り訂正符号で前記誤りを訂正してもよい。
第1の態様に従属する第2の態様では、第2の制御部ではなく、第1の制御部によって、NAND型フラッシュメモリに記録されたデータに存在する誤りが訂正される。言い換えれば、スイッチがOFFされる間、車両情報を表示器に表示させる第2の制御部は、常に待機状態に設定されるので、第2の制御部の消費電力は、低減される。
第1の態様に従属する第3の態様において、
前記NAND型フラッシュメモリは、前記NAND型フラッシュメモリに記録された前記データの誤りを管理するメモリコントローラを内蔵してもよく、
前記第1所定時間が経過した時に、前記第1の制御部は、前記動作状態で、前記NAND型フラッシュメモリに記録された前記データに誤りが存在するか否かの検出を前記メモリコントローラに実行させ、且つ、前記誤りの訂正を前記メモリコントローラに実行させてもよい。
第1の態様に従属する第3の態様では、NAND型フラッシュメモリは、メモリコントローラを内蔵している。言い換えれば、スイッチがOFFされる時に、第1の制御部は、メモリコントローラに対して所定の命令を送るだけでよい。また、NAND型フラッシュメモリがメモリコントローラを内蔵するので、第2の制御部は、NAND型フラッシュメモリに記録された車両情報のデータを読み出す時に、そのメモリコントローラを利用又は共有することができる。
第2〜3の態様の何れか1つの態様に従属する第4の態様において、
前記NAND型フラッシュメモリに記録された前記データに誤りが存在するか否かを前記誤り訂正符号で判定される間、前記第1の制御部は、前記スイッチが前記OFF状態から前記ON状態に変化するか否かを判定してもよく、
前記スイッチが前記OFF状態から前記ON状態に変化する時に、前記第1の制御部は、前記データに誤りが存在するか否かの判定を中止し、前記第2の制御部を起動させてもよい。
第2〜3の態様の何れか1つの態様に従属する第4の態様では、スイッチが再びONされる時に、NAND型フラッシュメモリのデータに誤りが存在するか否かの判定を中止することができる。仮に、その判定を中止しない場合、NAND型フラッシュメモリ全体に渡るすべての誤りが訂正されるまでの間、第2の制御部が起動せず、従って、車両情報が表示部に表示されないことになる。言い換えれば、第5の態様では、スイッチのONに応答して、車両情報の表示を速やかに実行することができる。
第1〜第4の態様の何れか1つの態様に従属する第5の態様において、車両用表示装置は、
使用環境温度を検出する温度検出部を
更に備えてもよく、
前記制御部は、前記使用環境温度が高いほど前記第1所定時間が短くなるように、前記第1所定時間を設定してもよい。
第1〜第4の態様の何れか1つの態様に従属する第5の態様では、使用環境温度が高いほど、データが損失してビットエラーが発生するまでの時間は短く、又はビットエラーが発生する確率は高いので、第8の態様では、使用環境温度が高いほど、データ損失防止処理を早期に実行することができる。
第1〜第5の態様の何れか1つの態様に従属する第6の態様において、
前記制御部は、前記データ損失防止処理が正常に完了してから第2所定時間が経過したか否かを判定してもよく、
前記第2所定時間が経過した後に、前記制御部は、前記データ損失防止処理を実行してもよい。
第1〜第5の態様の何れか1つの態様に従属する第6の態様では、データ損失防止処理を1回実行した後であっても、その後に実行することができ、データ損失防止処理を周期的に繰り返すことができる。
当業者は、例示した本発明に従う態様が、本発明の精神を逸脱することなく、さらに変更され得ることを容易に理解できるであろう。
図1(A)は、本発明に従う車両用表示装置の構成例を示し、図1(B)及び図1(C)の各々は、図1(A)の車両用表示装置の変形例を示す。 図1(A)の車両用表示装置(第1実施形態)の動作例を表すフローチャートを示す。 図1(A)の車両用表示装置(第2実施形態)の動作例を表すフローチャートを示す。 図4(A)は、図1(A)の車両用表示装置の変形例を示し、図4(B)は、使用環境温度と補正係数との関係を示す。
以下に説明する最良の実施形態は、本発明を容易に理解するために用いられている。従って、当業者は、本発明が、以下に説明される実施形態によって不当に限定されないことを留意すべきである。
以下に、「第1実施形態」について説明する。
図1(A)は、本発明に従う車両用表示装置の構成例を示す。図1(A)に示されるように、車両用表示装置は、制御部として、例えば第1の制御部3及び例えば第2の制御部2を備えることができ、第2の制御部2は、NAND型フラッシュメモリ1に記憶されるデータを用いて車両情報を表示器6に表示させることができる。車両用表示装置は、図1(A)の構成例に限定されず、第1の制御部3及び第2の制御部2は、単一の制御部として、構成されてもよい。代替的に、車両用表示装置は、制御部として、例えば3以上の制御部を備えてもよい。
車両用表示装置の制御部(例えば図1(A)の第1の制御部3)は、車両の駆動を開始させる例えばイグニッションキースイッチであるスイッチKEYがOFFされる間、第1所定時間(例えば2週間、360時間等)が経過したか否かを判定することができる。図1(A)の例において、第1の制御部3は、例えばスイッチKEYと電気的に接続されて、スイッチKEYからの出力を入力し、スイッチKEYがON状態又はOFF状態であるのかを把握することができる。
1例として、第1の制御部3は、スイッチKEYがON状態からOFF状態に変化してから、第1所定時間が経過したか否かを判定することができる。
図1(A)の第1の制御部3は、例えばController Area Networkである車載ネットワークCANと電気的に接続されて、車載ネットワークCANを介してスイッチKEYがON状態又はOFF状態であるのかを把握してもよい。言い換えれば、第1の制御部3は、スイッチKEYと直接に接続されなくてもよく、図示されない車載機器(例えば電子制御ユニット)からの車載ネットワークCAN上の情報(スイッチKEYの状態)を把握してもよい。もちろん、第1の制御部3は、図1(A)の構成例に限定されず、車載ネットワークCANと接続されてなくてもよい。
なお、スイッチKEYがOFFされる間、車両の負荷、具体的には、車両用表示装置の負荷、より具体的には、車両用表示装置の制御部(特に、第2の制御部2)の負荷は、低く、第1の制御部3は、車両の負荷が低いこと、或いは、車両の負荷がゼロであることを判定することができる。
図1(A)に示されるように、第1の制御部3は、例えば車輪速センサ、燃料センサ等のセンサSENSORと電気的に接続されて、例えば自車両の計器に関連する計器情報(例えば自車両の速度、燃料の残量)を把握することができる。第1の制御部3は、例えばアナログ指針、LED等の指示部7と電気的に接続されてもよく、計器情報に基づき指示部7を駆動することができる。もちろん、第1の制御部3は、計器情報を把握しなくてもよく、計器情報を例えば運転者に認識させなくてもよい。
なお、第1の制御部3は、第2の制御部2と通信可能に構成することができ、例えば計器情報を第2の制御部2に送信することができる。
第1の制御部3は、典型的には、CPU(図示せず)及び記憶部を有するマイコンであり、記憶部は、CPUに所定の動作を実行させるプログラムを記憶するROM(例えばEEPROM、NOR型フラッシュメモリ等)とCPUのワーク領域であるRAM(図示せず)とを有することができる。
図1(A)の車両用表示装置は、車載バッテリ(図示せず)に接続されて車載バッテリの出力(例えば12[V])である直流電源ラインBATから第1の制御部3の電源を生成する第1の電源部5(例えばリニアレギュレータ)を備えている。図1(A)に示されるように、第1の電源部5は、直流電源ラインBATから例えばNAND型フラッシュメモリ1の電源も生成することができる。図1(A)の例において、第1の電源部5は、スイッチKEYの状態と無関係に、常に、第1の制御部3の電源及びNAND型フラッシュメモリ1の電源を生成することができる。
第1の制御部3が例えばセンサSENSORからの計器情報に基づき指示部7を駆動する時に、車両用表示装置は、車両用計器である。車両の駆動を開始させるスイッチKEYがOFFされる間、第1の制御部3は、指示部7の駆動を中止することができる。車両の駆動を開始させるスイッチKEYがONされる間、第1の制御部3は、例えばカウンタ(図示せず)のカウント値をインクリメントすることによって、第1の制御部3の計測時間(動作時間)を把握することができる。車両の駆動を開始させるスイッチKEYがOFFされる間、第1の制御部3は、カウンタのカウントアップを継続してもよい。しかしながら、消費電力を低減させるために、車両の駆動を開始させるスイッチKEYがOFFされる間、第1の制御部3は、動作状態から待機状態に移行することが好ましく、カウンタは、非動作に設定される。
第1の制御部3が待機状態に設定される時に、第1の制御部3は、例えばタイマ(図示せず)のカウント値をデクリメントすることによって、第1の制御部3の起動タイミングを把握することができる。起動タイミングは、例えば1時間の周期に設定され、従って、第1の制御部3は、例えば1時間毎に起動し、即ち例えば1時間毎に待機状態から動作状態に戻ることができる。第1の制御部3が待機状態から動作状態に戻る瞬間に、第1の制御部3は、カウンタのカウント値に例えば1時間分のカウントアップを加算し、第1の制御部3の計測時間を補償することができる。その後、第1の制御部3の待機状態が継続する限り、第1の制御部3は、待機状態でカウンタのカウント値をインクリメントする。
車両の駆動を開始させるスイッチKEYがOFFされる間、第1の制御部3は、カウンタのカウント値を参照する又はカウンタのカウント値を閾値と比較することによって、第1所定時間(例えば2週間、360時間等)が経過したか否かを判定することができる。カウンタのカウント値に相当する計測時間が第1所定時間よりも小さい時に、即ち第1所定時間が経過していない時に、第1の制御部3は、タイマのカウント値を初期値に戻し、動作状態から待機状態に移行することができる。
第1の制御部3が起動を繰り返した後に、カウンタのカウント値に相当する計測時間は、第1所定時間を超えることになる。第1の制御部3の計測時間が第1所定時間である時に、第1の制御部3は、第1所定時間が経過したことを判定することができる。スイッチKEYが例えば2週間以上OFFされ続ける時に、NAND型フラッシュメモリ1へのアクセスが例えば2週間停止されて、NAND型フラッシュメモリ1のビットエラーが例えば熱等の外部環境によって発生することがある。このように、NAND型フラッシュメモリ1は、ビットエラーが発生し易いので、第1所定時間が経過する毎に、即ち定期的に、データの誤りを訂正することが好ましい。
言い換えれば、NAND型フラッシュメモリ1がデータを誤り訂正符号(ECC:Error Correction Code)とともに記憶する時に、誤り訂正符号の訂正能力を超えるビットエラーによって、データが損失してしまう。訂正能力が例えば528バイト当たり例えば4ビットである時に、528バイト当たり5つのビットエラーの発生で、データの誤りを訂正することができなくなり、データが損失してしまう。
図1(A)において、NAND型フラッシュメモリ1は、メモリコントローラを内蔵し、そのメモリコントローラが誤り訂正符号を所定のアルゴリズムで算出し、データと一緒に誤り訂正符号をNAND型フラッシュメモリ1に書き込むことができる。また、メモリコントローラがデータを読み出す時に、誤り訂正符号によってビットエラーを検出し、正しいデータをNAND型フラッシュメモリ1に書き戻すことができる。なお、第1の制御部3は、メモリコントローラに対して所定の命令(リフレッシュ処理の実行命令)を送るだけでよい。
車両の駆動を開始させるスイッチKEYがOFFされる間、消費電力を低減させるために、第2の制御部2は、動作状態から待機状態に移行することが好ましく、第2の制御部2は、常に待機状態に設定されることが更に好ましい。例えば第1の制御部3は、第2の制御部2を起動させる起動信号ENの送信を停止することができ、これにより、第2の制御部2は、待機状態に設定される。
図1(A)の車両用表示装置は、直流電源ラインBATから第2の制御部2の電源を生成する第2の電源部4(例えばスイッチング電源)を備えている。図1(A)に示されるように、第2の電源部4は、例えば複数のスイッチング電源を有し、直流電源ラインBATから例えばLCDである表示部6の電源も生成することができるとともに、直流電源ラインBATから第2の制御部2の記憶部の一部であるRAM(例えばDRAM)の電源も生成することができる。図1(A)の例において、第2の電源部4は、スイッチKEYがOFFされる間、第2の制御部2等への電源の生成又は供給を停止することができる。
第2の制御部2は、典型的には、GPU(図示せず)及び記憶部を有するグラフィックコントローラであり、記憶部は、GPUに所定の動作を実行させるプログラムを記憶するNAND型フラッシュメモリ1とGPUのワーク領域であるRAMとを有することができる。図1(A)の車両用表示装置は、バススイッチ8を備え、車両の駆動を開始させるスイッチKEYがONされる間、第2の制御部2とNAND型フラッシュメモリ1とを電気的に接続することができる。他方、KEYがOFFされる間、第2の制御部2とNAND型フラッシュメモリ1とを電気的に切断し、第1の制御部3とNAND型フラッシュメモリ1とを電気的に接続することができる。
ところで、第2の制御部2は、NAND型フラッシュメモリ1に記憶されるデータを用いて車両情報(ここで、車両情報は、例えば計器情報であってもよく、その計器情報は、例えば第1の制御部3から第2の制御部2に送信されていてもよい。)を表示器6に表示させることができる。言い換えれば、第2の制御部2の消費電力は、第1の制御部3の消費電力よりも高い。従って、車両の駆動を開始させるスイッチKEYがOFFされる間、車両用表示装置全体の消費電力を低減させるために、第2の制御部2ではなく、第1の制御部3が例えば1時間毎に待機状態から動作状態に戻ることが好ましく、第2の制御部2ではなく、第1の制御部3が所定の命令をNAND型フラッシュメモリ1のメモリコントローラに送ることが好ましい。
なお、車両の駆動を開始させるスイッチKEYがONされる間、第2の制御部2は、NAND型フラッシュメモリ1に記憶されるデータの読み出しをメモリコントローラに実行させる。従って、第2の制御部2がNAND型フラッシュメモリ1にアクセスする時に、メモリコントローラが誤り訂正符号によってビットエラーを検出し、正しいデータをNAND型フラッシュメモリ1に書き戻すことができる。
NAND型フラッシュメモリ1は、表示部6の表示を制御する第2の制御部2が起動するためのプログラムデータを記憶することができるとともに、表示部6の表示に必要な設定データを記憶することができる。加えて、NAND型フラッシュメモリ1は、表示部6の表示に利用される画像データ(例えば静止画データ、動画データ、ポリゴンデータ)を記憶することができる。画像データは、例えばアナログ指針である指示部7の意匠性を高めるための画像データ(計器情報)であってもよく、或いは、自車両の速度の数字を構成する画像データ(計器情報)であってもよく、その他の車両情報に関連する画像データ(前方車両情報、路面情報、後方車両情報、経路情報等の少なくとも1つ又はそれらの任意の組み合わせ)であってもよい。
図1(B)は、図1(A)の車両用表示装置の変形例を示す。NAND型フラッシュメモリ1がプログラムデータを記憶する時に、そのプログラムデータを二重化することができる。具体的には、図1(B)の例において、第2の制御部2は、記憶部として、NAND型フラッシュメモリ1及びRAMだけでなく、例えばNOR型フラッシュメモリであるROMを有することができる。NAND型フラッシュメモリ1は、経年劣化(書込頻度)によって、データ記憶力(データ保持力)が低下し得る。仮に、NAND型フラッシュメモリ1に記憶されるプログラムデータに欠損が発生する場合、第2の制御部2は、そのプログラムデータで起動できないので、NAND型フラッシュメモリ1の寿命よりも長い寿命(高いデータ保持力)を有する例えばNOR型フラッシュメモリであるROMにもプログラムデータ(ブート用のプログラムデータ)を記憶することができる。
代替的に、図1(B)の例において、第2の制御部2のプログラムデータは、NAND型フラッシュメモリ1の寿命よりも長い寿命(高いデータ保持力)を有する例えばNOR型フラッシュメモリであるROMだけに記憶されてもよい。また、第2の制御部2の動作に重要なデータである設定データも、例えばNOR型フラッシュメモリであるROMだけに記憶されてもよい。或いは、容量が大きい画像データだけがNAND型フラッシュメモリ1に記憶されてもよい。画像データに欠損が発生しても、ドット抜け、色の変色が起こるだけであるので、第2の制御部2の動作は、継続可能である。
図1(C)は、図1(A)の車両用表示装置の他の変形例を示す。長期間に渡ってスイッチKEYがONされない時に、車載バッテリは、劣化し得る。図1(C)の例において、第1の制御部3の電源部を二重化することができる。具体的には、車両用表示装置は、例えばボタン電池、スーパーキャパシタ、二次電池等である第3の電源部を備えることができる。1例として、第1の制御部3は、車載バッテリの電圧を監視してもよく、車載バッテリが劣化する時に、第3の電源部を有効化し、第3の電源部の電力に基づきNAND型フラッシュメモリ1のデータの誤りを訂正するとともに、データの欠損を防止することができる。
図2は、図1(A)の車両用表示装置(第1実施形態)の動作例を表すフローチャートを示す。図2の例において、図1(A)の車両用表示装置、第1の制御部3、第2の制御部2及びNAND型フラッシュメモリ1は、それぞれ、車両用計器、マイコン、グラフィックコントローラ及びeMMC(Embedded Multi Media Card)である。
図2のステップST01において、車両用計器(車両用表示装置)の起動要因は、OFF状態である。具体的には、車両の駆動を開始させるスイッチKEYがOFF状態であることをマイコン(第1の制御部3)が検出している。次に、ステップST02において、車両用計器は、待機状態に設定される。具体的には、マイコンは、計器機能を停止するために、指示部7の駆動は、中止される。次に、ステップST03において、グラフィックコントローラ(第2の制御部2)は、待機状態に設定される。具体的には、マイコンは、起動信号ENの送信を停止する。
次に、ステップST04において、マイコン及びeMMC(NAND型フラッシュメモリ1)は、待機状態に設定される。具体的には、マイコンは、第1の電源部5を制御して、eMMCのメモリコントローラへの電源の供給を停止することができる。また、マイコンは、タイマを準備して、動作状態から待機状態に移行する。次に、ステップST05,ST06において、マイコン及びeMMCは、第1所定時間よりも短い周期で起動する。具体的には、タイマからの割込によって起動したマイコンは、第1の電源部5を制御して、eMMCのメモリコントローラへの電源の供給を再開することができる。
次に、ステップST07,ST08において、第1所定時間が経過した時に、マイコンは、データ損失防止処理を実行することができる。具体的には、マイコンは、NAND型フラッシュメモリ1の全領域に対してリフレッシュ処理をメモリコントローラに実行させる。次に、ステップST09において、マイコンは、スイッチKEYがOFF状態からON状態に変化するか否かを判定することができる。スイッチKEYがOFFされ続ける時に、ステップST10において、マイコンは、NAND型フラッシュメモリ1の全領域に対してリフレッシュ処理が終了したか否かを判定することができる。リフレッシュ処理が終了する時に、ステップST11において、マイコンは、カウンタのカウント値(計測時間)をリセットすることができる。
リフレッシュ処理の途中で、スイッチKEYがONされる時に、ステップST12において、マイコンは、リフレッシュ処理の中止をメモリコントローラに指示することができる。なお、リフレッシュ処理が中止される時に、マイコンは、計測時間をリセットしない。その理由は、スイッチKEYが再びOFFされる時に、リフレッシュ処理を速やかに実行するためである。
次に、ステップST13において、マイコンは、バススイッチ8を制御して、マイコンとeMMCとを電気的に切断し、グラフィックコントローラとeMMCとを電気的に接続することができる。次に、ステップST14において、マイコンは、起動信号ENをグラフィックコントローラに送信する。これにより、グラフィックコントローラは、起動し、eMMCのプログラムデータを読み出し、車両情報を表示器6に表示させることができる(ステップST15)。また、マイコンは、指示部7の駆動を再開させることができる(ステップST15)。
以下に、「第2実施形態」について説明する。
図3は、例えば図1(A)の車両用表示装置(第2実施形態)の動作例を表すフローチャートを示す。図3の例において、図1(A)の車両用表示装置、第1の制御部3、第2の制御部2及びNAND型フラッシュメモリ1は、それぞれ、車両用計器、マイコン、グラフィックコントローラ及びeMMC(Embedded Multi Media Card)である。
第1実施形態では、スイッチKEYがOFF状態からON状態に変化する時に、図2のステップST12において、マイコンは、リフレッシュ処理の中止をメモリコントローラに指示してもよい。言い換えれば、マイコンは、スイッチKEYがONされる間、常に、グラフィックコントローラとeMMCとを電気的に接続してもよい。他方、第2実施形態では、マイコンは、スイッチKEYがONされる間、一時的に、グラフィックコントローラとeMMCとを電気的に切断し、マイコンは、リフレッシュ処理を実行することができる。但し、マイコンは、車両の負荷が低い時に、リフレッシュ処理を実行する。以下、第2実施形態を具体的に説明する。
図3のステップST15において、車両用計器(車両用表示装置)の起動要因は、ON状態である。具体的には、車両の駆動を開始させるスイッチKEYがON状態であることをマイコン(第1の制御部3)が検出している。1例として、スイッチKEYがONされる時に、マイコンは、グラフィックコントローラとeMMCとが電気的に接続される状態で、起動信号ENをグラフィックコントローラに送信する。これにより、グラフィックコントローラは、起動し、eMMCのプログラムデータを読み出することができる。
次に、ステップST16において、マイコンは、定例のデータ損失防止処理を開始又は再開する。好ましくは、定例のデータ損失防止処理は、グラフィックコントローラがeMMCのプログラムデータの読み出しを完了した後に、必ず実行される。具体的には、マイコンは、グラフィックコントローラはeMMCのプログラムデータの読み出しを完了した後、バススイッチ8を制御して、マイコンとeMMCとを電気的に接続する。その後、マイコンは、定例のデータ損失防止処理として、eMMC(NAND型フラッシュメモリ1)の全領域に対してリフレッシュ処理をメモリコントローラに実行させる。
定例のデータ損失防止処理は、スイッチKEYがONされる状態であっても、周期的に、繰り返すことが好ましい。但し、スイッチKEYがONされる間、定例のデータ損失防止処理は、繰り返されなくてもよく、スイッチKEYがONされた後に、1回だけ実行されてもよい。
図3のステップST17において、マイコンは、定例のデータ損失防止処理の途中で、車両の負荷が高い時に、データ損失防止処理の中断要因がON状態であると判断する。マイコンは、中断要因がON状態であると判断すると、ステップST18において、データ損失防止処理を中断する。
一方で、ステップST19において、中断要因がOFF状態のままデータ損失防止処理を完了すると、ステップST20において、マイコンは、カウンタ(カウンタは、第1実施形態のカウンタと異なってもよく、或いは、同じであってもよい。)のカウント値をリセットし、リセット後に、カウンタのカウントアップを継続することによって、データ損失防止処理が完了してからのマイコンの計測時間(動作時間)を把握することができる。従って、マイコンは、定例のデータ損失防止処理の実行を周期的に繰り返すことができる。
次に、ステップS21,ST22において、マイコンは、カウンタのカウント値に相当する計測時間が第2所定時間(所定時間)を超える時に、即ち、データ損失防止処理が完了してから第2所定時間が経過した時に、臨時のデータ損失防止処理を開始又は再開する。
一方で、ステップS21,S23において、マイコンは、データ損失防止処理が完了してから第2所定時間が経過していない時には、車両用計器の起動要因がON状態である間、車両用計器の動作状態を継続する。
第2実施形態において、第2所定時間が経過しているか否かを判断する起点は、前回のデータ損失防止処理が完了した時点である。他方、第1実施形態において、第1所定時間が経過しているか否かを判断する起点は、1例として、スイッチKEYがON状態からOFF状態に変化した時点である。第2実施形態及び第1実施形態を組み合わせる時に、言い換えれば、スイッチKEYの状態(ON状態/OFF状態)に依存しないで、周期的にデータ損失防止処理を実行する時に、第2所定時間は、第1所定時間と同一に設定することができ、第2所定時間及び第1所定時間の各々は、1例として、例えば2時間である。
もちろん、スイッチKEYがON状態である時の第2所定時間は、スイッチKEYがOFF状態である時の第1所定時間と異ならせてもよく、ON状態では、マイコンは、NAND型フラッシュメモリ1の一部の領域についてアクセスし、その領域についてだけデータの誤りが存在する時に訂正できるので、第2所定時間は、1例として、第1所定時間よりも短く設定することができる。
スイッチKEYがON状態である時の第2実施形態では、マイコンは、第2所定時間が経過する毎に、定例のデータ損失防止処理は、基本的には、周期的に繰り返される。しかしながら、車両の負荷が高い時に、定例のデータ損失防止処理は、中断される。言い換えれば、車両の負荷が低い時に、定例のデータ損失防止処理は、実行される。
例えば、マイコンが車両の燃料補給(例えば、電気自動車(EV)又はハイブリッド電気自動車(HEV)の駆動用バッテリへの充電(電荷補充)、燃料電池自動車(FCV)の駆動用燃料電池への水素補充)を検出する時に、車両の負荷が低いことを検出することができる。燃料補給中では、計器情報に基づく画像データでの表示部6の表示は、省略し、或いは、例えばRAMに記憶される画像データ(NAND型フラッシュメモリ1に記憶される画像データと比べて、容量が小さい画像データ)で簡略化することができる。
また、マイコンが車両の停車を検出する時に、車両の負荷が低いことを検出することができる。更に、マイコンが車両の一定速度を検出する時に、車両の負荷が低いことを検出することができる。加えて、マイコンの処理負荷、及び/又は、グラフィックコントローラの処理負荷が所定値よりも低い時に、マイコンは、車両の負荷が低いことを検出又は判定することができる。なお、車両の負荷が低い状態から高い状態に変化する時点でデータ損失防止処理が完了しない時に、マイコンは、データ損失防止処理を一時的に中止してもよい。この場合、車両の負荷が高い状態から低い状態に戻る時に、一時的に中止したデータ損失防止処理を再開してもよい。
以下に、第1実施形態及び/又は第2実施形態の「変形例」について説明する。
図4(A)は、図1(A)の車両用表示装置の変形例を示し、図4(B)は、使用環境温度と補正係数との関係を示す。図4(A)に示されるように、車両用表示装置は、例えば使用環境温度を検出する温度検出部9を更に備えることができる。なお、図1(B)及び図1(C)の車両用表示装置も温度検出部9を更に備えることができる。
温度検出部9は、好ましくは、NAND型フラッシュメモリ1の近くに配置され、温度検出部9は、1例として、NAND型フラッシュメモリ1が実装されている基板SUBに実装される。なお、温度検出部9が基板SUBに実装されない時に、車両用表示装置が例えばダッシュボードに配置される時に、温度検出部9は、1例として、ダッシュボードに配置されて、ダッシュボードの内部温度をNAND型フラッシュメモリ1の温度として、検出してもよい。
NAND型フラッシュメモリ1のデータ保持期間、即ち、データが損失してビットエラーが発生するまでの時間又は確率は、使用環境温度に基づくので、第1の制御部3(典型的には、マイコン)は、データの損失をより一層防止するために、使用環境温度に基づき、データ損失防止処理を実行するタイミングを決定することができる。
具体的には、使用環境温度が高くなるほど、データ保持期間が短くなる。そのため、使用環境温度が高いほど、データ損失防止処理を頻繁に実行するようにすることが好ましい。具体的には、例えば図4(B)に示されるように、使用環境温度が高いほど例えば指数関数的に大きくなる補正係数AFに基づき、カウンタのカウント値をインクリメントすることによって、上述の第1所定時間、第2所定時間等の所定時間を計測する。例えば、補正係数AFが1である時に、カウンタのカウント値は1だけインクリメントされる。例えば、補正係数AFが20である時に、カウンタのカウント値は20だけインクリメントされる。使用環境温度が高い環境が長く継続するほど、図2のステップST07、図3のステップST21等のステップにおいて、より短い期間で所定時間が経過したと判定できる。これにより、使用環境温度が高いほど、データ損失防止処理を頻繁に実行でき、より安全にNAND型フラッシュメモリ1のデータの損失を防止できる。
本発明は、上述の例示的な実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の例示的な実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。
本発明は、車両の走行速度などの車両情報を表示する車両用表示装置に好適である。
1・・・NAND型フラッシュメモリ(例えばeMMC)、2・・・第2の制御部(例えばグラフィックコントローラ)、3・・・第1の制御部(例えばマイコン)、4・・・第2の電源部、5・・・第1の電源部、6・・・表示部、7・・・指示部、8・・・バススイッチ、9・・・温度検出部、AF・・・補正係数、BAT・・・直流電源ライン、CAN・・・車載ネットワーク、KEY・・・スイッチ、SENSOR・・・センサ、SUB・・・基板。

Claims (6)

  1. 車両情報を表示する表示部と、
    前記表示部の表示に関連するデータを誤り訂正符号とともに記憶するNAND型フラッシュメモリと、
    前記車両情報を送信する第1の制御部と、
    前記データを用いて前記第1の制御部から受信した前記車両情報を前記表示部に表示させる第2の制御部と、
    を備え、
    車両の駆動を開始させるスイッチがOFFされる間、前記第1の制御部は、動作状態で第1所定時間が経過したか否かを判定し、
    前記スイッチがOFFされる間、前記第2の制御部は、常に待機状態に設定され、
    前記スイッチがOFFされる間、前記第1の制御部は、待機状態に設定されるとともに、前記第1所定時間よりも短い周期で起動し、前記動作状態で前記第1所定時間が経過したか否かを判定し、
    前記第1所定時間が経過した後に、前記第1の制御部は、前記NAND型フラッシュメモリに記録されたデータの誤りを訂正するデータ損失防止処理を実行し、
    前記第1所定時間が経過していない時に、前記第1の制御部は、前記動作状態から前記待機状態に移行することを特徴する車両用表示装置。
  2. 前記第1制御部は、前記データ損失防止処理として、前記NAND型フラッシュメモリに記録された前記データに誤りが存在するか否かを前記誤り訂正符号で判定し、
    前記データに前記誤りが存在する時に、前記第1の制御部は、前記誤り訂正符号で前記誤りを訂正することを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記NAND型フラッシュメモリは、前記NAND型フラッシュメモリに記録された前記データの誤りを管理するメモリコントローラを内蔵し、
    前記第1制御部は、前記データ損失防止処理として、前記NAND型フラッシュメモリに記録された前記データに誤りが存在するか否かの検出を前記メモリコントローラに実行させ、且つ、前記誤りの訂正を前記メモリコントローラに実行させることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  4. 前記NAND型フラッシュメモリに記録された前記データに誤りが存在するか否かを前記誤り訂正符号で判定される間、前記第1の制御部は、前記スイッチが前記OFF状態から前記ON状態に変化するか否かを判定し、
    前記スイッチが前記OFF状態から前記ON状態に変化する時に、前記第1の制御部は、前記データに誤りが存在するか否かの判定を中止し、前記第2の制御部を起動させることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両用表示装置。
  5. 使用環境温度を検出する温度検出部を
    更に備え、
    前記制御部は、前記使用環境温度が高いほど前記第1所定時間が短くなるように、前記第1所定時間を設定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両用表示装置。
  6. 前記制御部は、前記データ損失防止処理が正常に完了してから第2所定時間が経過したか否かを判定し、
    前記第2所定時間が経過した後に、前記制御部は、前記データ損失防止処理を実行することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の車両用表示装置。


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