JP6485990B2 - ドライブレコーダ - Google Patents

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Description

本発明は、ドライブレコーダに関する。
一般的なドライブレコーダは、車両に搭載されて用いられ、事故発生等に伴う衝撃の検知を記録トリガ(即ち、記録開始条件。)として、記録トリガが発生する度に、該記録トリガが発生した時点の前後に亘る時間帯に取得された画像データを記録媒体に格納させるトリガ記録機能を有している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012―3607号公報
一方、近年では、車載カメラにより取得された画像データを記録媒体に連続的に常時記録する常時記録機能を有するドライブレコーダが用いられる場合がある。
このように画像データを常時記録する場合には、記録媒体に格納するデータ量が多くなるため、記録媒体の記録容量を従来のドライブレコーダよりも大きくする必要がある。このために、常時記録機能を有するドライブレコーダは、製造コストが高くなる虞があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録媒体に格納するデータ量の増加を抑制可能なドライブレコーダを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るドライブレコーダは、下記(1)〜(2)を特徴としている。
(1) 車両に搭載された撮像部により取得された画像データを常時記録する常時記録機能と、記録トリガが発生する度に前記記録トリガが発生した時点の前後に亘る時間帯に取得された前記画像データを記録するトリガ記録機能と、を制御する制御部と、
動作情報として前記常時記録機能を使用する常時記録時間帯を格納した記録部と、
現在の車両の位置情報を取得するためのGPS受信部と、
事務所システムとの通信を行うための通信部と、
を備え、
前記制御部は、
前記トリガ記録機能を常に作動させると共に、
前記常時記録時間帯においてのみ前記常時記録機能をオン状態とし、それ以外の期間では前記常時記録機能をオフ状態に維持し、
前記制御部は、
前記GPS受信部により得られる現在の車両の位置情報と、前記通信部による前記事務所システムとの通信と、を利用して、現在車両が位置する地域における事故が起こり易い時間帯を特定し、前記特定された時間帯を前記常時記録時間帯としてリアルタイムで追加可能であり、
前記制御部は、
前記トリガ記録機能に従って記録された前記画像データと、前記常時記録機能に従って記録された前記画像データと、を識別可能であるように記録する、
こと。
(2) 上記(1)の構成のドライブレコーダであって、
前記動作情報が、外部機器との通信により書き換えられる、
こと。
上記(1)の構成のドライブレコーダでは、常時記録機能のオンオフが切り替え可能である。このため、当該ドライブレコーダの使用目的に適合するように、常時記録機能が利用される状態と、利用されない状態と、が切り替えられて使用され得る。この結果、常時記録機能を利用する時間が従来よりも短くなり、記録媒体に格納するデータ量が従来よりも少なくなり得る。
更に、上記(1)の構成のドライブレコーダでは、記録部に格納された動作情報に基づいて、常時記録機能のオンオフが切り替えられる。このため、ドライブレコーダの動作情報に基づいて、常時記録機能が利用される状態と利用されない状態とが切り替えられて使用される。この結果、常時記録機能を利用する時間が従来よりも短くなり、記録媒体に格納するデータ量が従来よりも少なくなる。
更に、上記()の構成のドライブレコーダでは、常時記録機能のオンオフの切り替えに利用される動作情報が、常時記録機能を使用する時間帯を特定した時間帯情報である。このため、当該時間帯情報に基づいて、常時記録機能が利用される状態と利用されない状態とが切り替えられて使用される。この結果、常時記録機能を利用する時間が従来よりも短くなり、記録媒体に格納するデータ量が従来よりも少なくなる。
上記()の構成のドライブレコーダでは、常時記録機能のオンオフの切り替えに利用される動作情報が、外部機器との通信により書き換えられる。このため、ドライブレコーダの利便性が向上する。
本発明のドライブレコーダによれば、記録媒体に格納するデータ量の増加を抑制可能なドライブレコーダを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、第1の実施形態に係るドライブレコーダ100のハードウェアの構成例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係るドライブレコーダ100が起動した後の処理ルーチンを表すフローチャートである。 図3は、第1の実施形態における常時記録機能のオンオフの切り替えを例示する説明図である。 図4は、第2の実施形態に係るドライブレコーダ200が起動した後の処理ルーチンを表すフローチャートである。
本発明に係るドライブレコーダの具体的な実施形態について各図を参照しながら以下に説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態に係るドライブレコーダ100は、例えばタクシーや路線バス等の車両に搭載されて用いられる。ドライブレコーダ100は、概略的には、記録開始条件である記録トリガの発生を検知する度に、当該記録トリガが発生した前後に亘る時間帯に車載カメラにより取得された画像データを記録して収集するトリガ記録機能と、車載カメラにより取得された画像データを連続的に常時記録する常時記録機能と、を有している。そして、トリガ記録機能は常にオン状態とされ、常時記録機能のオンオフが予め設定された条件にしたがって切り替えられて使用される。
図1は、本実施形態に係るドライブレコーダ100のハードウェアの構成例を示したブロック図である。
図1に示すように、ドライブレコーダ100は、マイクロコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)101、カメラ102、加速度センサ103、速度センサ104、GPS(Grobal Positioning System)受信部105、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)106、ROM(Read Only Memory)107、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)108、メモリカード109、インタフェース110、インタフェース111、及びインタフェース112を備えている。以下では、これら各構成について説明する。
マイクロコンピュータ101は、制御部であり、予め用意されたプログラムを実行し、ドライブレコーダ100の機能を実現するために必要な様々な処理を行う。例えば、後述する図2のフローチャートに示した処理をマイクロコンピュータ101が行う。
カメラ102は、撮像部としての車載カメラであり、例えば車両室内のインストルメントパネル上部に設置され、車両前方の画像を撮影して画像データをインタフェース110を介してマイクロコンピュータ101に出力する。
加速度センサ103は、加速度情報取得部であり、車両の3軸方向の加速度を検出して、検出した加速度の値をインタフェース111を介してマイクロコンピュータ101に出力する。
速度センサ104は、速度情報取得部であり、車両の速度を検出して、検出した速度の値をインタフェース112を介してマイクロコンピュータ101に出力する。
GPS受信部105は、位置情報取得部であり、GPS信号を受信して、現在の車両の位置情報をマイクロコンピュータ101に出力する。
SDRAM106は、記録部の1つとしてのデータの読み書きが自在のメモリであり、一時的に使用する各種データを保持するために利用される。
ROM107は、記録部の1つとしての読み取り専用のメモリであり、マイクロコンピュータ101が実行すべきプログラムや必要なデータを予め保持している。
EEPROM108は、記録部の1つとしての電気的に書き換え可能なメモリであり、マイクロコンピュータ101が参照する各種データを保持している。例えば、EEPROM108には、後述する図2に示すステップS21でマイクロコンピュータ101が参照する、ドライブレコーダ100の動作情報に関する各種設定値が保持されている。動作情報とは、ドライブレコーダ100が常時記録機能を発揮するべき条件を定めた情報であり、当該条件はドライブレコーダ100の使用目的等に合わせて使用者等により定められている。第1の実施形態に係るドライブレコーダ100では、動作情報として、常時記録機能を使用する時間帯を特定した時間帯情報を利用している。以下、本実施形態に係るドライブレコーダ100では、常時記録機能を使用する常時記録時間帯として6時〜10時の時間帯及び16時〜20時の2つの時間帯が設定されている例について説明する。
メモリカード109は、外部記憶媒体であり、ドライブレコーダ100に着脱自在に接続され、画像データ等を記録可能に構成されている。また、メモリカード109は、例えば事務所システムが備える外部機器(PC(Personal Computer)等、図示せず。)に着脱自在に取付けられる。これにより、本実施形態に係るドライブレコーダ100は、外部機器に対してメモリカード109を介して画像データ等を伝達する。ドライブレコーダ100の運用時には、メモリカード109はドライブレコーダ100に接続されている。
次に、ドライブレコーダ100の動作について説明する。
ドライブレコーダ100は、前述したように、運用時には、トリガ記録機能が常にオン状態とされ、常時記録機能のオンオフが動作情報にしたがって切り替えられて使用される。より具体的には、トリガ記録機能がオンである状態においては、マイクロコンピュータ101は、加速度センサ103から受け付けた車両の加速度の値が所定の閾値を超えたと判定する度に(即ち、記録トリガが発生したと判定する度に。)、当該記録トリガが発生した前後に亘る時間帯(例えば、30秒間。)にカメラ102から受け付けた画像データをメモリカード109に格納させる。常時記録機能がオンである状態においては、これに加えて、マイクロコンピュータ101は、常時、カメラ102から受け付けた画像データをメモリカード109に格納させる。このとき、マイクロコンピュータ101は、トリガ記録機能にしたがって格納された画像データと、常時記録機能にしたがって格納された画像データと、が識別可能となるように、例えばフォルダ分けしてメモリカード109に画像データを格納させることが好ましい。
図2は、本実施形態に係るドライブレコーダ100が起動した後の処理ルーチンを表すフローチャートである。
まず、運転手は、イグニッションスイッチをオンにする。直流電圧(Vcc)が供給されたマイクロコンピュータ101は、動作を開始する。
ステップS21では、マイクロコンピュータ101は、EEPROM108に格納されているドライブレコーダ100の動作情報に関する各種設定値を読み出す。より具体的には、マイクロコンピュータ101は、常時記録時間帯として6時〜10時の時間帯及び16時〜20時の2つの時間帯が設定された設定値を読み出す。
ステップS22では、マイクロコンピュータ101は、ドライブレコーダ100に内蔵されているリアルタイムクロック(Real Time Clock、図示せず)から現在の時刻情報を取得する。
ステップS23では、マイクロコンピュータ101は、ステップS21で読み出した設定値及びステップS22で取得した現在の時刻情報に基づいて、現時刻が常時記録時間帯の開始時刻に達したか否かを判定する。より具体的には、マイクロコンピュータ101は、現時刻が常時記録時間帯の開始時刻である6時又は16時に達したか否かを判定する。判定の結果、現時刻が常時記録時間帯の開始時刻に達したと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS24の処理を実行する。一方、判定の結果、現時刻が常時記録時間帯の開始時刻に達していないと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS22の処理を実行する。
ステップS24では、マイクロコンピュータ101は、常時記録機能をオンにして、常時記録を開始する。
ステップS25では、マイクロコンピュータ101は、リアルタイムクロックから現在の時刻情報を取得する。
ステップS26では、マイクロコンピュータ101は、ステップS21で読み出した設定値及びステップS25で取得した現在の時刻情報に基づいて、現時刻が常時記録時間帯の終了時刻に達したか否かを判定する。より具体的には、マイクロコンピュータ101は、現時刻が常時記録時間帯の終了時刻である10時(ステップS24で6時に達したと判定した場合。)又は20時(ステップS24で16時に達したと判定した場合。)に達したか否かを判定する。判定の結果、現時刻が常時記録時間帯の終了時刻に達したと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS27の処理を実行する。一方、判定の結果、現時刻が常時記録時間帯の終了時刻に達していないと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS25の処理を実行する。
ステップS27では、マイクロコンピュータ101は、常時記録機能をオフにして、常時記録を終了する。
以上説明した一連の処理により、図3に示すように、トリガ記録機能が常にオン状態とされ、常時記録時間帯である6時〜10時の時間帯及び16時〜20時の時間帯においては、常時記録機能がオン状態とされる。即ち、EEPROM108に格納された動作情報に基づいて、常時記録機能のオンオフが切り替えられる。
次に、EEPROM108に保持された動作情報に関する各種設定値の書き換え方法について説明する。
各種設定値は、ドライブレコーダ100にUSB(Universal Serial Bus)接続されたPC(図示せず。)により、当該PCにインストールされた設定ソフトを用いて書き換え可能である。尚、事務所システムが備える外部機器に接続された状態のメモリカード109に、変更後の各種設定値が書き込まれ、当該メモリカード109がドライブレコーダ100に接続された場合に、各種設定値が当該変更後の設定値に書き換えられる構成としても構わない。
また、ドライブレコーダ100が、3G回線等により事務所システムと通信を行う通信部(図示せず。)を備え、事務所システムとの通信により、各種設定値が書き換え可能である構成としても構わない。或いは、本実施形態に係るドライブレコーダ100では、予め設定されてEEPROM108に格納された常時記録時間帯に関する情報を利用する構成としたが、ドライブレコーダ100が通信部を備えている場合には、現在の車両の位置情報から、現在車両が位置する地域における事故が起こりやすい時間帯を特定し、当該時間帯を常時記録時間帯として用いるように、リアルタイムで常時記録時間帯を追加可能な構成としても構わない。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るドライブレコーダ200について説明する。第2の実施形態に係るドライブレコーダ200は、動作情報として、常時記録機能を使用する地域を特定した地域情報を利用している点で第1の実施形態に係るドライブレコーダ100と相違する。第2の実施形態に係るドライブレコーダ200は、各ハードウェアの構成についてはドライブレコーダ100と同一であるので、各構成にはドライブレコーダ100における符号と同一の符号を付して説明を省略する。
上述したように、第2の実施形態に係るドライブレコーダ200は、動作情報として、常時記録機能を使用する地域を特定した情報を利用している。つまり、EEPROM108には、常時記録機能を使用する地域を特定した動作情報に関する各種設定値が保持されている。以下、本実施形態に係るドライブレコーダ200では、常時記録機能を使用する常時記録地域としてA地域及びB地域の2つの地域が設定されている例について説明する。
ドライブレコーダ200の動作について説明する。
図4は、第2の実施形態に係るドライブレコーダ200が起動した後の処理ルーチンを表すフローチャートである。
まず、運転手は、イグニッションスイッチをオンにする。直流電圧(Vcc)が供給されたマイクロコンピュータ101は、動作を開始する。
ステップS41では、マイクロコンピュータ101は、EEPROM108に格納されているドライブレコーダ100の動作情報に関する各種設定値を読み出す。より具体的には、マイクロコンピュータ101は、常時記録地域としてA地域及びB地域の2つの地域が設定された設定値を読み出す。
ステップS42では、マイクロコンピュータ101は、GPS受信部105から現在の車両の位置情報を取得する。
ステップS43では、マイクロコンピュータ101は、ステップS41で読み出した設定値及びステップS42で取得した現在の車両の位置情報に基づいて、車両の現在の位置が常時記録地域の内部に位置しているか否かを判定する。より具体的には、マイクロコンピュータ101は、車両の現在の位置が、常時記録地域であるA地域又はB地域の内部に位置しているか否かを判定する。判定の結果、車両の現在の位置が常時記録地域の内部に位置していると判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS44の処理を実行する。一方、判定の結果、車両の現在の位置が常時記録地域の内部に位置していないと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS42の処理を実行する。
ステップS44では、マイクロコンピュータ101は、常時記録機能をオンにして、常時記録を開始する。
ステップS45では、マイクロコンピュータ101は、GPS受信部105から現在の車両の位置情報を取得する。
ステップS26では、マイクロコンピュータ101は、ステップS41で読み出した設定値及びステップS45で取得した現在の車両の位置情報に基づいて、車両の現在の位置が常時記録地域の外部に位置しているか否かを判定する。より具体的には、マイクロコンピュータ101は、車両の現在の位置が、常時記録地域であるA地域(ステップS25でA地域に位置すると判定した場合。)又はB地域(ステップS25でB地域に位置すると判定した場合。)の外部に位置しているか否かを判定する。判定の結果、車両の現在の位置が常時記録地域の外部に位置していると判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、ステップS47の処理を実行する。一方、判定の結果、車両の現在の位置が常時記録地域の外部に位置していないと判定した場合には、マイクロコンピュータ101は、再度ステップS45の処理を実行する。
ステップS47では、マイクロコンピュータ101は、常時記録機能をオフにして、常時記録を終了する。
以上説明した一連の処理により、トリガ記録機能が常にオン状態とされ、常時記録地域であるA地域及びB地域のいずれかの内部に車両が位置する場合には、常時記録機能がオン状態とされる。即ち、EEPROM108に格納された動作情報に基づいて、常時記録機能のオンオフが切り替えられる。
以下では、実施形態に係るドライブレコーダ100及びドライブレコーダ200の作用及び効果について説明する。
実施形態に係るドライブレコーダ100(200)は、車両に搭載された撮像部としてのカメラ102により取得された画像データを常時記録する常時記録機能と、記録トリガが発生する度に、該記録トリガが発生した時点の前後に亘る時間帯に取得された画像データを記録するトリガ記録機能と、を備えている。そして、常時記録機能のオンオフが切り替え可能である。
このため、ドライブレコーダ100(200)の使用目的に適合するように、常時記録機能が利用される状態と利用されない状態とが切り替えられて使用され得る。例えば、使用者は、事故が多発する地域や時間帯においては常時記録機能を利用して、それ以外の地域や時間帯においては常時記録機能を利用せず、トリガ記録機能のみを利用することができる。この結果、常時記録機能を利用する時間が従来よりも短くなり、記録媒体としてのメモリカード109に格納するデータ量が従来よりも少なくなる。
したがって、実施形態に係るドライブレコーダ100(200)によれば、記録媒体に格納するデータ量の増加を抑制可能なドライブレコーダを提供できる。これにより、ドライブレコーダに搭載する記録媒体の記録容量を小さくでき、製造コストを低減させることができる。また、記録するデータの総量を少なくすることができるため、事務所PCにおけるデータ取り込みに要する時間を短くできる。
また、実施形態に係るドライブレコーダ100(200)は、車両に搭載されたカメラ102により取得された画像データを常時記録する常時記録機能と、記録トリガが発生する度に、該記録トリガが発生した時点の前後に亘る時間帯に取得された画像データを記録するトリガ記録機能とを備えている。そして、常時記録機能のオンオフを切り替える制御部としてのマイクロコンピュータ101と、動作情報を格納した記録部としてのEEPROM108と、を有し、マイクロコンピュータ101が、EEPROM108に格納された動作情報に基づいて、常時記録機能のオンオフを切り替える。
このため、動作情報に基づいて、常時記録機能が利用される状態と利用されない状態とが切り替えられて使用される。この結果、常時記録機能を利用する時間が従来よりも短くなり、記録媒体に格納するデータ量が従来よりも少なくなる。
また、第1の実施形態に係るドライブレコーダ100では、EEPROM108に格納された動作情報が、常時記録機能を使用する時間帯を特定した時間帯情報である。
このため、当該時間帯情報に基づいて、常時記録機能が利用される状態と利用されない状態とが切り替えられて使用される。この結果、常時記録機能を利用する時間が従来よりも短くなり、記録媒体に格納するデータ量が従来よりも少なくなる。
また、第2の実施形態に係るドライブレコーダ200では、EEPROM108に格納された動作情報が、常時記録機能を使用する地域を特定した地域情報である。
このため、当該地域情報に基づいて、常時記録機能が利用される状態と利用されない状態とが切り替えられて使用される。この結果、常時記録機能を利用する時間が従来よりも短くなり、記録媒体に格納するデータ量が従来よりも少なくなる。
また、実施形態に係るドライブレコーダ100(200)では、EEPROM108に格納された動作情報が、外部機器との通信により書き換えられる。
このため、利便性が高い。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、実施形態に係るドライブレコーダでは、常時記録機能のオンオフを切り替えるための動作情報として、時間帯情報と地域情報のいずれか一方のみを利用する構成について説明したが、両情報を複合的に用いる構成としても構わない。この場合には、例えば、特定の時間帯において特定の地域内に車両が位置する場合のみに、常時記録機能がオンに切り替えられる構成としてもよいし、或いは、現時刻が特定の時間帯に属すること及び車両の現在の位置が特定の地域に位置することの少なくとも一方の条件が満たされた場合に、常時記録機能がオンに切り替えられる構成としても構わない。
また、実施形態に係るドライブレコーダでは、マイクロコンピュータ101が、EEPROM108に格納された動作情報に基づいて、常時記録機能のオンオフを切り替える構成としたが、マイクロコンピュータ101が、ドライブレコーダに設けられた操作部(例えば、操作スイッチ。図示せず。)から受け付けた信号に基づいて、常時記録機能のオンオフを切り替える構成としても構わない。この場合には、操作部は、使用者により操作される。即ち、使用者の操作にしたがって、常時記録機能のオンオフが切り替えられる構成としても構わない。このような構成によっても、使用者は、事故が多発する地域や時間帯においては常時記録機能を利用して、それ以外の地域や時間帯においては常時記録機能を利用せず、トリガ記録機能のみを利用することができる。
100 ドライブレコーダ
101 マイクロコンピュータ
102 カメラ
103 加速度センサ
104 速度センサ
105 GPS受信部
106 SDRAM
107 ROM
108 EEPROM
109 メモリカード
110 インタフェース
111 インタフェース
112 インタフェース
200 ドライブレコーダ

Claims (2)

  1. 車両に搭載された撮像部により取得された画像データを常時記録する常時記録機能と、記録トリガが発生する度に前記記録トリガが発生した時点の前後に亘る時間帯に取得された前記画像データを記録するトリガ記録機能と、を制御する制御部と、
    動作情報として前記常時記録機能を使用する常時記録時間帯を格納した記録部と、
    現在の車両の位置情報を取得するためのGPS受信部と、
    事務所システムとの通信を行うための通信部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記トリガ記録機能を常に作動させると共に、
    前記常時記録時間帯においてのみ前記常時記録機能をオン状態とし、それ以外の期間では前記常時記録機能をオフ状態に維持し、
    前記制御部は、
    前記GPS受信部により得られる現在の車両の位置情報と、前記通信部による前記事務所システムとの通信と、を利用して、現在車両が位置する地域における事故が起こり易い時間帯を特定し、前記特定された時間帯を前記常時記録時間帯としてリアルタイムで追加可能であり、
    前記制御部は、
    前記トリガ記録機能に従って記録された前記画像データと、前記常時記録機能に従って記録された前記画像データと、を識別可能であるように記録する、
    ドライブレコーダ。
  2. 前記動作情報が、外部機器との通信により書き換えられる、
    請求項1に記載のドライブレコーダ。
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